JP6285754B2 - 空気充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気充填装置、特に、タイヤ組付体のホイールを下方から支持してタイヤ組付体を昇降させるリフタ、及びリフタの上昇によってタイヤの周方向に亘ってビード部の側部に当接して外部から遮蔽するドームを備え、タイヤのビード部とホイールのリムとの間に形成される隙間から高圧空気を供給する空気充填装置に関する。
車両の生産工程において、ホイールにタイヤが組み付けられたタイヤ組付体に空気を充填する場合は、一般に、空気充填装置が用いられる(例えば、特許文献1を参照)。この種の空気充填装置の概略を、図5を用いて説明する。
図示のように、空気充填装置100は、タイヤTのビード部Taが係合するリムWaを有するホイールWを下方から支持してホイールWを昇降させるリフタ101、リフタ101の上昇によってタイヤTの周方向に亘ってビード部Taの側部Tbに当接する端部102aを有する円筒状のドーム102を備える。
このドーム102の端部102aが、タイヤTの周方向に亘ってビード部Taの側部Tbに当接すると、図示しない空気ポンプから空気導入部103を介してドーム102に高圧空気が供給され、ドーム102の端部102aがビード部Taの側部Tbに当接することによってタイヤTのビード部TaとホイールWのリムWaとの間に形成された隙間から、タイヤ組付体TRに高圧空気が供給される。
その後、リフタ101を下降させることによって、ビード部Taの側部Tbがドーム102の端部102aから離間して、タイヤTのビード部TaとホイールWのリムWaとの間に形成された隙間が閉塞される。
特公平2−46402号公報
しかし、タイヤ組付体は、例えば、タイヤの硬度や、タイヤ及びホイールの形状、寸法等によって、異なる仕様のものが種々存在していることから、異なる仕様のタイヤ組付体ごとに、タイヤのビード部にドームが当接するタイミングや、ビード部とドームとの当接が解除されるタイミングが変動することが想定される。
従って、上記のような空気充填装置によると、異なる仕様のタイヤ組付体ごとに、ビード部にドームが当接する、あるいは当接が解除されるタイミングが変動することによって、充填される空気圧にバラツキが生じたり、ビード部がホイールに密着しない不具合が発生したりする等、タイヤ組付体の組付品質が低下することが懸念される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、異なる仕様のタイヤ組付体であっても、充填される空気圧のバラツキやビード部がホイールに密着しない不具合の発生といった組付品質の低下を招くことのない、タイヤの空気充填装置を提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明による空気充填装置は、タイヤ及び該タイヤのビード部がリムに係合したホイールを有するタイヤ組付体の前記ホイールを下方から支持して前記タイヤ組付体を昇降させるリフタ、該リフタの上昇によって前記タイヤの周方向に亘って前記ビート部の側部に当接して外部から遮断するドームを備え、該ドームが前記ビード部の側部に当接することによって前記タイヤのビード部と前記ホイールの前記リムとの間に形成された隙間から前記タイヤ組付体に前記空気が充填され、該空気が充填された後に前記リフタを下降させて前記ドームと前記ビード部の側部との当接を解除する空気充填装置において、前記リフタの高さ位置を検出して検出信号を出力するリフタ位置検出手段と、前記リフタ下降速度を調整する下降速度調整手段と、前記リフタ位置検出手段の検出信号に基づいて前記下降速度調整手段による前記リフタの下降速度を制御する制御手段と、備え、前記制御手段は、前記タイヤ組付体に空気を充填する際の前記リフタのリフタ高さ位置として前記タイヤ組付体の仕様に応じて予め設定された空気充填位置、前記リフタを下降させて前記ドームと前記ビート部の側方との当接を解除する際のリフタ下降速度として前記タイヤ組付体の仕様に応じて予め設定された第1下降速度、及び前記第1下降速度よりも高速の第2下降速度で下降を開始させる際の前記リフタのリフタ高さ位置として予め設定された第2下降速度開始位置が設定され、前記リフタ位置検出手段で検出されたリフタの高さ位置が前記空気充填位置から前記第2下降速度開始位置までは前記下降速度調整手段による前記リフタの下降速度を前記第1下降速度に制御し、前記リフタ位置検出手段で検出されたリフタの高さ位置が前記第2下降速度開始位置以降は前記下降速度調整手段による前記リフタの下降速度を前記第2下降速度に制御することを特徴とする。
この構成によれば、リフタを下降させてドームとビード部の側部との当接を解除する際の第1下降速度が、タイヤ組付体の仕様に応じて制御手段に予め設定されている。これにより、リフタを下降させてドームとタイヤのビード部の側部との当接を解除する際に、リフタが第1下降速度で下降されることから、タイヤ組付体の仕様に応じて、ドームとタイヤのビード部の側部との当接が解除される。
その結果、タイヤ組付体の仕様が異なる場合であっても、タイヤのビード部がホイールに密着しない組付不良が発生することが抑制される。
一方、タイヤ組付体の仕様に基づいた所望の空気圧で高圧空気が充填された状態で、タイヤ組付体の仕様に基づいて予め設定された第1下降速度によってリフタを下降させることから、タイヤ組付体の仕様が異なる場合であっても、空気圧にバラツキが生じることがない。
従って、タイヤ組付体の仕様に応じて適切に高圧空気を充填して安定した空気圧を得ることができるとともに、ビード部の密着不良の発生を効果的に抑制することができることから、タイヤ組付体の組付品質を良好に保持することができる。
この構成によれば、リフタ位置検出手段は、タイヤ組付体の仕様に応じて設定された昇降位置にリフタが位置決めされると、リフタのリフタ高さを検出し、この検出信号を制御手段に入力する。制御手段は、入力された検出信号に基づいて、リフタを第1下降速度で下降するように制御する。
従って、リフタ位置検出手段が昇降位置を検出することによって、タイヤ組付体の仕様に応じた第1下降速度において、リフタを下降させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の空気充填装置において、前記リフタは、加圧によって上昇する方向に移動するとともに減圧によって下降する方向に移動するピストンを有するリフトシリンダを備えたリフトシリンダ機構によって前記タイヤ組付体を昇降させ、前記リフトシリンダ機構は、前記リフタが第1下降速度で下降された後に前記リフトシリンダ内に高圧空気を供給して、前記第1下降速度に連続するとともに該第1下降速度に対して高速の第2下降速度で前記リフタを下降させることを特徴とする。
この構成によれば、第1下降速度と連続する第2下降速度でリフタを下降させる際に、リフトシリンダ内に高圧空気を供給して高速の第2下降速度で下降させることから、車両の生産工程において、タイヤ組付体の内部に高圧空気を充填する際の作動サイクルの増大を招くことがなく、タイヤ組付体の組付効率が向上する。
この発明によれば、タイヤ組付体に高圧空気を充填するに際し、タイヤ組付体の仕様の相違に影響されずに、適切に高圧空気を充填して安定した空気圧を得ることができ、かつビード部の密着不良の発生を効果的に抑制することができる。従って、タイヤ組付体の組付品質を良好に保持することができる。
本発明の実施の形態に係る空気充填装置の概略を説明する概念図である。 同じく、本実施の形態に係る空気充填装置によってタイヤ組付体に空気を充填する工程を示したフローチャートである。 同じく、本実施の形態に係る空気充填装置によって昇降するリフタの高さ位置の変動状態を示す図である。 図3のA部の拡大図である。 空気充填装置のリフタ及びドームの概略、及び空気充填装置によって空気が充填されるタイヤ組付体の概略を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る空気充填装置1の概略を説明する概念図である。図示のように、空気充填装置1は、タイヤT及びタイヤTのビード部TaがリムWaに係合したホイールWを有するタイヤ組付体TRに空気を充填する装置である。
この空気充填装置1は、タイヤ組付体TRのホイールWを下方から支持してタイヤ組付体TRを昇降させるリフタ2、リフタ2の上昇によってタイヤTの周方向に亘ってビード部Taの側部Tbに当接して外部から遮蔽するドーム4を有するインフレータ3を備える。
リフタ2は、リフタ制御機構10によって昇降せしめられて、ドーム4に対して近接あるいは離間する。このリフタ制御機構10は、エアハイドロコンバータ機構20、リフトシリンダ機構30、エアハイドロコンバータ機構20とリフトシリンダ機構30との間の油圧を調整する油圧回路40、及び下降速度調整機構50を主要構成として備える。
エアハイドロコンバータ機構20は、例えば高圧エアコンプレッサによって構成される高圧空気第1供給部21、高圧空気第1供給部21と接続される高圧供給弁22、高圧供給弁22を介して供給される高圧空気Pの空気圧を油圧に変換するエアハイドロコンバータ23、及びエアハイドロコンバータ23に供給された空気を排出する高圧排出弁24を備える。
リフトシリンダ機構30は、例えば高圧エアコンプレッサによって構成される高圧空気第2供給部31、高圧空気第2供給部31と接続される高圧供給弁32、高圧供給弁32を介して高圧空気Pが供給されるリフトシリンダ33、及びリフトシリンダ33に供給された高圧空気Pを排出する高圧排出弁34を備える。
リフトシリンダ33は、一端にリフタ2が設けられたロッド33aを備え、このロッド33aの他端にはピストン33bが設けられている。このピストン33bによって、空気圧が付与される第1圧力室33cと油圧が付与される第2圧力室33dとにシリンダ内が区画される。
この第2圧力室33dに油圧が付与されて加圧されると、ピストン33bが上昇してリフタ2が上昇し、第2圧力室33dが減圧されるとピストン33bが下降してリフタ2が下降する。
油圧回路40は、エアハイドロコンバータ機構20とリフトシリンダ機構30との間の油圧を調整する回路であり、本実施の形態では、第1油圧回路41、第2油圧回路42及び第3油圧回路43を備える。
第1油圧回路41は、エアハイドロコンバータ23からリフトシリンダ33に向かって、電磁弁41a、電磁弁41b及び電磁弁41cが順に配列される。
第2油圧回路42及び第3油圧回路43は、第1油圧回路41の電磁弁41cと並列に配置されて第1油圧回路41の油圧を調整する。
第2油圧回路42は、エアハイドロコンバータ23からリフトシリンダ33に向かって、可変オリフィス42a及び電磁弁42bが順に配列され、第3油圧回路43は、エアハイドロコンバータ23からリフトシリンダ33に向かって、可変オリフィス43a及び電磁弁43bが順に配列される。
下降速度調整機構50は、リフタ位置検出手段であるパルスエンコーダ51、パルスエンコーダ51と接続された制御手段である制御コントロールユニット52、制御コントロールユニット52によって駆動が制御されるサーボモータ53、及びサーボモータ53の駆動力により回転するボールネジ54aを有する下降速度調整シリンダ54、下降速度調整シリンダ54と接続されて第1油圧回路41に接続する電磁弁55を備える。
本実施の形態では、このサーボモータ53及び下降速度調整シリンダ54によって、下降速度調整手段が構成される。
パルスエンコーダ51は、リフトシリンダ33のピストン33bの上昇あるいは下降に基づいてリフタ2の昇降位置を検出する位置センサであり、本実施の形態では、ピストン33bが昇降位置H0〜H3に到達した際に、この位置をリフタ2の昇降位置として検出する。
昇降位置H0は、本実施の形態では、リフタ2の下限位置として設定されており、シリンダ内におけるピストン33bの下限位置に相当する。
昇降位置H1は、空気の充填が完了したタイヤ組付体TRを支持したリフタ2を、後述する第2下降速度V2で下降を開始させるリフタ2のリフタ高さ位置である第2下降速度開始位置として設定されている。
本実施の形態では、ホイールWのホイール高さが相違することに基づいて仕様が異なるタイヤ組付体TRごとに相違した昇降位置H1が、それぞれ設定されている。
昇降位置H2は、リフタ2に支持されたタイヤ組付体TRに空気を充填する際のリフタ2のリフタ高さ位置である空気充填位置として設定されており、本実施の形態では、ホイールWのホイール高さが相違することに基づいて仕様が異なるタイヤ組付体TRごとに相違した昇降位置H2が、それぞれ設定されている。
この昇降位置H2は、具体的には、ホイール高さが相違するホイールWごとに、タイヤTのビード部Taの側部Tbがインフレータ3のドーム4に当接する位置が、昇降位置H2として設定されている。
さらに、昇降位置H3は、タイヤ組付体TRの仕様に基づいた昇降位置H2を超えてリフタ2が上昇した際に、空気充填位置である昇降位置H2までリフタ2を下降させるように要求する下降要求位置として設定されている。
本実施の形態では、ホイールWのホイール高さが相違することに基づいて仕様が異なるタイヤ組付体TRごとに相違した昇降位置H3が、それぞれ設定されている。
パルスエンコーダ51は、検出した昇降位置H0〜H3に基づいた検出信号をパルス信号として、制御コントロールユニット52に入力する。
制御コントロールユニット52には、リフタ2を下降させてドーム3とタイヤ組付体TRのタイヤTにおけるビード部Taの側部Tbとの当接を解除する際のリフタ2の下降速度である第1下降速度V1が、異なる仕様のタイヤ組付体TRごとに予め設定されている。
第1下降速度V1は、本実施の形態では、ホイールWのホイール高さが相違することに基づいて仕様が異なるタイヤ組付体TRごとにリフタ2の下降速度が相違するようにそれぞれ設定されており、本実施の形態では、仕様が異なるタイヤ組付体TRごとに相違したリフタ2の昇降位置H2が、それぞれ関連づけられている。
この第1下降速度は、本実施の形態では、入力インターフェースである操作パネル52aを介して制御コントロールユニット52に入力され、入力された第1下降速度V1は、表示パネル52bに表示される。
制御コントロールユニット52は、パルスエンコーダ51から昇降位置H0に基づいた検出信号が入力されると、パルスエンコーダ51が検出したリフタ2の昇降位置H0に基づいた制御信号を、サーボモータ53、電磁弁41b、電磁弁41c、電磁弁55及び高圧供給弁32に入力する。
制御コントロールユニット52は、パルスエンコーダ51から昇降位置H1に基づいた検出信号が入力されると、パルスエンコーダ51が検出したリフタ2の昇降位置H1に基づいた制御信号を、サーボモータ53、電磁弁41a、電磁弁55、高圧供給弁32及び高圧排出弁34に入力する。
一方、制御コントロールユニット52は、パルスエンコーダ51から昇降位置H2に基づいた検出信号が入力されると、パルスエンコーダ51が検出したリフタ2の昇降位置H2に基づいた制御信号を、サーボモータ53、電磁弁41c及び電磁弁55に入力する。
具体的には、昇降位置H2に基づいた検出信号が入力された場合には、昇降位置H2と関連づけられて予め設定された第1下降速度V1に基づく制御信号を、サーボモータ53、電磁弁41c及び電磁弁55に入力する。
さらに、制御コントロールユニット52は、パルスエンコーダ51から昇降位置H3に基づいた検出信号が入力されると、パルスエンコーダ51が検出したリフタ2の昇降位置H3に基づいた制御信号を、電磁弁41c、第3油圧回路43の電磁弁43b、高圧供給弁22及び高圧排出弁24に入力する。
サーボモータ53は、制御コントロールユニット52から入力された制御信号に基づいて駆動し、この駆動力が下降速度調整シリンダ54に伝達される。
下降速度調整シリンダ54は、一端がサーボモータ53に連結されたボールネジ54aを備える。このボールネジ54aには、ボールネジ54aの軸方向に沿って往復移動するピストン54bが設けられている。
このピストン54bによって、圧力室54cが区画形成され、ピストン54bの移動によって、圧力室54cの容量が変動する。
下降速度調整シリンダ54は、電磁弁55を介して第1油圧回路41の電磁弁41aと電磁弁41bとの間に連結され、圧力室54cの加圧と減圧とが切り替えられる。
上記構成のリフタ制御機構10によって、リフタ2が、インフレータ3のドーム4に対して近接あるいは離間するように昇降せしめられる。
インフレータ3は、本実施の形態では、下部が開口した円筒状に形成されたドーム4を備え、このドーム4の開口端部4aが、タイヤTの周方向に亘ってビード部Taの側部Tbに当接して外部から遮断する。このドーム4の上部には、空気導入部5が形成されている。
さらに、インフレータ3は、ドーム4に形成された空気導入部5を介してドーム4内に高圧空気Pを供給する高圧空気供給部6、及び高圧空気供給部6とドーム4との間に高圧供給弁7を備える。高圧空気供給部6は、例えば高圧エアコンプレッサによって構成される。
一方、ドーム4には、ドーム4内に供給された高圧空気Pの圧力を検出する圧力センサ8が設けられている。
このドーム4の開口端部4aが、タイヤTのビード部Taに当接することによってタイヤTのビード部TaとホイールWのリムWaとの間に形成された隙間から、ドーム4内に供給された高圧空気Pがタイヤ組付体TRの内部に充填される。
タイヤ組付体TRに高圧空気Pを充填する際には、圧力センサ8が、タイヤ組付体TRの仕様に基づいて予め設定された所望の空気圧に到達したか否かを検出する。
このように、圧力センサ8が高圧空気Pの所定の圧力を検知すると、高圧供給弁7が閉鎖され、高圧空気供給部6からの高圧空気Pの供給が停止される。
次に、本実施の形態に係る空気充填装置1によって、タイヤ組付体TRに高圧空気Pを充填する工程について説明する。本実施の形態では、ホイールWのホイール高さが相違することによってそれぞれ仕様が異なるタイヤ組付体TR1、TR2及びTR3に高圧空気を充填する場合を例として説明する。
なお、本工程の説明に際して、タイヤ組付体TR1における昇降位置H1〜H3をそれぞれH1a〜H3aと表し、第1下降速度V1及び第2下降速度V2をそれぞれV1a及びV2aと表す。
同様に、タイヤ組付体TR2における昇降位置H1〜H3をそれぞれH1b〜H3bと表し、第1下降速度V1及び第2下降速度V2をそれぞれV1b及びV2bと表す。
さらに、タイヤ組付体TR3における昇降位置H1〜H3をそれぞれH1c〜H3cと表し、第1下降速度V1及び第2下降速度V2をそれぞれV1c及びV2cと表す。
図2は、空気充填装置1によってタイヤ組付体TR1〜TR3に空気を充填する工程を示したフローチャートであり、図3は、空気充填装置1によって昇降するリフタ2のリフタ高さ位置の変動状態を示す図であり、図4は、図3のA部の拡大図である。
まず、図3及び図4において鎖線で示すタイヤ組付体TR1に、高圧空気Pを充填する工程について説明する。
図2で示すように、ステップS1において、空気充填装置1のリフタ2に、タイヤ組付体TR1をホイールWにおいて装着し、タイヤ組付体TR1をその下方からリフタ2で支持させる。
その後、ステップS2において、第1油圧回路41の電磁弁41a、電磁弁41b及び電磁弁41cを開放し、この状態で、エアハイドロコンバータ機構20の高圧供給弁22を開放して、エアハイドロコンバータ23内に高圧空気第1供給部21から高圧空気Pによる空気圧を供給する。
エアハイドロコンバータ23内に高圧空気Pを供給することによって、エアハイドロコンバータ23内の作動油Oに圧力が付与され、この圧力が付与された作動油Oの油圧によって、第1油圧回路41を介してリフトシリンダ33の第2圧力室33dに作動油Oが供給される。
このとき、リフトシリンダ機構30の高圧排出弁34は開放されていることから、リフトシリンダ33の第2圧力室33dへの作動油Oの供給による油圧によって、リフトシリンダ33の第2圧力室33d内が加圧される。これにより、ピストン33bが加圧方向に移動してリフタ2が高速で上昇する。
リフタ2が上昇する際の速度は、本実施の形態では、高圧空気第1供給部21から供給される高圧空気Pによって、第1下降速度V1aに対して高速となるように制御されている。
ステップS3において、ピストン33bの加圧方向への移動によりリフタ2のリフタ高さ位置が昇降位置H3aに到達した場合は、パルスエンコーダ51が昇降位置H3aを検出し、その検出信号をパルス信号として制御コントロールユニット52に入力する。
この昇降位置H3aは、図3で示すように、リフタ2をタイヤ組付体TR1の仕様に応じて設定された昇降位置H2aまで下降させるように要求する下降要求位置であり、制御コントロールユニット52は、入力された検出信号に基づいて、電磁弁41c、第3油圧回路43の電磁弁43b、高圧供給弁22及び高圧排出弁24に制御信号を入力する。
制御信号の入力によって、ステップS4において、電磁弁41c及び高圧供給弁22が閉鎖されるとともに、電磁弁43b及び高圧排出弁24が開放される。
これにより、リフトシリンダ33の第2圧力室33d内の作動油Oの油圧が、電磁弁43bを介して第3油圧回路43に付与されるとともに、作動油Oの流量が可変オリフィス43aで調節されて、電磁弁41b及び電磁弁41aを介して作動油がエアハイドロコンバータ23内に流入する。
エアハイドロコンバータ23内に作動油Oが流入することによって、高圧排出弁24からエアハイドロコンバータ23内の空気が排出される。これにより、リフトシリンダ33の第2圧力室33d内が減圧されて、ピストン33bが減圧方向に移動してリフタ2が下降する。
ステップS5において、ピストン33bが減圧方向に移動してリフタ2のリフタ高さ位置が昇降位置H2aに到達すると、ステップS6において、電磁弁43b及び電磁弁41aが閉鎖される。これにより、タイヤ組付体TR1は、図3で示すように、タイヤ組付体TR1の仕様に応じて設定された昇降位置H2aに位置決めされるように補正される。
リフタ2のリフタ高さ位置が昇降位置H2aに到達してタイヤ組付体TR1が昇降位置H2aに位置決めされると、パルスエンコーダ51が昇降位置H2aを検出する。
パルスエンコーダ51による昇降位置H2aの検出と同時に、ドーム4の開口端部4aがタイヤTのビード部Taに当接して、タイヤTのビード部TaとホイールWのリムWaとの間に隙間を形成する。
一方、ドーム4の開口端部4aがタイヤTのビード部Taに当接すると、ステップS6において、高圧供給弁7が開放されて高圧空気供給部6からドーム4内に高圧空気Pが供給され、ドーム4内に供給された高圧空気Pが、タイヤTのビード部TaとホイールWのリムWaとの間の隙間を介してタイヤ組付体TR1の内部に充填される。
ステップS7において、タイヤ組付体TR1の内部に高圧空気Pが充填されて、タイヤ組付体TR1の仕様に基づいて予め設定された所望の空気圧に達したことを圧力センサ8が検出した場合は、ステップS8において、高圧供給弁7が閉鎖される。
このとき、昇降位置H2aを検出したパルスエンコーダ51が、その検出信号をパルス信号として制御コントロールユニット52に入力する。
制御コントロールユニット52は、入力された検出信号に基づいて、電磁弁41c及び電磁弁55に制御信号を入力する。この制御信号の入力によって、ステップS9において、電磁弁41c及び電磁弁55が開放される。
一方、制御コントロールユニット52は、入力された検出信号に基づいて、サーボモータ53に制御信号を入力する。
サーボモータ53への制御信号の入力によって、ステップS10において、昇降位置H2aと関連づけられて制御コントロールユニット52に予め設定された第1下降速度V1aに基づいて、サーボモータ53が駆動せしめられる。
サーボモータ53の駆動力によって、下降速度調整シリンダ54のボールネジ54aが回転し、ボールネジ54aの回転によってピストン54bが圧力室54cの容量を増大する方向に移動する。
このピストン54bの移動に追従して、リフトシリンダ33の第2圧力室33d内の作動油Oが、電磁弁41c、電磁弁41b及び電磁弁55を介して下降速度調整シリンダ54の圧力室54cに供給されて油圧が付与される。
これにより、リフトシリンダ33の第2圧力室33d内が減圧されてピストン33bが減圧方向に移動し、図3及び図4で示すように、タイヤ組付体TR1を下方から支持したリフタ2が第1下降速度V1aで下降する。
この第1下降速度V1aは、本実施の形態では、リフタ制御機構10の下降速度調整機構50によって、リフタ2が上昇する際の速度に対して低速となるように制御されている。
リフタ2が第1下降速度V1aで下降することによって、ビード部Taの側部Tbがドーム4の開口端部4aから離間して、タイヤTのビード部TaとホイールWのリムWaとの間に形成された隙間が閉塞される。
ステップS11において、ピストン33bの減圧方向への移動によりリフタ2のリフタ高さ位置が昇降位置H1aに到達した場合は、パルスエンコーダ51が昇降位置H1aを検出し、その検出信号をパルス信号として制御コントロールユニット52に入力する。
検出信号の入力によって、制御コントロールユニット52がサーボモータ53に制御信号を入力し、ステップS12において、サーボモータ53の駆動が停止される。
さらに、制御コントロールユニット52による制御信号の入力によって、ステップS13において、電磁弁55が閉鎖されるとともに電磁弁41aが開放され、かつ高圧排出弁34が閉鎖されるとともに高圧供給弁32が開放される。
高圧供給弁32の開放によって、高圧空気第2供給部31からの高圧空気Pが、高圧供給弁32を介してリフトシリンダ33の第1圧力室33cに供給されて空気圧が付与される。
リフトシリンダ33の第1圧力室33cへの空気圧の付与に伴って、第2圧力室33d内の作動油が電磁弁41c、電磁弁41b及び電磁弁41aを介して第1油圧回路41内に流入し、エアハイドロコンバータ23内に供給される。これにより、エアハイドロコンバータ23に油圧が付与されて、エアハイドロコンバータ23内の空気が高圧排出弁24から排出される。
エアハイドロコンバータ23内の空気が高圧排出弁24から排出されることによって、リフトシリンダ33の第2圧力室33d内が減圧されてピストン33bが減圧方向に移動し、図3及び図4で示すように、タイヤ組付体TR1を下方から支持したリフタ2が、第1下降速度V1aと連続する高速の第2下降速度V2aで下降する。
この第2下降速度V2aは、本実施の形態では、高圧空気第2供給部31から高圧空気Pが供給されることによって、第1下降速度V1aに対して高速となるように制御されている。
ステップS14において、リフタ2が第2下降速度V2で下降してリフタ2のリフタ高さ位置が昇降位置H0に到達した場合は、パルスエンコーダ51が昇降位置H0を検出し、その検出信号をパルス信号として制御コントロールユニット52に入力する。
検出信号の入力によって、制御コントロールユニット52が電磁弁41c、電磁弁41b、電磁弁55及び高圧供給弁32に制御信号を入力し、この制御信号の入力によって、ステップS15において、高圧供給弁32、電磁弁41c及び電磁弁41bが閉鎖されるとともに、電磁弁55が開放される。
電磁弁55の開放によって、電磁弁41a及び電磁弁55を介して下降速度調整シリンダ54の圧力室54cからエアハイドロシリンダ23へ作動油Oが循環可能な状態となる。
このとき、制御コントロールユニット52は、予め設定された回転速度及び回転方向に基づいて、サーボモータ53を駆動する。サーボモータ53の駆動力によって、下降速度調整シリンダ54のボールネジ54aが回転し、ボールネジ54aの回転によって、ピストン54bが圧力室54cの容量を減少させる方向に移動する。
ステップS16において、サーボモータ53が原点を検出するまで回転することによって、初期状態に復帰せしめられる。
その後、ステップS17において、サーボモータ53の駆動力が停止されるとともに、電磁弁41a、電磁弁55及び高圧排出弁24が閉鎖されて、タイヤ組付体TR1への高圧空気Pの充填が完了する。
次に、タイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3に、高圧空気Pを充填する工程について説明する。
ホイールWのホイール高さの相違によりタイヤ組付体TR1と仕様が異なるタイヤ組付体TR2、同様にホイールWのホイール高さの相違によりタイヤ組付体TR1及びTR2と仕様が異なるタイヤ組付体TR3について高圧空気Pを充填する場合は、それぞれの仕様に応じたステップS1〜ステップS17が実行されて、高圧空気Pが充填される。
具体的には、仕様が異なるタイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3ごとに相違した昇降位置H1b〜H3b、H1c〜H3cがそれぞれ設定され、かつ仕様が異なるタイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3ごとに相違した第1下降速度V1b、V1cが予め設定されていることから、以下のステップにおいて、タイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3の仕様に応じたステップが実行される。
ステップS3において、タイヤ組付体TR2を支持したリフタ2のリフタ高さ位置が昇降位置H3bに到達した場合、あるいはタイヤ組付体TR3を支持したリフタ2のリフタ高さ位置が昇降位置H3cに到達した場合は、図3で示すように、タイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3の仕様に応じて設定された昇降位置H2b、H2cまで下降するように補正される。
本実施の形態では、第2油圧回路42の電磁弁42bの開閉や可変オリフィス42aでの作動油Oの流量、あるいは第3油圧回路43の電磁弁43bの開閉や可変オリフィス43aでの作動油Oの流量が調節されて、タイヤ組付体TR2が昇降位置H2bまで下降し、タイヤ組付体TR3が昇降位置H2cまで下降するように制御される。
その後、ステップS6において、タイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3は、図3で示すように、タイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3の仕様に応じてそれぞれ設定された昇降位置H2b、H2cに位置決めされる。
昇降位置H2bに位置決めされて高圧空気Pが供給されたタイヤ組付体TR2を支持したリフタ2、あるいは昇降位置H2cに位置決めされて空気が供給されたタイヤ組付体TR3を支持したリフタ2が下降する場合は、図3及び図4で示すように、ステップS9及びステップS10において、タイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3の仕様に応じてそれぞれ予め設定された第1下降速度V1b、V1cで下降する。
タイヤ組付体TR2を支持したリフタ2が第1下降速度V1bで下降して、タイヤ組付体TR2の仕様に応じた昇降位置H1bに到達すると、ステップS13において、図3及び図4で示すように、タイヤ組付体TR2を支持したリフタ2が、第1下降速度V1bと連続する高速の第2下降速度V2bで下降する。
一方、タイヤ組付体TR3を支持したリフタ2が第1下降速度V1cで下降して、タイヤ組付体TR3の仕様に応じた昇降位置H1cに到達すると、ステップS13において、図3及び図4で示すように、タイヤ組付体TR3を支持したリフタ2が、第1下降速度V1cと連続する高速の第2下降速度V2cで下降する。
上記の各ステップを経て、タイヤ組付体TR2及びタイヤ組付体TR3への高圧空気Pの充填が完了する。
上記構成の空気充填装置1は、下降速度調整機構50によって、リフタ2が上昇する際の速度に対して低速に制御された第1下降速度V1a〜V1cが、ホイールWのホイール高さが相違することによってそれぞれ仕様が異なるタイヤ組付体TR1〜TR3に応じて、制御コントロールユニット52に予め設定されている。
従って、リフタ2を第1下降速度V1a〜V1cで下降させると、タイヤ組付体TR1〜TR3のそれぞれの仕様に応じて、インフレータ3のドーム4の開口端部4aとタイヤTのビード部Taの側部Tbとの当接が解除される。
これにより、異なる仕様のタイヤ組付体TR1〜TR3であっても、タイヤTのビード部TaがホイールWに密着しない組付不良が発生することが抑制される。
一方、タイヤ組付体TR1〜TR3の仕様に基づいてそれぞれ予め設定された所望の空気圧で高圧空気Pが充填された状態で、仕様の異なるタイヤ組付体TR1〜TR3に基づいて予め設定された第1下降速度V1a〜V1cによってリフタ2を下降させて、タイヤ組付体TR1〜TR3を下降させる。
これにより、異なる仕様のタイヤ組付体TR1〜TR3であっても、空気圧にバラツキが生じることがない。
その結果、タイヤ組付体TR1〜TR3に高圧空気Pを充填するに際し、タイヤ組付体TR1〜TR3の仕様の相違に影響されずに、適切に高圧空気を安定的に充填し、かつホイールWへのビード部Taの密着不良を効果的に抑制することができる。従って、タイヤ組付体TR1〜TR3の組付品質を良好に保持することができる。
パルスエンコーダ51は、異なる仕様のタイヤ組付体TR1〜TR3に応じて設定された昇降位置H2a〜H2cにリフタ2が到達すると、リフタ2の昇降位置H2a〜H2cを検出し、この検出信号を制御コントロールユニット52に入力する。
制御コントロールユニット52は、入力された検出信号に基づいて、サーボモータ53、電磁弁41c及び電磁弁55に制御信号に入力する。この制御信号に基づいて、リフタ2が、インフレータ3のドーム4の開口端部4aとタイヤTのビード部Taの側部Tbとの当接を解除する際の第1下降速度V1a〜V1cで下降するように制御される。
すなわち、異なる仕様に応じて設定されたリフタ2の昇降位置H2a〜H2cに基づいた空気充填位置を検出し、検出した空気充填位置である昇降位置H2a〜H2cに基づいて、この昇降位置H2a〜H2cと関連づけられた第1下降速度V1a〜V1cによってリフタ2を下降させる。
これにより、昇降位置H2a〜H2cを検出することによって、タイヤ組付体TR1〜TR3の仕様にそれぞれ適合した第1下降速度V1a〜V1cにおいて、タイヤ組付体TR1〜TR3を下方から支持したリフタ2を下降させることができる。
一方、第1下降速度V1a〜V1cと連続する第2下降速度V2a〜V2cでリフタ2を下降させる際には、リフトシリンダ機構30の高圧空気第2供給部31が、リフトシリンダ33の第1圧力室33cに高圧空気Pを供給することによって、リフタ2を高速の第2下降速度V2a〜V2cで下降させることができる。
従って、車両の生産工程において、第1下降速度V1a〜V1cでリフタ2を下降させた後、第1下降速度V1a〜V1cと連続する第2下降速度V2a〜V2cでリフタ2を高速で下降させることから、タイヤ組付体TR1〜TR3の内部に高圧空気Pを充填する際の作動サイクルの増大を招くことがなく、効率的に高圧空気Pを充填することができ、タイヤ組付体TR1〜TR3の組付効率が向上する。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上記実施の形態では、空気充填装置1で高圧空気Pが充填されるタイヤ組付体TRが、タイヤ組付体TR1〜TR3の3仕様である場合を説明したが、仕様数は適宜に増減することが可能である。
上記実施の形態では、タイヤ組付体TR1〜TR3が、ホイールWのホイール高さが相違することによって仕様が異なる場合を説明したが、例えば、タイヤTの硬度や、タイヤT及びホイールWの形状や寸法等によって仕様が異なるタイヤ組付体TR1〜TR3であってもよい。
1 空気充填装置
2 リフタ
3 インフレータ
4 ドーム
4a 開口端部(端部)
10 リフタ制御機構
20 エアハイドロシリンダ機構
21 高圧空気第1供給部
30 リフトシリンダ機構
31 高圧空気第2供給部
33 リフトシリンダ
40 油圧回路
50 下降速度調整機構
51 ロータリエンコーダ(リフタ位置検出手段)
52 制御コントロールユニット(制御手段)
53 サーボモータ(下降速度調整手段)
54 下降速度調整シリンダ(下降速度調整手段)
H0〜H3 昇降位置
O 作動油
P 高圧空気
T タイヤ
Ta ビード部
Tb 側部
TR、TR1〜TR3 タイヤ組付体
V1 第1下降速度
V2 第2下降速度
W ホイール
Wa リム

Claims (2)

  1. タイヤ及び該タイヤのビード部がリムに係合したホイールを有するタイヤ組付体の前記ホイールを下方から支持して前記タイヤ組付体を昇降させるリフタ、該リフタの上昇によって前記タイヤの周方向に亘って前記ビート部の側部に当接して外部から遮断するドームを備え、該ドームが前記ビード部の側部に当接することによって前記タイヤのビード部と前記ホイールの前記リムとの間に形成された隙間から前記タイヤ組付体に前記空気が充填され、該空気が充填された後に前記リフタを下降させて前記ドームと前記ビード部の側部との当接を解除する空気充填装置において、
    前記リフタの高さ位置を検出して検出信号を出力するリフタ位置検出手段と、
    前記リフタ下降速度を調整する下降速度調整手段と、
    前記リフタ位置検出手段の検出信号に基づいて前記下降速度調整手段による前記リフタの下降速度を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記タイヤ組付体に空気を充填する際の前記リフタのリフタ高さ位置として前記タイヤ組付体の仕様に応じて予め設定された空気充填位置、前記リフタを下降させて前記ドームと前記ビート部の側方との当接を解除する際のリフタ下降速度として前記タイヤ組付体の仕様に応じて予め設定された第1下降速度、及び前記第1下降速度よりも高速の第2下降速度で下降を開始させる際の前記リフタのリフタ高さ位置として予め設定された第2下降速度開始位置が設定され、
    前記リフタ位置検出手段で検出されたリフタの高さ位置が前記空気充填位置から前記第2下降速度開始位置までは前記下降速度調整手段による前記リフタの下降速度を前記第1下降速度に制御し、
    前記リフタ位置検出手段で検出されたリフタの高さ位置が前記第2下降速度開始位置以降は前記下降速度調整手段による前記リフタの下降速度を前記第2下降速度に制御する
    ことを特徴とする空気充填装置。
  2. 前記リフタは、
    加圧によって上昇する方向に移動するとともに減圧によって下降する方向に移動するピストンを有するリフトシリンダを備えたリフトシリンダ機構によって前記タイヤ組付体を昇降させ、
    前記リフトシリンダ機構は、
    前記リフタが第1下降速度で下降された後に前記リフトシリンダ内に高圧空気を供給して、前記第1下降速度に連続するとともに該第1下降速度に対して高速の第2下降速度で前記リフタを下降させることを特徴とする請求項1に記載の空気充填装置。
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