JP6281440B2 - 情報処理端末、及び更新制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、現在利用しているソフトウェアにおいて、新しいバージョンが利用可能となった場合には、当該ソフトウェアを自動的に新しいバージョンへと更新する情報処理端末、及び更新制御プログラムに関する。
従来、現在利用しているソフトウェアの新しいバージョンが通信ネットワークを介して利用可能となった場合には、その新しいバージョンのソフトウェアを自動的にダウンロードし、更新を実施する情報処理端末が知られている。
例えば特許文献1には、情報処理端末の起動時に、現在利用しているソフトウェアのバージョン情報(例えばバージョン番号)と、当該ソフトウェアの最新バージョンのバージョン情報とを比較し、それらが異なっている場合には、当該ソフトウェアの更新を実施する方法が開示されている。
この特許文献1の方法によれば、ソフトウェアは自動的に最新バージョンに更新されていくため、ユーザは、ソフトウェアを更新するための操作を実施する必要がない。すなわち、ユーザは、そのソフトウェアの更新操作を実施することなく、最新バージョンのソフトウェアを使い続けられるという利点がある。
特開平11−265279号公報
あるソフトウェアにおいて、そのソフトウェア開発者が新しいバージョンを配信する目的は、現在利用されているバージョンにおける不具合(いわゆるバグ)の修正や新機能の追加が代表的である。しかしながら、時として、最新バージョンのソフトウェアが新たな不具合を有していたり、ユーザの個人情報等を漏えいなどにつながるセキュリティ上の欠陥を有していたりする場合がある。
ソフトウェアの更新に対するユーザの好みは、多種多様であり、ユーザの中には、上述したリスクを承知の上で、最新バージョンのソフトウェアを使いたいユーザもいると考えられる。そのようなユーザにとっては、新しいバージョンが利用可能となったことを検出した場合に自動的に更新を実施する特許文献1の更新方法でも、好みに応じたタイミングでソフトウェアを自動更新することになる。
しかし、ユーザの中には、上述したリスクを避けるため、新しいバージョンが利用可能となった後も、一定期間様子見て、概ね問題がなさそうである事を確認してから慎重にソフトウェアを更新したいユーザ(慎重派ユーザとする)も存在する。
そのような慎重派ユーザにとっては、特許文献1の更新方法は好みに合った更新方法とはなっていない。したがって、慎重派ユーザは、特許文献1の方法による自動更新は実施させずに、手動でバージョン情報の確認や更新を実施する必要がある。
すなわち、特許文献1の更新方法では、多種多様なユーザの好みに応じたタイミングで自動的にソフトウェアを更新する事ができないといった課題があった。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、ユーザの好みに応じたタイミングで、ソフトウェアを自動的に更新することができる情報処理端末、及び更新制御プログラムを提供することにある。
その目的を達成するための情報処理端末の第1の発明は、ソフトウェアを配信するソフトウェア配信サーバ(20)から取得したソフトウェア、及び当該ソフトウェアのバージョン情報を記憶するソフトウェア記憶部(12)と、ソフトウェア配信サーバから、最新バージョンのソフトウェアのバージョン情報と、少なくとも1種類の、最新バージョンのソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる管理要素についての情報(以降、管理要素情報)と、を取得するソフトウェア情報取得部(F13)と、ユーザ操作に基づいて、少なくとも1つの管理要素に対して設定される、ソフトウェアを最新バージョンへと更新するべきか否かの判定に用いられる自動更新条件を取得する自動更新条件取得部(F12)と、自動更新条件取得部が取得した自動更新条件を記憶する更新条件記憶部(112)と、ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報及び管理要素情報と、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアのバージョン情報と、更新条件記憶部が記憶している自動更新条件と、に基づいてソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアを更新するべきか否かを判定する更新判定部(F14)と、更新判定部がソフトウェアを更新するべきであると判定したことに基づいて、ソフトウェアの更新を実施する更新実行部(F15)と、画像又はテキストを表示する表示部(14)と、表示部での表示を制御する表示制御部(F11)と、を備え、更新判定部は、ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報と、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアのバージョン情報とを比較することによって、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアが最新バージョンであるか否かを判定するバージョン情報判定部(S23)と、バージョン情報判定部が、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアが最新バージョンではないと判定した場合に、ソフトウェア情報取得部が取得した管理要素情報と自動更新条件とを比較することによって管理要素情報が自動更新条件を満たしているか否かを判定する自動更新条件判定部(S25、S26)と、を備え、自動更新条件判定部が、管理要素情報が自動更新条件を満たしていると判定した場合に、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアを更新するべきであると判定するものであって、表示制御部は、バージョン情報判定部によってソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアが最新バージョンではないと判定され、かつ、自動更新条件判定部によって管理要素情報が自動更新条件を満たしていないと判定された場合には、自動更新条件の達成度合いを表す画像又はテキストを表示部に表示させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するための情報処理端末の第2の発明は、ソフトウェアを配信するソフトウェア配信サーバ(20)から取得したソフトウェア、及び当該ソフトウェアのバージョン情報を記憶するソフトウェア記憶部(12)と、ソフトウェア配信サーバから、最新バージョンのソフトウェアのバージョン情報と、少なくとも1種類の、最新バージョンのソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる管理要素についての情報(以降、管理要素情報)と、を取得するソフトウェア情報取得部(F13)と、ユーザ操作に基づいて、少なくとも1つの管理要素に対して設定される、ソフトウェアを最新バージョンへと更新するべきか否かの判定に用いられる自動更新条件を取得する自動更新条件取得部(F12)と、自動更新条件取得部が取得した自動更新条件を記憶する更新条件記憶部(112)と、ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報及び管理要素情報と、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアのバージョン情報と、更新条件記憶部が記憶している自動更新条件と、に基づいてソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアを更新するべきか否かを判定する更新判定部(F14)と、更新判定部がソフトウェアを更新するべきであると判定したことに基づいて、ソフトウェアの更新を実施する更新実行部(F15)と、を備え、ソフトウェア情報取得部は、少なくとも最新バージョンのソフトウェアのダウンロード回数を管理要素情報として取得し、自動更新条件は、少なくともダウンロード回数に対する閾値であるダウンロード閾値を含んでおり、ダウンロード閾値は、当該ソフトウェアの最新バージョンよりも1つ前のバージョンの総ダウンロード回数に、ユーザ操作に基づいて定まる所定の割合を乗算して定まる値となっており、更新判定部は、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアが最新バージョンではなく、かつ、管理要素情報が自動更新条件を満たしている場合に、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアを更新するべきであると判定し、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアが最新バージョンである場合、又は、管理要素情報が自動更新条件を満たしていない場合には、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアを更新するべきではないと判定することを特徴とする。
以上の構成では、ソフトウェア記憶部に記憶されているソフトウェアが最新バージョンのものではない場合であっても、最新バージョンのソフトウェアの管理要素情報が、自動更新条件を満たしていない場合には、更新判定部は、当該ソフトウェアの更新をするべきではないと判定する。すなわち、最新バージョンのソフトウェアの管理要素情報が自動更新条件を満たすまでは、ソフトウェアの更新は実施されない。
ここで、自動更新条件は、最新バージョンのソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる要素に対してユーザが設定する条件であり、ユーザは、所望の条件を設定することができる。したがって、自動更新条件とは、ソフトウェアの更新に対するユーザの好みが反映された条件である。
例えばユーザが、比較的すぐに達成されそうな自動更新条件を設定している場合には、ソフトウェア配信サーバが最新バージョンの配信を開始してから更新判定部によって、更新するべきであると判定されるまでの時間は、相対的に小さい。特に、ソフトウェア配信サーバが最新バージョンの配信を開始した時点で満たされるような自動更新条件を設定している場合には、特許文献1と同様に、ソフトウェア配信サーバが最新バージョンを配信し始めたことをソフトウェア情報取得部が取得した時に更新が実施される。
すなわち、最新バージョンのソフトウェアが利用可能となった場合にはすぐに更新を実施させたいタイプのユーザは、比較的すぐに達成されそうな自動更新条件を設定しておくことで、好みに応じたタイミングで更新を実施させることができる。
一方、慎重派ユーザもまた、好みに応じた自動更新条件を設定しておけば良い。例えば、達成されるまでに時間がかかりそうな自動更新条件を設定しておけば、最新バージョンのソフトウェアが公開された直後に発覚されがちな、初期不良などの不具合を避けることが期待できる。
もちろん、時間の経過に伴って自動更新条件が充足された場合には、自動的にソフトウェアの更新が実施される。すなわち、慎重派ユーザにとっても、好みに応じたタイミングで自動的に更新を実施させることができる。
したがって、以上で述べた構成によれば、ユーザの好みに応じたタイミングで、ソフトウェアを自動的に更新することができる。
また、上記目的を達成するための更新制御プログラムの第1の発明は、コンピュータにインストールされているソフトウェアを配信しているソフトウェア配信サーバ(20)から、ソフトウェアの最新バージョンのバージョン情報と、少なくとも1種類の、最新バージョンのソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる管理要素についての情報(以降、管理要素情報)と、を取得するソフトウェア情報取得部(F13)と、ユーザ操作に基づいて、少なくとも1つの管理要素に対して設定される、ソフトウェアを最新バージョンへと更新するべきか否かの判定に用いられる自動更新条件を取得する自動更新条件取得部(F12)と、ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報及び管理要素情報と、現在インストールされているソフトウェアのバージョン情報と、自動更新条件取得部が取得した自動更新条件と、に基づいて、ソフトウェアを更新するべきか否かを判定する更新判定部(F14)と、更新判定部がソフトウェアを更新するべきであると判定したことに基づいて、ソフトウェアの更新を実施する更新実行部(F15)と、画像又はテキストを表示する表示部での表示を制御する表示制御部(F11)として、コンピュータを機能させるための更新制御プログラムであって、更新判定部は、ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報と、コンピュータにインストールされているソフトウェアのバージョン情報とを比較することによって、コンピュータにインストールされているソフトウェアが最新バージョンであるか否かを判定するバージョン情報判定部(S23)と、バージョン情報判定部が、コンピュータにインストールされているソフトウェアが最新バージョンではないと判定した場合に、ソフトウェア情報取得部が取得した管理要素情報と自動更新条件とを比較することによって管理要素情報が自動更新条件を満たしているか否かを判定する自動更新条件判定部(S25、S26)と、を備え、自動更新条件判定部が、管理要素情報が自動更新条件を満たしていると判定した場合に、コンピュータにインストールされているソフトウェアを更新するべきであると判定するものであって、表示制御部は、バージョン情報判定部によってコンピュータにインストールされているソフトウェアが最新バージョンではないと判定され、かつ、自動更新条件判定部によって管理要素情報が自動更新条件を満たしていないと判定された場合には、自動更新条件の達成度合いを表す画像又はテキストを表示部に表示させることを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するための更新制御プログラムの第2の発明は、コンピュータにインストールされているソフトウェアを配信しているソフトウェア配信サーバ(20)から、ソフトウェアの最新バージョンのバージョン情報と、少なくとも1種類の、最新バージョンのソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる管理要素についての情報(以降、管理要素情報)と、を取得するソフトウェア情報取得部(F13)と、ユーザ操作に基づいて、少なくとも1つの管理要素に対して設定される、ソフトウェアを最新バージョンへと更新するべきか否かの判定に用いられる自動更新条件を取得する自動更新条件取得部(F12)と、ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報及び管理要素情報と、現在インストールされているソフトウェアのバージョン情報と、自動更新条件取得部が取得した自動更新条件と、に基づいて、ソフトウェアを更新するべきか否かを判定する更新判定部(F14)と、更新判定部がソフトウェアを更新するべきであると判定したことに基づいて、ソフトウェアの更新を実施する更新実行部(F15)として、コンピュータを機能させるための更新制御プログラムであって、ソフトウェア情報取得部は、少なくとも最新バージョンのソフトウェアのダウンロード回数を管理要素情報として取得し、自動更新条件は、少なくともダウンロード回数に対する閾値であるダウンロード閾値を含んでおり、ダウンロード閾値は、当該ソフトウェアの最新バージョンよりも1つ前のバージョンの総ダウンロード回数に、ユーザ操作に基づいて定まる所定の割合を乗算して定まる値となっており、更新判定部は、現在インストールされているソフトウェアが最新バージョンではなく、かつ、管理要素情報が自動更新条件を満たしている場合に、ソフトウェアを更新するべきであると判定する一方、ソフトウェアが最新バージョンである場合、又は、管理要素情報が自動更新条件を満たしていない場合には、ソフトウェアを更新するべきではないと判定することを特徴とする。
この更新制御プログラムは、通常のコンピュータを、上述の情報処理端末として機能させるためのコンピュータプログラムである。したがって、更新制御プログラムをコンピュータに実行させることによって、ユーザの好みに応じたタイミングで、そのコンピュータにインストールされているソフトウェアを自動的に更新することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態におけるソフトウェア更新システム100の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るソフトウェア配信サーバ20の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るユーザ側端末10の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 ユーザ側制御部11の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 自動更新条件取得部F12が実施する自動更新条件取得処理の一例を示すフローチャートである。 更新条件設定画面Imgの一例である。 更新判定部F14が実施する自動更新処理の一例を示すフローチャートである。 変形例1におけるユーザ側端末10の作動を説明するための概念図である。 自動更新条件の達成率を通知する画面の一例である。 自動更新条件の達成率を通知する画面の一例である。 変形例7におけるユーザ側端末10Aの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 変形例7におけるユーザ側制御部11の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るソフトウェア更新システム100の概略的な構成の一例を示す図である。図1に示すようにソフトウェア更新システム100は、ソフトウェア配信サーバ20、ユーザ側端末10を備えている。ユーザ側端末10とソフトウェア配信サーバ20とは、電話回線網やインターネットなどの周知の通信ネットワーク30を介して相互に通信を実施する。
ソフトウェア配信サーバ20は、例えばユーザ側端末10で利用されるソフトウェアを開発するソフトウェア開発者が管理するサーバである。ソフトウェア配信サーバ20は、当該ソフトウェアを格納するとともに、ユーザ側端末10からの要求に基づいて、当該ソフトウェアをユーザ側端末10に配信する役割を担っている。
もちろん、ソフトウェア配信サーバ20は、ソフトウェア開発者が直接管理するサーバではなく、ユーザ側端末10へのソフトウェアの配信を代理して行うソフトウェア配信事業者が管理するサーバであってもよい。
ユーザ側端末10は、例えば、ユーザによって携行される携帯端末であって、周知のスマートフォンや、タブレット端末などを適用することができる。なお、ユーザ側端末10は、ユーザによって携行されるものに限らない。例えば、自宅やオフィスに設置されている情報処理端末であっても良いし、車両に搭載された車載端末であってもよい。このユーザ側端末10が請求項に記載の情報処理端末に相当する。
ユーザは、ユーザ側端末10を操作することで、ソフトウェア配信サーバ20からソフトウェアをダウンロードし、さらに、ユーザ側端末10にインストールすることができる。本実施形態におけるユーザ側端末10には既に、ソフトウェア配信サーバ20から取得したソフトウェアがインストールされているものとする。
また、ユーザ側端末10は、当該ソフトウェアの新しいバージョンがソフトウェア配信サーバ20からダウンロード可能となって、かつ、予めユーザによって設定されている自動更新条件が満たされた場合には、自動的に更新処理を実施する。
以下、ソフトウェア配信サーバ20及びユーザ側端末10のそれぞれの構成及び作動について、より詳細に説明する。
ソフトウェア配信サーバ20は、図2に示すように、サーバ側制御部21、サーバ側ソフトウェア記憶部22、及びサーバ側通信部23を備えている。サーバ側制御部21と、サーバ側ソフトウェア記憶部22、サーバ側通信部23とはそれぞれ相互通信可能に接続されている。ソフトウェア配信サーバ20は、通信ネットワーク30に接続している複数のコンピュータによって実現されていてもよい。
サーバ側ソフトウェア記憶部22は、ソフトウェア開発者によって作成された配信用ソフトウェアデータD2を格納する記憶装置である。配信用ソフトウェアデータD2は、最新バージョンのソフトウェアに対応するデータであって、ユーザ側端末10は、当該配信用ソフトウェアデータD2をダウンロードすることで、自端末のソフトウェアを最新バージョンに更新することができる。サーバ側ソフトウェア記憶部22は、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの、書き換え可能な不揮発性の記憶媒体を用いて実現されればよい。
配信用ソフトウェアデータD2には、ソフトウェアのバージョンを示すバージョン情報が含まれている。一般的に、バージョン情報は、そのバージョンの新しさを識別するためのバージョン番号を含んでいる。初めて登録及び配信されるソフトウェアのバージョン番号は、1.00といった任意の番号となる。なお、バージョン情報には、バージョン番号の他、利用可能となった日付や、開発者、当該ソフトウェアに対応しているオペレーティングシステムなどの情報が含まれていてもよい。
ソフトウェア開発者は、当該ソフトウェアに対して新たな機能追加や不具合の修正が行わった新しいソフトウェアを開発した場合には、その新しいソフトウェアのバージョン番号をカウントアップして元の数値より大きい番号(例えば1.10や2.00)とする。バージョン情報は、ファイル名の一部として埋め込まれていたり、ソフトウェアのメタデータとして含まれていたりすればよい。
ユーザ側端末10で利用されているソフトウェアが、最新バージョンのソフトウェアであるか否かは、ユーザ側端末10で利用されているソフトウェアのバージョン情報(例えばバージョン番号)と、配信用ソフトウェアデータD2のバージョン情報とを比較することによって判定することができる。
サーバ側通信部23は、送受信アンテナを備え、通信ネットワーク30を介して、ユーザ側端末10と通信する。サーバ側通信部23は、ユーザ側端末10から受信した信号を復調してサーバ側制御部21に出力するとともに、サーバ側制御部21から入力されたデータを変調してユーザ側端末10に送信する。
サーバ側制御部21は、通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU、ROMや、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAMなどの揮発性メモリ、I/O、及びこれらの構成を接続するバスライン(何れも図示略)などを備えている。不揮発性メモリには、種々の処理を実行するためのプログラムやデータが格納されている。サーバ側制御部21は、配信管理部211、及び管理情報記憶部212を備える。
管理情報記憶部212は、配信管理部211の指示に基づいて、配信用ソフトウェアデータD2についての情報である管理情報(後述)を、そのバージョン情報と対応付けて記憶する。管理情報記憶部212は、例えばサーバ側制御部21が備えるフラッシュメモリなどの、書き換え可能な記憶媒体を利用して実現されればよい。
配信管理部211は、ユーザ側端末10からの要求に基づいて、サーバ側ソフトウェア記憶部22に格納されている配信用ソフトウェアデータD2を配信する。より具体的には、サーバ側ソフトウェア記憶部22から読み出した配信用ソフトウェアデータD2をサーバ側通信部23に出力し、更新の要求をしてきたユーザ側端末10に対して配信用ソフトウェアデータD2を送信させる。
また、配信管理部211は、管理情報記憶部212に管理情報を記憶させるとともに、その管理情報を随時更新する。配信管理部211は、管理情報記憶部212に格納されている管理情報の読み出しも実施する。
本実施形態において配信管理部211は、そのバージョンのソフトウェアのダウンロード回数と、経過時間を、管理情報として管理情報記憶部212に記憶させる。以降において、管理情報に含まれる個々の要素を管理要素と称し、管理要素について情報を管理要素用情報とする。
ダウンロード回数は、そのバージョンの配信用ソフトウェアデータD2がユーザ側端末10にダウンロードされた回数を指す。また、経過時間は、そのバージョンの配信用ソフトウェアデータD2がサーバ側ソフトウェア記憶部22に格納されてからの経過時間、すなわち、そのバージョンのソフトウェアをユーザがダウンロード可能となってからの経過時間を指す。
より具体的には、配信管理部211は、配信用ソフトウェアデータD2がサーバ側ソフトウェア記憶部22に格納された場合に、そのバージョン情報を取得して管理情報記憶部212に記憶させる。また、それに伴って、バージョン情報に対応付けられるダウンロード回数と、経過時間を初期化する。すなわち、新しい配信用ソフトウェアデータD2が格納された場合には、ダウンロード回数と経過時間を0にリセットする。
その後、配信管理部211は、ユーザ側端末10に、その配信用ソフトウェアデータD2を配信する毎に、ダウンロード回数を1つずつカウントアップする。また、経過時間については、時間の経過に伴って逐次(例えば1分毎に)更新されればよい。
ダウンロード回数や、経過時間といった管理要素は、時間の経過に伴って変化していく要素である。これらの要素は、後述するように、最新バージョンのソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる。
この管理情報記憶部212に格納されている管理情報は、ユーザ側端末10からの要求に基づいて、バージョン情報と対応付けられてユーザ側端末10に配信される。
ユーザ側端末10は、図3に示すように、ユーザ側制御部11、ユーザ側ソフトウェア記憶部12、ユーザ側通信部13、表示部14、及び操作部15を備えている。ユーザ側制御部11と、ユーザ側ソフトウェア記憶部12、ユーザ側通信部13、表示部14、及び操作部15とはそれぞれ相互通信可能に接続されている。
ユーザ側ソフトウェア記憶部12は、書き換え可能な不揮発性の記憶媒体であって、ソフトウェア配信サーバ20からダウンロードしたソフトウェアのデータD1を、ユーザ側制御部11が実行可能な状態で格納している。すなわち、ユーザ側ソフトウェア記憶部12は、インストールしたソフトウェアの保存場所として利用される記憶領域である。また、ソフトウェアデータD1が、ユーザ側端末10にインストールされているソフトウェアのデータである。このソフトウェアデータD1も、バージョン情報を備えている。
ユーザ側ソフトウェア記憶部12は、例えばフラッシュメモリなど周知の記憶媒体を用いて実現することできる。本実施形態においては、一例としてSDカードとする。このユーザ側ソフトウェア記憶部12が請求項に記載のソフトウェア記憶部に相当する。
ユーザ側通信部13は、送受信アンテナを備え、通信ネットワーク30を介して、ソフトウェア配信サーバ20と通信する。ユーザ側通信部13は、ソフトウェア配信サーバ20から受信した信号を復調してユーザ側制御部11に出力するとともに、サーバ側制御部21から入力されたデータを変調してユーザ側端末10に送信する。ユーザ側通信部13は、例えば、公知の第4世代移動体通信システムで用いられる通信モジュールによって実現されればよい。
表示部14は、ユーザ側制御部11からの入力に基づいてテキストや画像を表示する。表示部14は、例えばフルカラー表示が可能なものであって、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いて構成することができる。
操作部15は、表示部14と一体になった静電容量式のタッチパネルとする。ユーザは、この操作部15をタッチ操作することによりユーザ側制御部11に、各種機能の実行指示を行う。例えばユーザは、当該操作部15を所定の手順で操作することによって、後述する自動更新条件を設定することができる。また、ユーザは、当該操作部15を所定の手順で操作することによって、ユーザ側端末10にインストールされているソフトウェアデータD1を削除することもできる。
もちろん、ユーザ側端末10は、ユーザの操作を受け付けるインターフェースとしてタッチパネルに代わって、メカニカルなスイッチ等を備えていてもよい。
ユーザ側制御部11は、コンピュータとして構成されており、周知のCPU、ROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAMなどの揮発性メモリ、I/O、及びこれらの構成を接続するバスライン(図示略)などを備えている。ROMやフラッシュメモリといった不揮発性メモリには、ユーザ側制御部11が種々の処理を実行するためのプログラムが格納されている。
ユーザ側制御部11が備えるフラッシュメモリなどの、書き換え可能であって不揮発性の記憶領域のうち、更新制御プログラムAp1を記憶している領域を更新制御プログラム記憶部111とする。また、ユーザ側制御部11が備える記憶領域のうち、ユーザによって設定される自動更新条件を記憶する領域を更新条件記憶部112とする。
更新制御プログラムAp1は、ユーザ側端末10にインストールされているソフトウェアのデータD1を、ユーザの好みに応じたタイミングで自動的に更新を実施するためのアプリケーションプログラムである。
なお、本実施形態では、ユーザ側ソフトウェア記憶部12を、ユーザ側制御部11にとっての外部に設けられた記憶媒体(すなわちSDカード)で実現する例を示しているが、これに限らない。他の態様として、ユーザ側ソフトウェア記憶部12に相当する記憶領域は、ユーザ側制御部11が備える不揮発性の書き換え可能な記憶媒体によって実現されてもよい。
ユーザ側制御部11は、当該更新制御プログラムAp1を実行することによって実現される機能ブロックとして、図4に示すように表示制御部F11、自動更新条件取得部F12、管理情報取得部F13、更新判定部F14、及び更新実行部F15を備える。
表示制御部F11は、表示部14の表示させる内容(テキストや画像)を制御する。より具体的には、表示制御部F11は、他の機能ブロックからの要求に基づいて、テキストや画像を表示部14に表示させる。
自動更新条件取得部F12は、操作部15に対するユーザ操作に基づいて、ソフトウェアデータD1を更新する処理を実行する条件である自動更新条件を取得する。自動更新条件には、管理情報に含まれる管理要素情報が用いられる。すなわち、本実施形態では自動更新条件として、ダウンロード回数(単位:回)と、経過時間(単位:日)が利用可能である。ユーザは、それぞれの管理要素に対して好みに応じた閾値を設定することができる。
ここで、図5に示すフローチャートを用いて、自動更新条件取得部F12が実施する、自動更新条件を取得するための処理(以降、自動更新条件取得処理)について説明する。図5に示すフローチャートは、自動更新条件を設定するためのユーザ操作を操作部15が受け付けた場合に開始されればよい。なお、図5に示すフローチャートの各ステップは、自動更新条件取得部F12によって実施される。
まず、ステップS11では、各管理要素に対する閾値をユーザが入力するための更新条件設定画面14a(図6参照)を、表示制御部F11に表示させる。図6に示す更新条件設定画面14aは、各管理要素を自動更新条件として採用するかを選択するためのチェックボックスCbx1、Cbx2と、各管理要素に対応した閾値(回数や日数)をユーザが入力するための入力フォームFrm1、Frm2を備える。
より具体的に、チェックボックスCbx1は、自動更新条件としてダウンロード回数を採用するか否かをユーザが選択するためのボタンである。ユーザは、当該チェックボックスCbx1上をタッチすることで、自動更新条件としてダウンロード回数を採用している状態と、採用していない状態とを切り替えることができる。
自動更新条件としてダウンロード回数を採用している場合には、後述するダウンロード回数に対応する入力フォームFrm1に入力されている回数が、自動更新条件として採用される。なお、図6のチェックボックスCbx1は、自動更新条件としてダウンロード回数を採用している状態を表している。
チェックボックスCbx2は、自動更新条件として経過時間を採用するか否かをユーザが選択するためのボタンである。ユーザは、当該チェックボックスCbx2上をタッチすることで、自動更新条件として経過時間を採用している状態と、採用していない状態とを切り替えることができる。
自動更新条件として経過時間を採用している場合には、後述する経過時間に対応する入力フォームFrm2に入力されている日数が自動更新条件として採用される。なお、図6のチェックボックスCbx2は、自動更新条件としてダウンロード回数が採用されていない状態を表している。
入力フォームFrm1は、ダウンロード回数に対する閾値(ダウンロード閾値とする)を入力するための領域である。ユーザは、当該入力フォームFrm1を選択している状態において、操作部15を操作することによってダウンロード閾値とする回数を入力することができる。
ダウンロード閾値は、ダウンロード回数の観点からユーザが、当該最新バージョンのソフトウェアに対する信頼性を評価するための指標である。すなわち、多くの他のユーザによってダウンロードされているソフトウェアであれば、ユーザによってあまりダウンロードされていないソフトウェアよりも相対的に信頼できそうであるといった推測に基づいて設定される条件である。実際の(すなわち管理情報に含まれる)ダウンロード回数が、このダウンロード閾値以上となっている場合に、自動更新条件を構成する項目のうち、ダウンロード回数に対して設定されている条件が満たされたと判定される。
なお、図6では、ダウンロード閾値は5000回としているが、もちろん、この値はユーザの好みに応じた値とすればよい。例えば、最新バージョンのソフトウェアを、仮に不具合があってもよいからすぐに使いたいというユーザは、500や、1000などの相対的に少ない数を設定すればよい。一方、なるべく不具合というは避けたいというユーザであれば、1万や10万といった多くの回数を設定しておけばよい。
入力フォームFrm2は、経過時間に対する閾値(経過時間閾値とする)を入力するための領域であって、ユーザは、当該入力フォームFrm2を選択した状態において、操作部15を操作することによって経過時間閾値とする日数を入力することができる。なお、図6は、経過時間は30日としている例を示している。
経過時間閾値は、経過時間の観点からユーザが、当該最新バージョンのソフトウェアに対する信頼性を評価するための指標である。すなわち、新しいバージョンのソフトウェアが配信開始されてからある程度の時間が経過していれば、初期不良などのトラブルに巻き込まれる恐れは、配信開始の直後よりも低いだろうといった推測に基づいて設定される条件である。経過時間が、この経過時間閾値以上となっている場合に、自動更新条件を構成する項目のうち、経過時間に対して設定されている条件が満たされたと判定される。
なお、更新条件設定画面14aは、以上で述べた当該更新条件設定画面14aにおいてユーザが入力した条件を自動更新条件として更新条件記憶部112に保存することを指示するための決定ボタンB1と、当該更新条件設定画面14aで入力した条件を更新条件記憶部112に保存しないことを指示するためのキャンセルボタンB2を備える。ユーザは、種々の項目に対して条件を入力した後に決定ボタンB1を選択することで、その入力内容を自動更新条件として設定することができる。
以上、図6を用いて更新条件設定画面14aの一例について述べたが、もちろん更新条件設定画面14aの表示態様は、図6に示すものに限らない。よりデザイン性に優れていたり、ユーザにとってわかりやすいデザインに変更されたりすればよい。
なお、更新条件設定画面14aを表示部14に表示させるための画像データは更新制御プログラム記憶部111に格納されていれば良い。再び図5に戻り、自動更新条件取得処理について説明をする。
ステップS11で上述したような更新条件設定画面14aを表示制御部F11に表示させると、ステップS12に移る。ステップS12では、操作部15に対するユーザ操作に基づいて、ダウンロード閾値を取得し、ステップS13に移る。なお、ユーザがダウンロード回数を自動更新条件として採用しないことを選択した場合にも、ステップS13に移ればよい。
ステップS13では、操作部15に対するユーザ操作に基づいて経過時間閾値を取得し、ステップS14に移る。ユーザが経過時間を自動更新条件として採用しないことを選択した場合にもステップS14に移ればよい。
ステップS14では、ステップS12及びS13で取得した閾値を、自動更新条件として設定し、更新条件記憶部112に保存する。なお、このステップS14を実行する場合とは、更新条件設定画面14aにおいて、前述の通り、決定ボタンB1がユーザによって選択された場合である。
以降では、一例として、ダウンロード回数と経過時間の両方が、自動更新条件として採用されており、ダウンロード閾値と経過時間閾値の両方が設定されているものとする。なお、初期状態においては、ダウンロード回数と経過時間の両方が自動更新条件として採用されており、ダウンロード閾値と経過時間閾値のそれぞれには、所定の初期値が設定されているものとすればよい。
管理情報取得部F13は、ソフトウェア配信サーバ20から、現在配信されている最新バージョンのソフトウェアのバージョン情報(以降、最新バージョン情報)と、その最新バージョンのソフトウェアに対応する管理情報を取得する。最新バージョン情報とは、配信用ソフトウェアデータD2のバージョン情報である。
より具体的には、更新判定部F14からの指示に基づいて、管理情報を送信するように要求する管理情報要求信号を生成し、ユーザ側通信部13を介してソフトウェア配信サーバ20に送信する。ソフトウェア配信サーバ20は、ユーザ側端末10からの管理情報要求信号を受信すると、最新バージョン情報と、その時点における管理情報とを対応付けてユーザ側端末10に送信する。
そして、管理情報取得部F13は、管理情報要求信号に対する応答としてソフトウェア配信サーバ20が送信した最新バージョン情報及びその管理情報を受信する。管理情報取得部F13が取得した最新バージョン情報及びその管理情報は、逐次更新判定部F14に提供される。この管理情報取得部F13が請求項に記載のソフトウェア情報取得部に相当する。
なお、本実施形態では、ソフトウェア配信サーバ20は、ユーザ側端末10からの要求に基づいて最新バージョン情報及びその管理情報を送信する構成とするがこれに限らない。定期的に(例えば12時間毎に)、最新バージョン情報及びその管理情報を配信する構成としてもよい。
更新判定部F14は、管理情報取得部F13に管理情報要求信号を送信させる。また、更新判定部F14は、管理情報取得部F13が取得した最新バージョン情報とその管理情報、ソフトウェアデータD1のバージョン情報、及び自動更新条件に基づいて、ソフトウェアデータD1を更新するべきか否かの判定を行う。この更新判定部F14の、より詳細な作動については後述する。
更新実行部F15は、更新判定部F14がソフトウェアデータD1を更新するべきであると判定した場合に、ユーザ側通信部13と協働してソフトウェア配信サーバ20から配信用ソフトウェアデータD2を取得し、ソフトウェアデータD1の更新を実施する。
次に、図7に示すフローチャートを用いて、ユーザ側制御部11が実施する自動更新処理について説明する。自動更新処理は、ユーザ側ソフトウェア記憶部12に格納されているソフトウェアデータD1を自動的に更新するための処理である。図7に示すフローチャートは、定期的に、例えば毎日午前0時に開始されればよい。このフローチャートを実施する時間帯や周期は適宜設計されればよい。ただし、ソフトウェアの更新処理中は当該ソフトウェアを利用することが出来ないため、ユーザが当該ソフトウェアを利用する可能性が低い時間帯に実行されることがより好ましい。
まず、ステップS21では、ソフトウェア配信サーバ20から最新バージョン情報とその管理情報を取得する。すなわち、管理情報取得部F13に管理情報要求信号をソフトウェア配信サーバ20へ送信させ、その管理情報要求信号に対する応答として管理情報取得部F13が取得した最新バージョン情報及びその管理情報を取得する。このステップS21での処理が完了すると、ステップS22に移る。
ステップS22では、ユーザ側ソフトウェア記憶部12に格納されているソフトウェアデータD1に含まれているバージョン情報を参照して、ステップS23に移る。
ステップS23では、ステップS21で取得した最新バージョン情報、すなわち配信用ソフトウェアデータD2のバージョン情報と、ユーザ側ソフトウェア記憶部12に格納されているソフトウェアデータD1のバージョン情報を比較する。そして、ソフトウェアデータD1が最新バージョンであるか否かを判定する。このステップS23が請求項に記載のバージョン情報判定部に相当する。
ソフトウェアデータD1が最新バージョンであると判定する場合とは、例えば配信用ソフトウェアデータD2のバージョン番号と、ソフトウェアデータD1のバージョン番号が一致している場合とすれば良い。また、ソフトウェアデータD1が最新バージョンではないと判定する場合とは、配信用ソフトウェアデータD2のバージョン番号が、ソフトウェアデータD1のバージョン番号よりも大きい数字となっている場合とすれば良い。
そして、ユーザ側ソフトウェア記憶部12に格納されているソフトウェアデータD1が最新バージョンであると判定した場合には、ステップS23がYESとなって本フローを終了する。ユーザ側ソフトウェア記憶部12に格納されているソフトウェアデータD1が最新バージョンではないと判定した場合には、ステップS23がNOとなってステップS24に移る。
ステップS24では、更新条件記憶部112にアクセスし、自動更新条件として設定されているダウンロード閾値と経過時間閾値を読み出してステップS25に移る。ステップS25では、ステップS21で取得した管理情報に含まれているダウンロード回数、すなわち現在のダウンロード回数と、更新条件記憶部112に記憶されているダウンロード閾値とを比較する。
そして、現在のダウンロード回数がダウンロード閾値以上である場合(ステップS25 YES)には、ステップS26に移る。一方、現在のダウンロード回数がダウンロード閾値未満である場合には、ステップS25はNOとなって、本フローを終了する。なお、自動更新条件としてダウンロード回数が採用されていない場合には、ステップS25を省略してステップS26に移ればよい。このステップS25と、次に説明するステップS26のそれぞれが請求項に記載の自動更新条件判定部に相当する。
ステップS26では、ステップS21で取得した管理情報に含まれている経過時間、すなわち、配信用ソフトウェアデータD2がダウンロード可能となってから現在までの経過時間と、更新条件記憶部112に記憶されている経過時間閾値とを比較する。
そして、現在の経過時間が経過時間閾値以上となっている場合には、ステップS26がYESとなって、ステップS27に移る。一方、現在の経過時間が経過時間閾値未満である場合には、ステップS26はNOとなって、本フローを終了する。なお、自動更新条件として経過時間が採用されていない場合には、ステップS26を省略してステップS27に移ればよい。
ステップS27では、更新実行部F15に当該ソフトウェアの更新を実行するように指示して、本フローを終了する。
以上で述べた構成によれば、例えば、種々のユーザのうち、最新バージョンがダウンロード可能となった場合には、相対的に早いタイミングで最新バージョンを利用したいユーザは、ダウンロード閾値、経過時間閾値を相対的に小さい値に設定しておけばよい。ダウンロード閾値、経過時間閾値を相対的に小さい値に設定しておけば、ソフトウェア配信サーバ20が最新バージョンの配信を開始してから更新判定部F14によって、更新するべきであると判定されるまでの時間は、相対的に小さくなる。すなわち、相対的に早いタイミングでソフトウェアが自動的に更新される。
特に、最新バージョンがダウンロード可能となった場合には、いち早く最新バージョンを利用したいユーザは、ソフトウェア配信サーバが最新バージョンの配信を開始した時点で満たされるような自動更新条件としておけばよい。ソフトウェア配信サーバ20が最新バージョンの配信を開始した時点で満たされるような自動更新条件としておけば、バージョン情報の比較の結果、ソフトウェア配信サーバ20が最新バージョンの配信を開始したことを検出した場合に更新が実施される。
ソフトウェア配信サーバ20が最新バージョンの配信を開始した時点で満たされるような自動更新条件とは、ダウンロード閾値を0回、経過時間を0日とした条件である。もちろん、自動更新条件として、ダウンロード閾値と経過時間の両方を採用しないように設定した場合も、同様の効果が得られる。
一方、新しいバージョンが利用可能となった後も、一定期間様子見てからソフトウェアの更新を実施させたいユーザ(慎重派ユーザとする)は、達成されるまでに時間がかかりそうな自動更新条件を設定しておけばよい。例えば、ダウンロード閾値を10万回、経過時間を30日としておけばよい。
一般的に、最新バージョンのソフトウェアが、致命的なバグやセキュリティ上の欠陥を有している場合には、ダウンロード回数が伸び悩んで、ダウンロード閾値を達成されなかったりする。したがって、ダウンロード閾値を達成する前に、ソフトウェア開発者が当該バージョンの公開を停止したりすることが期待される。
また、ダウンロード回数がダウンロード閾値を超えたということは、単純計算でダウンロード閾値以上のユーザによって受け入れられているソフトウェアであることを意味する。したがって、このダウンロード閾値を大きくしておけば、致命的なバグやセキュリティ上の欠陥があるバージョンへと更新してしまう可能性を相対的に小さくすることができる。
また、前バージョンのソフトウェアが、多数のユーザにとって好評であった場合には、最新バージョンの公開とともに、比較的に少ない日数でダウンロード回数がダウンロード閾値を越える場合もあり得る。しかし、経過日数を相対的に長い日数としておけば、ダウンロード数がダウンロード閾値を超えた場合であっても、経過日数が経過日数閾値を越えるまでは、更新は実施されない。
前述の通り、最新バージョンのソフトウェアの不具合が周知となった場合には、当該最新バージョンの公開が停止されたり、その不具合が修正されたより新しいバージョンの公開がされたりするなどの対応処置が想定される。
したがって、経過日数を相対的に長く設定しておけば、仮に上述の不具合が見つからないまま、ダウンロード数がダウンロード閾値を超えた場合であっても、不具合を備えたバージョンへと更新してしまう可能性を相対的に小さくすることができる。
すなわち、上述のように、達成されるまでに時間がかかりそうな自動更新条件を設定しておけば、最新バージョンのソフトウェアが公開された直後に発覚されがちな、初期不良などの不具合を避けることが期待できる。
したがって、本実施形態の構成によれば、多種多様なユーザの好みに応じたタイミングで、ソフトウェアを自動的に更新することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、下記の種々の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
<変形例1>
以上では、1種類のソフトウェアに対する動作例を述べたが、図8に示すように、本発明は、複数種類のソフトウェアのそれぞれの更新に対応していても良い。この場合、更新条件記憶部112は、ソフトウェア毎に設定されていればよい。
図8に示すユーザ側ソフトウェア記憶部12は、複数種類のソフトウェアA、B、CのデータD1a、D1b、D1cを記憶している。また、更新条件記憶部112は、ソフトウェアA用の自動更新条件Ca、ソフトウェアB用の自動更新条件Cb、及びソフトウェアC用の自動更新条件Ccを、ソフトウェアデータD1a、D1b、D1cのそれぞれと対応付けて記憶している。各自動更新条件Ca、Cb、Ccは、前述の実施形態と同様に、ユーザ操作に基づいて設定されていればよい。
この変形例1の構成では、各ソフトウェアは、そのソフトウェアの新しいバージョンがダウンロード可能となって、かつ、そのソフトウェアに対応する自動更新条件が充足された場合に、自動的に更新される。すなわち、この変形例1の構成によれば、複数種類のソフトウェアのそれぞれに対して、ユーザの好みに応じたタイミングで自動的に更新させることができる。
なお、一般に、ソフトウェアの種類ごとに、そのソフトウェアを利用しているユーザ数は異なる。したがって、ソフトウェア毎に、ダウンロード閾値等の自動更新条件も異なってくる。この変形例1の構成によれば、そういったソフトウェア毎の傾向に応じた自動更新条件を設定する事ができる。
<変形例2>
以上では、ダウンロード回数に対してユーザが自動更新条件として設定する条件の単位を回数とする構成としたが、これに限らない。例えば、ユーザは、ダウンロード回数に対する自動更新条件として、最新バージョンよりも1つ前のバージョンのソフトウェアの最終的なダウンロード回数に対する割合(単位:%)を設定する構成としてもよい。ここでの最終的なダウンロード回数は、最新バージョンが利用可能となる直前に管理情報として取得したダウンロード回数とすればよい。この最終的なダウンロード回数が、請求項に記載の総ダウンロード回数に相当する。
そして、更新判定部F14は、その最終的なダウンロード回数にユーザが設定した割合を乗算することによって、ダウンロード閾値に換算し、最新バージョンのダウンロード回数との比較を行う。
このようにユーザがダウンロード回数に対する自動更新条件として設定する単位を回数ではなく、最新バージョンよりも1つ前のバージョンのソフトウェアの最終的なダウンロード回数に対する割合とする利点は次の通りである。
一般に、ソフトウェア毎に、新しいバージョンのソフトウェアがユーザにダウンロードされると見込まれる回数や、勢い(例えば1日当りのダウンロード数)などが異なる。より具体的には、10万人のユーザが利用しているソフトウェアもあれば、5000人のユーザしか利用していないソフトウェアもある。
ここで、仮に実施形態の構成においてダウンロード閾値を10000回と設定した場合、前者のようにユーザ数が多いソフトウェアであれば、時間の経過に伴って最新バージョンのソフトウェアのダウンロード数も当該ダウンロード閾値を越える可能性が高い。しかし、後者のようにユーザ数が5000人しかいないソフトウェアでは、ユーザ数がダウンロード閾値を下回っているため、最新バージョンのダウンロード回数がダウンロード閾値を越える可能性は低く、自動更新条件がずっと満たされない可能性がある。
そこで、この変形例2のように、ユーザがダウンロード回数に対する自動更新条件として、最新バージョンよりも1つ前のバージョンのソフトウェアの最終的なダウンロード回数に対する割合を設定し、更新判定部F14がその割合に基づいてダウンロード閾値を算出する構成とすれば、ダウンロード閾値を、ユーザ数に応じた数値とすることができる。
なお、ここでは、最新バージョンよりも1つ前のバージョンがダウンロードされた回数をユーザ数と見なす。もちろん、バージョンの違いを無視して計上される、当該ソフトウェアがインストールされているユーザ側端末の数をユーザ数としてもよい。
例えば、ダウンロード回数に対する自動更新条件を20%に設定しておけば、1つ前のバージョンが10万回ダウンロードされた実績のあるソフトウェアでは2万回ダウンロードされた時点で、ダウンロード回数における自動更新条件は充足されるようになる。また、前回のバージョンが5000回しかダウンロードされなかったソフトウェアでは1000回ダウンロードが実行された時点で、ダウンロード回数における自動更新条件は充足されるようになる。したがって、ソフトウェアのユーザ数の差による上記の問題が発生する可能性は低減される。
ここでは、割合として設定されたダウンロード閾値と、最新バージョンよりも1つ前のバージョンの最終的なダウンロード回数との乗算値を、最新バージョンのソフトウェアをダウンロードするか否かの判定に用いる閾値としたが、これに限らない。
そのソフトウェアのユーザ数を管理要素情報として取得できる場合には、ユーザ数を用いて、最新バージョンのソフトウェアをダウンロードするか否かの判定に用いる閾値を算出してもよい。
<変形例3>
変形例2では、ダウンロード回数に対して設定される自動更新条件を、最新バージョンよりも1つ前のバージョンのダウンロード回数に対する割合とする構成を例示したが、これに限らない。
実施形態において、ダウンロード閾値(単位は回数)の初期値を、そのソフトウェアのユーザ数や、最新バージョンよりも1つ前のバージョンの最終的なダウンロード数に基づいて応じた値(例えば50%に相当する回数)に、自動的に設定する構成としても良い。もちろん、その場合もユーザは、操作部15を操作することで、ダウンロード閾値を初期値以外の値に設定できるものとする。
このような構成によれば、ユーザはその初期値を見ることで、そのソフトウェアにおけるダウンロード閾値として妥当な値の見当をつけることができる。すなわち、ソフトウェアのユーザ数や、最新バージョンよりも1つ前のバージョンの最終的なダウンロード数に応じたダウンロード閾値を設定することができるため、この変形例3においても変形例2と同様の効果を奏することができる。
<変形例4>
上述の実施形態では、ダウンロード回数と経過時間の両方を自動更新条件として採用した構成を例示としたが、これに限らない。自動更新条件としてユーザが選択可能な項目(すなわち管理要素)は、ダウンロード回数と経過時間の何れか一方だけであっても良い。
また、管理情報が管理要素として備える要素は、ダウンロード回数や、経過時間に限らない。一般に、ソフトウェアに対する評価を、星の数や、点数で表す仕組みは広く普及している。ソフトウェアに対する他のユーザの評価もまた、そのソフトウェアに対する信頼性を評価するための指標となりうる。
したがって、ソフトウェア配信サーバ20が、管理要素情報として、ソフトウェアに対するユーザの評価を収集する構成となっている場合には、ソフトウェアに対するユーザの評価を自動更新条件として採用してもよい。
ソフトウェアに評価を収集する仕組みは、周知の仕組みを援用すればよい。ソフトウェア配信サーバ20は、ソフトウェアに対する評価を、バージョンと対応付けて集計すればよい。
また、インターネット上において配信されているソフトウェアに対してユーザがコメントを投稿し、そのソフトウェアに対応付けられているコメントを、ユーザ間で共有することができるシステムも普及している。
ソフトウェア更新システム100が、そのようにユーザ間においてソフトウェアに対するコメントを共有できるシステムとなっている場合には、更新判定部F14は、最新バージョンのソフトウェアに対して寄せられているコメントに基づいて、更新するべきか否かを判定してもよい。
例えば、ソフトウェア配信サーバ20は、あるバージョンのソフトウェアに対して投稿されたコメントをそのバージョン情報と対応付けて、すなわち、そのバージョンの管理要素情報として保存していく。更新判定部F14は、最新バージョンのソフトウェアに対応付けられているコメント群に対して、自動更新条件としてユーザによって設定されているキーワードを用いてテキスト検索を実施する。例えば、ユーザは、キーワードとして、不具合や、バグ、欠陥などの単語を登録しておけばよい。
そして、更新判定部F14は、検索の結果、該当したコメントの数がその最新バージョンに対して投稿されているコメントの総数に対して所定の割合以下である場合には、更新してもよいと判定すればよい。一方、該当コメント数が所定の割合以上である場合には、更新するべきではないと判定すればよい。
すなわち、最新バージョンのソフトウェアに対して他のユーザが投稿したコメントも、管理要素及び自動更新条件として用いてもよい。なお、テキスト検索処理は周知の方法を援用すればよい。
<変形例5>
また、上述した実施形態において、ソフトウェアの新しいバージョンが出ているが(ステップS23 NO)、ステップS25やS26でNOとなって更新を実行していない場合には、その自動更新条件の達成度合い(以降、達成率とする)を表すテキストや画像を表示部14に表示してもよい。
例えば、表示制御部F11は、そのソフトウェアを起動した場合に表示する最初の画面、又は起動処理を実施している間の画面(待機画面とする)において、図9に示すような達成率通知画像Img2を表示してもよい。なお、図9は、待機画面を表示している表示部14の一例を表している。図中の符号141で指し示す領域は、電波状況や電池残量などといった、ユーザ側端末10の状態を表示するステータス通知領域を表している。
また、表示制御部F11は、ソフトウェアが起動された場合に、図10に示すように、自動更新条件の達成率をステータス通知領域141にテキスト表示してもよい。
達成率は、自動更新条件として採用されている管理要素情報毎に、表示制御部F11が算出して表示すればよい。例えば、ダウンロード閾値が10000回と設定されてあって、かつ、現在のダウンロード回数が9000回である場合には、達成率は90%と表示する。
この変形例5の構成によれば、ユーザは、自動更新条件の達成率を認識することができる。ユーザは、その達成率に応じて、手動で更新させたり、達成率の変化が停滞している場合には、停滞している原因を調べたりすることができる。また、達成率の変化の速度に応じて、自動更新条件を再設定するなどの対応をとることができる。
なお、達成率が停滞している場合とは、自動更新条件として採用されている管理要素情報のうち、経過時間以外の管理要素情報の達成率の、一定期間(例えば1週間)での変化が、所定の閾値以下となっている場合を指す。ここで用いる閾値は、達成率が停滞していると判定するための閾値であって、適宜設計されればよい。
なお、自動更新条件の達成率は、新しいバージョンのソフトウェアが公開されている場合に常時表示してもよいし、達成率が停滞している場合にのみ表示してもよい。また、ここでは自動更新条件の達成度合いを割合で表す態様を例示したが、その他の態様で表しても良い。
<変形例6>
ところで、ソフトウェア開発者の立場からすると、最新バージョンよりも以前のバージョンのソフトウェアに欠陥があり、そのソフトウェアがインストールされている全てのユーザ側端末10に対して強制的に更新を実施させたい場合がある。そのような場合を想定してソフトウェア更新システム100は次のように構成されてあってもよい。
まず、ソフトウェア配信サーバ20は、ユーザ側端末10にソフトウェアの更新を実行する必要があるか否かを表す情報(更新要否情報とする)を含む管理情報を配信するように構成しておく。そして、ユーザ側端末10の更新判定部F14は、ソフトウェアの更新を実行する必要がある旨を表す更新要否情報を含む管理情報を取得した場合には、自動更新条件を無視して当該ソフトウェアの更新を実行する。
このような構成によれば、ソフトウェア開発者の都合に応じたタイミングで更新を実施させることができる。
<変形例7>
上述した実施形態では、主としてユーザに携行されるスマートフォンなどの携帯端末を想定した構成の一例について述べたが、冒頭にも述べたように、ユーザ側端末は、車両に搭載された車載端末であってもよい。そのように、ユーザ側端末が車載端末である場合の構成(これを変形例7とする)について、図11及び図12を用いて説明する。
図11に示すように、変形例7におけるユーザ側端末10Aは、実施形態のユーザ側端末と同様のユーザ側制御部11、ユーザ側ソフトウェア記憶部12、ユーザ側通信部13、表示部14、操作部15に加えて、位置検出器16、及び電源回路17を備える。
位置検出器16は、自端末の位置情報(緯度及び経度)を取得する機器である。位置検出器16は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)で用いられる衛星からの電波を受信するGNSS受信機や、ジャイロセンサ、速度センサなどを組み合わせて実現されればよい。GNSS受信機としては、例えばGPS受信機を用いることができる。
電源回路17は、ユーザ側端末10Aを動作させるための電力を供給する回路である。例えば電源回路は、車載バッテリーやイグニッション電源等に接続されていればよい。
また、変形例7におけるユーザ側制御部11は、図12に示すように、前述の実施形態のユーザ側制御部11が備える機能ブロック(F11〜F15)に加えて、駐車判定部F16、電源管理部F17を備える。
駐車判定部F16は、当該ユーザ側端末10Aが搭載された車両(以降、自車両)が駐車されようとしているか否かを判定する。例えば駐車判定部F16は、位置検出器16が検出している位置情報に基づいて、自車両と自宅との距離が所定距離(例えば300m)以上となっている状態から、所定距離未満となった場合に、駐車されようとしていると判定すればよい。なお、自宅の住所は予め登録されていればよい。
なお、ここでの自車両が駐車されようとしている状態には、駐車されてユーザが車両から降りるまでの状態を含む。例えば、駐車判定部F16は、図示しない車載センサ、例えばシフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサからの信号に基づいて、自車両が駐車されようとしているか否かを判定してもよい。すなわち、シフトポジションセンサが、シフトレバーが駐車ポジションに設定されていることを示す信号を出力した場合に、自車両が駐車されようとしていると判定すればよい。
自車両が駐車されようとしているか否かの判定に用いる車載センサはシフトポジションセンサに限らず、イグニッション電源のオン/オフを検出するイグニッション電源センサであってもよい。自車両が駐車されそうであるか否かを判定する方法は、周知の方法を援用すればよい。電源管理部F17は、電源回路17のオン/オフを制御する。この電源管理部F17が請求項に記載の電源制御部に相当する。
この変形例7において、ユーザ側制御部11が、実施形態で述べた機能ブロックに加えて駐車判定部F16、電源管理部F17を備える構成とした理由は、次の通りである。
すなわち、ユーザ側端末が、スマートフォンなどの携帯端末であれば、常時電源がオンとなっている可能性が高いため、実施形態で述べたように、毎日0時となったタイミングで定期的に自動更新処理を実施することができる。
しかし、ユーザ側端末が車載端末である場合、毎日決まった時間に電源がオンとなっているとは限らない。また、前述の通り、ソフトウェアの更新中は、そのソフトウェアをユーザが利用することができなくなってしまう。そこで、ユーザが車両を降りるタイミングで、自動更新処理を実施する態様が好ましい。さらに、自動更新処理中においては、電力の供給が維持される必要がある。
すなわち、駐車判定部F16、電源管理部F17は、ユーザが車両を降りるタイミングで自動更新処理を実施し、更新実行部F15がソフトウェアの更新を実施する場合には、その更新処理が完了するまで電力の供給を維持するための機能である。
より具体的には、駐車判定部F16が、自車両が駐車されそうであると判定した場合に、更新判定部F14は自動更新処理を開始する。そして、ステップS26がYESとなって更新実行部F15に更新処理を実施させる場合には、電源管理部F17が、その更新処理が完了するまで電源回路17を制御して、電力の供給を維持する。また、更新処理を実施しなかった場合や、更新処理が完了した場合に、電源回路17を制御して車載バッテリーからの電力供給を遮断する。
100 ソフトウェア更新システム、10 ユーザ側端末(情報処理端末)、20 ソフトウェア配信サーバ、21 サーバ側制御部、22 サーバ側ソフトウェア記憶部、23 サーバ側通信部、11 ユーザ側制御部、12 ユーザ側ソフトウェア記憶部(ソフトウェア記憶部)、13 ユーザ側通信部、14 表示部、15 操作部、111 更新制御プログラム記憶部、112 更新条件記憶部、F11 表示制御部、F12 自動更新条件取得部、F13 管理情報取得部(ソフトウェア情報取得部)、F14 更新判定部、F15 更新実行部、D1 ソフトウェアデータ、D2 配信用ソフトウェアデータ

Claims (9)

  1. ソフトウェアを配信するソフトウェア配信サーバ(20)から取得した前記ソフトウェア、及び当該ソフトウェアのバージョン情報を記憶するソフトウェア記憶部(12)と、
    前記ソフトウェア配信サーバから、最新バージョンの前記ソフトウェアのバージョン情報と、少なくとも1種類の、最新バージョンの前記ソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる管理要素についての情報(以降、管理要素情報)と、を取得するソフトウェア情報取得部(F13)と、
    ユーザ操作に基づいて、少なくとも1つの前記管理要素に対して設定される、前記ソフトウェアを最新バージョンへと更新するべきか否かの判定に用いられる自動更新条件を取得する自動更新条件取得部(F12)と、
    前記自動更新条件取得部が取得した前記自動更新条件を記憶する更新条件記憶部(112)と、
    前記ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報及び前記管理要素情報と、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアのバージョン情報と、前記更新条件記憶部が記憶している前記自動更新条件と、に基づいて前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアを更新するべきか否かを判定する更新判定部(F14)と、
    前記更新判定部が前記ソフトウェアを更新するべきであると判定したことに基づいて、前記ソフトウェアの更新を実施する更新実行部(F15)と、
    画像又はテキストを表示する表示部(14)と、
    前記表示部での表示を制御する表示制御部(F11)と、を備え、
    前記更新判定部は、
    前記ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報と、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアのバージョン情報とを比較することによって、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアが最新バージョンであるか否かを判定するバージョン情報判定部(S23)と、
    前記バージョン情報判定部が、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアが最新バージョンではないと判定した場合に、前記ソフトウェア情報取得部が取得した前記管理要素情報と前記自動更新条件とを比較することによって前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしているか否かを判定する自動更新条件判定部(S25、S26)と、を備え、
    前記自動更新条件判定部が、前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしていると判定した場合に、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアを更新するべきであると判定するものであって、
    前記表示制御部は、前記バージョン情報判定部によって前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアが最新バージョンではないと判定され、かつ、前記自動更新条件判定部によって前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしていないと判定された場合には、前記自動更新条件の達成度合いを表す画像又はテキストを前記表示部に表示させることを特徴とする情報処理端末。
  2. 請求項1において、
    前記ソフトウェア情報取得部は、少なくとも最新バージョンの前記ソフトウェアのダウンロード回数を前記管理要素情報として取得し、
    前記自動更新条件は、少なくともダウンロード回数に対する閾値であるダウンロード閾値を含んでおり、
    前記ダウンロード閾値は、当該ソフトウェアの最新バージョンよりも1つ前のバージョンの総ダウンロード回数に、ユーザ操作に基づいて定まる所定の割合を乗算して定まる値となっていることを特徴とする情報処理端末。
  3. ソフトウェアを配信するソフトウェア配信サーバ(20)から取得した前記ソフトウェア、及び当該ソフトウェアのバージョン情報を記憶するソフトウェア記憶部(12)と、
    前記ソフトウェア配信サーバから、最新バージョンの前記ソフトウェアのバージョン情報と、少なくとも1種類の、最新バージョンの前記ソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる管理要素についての情報(以降、管理要素情報)と、を取得するソフトウェア情報取得部(F13)と、
    ユーザ操作に基づいて、少なくとも1つの前記管理要素に対して設定される、前記ソフトウェアを最新バージョンへと更新するべきか否かの判定に用いられる自動更新条件を取得する自動更新条件取得部(F12)と、
    前記自動更新条件取得部が取得した前記自動更新条件を記憶する更新条件記憶部(112)と、
    前記ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報及び前記管理要素情報と、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアのバージョン情報と、前記更新条件記憶部が記憶している前記自動更新条件と、に基づいて前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアを更新するべきか否かを判定する更新判定部(F14)と、
    前記更新判定部が前記ソフトウェアを更新するべきであると判定したことに基づいて、前記ソフトウェアの更新を実施する更新実行部(F15)と、を備え、
    前記ソフトウェア情報取得部は、少なくとも最新バージョンの前記ソフトウェアのダウンロード回数を前記管理要素情報として取得し、
    前記自動更新条件は、少なくともダウンロード回数に対する閾値であるダウンロード閾値を含んでおり、
    前記ダウンロード閾値は、当該ソフトウェアの最新バージョンよりも1つ前のバージョンの総ダウンロード回数に、ユーザ操作に基づいて定まる所定の割合を乗算して定まる値となっており、
    前記更新判定部は、
    前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアが最新バージョンではなく、かつ、前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしている場合に、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアを更新するべきであると判定し、
    前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアが最新バージョンである場合、又は、前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしていない場合には、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアを更新するべきではないと判定することを特徴とする情報処理端末。
  4. 請求項において、
    前記更新判定部は、
    前記ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報と、前記ソフトウェア記憶部に
    記憶されている前記ソフトウェアのバージョン情報とを比較することによって、前記ソフ
    トウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアが最新バージョンであるか否かを判定
    するバージョン情報判定部(S23)と、
    前記バージョン情報判定部が、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウ
    ェアが最新バージョンではないと判定した場合に、前記ソフトウェア情報取得部が取得し
    た前記管理要素情報と前記自動更新条件とを比較することによって前記管理要素情報が前
    記自動更新条件を満たしているか否かを判定する自動更新条件判定部(S25、S26)
    と、を備え、
    前記自動更新条件判定部が、前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしていると判
    定した場合に、前記ソフトウェア記憶部に記憶されている前記ソフトウェアを更新するべ
    きであると判定することを特徴とする情報処理端末。
  5. 請求項1から4の何れか1項において、
    前記管理要素として、最新バージョンの前記ソフトウェアのダウンロード回数と、最新バージョンの前記ソフトウェアがダウンロード可能な状態となってからの経過時間の、少なくとも何れか一方を用いることを特徴とする情報処理端末。
  6. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記ソフトウェア記憶部は、複数種類の前記ソフトウェアを、前記ソフトウェア毎にそのバージョン情報と対応付けて記憶し、
    前記自動更新条件取得部は、前記ソフトウェア記憶部が記憶している前記ソフトウェア毎の前記自動更新条件を取得し、
    前記更新条件記憶部は、前記自動更新条件取得部が取得した前記ソフトウェア毎の前記自動更新条件を、前記ソフトウェアと対応付けて記憶し、
    前記更新判定部は、前記ソフトウェア記憶部が記憶している前記ソフトウェア毎に、そのソフトウェアを更新するべきか否かを判定することを特徴とする情報処理端末。
  7. 請求項1からの何れか1項において、
    前記情報処理端末は、車両に搭載されてあって、
    前記車両が駐車されようとしているか否かを判定する駐車判定部(F16)と、
    前記車両が備えられている電源から当該情報処理端末への電力の供給及び遮断を制御する電源制御部(F17)と、を備え、
    前記更新判定部は、前記駐車判定部によって前記車両が駐車されようとしていると判定された場合に、前記ソフトウェア記憶部が記憶している前記ソフトウェアを更新するべきか否かの判定を実施し、
    前記電源制御部は、前記更新実行部が前記ソフトウェアの更新を実施している間は前記電源から当該情報処理端末への電力の供給を維持し、前記更新実行部による更新が完了した場合に、前記電源から当該情報処理端末への電力の供給を遮断することを特徴とする情報処理端末。
  8. コンピュータにインストールされているソフトウェアを配信しているソフトウェア配信サーバ(20)から、前記ソフトウェアの最新バージョンのバージョン情報と、少なくとも1種類の、最新バージョンの前記ソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる管理要素についての情報(以降、管理要素情報)と、を取得するソフトウェア情報取得部(F13)と、
    ユーザ操作に基づいて、少なくとも1つの前記管理要素に対して設定される、前記ソフトウェアを最新バージョンへと更新するべきか否かの判定に用いられる自動更新条件を取得する自動更新条件取得部(F12)と、
    前記ソフトウェア情報取得部が取得した前記バージョン情報及び前記管理要素情報と、現在インストールされている前記ソフトウェアのバージョン情報と、前記自動更新条件取得部が取得した前記自動更新条件と、に基づいて、前記ソフトウェアを更新するべきか否かを判定する更新判定部(F14)と、
    前記更新判定部が前記ソフトウェアを更新するべきであると判定したことに基づいて、前記ソフトウェアの更新を実施する更新実行部(F15)と、
    画像又はテキストを表示する表示部での表示を制御する表示制御部(F11)として、前記コンピュータを機能させるための更新制御プログラムであって、
    前記更新判定部は、
    前記ソフトウェア情報取得部が取得したバージョン情報と、前記コンピュータにインストールされている前記ソフトウェアのバージョン情報とを比較することによって、前記コンピュータにインストールされている前記ソフトウェアが最新バージョンであるか否かを判定するバージョン情報判定部(S23)と、
    前記バージョン情報判定部が、前記コンピュータにインストールされている前記ソフトウェアが最新バージョンではないと判定した場合に、前記ソフトウェア情報取得部が取得した前記管理要素情報と前記自動更新条件とを比較することによって前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしているか否かを判定する自動更新条件判定部(S25、S26)と、を備え、
    前記自動更新条件判定部が、前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしていると判定した場合に、前記コンピュータにインストールされている前記ソフトウェアを更新するべきであると判定するものであって、
    前記表示制御部は、前記バージョン情報判定部によって前記コンピュータにインストールされている前記ソフトウェアが最新バージョンではないと判定され、かつ、前記自動更新条件判定部によって前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしていないと判定された場合には、前記自動更新条件の達成度合いを表す画像又はテキストを前記表示部に表示させることを特徴とする更新制御プログラム。
  9. コンピュータにインストールされているソフトウェアを配信しているソフトウェア配信サーバ(20)から、前記ソフトウェアの最新バージョンのバージョン情報と、少なくとも1種類の、最新バージョンの前記ソフトウェアに対する信頼性を評価するために用いられる管理要素についての情報(以降、管理要素情報)と、を取得するソフトウェア情報取得部(F13)と、
    ユーザ操作に基づいて、少なくとも1つの前記管理要素に対して設定される、前記ソフトウェアを最新バージョンへと更新するべきか否かの判定に用いられる自動更新条件を取得する自動更新条件取得部(F12)と、
    前記ソフトウェア情報取得部が取得した前記バージョン情報及び前記管理要素情報と、現在インストールされている前記ソフトウェアのバージョン情報と、前記自動更新条件取得部が取得した前記自動更新条件と、に基づいて、前記ソフトウェアを更新するべきか否かを判定する更新判定部(F14)と、
    前記更新判定部が前記ソフトウェアを更新するべきであると判定したことに基づいて、前記ソフトウェアの更新を実施する更新実行部(F15)として、前記コンピュータを機能させるための更新制御プログラムであって、
    前記ソフトウェア情報取得部は、少なくとも最新バージョンの前記ソフトウェアのダウンロード回数を前記管理要素情報として取得し、
    前記自動更新条件は、少なくともダウンロード回数に対する閾値であるダウンロード閾値を含んでおり、
    前記ダウンロード閾値は、当該ソフトウェアの最新バージョンよりも1つ前のバージョンの総ダウンロード回数に、ユーザ操作に基づいて定まる所定の割合を乗算して定まる値となっており、
    前記更新判定部は、
    現在インストールされている前記ソフトウェアが最新バージョンではなく、かつ、前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしている場合に、前記ソフトウェアを更新するべきであると判定する一方、前記ソフトウェアが最新バージョンである場合、又は、前記管理要素情報が前記自動更新条件を満たしていない場合には、前記ソフトウェアを更新するべきではないと判定することを特徴とする更新制御プログラム。
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