JP6284426B2 - 経路出力装置及び経路出力方法 - Google Patents

経路出力装置及び経路出力方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6284426B2
JP6284426B2 JP2014104501A JP2014104501A JP6284426B2 JP 6284426 B2 JP6284426 B2 JP 6284426B2 JP 2014104501 A JP2014104501 A JP 2014104501A JP 2014104501 A JP2014104501 A JP 2014104501A JP 6284426 B2 JP6284426 B2 JP 6284426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
destination
map
route search
route
candidate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014104501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015219185A (ja
Inventor
亮行 高間
亮行 高間
司 青山
司 青山
潤玉 許
潤玉 許
スミン 郭
スミン 郭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2014104501A priority Critical patent/JP6284426B2/ja
Publication of JP2015219185A publication Critical patent/JP2015219185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6284426B2 publication Critical patent/JP6284426B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、経路出力装置及び経路出力方法に関する。
従来から、ナビゲーション機能を有する装置(例えば、車載可能なナビゲーション装置、ナビゲーションアプリケーションを有するスマートフォン等)においては、タッチパネル等を用いたユーザ操作によって出発地や目的地を設定し、設定された出発地から目的地までの経路を探索する。
例えば、タッチパネルに対するユーザのタッチ操作により、地図画面の任意の位置が指定されると、当該指定された位置を目的地として、現在位置から目的地までの経路を探索するナビゲーション装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、出発地及び目的地を設定する別の方法として、特許文献1に記載の方法以外に、出発地と目的地とをユーザに入力させる方法もある。
特開2006−300522号公報
出発地及び目的地を入力する場合、出発地及び目的地のそれぞれの地点だけを指定するだけでなく、指定した地点が出発地や目的地の何れかであるかを指定する必要もある。例えば、地点を指定し、さらに出発地を示すメニューである「ここからのルート」メニューを指定するなどが考えられる。このように、出発地や目的地の何れかであるかを指定すると、ユーザの入力操作が煩雑になる。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、ユーザの入力負荷を軽減する、経路出力装置及び経路出力方法を提供することを目的とする。
本発明に係る経路出力装置は、地図情報を表示する地図情報表示手段と、地図情報表示手段により表示された地図から複数座標の指定を受け付ける指定受付手段と、指定受付手段により受け付けられた複数の座標に基づいた位置を、出発地又は目的地の候補位置に決定する候補位置決定手段と、候補位置決定手段により決定された複数の候補位置の内、予め定められた基準に基づいて第1の点を出発地に設定し、第2の点を目的地に設定する位置設定手段と、位置設定手段により設定された出発地及び目的地を用いた経路探索の結果を取得する経路探索結果取得手段と、経路探索結果取得手段により取得された経路探索結果を出力する経路探索結果出力手段と、過去の経路探索において用いられた出発地及び目的地の情報を履歴情報として記憶する履歴情報記憶手段と、を備え、前記位置設定手段は、複数の候補位置の内、履歴情報に対応する位置がある場合、当該候補位置が過去に出発地又は目的地として経路探索されたことに基づいた基準により、出発地及び目的地を設定する
本発明に係る経路出力方法は、経路出力装置で実行される経路出力方法であって、地図情報を表示する地図情報表示ステップと、地図情報表示ステップにおいて表示された地図から複数座標の指定を受け付ける指定受付ステップと、指定受付ステップにおいて受け付けられた複数の座標に基づいた位置を、出発地又は目的地の候補位置に決定する候補位置決定ステップと、候補位置決定ステップにおいて決定された複数の候補位置の内、予め定められた基準に基づいて第1の点を出発地に設定し、第2の点を目的地に設定する位置設定ステップと、位置設定ステップにおいて設定された出発地及び目的地を用いた経路探索の結果を取得する経路探索結果取得ステップと、経路探索結果取得ステップにおいて取得された経路探索結果を出力する経路探索結果出力ステップと、過去の経路探索において用いられた出発地及び目的地の情報を履歴情報として履歴情報記憶手段に記憶する履歴情報記憶ステップと、を備え、前記位置設定ステップは、複数の候補位置の内、履歴情報に対応する位置がある場合、当該候補位置が過去に出発地又は目的地として経路探索されたことに基づいた基準により、出発地及び目的地を設定する。
このような形態では、地図から複数の座標の指定を受け付けて、指定を受け付けた位置について、予め定められた基準により出発地と目的地を設定し、当該設定した出発地から目的地までの経路探索結果を出力するので、指定した位置が出発地か目的地かを別途ユーザが指定する必要がなく、経路探索結果を提供することができる。すなわち、ユーザの入力負荷を軽減することができる。さらに、経路出力装置は、過去の経路探索の傾向に即して、指定された複数の位置から出発地及び目的地を設定することができ、より適切に出発地及び目的地を設定することができる。
上記経路出力装置では、位置設定手段は、指定受付手段により受け付けられた指定の順番を基準として、候補位置決定手段により決定された候補位置から出発地及び目的地を設定するようにしてもよい。このように、経路出力装置は、指定された順番を基準に出発地及び目的地を設定するので、指定された位置が、出発地、目的地の何れかであるかをユーザが指定することなく、経路探索結果を提供することができる。
上記経路出力装置では、指定受付手段は、同時に複数の座標の指定を受け付け、候補位置決定手段は、指定受付手段により受け付けられた複数の座標に基づいた位置を、出発地又は目的地の候補に決定してもよい。このように、指定受付手段は、同時に複数の座標の指定を受け付け可能とすることにより、ユーザが指定順序等を意識することなく、簡易な操作で経路探索結果を提供することができる。
上記経路出力装置では、現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段をさらに備え、位置設定手段は、現在位置情報取得手段により取得された現在位置情報を基準として、出発地及び目的地を設定してもよい。この場合、経路出力装置は、現在位置を基準に、指定された複数の位置から出発地及び目的地を設定するので、例えば、現在位置に近い位置を出発地とすることができ、より適切に出発地及び目的地を設定することができる。
上記経路出力装置では、指定受付手段による指定された状態に応じて、指定された箇所の地図を拡大表示する地図表示制御手段をさらに備え、指定受付手段は、地図表示制御手段により拡大された地図上において、指定済みの座標の修正を受け付け、候補位置決定手段は、指定受付手段により受け付けられた座標の修正に基づいた座標を候補位置としてもよい。この場合、経路出力装置は、指定された状態に応じて指定位置周辺を拡大表示し、指定位置を修正するので、ユーザが所望する位置を確実に指定させることができる。
上記経路出力装置では、地図表示制御手段は、指定受付手段により指定された複数の座標のそれぞれの地図を拡大表示する場合、分割して拡大表示してもよい。このように、経路出力装置は、指定された座標のそれぞれを分割して拡大表示するので、一画面で指定座標の修正を受け付けることができる。
本発明によれば、指定した位置が出発地か目的地かを別途ユーザが指定する必要がなく、経路探索結果を提供することができる。すなわち、ユーザの入力負荷を軽減することができる。
本実施形態に係る通信端末装置の機能構成を示すブロック図である。 通信端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ユーザによるタッチ操作の一例を示す図である。 経路出力方法の処理を示すフローチャートである。 経路出力方法の処理の一部を示すフローチャートである。 路線図に適用した場合の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る通信端末装置1の機能構成を示すブロック図である。通信端末装置1は、表示中の地図情報に対するユーザ操作(例えば、地図上のタッチ操作)に応じた経路探索結果を提供するための装置(経路出力装置)である。具体的には、通信端末装置1は、地図情報取得部11によって取得された地図情報を表示すると共にユーザによるタッチ操作(指定操作)を受け付けるタッチパネル13(指定受付手段、地図情報表示手段、経路探索結果出力手段)を備える装置であり、例えばスマートフォンやタブレット等の端末装置である。ただし、通信端末装置1は、地図情報を表示すると共にユーザによる指定操作を受け付け可能であれば何でもよく、これらの装置に限定されない。また、上記タッチ操作とは、タッチパネル13に対してユーザの指が触れる操作を意味し、いわゆるタップ、クリック、ホバー、長押し操作、長時間押下が含まれる。
また、通信端末装置1は、図示しないサーバ装置と通信可能である。通信端末装置1は、サーバ装置へ地図情報や経路探索結果の送信要求をすると、サーバ装置は、当該地図情報及び経路探索結果を通信端末装置1へ送信する。
通信端末装置1は、ユーザが出発地、目的地等を指定できるように、タッチパネル13上に地図情報を表示する。このような機能を実現するために、通信端末装置1は、図1に示されるように、地図情報取得部11と、表示制御部12(地図表示制御手段)と、タッチパネル13と、タッチパネル操作検出部14(候補位置決定手段)と、現在位置取得部15(現在位置情報取得手段)と、経路探索履歴情報DB16(履歴情報記憶手段)と、位置設定部17(位置設定手段)と、経路取得部18(経路探索結果取得手段)とを備えている。
図2は、通信端末装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示される通信端末装置1は、物理的には、図2に示されるように、1又は複数のCPU101と、主記憶装置であるRAM102及びROM103と、タッチパネル13と、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール104と、ハードディスクドライブ及び半導体メモリ等の補助記憶装置105とを含むコンピュータシステムとして構成されている。
通信端末装置1の各機能は、図2に示されるCPU101、RAM102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとでタッチパネル13を入力装置及び出力装置として動作させると共に通信モジュール104を動作させ、RAM102及び補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。なお、通信端末装置1の各機能を実現するためのソフトウェア構成は、特に限定されない。例えば、通信端末装置1の各機能は、RAM102に読み込まれて動作するOS(オペレーティングシステム)の一機能として実現されてもよいし、OS上で動作するアプリケーションソフトウェア(地図アプリケーション)の機能として実現されてもよい。本実施形態では、通信端末装置1の各機能は、OS上で動作する地図アプリケーションとして実現されるものとして説明を行う。OSの一機能として実現される場合には、以降の説明における「地図アプリケーション」を「OSの一機能」と読み替えればよい。以下、図1に示される機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
地図情報取得部11は、通信モジュール104を用いて図示しないサーバ装置に対して地図情報の送信要求をして、サーバ装置が当該送信要求に応じて送信した地図情報を取得する。なお、予め地図情報を所定の記憶手段(例えば、補助記憶装置105)に記憶されている場合、地図情報取得部11は、上記記憶手段に記憶されている地図情報を取得するようにしてもよい。例えば、直近に利用した地図情報を記憶手段に記憶していた場合、地図情報取得部11は、地図アプリケーション起動時の初期の地図として、直近に利用した地図情報を記憶手段から取得するようにしてもよい。地図情報取得部11は、取得した地図情報を表示制御部12へ送出する。
また、地図情報取得部11は、表示制御部12からの命令に応じて地図情報の取得を行う。例えば、表示制御部12から表示中心位置の座標情報(例えば、緯度経度情報)と、縮尺情報(例えば、縮尺値等)を取得し、地図情報取得部11は、当該座標情報、縮尺情報に対応する地図情報を取得する。例えば、表示制御部12から取得した縮尺情報が表示中の地図の縮尺値より大きい縮尺値を示す場合、地図情報取得部11は、表示中の地図より拡大した地図の地図情報を取得する。また、ここで縮尺値とは、分数等で表される値(例えば、1/100等)であり、いわゆる縮尺分母のみを示すものではない。
表示制御部12は、タッチパネル13上に表示させる情報を制御する部分である。具体的には、タッチパネル操作検出部14による検出結果に基づいて、地図情報の表示制御を行う。表示制御部12は、ユーザによるタッチ操作によりタッチパネル13上の2点が指定されてから所定期間経過したことをタッチパネル操作検出部14から通知を受けた場合、各指定位置(タッチ位置)の座標情報を受信する。
この場合、表示制御部12は、当該縮尺が所定値(例えば、予め記憶手段で定めた閾値)以上であるか否かを判断し、所定値以上でなければ、各指定位置の座標情報と、現状の縮尺を拡大した縮尺値とを地図情報取得部11へ通知する。
表示制御部12は、地図情報取得部11から各タッチ位置に対応する地図情報を取得すると、それぞれの地図情報を2分割してタッチパネル13へ出力する。
表示制御部12は、後述する経路取得部18により経路探索結果を取得した場合、当該経路探索結果をタッチパネル13へ出力する。経路探索結果とは、経路探索した結果を示したものであり、具体的には、地図上における経路部分を強調表示した情報である。なお、表示制御部12は、上述のように地図情報を拡大表示した場合、経路探索結果を表示する前に表示地図の縮尺を拡大前に変更する。これにより、表示制御部12は、経路探索結果を表示させる際に、経路全体を含む情報を表示させることができる。
タッチパネル13は、上述のとおり、地図情報を表示すると共にユーザによるタッチ操作を受け付ける部分である。例えば、ユーザ操作に応じて地図アプリケーションを起動すると、表示制御部12によりタッチパネル13に地図情報が表示される。ここで表示される地図情報は、地図アプリケーション起動時にデフォルトで表示されるように設定された地域の地図情報であってもよいし、地図アプリケーションを前回使用した際に最後に表示された地図情報であってもよい。
ユーザは、タッチパネル13に表示された地図情報を参照しつつ、タッチパネル13に対して指等で所定のタッチ操作を行うことで、出発地等の指定を行う。具体的には、後述する各機能要素により、タッチ位置(指定位置)の検出、タッチ操作の判定、及び表示処理等が実現される。
タッチパネル操作検出部14は、タッチパネル13に対するタッチ位置等の各種操作を検出する手段である。例えば、タッチパネル13上の位置は、互いに直交するX軸及びY軸によって定義されるXY座標によって一意に識別される。この場合、タッチパネル操作検出部14は、ユーザが指等でタッチパネル13をタッチしている点のXY座標を、タッチパネル13に対するタッチ位置として検出する。タッチパネル操作検出部14は、タッチ位置を定期的に検出し、検出したタッチ位置(XY座標)の所定期間分の情報をタッチ操作履歴情報としてRAM102等に記憶する。
タッチパネル操作検出部14は、タッチパネル13に同時にタッチされる少なくとも2箇所(本実施形態では一例として2箇所)のタッチ位置を、それぞれ異なるタッチ位置として検出することが可能とされている。図3(A)及び図3(B)は、タッチパネル13における地図情報の表示の例を示す図である。図3(A)に示されるようにタッチパネル13上の表示エリアA1に地図情報が表示されている。ここで、ユーザが人差し指でタッチ位置P1をタッチすると共に、親指でタッチ位置P2をタッチするといったマルチタッチ操作を行う場合を考える。この場合、タッチパネル操作検出部14は、2箇所のタッチ位置のうちタッチパネル13における他方のタッチ位置より上側に位置するタッチ位置P1を第1の入力位置として検出し、他方のタッチ位置P2を第2の入力位置として検出し、それぞれのタッチ位置毎に所定期間分の履歴情報をRAM102等に記憶する。
そして、タッチパネル操作検出部14は、タッチを検出してから所定期間経過して、上記履歴情報において、2点とも位置が変更されていないことを検知した場合、当該タッチ位置に対応する地図情報の緯度経度情報(座標情報)を表示制御部12へ通知すると共に、上記期間を経過したことを示す情報を通知する。
そして、図3(B)に示すように、表示制御部12が、上記タッチパネル操作検出部14から受け取ったそれぞれの緯度経度情報に基づいて、拡大した地図情報を地図情報取得部11から取得し、それぞれをタッチパネル13上の表示領域A2及び表示領域A3へ表示する。これにより、表示制御部12は、タッチされた箇所の地図を拡大表示させることができる。また、図3(B)に示すように、表示制御部12は、タッチパネル13により指定された複数のタッチ位置のそれぞれの地図を拡大表示する場合、分割して拡大表示している。
タッチパネル操作検出部14は、タッチ位置P1からタッチ位置P3へタッチ位置が変更されたことを検知した場合、タッチ位置P3を出発地又は目的地の候補位置とする。すなわち、タッチパネル操作検出部14は、タッチ位置に対応する緯度経度情報(タッチ位置の地図の緯度経度情報)を出発地又は目的地の候補位置とする。そして、タッチパネル操作検出部14は、タッチ位置P2からタッチ位置P4へタッチ位置が変更したことを検知した場合、タッチ位置P4を出発地又は目的地の候補位置とする。タッチパネル操作検出部14は、タッチ位置P1からタッチ位置P3へタッチ位置が変更されたことを検知する例として、タッチ位置P1のタッチ状態が解除され、且つタッチ位置P3がタッチされた場合に、タッチ位置P1からタッチ位置P3に変更されたことを検知する。また、タッチパネル操作検出部14は、タッチ位置P1からタッチ位置P3までタッチ位置をずらす操作(例えば、スワイプ、スライド等)がなされた場合に、タッチ位置P1からタッチ位置P3に変更されたと検知するようにしてもよい。
なお、タッチパネル操作検出部14は、表示制御部12により拡大表示してから所定期間位置の変更が無い場合には、その位置を出発地又は目的地の候補位置とする。
また、タッチパネル操作検出部14は、図3(B)に示したような2点指定だけでなく、3点以上指定されている場合にも、それぞれの点に対応する緯度経度情報を候補位置として取得しておく。
また、タッチパネル操作検出部14は、タッチパネル13に対するユーザによる一連のタッチ操作に対してタッチパネル操作検出部14により検出されたタッチ位置の移動速度及び移動方向に基づいて、ユーザによるタッチ操作の操作種別を判定する。具体的には、タッチパネル操作検出部14は、RAM102等に記憶されたタッチ位置の履歴情報に基づいてタッチ位置の移動速度及び移動方向を検出し、当該タッチ位置の移動速度及び移動方向に基づいてユーザによるタッチ操作の操作種別を判定する。タッチパネル操作検出部14は、タッチ操作の操作種別を判定することにより、ユーザが指定した地図操作を判定する。
地図操作とは、タッチパネル13に表示される地図情報を変更(例えばスクロール移動、拡大、縮小、回転等)する操作である。例えば、タッチパネル操作検出部14は、これらの地図操作に対応するタッチ位置の移動量及び移動方向のパターン情報を予め保持しており、パターン情報との一致度を判定することにより、タッチ操作がどの地図操作に該当するかを判定する。
例えば、タッチパネル操作検出部14は、タッチパネル13に対するドラッグ操作を、地図情報をスクロール移動させる操作と判定する。また、図3に示す状態において、タッチパネル操作検出部14は、例えば、タッチパネル13上の2つのタッチ位置の間隔が広げられる操作(ピンチアウト操作)を拡大操作と判定し、タッチパネル13上の2つのタッチ位置の間隔が狭められる操作(ピンチイン操作)を縮小操作と判定する。
タッチパネル操作検出部14は、ユーザによるタッチ操作を地図操作であると判定した場合には、当該地図操作の内容を示す地図操作情報を表示制御部12に出力する。地図操作情報とは、スクロール移動、拡大、縮小、回転等の操作種別、タッチ操作の移動量、及びタッチ操作の移動方向等、地図操作の内容を一意に特定するための情報である。この場合に、表示制御部12は、当該地図操作情報を地図情報取得部11に送出し、当該地図操作情報に対応する地図情報の取得要求をする。
これにより、図3(B)のように拡大表示した結果、ユーザが所望する位置が表示範囲から外れた場合でも、表示制御部12は、上記のピンチイン操作やスクロール操作に応じて表示範囲を修正することができる。
現在位置取得部15は、通信端末装置1の現在位置を取得する部分である。具体的には、GPS(Global Positioning System)受信機等である。現在位置取得部15は、現在位置情報(例えば、現在位置の緯度経度情報)を所定の間隔で取得すると、当該現在位置情報を位置設定部17へ送信する。位置設定部17は、当該現在位置情報を用いて、出発地及び目的地を設定する。
経路探索履歴情報DB16は、過去の経路探索の履歴情報を保持するデータベースである。具体的に、経路探索履歴情報DB16は、過去の経路探索において用いられた出発地及び目的地の情報を履歴情報として記憶する部分である。経路探索履歴情報DB16は、過去の経路探索時における出発地の情報(出発地の緯度経度情報)と、目的地の情報(目的地の緯度経度情報)と、経路探索日時の情報とを記憶する。
位置設定部17は、予め定められた基準に基づいてタッチパネル操作検出部14により決定された複数の候補位置から出発地及び目的地を設定する部分である。
位置設定部17は、複数の候補位置間においてタッチされた時間に差がある場合(すなわち、同時に複数指定されていない場合)、指定された順を基準として、各候補位置から出発地及び目的地を設定する。具体的には、位置設定部17は、最初に指定された候補位置を出発地とし、最後に指定された候補位置を目的地とする。また、3点以上指定された場合、最初と最後以外の候補位置を経由地とする。
位置設定部17は、複数の候補位置間においてタッチされた時間に差が無い場合(すなわち、同時に複数指定されている場合)、経路探索履歴情報DB16に、候補位置に対応する経路探索履歴情報があるときには、当該経路探索履歴情報に基づいて出発地及び目的地を設定する。
具体的には、候補位置の内、1点のみ過去に出発地または目的地に設定した地点がある場合、位置設定部17は、候補位置が過去に出発地と目的地に設定した比率をそれぞれ算出し、出発地の比率の方が高い場合、上記候補位置を出発地とする。また、上記のように比率を算出した結果、目的地の比率の方が高い場合、上記候補地を目的地とする。例えば、ある候補位置が、過去に出発地として7回設定され、過去に目的地として3回設定されているとする。この場合、位置設定部17は、候補位置の出発地設定率が70%で、当該候補位置の目的地設定率が30%となるので、当該候補位置を出発地とする。
2点の候補位置が何れも、過去に出発地または目的地に設定した地点である場合、位置設定部17は、2点の候補位置の内、出発地設定比率の高い方を出発地とする。同率の場合、位置設定部17は、設定回数の多い方を出発地に設定する。例えば、ある候補位置であるタッチ位置P10の出発地設定回数が30回で目的地設定回数が10回であり、他の候補位置であるタッチ位置P11の出発地設定回数が20回で目的地設定回数が5回である場合、タッチ位置P10の出発地設定比率が75%で、タッチ位置P11の出発地設定比率が80%であるので、位置設定部17は、タッチ位置P11を出発地に設定して、タッチ位置P12を目的地に設定する。
また、例えば、ある候補位置であるタッチ位置P12の出発地設定回数が40回で、目的地設定回数が10回であり、他の候補点であるタッチ位置P13の出発地設定回数が20回で、目的地設定回数が5回である場合、位置設定部17は、タッチ位置P12を出発地に設定し、タッチ位置P13を目的地に設定する。これは、出発地設定比率が両者とも80%であり、タッチ位置P12の方が出発地設定回数が多いためである。
なお、位置設定部17は、出発地比率に基づいて出発地及び目的地を設定するに限らず、目的地比率に基づいて出発地及び目的地を設定するようにしてもよい。また、位置設定部17は、出発地設定回数と目的地設定回数を算出して、それぞれを比較した結果に基づいて出発地及び目的地を設定するようにしてもよい。また、位置設定部17は、直前の経路履歴情報に基づいて出発地及び目的地を設定するようにしてもよい。例えば、位置設定部17は、直前の経路履歴情報の出発地と候補位置が対応している場合、当該候補位置を出発地とする。
位置設定部17は、複数の候補位置間においてタッチされた時間に差が無い場合(すなわち、同時に複数指定されている場合)において、経路探索履歴情報DB16に候補位置に対応する経路履歴情報が無いとき、現在位置取得部15によって取得された現在位置に基づいて、出発地及び目的地を設定する。具体的には、位置設定部17は、現在位置に近い候補位置を出発地として、現在位置から最も遠い候補位置を目的地とする。
位置設定部17は、出発地及び目的地を設定した後に、当該出発地及び目的地を経路取得部18へ通知する。
経路取得部18は、出発地から目的地までの経路の情報を取得する部分である。具体的には、経路取得部18は、位置設定部17から出発地及び目的地を取得し、取得した出発地及び目的地を、通信モジュール104を介してサーバ装置へ送信し、経路探索要求をする。
経路取得部18は、サーバ装置から経路探索した結果を取得し、取得した経路探索結果を表示制御部12へ送出する。経路探索方法は、ダイクストラ法等の周知技術を適用することにより、経路探索することができる。
なお、経路取得部18は、サーバへ経路探索要求することにより経路探索結果を取得する場合について述べたが、経路取得部18が経路探索処理をすることにより、経路探索結果を取得するようにしてもよいし、通信端末装置1が経路探索機能を有し、当該経路探索機能により探索された経路探索結果を取得するようにしてもよい。
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態に係る経路出力方法を含む通信端末装置1の動作を説明する。
ユーザ操作に応じて、地図アプリケーションを起動すると、所定のタイミングで表示制御部12が、地図情報取得部11により取得された地図情報をタッチパネル13に表示する(ステップS1)。
次に、ユーザがタッチパネル13をタッチすると、タッチパネル13がタッチ操作を受け付けて(ステップS2)、タッチパネル操作検出部14により、タッチパネル13に対するタッチ位置が検出される。例えば、ユーザによりタッチパネル13の複数個所がタッチされた場合、タッチパネル操作検出部14は、タッチされたそれぞれの位置を検出する。
タッチパネル操作検出部14が、タッチされた箇所の数を判断し(ステップS3)、タッチされた数が1の場合、所定期間(例えば、1秒)経過した後にステップS4へ進む。
ステップS2において、タッチパネル操作検出部14は、タッチされた箇所が追加されたか否かを判断する(ステップS4)。すなわち、タッチパネル操作検出部14は、2点目がタッチされたか否かを判断する。2点目がタッチされていない場合(ステップS4;NO)、処理を終了し、公知技術による経路探索取得処理を行う(例えば、現在地から指定された位置までの経路探索結果を取得する等)。
ステップS4において、タッチパネル操作検出部14は、2点目がタッチされたことを検知した場合(ステップS4;YES)、所定期間経過した後にタッチパネル操作検出部14は、タッチパネル13に対して3点目がタッチされたか否かを判断する(ステップS5)。タッチパネル操作検出部14は、3点目がタッチされたことを検知しない場合(ステップS5;YES)、ステップS10へ進む。なお、2点目、3点目がタッチされたか否かを判断するタイミングにおいて、1点目のタッチ状態が継続されていてもよいし、タッチ状態が解除されていてもよい。
ステップS5において、タッチパネル操作検出部14が、タッチパネル13に対して3点目がタッチされたと判断した場合(ステップS5;NO)、所定期間経過した後に、タッチパネル操作検出部14は、所定期間経過したことと、タッチ位置を表示制御部12へ通知する。表示制御部12は、タッチパネル操作検出部14による通知に応じて、表示中の地図情報の縮尺が所定値以上であるか否かを判断する(ステップS6)。表示中の縮尺が所定値以上である場合(ステップS6;YES)、ステップS10へ進む。
表示中の縮尺が所定値以上でない場合(ステップS6;NO)、表示制御部12は、タッチパネル操作検出部14から通知を受けた2つのタッチ箇所の座標と、拡大地図の縮尺値を地図情報取得部11へ通知し、地図情報取得部11に地図情報を取得させる。そして、地図情報取得部11がサーバ装置から取得した2つのタッチ位置を中心部とした拡大地図を取得し、表示制御部12が、2つの拡大地図をタッチパネル13へ表示する(ステップS7)。
続いて、所定期間(例えば、1秒間)タッチ位置の修正を受け付ける(ステップS8)。具体的には、タッチパネル操作検出部14が、所定期間タッチ位置に変更が無いか否かを監視し、変更があればタッチ位置を修正する。所定期間経過後、表示制御部12は、元の地図情報をタッチパネル13に表示させる(ステップS9)。
続いて、タッチパネル操作検出部14は、タッチされた地点の最新の位置を候補位置として、位置設定部17は、タッチされた順に各候補位置を、出発地、経由地(3点タッチされている場合)、目的地として(ステップS10)、ステップS14へ進む。
ステップS3において、タッチ数が3点である場合(すなわち、同時に3点タッチされた場合)、タッチパネル操作検出部14は、3点それぞれを候補位置として、現在位置に近い順に各候補位置を、出発地、経由地、目的地として(ステップS11)、ステップS14へ進む。
ステップS3において、タッチ数が2点である場合(すなわち、同時に2点タッチされた場合)、タッチパネル操作検出部14は、所定期間経過してからタッチパネル13に新たに3点目がタッチされたか否かを判定する(ステップS12)。続いて、さらに所定期間経過した後に、初期2点指定時(最初のタッチ数が2である時)の位置設定処理を行う(ステップS13)。ステップS13の処理の詳細は、後述する。なお、ステップS13の処理を終了した時点では、位置設定部17によって、出発地、経由地(3点タッチされた場合)、目的地が設定されている。
ステップS14では、経路取得部18は、位置設定部17によって設定された出発地、経由地(3点タッチされた場合)、目的地をサーバ装置へ送信すると共に、当該サーバ装置へ経路探索要求をする。そして、経路取得部18は、上記経路探索要求に応じて、サーバ装置から経路探索結果を取得すると(ステップS14)、当該経路探索結果を表示制御部12へ送出する。また、経路取得部18は、当該経路探索結果に基づいた経路探索履歴情報を経路探索履歴情報DB16へ登録する。
表示制御部12は、経路探索結果をタッチパネル13へ表示する(ステップS15)。その後、タッチパネル操作検出部14が、経路探索結果中の地図部分にタッチされたことを検出すると、位置設定部17は、当該タッチした位置を経由地とする。経路取得部18は、経路探索結果の経路に上記経由地を付加した経路探索の要求(再探索要求)をサーバに行う。経路取得部18は、サーバから再探索要求に応じた経路探索結果を取得すると、表示制御部12が当該経路探索結果をタッチパネル13へ表示する(ステップS16)。このように、経路探索結果中の地図部分にタッチされると、再探索処理を行う。
続いて、図5を用いて、ステップS13の処理の詳細を説明する。ステップS30において、表示制御部12は、タッチパネル操作検出部14から2点の座標値を取得する。そして、表示制御部12は、タッチパネル操作検出部14による通知に応じて、表示中の地図情報の縮尺が所定値以上であるか否かを判断する(ステップS30)。表示中の縮尺が所定値以上である場合(ステップS30;YES)、ステップS34へ進む。
表示中の縮尺が所定値以上でない場合(ステップS30;NO)、表示制御部12は、タッチパネル操作検出部14から通知を受けた2つのタッチ箇所の座標と、拡大地図の縮尺値を地図情報取得部11へ通知し、地図情報取得部11に地図情報を取得させる。そして、地図情報取得部11がサーバ装置から取得した2つのタッチ位置を中心部とした拡大地図を取得し、表示制御部12が、2つの拡大地図を表示する(ステップS31)。
続いて、所定期間タッチ位置の修正を受け付ける(ステップS32)。具体的には、タッチパネル操作検出部14が、所定期間タッチ位置に変更が無いか否かを監視し、変更があればタッチ位置を修正する。所定期間経過後、表示制御部12は、元の地図情報をタッチパネル13に表示させて(ステップS33)、ステップS34へ進む。
ステップS34において、タッチパネル操作検出部14は、初期に指定された2点についての最新の位置を候補位置とする。また、ステップS34において、位置設定部17は、各候補位置が、経路探索履歴情報の出発地又は目的地に対応するか否かを判断する。すなわち、候補位置に、過去に設定した地点を含むか否かを判断する。
位置設定部17は、候補位置に、過去に設定した地点を含まない場合(ステップS34;NO)、上記候補位置の内、現在位置情報に近い位置を出発地、遠い位置を目的地とする。また、ステップS12において、3点目が指定されていた場合、当該3点目の位置を経由地とする(ステップS35)。
位置設定部17は、候補位置に、過去に設定した地点を含む場合(ステップS34;YES)であり、且つ2点共に過去に設定した地点である場合(ステップS36;YES)、位置設定部17は、出発地設定比率が高い方を出発地として、他方を目的地とする(ステップS37)。また、位置設定部17は、ステップS12において、3点目が指定されていた場合、当該3点目の位置を経由地とする。
ステップS36において、候補位置の内、1点のみ過去に設定した地点である場合(ステップS36;NO)、当該過去に設定した地点が、経路探索履歴情報の出発地に対応する場合(ステップS38;YES)、位置設定部17は、候補位置の内、過去に設定した地点を出発地に設定し、他方を目的地に設定する(ステップS39)。また、位置設定部17は、ステップS12において、3点目が指定されていた場合、当該3点目の位置を経由地とする。
ステップS36において、候補位置の内、1点のみ過去に設定した地点である場合(ステップS36;NO)であり、且つ当該過去に設定した地点が、経路探索履歴情報の出発地に対応しない場合(ステップS38;NO)、位置設定部17は、候補位置の内、過去に設定した地点を目的地に設定し、他方を出発地に設定する(ステップS40)。また、位置設定部17は、ステップS12において、3点目が指定されていた場合、当該3点目の位置を経由地とする。
上述の実施形態では、いわゆるタッチパネル13上に表示した道路地図へ指定する場合について述べたが、路線図でもよい。路線図の例を図6に示す。図6に示すように、ユーザによりタッチパネル13上の複数個所(タッチ位置P7、タッチ位置P8)が指定されると、タッチパネル13は当該指定を受け付けて、タッチパネル操作検出部14が、指定位置の付近である駅ST1及び駅ST2を候補位置とする。なお、上述の実施形態同様に、表示制御部12が、所定期間経過後に拡大図を表示するようにしてもよい。また、タッチパネル操作検出部14は、駅が指定されていない場合、タッチされた位置に近い駅が指定されたものとタッチ位置を修正するようにしてもよい。また、タッチパネル操作検出部14は、駅が指定されていない場合、指定された位置が路線中である場合、当該路線における近い駅が指定されたとするようにしてもよい。
以上述べた通信端末装置1では、地図情報を表示したタッチパネル13上に複数の座標(例えば、タッチ位置P1、タッチ位置P2)が指定された場合に、タッチパネル操作検出部14は、指定された位置を候補位置に決定する。そして、位置設定部17は、予め定められた基準に基づいて、上記候補位置から出発地及び目的地を設定する。そして、経路取得部18は、上記出発地及び目的地に基づいた経路探索結果を取得する。このように、通信端末装置1は、複数の座標が指定されると、指定を受け付けた座標について、予め定められた基準により出発地と目的地を設定し、当該設定した出発地から目的地までの経路探索結果を出力するので、指定した座標が出発地か目的地かを別途ユーザが指定する必要がなく、経路探索結果を提供することができる。すなわち、ユーザの入力負荷を軽減することができる。
また、通信端末装置1では、座標が同時に指定されていない場合、位置設定部17は、タッチパネル13により受け付けられた指定順番を基準として、候補位置から出発地及び目的地を設定する。このように、通信端末装置1は、指定された順番を基準に出発地及び目的地を設定するので、指定された位置が、出発地、目的地の何れかであるかをユーザが指定することなく、経路探索結果を提供することができる。
通信端末装置1では、タッチパネル13によって、同時に複数の座標の指定を受け付けられた場合、タッチパネル13により受け付けられた複数の座標に基づいた位置を出発地及び目的地に定める。このように、同時に指定された座標を所定の基準に基づいて出発地及び目的地を設定することができる。
通信端末装置1では、現在位置取得部15により取得された現在位置情報を基準として、出発地及び目的地を設定する。この場合、通信端末装置1は、現在位置を基準に、指定された複数の位置から出発地及び目的地を設定するので、例えば、現在位置に近い位置を出発地とすることができ、より適切に出発地及び目的地を設定することができる。
通信端末装置1は、経路探索履歴情報DB16が過去の経路探索において用いられた出発地及び目的地の情報を経路探索履歴情報として記憶し、位置設定部17は、複数の候補位置の内、経路探索履歴情報に対応する位置が有る場合、当該候補位置が過去に出発地又は目的地として経路探索されたことに基づいた基準により、出発地及び目的地を設定する。この場合、通信端末装置1は、過去の経路探索の傾向に即して、指定された複数の位置から出発地及び目的地を設定することができ、より適切に出発地及び目的地を設定することができる。
通信端末装置1では、表示制御部12が、タッチパネル13により指定された状態に応じて、指定された箇所の地図を拡大表示する。そして、タッチパネル13は、表示制御部12により拡大された地図上において、指定済みの座標の修正を受け付ける。タッチパネル操作検出部14は、タッチパネル13により受け付けられた座標の修正に基づいた座標を候補位置とする。この場合、通信端末装置1は、指定された状態に応じて指定位置周辺を拡大表示し、指定位置を修正するので、ユーザが所望する位置を確実に指定させることができる。
通信端末装置1では、表示制御部12が、タッチパネル13により指定された複数のタッチ位置のそれぞれの地図を拡大表示する場合、分割して拡大表示する。このように、通信端末装置1は、指定された座標のそれぞれを分割して拡大表示するので、一画面で指定座標の修正を受け付けることができる。
上述の実施形態では、表示制御部12は、縮尺が所定値以上でない場合、拡大地図を表示する場合について述べたが、段階的に拡大する地図を表示するようにしてもよい。この場合において、表示制御部12が地図の拡大を止める方法として、タッチが解除されたことをタッチパネル操作検出部14が検知したタイミングが考えられる。
上述の実施形態では、タッチパネル操作検出部14は、タッチされた位置を候補位置とする場合について述べたが、タッチされた位置の付近に学校、駅等のPOI(Point of Interest)がある場合、当該POIがタッチされたとみなし、位置修正するようにしてもよい。また、タッチパネル操作検出部14は、タッチされた位置付近に経路探索履歴情報の出発地又は目的地が有る場合、当該経路探索履歴情報の出発地又は目的地に位置修正するようにしてもよい。すなわち、タッチパネル操作検出部14は、タッチ位置に多少のズレを認めるようにしてもよい。
1…通信端末装置、11…地図情報取得部、12…表示制御部、13…タッチパネル、14…タッチパネル操作検出部、15…現在位置取得部、16…経路探索履歴情報DB、17…位置設定部、18…経路取得部。

Claims (7)

  1. 地図情報を表示する地図情報表示手段と、
    前記地図情報表示手段により表示された地図から複数座標の指定を受け付ける指定受付手段と、
    前記指定受付手段により受け付けられた複数の座標に基づいた位置を、出発地又は目的地の候補位置に決定する候補位置決定手段と、
    前記候補位置決定手段により決定された複数の候補位置の内、予め定められた基準に基づいて第1の点を出発地に設定し、第2の点を目的地に設定する位置設定手段と、
    前記位置設定手段により設定された出発地及び目的地を用いた経路探索の結果を取得する経路探索結果取得手段と、
    経路探索結果取得手段により取得された経路探索結果を出力する経路探索結果出力手段と、
    過去の経路探索において用いられた出発地及び目的地の情報を履歴情報として記憶する履歴情報記憶手段と、を備え、
    前記位置設定手段は、複数の候補位置の内、前記履歴情報に対応する位置がある場合、当該候補位置が過去に出発地又は目的地として経路探索されたことに基づいた基準により、出発地及び目的地を設定する、経路出力装置。
  2. 前記位置設定手段は、前記指定受付手段により受け付けられた指定の順番を基準として、前記候補位置決定手段により決定された候補位置から出発地及び目的地を設定する、請求項1に記載の経路出力装置。
  3. 前記指定受付手段は、同時に複数の座標の指定を受け付け、
    前記候補位置決定手段は、前記指定受付手段により受け付けられた複数の座標に基づいた位置を、出発地又は目的地の候補に決定する、請求項1に記載の経路出力装置。
  4. 現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段をさらに備え、
    前記位置設定手段は、前記現在位置情報取得手段により取得された現在位置情報を基準として、出発地及び目的地を設定する、請求項1〜3の何れか一項に記載の経路出力装置。
  5. 前記指定受付手段による指定された状態に応じて、指定された箇所の地図を拡大表示する地図表示制御手段をさらに備え、
    前記指定受付手段は、前記地図表示制御手段により拡大された地図上において、指定済みの座標の修正を受け付け、
    前記候補位置決定手段は、前記指定受付手段により受け付けられた座標の修正に基づいた座標を候補位置とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の経路出力装置。
  6. 前記地図表示制御手段は、前記指定受付手段により指定された複数の座標のそれぞれの地図を拡大表示する場合、分割して拡大表示する、請求項5に記載の経路出力装置。
  7. 経路出力装置で実行される経路出力方法であって、
    地図情報を表示する地図情報表示ステップと、
    前記地図情報表示ステップにおいて表示された地図から複数座標の指定を受け付ける指定受付ステップと、
    前記指定受付ステップにおいて受け付けられた複数の座標に基づいた位置を、出発地又は目的地の候補位置に決定する候補位置決定ステップと、
    前記候補位置決定ステップにおいて決定された複数の候補位置の内、予め定められた基準に基づいて第1の点を出発地に設定し、第2の点を目的地に設定する位置設定ステップと、
    前記位置設定ステップにおいて設定された出発地及び目的地を用いた経路探索の結果を取得する経路探索結果取得ステップと、
    経路探索結果取得ステップにおいて取得された経路探索結果を出力する経路探索結果出力ステップと、
    過去の経路探索において用いられた出発地及び目的地の情報を履歴情報として履歴情報記憶手段に記憶する履歴情報記憶ステップと、を備え、
    前記位置設定ステップは、複数の候補位置の内、前記履歴情報に対応する位置がある場合、当該候補位置が過去に出発地又は目的地として経路探索されたことに基づいた基準により、出発地及び目的地を設定する、経路出力方法。
JP2014104501A 2014-05-20 2014-05-20 経路出力装置及び経路出力方法 Active JP6284426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104501A JP6284426B2 (ja) 2014-05-20 2014-05-20 経路出力装置及び経路出力方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104501A JP6284426B2 (ja) 2014-05-20 2014-05-20 経路出力装置及び経路出力方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015219185A JP2015219185A (ja) 2015-12-07
JP6284426B2 true JP6284426B2 (ja) 2018-02-28

Family

ID=54778661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014104501A Active JP6284426B2 (ja) 2014-05-20 2014-05-20 経路出力装置及び経路出力方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6284426B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6290955B2 (ja) * 2016-03-18 2018-03-07 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6875235B2 (ja) * 2017-09-14 2021-05-19 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP7033719B2 (ja) * 2017-12-14 2022-03-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 掃除情報提供装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209151A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Toyota Motor Corp 経路案内装置
JP2008241591A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置、その制御方法及び制御プログラム
KR101552718B1 (ko) * 2008-07-18 2015-09-18 엘지전자 주식회사 경로 안내 장치 및 이의 실행명령 입력방법
US20110224896A1 (en) * 2010-03-09 2011-09-15 Nokia Corporation Method and apparatus for providing touch based routing services

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015219185A (ja) 2015-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9122382B2 (en) Method for selecting target at touch point on touch screen of mobile device
KR20170046675A (ko) 경로 중단이 감소된 내비게이션 검색 결과의 제공 기법
JP2004272217A (ja) 地図画像表示制御方法およびそのプログラムおよびそのプログラムを記憶する記憶媒体および電子機器
US10073896B2 (en) System and method for providing nearby search service using POI clustering scheme
JP2007207186A (ja) 操作システム
US20150074583A1 (en) Method and device for correcting map view
US20160116296A1 (en) Providing instant routing options
JP6284426B2 (ja) 経路出力装置及び経路出力方法
JP5928038B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2014182042A (ja) ナビゲーション装置
KR101307349B1 (ko) 모바일 단말기의 지도 디스플레이 장치 및 방법
EP1632751A1 (en) Navigation device, information input/output device, navigation system, navigation display method, and navigation display program
CN106796498B (zh) 为用户渲染地图的方法、系统和存储介质
JP5896167B2 (ja) 移動軌跡表示装置並びにプログラム、及び移動軌跡表示方法
JP5746911B2 (ja) 経路沿い施設検索システム及び経路沿い施設検索方法
JP7258565B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2010032280A (ja) 経路表示装置
JP2015222373A (ja) 地図情報表示装置及び地図情報表示方法
JP5683764B1 (ja) データ入力システム、データ入力方法、データ入力プログラム及びデータ入力装置
JP2015187642A (ja) 地図表示システム及び地図表示プログラム
KR20150114068A (ko) 지도 화면 이동 시 화면 표시방법
US20160265934A1 (en) Method and system for searching route
WO2023037907A1 (ja) 表示制御プログラム
JP7132144B2 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラム
EP3124915A1 (en) Method for operating a navigation device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6284426

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250