JP6282835B2 - ローラチェーン - Google Patents
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Description
上記課題を解決するローラチェーンは、対向する二つのリンクプレートを有するリンクの各リンクプレートが直列方向で隣り合う他のリンクの各リンクプレートと端部同士でピンを介して回動自在に連結されたチェーンであって、前記リンクの連結部分において外側に配置された一対のリンクプレートの孔に挿通された前記ピンに対して外挿されるとともに、内側に配置された一対のリンクプレートの孔に嵌合された円筒状のブシュと、前記ブシュによって前記内側の一対のリンクプレート間に配置された状態で回転可能に支持されるローラと、前記ブシュを前記リンクプレートの前記孔から内側へ抜けることを規制する抜止部と、を備えている。
前記筒部には一対の前記リンクプレートの孔を貫通した状態において前記フランジ部と反対側となる他端部に抜止部材が取着されていることが好ましい。
上記のローラチェーンにおいて、前記二つのブシュ部材の各筒部は、前記抜止部寄りの部分に形成され、前記孔に嵌合可能な大径部と、当該大径部よりも前記抜止部と反対側となる部分に形成され、前記孔に挿通可能な小径部とを有していることが好ましい。
この構成によれば、ブシュは樹脂製であるので、金属製のブシュを使用したときに問題となる焼き付けを防止できる。例えばリンクの連結部分において両リンクプレート間に樹脂製の抜止部が介在するので、リンクプレートの焼き付けを抑制できる。
以下、第1実施形態のチェーン及びブシュについて図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のローラチェーン11(以下、単に「チェーンと」もいう。)は、その幅方向Yにおいて対向する2つのリンクプレート12を含んで構成される内リンク13と、同じく対向する2つのリンクプレート14を含んで構成される外リンク15とを備えている。内リンク13は対向する2つのリンクプレート12の間隔が外リンク15よりも相対的に狭いリンクであり、外リンク15は対向する2つのリンクプレート14の間隔が内リンク13よりも相対的に広いリンクである。そして、チェーン11は、これらの内リンク13と外リンク15が交互に配置され、その直列方向Xで隣り合う互いの端部同士が回動自在に順次に連結されることで、所定長さに形成されている。
さて、図2及び図5に示すように、チェーン11は、内リンク13のリンクプレート12間に組み付けられたローラ22に不図示のスプロケットを噛み合わせた状態で、そのスプロケットを回転させることにより、その長さ方向に沿って移動する。
(1)一端部にフランジ部21bを有するブシュ部材21を二つ使用するので、リンクプレート12の外面に当接するフランジ部21bによってブシュ部材21の軸方向内側への移動が規制される。例えばフランジの無い樹脂ブシュである場合、チェーンにねじれ応力が働いて傾いたローラの端面に押されるなどして一対のリンクプレートを押し広げる力が加わると、樹脂ブシュがリンクプレートから内側へ抜ける方向にずれる心配がある。この場合、押し広げられた一対のリンクプレートと外側のリンクプレートとの接触抵抗が大きくなるため、チェーンの屈曲不良を招く原因となる。しかし、本実施形態のチェーン11では、一対のリンクプレート12に間隔を押し広げる力が加わっても、フランジ部21bにより抜け止めされるため、ブシュ20のリンクプレート12に対する嵌合位置が筒部21aのリンクプレート12の内側への突出量が過大に長くなるずれが回避される。よって、一対のリンクプレート12の間隔を屈曲不良の起きない想定範囲内に収めることができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態は、直列方向Xにおける各リンク32の一端側と他端側でリンクプレート33間の間隔が異なる構成の所謂オフセットタイプのローラチェーンに、第1実施形態と同様のブシュ構造を適用した例である。なお、第1実施形態のフラットタイプでは、内リンク13と外リンク15をそれぞれ構成する二種類のリンクプレート12,14を使用したのに対して、本実施形態では、一種類のリンクプレートを使用する。この相違部分及び相違部分に基づく組み付け構造の違いを中心に説明し、第1実施形態と同様の部材等については同じ符号を付してその説明を省略する。
・ブシュは同じ形状の二部品からなる二分割の構造に限定されない。以下の態様で実施してもよい。図7(a)に示すブシュ20は、一つの樹脂製のブシュ部材41と、一つの樹脂製のリング部材42(抜止部材の一例)とを備える。ブシュ部材41は、一対のリンクプレート12の対向する二つのブシュ挿入孔18を共に貫通可能な長さの筒部41aと、筒部41aの一端部に形成されたフランジ部41bとを有する。リング部材42は、対向する一対のブシュ挿入孔18のうち一方にリンクプレート12の外面側から挿入した筒部41aが他方のブシュ挿入孔18を貫通してその外面側に突出した先端部に嵌合可能な円環状を有している。
・一対のブシュ部材の両筒部の先端部を固定してもよい。例えば筒部の先端部に軸方向に深さと高さをもつ凹部と凸部とを周方向に交互に形成し、両ブシュ部材の両筒部の先端部を、凹部と凸部との係合により連結させる。凹部と凸部は例えばキー溝と十字キーでもよい。また、組み付け時に筒部の先端部(先端面)を接着剤や溶着(熱溶着又は振動溶着等)等の手段により固定してもよい。
・ドライ環境で使用される非潤滑油系のローラチェーンに限定されず、潤滑油系のローラチェーンとして使用してもよい。例えばブシュ20の内周面とピン25の外周面との間に潤滑油を介在させてもよい。また、チェーン11を構成する各リンクのリンクプレートが、それぞれ含油樹脂によって全体がコーティングされていてもよい。
Claims (3)
- 対向する二つのリンクプレートを有するリンクの各リンクプレートが直列方向で隣り合う他のリンクの各リンクプレートと端部同士でピンを介して回動自在に連結されるとともに前記ピンを中心に回転可能なローラを備えたローラチェーンであって、
前記リンクの連結部分において外側に配置された一対のリンクプレートの孔に挿通された前記ピンに対して外挿されるとともに、内側に配置された一対のリンクプレートの孔に嵌合された円筒状のブシュと、
前記ブシュによって前記内側の一対のリンクプレート間に配置された状態で回転可能に支持されるローラと、
前記ブシュを前記リンクプレートの前記孔から内側へ抜けることを規制する抜止部と、を備え、
前記ブシュは二つのブシュ部材により構成され、
前記二つのブシュ部材が一対の前記リンクプレートの外面側から前記孔にそれぞれ嵌入されており、
前記ブシュ部材は、前記リンクプレートの前記孔に挿通される筒部と、前記筒部の一端部に設けられるとともに前記連結部分における内側と外側の前記リンクプレートの間に配置された前記抜止部としてフランジ部とを有し、
前記二つのブシュ部材の各筒部は、前記抜止部寄りの部分に形成され、前記孔に嵌合可能な大径部と、当該大径部よりも前記抜止部と反対側となる部分に形成され、前記孔に挿通可能な小径部とを有していることを特徴とするローラチェーン。 - 前記リンクプレートの連結部分においてリンクプレートとリンクプレートとの間隔よりも、前記フランジ部の厚さの方が小さいことを特徴とする請求項1に記載のローラチェーン。
- 前記筒部は、前記大径部と前記小径部との間がテーパに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のローラチェーン。
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