JP6280372B2 - 浄水装置 - Google Patents
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Description
また、浄化フィルタ102の交換時期を調整する等、表示105の操作を行う場合には、外嵌部106を内筒104から外すことになるが、その場合には通水路を分離することになるため、浄水を確実に止水してから外嵌部106を取り外す必要があり、止水が不十分であると外嵌部106を外した際に漏水のおそれがあった。
本発明による浄水装置は、浄水等を吐水するための通水管と異なる位置に設けていることにより通水経路を構成しない外装部を備え、内側表示部を表示窓部を通して表示したので、交換時期を調整したりするために外装部を内側表示部から外しても通水管を分離することがないため漏水のおそれがなく、また外装部を内側表示部に対して回転等させても通水に影響を与えずに浄化フィルタの交換時期の調整や操作を行える。しかも外装部と内側表示部側との嵌合部と通水管とは別個になるため防水機構を設置しなくても外部から水が通水管の通水路に浸入することを防止できる。
適宜の切り換え位置に表示窓部を位置させて外装部を装着して位置規制部で係止させることで、その表示窓部を通して内側表示部の交換時期を表示できるので、使用者の見やすい位置に表示窓部を位置させることができる。また、位置規制部により装着後の外装部の動きが規制されるため、意図せずに表示窓部の位置を移動させてしまうことを防止できる。
図1に示す第一実施形態による浄水装置1は例えばキッチン等に設置して水道に連結した例えば据え置きタイプである。この浄水装置1は水量の調整機構を内蔵した水栓本体2と、水栓本体2から吐出先端側に例えば略円弧状に延びていて浄水を吐出する吐水管3とを備えている。水栓本体2の下方には一次側原水を通水する原水流入管5と、この原水を下方に設置した浄化フィルタ6の入口に通水する原水流出管7と、浄化フィルタ6の出口に通水して浄水を送り出す浄水流出管8とが配列されている。
図3及び図4に示すように、本体部13には外管14との装着部に略円筒形状の内面部17が形成され、その表面に浄化フィルタ6の交換時期を表示する略C字状の内側表示部18が装着されている。内面部17の内側には吐水管3に連結する通水管3aが挿通され、通水管3aの外表面には雄ねじ部4が固定されている。
そして、雄ねじ部4が内面部17の中央に固定されたナット9に螺合されることで、通水管3aは本体部13に固定される。しかも、浄水を通水して吐水管3に導く通水管3aは水栓本体2の内面部17と外管14とは別個に形成されているため、外管14を取り外しても漏水したりせず、内面部17と外管14の嵌合部から水が侵入することを防止できる。
なお、本実施形態では、凸部17bと溝部18aは周方向に同一の等間隔または一方を他方の倍数の間隔で形成するものとし、内側表示部18の溝部18aは例えば指示部19に対して15度間隔で装着面17aの凸部17bに係合できるように周方向に回動可能としている。
まず、図1に示す浄水装置1において、カートリッジタイプの浄化フィルタ6を新しいものに交換し、これに応じて次の交換月を切り替える。そのため、水栓本体2の外管14を本体部13から取り外す。このとき、互いに分離した外管14と本体部13の内面部17は浄水の通水管3aとは別個に形成されているため、水栓本体2の本体部13から外管14を取り外しても漏水したりしない。また、外管14と本体部13との嵌合部から通水管3aに水が侵入することがない。
そして、外管14の表示窓部22を交換時期の月Mの位置に合わせて本体部13の内面部17に嵌合させ、外管14の各凹部23を内面部17の係止突起20に係合させて固定する。こうして、使用者は好適な向きの表示窓部22を通して浄化フィルタ6の交換月Mを目視確認できる。
また、水栓本体2における表示窓部22の周方向の位置を設置現場の条件や使用者の好み等によって適宜間隔で選択して、外管14を本体部13の内面部17に装着できる。
そして、内面部17に装着する外管14を回転可能に装着して表示窓部22を周方向に移動させて、内側表示部18の選択した交換時期の月Mを表示窓部22で表示するようにした。
図6は第一実施形態による浄水装置1の第一変形例を示すものであり、表示窓部22を有するリング状の外装部25とその内側に設けた交換時期の月Mを表示した略C字状の内側表示部(図示せず)とを、水栓本体2の本体部13と外管14との嵌合部に代えて、本体部13と操作部10との接続部に設けた。この場合には、外装部25を取り外さずに、装着した状態で回転させることにより交換時期を変更させる方法が適している。
また、図8は第一実施形態による浄水装置1の第三変形例を示すものであり、表示窓部22を有する円板状の外装部27とその内側に設けた交換時期の月Mを表示した円板状の内側表示部(図示せず)とを、操作部10の端面に設けた。この場合には、外装部27は操作部10から取り外して内側表示部を回転させることで交換時期を変更させてもよいし、外装部27を取り外さずに装着した状態で回転させることにより交換時期を変更させるようにしてもよい。
また、本体部13の内面部17に設けた係止突起20と外管14に設けた凹部23に代えて、内面部17に凹部23を設け、外管14に係止突起20を設けてもよく、これら係止突起20と凹部23は位置規制部を構成する。
また、上述した各実施形態や変形例は浄水を吐水する浄水装置について説明したが、浄水だけでなく原水や湯を選択的に吐水できる複合水栓を備えた浄水装置にも採用できる。
2 水栓本体
3 吐水管
6 浄化フィルタ
10 操作部
13 本体部
14 外管
17 内面部
17a 装着面
17b 凸部
18 内側表示部
18a 溝部
20 係止突起
22 表示窓部
23 凹部
25,26、27 外装部
M 交換時期の月
Claims (3)
- 浄化フィルタの交換時期を表示した表示部を備えた浄水装置であって、
前記表示部は、浄化フィルタの交換時期を表示する内側表示部と、前記内側表示部の外側に装着した表示窓部を有する外装部とを備えており、前記外装部は通水管とは異なる位置に設けられ、
前記内側表示部を備えた本体部に対して前記外装部を前記通水管とは無関係に着脱可能または回転可能としたことを特徴とする浄水装置。 - 前記外装部は、前記表示窓部の位置を切り換えて装着可能であり、複数の切り換え位置で前記外装部を係止する位置規制部を設けており、前記外装部は前記位置規制部により係止され、前記内側表示部は回転可能とされている請求項1に記載された浄水装置。
- 浄化フィルタの交換時期を表示した表示部を備えた浄水装置であって、
前記表示部は、浄化フィルタの交換時期を表示する内側表示部と、前記内側表示部の外側に装着した表示窓部を有する外装部とを備えており、
前記外装部は通水管とは異なる位置に設けられ、前記通水管を備えた本体部の側部に吐水量を制御する操作部が設けられ、前記外装部は前記本体部と前記操作部との間に設けられていることを特徴とする浄水装置。
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JP2014008072A JP6280372B2 (ja) | 2014-01-20 | 2014-01-20 | 浄水装置 |
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