JP6276627B2 - 制振装置 - Google Patents

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本発明は、風や地震等による対象構造物の振動を低減する制振装置に関する。
風や地震等による対象構造物の振動を低減する制振装置としては、いわゆるアクティブ方式の制振装置とパッシブ方式の制振装置が公知である。アクティブ方式の制振装置は、水平方向へ往復動可能に対象構造物に支持される可動マスをアクチュエータの駆動力で往復動させ、それによって対象構造物の振動を抑制するものである(例えば特許文献1を参照)。それに対してパッシブ方式の制振装置は、往復動可能に支持される可動マスと対象構造物との間に、コイルばねや振り子等を用いた機械的なばね要素、及びオイルダンパや粘性体等を用いた機械的な減衰要素を介在させたものである。パッシブ方式の制振装置においては、ばね要素によるばね力及び減衰要素による減衰力が作用する可動マスが対象構造物の振動によって受動的に往復動し、それによって対象構造物の振動が抑制される。
また高層ビル等の建築物においては、風による小さな振動から地震等による大きな振動まで幅広く制振効果が得られる制振装置が要求される。このような制振装置として、アクティブ方式の制振装置と同様の構成のアクティブ機構に、パッシブ方式の制振装置と同様の構成のパッシブ機構を組み合わせたハイブリッド方式の制振装置が公知である(例えば特許文献2を参照)。
例えばハイブリッド方式の制振装置は、風による小さな振動に対してはアクティブ方式の制振装置として機能する。つまり可動マスをアクチュエータの駆動力で往復動させ、それによって建築物の振動を抑制する。他方、アクティブ方式では対応しきれない地震等による大きな振動に対しては、ハイブリッド方式の制振装置はパッシブ方式の制振装置として機能する。具体的にはアクチュエータから可動マスへの駆動力伝達が切り離され、機械的なばね要素及び減衰要素が介在した状態で可動マスが往復動可能に建築物に支持された状態となる。
特開2010−255791号公報 特開2012−013126号公報
パッシブ方式の制振装置、及びパッシブ機構を備えるハイブリッド方式の制振装置においては、対象構造物の振動によって可動マスが対象構造物の固有振動数に同調して往復動するように、ばね要素のばね定数を設定する必要がある。しかし対象構造物の固有振動数は、特に免震装置を備えた高層ビル等において、その対象構造物の振動の加速度に応じて変動する場合が多い。そして対象構造物の固有振動数が変動すると、可動マスの往復動が対象構造物の固有振動数に同調しなくなって充分な制振効果が得られない虞が生ずる。
この場合、例えばばね定数が異なる複数のコイルばねと、可動マスに対する複数のコイルばねの接続を切り換える機構とを設ければ、対象構造物の固有振動数の変動に応じて、ばね要素のばね定数を段階的に変更することができる。しかしこのような構成のばね要素は、対象構造物の固有振動数の変動に応じてばね定数をきめ細かく調整することが困難であるため、対象構造物の固有振動数の変動に応じてばね定数を高精度に設定することができない場合が多い。さらに複数のコイルばねの調整やメンテナンス等も必要になり、それによって制振装置の設置費や管理費等が増加してしまう虞が生ずる。
パッシブ機構の機械的なばね要素は、例えば振り子で構成することも可能である。この場合、例えば振り子の長さを変更してばね定数を調整可能な構成とすれば、対象構造物の固有振動数の変動に応じてばね要素のばね定数を調整することができる。しかしこのような構成のばね要素は、制振装置の高さ方向の寸法が大幅に大きくなってしまうため、対象構造物の構造によっては制振装置が設置できない虞が生ずる。
またパッシブ方式の制振装置、及びパッシブ機構を備えるハイブリッド方式の制振装置においては、より高い制振効果を得る上で、機械的な減衰要素の減衰率を対象構造物の振動の加速度に応じて調整するのが望ましい。機械的な減衰要素としてオイルダンパを用いる場合には、例えばオイルダンパに弁やオリフィスを設けて減衰力を段階的に調整可能な構成とすれば、対象構造物の振動の加速度に応じて減衰要素の減衰率を調整することができる。しかしこのような構成の減衰要素は、対象構造物の振動の加速度に応じて減衰率を連続的に調整することができない上、制振装置の大幅なコスト増の要因となる虞がある。
さらに従来のハイブリッド方式の制振装置においてアクティブ機構は、例えば電動モータの回転軸に取り付けられたボールネジの回転によって可動マスを往復動させる構成になっている。そのため従来のハイブリッド方式の制振装置は、パッシブ機構による制振制御を行うときに可動マスからボールネジを切り離して電動モータの駆動力伝達を遮断するために、クラッチ機構等の切換装置が設けられている。このようなクラッチ機構等の切換装置は、可動マスからボールネジを切り離した後、再度可動マスとボールネジとをスムーズかつ速やかに連結するための機構的な工夫が必要となるため、制振装置のコストを大幅に上昇させてしまう要因となり得る。
このような状況に鑑み本発明はなされたものであり、その目的は、よりきめ細かい制振制御が可能な制振装置を低コストで提供することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、水平方向へ往復動可能に対象構造物に支持される可動マスと、電気子巻線を可動子として有し、前記可動マスを駆動するリニアモータと、前記対象構造物の振動を検出する振動検出装置と、前記水平方向における前記可動マスと前記対象構造物との間の相対変位を検出する相対変位検出装置と、前記対象構造物の振動及び前記相対変位に基づいて前記リニアモータを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記対象構造物の振動によって前記可動マスが受動的に往復動することで前記対象構造物の振動が抑制されるように前記リニアモータを電気的なばね要素及び電気的な減衰要素の少なくともいずれか一方として機能するよう制御するパッシブ制御手段を含む、制振装置である。
このように対象構造物の振動によって可動マスが受動的に往復動することで対象構造物の振動が抑制されるようにリニアモータを電気的なばね要素及び電気的な減衰要素の少なくともいずれか一方として機能するよう制御することによって、機械式のパッシブ機構を設けることなく、機械式のパッシブ機構を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる。それによって機械式のパッシブ機構を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる制振装置を低コストに実現することができる。また可動マスの往復動をリニアモータで制御することによって、制振制御の制御定数を連続的に調整することができるので、よりきめ細かい制振制御を行うことができる。
これにより本発明の第1の態様によれば、よりきめ細かい制振制御が可能な制振装置を低コストで提供できるという作用効果が得られる。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、前述した本発明の第1の態様において、前記パッシブ制御手段は、少なくとも前記可動マスの可動範囲の中心が釣り合い原点となる前記電気的なばね要素として前記リニアモータが機能するように前記リニアモータを制御する手段を含む、制振装置である。
本発明の第2の態様によれば、特に、コイルばね等で構成された機械式のばね要素をリニアモータの制御によって電気的に実現することによって、機械式のばね要素を設けることなく、機械式のばね要素を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる。それによって機械式のばね要素を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる制振装置を低コストに実現することができる。
<本発明の第3の態様>
本発明の第3の態様は、前述した本発明の第2の態様において、前記パッシブ制御手段は、前記対象構造物の固有振動数の変動に応じて前記電気的なばね要素のばね定数を調整する手段を含む、制振装置である。
本発明の第3の態様によれば、可動マスの往復動をリニアモータで制御することによって、対象構造物の固有振動数の変動に応じて、電気的なばね要素のばね定数を連続的に調整することができる。つまり対象構造物の固有振動数の変動に応じて電気的なばね要素のばね定数をきめ細かく調整することができるので、対象構造物の固有振動数の変動に対して可動マスの往復動を高精度に同調させることができる。それによって可動マスの往復動が対象構造物の固有振動数に同調しなくなって充分な制振効果が得られなくなる虞を低減することができる。
<本発明の第4の態様>
本発明の第4の態様は、前述した本発明の第1−第3の態様のいずれかにおいて、前記パッシブ制御手段は、少なくとも前記可動マスに減衰力が作用する前記電気的な減衰要素として前記リニアモータが機能するように前記リニアモータを制御する手段を含む、制振装置である。
本発明の第4の態様によれば、特に、オイルダンパ等で構成された機械式の減衰要素をリニアモータの制御によって電気的に実現することによって、機械式の減衰要素を設けることなく、機械式の減衰要素を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる。それによって機械式の減衰要素を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる制振装置を低コストに実現することができる。
また本発明の第4の態様によれば、特にばね要素及び減衰要素をいずれもリニアモータの制御によって電気的に実現する態様においては、対象構造物と可動マスとの間に介在する機械的な要素が一切不要になる。したがって当該態様においては、対象構造物と可動マスとの間に介在する機械的な要素に起因して可動マスのストローク長(可動マスの可動範囲の長さ)に制約が生ずることがない。それによって可動マスのストローク長を従来の制振装置よりも長くすることができるので、従来の制振装置の可動マスよりも質量の小さい可動マスで同じ力量の制振装置を実現することができる。
<本発明の第5の態様>
本発明の第5の態様は、前述した本発明の第4の態様において、前記パッシブ制御手段は、前記対象構造物の振動の加速度に応じて前記電気的な減衰要素の減衰係数を調整する手段を含む、制振装置である。
本発明の第5の態様によれば、可動マスの往復動をリニアモータで制御することによって、対象構造物の振動の加速度に応じて、電気的な減衰要素の減衰係数(減衰率)を連続的に調整することができる。つまり対象構造物の振動の加速度に応じて電気的な減衰要素の減衰係数をきめ細かく調整することができるので、対象構造物の振動の加速度にかかわらず、常に最適な往復動幅で可動マスを往復動させることができる。それによって対象構造物の振動の加速度にかかわらず、常に高い制振効果を得ることができる。
<本発明の第6の態様>
本発明の第6の態様は、前述した本発明の第4の態様又は第5の態様において、前記リニアモータの前記可動子を短絡させる可動子短絡装置を備え、前記パッシブ制御手段は、前記リニアモータの前記可動子短絡によって生ずる誘導起電力を生じさせた磁界と反対方向の磁界により作用する制動力を前記減衰力とする手段を含む、制振装置である。
本発明の第6の態様によれば、リニアモータの可動子短絡によって生ずる誘導起電力を生じさせた磁界と反対方向の磁界により作用する制動力を減衰力とすることによって、より大きな減衰力を得ることができる。
<本発明の第7の態様>
本発明の第7の態様は、前述した本発明の第1〜第6の態様のいずれかにおいて、複数の前記リニアモータが並設されている、制振装置である。
本発明の第7の態様によれば、可動マスを駆動するリニアモータの数を増減調整することによって制振装置の力量等を調整することができる。したがって本発明の第7の態様によれば、例えば対象構造物の振動の加速度に応じて制振装置の力量等を適切に調整することによって、より高い制振効果を得ることができる。
<本発明の第8の態様>
本発明の第8の態様は、前述した本発明の第1〜第7の態様のいずれかにおいて、前記制御装置は、前記可動マスを能動的に往復動させることで前記対象構造物の振動を抑制するように前記リニアモータを制御するアクティブ制御手段と、前記対象構造物の振動の加速度に応じて、前記アクティブ制御手段による制御と前記パッシブ制御手段による制御とを切り替える手段と、を含む、制振装置である。
本発明の第8の態様によれば、可動マスを能動的に往復動させることで対象構造物の振動を抑制する制御、及び対象構造物の振動によって可動マスを受動的に往復動させて対象構造物の振動を抑制する制御がいずれもリニアモータの制御によって行われる。そのため従来のハイブリッド方式の制振装置と同様の機能を実現しつつ、従来のハイブリッド方式の制振装置に設けられていたクラッチ機構等の切換装置が不要となる。それによって風による微少な振動から地震等による大きな振動まで広い範囲の振動に対応できる制振装置を低コストに実現することができる。
本発明によれば、よりきめ細かい制振制御が可能な制振装置を低コストで提供することができる。
本発明に係る制振装置の全体構成を図示した平面図。 本発明に係る制振装置のモータ制御装置のブロック図。 パッシブ制御モードの制御ブロック図。 制振制御の手順を図示したフローチャート。 本発明に係る制振装置の第1変形例を図示した制御ブロック図。 本発明に係る制振装置の第2変形例を図示した制御ブロック図。 本発明に係る制振装置の第3変形例を図示した制御ブロック図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<制振装置の構成>
本発明に係る制振装置100の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、制振装置100の全体構成を図示した平面図である。図2は、制振装置100のモータ制御装置のブロック図である。
制振装置100は、高層ビル等の対象構造物(図示せず)の屋上等に設置され、地震や強風等による対象構造物の振動を低減させる装置であり、基礎フレーム10、可動マス20を備える。
基礎フレーム10は、対象構造物に固定される部分であり、固定子11、ガイド軸12、13、リニアスケール14を含む。固定子11は、後述する第1リニアモータ21、第2リニアモータ22に共通の永久磁石固定子である。より具体的には固定子11は、可動マス20の水平方向Xに沿って永久磁石のN極111と永久磁石のS極112とが交互に多数並べて配置されたものである。ガイド軸12、13は、水平方向Xへ往復動可能に可動マス20を支持する。リニアスケール14は、水平方向Xに沿って設けられており、後述するリニアスケールセンサ23とともに、水平方向Xにおける可動マス20と対象構造物との間の相対変位を検出する「相対変位検出装置」としてのリニアエンコーダを構成する。
可動マス20は、ガイド軸12、13によって水平方向Xへ往復動可能に対象構造物に支持されており、対象構造物の振動を抑制する慣性力を対象構造物に作用させるに充分な重量の構造物である。可動マス20は、第1リニアモータ21、第2リニアモータ22、リニアスケールセンサ23を含む。
第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22は、可動マス20の駆動力源となるリニア同期モータである。より具体的には第1リニアモータ21は、3つの電機子巻線L11〜L13を含み、この3つの電機子巻線L11〜L13と固定子11とで構成される。同様に第2リニアモータ22は、3つの電機子巻線L21〜L23を含み、この3つの電機子巻線L21〜L23と固定子11とで構成される。第1リニアモータ21の電機子巻線L11〜L13、第2リニアモータ22の電機子巻線L21〜L23は、同一形状の鉄心にそれぞれ巻かれて構成されており、同じ太さ及び長さの導線を同じ巻数で巻いて構成された同一構造の電機子巻線である。リニアスケールセンサ23は、リニアスケール14に形成された格子目盛等を検出してパルス信号を出力するセンサである。
制振装置100のモータ制御装置は、インバータ31、制御部32、第1スイッチ回路33、第2スイッチ回路34、振動センサ40を含む。
インバータ31は、直流電圧から三相交流のモータ駆動パルスを生成する公知の回路である。インバータ31のU相出力は、電機子巻線L11の一端側に接続されている。インバータ31のV相出力は、電機子巻線L12の一端側に接続されている。インバータ31のW相出力は、電機子巻線L13の一端側に接続されている。
制御部32は、公知のマイコン制御回路であり、対象構造物の振動及び相対変位に基づいて第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22を制御する。より具体的には制御部32は、対象構造物の振動及び相対変位に基づいて第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22の目標速度を設定し、その目標速度とモータ速度との速度偏差に基づいて、インバータ31が出力するモータ駆動パルスのデューティー比を制御する。「振動検出装置」としての振動センサ40は、制振装置100が設置された対象構造物の振動の加速度を検出するセンサである。
第1スイッチ回路33は、例えば電磁リレーや半導体リレー(Solid State Relay:SSR)等からなる3つのスイッチSW1〜SW3を含む。スイッチSW1は、インバータ31のU相出力と電機子巻線L21の一端側との接続をオン/オフ可能に設けられている。スイッチSW2は、インバータ31のV相出力と電機子巻線L22の一端側との接続をオン/オフ可能に設けられている。スイッチSW3は、インバータ31のW相出力と電機子巻線L23の一端側との接続をオン/オフ可能に設けられている。
第2スイッチ回路34は、例えば電磁リレーや半導体リレー等からなる5つのスイッチSW11〜SW15を含む。スイッチSW11は、電機子巻線L11の他端側と電機子巻線L21の一端側との接続をオン/オフ可能に設けられている。スイッチSW12は、電機子巻線L12の他端側と電機子巻線L22の一端側との接続をオン/オフ可能に設けられている。スイッチSW13は、電機子巻線L13の他端側と電機子巻線L23の一端側との接続をオン/オフ可能に設けられている。スイッチSW14は、電機子巻線L11の他端側と電機子巻線L12の他端側との接続をオン/オフ可能に設けられている。スイッチSW15は、電機子巻線L12の他端側と電機子巻線L13の他端側との接続をオン/オフ可能に設けられている。
尚、電機子巻線L21の他端側と電機子巻線L22の他端側と電機子巻線L23の他端側とは、スイッチを介さずに接続されている。
制御部32は、例えば対象構造物の振動の加速度に基づいて、第1リニアモータ21と第2リニアモータ22の電機子巻線の接続を選択的に切り換える。例えば第1スイッチ回路33のスイッチSW1〜SW3をオフとし、第2スイッチ回路34のスイッチSW11〜SW13をオフ、SW14、SW15をオンとすることによって、第1リニアモータ21の電機子巻線だけがインバータ31に接続される。また第1スイッチ回路33のスイッチSW1〜SW3をオフとし、第2スイッチ回路34のスイッチSW11〜SW13をオン、SW14、SW15をオフとすることによって、第1リニアモータ21と第2リニアモータ22の電機子巻線がインバータ31に直列に接続される。他方、第1スイッチ回路33のスイッチSW1〜SW3をオンとし、第2スイッチ回路34のスイッチSW11〜SW13をオフ、SW14、SW15をオンとすることによって、第1リニアモータ21と第2リニアモータ22の電機子巻線がインバータ31に並列に接続される。
このように本発明に係る制振装置100は、可動マス20を駆動する複数のリニアモータ(第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22)を並設し、上記のように複数のリニアモータの接続を変更できる構成であるのが好ましい。それによって制振装置100の力量を調整することができるので、例えば対象構造物の振動の加速度に応じて制振装置100の力量を適切に調整することで、より高い制振効果を得ることができる。
<アクティブ制御モード>
制御部32が実行する「アクティブ制御手段」としてのアクティブ制御モードは、可動マス20を能動的に往復動させることで建物の振動を抑制するように第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22を制御する制御モードである。つまりアクティブ制御モードは、建物の振動によって可動マス20が往復動するのではなく、自ら能動的に可動マス20が往復動することによって建物の振動を低減する制御モードである。
<パッシブ制御モード>
本発明に係る制振装置100において制御部32が実行する「パッシブ制御手段」としてのパッシブ制御モードについて、図3を参照しながら説明する。
図3は、パッシブ制御モードの制御ブロック図である。
制御部32は、パッシブ制御モードにおいては、対象構造物の振動によって可動マス20が受動的に往復動することで対象構造物の振動が抑制されるように、第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22を制御する。より具体的には、例えば対象構造物の振動によって、対象構造物の振動と同じ周期で位相が90度遅れて可動マス20が振動するように、第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22を制御する。
相対変位量演算部321は、リニアスケールセンサ23の出力信号に基づいて、対象構造物に対する可動マス20の相対変位量を演算する。微分要素部322は、対象構造物に対する可動マス20の相対変位量を微分して可動マス20の速度を演算する。
ばね要素部323は、ばね力が可動マス20に作用するばね要素として第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22が機能するように、第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22を制御するためのばね力を演算する。より具体的には、ばね要素部323は、可動マス20の可動範囲の中心が釣り合い原点となるばね力−kxを演算する。ここでkは、ばね定数である。またxは、可動マス20の可動範囲の中心を原点とする可動マス20の位置であり、これは換言すれば、対象構造物に対する可動マス20の相対変位量である。さらにばね要素部323は、ばね定数kを任意の値に連続的に調整することができる。
減衰要素部324は、可動マス20に減衰力が作用する減衰要素として第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22が機能するように、第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22を制御するための減衰力を演算する。より具体的には減衰要素部324は、可動マス20に作用させる減衰力−cvを演算する。ここでcは、減衰係数である。またvは、微分要素部322で演算して求めた可動マス20の速度である。さらに減衰要素部324は、減衰係数cを任意の値に連続的に調整することができる。
加算要素部325は、ばね要素部323で演算したばね力と減衰要素部324で演算した減衰力を合算し、これを第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22の制御力とする。
このように本発明に係る制振装置100は、対象構造物の振動によって可動マス20が受動的に往復動することで対象構造物の振動が抑制されるように、第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22を制御する。そのため機械式のパッシブ機構を設けることなく、機械式のパッシブ機構を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる。それによって機械式のパッシブ機構を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる制振装置を低コストに実現することができる。また可動マス20の往復動を第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22で制御することによって、制振制御の制御定数を連続的に調整することができるので、よりきめ細かい制振制御を行うことができる。したがって本発明に係る制振装置100によれば、よりきめ細かい制振制御が可能な制振装置を低コストで提供できる。
より具体的には、ばね要素部323で電気的にばね要素を実現することによって、機械式のばね要素を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる制振装置を低コストに実現することができる。またばね要素部323で電気的にばね要素を実現することによって、ばね定数kを連続的に調整することができるので、よりきめ細かい制振制御を行うことができる。ばね要素部323のばね定数kは、例えば可動マス20の往復動が対象構造物の固有振動数に同調するように、対象構造物の固有振動数の変動に応じて調整するのが好ましい。それによって対象構造物の固有振動数の変動に対して可動マス20の往復動を高精度に同調させることができるので、可動マス20の往復動が対象構造物の固有振動数に同調しなくなって充分な制振効果が得られなくなる虞を低減することができる。
さらに減衰要素部324で電気的に減衰要素を実現することによって、機械式の減衰要素を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる制振装置を低コストに実現することができる。また減衰要素部324で電気的に減衰要素を実現することによって、減衰係数cを連続的に調整することができるので、よりきめ細かい制振制御を行うことができる。減衰要素部324の減衰係数cは、例えば可動マス20の往復動幅が最適になるように、対象構造物の振動の加速度に応じて調整するのが好ましい。それによって対象構造物の振動の加速度にかかわらず、常に最適な往復動幅で可動マス20を往復動させることができるので、対象構造物の振動の加速度にかかわらず、常に高い制振効果を得ることができる。
さらにばね要素部323で電気的にばね要素を実現し、かつ減衰要素部324で電気的に減衰要素を実現することによって、対象構造物と可動マス20との間に介在する機械的な要素が一切不要になる。したがって当該実施例の制振装置100は、対象構造物と可動マス20との間に介在する機械的な要素に起因して可動マス20のストローク長(可動マス20の可動範囲の長さ)に制約が生ずることがない。それによって可動マス20のストローク長を従来の制振装置よりも長くすることができるので、従来の制振装置の可動マスよりも質量の小さい可動マス20で同じ力量の制振装置を実現することができる。
<制振制御>
本発明に係る制振装置100において制御部32が実行する制振制御について、図4を参照しながら説明する。
図4は、制振制御の手順を図示したフローチャートである。
制御部32は、建物(対象構造物)の振動の加速度に応じて、上述したアクティブ制御モードによる制御とパッシブ制御モードによる制御とを切り替える。より具体的には制御部32は、建物の制振装置100が設置された部分の加速度を評価値として制御モードを切り換える。建物の加速度は、振動センサ40で検出し、絶対値で評価する。
まず制御モードをアクティブ制御モードに設定する(ステップS1)。つづいて建物の加速度が閾値Aを超えたか否かを判定する(ステップS2)。この閾値Aは、例えばアクティブ制御モードで充分な制振が可能な振動の限界値として、建物の構造や制振装置100の力量等に応じて適宜設定される値である。建物の加速度が閾値Aを超えていない場合には(ステップS2でNo)、そのままアクティブ制御モードにより制振制御を継続する。
建物の加速度が閾値Aを超えている場合には(ステップS2でYes)、つづいて建物の加速度が閾値Bを超えたか否かを判定する(ステップS3)。この閾値Bは、閾値Aより大きい加速度の値であり、例えば前述したパッシブ制御モードで充分な制振が可能な振動の限界値として、建物の構造や制振装置100の力量等に応じて適宜設定される値である。建物の加速度が閾値Bを超えていない場合には(ステップS3でNo)、前述したパッシブ制御モードに制御モードを設定する(ステップS4)。
建物の加速度が閾値Bを超えている場合には(ステップS3でYes)、制振装置100の作動を停止する(ステップS5)。つづいて建物の加速度が閾値B以下に低下したか否かを判定する(ステップS6)。より具体的には、建物の加速度が閾値B以下に低下した状態が予め設定した時間にわたって継続したか否かを判定する。建物の加速度が閾値B以下に低下していない場合には(ステップS6でNo)、そのまま制振装置100の作動を停止した状態を維持する(ステップS5)。そして建物の加速度が閾値B以下に低下した状態が予め設定した時間にわたって継続した場合には(ステップS6でYes)、制御モードをパッシブ制御モードに設定する(ステップS4)。
パッシブ制御モードにおいては、建物の加速度が閾値A以下に低下したか否かを判定する(ステップS7)。より具体的には、建物の加速度が閾値A以下に低下した状態が予め設定した時間にわたって継続したか否かを判定する。建物の加速度が閾値A以下に低下していない場合には(ステップS7でNo)、ステップS3へ戻る。そして建物の加速度が閾値A以下に低下した状態が予め設定した時間にわたって継続した場合には(ステップS7でYes)、制御モードをアクティブ制御モードに設定する(ステップS1)。
このように本発明に係る制振装置100は、アクティブ制御モードによる制御、及びパッシブ制御モードによる制御がいずれも第1リニアモータ21及び第2リニアモータ22の制御によって行われるのが好ましい。従来のハイブリッド方式の制振装置と同様の機能を実現しつつ、従来のハイブリッド方式の制振装置に設けられていたクラッチ機構等の切換装置が不要となる。それによって風による微少な振動から地震等による大きな振動まで広い範囲の振動に対応できる制振装置を低コストに実現することができる。
<変形例>
本発明に係る制振装置100の変形例について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、制振装置100の第1変形例を図示した制御ブロック図である。
制振装置100の第1変形例は、図3に図示した実施例の減衰要素部324に代えて、機械式の減衰機構51が設けられている。それ以外の構成は、上記説明した実施例と同様であるため、同一の構成要素については、同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
このように本発明に係る制振装置100は、ばね要素を電気的なばね要素部323で実現し、減衰要素については機械式の減衰機構51とすることもできる。それによって機械式のばね要素を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる制振装置を低コストに実現することができる。またばね要素部323で電気的にばね要素を実現することによって、ばね定数kを連続的に調整することができるので、よりきめ細かい制振制御を行うことができる。
図6は、制振装置100の第2変形例を図示した制御ブロック図である。
制振装置100の第2変形例は、図3に図示した実施例のばね要素部323に代えて、機械式のばね機構52が設けられている。それ以外の構成は、上記説明した実施例と同様であるため、同一の構成要素については、同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
このように本発明に係る制振装置100は、減衰要素を電気的な減衰要素部324で実現し、ばね要素については機械式のばね機構52とすることもできる。それによって機械式の減衰要素を備える制振装置と同様の制振制御を行うことができる制振装置を低コストに実現することができる。また減衰要素部324で電気的に減衰要素を実現することによって、減衰係数cを連続的に調整することができるので、よりきめ細かい制振制御を行うことができる。
図7は、制振装置100の第3変形例を図示した制御ブロック図である。
制振装置100の第3変形例は、第2変形例の制振装置100に加えて、さらに第1リニアモータ21の電機子巻線L11〜L13及び第2リニアモータ22の電機子巻線L21〜L23を短絡させる可動子短絡装置35を備える。それ以外の構成は、第2変形例と同様であるため、同一の構成要素については、同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
例えば第1リニアモータ21の電機子巻線L11〜L13を短絡した状態では、可動マス20の移動によって、その電機子巻線L11〜L13に誘導起電力が生じる。そして誘導起電力によって生じる電流が電機子巻線L11〜L13に流れると、起電力を生じさせた磁界と反対方向の磁界が発生し、それによって可動マス20に制動力が作用することになる。
第3変形例の制御部32は、第1リニアモータ21又は第2リニアモータ22の可動子を短絡することによって生ずる制動力を減衰力として利用して、パッシブ制御モードによる制振制御を実行する。それによってより大きな減衰力を得ることができる。また例えば電機子巻線L11〜L13を短絡させる際に、抵抗を介して短絡させる構成とし、さらにその抵抗値を可変設定できるようにすれば、誘導起電力によって生じる電流を調整することができるので、可動子短絡によって生ずる制動力を調整することができる。
尚、本発明は、上記説明した実施例及び変形例に特に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
例えば本発明に係る制振装置100は、上述したパッシブ制御モードのみで動作する制振装置とすることも可能であり、そのような態様においても本発明による作用効果を得ることができる。
20 可動マス
21 第1リニアモータ
22 第2リニアモータ
23 リニアスケールセンサ
32 制御部
35 可動子短絡装置
100 制振装置
321 相対変位量演算部
322 微分要素部
323 ばね要素部
324 減衰要素部
325 加算要素部

Claims (8)

  1. 水平方向へ往復動可能に対象構造物に支持される可動マスと、
    電気子巻線を可動子として有し、前記可動マスを駆動するリニアモータと、
    前記対象構造物の振動を検出する振動検出装置と、
    前記水平方向における前記可動マスと前記対象構造物との間の相対変位を検出する相対変位検出装置と、
    前記対象構造物の振動及び前記相対変位に基づいて前記リニアモータを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記対象構造物の振動によって前記可動マスが受動的に往復動することで前記対象構造物の振動が抑制されるように前記リニアモータを電気的なばね要素及び電気的な減衰要素の少なくともいずれか一方として機能するよう制御するパッシブ制御手段を含む、制振装置。
  2. 請求項1に記載の制振装置において、前記パッシブ制御手段は、少なくとも前記可動マスの可動範囲の中心が釣り合い原点となる前記電気的なばね要素として前記リニアモータが機能するように前記リニアモータを制御する手段を含む、制振装置。
  3. 請求項2に記載の制振装置において、前記パッシブ制御手段は、前記対象構造物の固有振動数の変動に応じて前記電気的なばね要素のばね定数を調整する手段を含む、制振装置。
  4. 請求項1−3のいずれか1項に記載の制振装置において、少なくとも前記パッシブ制御手段は、前記可動マスに減衰力が作用する前記電気的な減衰要素として前記リニアモータが機能するように前記リニアモータを制御する手段を含む、制振装置。
  5. 請求項4に記載の制振装置において、前記パッシブ制御手段は、前記対象構造物の振動の加速度に応じて前記電気的な減衰要素の減衰係数を調整する手段を含む、制振装置。
  6. 請求項4又は5に記載の制振装置において、前記リニアモータの前記可動子を短絡させる可動子短絡装置を備え、
    前記パッシブ制御手段は、前記リニアモータの前記可動子短絡によって生ずる誘導起電力を生じさせた磁界と反対方向の磁界により作用する制動力を前記減衰力とする手段を含む、制振装置。
  7. 請求項1−6のいずれか1項に記載の制振装置において、複数の前記リニアモータが並設されている、制振装置。
  8. 請求項1−7のいずれか1項に記載の制振装置において、前記制御装置は、前記可動マスを能動的に往復動させることで前記対象構造物の振動を抑制するように前記リニアモータを制御するアクティブ制御手段と、
    前記対象構造物の振動の加速度に応じて、前記アクティブ制御手段による制御と前記パッシブ制御手段による制御とを切り替える手段と、を含む、制振装置。
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