JP6278831B2 - 定着装置 - Google Patents

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本発明は、定着装置に関し、複合機、複写機、プリンタ、ファックスなどのシート上に画像形成可能な画像形成装置に好適なものである。
画像形成装置において、電子写真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プロセス等の適宜の画像形成プロセス手段部で記録材(転写シート・エレクトロファックスシート・静電記録紙・OHPシート・印刷用紙・フォーマット紙など)に画像が形成される。具体的には、転写方式あるいは直接方式にて形成担持させた画像情報の未定着画像(トナー画像)が形成される。そして、未定着画像は定着装置により固着画像として定着される。定着装置としては、発熱源により加熱した定着部材と加圧部材を圧接させる、すなわち熱と圧力を用いて定着するものが主流である。
近年では、装置が小型化するのにつれて、従来以上に各モジュール(例えば、転写モジュールや定着モジュールなど)を駆動させるための駆動部も小型化することが求められ、さらに、同一駆動源から複数の動作を行うことができる駆動が求められている。
これに対して、1つの駆動源で定着装置内のニップ部における用紙搬送と、該ニップ部の当接離間状態を切替える機構の動作の両方を行っているものが知られる(特許文献1)。すなわち、駆動源の回転方向に応じて揺動するギアを用いて駆動列を切替えることで、揺動ギアを揺動動作させるために、揺動ギアに回転負荷を与える付勢部材(回転軸方向に直交する面内での付勢)を用いることで揺動力を発生させている。
特許4522241号公報
しかしながら、従来技術では、揺動ギアが負荷側のギアに噛み合う際に、例えば揺動ギアの回転軸方向のガタや部品精度によるガタなどによって、ギアが傾いてしまい、揺動ギアと負荷側のギアの歯スジのずれが起きてしまうことがある。すると、ギア同士が噛み合う際の妨げとなり、円滑に揺動動作を行うことができないことがあった。
さらに、例えば、駆動伝達装置の小型化を目的とし、少ないギアで大きく減速するために揺動ギアに段ギアを用いているものがある。しかし、揺動ギアと噛み合う入力ギアと出力ギアがそれぞれ別の段のギアに噛み合う構成のものにおいては、駆動列の入力側から受ける力と出力側から受ける反力が揺動ギアの回転軸方向でずれる為、揺動ギアを傾けるモーメントが発生する。それによって、揺動ギアの傾きが助長されてしまう為、円滑に揺動動作を行えない事象が発生し易くなってしまう。
また、記録媒体上のトナー像を加熱定着させる定着装置のような当接圧の高い装置で、当接離間機構を動作させるための駆動伝達装置内揺動ギアを適用した場合には、離間動作時の反力が大きく、駆動列への負荷トルクも大きくなる。従って、揺動ギアにかかる力も大きくなるので、揺動ギアの傾きが助長されてしまい、円滑に揺動動作を行えない事象が発生し易くなる。
本発明の目的は、第1の揺動ギアの回転軸方向のガタをなくし、ガタによる第1の揺動ギアの傾きを防止して第1の揺動ギアの噛み合いを円滑に行って駆動切替をすることができる定着装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、定着回転体と、前記定着回転体に対向し前記定着回転体と定着ニップ部を形成する対向回転体と、前記定着回転体と前記対向回転体との当接状態と離間状態とを切り替える切替機構と、前記定着回転体と前記対向回転体の少なくとも一方を駆動するための駆動力を伝達する駆動伝達機構と、前記切替機構と前記駆動伝達機構とに共用され、第1の方向と前記第1の方向と逆方向である第2の方向とに回転可能な入力ギアと、を有する定着装置であって、前記切替機構は、前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い第1のポジションに位置し、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記第1のポジションと異なる第2のポジションに位置することが可能であり、前記入力ギアと連結して回転する第1の揺動ギアと、前記第1の揺動ギアを回転可能に支持する第1の支持部材と、前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い前記第1の揺動ギアと連結される一方、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記第1の揺動ギアとの連結が解除される第1の出力ギアと、前記第1の揺動ギアと前記第1の支持部材の少なくとも一方を前記第1の揺動ギアの回転軸線方向へ付勢する付勢部材と、を有し、前記駆動伝達機構は、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い第3のポジションに位置し、前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い前記第3のポジションと異なる第4のポジションに位置することが可能であり、前記入力ギアと連結して回転する第2の揺動ギアと、前記第2の揺動ギアを回転可能に支持する第2の支持部材と、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記第2の揺動ギアと連結される一方、前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い前記第2の揺動ギアとの連結が解除される第2の出力ギアと、前記第2の出力ギアと連結される駆動ギアと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る別の定着装置は、定着回転体と、前記定着回転体に対向し前記定着回転体と定着ニップ部を形成する対向回転体と、前記定着回転体と前記対向回転体との当接状態と離間状態とを切り替える切替機構と、前記切替機構に用いられ、第1の方向と前記第1の方向と逆方向である第2の方向とに回転可能な入力ギアと、を有する定着装置であって、前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い第1のポジションに位置し、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記第1のポジションと異なる第2のポジションに位置することが可能であり、前記入力ギアと連結して回転する揺動ギアと、
前記第1の揺動ギアを回転可能に支持する支持部材と、前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い前記揺動ギアと連結される一方、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記揺動ギアとの連結が解除される出力ギアと、前記揺動ギアと前記支持部材の少なくとも一方を前記揺動ギアの回転軸線方向へ付勢する付勢部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1の揺動ギアの回転軸方向のガタをなくし、ガタによる第1の揺動ギアの傾きを防止して第1の揺動ギアの噛み合いを円滑に行って駆動切替をすることができる。
本発明の実施形態に係る駆動伝達装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるモータが時計回りに回転した時の、各ギアの回転方向と揺動ギアの位置(第1のポジション)を示す平面図である。 本発明の実施形態におけるモータ逆回転時における各ギアの回転方向と揺動ギアの位置(第2のポジション)を示す平面図である。 (a)は本発明の実施形態における揺動ギアの構成部品を示す斜視図、(b)は本実施形態における揺動ギアの断面図である。 フレーム上での揺動ギアの揺動動作終了位置を示す平面図で、(a)は第1のポジション時、(b)は第2のポジション時である。 本発明の実施形態における揺動ギアに付勢部材の付勢力を示す斜視図である。 本発明の実施形態に関し、揺動ギアに段ギアを用いたものを示す斜視図である。 本発明の実施形態における定着装置の構成部品を示す斜視図である。 本発明の実施形態における定着装置内部の構成部品を示す断面図である。 本発明の実施形態における定着ニップ部の当接・離間動作機構部の当接状態時の平面図である。 本発明の実施形態における定着ニップ部の当接・離間動作機構部の離間状態時の平面図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置の断面図である。
以下、図を参照して、本発明の実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置、本発明の実施形態に係る定着装置とともに、定着装置を動作させる駆動伝達装置の実施形態について具体的に説明する。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
画像形成装置全体を図12に示す。画像形成装置としてタンデム型のフルカラープリンタを示すものであり、シートPの搬送方向に沿った概略構成断面図である。シートPは、トナー像が形成されるものである。シートPの具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート状のもの、厚紙、オーバーヘッドプロジェクター用などがある。
図12に示すプリンタは、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色の画像形成部10を備えている。作像ユニット1aから1dが有する、感光ドラムaからdは、帯電器によって予め帯電され、その後、レーザスキャナ6によって、潜像を形成される。そして、潜像は、現像器によってトナー像になる。感光ドラムaからdのトナー像は、一次転写ローラ2aから2dによって、像担持体である例えば中間転写ベルト2に順次転写される。
一方、シートPは、給紙カセット4から1枚ずつ送り出されて、給紙後搬送路45を通り、レジストローラ対9に送り込まれる。レジストローラ対9は、シートPを一旦受け止めて、シートPが斜行している場合、真っ直ぐに直す。そして、レジストローラ対9は、中間転写ベルト2上のトナー像と同期を取って、シートPを中間転写ベルト2と二次転写ローラ3aとの間に送り込む。
中間転写ベルト上のカラーのトナー像は、転写体である例えば二次転写ローラ3aによってシートPに転写される。その後、シートPのトナー像は、定着前搬送路30を通ったシートPが定着装置40によって加熱および加圧されることで、シートPに定着される。
シートPの片面だけにトナー像を形成する場合、切り換えフラッパ46の切り換えによりシートPは、排紙ローラ11を介してシートPを排紙トレイ12に排出する。シートPの両面にトナー像を形成する場合、定着装置40によってトナー像を定着されたシートPは、排紙ローラ11に搬送されて、紙後端が反転ポイント42に達したとき、排紙ローラ11の逆回転によってスイッチバック搬送される。
そして、切り換えフラッパ46の切り換えによりシートPは、両面搬送路47を通過させた後に、片面画像形成と同様の過程をへて他方の面にトナー像を形成して、排紙トレイ12に排出される。尚、フラッパ46、排紙ローラ11のスイッチバック動作で構成される部分は、反転手段の一例である。
(定着装置)
続いて、本発明の実施形態に係る駆動伝達装置によって動作する定着装置40について説明する。定着装置40の斜視図を図8に、断面図を図9に示す。定着装置40は、外部もしくは内部にある加熱源105により加熱される定着部材100と、この定着部材100とで定着ニップ部を形成する加圧ローラ101とを備えるものである。一対の回転体としての該定着部材100と加圧ローラ101とで形成される定着ニップ部に、記録紙を通過させることで、シート上のトナー像を定着し、排出する。
本実施形態においては、定着部材100として、円筒状の薄肉金属の基層上に弾性層が形成された定着フィルムを用い、加圧ローラ101を駆動回転させることで定着フィルム100を従動回転させる方式のフィルム加熱方式の定着装置を用いて記述・説明を行う。但し、本実施形態に関する記述を行うにあたり、定着装置としてフィルム加熱方式の定着装置を利用するだけであり、本発明の実施形態に係る定着装置がフィルム加熱方式の定着装置に限定されるものではない。
定着部材としての定着フィルム100は、記録材(シート)に熱を伝達する発熱部材としての円筒状の耐熱性の部材であり、定着フィルム軌道規制部材102にルーズに外嵌させてある。定着フィルム100は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、フィルム膜厚が100μm以下、好ましくは20μm以上50μm以下のものである。
そして、基層がSUS等の金属からなるものや、耐熱性のあるPTFE、PFA、FEPからなる単層フィルムを使用できる。あるいは、基層がポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等で、その外周表面にPTFE、PFA、FEP等をコーティングもしくは被覆した複合層フィルムも使用できる。
加圧ローラ101は、例えば鉄などの金属からなる芯金と、この芯金の周りに同心一体に成形被覆させた、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性の弾性材層とで構成されている。そして、表層に離型層を設けてある。離型層は、例えば、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性かつ耐熱性のよい材料を選択することができる。そして、芯金の両端部に、PEEK、PPS、液晶ポリマー等の耐熱性樹脂よりなる不図示の加圧部支持部材を装着し、回動可能に支持する構成としている。
定着フィルム軌道規制部材102は、耐熱性の樹脂であるPET、PPS、LCP等からなる部材で、前述の通り定着フィルム100がルーズに外嵌されているものであり、定着フィルム100を回転可能に支持する。一方、定着装置の不図示の側板に移動可能に支持されており、定着フィルム100を回動可能に支持した上で、定着装置内に配設しつつ、定着フィルム100の回転の案内としての働きや、定着フィルム100の長手方向への突き当て部としての働きも行う部材である。
圧接部材103は、記録材搬送方向に交差する方向を長手とする横断面略半円弧状の耐熱性・断熱性の部材である。フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、LCP樹脂等の絶縁性及び耐熱性の良い材料が用いられる。そして、圧接部材103は、定着フィルム100のバックアップや、定着フィルム100を介して加圧ローラ101に向けて圧接することで形成されるニップ部の加圧、定着フィルム100の回転時の搬送安定性を図る役目をする。
ステイ104は、主に鉄やSUS等の金属からなる部材であり、比較的柔軟な樹脂製の圧接部材103に押し当てることで圧接部材103に長手方向の強度を持たせ、かつ圧接部材103を矯正させるための部材である。
加熱源105は加熱手段としてのとしてのセラミックヒータ(以下、ヒータと記す)である。ヒータ105は、前記圧接部材103の定着ニップ側の面に長手に沿って具備された嵌め込み溝内に嵌め込まれ支持されている。このヒータ105は細長薄板状のセラミック基板と、この基板面に具備させた通電発熱抵抗体層を基本構成とするもので、発熱抵抗体層に対する通電により全体に急峻な立ち上がり特性で昇温する低熱容量のヒータである。
加圧部材106は、図10に示すように、加圧弾性部材107を張架して、フィルム軌道規制部材102を加圧ローラ101方向に押し付けるもので、フィルム軌道規制部材102によってステイ104を押し付ける。これにより、圧接部材103を定着フィルム100を介して加圧ローラ101側に押し当てて、定着ニップ部を形成するものである。
加圧解除部材117(図2、図3、図8、図10、図11)は、本実施形態においてはカム形状をなした部材であり、定着ニップ部を加圧した状態である当接状態と、加圧を解除した状態である離間状態とを切り替えるためのものである。以下、加圧解除部材117を圧解除カム117として記載する。
ここで、当接状態時は、図10、図2のように、加圧部材106のカム接触面106aが圧解除カム117と接触しない状態であり、定着フィルム100と加圧ローラ101が圧接された状態となる。一方、離間状態時は、図11、図3のように、圧解除カム117が図10の状態から略180°回転し、圧解除カム117の加圧解除領域部117aが、加圧部材106のカム接触面106aと接触する状態となる。すなわち、加圧部材106を押し上げることで、定着ニップ部が加圧解除状態となった状態となる。
このような圧解除カム117は、図8に示すように同軸上に設置したギア137によって回転可能となっており、さらに不図示の被検知部材と不図示の検知部材を備えて、回転方向の位置を検知できるようになっている。これにより、定着ニップ部の当接状態・離間状態を自動で切り替えることができる。
(駆動伝達装置)
ここで、本実施形態における加圧切替機構および駆動伝達機構としての駆動伝達装置130について、その斜視図を図1に示し、内部のギアを表した平面図を図2、図3に示す。駆動伝達装置130は、1つには定着時におけるニップ部を形成する定着回転体と対向回転体の一方(本実施形態では加圧ローラ)を駆動回転する駆動伝達機構の役割ならびに定着部材を圧接するよう加圧部材106を機能させる役割(図3の右側)を持つ。
また、圧解除カム117を回転させることで定着ニップ部の当接状態・離間状態を切り替える加圧切替機構の役割(図3の左側)を持つ。
前者の役割は、駆動源であるモータ131と連結するギア142(図3)の回転、および圧解除カム117、加圧部材106の関係によって達成でき、後者の役割は駆動源であるモータ131と連結するギア137(図2)の回転によって達成できる。
駆動伝達装置130は、駆動源であるモータ131と、駆動入力ギア132、揺動動作をする第1の揺動ギア133、並びに駆動列を備えている。また、駆動伝達装置130は、箱状の第1のフレーム151と、第1のフレーム151の開放側に対向する平板状の第2のフレーム152を備えている。駆動列の各ギアは、ギアに一体に配設された軸部が第1のフレーム151と、第2のフレーム152とに設けられた穴に回転可能に保持されているものと、第1のフレームに固定された軸部材がギアに設けられた穴に挿通して回転可能に保持されているものがある。
また、駆動源であるモータ131は、第1の方向と第1の方向と逆方向である第2の方向とに回転可能(時計回りと反時計回りの両方に回転可能)なDCブラシレスモータである。そして、モータ131は、第1のフレーム151に設けられた穴に位置決め固定されているもので、不図示の給電部から給電することで回転させられる。なお、本実施形態においては、駆動源としてDCブラシレスモータを用いて記述しているが、本発明はこれに限定するものではなく、時計回りと反時計回りの両方に回転できるものであれば、ステッピングモータなどを使用したものでも良い。
モータ131は、その軸部131aがギア形状に加工されていて、別のギア(本実施形態では駆動入力ギア132)と噛み合って駆動伝達を行っている。但し、モータ131の回転を伝達できるものであれば、モータ131の軸をギア形状に加工しているものでなくても良い。例えば、モータ131の軸部にギアを圧入する形態のものでも、モータ131の軸部に挿入したピンをギアの溝に挿入することで回転伝達する形態のものでも構わない。
また、本実施形態におけるモータ131、入力ギアである駆動入力ギア132に対し、出力ギアである第1の駆動出力ギア135は、定着装置40の圧解除カム117を回転させるためのギア137を含む第1の負荷駆動列138aと連結しているものである。複数のギアで構成される第1の負荷駆動列138aの最初のギアが第1の駆動出力ギア135である。そして、後述するように、第1の揺動ギア133が第1のポジション(図2)で駆動入力ギア132および第1の駆動出力ギア135に対し当接してモータと連結する一方、第2のポジション(図3)では第1の駆動出力ギア135に対し離間する。
(揺動ギア部)
ここで、揺動ギア部139の構成について、図4で説明する。本実施形態における第1の揺動ギア133は、駆動入力ギア132に噛み合って、モータ131の回転方向を切替えることで、2つのポジションの間で移動するものである(図2、図3)。そして、揺動ギア部139は、図4(a)に示すように、第1の揺動ギア133と支持部材140、バネ141から構成される。第1の揺動ギア133は、揺動ギア133に設けられた穴に挿入した支持部材140の外形部140cによって、回転可能に支持されている(図4(b))。すなわち、支持部材140は、その外径部140cが第1の揺動ギア133の回転軸となるものである。
支持部材140は、長丸形状である孔部140aを備えていて(図4(a)、図2、図3)、第1のフレーム151にかしめ固定された軸151aに挿入され、第1のフレーム151に対して移動可能に保持されている。ここで、孔部140aは、軸151aの断面積より大きい断面積の開口形状を備えている。
また、支持部材140には、突起部140bが備えられていて、支持部材140が揺動動作をした後は、回転方向に応じて、突起部140bが、図5(a)、(b)に示すように、前述の第2のフレーム152に設けられたストッパ部152a、152bに当たる。これにより、それ以上支持部材140が移動しなくなる。
後に詳述するバネ141は、図4(b)のように第1の揺動ギア133の回転軸方向で第1の揺動ギア133と支持部材140との間に配置される。そして、矢印方向で示すように、第1の揺動ギア133と支持部材140とを第1の揺動ギア133の略回転軸線方向に付勢(与圧)する。
このようにして、駆動入力ギア132からの駆動力が第1の揺動ギア133に伝達されると、回転方向に応じて、第1の揺動ギア133と支持部材140、バネ141が一体となって第1のポジションと第2のポジションとの間で変位(移動)する。そして、後述するように第1の揺動ギア133はいわゆるクラッチとして、第1のポジションでは第1の駆動出力ギア135とモータを連結する一方、第2のポジションでは第1の駆動出力ギア135とモータとの連結を解除する。
(揺動ギア部に働く力と、その動作)
ここで、第1の揺動ギア133に働く力と、その動作について図6で説明する。先ずは、バネ141によって第1の揺動ギア133が揺動動作することについて説明する。図6に揺動ギア部139を抜き出した斜視図を示す。前述したように第1の揺動ギア133と支持部材140との間にはバネ141を配置しているため、第1の揺動ギア133にはバネ141の加圧力によって、図中でNで示した力が径方向(回転軸方向に直交する方向)に与えられる。
力Nを与えられた状態で第1の揺動ギア133を矢印R方向に回転させたときには、バネ141と第1の揺動ギア133の間に、図中でμNと記載した矢印方向に摩擦力が発生する。この摩擦力が、揺動ギア133が回転するときの回転負荷となる。この回転負荷によって、支持部材140の突起部140bが前述のストッパ部152aに当たって移動しなくなるまで、第1の揺動ギア133と支持部材140とが一体となって動く(回転する)。
また、駆動列を駆動させた時には、摩擦力μNからなる負荷トルクが働く為、該負荷トルクを与えられたギアを回転させる為に、第1の揺動ギア133の歯面を押す力(以後、圧力角方向の力として記載)が発生する。
支持部材140は、上述したように第1のフレーム151にかしめ固定された軸151aが係合する長丸形状である孔部140a(図4(a)、図2、図3)を備えている。このため、第1の揺動ギア133が支持部材140に支持されながら孔部140aに沿って揺動動作する。
ここで、再び図2、図3を用いて、第1の揺動ギア133の、第1の駆動出力ギア135と連結した第1のポジションと、第1の駆動出力ギア135との連結を解除した第2のポジションとの間のポジション移動を説明する。
図3のように第1の揺動ギア133が第2のポジションにある時に、図2に示すようにモータ131を時計回りに回転させると、駆動入力ギア132が反時計回りに回転し、第1の揺動ギア133には、F1(図2)で示す圧力角方向の力が発生する。このF1方向への力により、第1の揺動ギア133と支持部材140が一体となって第1のポジションに移動する。第1のポジションに第1の揺動ギア133が移動することで、第1の揺動ギア133が第1の駆動出力ギア135と連結する。
逆に、図2のように第1の揺動ギア133が第1のポジションにある時に、図3に示すようにモータ131を反時計回りに回転させると、モータによって駆動入力ギア132が時計回りに回転する。そして、第1の揺動ギア133には、矢印F2(図3)で示す圧力角方向の力が発生する。このF2方向への力により、第1の揺動ギア133と支持部材140が一体となって第2のポジションに移動する。第1の揺動ギア133が第2のポジションに移動することにより、負荷側の駆動列の第1の駆動出力ギア135との連結が解除される。
第1の揺動ギア133と支持部材140が、前述の第1のポジションと第2のポジションに到達して揺動動作を完了した後は、支持部材140を中心軸として第1の揺動ギア133が回転するだけの状態となる。つまり、第1のポジション時においては、第1の揺動ギア133は、駆動入力ギア132と第1の駆動出力ギア135とを繋ぐアイドラギアとして動作することになる。
ここで、図3、図10に示すように、第1の揺動ギア133が第2のポジションに移動した際には、第1の揺動ギア133と駆動出力ギア135との連結が解除され、第1の負荷駆動列138aで第1の揺動ギア133が噛み合うギアが存在しない状態となる。そして、この状態においては、上述したように、圧解除カム117の加圧解除領域部117aが、加圧部材106のカム接触面106aと接触しない状態となっており、加圧部材106が図11の右側で押し下げられている状態となっている。
このとき、図3の右側に示す第2の揺動ギア134が、モータおよび第2の出力ギアである第2の駆動出力ギア136(ギア142とともに第2の負荷駆動列138bを形成する最初のギア)と連結した状態となっている。上述したように、図3の左側が、定着ニップ部を形成する定着回転体とこれに対向する対向回転体との当接状態と離間状態とを切り替える加圧切替機構(切替機構)として機能する。これに対し、図3の右側は、定着回転体とこれに対向する対向回転体の一方を駆動回転する駆動伝達機構として機能する。
そして、互いに逆の第1の方向、第2の方向とに回転可能な駆動源の軸131aに連結する入力ギア132が、切替機構と駆動伝達機構とに共用される。
上述したように、第1の揺動ギア133は、第1のポジションで第1の駆動出力ギア135とモータを連結する一方、第2のポジションで第1の駆動出力ギア135とモータとの連結を解除した。これに対し、第2の揺動ギア134は、第3のポジションで第2の駆動出力ギア136とモータを連結する一方、第4のポジションで第2の駆動出力ギア136とモータとの連結を解除する。
これにより、定着を行うとき、加圧ローラ101(図11、図9)が駆動ギアとしてのギア142(第3のポジションにある第2の揺動ギア134と連結)で駆動回転される。そして、ステイ104が加圧部材106で押し付けられている状態で、定着部材100が加圧ローラ101に対し従動回転する。
このように、図3の右側に示すギア配置により定着が行なわれるとき、図3の左側に示すギア配置により第1の揺動ギア133と第1の負荷駆動列との連結が解除され、圧解除カム117が加圧部材106を押し上げないようにされている。即ち、定着時において、加圧部材106がニップ部を形成する定着部材を加圧する状態が形成される。
なお、第2の揺動ギア134は、第1の揺動ギア133と同様の構成を備える。すなわち、第2の揺動ギア134を回転可能に支持する支持部材(第2の支持部材)は、長丸形状である孔部を備えていて(図4(a)、図2、図3)、第1のフレーム151にかしめ固定された軸151bに挿入される。
これにより、第2の揺動ギア134は、第1のフレーム151に対して移動可能に保持されている。また、第2の揺動ギア134を回転可能に支持する支持部材には、突起部が備えられていて、支持部材が揺動動作をした後は、回転方向に応じて、この突起部が、第2のフレーム152に設けられたストッパ部に当たる。これにより、それ以上支持部材が移動しなくなる。
次に、前述の回転負荷を発生させる以外のバネ141の機能について説明を行う。第1のフレームと第2のフレームの間に第1の揺動ギア133と支持部材140を配置する際には、それらの部品公差を考慮して、揺動ギア133・支持部材140と第1のフレーム・第2のフレームの間には必ずガタを持たせる必要性がある。このようなガタを持たせた場合、駆動入力ギア132からの駆動力や、第1の駆動出力ギア135からの反力によって第1の揺動ギア133(と支持部材140)が傾いてしまうことがある。
第1の揺動ギア133が傾いた状態で揺動動作をしたり、第1の駆動出力ギア135に噛み込む際に第1の揺動ギア133が傾いてしまったりすると、第1の揺動ギア133と第1の駆動出力ギア135の歯スジがずれた状態となってしまう。噛み込む2つのギアの歯スジがずれてしまうと、揺動ギア133と第1の駆動出力ギア135が円滑に噛み込み動作を行うことができなくなってしまう。
本実施形態のように、駆動する負荷対象が定着ニップ部の当接状態と離間状態を切替えるカムの駆動のような場合においては、離間状態から当接状態へ切替える時に、負荷であるカムが加圧部材に押されて回転してしまったりすると、以下の問題を生じ得る。すなわち、加圧部材106は加圧バネ107の非常に大きい引張り力で戻されるため、モータによる駆動よりも速く圧解除カム117を回転させる。
この時、第1の揺動ギア133と第1の駆動出力ギア135の歯スジがずれて円滑に噛み合っていない状態であると、圧解除カム117からの回転によって、第1の揺動ギア133が第1のポジションに移動することができない。これにより、第2のポジションの方向へ押し戻されてしまうことがある。
また、当接状態から離間状態へ切替える際においても、モータ131を時計回りに回転し(図3)、第1の揺動ギア133を第1のポジションに移動させて第1の駆動出力ギア135と噛み合わせ、圧解除カム117を動作させる。この時、圧解除カム117が加圧部材106を持ち上げるのであるが、圧解除カム117が加圧部材106を持ち上げる際には、大きな負荷が発生する。このため、圧解除カム117が加圧部材106に近いもしくは触れた状態からモータ131が回転を開始するような場合においては、以下の問題を生じ得る。
すなわち、前述のように第1の揺動ギア133がガタによって傾くと第1の駆動出力ギア135との歯スジがずれて、第1の揺動ギア133が第1の駆動出力ギア135に円滑に噛み合わない。すると、加圧部材106が圧解除カム117を押し下げる力によって戻されてしまうことがある。
そこで、本実施形態では、第1の揺動ギア133と支持部材140との間にバネ141を配置し、第1の揺動ギア133の略回転軸線方向に付勢(与圧)し、第1の揺動ギア133・支持部材140と第1のフレーム・第2のフレームの間のガタをなくす。揺動ギア133、支持部材140と、第1のフレーム151、第2のフレーム152の間のガタをなくすことができれば、第1の揺動ギア133が第1の駆動出力ギア135に噛み込む際に、歯スジがずれてしまう問題を軽減できる。
これにより、本実施形態では、定着ニップ部の当接・離間動作において、第1の揺動ギア133の動作不良の発生を軽減させ、円滑に動作させることが可能となる。これは、例えば少ないギアで大きく減速することで装置の小型化することを目的として、第1の揺動ギア133として段ギアを用いた場合においては、更に効果的である。
すなわち、第1の揺動ギア133に段差を備えた段ギアを用い、図7に示すように、下段のギア133bが駆動入力ギア132と噛み合い、上段のギア133aが第1の駆動出力ギア135と噛み合うような構成とした場合を考えて説明する。この場合には、第1の揺動ギア133にかかる駆動入力ギア132からの力Fiと、第1の駆動出力ギア135からの反力Foが揺動ギア133の回転軸方向でずれた状態となる。このため、第1の揺動ギア133に駆動の負荷が発生した瞬間から揺第1の動ギア133にモーメントが掛かった状態となる。そのため、第1の揺動ギア133の略回転軸方向のガタによる傾きが、より起こりやすくなる。
そのため、第1の揺動ギア133に段ギアを用いる場合は、第1の揺動ギア133の傾きを防ぐことがより必要になるので、バネ141により回転軸線方向(略回転軸線方向を含む)に付勢(与圧)することで、ガタをなくすことがより効果的となる。
なお、上述した実施形態における第1の揺動ギア133と支持部材140との間に第1の付勢部材としてのバネ141を配置したのと同様に、第2の揺動ギア134と第2の支持部材との間に第2の付勢部材としてのバネを配置することができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、揺動ギアの回転軸方向のガタをなくし、ガタによる揺動ギアの傾きを防止して揺動ギアの噛み合いを円滑に行って駆動切替をすることができる。そして、同時に、回転軸線方向の付勢を行う付勢部材の負荷により揺動動作の移動力を発生させることができ、円滑に駆動連結させることが可能となる。
(変形例)
上述した実施形態では、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の範囲内で種々の変形が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態では、付勢部材としてのバネ141が、回転軸方向において第1の揺動ギア133と支持部材140との間に設けられた。そして、第1の揺動ギア133は第2のフレーム152に付勢される一方、支持部材140は第1のフレーム151に付勢されるものであった。しかし、本発明はこれに限られず、付勢部材としてのバネ141が、第1の揺動ギア133もしくは支持部材140と、第1のフレーム151もしくは第2のフレーム152との間に設けられても良い。この場合、第1の揺動ギア133と支持部材140が一体となった状態で第1のフレーム151もしくは第2のフレーム152に付勢される。
(変形例2)
上述した定着装置では、定着部材である無端ベルトが第1の回転体に設けられたが、無端ベルトが第2の回転体に設けられても良い。また、無端ベルトが第1の回転体、第2の回転体の双方に設けられても良い。
(変形例3)
上述した定着装置では、回転体および加圧体としての加圧用回転体が定着回転体を加圧する場合を示した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、加圧体としてでなく対向回転体としての回転体が定着回転体としての定着ベルトとしてのフィルムから加圧される場合にも同様に適用できる。ここで、対向回転体とは、定着回転体に対向し、定着回転体と圧接して定着ニップ部を形成し、移動する記録材を定着ニップ部で挟持する部材である。
(変形例4)
上述した実施形態では、記録材として記録紙を説明したが、本発明における記録材は紙に限定されるものではない。一般に、記録材とは、画像形成装置によってトナー像が形成されるシート状の部材であり、例えば、定型或いは不定型の普通紙、厚紙、薄紙、封筒、葉書、シール、樹脂シート、OHPシート、光沢紙等が含まれる。なお、上述した実施形態では、便宜上、記録材(シート)Pの扱いを通紙、排紙、給紙、通紙部、非通紙部などの用語を用いて説明したが、これによって本発明における記録材が紙に限定されるものではない。
(変形例5)
上述した実施形態では、未定着トナー像をシートに定着する定着装置を例に説明したが、本発明は、これに限らず、画像の光沢を向上させるべく、シートに仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置(この場合も定着装置と呼ぶ)にも同様に適用可能である。
132・・駆動入力ギア、133・・揺動ギア、135・・駆動出力ギア、140・・支持部材、141・・付勢部材

Claims (10)

  1. 定着回転体と、
    前記定着回転体に対向し前記定着回転体と定着ニップ部を形成する対向回転体と、
    前記定着回転体と前記対向回転体との当接状態と離間状態とを切り替える切替機構と、
    前記定着回転体と前記対向回転体の少なくとも一方を駆動するための駆動力を伝達する駆動伝達機構と、
    前記切替機構と前記駆動伝達機構とに共用され、第1の方向と前記第1の方向と逆方向である第2の方向とに回転可能な入力ギアと、
    を有する定着装置であって、
    前記切替機構は、
    前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い第1のポジションに位置し、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記第1のポジションと異なる第2のポジションに位置することが可能であり、前記入力ギアと連結して回転する第1の揺動ギアと、
    前記第1の揺動ギアを回転可能に支持する第1の支持部材と、
    前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い前記第1の揺動ギアと連結される一方、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記第1の揺動ギアとの連結が解除される第1の出力ギアと、
    前記第1の揺動ギアと前記第1の支持部材の少なくとも一方を前記第1の揺動ギアの回転軸線方向へ付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記駆動伝達機構は、
    前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い第3のポジションに位置し、前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い前記第3のポジションと異なる第4のポジションに位置することが可能であり、前記入力ギアと連結して回転する第2の揺動ギアと、
    前記第2の揺動ギアを回転可能に支持する第2の支持部材と、
    前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記第2の揺動ギアと連結される一方、前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い前記第2の揺動ギアとの連結が解除される第2の出力ギアと、
    前記第2の出力ギアと連結される駆動ギアと、
    を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1の出力ギアは、複数のギアで構成される第1の負荷駆動列の最初のギアであり、前記第2の出力ギアは、複数のギアで構成される第2の負荷駆動列の最初のギアであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記入力ギアは、前記第1の方向と前記第2の方向とに回転可能な駆動源の軸と連結するギアであることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記第1の揺動ギアの回転軸となる軸を備える第1のフレームと、
    前記第1のフレームに対向する第2のフレームと、
    を有し、
    前記第1の揺動ギアと前記第1の支持部材は、前記付勢部材により前記第1のフレームと前記第2のフレームのいずれかもしくはその両方に付勢されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第1の支持部材は、前記第1のフレームの前記軸が挿入される孔部として、前記軸の断面積より大きい断面積の開口形状として長丸形状の孔部を備えることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記付勢部材は、前記回転軸線方向において前記第1の揺動ギアと前記第1の支持部材との間に設けられ、前記第1の支持部材は前記第1のフレームに付勢される一方、前記第1の揺動ギアは前記第2のフレームに付勢されることを特徴とする請求項4または5に記載の定着装置。
  7. 前記付勢部材は、前記第1の揺動ギアもしくは前記第1の支持部材と、前記第1のフレームもしくは前記第2のフレームとの間に設けられ、前記第1の揺動ギアと前記第1の支持部材が一体となった状態で前記第1のフレームもしくは前記第2のフレームに付勢されることを特徴とする請求項4または5に記載の定着装置。
  8. 前記第1の揺動ギアは段差を備え、前記入力ギアと前記第1の出力ギアは異なる高さ位置で前記第1の揺動ギアと連結することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第2の揺動ギアと前記第2の支持部材の少なくとも一方を前記第2の揺動ギアの回転軸線方向へ付勢する第2の付勢部材を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 定着回転体と、
    前記定着回転体に対向し前記定着回転体と定着ニップ部を形成する対向回転体と、
    前記定着回転体と前記対向回転体との当接状態と離間状態とを切り替える切替機構と、
    前記切替機構に用いられ、第1の方向と前記第1の方向と逆方向である第2の方向とに回転可能な入力ギアと、
    を有する定着装置であって、
    前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い第1のポジションに位置し、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記第1のポジションと異なる第2のポジションに位置することが可能であり、前記入力ギアと連結して回転する揺動ギアと、
    前記第1の揺動ギアを回転可能に支持する支持部材と、
    前記入力ギアが前記第1の方向へ回転するのに伴い前記揺動ギアと連結される一方、前記入力ギアが前記第2の方向へ回転するのに伴い前記揺動ギアとの連結が解除される出力ギアと、
    前記揺動ギアと前記支持部材の少なくとも一方を前記揺動ギアの回転軸線方向へ付勢する付勢部材と、
    を有することを特徴とする定着装置。
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