JP6276797B2 - 剥離方法 - Google Patents
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Description
例えば、基板に光学フィルムが接着されてなる電気光学パネルたる積層体から光学フィルムを剥離する剥離方法であって、光学フィルムが剥離された基板の表面を基板押さえブレードで押さえ、光学フィルムを介して積層体をフィルム押さえローラで押さえながら、該積層体を振動させて、光学フィルムを剥離する剥離方法が提案されている。この剥離方法によれば、光学フィルムの破断を抑制することが可能となる(特許文献1参照)。
この破断を抑制すべく、補強用のフィルムの適用について本発明者らが鋭意検討した。その結果、基板上に積層された、光学軸を有する第1の光学フィルムに、光学軸を有する第2の光学フィルムを、互いの光学軸が交差するように接着した場合の方が、これら光学軸が平行になるように接着した場合よりも、第2の光学フィルムと共に第1の光学フィルムを基板から剥離する際に第1の光学フィルムが破断し難いことを見出した。
ここで、剥離する第1の光学フィルムを補強する点を考慮すれば、これと同じ大きさの第2の光学フィルムを補強用のフィルムとして接着することが望ましい。ところが、第1の光学フィルムと同じ大きさの第2の光学フィルムを形成すべく切断を行うと、切り屑が発生するおそれがあり、この切り屑を除去するのも手間である。また、このように手間がかかるうえ、廃棄される部分の発生につながるため、コスト面でも望ましくない。
そこで、本発明者らがさらに鋭意研究したところ、光学表示装置に用いられる一組の偏光板のように、元来、一組で用いられる光学フィルムであって、各表面側に粘着層を有する光学フィルムのうちの一方を、第1の光学フィルムの剥離(リワーク)の際の補強用のフィルム(第2の光学フィルム)として転用することによって、わざわざ同じ大きさの第2の光学フィルムを作製しなくても済むため、切断の手間が省け、コストも低減し得ることを見出した。しかも、このように転用する際、上記の通り、例えば剥離の対象である偏光板と対応する偏光板(光学軸の延在方向同士が平行な偏光板)を用いる場合(平行ニコル)よりも、剥離の対象である偏光板と対をなす偏光板(光学軸の延在方向同士が直交)に相当する偏光板を用いる場合(クロスニコル)の方が、剥離の際に一層破断し難いことを見出した。
そして、これら知見に基づいて、本発明を完成するに至った。
基板と、該基板の一方の面上に接着された第1の光学フィルムとを備えた積層体から前記第1の光学フィルムを剥離する剥離方法であって、
前記第1の光学フィルムは、光学軸を有しており、
前記第1の光学フィルムの上面に、光学軸を有する第2の光学フィルムを、該第1の光学フィルムの光学軸と前記第2の光学フィルムの光学軸とが交差するように接着し、
前記第2の光学フィルムと共に前記第1の光学フィルムを剥離する、剥離方法である。
この理由としては、光学軸を有する光学フィルムにおいては、フィルムが配向して方向性が生じており、配向方向に平行な方向には裂け易く、直交する方向には裂け難くなることから、各光学軸同士が交差するように光学フィルム同士を接着することによって、一方の光学フィルムの破断し難い方向と、他方の光学フィルムの破断し難い方向とが交差することになり、積層された2つの光学フィルム同士が互い補強し合うことによるものと推察される。
従って、上記構成によれば、第1の光学フィルムが裂けることを抑制しつつ、該第1の光学フィルムを基板から簡便に剥離することが可能となる。
また、各角部同士がそれぞれ一致するように第1の光学フィルムと重ね合わせたとき、第2の光学フィルムの光学軸が第1の光学フィルムの光学軸と交差するように構成されていることによって、第1の光学フィルムと第2の光学フィルムとをぴったりと重ね合わせるだけで、第1の光学フィルムの光学軸と、第2の光学フィルムの光学軸とを交差させることができる。
よって、剥離作業が、より効率的となる。
前記第2の光学フィルムとして、前記基板の前記第1の光学フィルムとは反対の側の面に接着されて、前記基板及び前記第1の光学フィルムと共に光学表示装置を構成するために用いられるものを転用することが好ましい。
前記第1及び第2の光学フィルムが、偏光板であることが好ましい。
前記第1の光学フィルムの光学軸と、前記第2の光学フィルムの光学軸とが、角度89.0〜91.0°で交差するように、前記第2の光学フィルムを前記第1の光学フィルムに接着することが好ましい。
図1及び図2に示すように、積層体30は、矩形状の基板31と、該基板31の一方の面31a上に接着された、第1の光学フィルム33とを有している。
基板31としては、例えば、硬質ガラス等が挙げられる。
第1の光学フィルム33は、光学軸を有する光学フィルムであれば、特に限定されるものではない。
第1の光学フィルム33は、4つの端縁34a、34b、34c、34dと、4つの角部35a、35b、35c、35dとを有している。
第1の光学フィルム33の光学軸の延在方向は、特に限定されるものではない。例えば、図1に示すように、その光学軸は、該第1の光学フィルム33の一の端縁34(ここでは端縁34bまたは34d)に平行に延在している態様を採用し得る。
している態様を採用し得る。
ここで、第1の光学フィルム33の光学軸が、該第1の光学フィルム33の一の端縁34に平行に延在しているとは、該一の端縁34に完全に平行に延在している場合(交差角度が0°)、及び、交差角度が±1.0°以内、好ましくは±0.3°以内となるように延在している場合を含む。
なお、図3に示す態様では、偏光板33が、偏光子41と、その両面に積層された保護フィルム45とを有する態様を示すが、その他、偏光板33が、偏光子41と、その一方の面のみに積層された保護フィルム45とを有する態様も採用され得る。
偏光子41の厚みは、通常、2〜30μm程度である。
かかる接着力は、オートグラフ(精密万能試験機、島津製作所製)によって、基板31から第1の光学フィルム33を、引張速度300mm/minで90°方向に引き剥がして測定される値である。
第2の光学フィルム51は、光学軸を有する光学フィルムであれば、特に限定されるものではない。
図5に示すように、第2の光学フィルム51は、4つの端縁52a、52b、52c、52dと、4つの角部53a、53b、53c、53dとを有している。
第2の光学フィルム51の光学軸の延在方向は、特に限定されるものではない。例えば、図5に示すように、その光学軸は、該第2の光学フィルム51の一の端縁52(ここでは52aまたは52c)に平行(端縁52bまたは52dに垂直)に延在している態様を採用し得る。
ここで、第2の光学フィルム51の光学軸が、該第2の光学フィルム51の一の端縁52に平行であるとは、該一の端縁に完全に平行に延在している場合(交差角度が0°)、及び、交差角度が±1.0°以内、好ましくは±0.3°以内となるように延在している場合を含む。
なお、図4に示す態様では、偏光板51が、偏光子61と、その両面に積層された保護フィルム65とを有する態様を示すが、その他、偏光板51が、偏光子61と、その一方の面のみに積層された保護フィルム65とを有する態様も採用され得る。
また、各角部同士(各角部35a〜35dと各角部53a〜53dと)がそれぞれ一致するように第1の光学フィルム33と重ね合わせたとき、第2の光学フィルム51の光学軸が第1の光学フィルム33の光学軸と交差するように構成されていることによって、
第1の光学フィルム33と第2の光学フィルム51とをぴったりと重ね合わせるだけで、第1の光学フィルム33の光学軸と、第2の光学フィルム51の光学軸とを交差させることができる。
よって、剥離作業が、より効率的となる。
なお、前述した通り、第2の光学フィルム51の各端縁52a〜52dが第1の光学フィルム33の端縁34a〜34dよりも外側に、該第1の光学フィルム33の厚み未満の長さで突出していてもよく、この場合には、第2の光学フィルム51が基板31に接着することなく、上記と同様、より確実に、第1の光学フィルム33が裂けることを抑制しつつ、第1の光学フィルム33を基板31から剥離することが可能となる。
かかる構成によれば、元来、互いに光学軸が交差して積層されるように一組で用いられ、しかも、同じ大きさである光学フィルムの1つを、そのまま第2の光学フィルム51として使用できる。また、既に第1の光学フィルム33と同じ大きさに形成されているので、切断等しなくても、第1の光学フィルム33に第2の光学フィルム51をぴったりと重ね合わせることができる。よって、一層、効率的である。
ここで、検査不良品とは、本来は基板31の他方の面(第1の光学フィルム33と反対の側の面)に接着される光学フィルムとして、基板31及び第1の光学フィルム33と共に製品(光学表示装置)になるはずのものが、光学検査または目視検査の結果、規格外とされたものを意味する。
このように、第2の光学フィルム51が、第4の接着剤を有する検査不良品であることによって、第2の光学フィルム51を第1の光学フィルム33に接着する際に、わざわざ第4の接着剤を塗布する手間が省ける。
基板31と、該基板31の一方の面31a上に接着された第1の光学フィルム33とを備えた積層体30から前記第1の光学フィルム33を剥離する剥離方法であって、
前記第1の光学フィルム33は、光学軸を有しており、
前記第1の光学フィルム33の上面33aに、光学軸を有する第2の光学フィルム51を、該第1の光学フィルム33の光学軸と前記第2の光学フィルムの光学軸とが交差するように接着し、
前記第2の光学フィルム51と共に前記第1の光学フィルム33を剥離する方法である。
例えば、本実施形態では、第4の接着剤(不図示)によって、第1の光学フィルム33の上面33aに第2の光学フィルム51を、両光学軸が交差するように接着する。
第4の接着剤としては、第1の接着剤と同様、従来公知の接着剤が挙げられる。
図5、図6に示すように、一の端縁34(ここでは34bまたは34d)に平行な光学軸を有する第1の光学フィルム33に、一の端縁52(ここでは52aまたは52c)に平行(端縁52bまたは52dに垂直)な光学軸を有する第2の光学フィルム51を、両光学軸が交差するように接着する場合には、一の角部35aを剥離起点Pとし得る。
より具体的には、本実施形態の剥離装置1は、剥離部材5として、積層体30から剥離され且つ剥離用部材7によって湾曲された第1の光学フィルム33の角部35aが、これと重なっている第2の光学フィルム51と共に巻き架けられて、回転することにより第2の光学フィルム51と共に第1の光学フィルム33をさらに剥離しながら順次巻き取る剥離部材5を備えている。
このような剥離部材5としては、例えば、モーター等の駆動装置17による駆動を受けて回転するローラ等が挙げられる。
また、剥離部材5には、上記剥離された第1の光学フィルム33の角部35aが、これと重なっている第2の光学フィルム51と共に、接着テープ(不図示)等によって固定されるようになっている。
なお、図8では、第1の光学フィルム33は、上記第1の接着剤(不図示)と共に基板31から剥離される。
このようにして、積層体30から第1の光学フィルム33を、第2の光学フィルム51と共に剥離する。
例えば、第1の光学フィルム33の剥離し易さの観点を考慮するとき、図6、図9に示すように、上記一の角部35aから、上記対角に位置する角部35cに向かって第1の光学フィルム33を剥離することが好ましい。
このように、上記一の角部35aから、上記対角に位置する角部35cに向かって第1の光学フィルム33を剥離することによって、第2の光学フィルム51の補強効果をより発揮させながら、第1の光学フィルム33を剥離することが可能となる。
基板31と、該基板31の一方の面31a上に接着された第1の光学フィルム33とを備えた積層体30から前記第1の光学フィルム33を剥離する剥離方法であって、
前記第1の光学フィルム33は、光学軸を有しており、
前記第1の光学フィルム33の上面33aに、光学軸を有する第2の光学フィルム51を、該第1の光学フィルム33の光学軸と前記第2の光学フィルムの光学軸とが交差するように接着し、
前記第2の光学フィルム51と共に前記第1の光学フィルム33を剥離する方法である。
この理由としては、光学軸を有する光学フィルムにおいては、フィルムが配向して方向性が生じており、配向方向に平行な方向には裂け易く、直交する方向には裂け難くなることから、各光学軸同士が交差するように光学フィルム同士を接着することによって、一方の光学フィルムの破断し難い方向と、他方の光学フィルムの破断し難い方向とが交差することになり、積層された2つの光学フィルム同士が互い補強し合うことによるものと推察される。
従って、上記構成によれば、第1の光学フィルム33が裂けることを抑制しつつ、該第1の光学フィルム33を基板31から簡便に剥離することが可能となる。
また、各角部同士(各角部35a〜35dと各角部53a〜53dと)がそれぞれ一致するように第1の光学フィルム33と重ね合わせたとき、第2の光学フィルム51の光学軸が第1の光学フィルム33の光学軸と交差するように構成されていることによって、第1の光学フィルム33と第2の光学フィルム51とをぴったりと重ね合わせるだけで、第1の光学フィルム33の光学軸と、第2の光学フィルム51の光学軸とを交差させることができる。
よって、剥離作業が、より効率的となる。
前記第2の光学フィルム51として、基板31の第1の光学フィルム33とは反対の側の面に接着されて、基板31及び第1の光学フィルム33と共に光学表示装置を構成するために用いられるものを転用することが好ましい。
第1及び第2の光学フィルム33、51が、偏光板33、51であることが好ましい。
第1の光学フィルム33の光学軸と、第2の光学フィルム51の光学軸とが、角度89.0〜91.0°で交差するように、第2の光学フィルム51を第1の光学フィルム33に接着することが好ましい。
かかる構成によれば、より確実に第1の光学フィルム33を補強できる。
かかる構成によれば、本来廃棄されるものを利用できるため、剥離作業が、より効率的となる。
積層体30の第1の光学フィルム33の上面33aに第2の光学フィルム51を、第1の光学フィルム33の光学軸と第2の光学フィルム51の光学軸とが交差するように接着し、第1の光学フィルム33を第2の光学フィルム51と共に剥離した。
積層体30として、かかる偏光板33の一方の保護フィルム45に第1の接着剤を介して基板31が積層されて形成された積層体30を用いた。
より具体的には、偏光子41の両面に第2の接着剤を有する接着剤層43を介して保護フィルム45が積層され、該保護フィルム45のうち一方の保護フィルム45に第1の接着剤を介してセパレータ(不図示)が積層され、他方の保護フィルム45に第5の接着剤を介して表面保護フィルム(不図示)が積層されて形成された市販品(MCIG1465CUZZ10、日東電工社製)から、セパレータを剥離して第1の接着剤を露出させ、該第1の接着剤を介して基板31に積層し、その後、第5の接着剤と共に表面保護フィルムを剥離することによって、積層体30を形成した。
より具体的には、偏光子61の両面に第3の接着剤を有する接着剤層63を介して保護フィルム65が積層され、該保護フィルム65のうち一方の保護フィルム65に第4の接着剤を介してセパレータ(不図示)が積層され、他方の保護フィルム65に第6の接着剤を介して表面保護フィルム(不図示)が積層されて形成された市販品(MCIG1485CUC、日東電工社製)から、セパレータを剥離して一方の第4の接着剤を露出させ、第6の接着剤と共に表面保護フィルムを剥離したものを、偏光板51として用いた。
なお、この偏光板51は、本来、基板31の偏光板33とは反対の側の面に接着されて光学表示装置を構成するために用いられるものであった。
そして、図8、図9に示す剥離装置1を用いて、第1の光学フィルム33の角部35aを剥離起点Pとして、第1の光学フィルム33を、第2の光学フィルム51と共に、上記一の角部35aと対向する角部35cに向かう方向(白抜き矢印方向)に剥離した。このときの、第1の光学フィルム33の裂けの状況を、目視によって観察した。
これを50回繰り返し、第1の光学フィルム33が裂けなかった場合を剥離が成功であるとし、剥離成功率を算出した。結果を表1に示す。
積層体30の第1の光学フィルム33の上面33aに第2の光学フィルム51を、第1の光学フィルム33の光学軸と第2の光学フィルムの光学軸51の光学軸とが平行となるように接着し、第1の光学フィルム33を第2の光学フィルム51と共に剥離した。
それ以外は実施例1と同様にして、剥離装置1を用いて、第1の光学フィルム33を、角部35aを剥離起点Pとして、第2の光学フィルム51と共に剥離して、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
Claims (4)
- 基板と、該基板の一方の面上に接着された第1の光学フィルムとを備えた積層体から前記第1の光学フィルムを剥離する剥離方法であって、
前記第1の光学フィルムは、光学軸を有しており、
前記第1の光学フィルムの上面に、光学軸を有する第2の光学フィルムを該第1の光学フィルムの光学軸と前記第2の光学フィルムの光学軸とが交差するように接着し、
前記第1及び第2の光学フィルムが、偏光板であり、
前記第2の光学フィルムと共に前記第1の光学フィルムを剥離する、剥離方法。 - 前記第2の光学フィルムが、前記第1の光学フィルムと同じ大きさであり、且つ、各角部同士がそれぞれ一致するように前記第1の光学フィルムと重ね合わせたとき、前記第2の光学フィルムの光学軸が前記第1の光学フィルムの光学軸と交差するように構成されている、請求項1に記載の剥離方法。
- 前記第2の光学フィルムとして、前記基板の前記第1の光学フィルムとは反対の側の面に接着されて、前記基板及び前記第1の光学フィルムと共に光学表示装置を構成するために用いられるものを転用する、請求項1または2に記載の剥離方法。
- 前記第1の光学フィルムの光学軸と、前記第2の光学フィルムの光学軸とが、角度89.0〜91.0°で交差するように、前記第2の光学フィルムを前記第1の光学フィルムに接着する、請求項1〜3のいずれかに記載の剥離方法。
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