JP5784202B2 - 位置決め部材及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置決め部材及びこれを備えた画像形成装置に関する。この画像形成装置は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複数備えた複合機をあげることができる。
従来より、電子写真画像形成装置では、電子写真プロセスを用いて記録材(シート)にトナー像を形成し、これを定着装置(定着器)により記録材に定着させている。このような画像形成装置では、本体枠体(本体フレーム)に対し定着装置の取り付けを精度良く行うことが好ましい。
そこで、特許文献1に記載の装置では、位置調整部材の突起棒を本体フレームに仮止めされた位置調整板の長穴を介して定着装置の穴に挿入し、そして、位置調整部材を動かすことにより定着装置の位置を調整している。そして、位置調整が完了したら位置調整部材と位置調整板を本体フレームにネジにより締結することで、定着装置を本体フレームに固定するようにしている。
特開2005−292612号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成の場合、定着装置を組み付ける際に位置調整工程が必要となり、画像形成装置の製造(組み立て)工程に要する時間の短縮化の妨げとなってしまう。従って、定着装置を組み付ける際には、位置調整を行うことなく、定着装置を本体フレームに対して位置決めできる構成とすることが望ましい。
但し、定着装置を本体フレームに組み付けた後、例えば、画像形成装置を傾いた場所に設置したり、使用途中で衝撃を受けたりするなどして、本体フレームが歪んでしまう事態が発生する恐れがある。このような事態が生じた場合には、定着装置と他の装置(例えば、転写装置)との相対位置関係がくずれてしまう可能性があるため、定着装置を組付けた後に定着装置の位置調整を行えるようにすることが望ましい。また、これは、記録材を搬送する搬送ユニットについても同様である。
本発明は、このような事情に鑑み、定着装置や搬送ユニットの組み付け時には、位置調整を行うことなく、定着装置や搬送ユニットを本体枠体に対して位置決めでき、且つ、後から位置調整を行える構成を実現すべく発明したものである。
本発明は、画像形成装置の本体フレームに固定され、定着器を位置決めする位置決め部材であって、前記定着器の長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、を備え、前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする位置決め部材にある。
また、本発明は、画像形成装置の本体フレームに固定され、定着処理を行う回転体を備えた定着器を位置決めする位置決め部材であって、前記回転体の軸線方向と実質平行な第1の方向において前記定着器の一端が載置される載置部と、前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、を備え、前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする位置決め部材にある。
また、本発明は、画像形成装置の本体フレームに固定され、定着器を位置決めする位置決め部材であって、前記定着器の長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、を備え、前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向においては前記第1の穴部に対し実質フィットする一方、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記第1の穴部に対しルーズとなる形状を有し、前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記第2の穴部に対し実質フィットする一方、前記第3の方向へは前記第2の穴部に対しルーズとなる形状を有し、前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記第3の穴部に対し実質フィットする一方、前記第2の方向へは前記第3の穴部に対しルーズとなる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする位置決め部材にある。
また、本発明は、画像形成装置の本体フレームに固定され、定着処理を行う回転体を備えた定着器を位置決めする位置決め部材であって、前記回転体の軸線方向と実質平行な第1の方向において前記定着器の一端が載置される載置部と、前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、を備え、前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向においては前記第1の穴部に対し実質フィットする一方、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記第1の穴部に対しルーズとなる形状を有し、前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記第2の穴部に対し実質フィットする一方、前記第3の方向へは前記第2の穴部に対しルーズとなる形状を有し、前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記第3の穴部に対し実質フィットする一方、前記第2の方向へは前記第3の穴部に対しルーズとなる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする位置決め部材にある。
また、本発明は、画像形成装置の本体フレームに固定され、記録材を搬送する搬送ユニットを位置決めする位置決め部材であって、前記搬送ユニットの長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、備え、前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする位置決め部材にある。
また、本発明は、記録材にトナー像を形成する画像形成器と、前記画像形成器により形成された記録材上のトナー像を定着する定着器と、第1の被係合部、第2の被係合部及び第3の被係合部を備えた本体フレームと、前記本体フレームに固定され、前記定着器を位置決めする位置決め部材と、を備え、前記第3の被係合部は穴部であり、前記位置決め部材は、前記定着器の長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、前記第1の被係合部に係合する第1の係合部と、前記第2の被係合部に係合する第2の係合部と、前記第3の被係合部に係合する第3の係合部と、を有し、前記第1の係合部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第2の係合部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第3の係合部は、突出部であり、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする画像形成装置にある。
また、本発明は、記録材にトナー像を形成する画像形成器と、前記画像形成器により形成された記録材上のトナー像を定着する回転体を備えた定着器と、第1の被係合部、第2の被係合部及び第3の被係合部を備えた本体フレームと、前記本体フレームに固定され、前記定着器を位置決めする位置決め部材と、を備え、前記第3の被係合部は穴部であり、前記位置決め部材は、前記回転体の軸線方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、前記第1の被係合部に係合する第1の係合部と、前記第2の被係合部に係合する第2の係合部と、前記第3の被係合部に係合する第3の係合部と、を有し、前記第1の係合部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第2の係合部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記第3の係合部は、突出部であり、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする画像形成装置にある。
また、本発明は、記録材にトナー像を形成する画像形成器と、前記画像形成器により形成された記録材上のトナー像を定着する定着器と、第1の被係合部、第2の被係合部及び第3の被係合部を備えた本体フレームと、前記本体フレームに固定され、前記定着器を位置決めする位置決め部材と、を備え、前記第3の被係合部は穴部であり、前記位置決め部材は、前記定着器の長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、前記第1の被係合部に係合する第1の係合部と、前記第2の被係合部に係合する第2の係合部と、前記第3の被係合部に係合する第3の係合部と、を備え、前記第1の係合部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向においては前記第1の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記第1の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、前記第2の係合部は、前記第2の方向へは前記第2の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第3の方向へは前記第2の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、前記第3の係合部は、突出部であり、前記第3の方向へは前記第3の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第2の方向へは前記第3の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする画像形成装置にある。
また、本発明は、記録材にトナー像を形成する画像形成器と、前記画像形成器により形成された記録材上のトナー像を定着する回転体を備えた定着器と、第1の被係合部、第2の被係合部及び第3の被係合部を備えた本体フレームと、前記本体フレームに固定され、前記定着器を位置決めする位置決め部材と、を備え、前記第3の被係合部は穴部であり、前記位置決め部材は、前記回転体の軸線方向と実質平行な第1の方向において前記定着器の一端が載置される載置部と、前記第1の被係合部に係合する第1の係合部と、前記第2の被係合部に係合する第2の係合部と、前記第3の被係合部に係合する第3の係合部と、を有し、前記第1の係合部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向においては前記第1の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記第1の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、前記第2の係合部は、前記第2の方向へは前記第2の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第3の方向へは前記第2の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、前記第3の係合部は、突出部であり、前記第3の方向へは前記第3の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第2の方向へは前記第3の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有することを特徴とする画像形成装置にある。
本発明の場合、第1、第2、第3の穴部又は第1、第2、第3の被係合部と第1、第2、第3の突出部又は第1、第2、第3の係合部とが係合することで、本体フレームに対し位置決め部材が位置決めされる。位置決め部材は、定着器や搬送ユニットを支持して位置決めを行うため、定着器や搬送ユニットの組み付け時には、位置調整を行うことなく、定着器や搬送ユニットを本体フレームに対して位置決めできる。また、第3の突出部又は第3の係合部は、易折り部を有し、容易に除去できるため、位置決め部材に支持された定着器や搬送ユニットの位置調整を後から行うことができる。
画像形成装置の概略構成断面図。 定着装置の概略構成断面図。 定着装置と転写装置の平行度を説明するための模式図。 定着装置を本体枠体に位置決めした状態を示す正面図。 定着装置の一部と、定着装置の幅方向片側の位置決めを行う第1の位置決め部材との分解斜視図。 定着装置の一部と、定着装置の幅方向他側の位置決めを行う第2の位置決め部材との分解斜視図。 定着装置の幅方向片側を第1の位置決め部材により本体枠体に対して位置決めした状態を示す斜視図。 第1の位置決め部材を本体枠体に対して固定した状態を示す側面図。 定着装置の幅方向他側を第2の位置決め部材により本体枠体に対して位置決めした状態を示す斜視図。 第2の位置決め部材を本体枠体に対して固定した状態を示す側面図。 第2の位置決め部材の斜視図。 第2の位置決め部材の第3の突起を除去して、第2の位置決め部材が本体枠体に対して移動可能な状態を示す側面図。
本発明の実施形態について、図1ないし図12を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置10は、電子写真方式を採用するフルカラープリンタである。このような画像形成装置10は、トナー画像(トナー像)を形成する画像形成部(画像形成器)11と、画像形成部11により形成されたトナー画像を転写する記録材を搬送する記録材搬送部12とを備える。なお、記録材としては、例えば、転写シート・エレクトロファックスシート・静電記録紙・OHPシート・印刷用紙・フォーマット紙などのシート材などが挙げられる。画像形成部11は、複数の画像形成ステーション1a、1b、1c、1dを中間転写ベルト13の走行方向に並べた、所謂タンデム型の構成を有する。各画像形成ステーション1a、1b、1c、1dでは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像がそれぞれ形成される。本実施形態の場合、各画像形成ステーション1a、1b、1c、1dは、プロセスカートリッジにより構成される。
各画像形成ステーションでは、次のようにトナー画像を形成する。まず、感光ドラム14の表面を帯電ローラなどの帯電装置により帯電し、帯電した感光ドラム14の表面を露光装置15により、画像情報に応じてレーザなどにより露光することで静電潜像を形成する。次いで、現像装置によりこの静電潜像をトナーにより現像することで、感光ドラム14の表面にトナー画像を形成する。
各画像形成ステーションの感光ドラム14の表面に形成されたトナー画像は、順次、一次転写部T1にて中間転写ベルト13に重ねて転写されることで、中間転写ベルト13上にフルカラーのトナー画像が形成される。一次転写部T1には、感光ドラム14と中間転写ベルト13を挟んで対向配置される一次転写部としての一次転写ローラ16が配置されている。そして、一次転写ローラ16と感光ドラム14との間に一次転写バイアスを印加することで、感光ドラム14上のトナー画像が中間転写ベルト13に転写される。
中間転写ベルト13上のトナー画像は、記録材搬送部12により搬送される記録材Pに二次転写部T2にて転写される。二次転写部T2には、中間転写ベルト13を挟んで互いに対向配置される二次転写内ローラ17a、二次転写外ローラ17bが配置されている。そして、二次転写内ローラ17aと二次転写外ローラ17bとの間に二次転写バイアスを印加することで、中間転写ベルト13上のトナー画像が記録材Pに転写される。本実施形態では、これら中間転写ベルト13、二次転写内ローラ17a及び二次転写外ローラ17bにより転写装置40を構成している。転写装置40にてトナー画像が転写された記録材Pは、定着装置(定着器)100で加熱、加圧されることでトナー画像が定着処理される。即ち、定着装置100は、記録材上のトナー像を定着する。定着装置100の詳細については後述する。トナー画像が定着された記録材Pは、排出ローラ18により排出トレイ19に排出される。
記録材搬送部12は、複数の搬送ローラから構成され、カセット20に収容された記録材Pをピックアップローラ21によりピックアップして、搬送経路22に搬送する。搬送経路22に搬送された記録材Pは、レジストローラ対23により画像形成部11に形成されたトナー画像とタイミングを合わせて二次転写部T2に搬送される。また、定着装置100から排出された記録材Pは、上述のように排出トレイ19に排出される他、両面印刷を行うべく反転して反転搬送経路30に搬送される。反転搬送経路30を搬送された記録材Pは、搬送経路22に合流して、上述と同様に二次転写部T2に搬送される。
また、本実施形態の場合、上述のような各種装置を配置した装置本体24に開閉扉25を開閉自在に設けている。開閉扉25は、搬送経路22や定着装置100が配置される側に、回動軸26を中心に回動自在に設けられている。そして、開閉扉25を開放することで、定着装置100及び搬送経路22が露出して、定着装置100の着脱や、搬送経路22でジャムした記録材の除去が可能となる。このために、定着装置100は、装置本体24に着脱自在に設けられている。また、搬送経路22に配置されたレジストローラ対23などの搬送ローラ対の片側のローラ、及び、二次転写部T2を構成する二次転写外ローラ17bは、開閉扉25側に設けられている。そして、開閉扉25を開放した際には、対向するローラや中間転写ベルト13と離間するようになっている。
[定着装置]
次に、本実施形態の加熱装置としての定着装置100の詳細について、図2を用いて説明する。定着装置100は、一対の回転体として、定着フィルム101と対向ローラ102を有する。そして、これら定着フィルム101と対向ローラ102との間で記録材を挟持搬送するニップ部Nを形成して、加熱源としてのヒータ104によりニップ部Nを通過する記録材に形成されたトナー画像を加熱、加圧することにより定着処理を行う。
定着フィルム101は、円筒状の薄肉金属の基層上に弾性層が形成された円筒状の耐熱性の部材であり、定着フィルム101の両端部に配置された軌道規制部材105にルーズに外嵌させてある。このような定着フィルム101は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、フィルム膜厚を100μm以下、好ましくは20μm以上50μm以下のものとしている。なお、定着フィルム101としては、基層がSUS等の金属からなるものや、耐熱性のあるPTFE、PFA、FEPからなる単層フィルムとしても良い。或いは、基層がポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等で、その外周表面にPTFE、PFA、FEP等をコーティングもしくは被覆した複合層フィルムとしても良い。
対向ローラ102は、例えば鉄などの金属からなる芯金と、芯金周りに同心一体に成形被覆させた、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性・弾性材層とで構成されており、表層に離型層を設けてある。例えば、離型層はフッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性かつ耐熱性のよい材料を選択することができる。芯金の両端部にPEEK、PPS、液晶ポリマー等の耐熱性樹脂よりなる不図示の加圧部支持部材を装着し、回動可能に支持されている。また、対向ローラ102は、装置本体24に設けられた駆動源としてのモータ131により駆動される。定着フィルム101は、対向ローラ102を回転駆動させることで従動して回転し、ニップ部Nで挟持した記録材を搬送する。
上述のように定着フィルム101の両端部を外嵌する軌道規制部材105は、耐熱性の樹脂であるPET、PPS、LCP等からなる部材である。このような軌道規制部材105は、定着装置100の側板に移動可能に支持されており、定着フィルム101を回動可能に支持すると共に定着装置100のケース内に配設する。そして、軌道規制部材105は、定着フィルム101の回転を案内すると共に、定着フィルム101の長手方向(ニップ部Nでの記録材搬送方向と交差する方向)への突き当て部として機能する。
定着フィルム101の内部には、長手方向に亙ってステー106が配置されており、ステー106の両端部は、軌道規制部材105に支持されている。このようなステー106は、主に鉄やSUS等の金属からなる部材である。また、ステー106の対向ローラ102側には圧接部材107を配置している。そして、ステー106を比較的柔軟な樹脂製の圧接部材107に押し当てることで、圧接部材107に長手方向(ニップ部Nでの記録材搬送方向と交差する方向)の強度を持たせ、かつ圧接部材107を矯正させるようにしている。
圧接部材107は、横断面略半円弧状の耐熱性・断熱性の部材である。例えば、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、LCP樹脂等の絶縁性及び耐熱性の良い材料により形成されている。そして、圧接部材107は、定着フィルム101のバックアップや、定着フィルム101を介して対向ローラ102に向けて圧接することで形成されるニップ部Nの加圧、定着フィルム101の回転時の搬送安定性を図る役目をする。
圧接部材107には、加熱源としてのセラミックヒータ(以下、ヒータと記す)104を支持している。ヒータ104は、圧接部材107のニップ部N側の面に長手方向に沿って形成された溝内に嵌め込まれ支持されている。このヒータ104は、細長薄板状のセラミック基板と、この基板面に具備させた通電発熱抵抗体層を基本構成とするもので、発熱抵抗体層に対する通電により全体に急峻な立ち上がり特性で昇温する低熱容量のヒータである。
上述のように構成される定着装置100は、装置本体24に設置する際に、図3に示すように、転写装置40との平行度を確保する。即ち、矢印αで示すように搬送された記録材は、転写装置40の中間転写ベルト13と二次転写外ローラ17bとの二次転写ニップ部N2で挟持搬送されることでトナー画像が転写される。そして、トナー画像が転写された記録材は、定着装置100のニップ部(定着ニップ部)Nで挟持搬送されることでトナー画像が定着される。
この際、定着装置100と転写装置40との平行度がずれていた場合、二次転写ニップ部N2で記録材を搬送する方向と、定着ニップ部Nで記録材を搬送する方向とが一致しない。このため、記録材にしわが発生したり、記録材がねじれて搬送されたりしてしまう可能性がある。したがって、互いの搬送方向を一致させるべく、定着装置100と転写装置40との平行度を確保する。具体的には、定着ニップ部Nで記録材を搬送する搬送方向に直交する方向(鎖線F1)と、二次転写ニップ部N2で記録材を搬送する搬送方向に直交する方向(鎖線T)とが平行となるようにする。このために本実施形態では、図4に示すように、定着装置100を装置本体24の本体枠体201に対して位置決めして配置するようにしている。
[定着装置の位置決め]
次に、このような定着装置100の位置決めについて、図3ないし図11を用いて説明する。以下では、本体枠体(本体フレーム)201に位置決めされるユニットとしての定着装置100を、図1の上下方向、即ち、重力方向である所定方向(第3の方向)に位置決めするユニットの位置決め装置200について説明する。なお、第3の方向とは、図3以降に示す矢印Z方向(以下「Z方向」と言う)である。また、図5などに示すX方向(第2の方向)、Y方向(第1の方向)は、それぞれZ方向に対し実質直交する方向となっている。また、Y方向は、定着装置100の長手方向と実質平行な方向であり、回転体である対向ローラ102の軸線方向と実質平行な方向でもあり、水平方向と実質平行な方向である。例えば、定着装置100が装置本体24に装着される際に、定着装置100に設けた部材と装置本体24に設けた部材とが接続されることで位置決めされる。
位置決め装置200は、図4に示すように、金属製の本体枠体201と、樹脂製の第1の位置決め部材(別の位置決め部材)140及び第2の位置決め部材141とを備える。本体枠体201は、装置本体24に設けられたフレームであり、定着装置100や転写装置40などの各種装置(ユニット)を支持する。本実施形態では、本体枠体201は、定着装置100の幅方向(第1の方向)両側に、それぞれZ方向に配置された支持板部202、203を有する。ここで、幅方向とは、定着装置100の長手方向、記録材の搬送方向に直交する方向、且つ、Z方向(重力方向)に直交する方向で、図3以降に示す矢印Y方向(水平方向)である。第1の位置決め部材140及び第2の位置決め部材141は、定着装置100の幅方向両端部をそれぞれ支持する。そして、本体枠体201に対し定着装置100のZ方向(重力方向)の位置決めを行う。
即ち、第1の位置決め部材140は、本体枠体201の片側(図4の右側)の支持板部202に1個配置される。そして、図5に示すように、定着装置100の幅方向片側(定着器の他端)が載置されることで、定着装置100の幅方向片側を支持してZ方向の位置決めを行う。このために、第1の位置決め部材140の上面には、定着装置100が載置される載置面(載置部)となる位置決め面140aを設け、この位置決め面140aに定着装置100の長手方向一端を載置するようにしている。この位置決め面140aには凹部が形成されており、この凹部には定着装置100の底面から下方へ突出可能なボス部が入り込む構成されている。そして、このボス部は定着装置100のレバー部500(図5)を握り込むことにより凹部から引っ込んで退避する構成となっており、その結果、凹部との干渉状態が解除されて定着装置の取り出しが可能となる。
また、第2の位置決め部材141は、本体枠体201の他側(図4の左側)の支持板部203に1個配置される。そして、図6に示すように、定着装置100の幅方向他側(定着器の一端)が載置されることで、定着装置100の幅方向他側を支持してZ方向の位置決めを行う。このために、第2の位置決め部材141の上面には、定着装置100が載置される載置面(載置部)となる位置決め面141aを設け、この位置決め面141aに定着装置100の長手方向他端を載置するようにしている。この位置決め面141aには凹部が形成されており、この凹部には定着装置100の底面から下方へ突出可能なボス部が入り込めるように構成されている。そして、このボス部は定着装置100のレバー部600(図6)を握り込むことにより引っ込む構成となっており、その結果、凹部との干渉状態が解除されて定着装置の取り出しが可能となる。
[第1の位置決め部材]
第1の位置決め部材140には、図5に示すように、2個の突起140b、140cが形成されており、図7に示すように、本体枠体201の支持板部202に形成された位置決め孔202a、202bにそれぞれが挿入される。位置決め孔202a、202bは、それぞれ、図8に示すように、Z方向の寸法Z1を突起140b、140cのZ方向の寸法とほぼ同じにして、突起140b、140cが挿入されることでこれらを嵌合固定する。第1の位置決め部材140は、このように本体枠体201の支持板部202に対して2個所で嵌合固定されるため、本体枠体201に対してZ方向の相対移動不能に位置決めされる。さらに、第1の位置決め部材140は、後述する第2の位置決め部材141とは異なり、本体枠体に対し位置調整ができない構成となっている。
[第2の位置決め部材]
第2の位置決め部材141は、図6に示すように、係合部である第1の突起(第1の突出部)141b及び第2の突起(第2の突出部)141cと、第3の突起(第3の突出部)141dとが形成されている。第1の突起141bと第2の突起141cは、Z方向及びY方向に実質直交する方向、つまり、図3以降に示す矢印X方向(以下「X方向」)において、第3の突起141dを挟むように離間して配置される。そして、図9に示すように、第1の突起141b及び第2の突起141cが、本体枠体201の支持板部203に形成された被係合部である孔部203a(第1の穴部)、203b(第2の穴部)に挿入される。また、第3の突起141dは、支持板部203に形成された被係合部である孔部(第3の穴部)203cに挿入される。
第1の突起141bは、図10に示すように、Z方向と平行なZ方向直線部301の両端部にX方向と平行で、且つ、Z方向直線部301のX方向両側に延出するX方向直線部302をそれぞれ設けた形状としている。1対のX方向直線部302は、両端面がX方向に同じ位置にあり、第1の突起141bの突出方向(Y方向)の先端面と両端面との角部を面取りしている。
第2の突起141cは、図10に示すように、Z方向と平行なZ方向直線部303の両端部にX方向と実質平行で、且つ、Z方向直線部301のX方向片側に延出するX方向直線部304をそれぞれ設けた形状としている。1対のX方向直線部304は、片端面がX方向に同じ位置にあり、第2の突起141cの突出方向(Y方向)の先端面と片端面との角部を面取りしている。また、Z方向直線部303の突出方向の先端面と他端面との角部も面取りしている。
第1の突起141bと第2の突起141cとがそれぞれ挿入される孔部203a、203bは、X方向に離間して配置され、それぞれZ方向に長く、X方向の両側面がZ方向と平行な矩形状に形成されている。そして、孔部203a、203bは、それぞれ第1の突起141b、第2の突起141cと係合自在としている。また、孔部203a、203bのZ方向の寸法を、第1の突起141bと第2の突起141cのZ方向の寸法よりもそれぞれ大きくしている。また、孔部203a、203bのX方向の寸法も、第1の突起141bと第2の突起141cのX方向の寸法よりもそれぞれ大きくしている。
このように構成される孔部203a、203bに第1の突起141b、第2の突起141cがそれぞれ挿入されることで、孔部203a、203bと第1の突起141b、第2の突起141cとがそれぞれ係合する。即ち、第1の被係合部である孔部203aに第1の係合部である第1の突起141bが係合する。また、第2の被係合部である孔部203bに第2の係合部である第2の突起141cが係合する。このとき、第1の突起141b、第2の突起141cにそれぞれ形成された面取りが、孔部203a、203bへの進入を案内する。また、後述するように、第3の突起141dと孔部203cとが係合している状態では、第1の突起141bと孔部203aとの間、及び、第2の突起141cと孔部203bとの間に、それぞれZ方向の隙間C1、C2(図10)を有する。つまり、第1の突起141bと第2の突起141cは、孔部203aと203bに対し、X方向に関してはそれぞれ実質フィットする関係(本体枠体201に対し実質相対移動不可の関係)にある。且つ、Z方向に関してはそれぞれルーズに係合する関係(本体枠体201に対し相対移動可能な関係)にある。従って、隙間C1、C2は、Z方向両側に存在する。このため、この状態では、孔部203a、203bと第1の突起141b、第2の突起141cとは、Z方向には係合しない。
なお、第1の突起141bと第2の突起141cは、X方向において、孔部203aと203bに対しそれぞれ円滑に挿入し得る程度のガタを有する長さ関係となっている。つまり、第1の突起141bと第2の突起141cの長さは、X方向において、孔部203aと203bの長さに対してそれぞれ僅かに短い構成となっている。
また、第1の突起141b、第2の突起141cと孔部203a、203bとは、それぞれX方向に係合することで第2の位置決め部材141を本体枠体201の支持板部203に対しX方向に位置決めする。このために、孔部203a、203bのX方向に関する外側面同士の幅X1を、第1の突起141b、第2の突起141cのX方向に関する外側面同士の幅とほぼ同じとしている。そして、第1の突起141b、第2の突起141cと孔部203a、203bとのX方向に関する外側面同士が係合することで、第2の位置決め部材141を本体枠体201に対しX方向に位置決めするようにしている。従って、X方向の位置決めを行う突起を2つ設けることによって、つまり、第1の突起141bと第2の突起141cを設けることによって、位置決め部材141が本体枠体201に対しθ方向(図6)へ実質回転しないようにしている。さらに、この位置決め部材141の回転止めの役割を担う2つの突起、つまり、第1の突起141bと第2の突起141cをX方向において離して配置(それらの間に第3の突起141dを配置)している。これにより、位置決め部材141がより回り難くなるように工夫している。
なお、孔部203a、203bのX方向に関する内側面同士の幅を、第1の突起141b、第2の突起141cのX方向に関する内側面同士の幅とほぼ同じとしても良い。そして、第1の突起141b、第2の突起141cと孔部203a、203bとのX方向に関する内側面同士が係合することで、第2の位置決め部材141を本体枠体201に対しX方向に位置決めするようにしても良い。
第3の突起141dは、図10及び図11に示すように、Z方向の長さがX方向の長さよりも長い断面矩形の板状(リブ形状)で、第2の位置決め部材141の本体部141eからY方向に突出するように形成されている。第3の突起141dと本体部141eとは、段差部141fにより連続している。このように構成される第3の突起141dは、後述するように、段差部141fでX方向に折れることで除去可能である。即ち、第3の突起141dは、X方向の厚さが薄肉にされ折れ易くされた易折り部(薄肉部)を有する。本例では、この段差部141fが、第2の位置決め部材141が本体枠体201に対しZ方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部としての機能を担っている。
また、第3の突起141dの先端面とZ方向両側面との角部を面取りしている。第3の突起141dが挿入される孔部203cは、Z方向に長い矩形状に形成されている。そして、孔部203cは、第3の突起141dと係合自在としている。即ち、第3の被係合部である孔部203cに第3の係合部である第3の突起141dが係合する。第3の突起141dが孔部203cに進入する際には、第3の突起141dに形成された面取りにより案内される。
第3の突起141dが孔部203cに進入して係合することで、第2の位置決め部材141が本体枠体201の支持板部203に対しZ方向に位置決めされる。このために、孔部203cのZ方向の寸法Z2を、第3の突起141dのZ方向の寸法とほぼ同じとしている。そして、第3の突起141dのZ方向両側面と孔部203cのZ方向両側面とが係合するようにしている。言い換えれば、第3の突起141dは、孔部203cにZ方向に関して嵌合する。
一方、第3の突起141dのX方向の寸法は、孔部203cのX方向の寸法よりも小さくしている。そして、第3の突起141dと孔部203cとが係合している状態では、第3の突起141dと孔部203cとの間に、それぞれX方向の隙間C3、C4(図10)を有する。つまり、第3の突起141dは、孔部203cに対し、Z方向(重力方向)に関しては実質フィットする関係(本体枠体201に対し実質相対移動不可の関係)にある。且つ、X方向に関してはルーズに係合する関係(本体枠体201に対し相対移動可能な関係)にある。従って、隙間C3、C4は、X方向両側に存在する。このため、この状態では、孔部203cと第3の突起141dとは、X方向には係合しない。
なお、第3の突起141dは、Z方向において、孔部203cに対し円滑に挿入し得る程度のガタを有する長さ関係となっている。つまり、第3の突起141dの長さは、Z方向において、孔部203cの長さに対して僅かに短い構成となっている。
また、第3の突起141dは、孔部203cと係合した状態で、少なくとも先端部が孔部203cから突出するようにしている。更にこの状態で、第3の突起141dと本体部141eとを連続させる段差部141fは、孔部203cよりも本体部側に設けられる。これにより、孔部203cから突出した第3の突起141dの先端を掴んでX方向に力を加えることで、段差部141fで第3の突起141dが折れて、第3の突起141dを孔部203cとの係合が外れるように除去できる。
以上の関係性を持って取付けられることにより、第1の位置決め部材140と第2の位置決め部材141とが本体枠体201に対して位置決めされる。このため、第1の位置決め部材140と第2の位置決め部材141に支持されることで、定着装置100のZ方向の位置が決まる。このとき、定着装置100の幅方向両端部それぞれのZ方向の位置が、第1の位置決め部材140と第2の位置決め部材141とで決まるので、定着装置100の転写装置40に対する平行度も決まる。
このように、本実施形態では、定着装置100の組立て時は特別な調整が不要となるように2つの位置決め部材が取り付けられる。そのため、本体枠体に形成される孔部の位置精度は確保されており、また、位置決め部材140、141に配置される突起の位置精度も確保されている。
しかし、組立て後に、万が一定着装置の平行度の調整が必要となった場合には、第2の位置決め部材141を本体枠体に対し相対移動させることにより調整が可能となるように工夫している。つまり、第2の位置決め部材141を、特別な調整無しに本体枠体201に取り付けて定着装置100の位置を適切化するものの、万が一の事態に備えて、定着装置100の平行度の調整を可能としている。具体的には、第3の突起141dを上述のように形成して容易に除去可能な構成としている。
即ち、第3の突起141dは、上述の図11に示した通り、X方向に対してZ方向が長いリブ形状によって形成されている。これは、第2の位置決め部材141は、定着装置100を重力方向に支えている構成であるため、定着装置100の重量が第3の突起141dに掛かる可能性があり、それを支える必要があるためである。第3の突起141dをZ方向に長いリブ形状とすることで、重量がかかった場合でも、第3の突起141dの変形や破損等を防止し、第2の位置決め部材141並びに定着装置100の位置が変動してしまったりすることを防ぐことができる。この第3の突起141dのZ方向長さは、5mm以上であることが望ましい。
また、第3の突起141dは、Z方向に対してX方向の長さを短くすることで、上述のようにX方向に力を与えると折れやすいものとなっている。第3の突起141dを折って除去することで、第2の位置決め部材141がZ方向に対して位置調整可能となり、結果として、定着装置100の転写装置40に対する平行度の調整が可能となる。第3の突起141dをX方向に容易に折ることができるようにするためには、第3の突起14dのX方向の幅は1.2mm以下であることが望ましい。
また、第3の突起141dは、X方向に向けて力を与えたときに、所望の位置で容易に折ることができる形状としている。このために、上述したように、第3の突起141dの根元付近に段差部141fを設けて、根元となる本体部141eが太くて先端側部分の第3の突起141dが細い形状(薄肉)となっている。このような形状とすることで、第3の突起141dに力を加えた際に、応力が段差部141fに集中することになり、細くなっている先端部のみを折って除去しやすくなる。即ち、X方向に力を加えることで、本体部141eよりも薄肉の第3の突起141dが本体部141eと連続する段差部141f辺りに応力が集中して、段差部141f或いはその近傍で第3の突起141dが折れる。したがって、本実施形態の場合、薄肉の第3の突起141dの段差部141f近傍が易折り部となる。なお、本実施形態では、このように段差部141fを形成して第3の突起141dをX方向に折れやすく(易折り部を有するように)しているが、X方向に折れやすくなる形状であればこれに限定するものではない。要は、易折り部は、他の部分よりも薄肉の薄肉部など折れ易い形状を有するものであれば良く、例えば、根元部近傍においてX方向に凹形状を持たせて、その凹形状部に応力集中させるという構成でも良い。
一方、第3の突起141dは、X方向に荷重を受けると折れやすい形状となっているが、調整を行わない状況下においては、第3の突起141dがX方向に力を受けて、意図せず折れてしまうことを防ぐようにしている。即ち、上述のように、第3の突起141dと孔部203cとは、X方向に対して隙間C3、C4を有している。これにより、調整を行わない通常使用下においては、第3の突起141dにX方向に荷重がかかることを防止して、第3の突起141dが意図せず折れてしまったりすることを防いでいる。
続いて、定着装置100の調整を行うべく、第3の突起141dを折った場合について説明する。第2の位置決め部材141は、第3の突起141dを除去することで、本体枠体201に対しX方向に位置決めされた状態でZ所定方向に移動可能である。第3の突起141dを折って除去した場合、図12に示すように、孔部203cに第3の突起141dが存在しない状態となる。このため、第2の位置決め部材141は、Z方向の位置決め箇所がなくなることになる。このような場合においては、孔部203aと孔部203bにおいて第1の突起141bと第2の突起141cが、孔部203aと孔部203bとの外側面同士の係合に基づいて、図の鎖線矢印で示すZ方向に移動可能になる。そして、第2の位置決め部材141を、X方向に位置決めした状態で、Z方向に対してスライド移動させることができることになる。
このとき、前述したように、第3の突起141dの根元付近に設けられた段差部141fは、孔部203cより本体部141e側に退避した位置に設けられている。このため、第3の突起141dの折れた部分を本体枠体201に対して、退避した位置に設定することができる。これにより、第3の突起141dを折って第2の位置決め部材141を変動させようとした際に、第3の突起141dの折れ残った部分が本体枠体201の孔部203cに引っ掛かるなどして移動の妨げになることを防ぐことができる。
第2の位置決め部材141をZ方向に移動させると、それが支持する定着装置100も移動する。定着装置100の幅方向片側を支持する第1の位置決め部材140は先述した通り、Z方向に位置決めされていて、その位置は変動するものではない。このため、第2の位置決め部材141は、第3の突起141dを除去した場合に、第1の位置決め部材140に支持される定着装置100の幅方向片側を支点として、定着装置100の幅方向他側がZ方向に揺動可能とする。即ち、定着装置100の幅方向の一方のみがZ方向に移動することになる。
例えば、第2の位置決め部材141を上側(Z方向片側)に上げた際には、それに伴い定着装置100の第2の位置決め部材141側が上に持ちあがる。そして、図3に示すように、定着装置100の定着ニップ部Nで記録材を搬送する搬送方向に直交する方向(定着ニップ線)が鎖線F1から実線F2へと移動する。これにより、定着ニップ線の、転写装置40の二次転写ニップ部N2で記録材を搬送する搬送方向に直交する方向(転写ニップ線)Tに対する角度が変動する。一方、第2の位置決め部材141を下側(Z方向他側)に下げた際も同様に、定着ニップ線が鎖線F1から実線F3へと変動する。
このように第2の位置決め部材141をZ方向に移動させて、定着装置100の位置を所望の位置に調整したら、第2の位置決め部材141を本体枠体201に対して、ビスなどの締結部材により固定する。具体的には、締結用の穴部141g(図6)を通じてビスにより位置決め部材141を本体枠体201に不動となるように固定する。もし、定着装置100の平行度の調整が必要になった際には、このビスを緩めることにより、位置決め部材141を本体枠体201から取り外す。そして、第3の突起141dを折って本体枠体201に対する位置決め部材141の位置調整(Z方向の調整)を行った後、位置決め部材141を本体枠体201に再度ビスにより固定することになる。
なお、本実施形態では、定着装置100を装置本体24に着脱するため、第2の位置決め部材141と定着装置100とは固定しないが、着脱しないような構成の場合には、定着装置100と第2の位置決め部材141とを固定するようにしても良い。
本実施形態の場合、このように第3の突起141dと孔部203cとが係合することで、本体枠体201に対し第2の位置決め部材141がZ方向に位置決めされる。第2の位置決め部材141は、定着装置100を支持してZ方向の位置決めを行うため、定着装置100の組み付け時には、位置調整を行うことなく、定着装置100を本体枠体201に対して位置決めできる。
また、第3の突起141dを除去することで、第2の位置決め部材141がZ方向に移動可能であるため、定着装置100のZ方向の位置調整を、上述したように、後から行うことができる。この際、第1の突起141bと第2の突起141cが孔部203aと孔部203bに対しX方向における位置関係がそれぞれ変わらない為、第2の位置決め部材141は本体枠体201に対しX方向及びθ方向における相対位置関係は変わらない。このため、調整作業を行う者にとって、第2の位置決め部材141がX方向へずれたりθ方向へ傾いたりするのを気にすることなく、第2の位置決め部材141をZ方向へ容易に調整することが可能となる。
[他の実施形態]
上述の実施形態では、定着装置100の平行度に関する位置決めと調整のための機構について説明した。但し、本発明は、これ以外に、記録材(シート)を搬送する搬送ユニットの平行度に関する位置決めと調整のための機構についても同様に適用可能である。搬送ユニットは、例えば、記録材搬送部12の一部或いは全部が相当する。例えば、搬送ユニットとして、レジストローラ対23などの各搬送経路の少なくとも何れかの搬送部材を、上述したような定着装置100のように位置決めや調整を行うようにしても良い。
また、上述の実施形態では、第2の位置決め部材141のX方向の位置決めを第1の突起141bと第2の突起141cの外側面と、2つの孔部203a、203bの外側面との係合で行っている。但し、本発明においては、例えば1つのZ方向にもX方向にも長さを持った角型の突起とそれに対応した孔部などに嵌合する構成としても良い。また、第2の位置決め部材141に設けた突起が、本体枠体201に設けた壁部と係合してX方向の位置決めを図るようしても良い。更には、第2の位置決め部材141自体が本体枠体201に設けられた凹部に進入するようにして、第2の位置決め部材141の側面が凹部の内面に当接してX方向の位置決めが行われるようにしても良い。要は、第2の位置決め部材141のX方向の位置決めがなされて、Z方向への移動をした際に第2の位置決め部材141が回転せずにZ方向に移動可能なものであれば良い。
また、孔部203cとしては、貫通孔に限らず、突出部が係合可能な凹部としても良い。但し、位置決め部材141を本体枠体201に取り付けたままの状態で第3の突起141dを易折り部を起点にして除去する場合には、孔部203cは貫通孔にするのが好ましい。つまり、第3の突起141dを貫通孔から突出させ露出させる構成にするのが好ましい。
また、第1の突起141bと第2の突起141cのような第1及び第2の係合部は、上述の本体枠体201と第2の位置決め部材141とのうちの一方の部材又は他方の部材の何れに設けても良い。そして、孔部203a、203bのような第1及び第2の被係合部を、一方の部材と他方の部材とのうちの第1及び第2の係合部が設けられていない部材に設ける。例えば、突出部を一方の部材に、穴部を他方の部材に設ける。また、孔部203a、203bのような貫通孔に限らず、突出部と係合可能な有底の凹部としても良い。
また、定着装置100を位置決めして、後から移動可能な位置決め部材(上述の実施形態の第2の位置決め部材)は、定着装置100の幅方向両側に配置しても良い。言い換えれば、上述の実施形態の第1の位置決め部材140を第2の位置決め部材141と同様の構成としても良い。
更に、定着装置100などのユニットを支持して、本体枠体に対しユニットの位置決め及び位置調整を行う方向(所定方向)は、重力方向に限らず、他の方向としても良い。例えば、定着装置100をバネなどの付勢部材によりX方向に付勢して、本体枠体に対してX方向に位置決めするような構成の場合、定着装置100のX方向の側面に、このX方向の付勢力を支持するように位置決め部材を配置する。そして、この位置決め部材をX方向に、後から移動可能とする。要は、定着装置に荷重がかかる方向に位置決め部材を配置して、この方向の位置決め及び位置調整を行うような構成に、本発明を好ましく適用できる。
10・・・画像形成装置/11・・・画像形成部(画像形成器)/24・・・装置本体/40・・・転写装置/100・・・定着装置(定着器)/140・・・第1の位置決め部材(別の位置決め部材)/141・・第2の位置決め部材(位置決め部材)/141a・・・位置決め面(載置部)/141b・・・第1の突起(第1の突出部、第1の係合部)/141c・・・第2の突起(第2の突出部、第2の係合部)/141d・・・第3の突起(第3の突出部、第3の係合部)/141e・・・本体部/141f・・・段差部(易折り部)/200・・・位置決め装置(ユニットの位置決め装置)/201・・・本体枠体(本体フレーム)/203a・・・孔部(第1の穴部、第1の被係合部)/203b・・・孔部(第2の孔部、第2の被係合部)/203c・・・孔部(第3の穴部、第3の被係合部)

Claims (15)

  1. 画像形成装置の本体フレームに固定され、定着器を位置決めする位置決め部材であって、
    前記定着器の長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、
    前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、
    前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、
    前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、を備え、
    前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする位置決め部材。
  2. 画像形成装置の本体フレームに固定され、定着処理を行う回転体を備えた定着器を位置決めする位置決め部材であって、
    前記回転体の軸線方向と実質平行な第1の方向において前記定着器の一端が載置される載置部と、
    前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、
    前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、
    前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、を備え、
    前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする位置決め部材。
  3. 画像形成装置の本体フレームに固定され、定着器を位置決めする位置決め部材であって、
    前記定着器の長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、
    前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、
    前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、
    前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、を備え、
    前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向においては前記第1の穴部に対し実質フィットする一方、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記第1の穴部に対しルーズとなる形状を有し、
    前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記第2の穴部に対し実質フィットする一方、前記第3の方向へは前記第2の穴部に対しルーズとなる形状を有し、
    前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記第3の穴部に対し実質フィットする一方、前記第2の方向へは前記第3の穴部に対しルーズとなる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする位置決め部材。
  4. 画像形成装置の本体フレームに固定され、定着処理を行う回転体を備えた定着器を位置決めする位置決め部材であって、
    前記回転体の軸線方向と実質平行な第1の方向において前記定着器の一端が載置される載置部と、
    前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、
    前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、
    前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、を備え、
    前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向においては前記第1の穴部に対し実質フィットする一方、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記第1の穴部に対しルーズとなる形状を有し、
    前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記第2の穴部に対し実質フィットする一方、前記第3の方向へは前記第2の穴部に対しルーズとなる形状を有し、
    前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記第3の穴部に対し実質フィットする一方、前記第2の方向へは前記第3の穴部に対しルーズとなる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする位置決め部材。
  5. 画像形成装置の本体フレームに固定され、記録材を搬送する搬送ユニットを位置決めする位置決め部材であって、
    前記搬送ユニットの長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、
    前記本体フレームの第1の穴部に挿入される第1の突出部と、
    前記本体フレームの第2の穴部に挿入される第2の突出部と、
    前記本体フレームの第3の穴部に挿入される第3の突出部と、備え、
    前記第1の突出部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第2の突出部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第3の突出部は、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする位置決め部材。
  6. 前記第2の方向において、前記第1の突出部、前記第3の突出部、前記第2の突出部が、この順に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし5のうちの何れか1項に記載の位置決め部材。
  7. 前記第3の方向は、重力方向と実質平行である、
    ことを特徴とする、請求項1ないし6のうちの何れか1項に記載の位置決め部材。
  8. 前記第3の突出部は、前記第3の方向の長さよりも前記第2の方向の長さが短い、
    ことを特徴とする、請求項1ないし7のうちの何れか1項に記載の位置決め部材。
  9. 記録材にトナー像を形成する画像形成器と、
    前記画像形成器により形成された記録材上のトナー像を定着する定着器と、
    第1の被係合部、第2の被係合部及び第3の被係合部を備えた本体フレームと、
    前記本体フレームに固定され、前記定着器を位置決めする位置決め部材と、を備え、
    前記第3の被係合部は穴部であり、
    前記位置決め部材は、
    前記定着器の長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、
    前記第1の被係合部に係合する第1の係合部と、
    前記第2の被係合部に係合する第2の係合部と、
    前記第3の被係合部に係合する第3の係合部と、を有し、
    前記第1の係合部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第2の係合部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第3の係合部は、突出部であり、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 記録材にトナー像を形成する画像形成器と、
    前記画像形成器により形成された記録材上のトナー像を定着する回転体を備えた定着器と、
    第1の被係合部、第2の被係合部及び第3の被係合部を備えた本体フレームと、
    前記本体フレームに固定され、前記定着器を位置決めする位置決め部材と、を備え、
    前記第3の被係合部は穴部であり、
    前記位置決め部材は、
    前記回転体の軸線方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、
    前記第1の被係合部に係合する第1の係合部と、
    前記第2の被係合部に係合する第2の係合部と、
    前記第3の被係合部に係合する第3の係合部と、を有し、
    前記第1の係合部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第2の係合部は、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、
    前記第3の係合部は、突出部であり、前記第3の方向へは前記本体フレームに対し実質相対移動不可となるように、且つ、前記第2の方向へは前記本体フレームに対し相対移動可能となる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 記録材にトナー像を形成する画像形成器と、
    前記画像形成器により形成された記録材上のトナー像を定着する定着器と、
    第1の被係合部、第2の被係合部及び第3の被係合部を備えた本体フレームと、
    前記本体フレームに固定され、前記定着器を位置決めする位置決め部材と、を備え、
    前記第3の被係合部は穴部であり、
    前記位置決め部材は、
    前記定着器の長手方向と実質平行な第1の方向においてその一端が載置される載置部と、
    前記第1の被係合部に係合する第1の係合部と、
    前記第2の被係合部に係合する第2の係合部と、
    前記第3の被係合部に係合する第3の係合部と、を備え、
    前記第1の係合部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向においては前記第1の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記第1の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、
    前記第2の係合部は、前記第2の方向へは前記第2の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第3の方向へは前記第2の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、
    前記第3の係合部は、突出部であり、前記第3の方向へは前記第3の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第2の方向へは前記第3の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 記録材にトナー像を形成する画像形成器と、
    前記画像形成器により形成された記録材上のトナー像を定着する回転体を備えた定着器と、
    第1の被係合部、第2の被係合部及び第3の被係合部を備えた本体フレームと、
    前記本体フレームに固定され、前記定着器を位置決めする位置決め部材と、を備え、
    前記第3の被係合部は穴部であり、
    前記位置決め部材は、
    前記回転体の軸線方向と実質平行な第1の方向において前記定着器の一端が載置される載置部と、
    前記第1の被係合部に係合する第1の係合部と、
    前記第2の被係合部に係合する第2の係合部と、
    前記第3の被係合部に係合する第3の係合部と、を有し、
    前記第1の係合部は、前記第1の方向と実質直交する第2の方向においては前記第1の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第1の方向及び前記第2の方向と実質直交する第3の方向へは前記第1の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、
    前記第2の係合部は、前記第2の方向へは前記第2の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第3の方向へは前記第2の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、
    前記第3の係合部は、突出部であり、前記第3の方向へは前記第3の被係合部に対し実質フィットする一方、前記第2の方向へは前記第3の被係合部に対しルーズとなる形状を有し、前記位置決め部材が前記本体フレームに対し前記第3の方向へ相対移動するのを許容するため、折れ易くされた易折り部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記第2の方向において、前記第1の係合部、前記第3の係合部、前記第2の係合部が、この順に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項9ないし12のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第3の方向は、重力方向と実質平行である、
    ことを特徴とする、請求項9ないし13のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記第3の係合部は、前記第3の方向の長さよりも前記第2の方向の長さが短い、
    ことを特徴とする、請求項9ないし14のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
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