JP6276814B2 - 経路案内システム、経路案内方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
本発明の第1の形態は、経路案内システムであって、施設の施設名と前記施設の存在する位置との対応関係が記憶された記憶部と、前記記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路の近傍に存在する施設を検索し、検索された前記施設の名称である施設名を取得する検索部と、取得された前記施設名を用いて、前記経路を案内するための案内情報を生成する案内情報生成部と、を備える。前記検索部は、ユーザの移動手段に応じて、検索の対象とする施設の種類を制限し、前記案内情報生成部は、前記検索部が複数の施設名を取得した場合には、取得した前記複数の施設名と、ユーザの移動手段に応じた施設名の優先順位とに基づいて、前記案内情報を生成する。
そのほか、本発明は以下のような形態としても実現可能である。
図1は、本発明の一実施形態としての経路案内システム10の概略構成を示す説明図である。経路案内システム10は、端末装置としてのスマートフォン100と、経路案内サーバ200とを備える。スマートフォン100は、送受信アンテナと無線基地局と交換局とを含む通信キャリア70を介して、インターネット80に接続された経路案内サーバ200にアクセスすることができる。
図3は、経路案内サーバ200において実行される経路探索処理のフローチャートである。経路案内サーバ200の制御部204は、通信部202を通じてスマートフォン100の経路探索要求部112から経路探索要求を受信する(ステップS100)。この経路探索要求には、ユーザの移動手段、出発地および目的地、を示す情報が含まれる。ユーザは、スマートフォン100の表示部126上に表示される所定のGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を用いて、移動手段、出発地、目的地を指定する。
「この先300m前方、AB丼屋を右折です。」(移動手段:車両)
また、移動手段が車両の場合において、第2施設名が取得されず、第1施設名が取得された場合には、案内情報生成部212は、第1施設名を用いて以下のような案内情報を生成する。
「XYマートの先300m前方の交差点を右折です。」(移動手段:車両)
その他、移動手段が車両の場合において、第1施設名も第2施設名も取得されなかった場合には、案内情報生成部212は、どちらの施設名も使用することができないため、以下のような案内情報を生成する。
「この先300m前方の交差点を右折です。」(移動手段:車両)
「XYマートの先30mの交差点を右折です。」(移動手段:徒歩)
また、移動手段が徒歩の場合において、第1施設名が取得されず、第2施設名が取得された場合には、案内情報生成部212は、第2施設名を用いて以下のような案内情報を生成する。
「この先30m前方、AB丼屋を右折です」(移動手段:徒歩)
その他、移動手段が徒歩の場合において、第1施設名も第2施設名も取得されなかった場合には、案内情報生成部212は、どちらの施設名も使用することができないため、以下のような案内情報を生成する。
「この先30m前方、交差点を右折です。」(移動手段:徒歩)
なお、本実施形態では、移動手段として、車両と徒歩の例を挙げたが、自転車や車椅子など、移動手段は車両や徒歩だけに限られない。
図10は、スマートフォン100において実行される経路案内処理のフローチャートである。経路案内処理が実行されると、まず、スマートフォン100の経路探索部206は、無線通信部120を通じて経路案内サーバ200から経路情報と案内情報とを受信して記憶部138に保存する(ステップS900)。
以上で説明した本実施形態の経路案内システム10によれば、経路上の案内地点の道路沿いに存在する施設の名称(第1施設名)や、曲がり角付近に存在する施設の名称(第2施設名)を用いて曲がり角において曲がるべき方向を案内することができる。そのため、経路上の曲がり角をユーザにわかりやすく的確に案内することができる。
E1.変形例1:
上記実施形態では、第1施設名と第2施設名の両方が検索された場合でも、そのうち一方の施設名のみを用いて案内を行う。しかし、第1施設名と第2施設名の両方が取得された場合には、それらの施設名を両方用いて案内情報を生成してもよい。この場合、図9に示したステップS510〜S530の処理が省略される。そして、ステップS540では、例えば、移動手段が車両の場合には以下のような案内情報が生成される。
「XYマートの先300mのAB丼屋を右折です。」
また、移動手段が徒歩の場合には、以下のような案内情報が生成される。
「XYマートの先30mのAB丼屋を右折です。」
上記実施形態の案内情報生成処理において、移動手段が車両の場合に、第2施設名よりも優先させる対象を、第1施設名ではなく交差点名としてもよい。このような優先順位であれば、例えば、移動手段が車両の場合において交差点名が経路情報から取得されれば、その交差点名が用いられて案内情報が生成される。交差点名が取得されなければ、第2施設名が用いられて案内情報が生成される。交差点名も第2施設名も取得されなければ、交差点名も第2施設名も第1施設名も用いられることなく案内情報が生成される。
図6に示した第2施設名検索処理のステップS432では、ポリゴンの検索範囲を、曲がり角から曲がる方向に斜め前方に向けた所定の範囲に変更している。このような位置に存在するポリゴンは、次のような方法によって検索することも可能である。
上記実施形態では、案内地点の道沿いに存在する施設、あるいは、曲がり角付近に存在する施設を、道路から垂線を引くことで検索した。しかし、これらの施設は、他の方法によって検索することが可能である。
上記実施形態では、経路案内サーバ200が経路探索を行い、スマートフォン100が経路案内を行っている。これに対して、スマートフォン100および経路案内サーバ200と同様の機能有する単体の装置が経路探索と経路案内の両方を行ってもよい。つまり、本発明の経路案内システムは、複数の装置によって構成される形態だけでなく、単一の装置によって構成される形態も含んでいる。例えば、一般的な携帯電話や、ノート型パソコン、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、携帯音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、などの様々な装置が、単体で経路案内システムを構成してもよい。また、それらの装置が、経路案内サーバ200とともに経路案内システムを構成してもよい。
上記実施形態では、経路案内サーバ200が、施設情報記憶部214と、道路情報記憶部216とを有し、更に、経路探索部206を備えている構成とした。しかし、施設情報記憶部214と道路情報記憶部216と経路探索部206とは、別々のサーバに備えられていても良い。また、施設情報記憶部214に記憶されているポリゴンデータと、施設に関するデータ(施設名やジャンル、特記情報)とは、異なるサーバに記憶されていてもよい。この場合、ポリゴンデータの代表位置と、施設の代表位置とをそれぞれのサーバに記憶させることにより、ポリゴンデータと施設に関するデータとを異なるサーバ間で関連付けることができる。
上記実施形態では、曲がり角を右折するか左折するかを案内するための案内地点が、ユーザの移動手段が車両の場合には、経路に沿って曲がり角から300m手前の位置に設定され、徒歩の場合は、経路に沿って曲がり角から30m手前の位置に設定されることとした。これに対して、案内地点は、それぞれの移動手段について段階的に複数設定されてもよい。例えば、ユーザの移動手段が車両の場合には、曲がり角から2km、1km、500m、300m、200m手前の位置にそれぞれ設定されてもよい。また、ユーザの移動手段が徒歩の場合には、曲がり角から500m、300m、100m、30m手前の位置にそれぞれ設定されてもよい。このように、1つの曲がり角に対して案内地点が複数設定される場合には、経路案内サーバ200は、各案内地点について、それぞれ、第1施設名と第2施設名とを検索して案内情報の生成を行う。
70…通信キャリア
80…インターネット
100…スマートフォン
110…制御部
112…経路探索要求部
114…経路案内部
120…無線通信部
124…タッチパネル
126…表示部
128…マイク
130…スピーカ
136…GPS受信機
138…記憶部
200…経路案内サーバ
202…通信部
204…制御部
206…経路探索部
208…第1施設名検索部
210…第2施設名検索部
212…案内情報生成部
214…施設情報記憶部
216…道路情報記憶部
Claims (9)
- 経路案内システムであって、
施設の施設名と前記施設の存在する位置との対応関係が記憶された記憶部と、
前記記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路の近傍に存在する施設を検索し、検索された前記施設の名称である施設名を取得する検索部と、
取得された前記施設名を用いて、前記経路を案内するための案内情報を生成する案内情報生成部と、
を備え、
前記検索部は、ユーザの移動手段に応じて、検索の対象とする施設の種類を制限し、
前記案内情報生成部は、前記検索部が複数の施設名を取得した場合には、取得した前記複数の施設名と、ユーザの移動手段に応じた施設名の優先順位とに基づいて、前記案内情報を生成する、
経路案内システム。 - 請求項1に記載の経路案内システムであって、
前記案内情報生成部は、前記検索部が1つの施設名を取得した場合には、取得した前記1つの施設名と、該施設名に対応する施設までの距離に基づいて、前記案内情報を生成する、
経路案内システム。 - 請求項1または請求項2に記載の経路案内システムであって、
前記検索部は、検索された前記施設が多層階の建物の場合に、前記施設名として、前記建物の1階または2階に存在する店舗の名称を取得する、経路案内システム。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の経路案内システムであって、
前記検索部は、前記施設として、前記経路に含まれる曲がり角の近傍に存在する施設を検索する、経路案内システム。 - 請求項4に記載の経路案内システムであって、
前記案内情報生成部は、取得された前記施設名を用いて、前記曲がり角において曲がるべき方向を案内するための案内情報を生成する、経路案内システム。 - 請求項4または請求項5に記載の経路案内システムであって、
前記検索部は、前記曲がり角の近傍に存在する第1の施設と、前記第1の施設よりも前記曲がり角に近い第2の施設とを検索し、検索された前記第1の施設の名称である第1施設名と、検索された前記第2の施設の名称である第2施設名と、を前記施設名として取得する、経路案内システム。 - 請求項6に記載の経路案内システムであって、
前記検索部は、前記曲がり角の前記出発地側の位置に前記第2の施設が存在しない場合に、前記曲がり角の前記目的地側の位置から、前記第2の施設を検索する、経路案内システム。 - 経路案内システムが実行する経路案内方法であって、
前記経路案内システムが、
施設の施設名と前記施設の存在する位置との対応関係が記憶された記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路の近傍に存在する施設を検索し、検索された前記施設の名称である施設名を取得し、
取得された前記施設名を用いて、前記経路を案内するための案内情報を生成し、
前記施設の検索時に、ユーザの移動手段に応じて、検索の対象とする施設の種類を制限し、
前記検索により複数の施設名を取得した場合には、前記案内情報の生成時に、取得した前記複数の施設名と、ユーザの移動手段に応じた施設名の優先順位とに基づいて、前記案内情報を生成する、
経路案内方法。 - コンピュータが経路案内を行うためのコンピュータプログラムであって、
施設の施設名と前記施設の存在する位置との対応関係が記憶された記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路の近傍に存在する施設を検索し、検索された前記施設の名称である施設名を取得する検索機能と、
取得された前記施設名を用いて、前記経路を案内するための案内情報を生成する案内情報生成機能と、
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラムであり、
前記検索機能は、ユーザの移動手段に応じて、検索の対象とする施設の種類を制限し、
前記案内情報生成機能は、前記検索機能が複数の施設名を取得した場合には、取得した前記複数の施設名と、ユーザの移動手段に応じた施設名の優先順位とに基づいて、前記案内情報を生成する、
コンピュータプログラム。
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