JP6287094B2 - 車両警報装置、車両警報方法、車両警報プログラム、及び車両警報システム - Google Patents

車両警報装置、車両警報方法、車両警報プログラム、及び車両警報システム Download PDF

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Description

本発明は、車両警報装置、車両警報方法、車両警報プログラム、及び車両警報システムに関する。
多数の車両による過去の急ブレーキ発生地点を記憶しておき、急ブレーキが多発している地点を特定し、その地点に車両が近づくと、運転手に対して急ブレーキ多発地点を走行中である旨の警告情報を通知する技術がある。
特開2012−59230号公報 特開2008−152364号公報 特開2012−73181号公報
しかしながら、従来では急ブレーキ多発地点であることを警報する際に車両の通行頻度については考慮していないため、不必要に警報している場合がある。
一つの側面として、車両の走行位置に応じて警報を出力する際に不必要な警報を抑制することが目的である。
一つの態様では、車両の走行位置に応じて警報を出力する車両警報方法において、或るエリアにおける或る車両の走行頻度が所定の基準を超える場合に、当該或るエリア内に含まれる第一の地点での警報の当該或る車両における出力を抑制する。また、前記或るエリアにおける車両の走行頻度が所定の基準を下回る場合に、当該第一の地点での警報の当該或る車両における出力を実行する。
一つの側面として、車両の走行位置に応じて警報を出力する際に不必要な警報を抑制することができる、という効果を有する。
第1施形態に係る車両警報システムの構成図である。 第1実施形態に係る車両装置の構成図である。 第1実施形態に係る車両警報装置の構成図である。 地域メッシュ情報の一例を示す図である。 地域メッシュについて説明するための図である。 地点情報の一例を示す図である。 運行情報の一例を示す図である。 運転者活動地域情報の一例を示す図である。 通行頻度について説明するための図である。 急動作発生情報の一例を示す図である。 警報地点の一例を示す図である。 第1実施形態に係る車両警報装置として機能するコンピュータのブロック図である。 第1実施形態に係る車両装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る車両警報装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 警報地点に進入する車両について説明するための図である。 第2実施形態に係る車両装置の構成図である。 第2実施形態に係る車両装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 通行頻度の変更について説明するための図である。 通行頻度の変更について説明するための図である。 通行頻度の変更について説明するための図である。 第2実施形態に係る車両警報装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して開示の技術の第1実施形態を詳細に説明する。
図1には、車両警報システム10が示されている。車両警報システム10は、複数の車両装置12及び車両警報装置14を含んでいる。複数の車両装置12及び車両警報装置14は、無線のネットワーク16を介して接続されている。車両警報システム10は、例えばトラック、タクシー等の業務用の車両の運行管理システムに適用される。
図2に示すように、車両装置12は、制御部18、GPS受信部20、加速度センサ22、タイマ24、音声出力部26、操作表示部27、及び通信部28を含む。
GPS受信部20は、GPS(Global Positioning System)衛星からGPS信号を受信し、車両装置12が搭載された車両の現在位置の緯度及び経度の情報を取得する。
加速度センサ22は、車両装置12が搭載された車両の加速度を検出する。なお、加速度センサ22は、例えば3軸の加速度センサであり、直交するXYZ軸の3方向の加速度を検出する。
タイマ24は、現在日時を取得する。
音声出力部26は、車両警報装置14から送信された警報メッセージを音声、ブザー音等で出力する。
操作表示部27は、各種操作をするための操作ボタン、及び、例えば車両警報装置14から送信された警報メッセージ等の各種メッセージを表示するための表示装置を含み、例えばタッチパネル等で構成する。
なお、音声出力部26及び操作表示部27は、開示の技術における警報部に相当する。
制御部18は、GPS受信部20が取得した緯度経度、加速度センサ22が検出した車両の進行方向の加速度、タイマ24が取得した現在日時、及び車両の運転者に予め付与された運転者IDを運行情報として予め定めた時間毎に車両警報装置14へ送信する。
図3に示すように、車両警報装置14は、情報更新部30及び警報指示部31を含む。また、車両警報装置14は、地域メッシュ情報記憶部36、地点情報記憶部38、運行情報記憶部40、運転者活動地域情報記憶部42、急動作発生情報記憶部44、警報地点情報記憶部46、及び通信部48を含む。警報指示部31は、判定部32及び指示部34を含む。
図4に示すように、地域メッシュ情報記憶部36には、地域メッシュのメッシュコード、始点緯度、始点経度、終点緯度、及び終点経度の対応関係を表す地域メッシュ情報50が予め記憶されている。
地域メッシュ(エリア)とは、緯度・経度に基づいて地域をほぼ同じ大きさの網の目に分けたものであり、地域メッシュを識別するためメッシュコードが予め付与される。ここでは、一例として地域を10km(緯度経度の単位で5分程度)四方に分割した二次メッシュを用いる場合について説明する。このため、本実施形態におけるメッシュコードは二次メッシュコードである。なお、二次メッシュコードに限らず、一次メッシュコード、三次メッシュコードを用いても良い。
図5に示すように、地域メッシュ52は、始点緯度及び始点経度で表される始点位置と、終点緯度及び終点経度で表される終点位置と、を対角線とする矩形領域で表される。
図6に示すように、地点情報記憶部38には、地点No、始点緯度、始点経度、終点緯度、及び終点経度の対応関係を表す地点情報54が予め記憶されている。
地点とは、地域メッシュをさらに小さく分割した領域であり、地域メッシュと同様に、始点緯度及び始点経度で表される始点位置と、終点緯度及び終点経度で表される終点位置と、を対角線とする矩形領域で表される。なお、地点の1辺の長さは一例として90m程度(緯度経度の単位で3秒程度)の長さである。各地点には、固有の地点Noが予め付与される。
図7に示すように、運行情報記憶部40は、運転者ID、現在日時、加速度、現在位置の緯度、現在位置の経度、メッシュコード、及び地点Noを含む運行情報56を記憶する。
図8に示すように、運転者活動地域情報記憶部42は、運転者ID、活動期間、メッシュコード、通行回数、及び通行頻度を含む運転者活動地域情報58を記憶する。ここで、対象期間は、通行回数をカウントした期間であり、図8の例では1ヶ月となっているが、これに限らず、数ヶ月でもよいし、1年以上としてもよい。
通行回数は、メッシュコードで表される地域メッシュの地域を、運転者IDで表される運転者が運転する車両が通行(進入)した回数を表す。通行回数は、メッシュコードで表される地域メッシュに進入する毎に1インクリメントされる。
通行頻度は、例えば通行回数がA以上の場合は「高」、通行回数がB以上で且つA未満を「中」、通行回数が1以上で且つB未満を「低」とする。図9には、各地域メッシュの通行頻度の一例を示した。なお、通行頻度の分け方は、上記に示した分け方に限られるものではない。
情報更新部30は、通行回数を1インクリメントすると共に、インクリメント後の通行回数が「高」、「中」、「低」の何れの通行頻度に属するかを判断し、通行頻度が変更されていれば新しい通行頻度に更新する。
図10に示すように、急動作発生情報記憶部44は、地点No、地点Noに対応した地点を含む地域メッシュのメッシュコード、急動作回数、通行回数、急動作発生率、及び急動作発生率順位を含む急動作発生情報60を記憶する。
急動作回数は、地点Noで表される地点で急動作が発生した回数を全車両分加算した値である。通行回数は、地点Noで表される地点に進入した回数を全車両分加算した値である。
急動作発生率は、急動作回数を通行回数で除算した値である。急動作発生率順位は、急動作発生率の高い順に順位付けしたものである。
図11に示すように、警報地点情報記憶部46は、通行頻度と警報すべき警報地点の急動作発生率順位との対応関係を表した警報地点情報62を記憶する。図11の例では、通行頻度が「高」の場合は、急動作発生率順位が1〜50位までの地点を警報地点として設定している。また、通行頻度が「中」の場合は、急動作発生率順位が1〜100位までの地点を警報地点とし、通行頻度が「低」の場合は、急動作発生率順位が1〜200位までの地点を警報地点として設定している。なお、201位以下の地点については警報対象ではない。
車両が拠点として活動する地域(車両の通行頻度が高い地域)では、その他の地域(車両の通行頻度が低い地域)よりも、急ブレーキ等の急動作の発生頻度が低くなる傾向がある。この傾向は、車両が拠点として活動する地域においては、運転手が急ブレーキ等の急動作が発生する可能性がある道路を予め知っており、そのような地域では予め安全運転を行うよう心がけるためであると考えられる。
このため、警報指示部31は、車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に車両の急動作に関する警報の度合いを低くする。また、警報指示部31は、車両の現在位置における走行頻度が基準未満の場合に、車両の急動作に関する警報の度合いを高くして車両に対して警報指示する。すなわち、警報指示部31は、車両の走行頻度が高い地域ほど警報を実行する警報地点を少なくし、車両の走行頻度が低い地域ほど警報を実行する警報地点を多くする。換言すれば、運転に慣れている地域ほど警報地点を少なくし、運転に慣れていない地域ほど警報地点を多くする。これにより、急ブレーキ等の急動作を警報する際に不必要な警報を抑制することができる。
具体的に、警報指示部31は、判定部32及び指示部34を含む。判定部32は、警報地点情報62を参照し、急動作発生情報60に含まれる急動作発生率順位と運転者活動地域情報58に含まれる通行頻度とに基づいて、急動作を警報すべき警報地点であるか否かを判定する。指示部34は、判定部32が警報すべき判定部警報地点と判定した場合には、急動作に注意すべき警報メッセージを車両装置12に対して送信するよう通信部48に指示する。
車両警報装置14は、例えば図12に示すコンピュータ70で実現することができる。コンピュータ70はCPU72、メモリ74、及び不揮発性の記憶部76を備え、これらはバス78を介して互いに接続されている。
また、記憶部76はHDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等によって実現できる。記録媒体としての記憶部76には、コンピュータ70を車両警報装置14として機能させるための車両警報プログラム80が記憶されている。CPU72は、車両警報プログラム80を記憶部76から読み出してメモリ74に展開し、車両警報プログラム80が有するプロセスを順次実行する。
車両警報プログラム80は、情報更新プロセス82、警報地点判定プロセス84、及び警報指示プロセス86を有する。
CPU72は、情報更新プロセス82を実行することで、図3に示す情報更新部30として動作する。また、CPU72は、警報地点判定プロセス84を実行することで、図3に示す判定部32として動作する。また、CPU72は、警報指示プロセス86を実行することで、図3に示す指示部として動作する。
これにより、車両警報プログラム80を実行したコンピュータ70が、車両警報装置14として機能することになる。なお、車両警報プログラム80は、開示の技術における車両警報プログラムの一例である。また、上記では車両警報プログラム80が記憶部76に予め記憶されている態様を説明したが、開示の技術に係る車両警報プログラム80は、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
なお、車両警報装置14は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に第1実施形態の作用を説明する。まず、車両装置12で実行される処理について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図13に示す処理は、予め定めた時間毎、例えば1秒毎に実行される。
ステップS100では、制御部18が、GPS受信部20から緯度経度を取得する。
ステップS102では、制御部18が、加速度センサ22から車両の進行方向の加速度を取得する。
ステップS104では、制御部18が、タイマ24から現在日時を取得する。
ステップS106では、制御部18が、取得した緯度経度、車両の進行方向の加速度、及び現在日時に運転者IDを加えて運行情報とし、通信部28を介して車両警報装置14に送信する。
ステップS108では、制御部18が、車両警報装置14から急ブレーキ等の急動作に注意するよう運転者に喚起するための警報メッセージを受信したか否かを判断する。そして、車両警報装置14から警報メッセージを受信した場合はステップS110へ移行し、車両警報装置14から警報指示を受信していない場合は本ルーチンを終了する。
ステップS110では、制御部18が、受信した警報メッセージを音声出力部26に出力し、警報メッセージを音声出力させる。また、操作表示部27に警報メッセージを表示させてもよい。これにより、車両の運転者に対して急ブレーキ等の急動作に対する注意を喚起させることができる。
次に、車両警報装置14で実行される処理を図14に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図14に示す処理は、車両装置12が送信した運行情報を通信部48が受信する毎に実行される。以下では、受信した運行情報を受信運行情報と称する。
ステップS200では、情報更新部30が、運行情報記憶部40に記憶された運行情報56を更新する。具体的には、情報更新部30は、地域メッシュ情報記憶部36に記憶された地域メッシュ情報50を参照し、受信運行情報に含まれる緯度経度が属する地域メッシュのメッシュコードを取得する。また、情報更新部30は、地点情報記憶部38に記憶された地点情報54を参照し、受信運行情報に含まれる緯度経度が属する地点の地点Noを取得する。そして、情報更新部30は、取得したメッシュコード及び地点Noを、車両装置12から受信運行情報に加えて運行情報記憶部40に記憶する。これにより、運行情報記憶部40には、各車両装置12から運行情報を受信する毎に、運転者ID毎の運行情報が運行情報記憶部40に蓄積される。
ステップS202では、情報更新部30が、受信運行情報に含まれる運転者IDの運転者が運転する車両に急動作が発生したか否かを判断する。ここでは、一例として急動作が急ブレーキである場合について説明する。急ブレーキとは、単位時間当たり予め定めた速度以上の減速があった場合をいい、一例として1秒当たり10km/s以上の減速があった場合をいう。
従って、情報更新部30は、運行情報記憶部40に記憶された運行情報56を参照し、ステップS200で更新した運転者IDの最新の運行情報に含まれる加速度A1と、当該運転者IDの最新の運行情報の一つ前の運行情報の加速度A2と、を比較する。そして、加速度A1と加速度A2との差分が−10km/s以下の場合に急ブレーキが発生したと判断する。
情報更新部30は、急ブレーキが発生したと判断した場合は、ステップS204へ移行し、急ブレーキが発生していないと判断した場合は、ステップS206へ移行する。
ステップS204では、情報更新部30が、急動作発生情報記憶部44に記憶された急動作発生情報60を更新する。具体的には、情報更新部30は、まず急動作発生情報60の急動作が発生した地点Noの急動作回数を1インクリメントする。次に、急動作回数を通行回数で除算して急動作発生率を算出し、更新する。そして、新たな急動作発生率に基づいて急動作発生率順位を更新する。
ステップS206では、情報更新部30が、受信運行情報に含まれる運転者IDの運転者が運転する車両の現在位置の地域メッシュが切り替わったか否か、すなわち新たな地域メッシュに進入したか否かを判断する。具体的には、情報更新部30は、運行情報56を参照し、受信運行情報に含まれる運転者IDに対応した最新の運行情報に含まれるメッシュコードと、最新の運行情報の一つ前の運行情報に含まれるメッシュコードとが異なるか否かを判断する。そして、両者のメッシュコードが異なれば地域メッシュが切り替わったと判断してステップS208へ移行し、両者のメッシュコードが同じであれば地域メッシュが切り替わっていないと判断してステップS210へ移行する。
ステップS208では、情報更新部30が、運転者活動地域情報記憶部42に記憶された運転者活動地域情報58を更新する。具体的には、情報更新部30は、受信運行情報に含まれる運転者ID及び切り替わった地域メッシュのメッシュコードに対応する運転者活動地域情報の通行回数を1インクリメントして更新し、更新後の通行回数に基づいて通行頻度を判定する。そして、通行頻度が変化していれば新しい通行頻度に更新する。なお、通行頻度を更新した場合、更新した通行頻度を車両装置12に送信し、通行頻度を報知するように指示してもよい。また、更新後の通行頻度が以前の通行頻度の場合は報知せず、更新後の通行頻度がこれにより、運転者は、現在走行中の地域の自身の通行頻度を認識することができ、急動作に対する注意が喚起される。
ステップS210では、情報更新部30が、受信運行情報に含まれる運転者IDが運転する車両の地点が切り替わったか否か、すなわち当該車両が新たな地点に進入したか否かを判断する。具体的には、情報更新部30は、運行情報記憶部40に記憶された運行情報56を参照し、受信運行情報に含まれる運転者IDに対応した最新の運行情報に含まれる地点Noと、最新の運行情報の一つ前の運行情報に含まれる地点Noとが異なるか否かを判断する。そして、両者の地点Noが異なれば地点が切り替わったと判断してステップS212へ移行し、両者の地点Noが同じであれば地点が切り替わっていないと判断して本ルーチンを終了する。
ステップS212では、情報更新部30が、急動作発生情報記憶部44に記憶された急動作発生情報60を更新する。具体的には、切り替わった後の地点の地点Noに対応する急動作発生情報の通行回数を1インクリメントする。次に、急動作回数を、更新後の通行回数で除算することにより急動作発生率を算出して更新し、更新後の急動作発生率に基づいて急動作発生率順位を更新する。
ステップS214では、判定部32が、急動作発生情報60から、切り替わった後の地点の地点Noに対応する急動作発生率順位を読み込む。
ステップS216では、判定部32が、運転者活動地域情報58から、受信運行情報に含まれる運転者ID及び切り替わった後の地点が属するメッシュコードの通行頻度を読み込む。
ステップS218では、判定部32が、ステップS214で読み込んだ急動作発生率順位と、ステップS216で読み込んだ通行頻度と、に基づいて、切り替わった後の地点は警報が必要か否かを判断する。具体的には、判定部32は、警報地点情報62を参照して、ステップS216で読み込んだ通行頻度に対応する急動作発生率順位内に、ステップS214で読み込んだ急動作発生率順位が含まれるか否かを判断する。そして、ステップS216で読み込んだ通行頻度に対応する急動作発生率順位内に、ステップS214で読み込んだ急動作発生率順位が含まれる場合は警報が必要と判断してステップS220へ移行する。一方、ステップS216で読み込んだ通行頻度に対応する急動作発生率順位内に、ステップS214で読み込んだ急動作発生率順位が含まれない場合は警報が不要と判断して本ルーチンを終了する。
ステップS220では、車両警報装置14に運行情報を送信した車両装置12に対して、急動作に対して注意を喚起するための警報メッセージを送信する。
これにより、車両装置12では、例えば図15に示すように、受信運行情報に含まれる運転者IDが運転する車両90が、警報対象の地点92に進入すると、車両90の運転者に対して警報メッセージが音声や文字等で発せられる。このため、運転者は、走行中の地点で急動作の発生が多いことを認識することができ、急動作に対して注意が喚起される。
また、通行頻度が高くなるに従って警報地点が少なくなるように、急動作発生率順位が上位の地点を警報地点として設定し、通行頻度が低くなるに従って警報地点が多くなるように、急動作発生率順位が下位の地点も含むように警報地点として設定している。すなわち運転に慣れている地域では、急動作発生率順位が高い地点だけ警報し、通行頻度が低い場合、すなわち運転に慣れていない地域では、急動作発生率順位が低い地点についても警報するため、不必要な警報を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、開示の技術の第2実施形態について説明する。なお、車両警報装置14の装置構成は第1実施形態と同一であるので説明は省略する。
第2実施形態では、運転者活動地域情報58の通行頻度をユーザーが変更する形態について説明する。
図16には、第2実施形態に係る車両装置12Aの構成を示した。図16に示す車両装置12Aが図2に示す車両装置12と異なるのは、地図情報記憶部29が設けられている点であり、その他の構成は同一であるので説明は省略する。
地図情報記憶部29には、操作表示部27に地図を表示するための地図データベース及び車両警報装置14の地域メッシュ情報記憶部36に記憶された地域メッシュ情報50と同一の情報を含む地図情報が予め記憶されている。
次に第2実施形態の作用を説明する。まず、車両装置12で実行される処理について、図17に示すフローチャートを参照して説明する。図17に示す処理が図13に示す処理と異なるのは、ステップS112〜S116の処理が追加されている点であり、その他の処理は第1実施形態と同一であるので説明は省略する。
図17に示すように、ステップS112では、制御部18が、通行頻度の変更要求があったか否かを判断する。車両装置12のユーザーは、操作表示部27を操作し、車両装置12が搭載された車両の運転者の運転者IDに対応した運転者活動地域情報の通行頻度の変更を指示することができる。
ステップS114では、制御部18が、車両警報装置14に対して、車両装置12Aの運転者の運転者IDに対応する運転者活動地域情報を送信するよう通信部28を介して要求する。
ステップS116では、車両警報装置14から運転者活動地域情報を受信したか否かを判断し、受信した場合はステップS118へ移行し、受信していない場合は受信するまで待機する。
ステップS118では、制御部18が、通行頻度の設定処理を実行する。具体的には、制御部18は、地図情報記憶部29から地図情報を読み込んで操作表示部27に表示する。このとき、図18に示すように、地図を地域メッシュ94で区画して表示すると共に、受信した運転者活動地域情報の通行頻度を網掛け表示する等して、地域メッシュ毎の通行頻度の違いが認識できるように表示する。
車両装置12Aのユーザーは、操作表示部27を操作して、通行頻度を変更したい地域メッシュをタッチすることにより選択する。図18に示すように、選択された地域メッシュ94Aは、一例として太枠で表示されたり、他の地域メッシュと異なる色で表示されたりする等して強調表示される。
そして、ユーザーが通行頻度の変更を指示するための予め定めた操作をすると、制御部18は、図19に示すような通行頻度の設定画面96を操作表示部27に表示させる。図18、19に示すように、選択された地域メッシュ94の通行頻度は「走行なし」に設定されている。なお、図19では、「走行なし」のラジオボタン96Aが選択され、黒丸で表示されている。そして、例えば通行頻度を「中頻度」に設定したい場合は、「中頻度」のラジオボタンをタッチする。これにより、設定画面98に示すように、通行頻度が「中頻度」に変更され、図20に示すように、選択された地域メッシュ94Aの通行頻度が「中頻度」に変更される。
ステップS120では、制御部18が、変更された通行頻度を車両警報装置14に通信部28を介して送信する。
次に、車両警報装置14で実行される処理について、図21に示すフローチャートを参照して説明する。図21に示す処理が図14に示す処理と異なるのは、ステップS222〜S228の処理が追加されている点であり、その他の処理は第1実施形態と同一であるので説明は省略する。
ステップS222では、情報更新部30が、車両装置12から運転者活動地域情報を送信するよう要求があったか否かを判断し、要求があった場合はステップS224へ移行し、要求がなかった場合は本ルーチンを終了する。
ステップS224では、情報更新部30が、運転者活動地域情報記憶部42から、要求があった運転者IDの運転者活動地域情報を読み出して車両装置12へ通信部48を介して送信する。
ステップS226では、車両装置12から変更のあった通行頻度を受信したか否かを判断し、変更後の通行頻度を受信した場合はステップS228へ移行し、変更後の通行頻度を受信しなかった場合は、受信するまで待機する。
ステップS228では、運転者活動地域情報記憶部42に記憶された運転者活動地域情報58の対応する通行頻度を、ステップS226で受信した変更後の通行頻度に更新する。
このように、通行頻度の変更を受け付け、受け付けた変更後の通行頻度で運転者活動地域情報を更新する。従って、ユーザーは通行頻度を変更したい地域メッシュの通行頻度を所望の通行頻度に変更することができる。このため、例えば、最近は通行しておらず通行頻度が「走行なし」となっているが、過去によく通行しており慣れた地域については、通行頻度を例えば「中頻度」に変更することにより、警報地点を減らすことができる。これにより、無駄な警報を抑制することができる。
なお、上記では、急動作として急ブレーキを例に説明したが、急加速、急ハンドルについても開示の技術を適用可能である。
また、開示の技術における車両警報システム10は、トラックやタクシー等の業務用の運行管理システムだけでなく、一般の車両に適用してもよい。例えば、カーナビゲーションシステムに車両装置12を組み込むことにより、一般の車両についても車両警報システム10を適用することが可能である。
また、車両の通行頻度について考慮すると、頻繁に通る道で慎重に運転する運転手もいれば、頻繁に通る道の走行に慣れすぎると、注意散漫になる運転手もいる。頻繁に通る道の走行に慣れすぎたことにより注意散漫になったドライバーに対しては、警報の頻度を上げることにより、運転手の注意散漫の状態を抑制することが可能になる。
運転手の注意散漫の状態を抑制することを可能にするには、例えば、以下のような警報指示部を設ければよい。警報指示部は、車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に車両の急動作に関する警報の度合いを高くして車両に対して警報を指示する。また、警報指示部は、車両の現在位置における走行頻度が基準未満の場合に、車両の急動作に関する警報の度合いを低くして車両に対して警報を指示する。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
車両の走行位置に応じて警報を出力する車両警報方法において、
或るエリアにおける或る車両の走行頻度が所定の基準を超える場合に、当該或るエリア内に含まれる第一の地点での警報の当該或る車両における出力を抑制し、前記或るエリアにおける車両の走行頻度が所定の基準を下回る場合に、当該第一の地点での警報の当該或る車両における出力を実行する
ことを特徴とする車両警報方法。
(付記2)
車両の走行位置に応じて警報を出力する車両警報方法において、
或る車両の走行履歴に基づいて区分される当該或る車両が相対的に走行する頻度が高い第一のエリアと当該或る車両が相対的に走行する頻度が低い第二のエリアとの間で、エリア内の警報出力位置候補の内、警報出力に利用する警報出力位置の抽出基準を異なるものとする
ことを特徴とする車両警報方法。
(付記3)
前記第一のエリアと前記第二のエリアとを識別可能に地図情報として表示し、前記第一のエリアまたは前記第二のエリアの全体エリアまたは部分エリアについて走行頻度を変更する入力を受付け、前記全体エリアまたは部分エリアについて変更された走行頻度に応じた警報位置の抽出基準を適用する
ことを特徴とする付記2記載の車両警報方法。
(付記4)
前記車両が前記第一のエリアから前記第二のエリアに移動する場合または前記第二のエリアから前記第一のエリアに移動する場合に当該車両において通知を行う
付記2又は付記3記載の車両警報方法。
(付記5)
車両の走行位置に応じて警報を出力する車両警報装置において、
或るエリアにおける或る車両の走行頻度が所定の基準を超える場合に、当該或るエリア内に含まれる第一の地点での警報の当該或る車両における出力を抑制し、前記或るエリアにおける車両の走行頻度が所定の基準を下回る場合に、当該第一の地点での警報の当該或る車両における出力を実行する
ことを特徴とする車両警報装置。
(付記6)
車両の走行位置に応じて警報を出力する車両警報装置において、
或る車両の走行履歴に基づいて区分される当該或る車両が相対的に走行する頻度が高い第一のエリアと当該或る車両が相対的に走行する頻度が低い第二のエリアとの間で、エリア内の警報出力位置候補の内、警報出力に利用する警報出力位置の抽出基準を異なるものとする
ことを特徴とする車両警報装置。
(付記7)
前記第一のエリアと前記第二のエリアとを識別可能に地図情報として表示し、前記第一のエリアまたは前記第二のエリアの全体エリアまたは部分エリアについて走行頻度を変更する入力を受付け、前記全体エリアまたは部分エリアについて変更された走行頻度に応じた警報位置の抽出基準を適用する
ことを特徴とする付記6記載の車両警報装置。
(付記8)
前記車両が前記第一のエリアから前記第二のエリアに移動する場合または前記第二のエリアから前記第一のエリアに移動する場合に当該車両において通知を行う
付記6又は付記7記載の車両警報装置。
(付記9)
コンピュータに、車両の走行位置に応じて警報を出力することを含む処理を実行させるための車両警報プログラムにおいて、
或るエリアにおける或る車両の走行頻度が所定の基準を超える場合に、当該或るエリア内に含まれる第一の地点での警報の当該或る車両における出力を抑制し、前記或るエリアにおける車両の走行頻度が所定の基準を下回る場合に、当該第一の地点での警報の当該或る車両における出力を実行する
ことを特徴とする車両警報プログラム。
(付記10)
コンピュータに、車両の走行位置に応じて警報を出力することを含む処理を実行させるための車両警報プログラムにおいて、
或る車両の走行履歴に基づいて区分される当該或る車両が相対的に走行する頻度が高い第一のエリアと当該或る車両が相対的に走行する頻度が低い第二のエリアとの間で、エリア内の警報出力位置候補の内、警報出力に利用する警報出力位置の抽出基準を異なるものとする
ことを特徴とする車両警報プログラム。
(付記11)
車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に前記車両の急動作に関する警報の度合いを低くし、前記車両の現在位置における走行頻度が前記基準未満の場合に、前記車両の急動作に関する警報の度合いを高くして前記車両に対して警報を指示する警報指示部
を備えた車両警報装置
(付記12)
前記警報指示部は、前記車両の走行頻度が高い地域ほど前記警報を実行する警報地点を少なくし、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点を多くする
付記11記載の車両警報装置。
(付記13)
前記警報指示部は、
前記車両の予め定めた急動作の発生頻度が予め定めた地点毎に記録された急動作発生情報と、前記車両の通行頻度が前記地域毎及び前記車両の運転者毎に記録された運転者活動地域情報と、に基づいて、前記車両の現在位置が前記急動作を警報すべき警報地点であるか否かを、前記車両の通行頻度が高い地域ほど前記警報地点が少なくなり、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点が多くなるように、前記運転者毎に判定する判定部と、
前記運転者が運転する車両が前記警報地点に進入した場合に、前記警報地点に進入した車両に対して前記急動作に関する警報を指示する指示部と、
を備えた付記11又は付記12記載の車両警報装置。
(付記14)
前記急動作発生情報は、前記地点の前記急動作の発生率の順位を表す急動作発生率順位を含み、
前記判定部は、前記通行頻度が高くなるに従って前記警報地点が少なくなるように、前記急動作発生率順位が上位の地点を前記警報地点として判定し、前記通行頻度が低くなるに従って前記警報地点が多くなるように、前記急動作発生率順位が下位の地点も含むように前記警報地点として判定する
付記13記載の車両警報装置。
(付記15)
前記指示部は、前記車両の現在位置が属する地域が切り替わり、且つ、切り替わった後の前記地域の通行頻度が変化した場合に、変化後の通行頻度を報知するよう前記車両に対して指示する
を備えた付記13又は付記14記載の車両警報装置。
(付記16)
前記通行頻度の変更を受け付け、受け付けた変更後の通行頻度で前記運転者活動地域情報を更新する情報更新部
を備えた付記13〜付記15の何れかに記載の車両警報装置。
(付記17)
車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に前記車両の急動作に関する警報の度合いを低くし、前記車両の現在位置における走行頻度が前記基準未満の場合に、前記車両の急動作に関する警報の度合いを高くして前記車両に対して警報を指示する
ことを含む車両警報方法。
(付記18)
前記車両の走行頻度が高い地域ほど前記警報を実行する警報地点を少なくし、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点を多くする
付記17記載の車両警報方法。
(付記19)
前記車両の予め定めた急動作の発生頻度が予め定めた地点毎に記録された急動作発生情報と、前記車両の通行頻度が前記地域毎及び前記車両の運転者毎に記録された運転者活動地域情報と、に基づいて、前記車両の現在位置が前記急動作を警報すべき警報地点であるか否かを、前記車両の通行頻度が高い地域ほど前記警報地点が少なくなり、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点が多くなるように、前記運転者毎に判定し、
前記運転者が運転する車両が前記警報地点に進入した場合に、前記警報地点に進入した車両に対して前記急動作に関する警報を指示する
付記17又は付記18記載の車両警報方法。
(付記20)
前記急動作発生情報は、前記地点の前記急動作の発生率の順位を表す急動作発生率順位を含み、
前記通行頻度が高くなるに従って前記警報地点が少なくなるように、前記急動作発生率順位が上位の地点を前記警報地点として判定し、前記通行頻度が低くなるに従って前記警報地点が多くなるように、前記急動作発生率順位が下位の地点も含むように前記警報地点として判定する
付記19記載の車両警報方法。
(付記21)
前記車両の現在位置が属する地域が切り替わり、且つ、切り替わった後の前記地域の通行頻度が変化した場合に、変化後の通行頻度を報知するよう前記車両に対して指示する
付記19又は付記20記載の車両警報方法。
(付記22)
前記通行頻度の変更を受け付け、受け付けた変更後の通行頻度で前記運転者活動地域情報を更新する
付記19〜付記21の何れかに記載の車両警報方法。
(付記23)
コンピュータに、
車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に前記車両の急動作に関する警報の度合いを低くし、前記車両の現在位置における走行頻度が前記基準未満の場合に、前記車両の急動作に関する警報の度合いを高くして前記車両に対して警報を指示する
ことを含む処理を実行させるための車両警報プログラム。
(付記24)
車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に前記車両の急動作に関する警報の度合いを低くし、前記車両の現在位置における走行頻度が前記基準未満の場合に、前記車両の急動作に関する警報の度合いを高くして前記車両に対して警報を指示する警報指示部を含む車両警報装置と、
前記車両警報装置から警報が指示された場合に前記急動作に関して警報する警報部を含む車両装置と、
を含む車両警報システム。
10 車両警報システム
12、12A 車両装置
14 車両警報装置
16 ネットワーク
30 情報更新部
32 判定部
34 警報指示部
36 地域メッシュ情報記憶部
38 地点情報記憶部
40 運行情報記憶部
42 運転者活動地域情報記憶部
44 急動作発生情報記憶部
46 警報地点情報記憶部
70 コンピュータ

Claims (11)

  1. 車両の走行位置に応じて警報を出力する車両警報方法において、
    或る車両の走行履歴に基づいて区分される当該或る車両が相対的に走行する頻度が高い第一のエリアと当該或る車両が相対的に走行する頻度が低い第二のエリアとの間で、エリア内の警報出力位置候補の内、警報出力に利用する警報出力位置の抽出基準を異なるものとし、
    前記第一のエリアと前記第二のエリアとを識別可能に地図情報として表示し、前記第一のエリアまたは前記第二のエリアの全体エリアまたは部分エリアについて走行頻度を変更する入力を受付け、前記全体エリアまたは部分エリアについて変更された走行頻度に応じた警報位置の抽出基準を適用する、
    ことを特徴とする車両警報方法。
  2. 前記車両が前記第一のエリアから前記第二のエリアに移動する場合または前記第二のエリアから前記第一のエリアに移動する場合に当該車両において通知を行う
    請求項記載の車両警報方法。
  3. 車両の走行位置に応じて警報を出力する車両警報装置において、
    或る車両の走行履歴に基づいて区分される当該或る車両が相対的に走行する頻度が高い第一のエリアと当該或る車両が相対的に走行する頻度が低い第二のエリアとの間で、エリア内の警報出力位置候補の内、警報出力に利用する警報出力位置の抽出基準を異なるものとし、
    前記第一のエリアと前記第二のエリアとを識別可能に地図情報として表示し、前記第一のエリアまたは前記第二のエリアの全体エリアまたは部分エリアについて走行頻度を変更する入力を受付け、前記全体エリアまたは部分エリアについて変更された走行頻度に応じた警報位置の抽出基準を適用する、
    ことを特徴とする車両警報装置。
  4. コンピュータに、車両の走行位置に応じて警報を出力することを含む処理を実行させるための車両警報プログラムにおいて、
    或る車両の走行履歴に基づいて区分される当該或る車両が相対的に走行する頻度が高い第一のエリアと当該或る車両が相対的に走行する頻度が低い第二のエリアとの間で、エリア内の警報出力位置候補の内、警報出力に利用する警報出力位置の抽出基準を異なるものとし、
    前記第一のエリアと前記第二のエリアとを識別可能に地図情報として表示し、前記第一のエリアまたは前記第二のエリアの全体エリアまたは部分エリアについて走行頻度を変更する入力を受付け、前記全体エリアまたは部分エリアについて変更された走行頻度に応じた警報位置の抽出基準を適用する、
    ことを特徴とする車両警報プログラム。
  5. 車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に前記車両の急動作に関する警報の度合いを低くし、前記車両の現在位置における走行頻度が前記基準未満の場合に、前記車両の急動作に関する警報の度合いを高くして前記車両に対して警報を指示する警報指示部
    を備え
    前記警報指示部は、
    前記車両の走行頻度が高い地域ほど前記警報を実行する警報地点を少なくし、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点を多くし、
    前記警報指示部は、
    前記車両の予め定めた急動作の発生頻度が予め定めた地点毎に記録された急動作発生情報と、前記車両の通行頻度が地域毎及び前記車両の運転者毎に記録された運転者活動地域情報と、に基づいて、前記車両の現在位置が前記急動作を警報すべき警報地点であるか否かを、前記車両の通行頻度が高い地域ほど前記警報地点が少なくなり、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点が多くなるように、前記運転者毎に判定する判定部と、
    前記運転者が運転する車両が前記警報地点に進入した場合に、前記警報地点に進入した車両に対して前記急動作に関する警報を指示する指示部と、
    を備えた、
    車両警報装置。
  6. 前記急動作発生情報は、前記地点の前記急動作の発生率の順位を表す急動作発生率順位を含み、
    前記判定部は、前記通行頻度が高くなるに従って前記警報地点が少なくなるように、前記急動作発生率順位が上位の地点を前記警報地点として判定し、前記通行頻度が低くなるに従って前記警報地点が多くなるように、前記急動作発生率順位が下位の地点も含むように前記警報地点として判定する
    請求項記載の車両警報装置。
  7. 前記通行頻度の変更を受け付け、受け付けた変更後の通行頻度で前記運転者活動地域情報を更新する情報更新部
    を備えた請求項又は請求項記載の車両警報装置。
  8. 前記指示部は、前記車両の現在位置が属する地域が切り替わり、且つ、切り替わった後の前記地域の通行頻度が変化した場合に、変化後の通行頻度を報知するよう前記車両に対して指示する
    請求項5〜7の何れか1項に記載の車両警報装置。
  9. 車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に前記車両の急動作に関する警報の度合いを低くし、前記車両の現在位置における走行頻度が前記基準未満の場合に、前記車両の急動作に関する警報の度合いを高くして前記車両に対して警報を指示し、
    前記警報を指示することは、
    前記車両の走行頻度が高い地域ほど前記警報を実行する警報地点を少なくし、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点を多くし、
    前記車両の予め定めた急動作の発生頻度が予め定めた地点毎に記録された急動作発生情報と、前記車両の通行頻度が地域毎及び前記車両の運転者毎に記録された運転者活動地域情報と、に基づいて、前記車両の現在位置が前記急動作を警報すべき警報地点であるか否かを、前記車両の通行頻度が高い地域ほど前記警報地点が少なくなり、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点が多くなるように、前記運転者毎に判定し、
    前記運転者が運転する車両が前記警報地点に進入した場合に、前記警報地点に進入した車両に対して前記急動作に関する警報を指示する、
    を含む、
    車両警報方法。
  10. 車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に前記車両の急動作に関する警報の度合いを低くし、前記車両の現在位置における走行頻度が前記基準未満の場合に、前記車両の急動作に関する警報の度合いを高くして前記車両に対して警報を指示し、
    前記警報を指示することは、
    前記車両の走行頻度が高い地域ほど前記警報を実行する警報地点を少なくし、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点を多くし、
    前記車両の予め定めた急動作の発生頻度が予め定めた地点毎に記録された急動作発生情報と、前記車両の通行頻度が地域毎及び前記車両の運転者毎に記録された運転者活動地域情報と、に基づいて、前記車両の現在位置が前記急動作を警報すべき警報地点であるか否かを、前記車両の通行頻度が高い地域ほど前記警報地点が少なくなり、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点が多くなるように、前記運転者毎に判定し、
    前記運転者が運転する車両が前記警報地点に進入した場合に、前記警報地点に進入した車両に対して前記急動作に関する警報を指示する、
    ことを含む、
    処理をコンピュータに実行させるための車両警報プログラム。
  11. 車両の現在位置における走行頻度が予め定めた基準以上の場合に前記車両の急動作に関する警報の度合いを低くし、前記車両の現在位置における走行頻度が前記基準未満の場合に、前記車両の急動作に関する警報の度合いを高くして前記車両に対して警報を指示する警報指示部を含む車両警報装置と、
    前記車両警報装置から警報が指示された場合に前記急動作に関して警報する警報部を含む車両装置と、
    を含み、
    前記警報指示部は、前記車両の走行頻度が高い地域ほど前記警報を実行する警報地点を少なくし、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点を多くし、
    前記警報指示部は、
    前記車両の予め定めた急動作の発生頻度が予め定めた地点毎に記録された急動作発生情報と、前記車両の通行頻度が地域毎及び前記車両の運転者毎に記録された運転者活動地域情報と、に基づいて、前記車両の現在位置が前記急動作を警報すべき警報地点であるか否かを、前記車両の通行頻度が高い地域ほど前記警報地点が少なくなり、前記車両の走行頻度が低い地域ほど前記警報を実行する警報地点が多くなるように、前記運転者毎に判定する判定部と、
    前記運転者が運転する車両が前記警報地点に進入した場合に、前記警報地点に進入した車両に対して前記急動作に関する警報を指示する指示部と、
    を備えた、
    車両警報システム。
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