JP2016206921A - コンテンツローカル配信システム、コンテンツローカル配信プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンテンツローカル配信システム1は、携帯端末20と、携帯端末20からコンテンツを取得して実行する車載機30と、携帯端末20と通信するサーバ10とを備える。携帯端末20は、コンテンツを保存するコンテンツ記憶領域23Aと、車載機30が実行可能なコンテンツをあらかじめサーバ10から取得しコンテンツ記憶領域23Aに保存するコンテンツ取得部とを備える。
【選択図】図1
Description
コンテンツを保存する記憶部と、車載機が実行可能なコンテンツをあらかじめサーバから取得し記憶部に保存するコンテンツ取得部と、を備える。
本発明にかかるコンテンツローカル配信プログラムは、車載機およびサーバと通信する携帯端末に搭載されるコンテンツローカル配信プログラムである。コンテンツローカル配信プログラムは、車載機が実行可能なコンテンツの一覧を取得させ、一覧に記載されるコンテンツをサーバから取得させ、取得したコンテンツを記憶部に保存させる。
以下、図1〜10を参照して、本発明によるコンテンツローカル配信システムの第1の実施の形態を説明する。
図1は、コンテンツローカル配信システム1の構成を示すブロック図である。コンテンツローカル配信システム1は、サーバ10と、携帯端末20と、車載機30とを備える。サーバ10および携帯端末20は、ネットワーク網Xを経由して接続される。携帯端末20および車載機30は、短距離通信により接続される。車載機30は、図1には1つのみ記載しているが、備える機能などにより機種が区分されている。たとえば、マイクを備える機種もあるが、マイクを備えない機種もある。
携帯端末20と車載機30は、同一のユーザが使用する。
サーバ10は、制御部11と、通信部12と、記憶部13とを備える。記憶部13には、コンテンツ記憶領域13Aと、機種データベース13Bとが保存される。制御部11は、内部バス10Aにより通信部12および記憶部13と接続される。通信部12が携帯端末20から通信を受信すると、制御部11はその通信に含まれる指令を解釈し、必要に応じて記憶部13に記憶されている情報を読み出す。通信部12は、ネットワーク網Xを経由して携帯端末20と通信する。記憶部13は、磁気ディスクである。コンテンツ記憶領域13Aには、複数のコンテンツが保存される。コンテンツ記憶領域13Aには順次、新しいコンテンツやバージョンアップされたコンテンツが保存される。
図2は、機種データベース13Bの一例を示す図である。図2に示す例では、「天気」、「音声検索」、「ヒット曲」、「カレンダー」、「ニュース」、という5つのコンテンツが、「ABC」、「DEF」、「PQR」、「XYZ」、という4つの機種で実行できるか否かを示している。たとえば、コンテンツ「天気」は4つの機種全てで実行できるが、コンテンツ「カレンダー」は機種「XYZ」でのみ実行できる。
図1に戻ってコンテンツローカル配信システム1の説明を続ける。
携帯端末20は、制御部21と、サーバ10と通信を行う長距離通信部22Aと、車載機30と通信を行う短距離通信部22Bと、記憶部23と、入力部24と、表示部25とを備える。
制御部21は、CPU、ROM、およびRAMを備える。CPUは後述するコンテンツローカル配信プログラム23FをRAMに展開して実行する。制御部21は、内部バス20Aにより長距離通信部22A、短距離通信部22B、記憶部23、入力部24、および表示部25と接続される。
図1に戻ってコンテンツローカル配信システム1の説明を続ける。
携帯端末20の入力部24は、複数のボタンから構成され、ユーザから入力を受け付ける。入力部24が受け付けたユーザから入力された情報は制御部21に出力される。表示部25は、液晶ディスプレイである。表示部25は、制御部21からの指令に基づき表示を行う。
車載機30は、制御部31と、携帯端末20と通信を行う通信部32と、記憶部33と、ユーザから入力を受け付ける入力部34と、表示部35とを備える。車載機30は、主に移動車両に搭載された状態で使用されるが、移動車両から取り外して使用することもできる。前述のとおり、車載機30には複数の機種が存在しており構成は同一ではない。以下に示す構成は全ての機種が共通で備える構成である。
通信部32は、携帯端末20と直接通信を行う、ブルートゥース(登録商標)や無線LANに対応する通信モジュールである。通信部32は、携帯端末20との接続が確立された際に制御部31に通知する。制御部31は、通信部32から接続が確立された旨の通知を受信すると、後述するプログラムを起動して携帯端末20との通信を開始する。
車載機30の入力部34は、複数のボタンから構成され、ユーザから入力を受け付ける。入力部34が受け付けたユーザから入力された情報は、制御部31に出力される。表示部35は、液晶ディスプレイである。表示部35は、制御部31からの指令に基づき表示を行う。
車載機30は、電源が入れられるとWebブラウザ33Eを起動させる。すると、表示部35にメニュー画面が表示される。メニュー画面には、その車載機30が実行できるコンテンツが表示される。ユーザの入力部34の操作により、いずれかのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するURLが携帯端末20に送信される。携帯端末20はURLを受信すると、そのURLに対応するコンテンツが車載機30に送信される。車載機30に受信されたコンテンツは、コンテンツ一時記憶領域33Aに保存され、Webブラウザ33Eに実行される。
ユーザが車載機30を操作し、コンテンツの起動を選択すると携帯端末20を経由してサーバ10からコンテンツを取得することも可能である。しかし、携帯端末20とサーバ10との通信が不可能な場合もある。そこで、携帯端末20がサーバ10からあらかじめコンテンツをダウンロード、すなわち取得しておき、ユーザがコンテンツの起動を選択すると、携帯端末20に保存されたコンテンツを車載機30に送信する。
また、ユーザが車載機30を使用する直前に携帯端末20がコンテンツの取得を開始すると、携帯端末20によるコンテンツの取得が終了するまで当該コンテンツを実行できない。すなわち、携帯端末20がサーバ10から取得するタイミングを考慮する必要がある。
そこで本実施の形態では、以下に示す3つの状況で携帯端末20がサーバ10からコンテンツを取得する。これらの3つが、コンテンツローカル配信プログラム23Fが実行する機種登録処理、接続時処理、および切断時処理である。
ユーザがこれから使用する機種を携帯端末20に登録すると、携帯端末20はその機種が実行できるコンテンツの一覧を携帯端末20がサーバ10から取得する。そして、その一覧に記載されているコンテンツをサーバ10から取得する。
そのため、ユーザが車載機30を実際に使用する前に、当該車載機30が実行可能なコンテンツをあらかじめサーバ10から取得可能であり、ユーザの利便性を損なうことがない。
携帯端末20が車載機30と接続された際に、携帯端末20が通信により車載機30の機種情報を取得し、その機種が取得済みリスト23Dに記載されているか否かを判断する。記載されている場合には、その機種が実行できる全てのコンテンツがコンテンツ記憶領域23Aに保存されているので特段の処理を行わない。記載されていない場合には、その機種が実行できるコンテンツの一覧を携帯端末20がサーバ10から取得する。そして、その一覧に記載されているコンテンツをサーバ10から取得する。
ユーザが機種登録時に誤った機種を選択した場合や、機種登録を行っていなかった場合に有効である。
携帯端末20と車載機30との接続が切断された際に、これまでに接続した車載機30が実行できるコンテンツの一覧を携帯端末20がサーバ10から取得する。そして、その一覧に記載されているコンテンツをサーバ10から取得する。
携帯端末20と車載機30との接続が切断されるたびに、新たなコンテンツやバージョンアップしたコンテンツを取得できる。
上述した3つのいずれの場合においても、これから取得するコンテンツがコンテンツ記憶領域23Aに保存されている場合には、再度の取得を行わない。
(機種登録時の動作例)
ユーザが、入力部24を操作してコンテンツローカル配信プログラム23Fの「車載機の登録機能」を選択すると、コンテンツローカル配信プログラム23Fの機種登録処理が開始され、以下の処理が行われる。
携帯端末20がサーバ10に機種の一覧情報を要求する。サーバ10は、その要求に基づきたとえば図4に示すXML文章を携帯端末20に送信する。このXML文章において、MODEL_LISTタグの要素が機種の一覧を、MODELタグが1機種の情報を表す。機種ごとの情報として、機種名を表すnameタグと機種コードを表すcodeタグを備える。すなわち、図4の例では、「ABC」、「DEF」、「PQR」、「XYZ」、の4つの機種名が記載されている。これらの機種コードは、順番に「xx−abc」、「xx−def」、「xx−pqr」、「xx−xyz」である。
ユーザが入力部24を操作していずれかの機種名を選択すると、携帯端末20は、その機種名に対応する機種コードをサーバ10に送信する。サーバ10は、機種コードを受信すると機種データベース13Bを参照して、その機種コードに対応する機種が実行できるコンテンツの一覧を携帯端末20に送信する。機種データベース13Bは図2に示したものであり、ユーザが「DEF」を選択したとして以下説明を続ける。
携帯端末20は、全てのコンテンツを保存すると、ユーザが選択した機種名を取得済みリスト23Dに記録する。
短距離通信部22Bが車載機30と接続されると、コンテンツローカル配信プログラム23Fがこれを検出し、接続時処理を開始して以下の処理を行う。
まず、携帯端末20が車載機30から機種情報を取得する。この機種情報から接続した車載機30の機種は「PQR」であったとする。携帯端末20は、その機種が取得済みリスト23Dに掲載されているか否かを判断する。取得済みリスト23Dに図3の例に示すように「ABC」と「DEF」が掲載されていると、携帯端末20は接続した車載機30の機種が取得済みリスト23Dに掲載されていないと判断する。
前述のように携帯端末20の取得済みリスト23Dには、「ABC」と「DEF」が掲載されているので、コンテンツ記憶領域23Aには、機種「ABC」と機種「DEF」が実行できるコンテンツがすでに保存されている。すなわちコンテンツ記憶領域23Aには「天気」、「音声検索」、「ヒット曲」、の3つのコンテンツが保存されている。
車載機30と携帯端末20との接続が切断されると、コンテンツローカル配信プログラム23Fがこれを検出し、切断時処理が開始して以下の処理を行う。
携帯端末20が、取得済みリスト23Dを読み込み、そこに記載されている機種に対応する機種コードをサーバ10に送信する。サーバ10に保存されている機種データベース13Bが図2に示す例である場合には、「ABC」と「DEF」に対応する機種コードを送信する。
サーバ10は、それぞれの機種コードに対応するコンテンツの一覧を携帯端末20に送信する。すなわち、本例では機種「ABC」が実行できるコンテンツの一覧と、機種「DEF」が実行できるコンテンツの一覧を送信する。
以上説明した動作を行うコンテンツローカル配信プログラム23Fの機種登録処理、接続時処理、切断時処理、および車載機30の接続時における処理の詳細をフローチャートを使って説明する。
図7は、コンテンツローカル配信プログラム23Fの機種登録処理を表すフローチャートである。以下に示す各ステップの実行主体は、制御部21のCPUである。
ステップS101では、サーバ10から機種リストを取得し、ステップS102に進む。
ステップS102では、ステップS101において取得した機種リストに基づき表示部25に機種の一覧を選択するダイアログを表示する。たとえば、前述の図5のダイアログである。次にステップS103に進む。
ステップS104では、ユーザが選択した機種名に対応する機種コードをサーバ10に送信する。次にステップS105に進む。
ステップS105では、サーバ10からコンテンツの一覧を受信する。コンテンツの一覧はたとえば、前述の図6に示したXML文章である。本ステップにおいて受信したコンテンツの一覧にn個のコンテンツが記載されていたとする。次にステップS106に進む。
ステップS107では、コンテンツの一覧に記載されているi番目のコンテンツ名とバージョン番号を組み合わせた文字列のフォルダをコンテンツ記憶領域23Aに作成する。ステップS108に進む。
ステップS109では、変数iがコンテンツの一覧に記載されているコンテンツ数であるnと等しいか否かを判断する。等しいと判断する場合はステップS111に進み、等しくないと判断する場合はステップS110に進む。
ステップS110では、変数iに1を加算してステップS107に戻る。
ステップS111では、ユーザが選択した機種名を取得済みリスト23Dに記録して、機種登録処理を終了する。
図8は、車載機30が実行する接続検出時の動作を表すフローチャートである。車載機30により図8により動作が表されるプログラムが常に実行される。
以下に示す各ステップの実行主体は、制御部31のCPUである。
ステップS201では、新たに携帯端末20との接続が行われたか否かを判断する。新たな接続があると判断する場合はステップS202に進み、新たな接続がないと判断する場合はステップS201に留まる。
ステップS202では、制御部31のROMから機種コードを読み出してステップS203に進む。
ステップS203では、ステップS201において新たな接続を検出した携帯端末20に機種コードを送信し、図8のフローチャートを終了する。
図9は、コンテンツローカル配信プログラム23Fの接続時処理の動作を表すフローチャートである。携帯端末20により、図9により動作が表される接続時処理が常に実行される。
以下に示す各ステップの実行主体は、制御部21のCPUである。
ステップS301において、短距離通信部22Bがいずれかの車載機30を示す機種コードを受信したか否かを判断する。受信したと判断する場合はステップS302に進み、受信していないと判断する場合はステップS301に留まる。
ステップS302において、記憶部23から取得済みリスト23Dを読み込み、ステップS303に進む。
ステップS304において、ステップS301において受信した機種コードをサーバ10に送信し、サーバ10からコンテンツの一覧を受信する。コンテンツの一覧はたとえば、前述の図6に示したXML文章である。本ステップにおいて受信したコンテンツの一覧にn個のコンテンツが記載されていたとする。次にステップS305に進む。
ステップS306では、コンテンツの一覧に記載されているi番目のコンテンツ名とバージョン番号を組み合わせた文字列のフォルダが、コンテンツ記憶領域23Aに存在するか否かを判断する。存在すると判断する場合はステップS309に進み、存在しないと判断する場合はステップS307に進む。
ステップS308では、サーバ10からi番目のコンテンツを取得し、ステップS307において作成したフォルダに保存してステップS309に進む。
ステップS309では、変数iがコンテンツの一覧に記載されているコンテンツ数であるnと等しいか否かを判断する。等しいと判断する場合はステップS311に進み、等しくないと判断する場合はステップS310に進む。
ステップS311では、ユーザが選択した機種名を取得済みリスト23Dに記録してステップS312に進む。ただし、すでに同一の機種名が取得済みリスト23Dに記録されている場合には記録しない。
ステップS312において、以下の図10を用いて動作を説明する切断時処理を起動し、接続時処理を終了する。
図10は、コンテンツローカル配信プログラム23Fの切断時処理の動作を表すフローチャートである。このフローチャートにより動作が表される切断時処理は、図9のステップS312から起動される。
以下に示す各ステップの実行主体は、制御部21のCPUである。
ステップS401において、車載機30との通信が切断されたか否かを判断する。切断されたと判断する場合はステップS402に進み、切断されていないと判断する場合はステップS401に留まる。
ステップS403において、取得済みリスト23Dに記載されている全ての機種に対応する機種コードをサーバ10に送信し、サーバ10からそれぞれの機種に対応するコンテンツの一覧を受信する。本ステップにおいて受信したコンテンツの一覧に合計でn個のコンテンツが記載されていたとする。
次にステップS404に進む。
ステップS405では、コンテンツの一覧に記載されているi番目のコンテンツ名とバージョン番号を組み合わせた文字列のフォルダが、コンテンツ記憶領域23Aに存在するか否かを判断する。存在すると判断する場合はステップS409に進み、存在しないと判断する場合はステップS406に進む。
ステップS407では、サーバ10からi番目のコンテンツを取得し、ステップS406において作成したフォルダに保存する。ステップS408に進む。
ステップS408では、変数iがコンテンツの一覧に記載されているコンテンツ数であるnと等しいか否かを判断する。等しいと判断する場合は切断時処理を終了し、等しくないと判断する場合はステップS409に進む。
ステップS409では、変数iに1を加算してステップS405に戻る。
車載機30からURLを受信すると、コンテンツローカル配信プログラム23Fは、コンテンツ提供処理を開始する。すなわち、URLにより表されるコンテンツをコンテンツ記憶領域23Aから読み出し、車載機30に送信する。
(1)コンテンツローカル配信システム1は、携帯端末20と、携帯端末20からコンテンツを取得して実行する車載機30と、携帯端末20と通信するサーバ10とを備える。携帯端末20は、コンテンツを保存するコンテンツ記憶領域23Aと、車載機30が実行可能なコンテンツをあらかじめサーバ10から取得しコンテンツ記憶領域23Aに保存するコンテンツ取得部(図7のステップS108、図9のステップS308、図10のステップS407)とを備える。
コンテンツローカル配信システム1をこのように構成したので、トンネル内を走行している場合など携帯端末20の長距離通信が不可能な状態でも、あらかじめコンテンツ記憶領域23Aにコンテンツを保存しているので、車載機30からのコンテンツ要求に応えることができる。
そのため、携帯端末20を車載機30と接続する前に、あらかじめコンテンツをサーバ10から取得することができる。コンテンツの容量が大きいほどサーバ10からの取得に時間がかかるため、早期にコンテンツの取得を開始できることの利点が大きくなる。
携帯端末20と車載機30との通信が確立した時にコンテンツをサーバ10から取得するので、ユーザが事前に機種登録を行っていない場合や、誤った機種を登録していた場合でも、ユーザの手を煩わせることなくコンテンツをサーバ10から取得できる。
コンテンツはしばしば新しいバージョンが公開されるが、携帯端末20の機種によっては自動的に通信を開始することが禁止されており、新しいバージョンのコンテンツを任意のタイミングで取得することができない。そのような制限が課されている携帯端末20であっても、携帯端末20と車載機30との接続が解除されたことをトリガーとして利用し、サーバ10からコンテンツを取得することができる。
そのため、同一のコンテンツを再度取得することがなく、サーバ10、携帯端末20、ネットワーク網Xのリソースを節約できる。コンテンツ名とバージョン番号の組み合わせによりコンテンツの同一性を判断することで、バージョンアップの際には異なるコンテンツと判断してサーバ10からそのコンテンツを取得できる。
上述した第1の実施の形態は、以下のように変形してもよい。
(1)機種データベース13Bを備えるサーバと、コンテンツ記憶領域13Aを備えるサーバは同一でなくてもよい。携帯端末20は、コンテンツを複数のサーバから取得してもよい。
(2)携帯端末20と車載機30との接続が切断された際に、直前に接続した機種が実行できるコンテンツのみをサーバ10から取得してもよい。この場合には、携帯端末20が車載機30と接続された際に当該車載機30から取得した機種名をRAMに一時的に保存し、切断時にRAMから機種名を読み出して、その機種が実行できるコンテンツをサーバ10から取得する。
(4)サーバ10と携帯端末20との通信は、LTE方式に限定されない。WiMAX(登録商標)方式、WCDMA(登録商標)方式、GSM(登録商標)方式をはじめとした、WAN(WideArea Network)に分類されるネットワークサービスで利用される無線通信方式である他の通信方式でもよい。
第1の実施の形態では、携帯端末20と車載機30との通信が確立すると、車載機30がこれを検出して機種コードを携帯端末20に送信した。しかし、通信の確立を携帯端末20が検出し、車載機30に機種コードの送信を要求してもよい。すなわち、携帯端末20の制御部21が短距離通信部22Bから通信が確立した旨の信号を受信すると、コンテンツローカル配信プログラム23Fが車載機30へ機種コードを要求する通信を行ってもよい。
前述のとおり、図9により動作が表されるコンテンツローカル配信プログラム23Fの接続時処理が実行されているので、車載機30から機種コードを受信すると第1の実施の形態と同様の処理を行う。
(1)携帯端末20は、車載機30との近距離通信が確立したことを検出する接続検出部、すなわち短距離通信部22Bを備える。携帯端末20は、短距離通信部22Bが通信の確立を検出すると車載機30から当該車載機30に関する情報、すなわち機種コードを取得する車載機情報取得部、すなわちコンテンツローカル配信プログラム23Fを備える。
コンテンツ取得部(図7のステップS108、図9のステップS308、図10のステップS407)は、車載機情報取得部が車載機30に関する情報、すなわち機種コードを取得すると機種コードに基づきサーバ10から取得するコンテンツを決定し、そのコンテンツをサーバ10から取得してコンテンツ記憶領域23Aに保存する。
車載機30は携帯端末20から要求された後に機種コードを送信するようにしたので、携帯端末20は接続処理を常時実行する必要がなく、バッテリー消費を抑制することができる。
図11を参照して、本発明によるコンテンツローカル配信システム1の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、個別の車載機30ごとに実行可能なコンテンツが異なる点で、第1の実施の形態と異なる。たとえば、車載機30は機種ごとに実行可能なコンテンツに加えて、個別に契約した有料コンテンツを実行できる。
図11は、第2の実施の形態におけるコンテンツローカル配信システム1の構成を示すブロック図である。第1の実施の形態における構成に加えて、サーバ10が購入データベース13Cを備える点が主に異なる。また、後述するように、携帯端末20のコンテンツローカル配信プログラム23Fの動作も異なる。車載機30の制御部31のROMには、それぞれの車載機30を識別する識別子が保存される。携帯端末20の取得済みリスト23Dには、機種情報に加えて識別子も保存される。
以下では、第1の実施の形態において説明していたコンテンツを、上記の有料コンテンツと区別するために「無料コンテンツ」と呼ぶ。
コンテンツローカル配信プログラム23Fは、第1の実施の形態で示した動作に加えて以下の動作を行う。
(1)機種登録時
携帯端末20は、表示部25に機種の一覧を表示するとともに、車載機30の識別子の入力欄を表示する。ユーザが車載機30の識別子を入力すると、携帯端末20はその識別子をサーバ10に送信し、その車載機30が実行できる有料コンテンツの一覧を取得する。携帯端末20は、取得した一覧に記載されている有料コンテンツを無料コンテンツと同様に順次取得する。
携帯端末20は車載機30と接続された際に、車載機30の機種情報に加えて識別子を取得する。携帯端末20はその識別子をサーバ10に送信し、その車載機30が実行できる有料コンテンツの一覧を取得する。携帯端末20は、取得した一覧に記載されている有料コンテンツを無料コンテンツと同様に順次取得する。また、その識別子を取得済みリスト23Dに保存する。
携帯端末20と車載機30との接続が切断された際に、取得済みリスト23Dに保存されている識別子を送信し、送信した識別子に対応する車載機30が実行できる有料コンテンツの一覧を取得する。携帯端末20は、取得した一覧に記載されている有料コンテンツを無料コンテンツと同様に順次取得する。
(1)携帯端末20は、ユーザから車載機30の識別子の入力を受け付ける入力部24を備える。携帯端末20は、入力された識別子をサーバ10に送信し、サーバ10から当該車載機30が実行できる有料コンテンツの一覧を取得し、その一覧に掲載されたコンテンツをサーバ10から取得してコンテンツ記憶領域23Aに保存する。
(2)携帯端末20は、車載機30から当該車載機30の識別子、すなわち車載機30に関する情報を取得する。携帯端末20は、入力された識別子をサーバ10に送信し、サーバ10から当該車載機30が実行できる有料コンテンツの一覧を取得し、その一覧に掲載されたコンテンツをサーバ10から取得してコンテンツ記憶領域23Aに保存する。
そのため携帯端末20は、機種に共通する無料コンテンツだけでなく、契約したことにより特定の車載機30だけが実行できる有料コンテンツもあらかじめ取得することができる。
(変形例2)
携帯端末20は有料コンテンツの一覧を車載機30から取得してもよい。すなわち、車載機30と携帯端末20とが接続された際に、車載機30に保存されているコンテンツの一覧を携帯端末20が取得してもよい。
この場合は、その車載機30との接続が切断されたことを短距離通信部22Bが検出すると、以下の処理を行う。携帯端末20がサーバ10にそれらコンテンツの新しいバージョンの有無を問い合わせ、新しいバージョンがある場合はサーバ10から取得する。
(1)携帯端末20は、車載機30から当該車載機30に保存されているコンテンツ、換言すれば当該車載機30が実行可能なコンテンツ、すなわち車載機30に関する情報を取得する。携帯端末20は、これらのコンテンツをサーバ10から取得するコンテンツとして決定する。
ただし、携帯端末20が車載機30から取得するコンテンツの情報は、有料コンテンツおよび無料コンテンツでもよいし、有料コンテンツのみでもよい。有料コンテンツのみの場合には、機種名をあわせて取得してもよい。
第2の実施の形態では簡便な説明のために「有料コンテンツ」と命名したが、そのコンテンツは有料でなくてもよい。すなわち、無料のコンテンツであっても、ユーザが選択したコンテンツを第2の実施の形態における「有料コンテンツ」と同様に扱う。車載機30のユーザがあらかじめコンテンツを取捨選択し、ユーザが選択したコンテンツを当該車載機30の識別子と関連付けて購入データベース13Cに保存する。換言すれば、機種ごとに必須のコンテンツを機種データベース13Bに記載し、車載機30ごとにユーザにより選択されたコンテンツを購入データベース13Cに保存してもよい。
上記では、実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
10 … サーバ
20 … 携帯端末
22A … 長距離通信部
22B … 短距離通信部
23A … コンテンツ記憶領域
23D … 取得済みリスト
23F … コンテンツローカル配信プログラム
24 … 入力部
30 … 車載機
32 … 通信部
33A … コンテンツ一時記憶領域
Claims (7)
- 携帯端末と、前記携帯端末からコンテンツを取得して実行する車載機と、前記携帯端末と通信するサーバとを備えるコンテンツローカル配信システムにおいて、
前記携帯端末は、
コンテンツを保存する記憶部と、
前記車載機が実行可能なコンテンツをあらかじめ前記サーバから取得し前記記憶部に保存するコンテンツ取得部と、を備えるコンテンツローカル配信システム。 - 請求項1に記載のコンテンツローカル配信システムにおいて、
前記携帯端末は、ユーザから前記車載機に関する情報の入力を受け付ける入力部をさらに備え、
前記コンテンツ取得部は、前記入力部への入力に基づき前記サーバから取得するコンテンツを決定し、そのコンテンツを前記サーバから取得して前記記憶部に保存するコンテンツローカル配信システム。 - 請求項1に記載のコンテンツローカル配信システムにおいて、
前記携帯端末は、
前記車載機との通信が確立したことを検出する接続検出部と、
前記接続検出部が通信の確立を検出すると前記車載機から当該車載機に関する情報を取得する車載機情報取得部をさらに備え、
前記コンテンツ取得部は、前記車載機情報取得部が当該車載機に関する情報を取得すると当該情報に基づき前記サーバから取得するコンテンツを決定し、そのコンテンツを前記サーバから取得して前記記憶部に保存するコンテンツローカル配信システム。 - 請求項1に記載のコンテンツローカル配信システムにおいて、
前記車載機は、
前記携帯端末との通信が確立したことを検出する接続検出部と、
前記接続検出部が通信の確立を検出すると当該車載機に関する情報を前記携帯端末に送信する車載情報送信部とをさらに備え、
前記携帯端末の前記コンテンツ取得部は、前記車載機から前記車載機に関する情報を受信すると当該情報に基づき前記サーバから取得するコンテンツを決定し、そのコンテンツを前記サーバから取得して前記記憶部に保存するコンテンツローカル配信システム。 - 請求項1に記載のコンテンツローカル配信システムにおいて、
前記携帯端末は、前記車載機との通信が切断されたことを検出する切断検出部をさらに備え、
前記コンテンツ取得部は、前記切断検出部が切断を検出すると前記サーバからコンテンツを取得するコンテンツローカル配信システム。 - 請求項1乃至5に記載のコンテンツローカル配信システムにおいて、
前記コンテンツ取得部は、前記記憶部に保存されていないコンテンツのみを前記サーバから取得するコンテンツローカル配信システム。 - 車載機およびサーバと通信する携帯端末が実行するコンテンツローカル配信プログラムであって、
前記車載機が実行可能なコンテンツの一覧を取得し、
前記一覧に記載されるコンテンツを前記サーバから取得し、
取得したコンテンツを記憶部に保存するコンテンツローカル配信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 2015-04-22 JP JP2015087355A patent/JP6535503B2/ja active Active
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