JP6279534B2 - フラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼付治具およびフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼り付けキット - Google Patents

フラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼付治具およびフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼り付けキット Download PDF

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本明細書に開示される技術は、例えばスマートフォンやタブレット型PCなどのフラットパネルディスプレイ装置の表示面を保護する保護カバーの貼付治具および保護カバーの貼り付けキットに関する。
近年、例えばスマートフォンやタブレット型PCなどに代表されるフラットパネルディスプレイ(FPD)装置が、急速に普及してきている。その中でもとりわけ携帯用のFPD装置は、例えば鞄やポケットに入れて持ち運ばれたり、机等の上に不用意に置かれたり、電話機能が使用される際には肌に密着されたりするため、表示面が傷ついたり汚れたりするのを防止するべく、しばしば保護カバーが使用されている。
このような保護カバーは、例えば透明性、機械的強度、防汚性等の特性に優れる強化ガラスやPMMA製等の硬質の板材やフィルムを、例えばシリコン系粘着層により、FPD装置の表示面に貼り付ける構成とされている。
実用新案登録第3196151号公報
しかし、保護カバーを貼り付ける際に表示面に対して位置合わせを行うことは容易ではなく、また、保護カバーと表示面との間に気泡が混入しないように貼り付けなければならない。位置合わせが上手くいかなかったり、気泡が混入した際には、何度でも貼り直さなくてはならないという問題があった。
本明細書に開示される技術は上記事情に鑑みて考えられたものであって、例えばスマートフォンやタブレット型PCなどのFPD装置の表示面を保護する保護カバーを、表示面に対して簡単に位置合わせでき、かつ、気泡を混入させることなく貼り付けることができるFPD装置用保護カバーの貼付治具およびFPD装置用保護カバーの貼り付けキットを提供することを目的とするものである。
本明細書に開示される技術は、平面状の表示面を有するフラットパネルディスプレイ(FPD)装置の前記表示面に保護カバーを貼り付けるための治具であって、前記保護カバーを位置決め保持する凹状のカバー収容部と、前記カバー収容部の外側において前記FPD装置の少なくとも一対の側縁部と係合する係合段部を有して前記FPD装置を前記保護カバーから僅かに離れた状態で位置決め保持する装置収容部とを備え、前記カバー収容部又は前記装置収容部は、前記FPD装置の前記表示面が前記保護カバーに対して前記表示面の一端側から他端側に向けて離間距離が漸増する傾斜状態に保持するよう設定され、前記カバー収容部の底部には、前記保護カバーの一部を前記表示面に対して押し付けるための押圧操作部が設けられており、前記押圧操作部は、前記保護カバーと前記表示面との離間距離が漸増する方向に沿って延びる長孔とされていることを特徴とする。
上記構成の貼付治具によれば、保護カバーをカバー収容部に位置決め保持した状態で装置収容部の係合段部にFPD装置を係合させることで、まず、FPD装置と保護カバーとを僅かに離れた状態で位置決め(貼り付け前)することができる。
次に、カバー収容部の底部に設けられた押圧操作部により保護カバーを表示面側に向けて押圧することにより、カバー収容部内に収容されている保護カバーを表示面に貼り付けることができる。
この時、カバー収容部又は装置収容部は、FPD装置の表示面が保護カバーに対して表示面の一端側から他端側に向けて離間距離が漸増する傾斜状態に保持するように設定されているから、作業者は、まず、離間距離が小さい位置において押圧操作するようにする。このようにすると、保護カバーは表示面に対して位置ずれし難い位置においてカバー収容部から装置収容部側に移動し、一部が表示面に接触することとなる。そして、その後、その接触部から空気を押しのけるようにして表示面に徐々に貼り付いていくから、気泡が混入し難い状態で保護カバー全体が表示面に貼り付けられる。
このように本明細書に開示される保護カバー貼付治具によれば、保護カバーを表示面に対して正確な位置に、かつ、気泡を混入させ難い状態で、貼り付けることができる。
また、押圧操作部は、保護カバーと表示面との離間距離が漸増する方向に沿って延びる長孔とされているから、長孔に指を差し込むことにより、保護カバーを表示面に対して押し付けることができる。しかも、底部に長孔を設けるだけでよいから、簡易な構成とすることができる。
また、本明細書に開示される技術は、平面状の表示面を有するフラットパネルディスプレイ(FPD)装置の前記表示面に保護カバーを貼り付けるための治具であって、前記保護カバーを位置決め保持する凹状のカバー収容部と、前記カバー収容部の外側において前記FPD装置の少なくとも一対の側縁部と係合する係合段部を有して前記FPD装置を前記保護カバーから僅かに離れた状態で位置決め保持する装置収容部と、を備え、前記カバー収容部又は前記装置収容部は、前記FPD装置の前記表示面が前記保護カバーに対して前記表示面の一端側から他端側に向けて離間距離が漸増する傾斜状態に保持するよう設定されており、前記カバー収容部の底部には、前記保護カバーの一部を前記表示面に対して押し付けるための押圧操作部が設けられるとともに、前記保護カバーを仮保持する粘着層が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、貼り付け前の保護カバーをカバー収容部内に安定的に保持することができる。
上述した貼付治具は、以下の構成を備えていてもよい
押圧操作部は、保護カバーと表示面との離間距離が少ない側に片寄って配されている構成としてもよい。このような構成によれば、保護カバーをより表示面に近い位置からカバー収容部側に移動させることができるから、表示面に対する位置ずれがより生じ難い。
カバー収容部は長方形状の底部と当該底部から立ち上がる側壁部とを備え、底部と、底部の一辺の少なくとも一部を含む側壁部との間の角度が、直角より小さい角度に設定されている構成としてもよい。
保護カバーをカバー収容部内にセットする際には、保護カバーの一側縁部をカバー収容部の底部および側壁部の間の一角部に突き当て、その後保護カバー全体を収容するようにすると位置ずれし難く効率的であるが、この時、保護カバーの一側縁部が角部から滑って位置ずれし、収容作業が滞る場合がある。
このような問題に対し、上記構成によれば、保護カバーの一側縁部は、直角より小さい角度とされた一角部に突き当てることにより位置ずれし難くなる。よって、保護カバーのカバー収容部に対する収容作業を速やかに行うことができる。
また本明細書に開示される技術は、上述したフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼付治具と、貼付治具のカバー収容部に収容された保護カバーと、保護カバーを収容した貼付治具を収容する外装箱とを備えるフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼り付けキットである。
この貼り付けキットによれば、保護カバーをFPD装置の表示面に対して正確な位置に、かつ、気泡を混入させ難い状態で、貼り付けることができる。
貼り付けキットにおいて、貼付治具の少なくとも四隅部に、外装箱内において外装箱の内面に接する支持壁部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によれば、外装箱に外圧が加えられた場合に、保護カバーを収容している貼付治具の底部に大きな圧力がかかることを支持壁部により抑制することができる。また、貼付治具全体が外装箱内でがたつくことを抑制することもできる。
貼付治具うち押圧操作部の周囲に、前記カバー収容部と反対側に向けて突出する受け壁部が設けられている構成としてもよい。このような構成とすると、押圧操作部が外圧により受ける影響をより小さくすることができる。
本明細書に開示される技術によれば、スマートフォンやタブレット型PCなどのFPD装置の表示面を保護する保護カバーを、表示面に対して簡単に位置合わせすることができ、かつ、気泡を混入させ難い状態で貼り付けることができるFPD装置用保護カバーの貼付治具およびFPD装置用保護カバーの貼り付けキットを提供することができる。
一実施形態のスマートフォン、保護カバー、および、貼付治具の分解斜視図 貼付治具の平面図 貼付治具の正面図 貼付治具の左側面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 貼付治具の下面図 貼付治具を下面側から見た斜視図 保護カバーを貼付治具にセットする工程を概念的に示す左側断面図 図9の要部拡大断面図 保護カバーを貼付治具にセットした状態の下面図 保護カバーから保護シートをはがす工程を概念的に示す左側断面図 スマートフォンを貼付治具にセットする工程を概念的に示す左側断面図 スマートフォンを貼付治具にセットした状態の下面図 図14のC−C断面図 保護カバーをスマートフォンに貼り付ける工程を概念的に示す左側断面図 保護カバーをスマートフォンに貼り付ける工程を概念的に示す左側断面図 スマートフォンに貼り付けられた保護カバーから保護フィルムをはがす工程を概念的に示す左側面図 他の実施形態の貼付治具の平面図 他の実施形態の貼付け治具において保護カバーをスマートフォンに貼り付ける工程を概念的に示す左側断面図 他の実施形態の貼付治具の斜視図
一実施形態を図1ないし図18によって説明する。なお、以下の説明においては、図1における上側を上方、下側を下方、図2における左側を左、右側を右、下側を前方、上側を後方とする。
本実施形態の貼付治具10は、スマートフォン50(FPD装置の一例)の表示面51を保護する保護カバー40を表示面51に貼り付けるための治具あって、無色または有色の透明プラスチックシートを真空成型することにより形成されている。
この貼付治具10は、下方に向けて開放する浅皿状(凹状)とされて保護カバー40を内側に収容保持するカバー収容部11と、カバー収容部11の下方においてスマートフォン50を位置決め保持する装置収容部21と、を備えている。
カバー収容部11は、保護カバー40より僅かに大きい寸法の略長方形状の底部12と、底部12の縁部から下方に向けて延出された4つの側壁部13とを備えている。
装置収容部21は、カバー収容部11の各側壁部13の下端縁(底部12とは反対側の端縁部)から外側に向けて張り出す張出部22と、張出部22の一部から下方に向けて延出された立壁23とからなる断面L字形状の係合段部24を有している(図5参照)。平面視した際に立壁23の延長線により囲まれる領域は、全体としてスマートフォン50の外寸法とほぼ同等あるいは僅かに大きい寸法とされている。すなわち、カバー収容部11の底部12よりやや大きい寸法の長方形状とされている。
係合段部24は、装置収容部21の前後方向および左右方向に対向するように1対ずつ、合計2対設けられており、互いに対向する位置に配された係合段部24とともにスマートフォン50の一対の側縁部を挟み込むように係合することにより、装置収容部21内にスマートフォン50を位置決め保持するようになっている。
なお、立壁23の上下方向の寸法(高さ寸法)は、装置収容部21の周方向の全域に亘って、スマートフォン50の厚み寸法とほぼ同等とされている。
係合段部24のうち、装置収容部21内にスマートフォン50が所定の向きで位置決め保持された状態において、スマートフォン50の側面に設けられた装置操作部52に対応する領域は、装置操作部52との干渉を回避するべく外側に向けて張り出した第1逃がし部25とされている。
また、装置収容部21の4つの角部に対応する領域は、スマートフォン50と貼付治具10との着脱作業が容易となるように立壁23が切り欠かれた、切欠部26とされている(図7および図8参照)。
さらに、カバー収容部11内に保護カバー40が収容された際に、保護カバー40の後述するピールシール43,44が配される領域(前方および後方に配された、カバー収容部11の側壁部13および装置収容部21の係合段部24)は、ピールシール43,44を逃がすべく外側かつ上方に向けて張り出した第2逃がし部27とされている。
立壁23の下端縁(カバー収容部11とは反対側の端縁部)には、外側に向けて張り出す支持台部30が設けられている。この支持台部30により、貼付治具10は、その載置面に対して載置姿勢が安定的に保持されるようになっている。
貼付治具10の四隅部には、支持台部30から上方(カバー収容部11側)に向けて立ち上がる中空状の支持壁部31が設けられている。支持壁部31の支持台部30からの高さは、底部12の支持台部30からの高さより高くなるように設定されている(図5参照)。
本実施形態の貼付治具10において、カバー収容部11の底部12は、装置収容部21内に係合保持されたスマートフォン50の表示面51に対して一端側から他端側に向けて離間距離が漸増する傾斜状態となるように設定されている。より詳細には、本実施形態の貼付治具10においては、図2の上方に示す底部12の後方側が、図2の下方に示す底部12の前方側よりも、支持台部30(載置面)からの高さが低くなるように、前後方向において支持台部30から傾斜して配されている。
また、カバー収容部11の底部12には、カバー収容部11に収容保持された保護カバー40を表示面51に対して押圧操作するための長孔15(押圧操作部の一例)が貫通形成されている。この長孔15は、底部12の幅方向の中央部において前後方向に沿って、すなわち、保護カバー40と表示面51との離間距離が漸増する傾斜方向に沿って形成されている。またこの長孔15は、底部12のうち後方側(図2の上方)、すなわち、保護カバー40と表示面51との離間距離が少ない側に片寄って配されている。
長孔15の周縁部には、上方に向けて立ち上がる受け壁部16が設けられている。受け壁部16は、長孔15の周縁部から径方向のやや内側に向けて斜めに立ち上がるとともに、先端部が径方向の内側に向けて屈曲されており、その上面が平坦な受け面17とされている(図5参照)。この受け壁部16(受け面17)の支持台部30からの高さは、周方向において全体が同等の高さとなるように設定されている。換言すると、受け面17は支持台部30(載置面)と平行な面とされている。なお、受け壁部16(受け面17)の支持台部30からの高さは、支持壁部31の支持台部30からの高さよりやや低く設定されている。
カバー収容部11の底部12のうち長孔15の左右方向の両隣には、両面粘着テープ35(粘着層の一例)が貼付されている(図7および図8参照)。この粘着テープ35は、底部12の前方側(図7の下側)、すなわち、底部12に配される保護カバー40と表示面51との離間距離が大きくなる側に片寄って配されており、後方側(図7の上側)の、保護カバー40と表示面51との離間距離が小さくなる側には配されていない。
また、長孔15の左右方向の両隣のうち、底部12の後方側(図2の上側)には、作業する際に上方向とすることを示すUPの文字18が刻印されている。
さらに、カバー収容部11の側壁部13のうち前方側(図2の下側)に配された側壁部13Aと、底部12との間の角度αは、直角よりやや小さい角度(α<90°)に設定されている(図10参照)。
なお、上述した保護カバー40は、スマートフォン50への貼り付け前の単体の状態において、表示面51側に第1保護シート41が貼り付けられているとともに、表示面51とは反対側に、第2保護シート42が貼り付けられている。またこれら第1保護シート41および第2保護シート42には、各保護シート41,42を保護カバー40から剥離させるためのピールシール43,44が前方または後方にはみ出すように設けられている。
本実施形態の貼付治具10は上述した構成であって、次に、使用方法について説明する。
貼付治具10は、保護カバー40を予めセットした状態の保護カバー貼り付けキットとして販売される。製造業者において保護カバー40を貼付治具10にセットする際には、まず、貼付治具10の裏面側を上方側に露出させ、カバー収容部11の底部12に貼付されている両面粘着テープ35の剥離紙を引き剥がし、粘着層を露出させる。そして、保護カバー40を貼付治具10に対して所定の向きで近づけ、保護カバー40の所定の一側縁部45を、貼付治具10の上述した所定の側壁部13Aと底部12との間の所定の角部14に突き当てる(図10参照)。その後、保護カバー40を所定の側縁部45を中心に下側に向けて回動させ、カバー収容部11内に収容する。
この時、カバー収容部11の所定の角部14の内側の角度は、直角よりもやや小さい角度αに設定されているため、この角部14に突き当てられた保護カバー40の側縁部45は、角部14から滑り難い状態とされている。よって、保護カバー40の収容作業を滞らせることなく速やかに行うことができる。
このように保護カバー40がセットされた貼付治具10は、図示しない外装箱に入れられて商品とされる。外装箱は、貼付治具10を内部にぴったり収容可能な大きさに形成されている。
保護カバー貼り付けキットの購入者がスマートフォン50に保護カバー40を貼り付ける際には、まず、外装箱から貼付治具10を取り出し、UPの文字が刻印されている側を上(奥)にして、貼付治具10を左右方向に表裏反転させる(図11の状態)。そして、下側(手前側)に配されたピールシール43を引っ張り、保護カバー40の表面を覆っている第1保護シート41を引き剥す(図12参照)。これにより、保護カバー40の粘着面が露出される。
次に、スマートフォン50を、表示面51が保護カバー40の粘着面に対向するように、かつ、上下方向を所定の向きとなるようにして、貼付治具10の装置収容部21内に収容する(図13参照)。スマートフォン50は装置収容部21の互いに対向する2対の係合段部24に挟まれるように嵌め入れられ、装置収容部21内に位置決め保持される(図14参照)。このとき、スマートフォン50の裏面(表示面51と反対側の面)と支持台部30とは、ほぼ同一面上に配される。あるいは、スマートフォン50を机等の載置面に表示面51が上になるように載置し、上方から貼付治具10を被せるように装着してもよい。
この状態において、スマートフォン50と保護カバー40とは、僅かに離れた状態で相対的に位置決めされている。より詳細には、スマートフォン50の表示面51と保護カバー40とは、長手方向において、UPと刻印されている側の離間距離が最も小さくなるように、また、その反対側の離間距離が相対的に大きくなるように、位置決めされている。以下、離間距離が小さい側の端部を近距離側端部、離間距離が大きい側の端部を遠距離側端部として説明する。
次に、カバー収容部11の底部12に設けられた長孔15のうち、近距離側端部、すなわち、UPと刻印されている側の端部に指を差し入れ、保護カバー40を表示面51に向けて押圧する(図16参照)。すると保護カバー40の近距離側端部が表示面51に移動し、露出された粘着面の一部が表示面51に接触する。この時、底部12の近距離側端部の周辺には、保護カバー40をカバー収容部11内に保持する粘着層(粘着テープ35)は設けられていないから、保護カバー40の近距離側端部はカバー収容部11から表示面51側に比較的簡単に(小さな力で)移動することができる。
次に、保護カバー40を押圧しつつ、指を長孔15に沿って遠距離側端部に向けて徐々に移動させる(図17参照)。すると、一部(近距離側端部)が表示面51に接触している保護カバー40は、その接触部から空気を押しのけるようにして遠距離側端部に向けて表示面51に徐々に貼り付いていく。すなわち、表示面51との間に気泡が混入し難い状態で保護カバー40全体が徐々に表示面51に貼り付けられる。
そして最後に、貼付治具10をスマートフォン50から取り除き、保護カバー40の表面を覆っている第2保護シート42をピールシール44を引っ張って引き剥す(図18参照)。
このように、本実施形態の貼付治具10および貼り付けキットによれば、保護カバー40を表示面51に対して容易に位置決めすることができるとともに、気泡を混入させ難い状態で貼り付けることができる。
また、底部12に長孔15を設けるという簡易な構成により、長孔15に指を差し込んで保護カバー40を表示面51側に押圧し、貼り付けることができる。しかも長孔15は、底部12のうち近距離側端部(保護カバー40と表示面51との離間距離が少ない側)に片寄って配されているから、保護カバー40をより表示面51に近い位置から表示面51側に移動させることができる。すなわち、保護カバー40が表示面51に対して位置ずれし難い。
また、カバー収容部11の底部12に保護カバー40を仮保持する粘着層(粘着テープ35)が設けられているから、表示面51に貼り付け前の保護カバー40をカバー収容部11内に安定的に保持することができる。
また、カバー収容部11の底部12と、底部12の一辺(前方側の辺)を含む側壁部13Aとの間の角部14の角度が、直角より小さい角度αに設定されているから、保護カバー40をカバー収容部11内にセットする際に、この角部14に保護カバー40の一側縁部45を突き当てることにより、保護カバー40を位置ずれし難くすることができる。すなわち、保護カバー40のカバー収容部11に対する収容作業を速やかに行うことができる。
また、貼付治具10の四隅部には支持壁部31が設けられているから、外装箱に外圧が加えられた場合に、支持壁部31により、貼付治具10の底部12に大きな圧力がかかることを抑制することができる。また、貼付治具10全体が外装箱内でがたつくことを抑制することもできる。
さらに、長孔15の周囲に上方に向けて突出する受け壁部16が設けられているから、外装箱に外圧が加えられた場合に、長孔15すなわち、長孔15から露出している保護カバー40が外圧により影響を受け難くすることができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、係合段部24を装置収容部21の互いに対向する部分に2対設ける構成としたが、一対と単独で設ける構成としてもよい。この場合、装置収容部21のうち係合段部24が設けられなかった部分が開放された状態となるので、FPD装置を装置収容部21の横方向からスライドさせながら収容し、単独の係合段部24に突き当てることで、FPD装置を位置決めすることができる。
(2)上記実施形態では、カバー収容部11の底部12を支持台部30(載置面)から傾斜させることで、保護カバー40と表示面51との離間距離を変化させる構成としたが、底部12を支持台部30(載置面)と平行に設け、装置収容部21を支持台部30(載置面)から傾けて設定することにより、保護カバー40と表示面51との離間距離を変化させる構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、底部12に押圧操作部として長孔15を設け、長孔15に指を差し入れることにより保護カバー40を表示面51側に押圧する構成としたが、押圧操作部は孔状に限るものではない。例えば、図19および図20に示すように、底部112にU字形状の切込み115を入れて、舌片状の押圧操作部116を設けてもよい。この場合、押圧操作部116の自由端116A側を指で押圧し、離間距離が小さい方から大きい方に向けて押圧操作部116を屈曲させつつ移動させることにより、保護カバー40を表示面51に貼り付けることができる。
(4)上記実施形態では、押圧操作部(長孔15)は離間距離が少ない側に片寄って配置したが、必ずしも片寄っていなくてもよい。例えば、押圧操作部を前後方向における中央付近に配してもよいし、前後方向における一端側から他端側まで延びるより長い形態としてもよい。
(5)また、押圧操作部を長孔とする場合も、その形状や数は上記実施形態に限るものではなく、T字状としたり、分割して複数設ける構成としてもよい。例えば図21に示すように、底部212のうち離間距離が少ない側(後方)に左右方向に延びる第1長孔215Aを設けるとともに、その前方側に第1長孔215Aとは別とされた(分割された)前後方向に延びる第2長孔215Bを設ける構成とすることもできる。この場合、まず、第1長孔215Aに指を差し入れて離間距離が少ない側において保護カバー40を幅方向に押圧し、その後、第2長孔215Bに指を差し入れて離間距離が大きい側に向けて押圧することにより、保護カバー40を表示面51に対して簡単に位置合わせでき、かつ、気泡を混入させることなく貼り付けることができる。
(6)上記実施形態では、カバー収容部11の底部12に粘着層(粘着テープ35)を設ける構成としたが、粘着層は省略することもできる。その場合、カバー収容部11に保護カバー40を係止する係止部を設けたり、保護カバー40側に粘着層を設けたりすると、保護カバー40をカバー収容部11内に安定的に保持することができる。
(7)また、カバー収容部11の底部12に粘着層(粘着テープ35)を設ける場合、その領域は上記実施形態に限るものではなく、例えば長孔15を除く底部12全体に設ける等、任意の構成とすることができる。
(8)上記実施形態では、保護カバー40をカバー収容部11にセットし易くするために、底部12と所定の側壁部13Aとの間の角部14の角度を90°より小さく設定したが、このように角度を小さくする部分は必ずしも設けなくてもよい。
(9)また上記実施形態では、長孔15の周囲に受け壁部16を設けたが、受け壁部16は省略することもできる。あるいは、受け壁部16の支持台部30からの高さを、支持壁部31の支持台部30からの高さと同等としてもよい。
(10)上記実施形態では、支持壁部31を設けたが、支持壁部31は省略することもできる。
(11)本実施形態の貼付治具10をブリスターケースとして、保護カバー40を収容した状態で販売することもできる。その場合は、押圧操作部が塞がれていることが好ましい。
(12)上記実施形態では、プラスチックシートを真空成型してなる貼付治具10を例示したが、例えば、直方体をくり抜いた形態の貼付治具10とすることもできる。
10、110、210…貼付治具
11…カバー収容部
12、112、212…底部
13…側壁部
15…長孔(押圧操作部)
16…受け壁部
21…装置収容部
24…係合段部
31…支持壁部
35…粘着テープ(粘着層)
40…保護カバー
50…スマートフォン(FPD装置)
51…表示面
116…押圧操作部
215A…第1長孔(押圧操作部)
215B…第2長孔(押圧操作部)

Claims (7)

  1. 平面状の表示面を有するフラットパネルディスプレイ(FPD)装置の前記表示面に保護カバーを貼り付けるための治具であって、
    前記保護カバーを位置決め保持する凹状のカバー収容部と、
    前記カバー収容部の外側において前記FPD装置の少なくとも一対の側縁部と係合する係合段部を有して前記FPD装置を前記保護カバーから僅かに離れた状態で位置決め保持する装置収容部と、を備え、
    前記カバー収容部又は前記装置収容部は、前記FPD装置の前記表示面が前記保護カバーに対して前記表示面の一端側から他端側に向けて離間距離が漸増する傾斜状態に保持するよう設定され、前記カバー収容部の底部には、前記保護カバーの一部を前記表示面に対して押し付けるための押圧操作部が設けられており、
    前記押圧操作部は、前記保護カバーと前記表示面との離間距離が漸増する方向に沿って延びる長孔とされているフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼付治具。
  2. 平面状の表示面を有するフラットパネルディスプレイ(FPD)装置の前記表示面に保護カバーを貼り付けるための治具であって、
    前記保護カバーを位置決め保持する凹状のカバー収容部と、
    前記カバー収容部の外側において前記FPD装置の少なくとも一対の側縁部と係合する係合段部を有して前記FPD装置を前記保護カバーから僅かに離れた状態で位置決め保持する装置収容部と、を備え、
    前記カバー収容部又は前記装置収容部は、前記FPD装置の前記表示面が前記保護カバーに対して前記表示面の一端側から他端側に向けて離間距離が漸増する傾斜状態に保持するよう設定されており、
    前記カバー収容部の底部には、前記保護カバーの一部を前記表示面に対して押し付けるための押圧操作部が設けられるとともに、前記保護カバーを仮保持する粘着層が設けられているフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼付治具。
  3. 前記押圧操作部は、前記保護カバーと前記表示面との離間距離が少ない側に片寄って配されている請求項1または請求項2に記載のフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼付治具。
  4. 前記カバー収容部は長方形状の前記底部と当該底部から立ち上がる側壁部とを備え、前記底部と、前記底部の一辺の少なくとも一部を含む前記側壁部との間の角度が、直角より小さい角度に設定されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼付治具。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼付治具と、前記貼付治具の前記カバー収容部に収容された保護カバーと、前記保護カバーを収容した前記貼付治具を収容する外装箱とを備えるフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼り付けキット。
  6. 前記貼付治具の少なくとも四隅部には、前記外装箱内において前記外装箱の内面に接する支持壁部が設けられている請求項5記載のフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼り付けキット。
  7. 前記貼付治具うち前記押圧操作部の周囲には、前記カバー収容部の反対側に向けて突出する受け壁部が設けられている請求項5又は請求項6記載のフラットパネルディスプレイ装置用保護カバーの貼り付けキット。
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