JP6276622B2 - ヘッドレスト位置調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに設けられたヘッドレストの位置を調整するヘッドレスト位置調整装置に関する。
ヘッドレストは、車両用シートにおけるシートバックの上部に取り付けられ、シート着座者の頭部を後突等による衝撃から保護する部材である。その目的から、ヘッドレストは着座者の頭部のすぐ後ろに位置することが理想的であるところ、着座者の頭部位置によっては頭部のすぐ後ろにヘッドレストが位置しないことがある。すなわち、着座者のうたたね等により上体が車両用シートの幅方向一端部側に傾斜した場合には、頭部がヘッドレストの幅の範囲から外れ、もはや後突等による衝撃から頭部を保護することができなくなり、着座者にむちうち傷害等が生じるおそれがある。
特許文献1にはこのような場合に対応するためのヘッドレスト位置調整装置が開示されている。特許文献1に開示されているヘッドレスト位置調整装置は、ヘッドレストの前面にシート前方から見て略十字状に配置された複数の静電容量検知電極を有し、この各検知電極を介して頭部とヘッドレストとの間の静電容量値及び単位時間当たりの静電容量値の変化量を検出し、これらの情報に基づいて頭部の上下左右方向の移動に対応させてヘッドレストを移動させるというものである。
特許文献1に係るヘッドレスト位置調整装置によれば、頭部の移動に追随させてヘッドレストを上下左右に、すなわち、シート幅方向及び高さ方向に移動させることができるので、頭部位置が着座姿勢の変化に伴って上下左右に移動する場合であってもヘッドレストはこの移動に伴って移動し、後突等による衝撃から着座者の頭部を適切に保護することが可能となる。
特開2010−221819号公報
しかしながら、特許文献1のヘッドレスト位置調整装置に用いられるような静電容量検知電極は静電容量を検知可能な範囲が極めて狭い。したがって、着座者の頭部が大きく車両前後方向前方に移動した後にヘッドレストの幅方向外方に外れた位置で再び頭部がもとの車両前後方向位置に戻った場合や、ヘッドレスト位置調整装置による調整前から頭部がヘッドレストの幅方向外方に外れた位置に在る場合には、もはやヘッドレストが頭部に対する適正な位置に移動することは不可能である。この場合、ヘッドレストによる頭部の保護は不十分となってしまう。
かかる頭部の保護が不十分となる場合を回避するために、ヘッドレストではなく車両の車室内の他の位置に頭部を遠距離から認識するセンサを別途設ければセンサの検知範囲の狭さに起因する頭部の不十分な保護という問題が解消されるものの、別途センサを車室内に設けることはヘッドレスト位置調整装置の構成を複雑化させ、そのセンサによって車室内スペースを奪うことにもつながる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、構成の複雑化・車室内スペースの狭小化を伴うことなく、ヘッドレストによる十分な頭部の保護を行うことができるヘッドレスト位置調整装置を提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、車両用シートのシートバック上部に設けられたヘッドレストの位置を調整するヘッドレスト位置調整装置において、前記シートバックに設けられた検知手段によって得られる該シートバックへの着座者の当接状態に関する情報から該着座者の着座姿勢を推定する着座姿勢推定手段と、予め規定された着座者の着座姿勢と着座者の頭部位置との対応関係に基づいて、前記着座姿勢推定手段によって推定された着座姿勢から着座者のシート幅方向の頭部位置を決定する頭部位置決定手段と、該頭部位置決定手段によって決定された頭部位置に対する適正位置にヘッドレストをシートの幅方向に移動させるヘッドレスト移動手段と、を備えたことを特徴とする。

本発明の特徴的なことは、車両用シートのヘッドレストに設けられた頭部検知センサによって直接頭部位置を検出するのではなく、同じく車両用シートの構成部材であるシートバック内に設けられた検知手段によって得られる情報であってシートバックへの着座者の当接状態に関するものに基づいて着座者の頭部位置を決定することにある。
すなわち、この構成によれば、ヘッドレストに設けられた頭部検出手段が頭部を検知することができない範囲の発生という問題が生じず、この問題に起因するヘッドレストの位置調整不能という不具合を解消することができる。同時に、検知手段がヘッドレストと同じく車両用シートを構成する部材であってヘッドレストと隣接する位置にあるシートバックに設けられているので、ヘッドレストに検知手段を設ける場合と比較しても構成は複雑とはならず、車室内スペースが奪われることはない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置において、前記検知手段は、前記シートバックの少なくともシート幅方向の異なる位置に複数設けられ、前記着座者と前記シートバックとの接触をそれぞれ検知する接触検知手段であることを特徴とする。
シートバックは車両用シート着座者の背中をもたせかける機能を有する部材であるところ、この構成によれば、着座者が背中をもたせかけた際の背中とシートバックに設けられた接触検知手段との接触がシート幅方向の異なる位置間においてそれぞれ検知されるため、シートバック本来の機能を活用してそのままシートバックへの着座者の当接状態に関する情報を得ることができる
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置において、前記検知手段は、前記シートバックの少なくともシート幅方向の異なる位置に複数設けられ、前記着座者から前記シートバックに加わる圧力をそれぞれ検知する圧力検知手段であることを特徴とする。
シートバックは車両用シートの後部に位置して着座者の背中をもたせかける機能を有する部材であるところ、この構成によれば、着座者が背中をもたせかけた際にその背中を介してシートバックに設けられた圧力検知手段に加わる圧力がシート幅方向の異なる位置間においてそれぞれ検知されるため、シートバック本来の機能を活用してそのままシートバックへの着座者の当接状態に関する情報を得ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置において、前記検知手段を、前記シートバックのシート幅方向及びシート高さ方向にそれぞれ複数分散させて配置したことを特徴とする。
この構成によれば、検知手段がシートバックのシート幅方向だけでなくシート高さ方向にも複数分散させて配置されているので、より詳細に着座者の着座姿勢を推定することができる。よって、より的確に着座者の頭部位置を決定し、より的確にヘッドレストを頭部位置に対する適正位置に移動させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置において、前記検知手段が、前記シートバックの表皮裏面に設けられていることを特徴とする。
この発明は、請求項1に記載したヘッドレスト位置調整装置の検知手段の構成の一例を具体的に示したものであり、この構成によれば、シートバックに背中を持たせかけるという動作によって直接的にシートバックへの着座者の当接状態に関する情報がそのまま得られることとなる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置において、前記検知手段が、前記シートバック内に配置されたシートバックフレームの左右の各側方フレームにそれぞれ設けられたことを特徴とする。
この発明は、請求項1に記載したヘッドレスト位置調整装置の検知手段の構成の一例を具体的に示したものであり、この構成によれば、検知手段をシートバックフレームにそれぞれ設けるという簡単な構成で、着座者の背中からシートバックに入力されたシートバックと着座者の当接状態に関する情報を左右の各側方フレーム上の検知手段を介して得ることができる。
本発明によれば、ヘッドレストに頭部検知手段を設ける必要が無いので、ヘッドレストの構成の自由度が向上する。また、検知手段が車両シート内部で完結することで、車両内部が省スペース化され、その意匠性を損なうことも無い。
本発明の実施の形態に係るヘッドレスト位置調整装置の全体構成を示すブロック図である。 ヘッドレスト位置調整装置を配置した車両用シートの正面図である。 ヘッドレスト位置調整装置を配置した車両用シートの骨格構造を示す正面図である。 ヘッドレスト位置調整装置を配置した車両用シートへの通常の着座状態を示す正面図である。 ヘッドレスト位置調整装置の一の方向への作動を説明するための車両用シートの正面図である。 ヘッドレスト位置調整装置の他の方向への作動を説明するための車両用シートの正面図である。 ヘッドレスト位置調整装置の頭部位置決定手段が決定した頭部位置を示す概略平面図である。 本実施の形態の変形例に係るヘッドレスト位置調整装置に係る車両用シートの骨格構造を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について図1〜図7を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係るヘッドレスト位置調整装置の全体構成を示すブロック図、図2はヘッドレスト位置調整装置を配置した車両用シートの正面図、図3はヘッドレスト位置調整装置を配置した車両用シートの骨格構造を示す正面図、図4はヘッドレスト位置調整装置を配置した車両用シートに着座者が普通に着座した状態を示す正面図、図5はヘッドレスト位置調整装置の一の方向への作動を説明するための車両用シートの正面図、図6はヘッドレスト位置調整装置の他の方向への作動を説明するための車両用シートの正面図であり、図7はヘッドレスト位置調整装置の頭部位置決定手段が決定した頭部位置を示す概略平面図である。
まず、ヘッドレスト位置調整装置10が配置される車両用シート40の構成について述べる。図2及び図3に示すように、車両用シート40は、フロアf上に支持されて着座者Pの尻部を支えるシートクッション42と、着座者Pの上体を支えるシートバック44と、シートバック44の上方に位置するヘッドレストステー48を介してシートバック44に支持されたヘッドレスト46を有する。
シートバックフレーム50は、図3に示すように、車幅方向に延在する上方フレーム52及び上方フレーム52の両端から湾曲して下方に延在する一対のサイドフレーム54からなる略コ字状のパイプフレームと、各サイドフレーム54の側端部に配置固定された左右一対のサイドブラケット56とによって構成される。このサイドフレーム54とサイドブラケット56とによって側方フレーム57が構成されている。尚、各サイドブラケット56の基端は、シートクッション42の後端部に配置された公知のリクライニング装置58に取り付けられている。
ヘッドレストステー48は、一本のパイプ状部材を2箇所で屈曲させてなる正面視略コ字状の部材であって、シートバック44の骨格を形成するシートバックフレーム50に下端部がそれぞれ取り付けられて高さ方向に延在する左右一対の支柱部48a、48aと、該支柱部48a、48aの上端部間においてシート幅方向に延在する直線状部48bと、からなる。
ヘッドレスト位置調整装置10は、図1に示すように、検知手段15とヘッドレスト移動手段30と、これらに接続された制御部20とを有する。制御部20は、検知手段15が検知した情報に基づいて着座者Pの着座姿勢を推定し、推定された着座姿勢に基づいて着座者Pの頭部位置を決定してヘッドレスト移動手段30に信号を送り、この信号によりヘッドレスト移動手段30が当該決定された頭部位置に対応する適正位置にヘッドレスト46を移動させる。
検知手段15は、本実施の形態においては、図2に示すように、シートバック44前面の表皮裏面44aに、正面視で高さ方向に4行及びシート幅方向に4列のマトリックス状に配列されてシートバック44の前面に作用する押圧を検知する第1列の感圧センサ16a〜16d、第2列の感圧センサ17a〜17d、第3列の感圧センサ18a〜18d及び第4列の感圧センサ19a〜19dを有し、各感圧センサによって検知された圧力分布データを制御部20に出力する。尚、感圧センサは、閾値が設定されており、シートバック44の前方から一定以上の荷重を受けた場合に押圧有を検知するセンサである。
第1列の感圧センサ16a〜16dは車両用シート40に着座した着座者Pの略胸部高さ位置で左右の側方フレーム57間における全シート幅方向長さ範囲に亘って略等間隔に並ぶように配置され、第2列の感圧センサ17a〜17dはそれぞれ第1列の感圧センサ16a〜16dの下方位置で左右の側方フレーム57間における全シート幅方向長さ範囲に亘って略等間隔に並ぶように配置され、第3列の感圧センサ18a〜18dはそれぞれ第2列の感圧センサ17a〜17dの下方位置で左右の側方フレーム57間における全シート幅方向長さ範囲に亘って略等間隔に並ぶように配置され、第4列の感圧センサ19a〜19dはそれぞれ第3列の感圧センサ18a〜18dの下方であって着座者Pの腰部高さにほぼ対応する高さ位置で左右の側方フレーム57間における全シート幅方向長さ範囲に亘って略等間隔に並ぶように配置される。
ヘッドレスト移動手段30は、ヘッドレストステー48の直線状部48bに取り付けられる筒状体であって、筒状体の内周面に取付けられた図示しないローラと、該ローラを駆動させる図示しないモータとを有し、前記ローラによって直線状部48bの外周上を直線上部48bの延在方向(すなわち、シート幅方向)に走行する。ヘッドレスト移動手段30の外周面には、径方向外方に突出するフランジ部30aが複数設けられており、該フランジ部30aにヘッドレスト46が固定されている。すなわち、ヘッドレスト46は、ヘッドレスト移動手段30の移動によってシート幅方向に移動する。尚、ヘッドレスト移動手段30は、制御部20からの信号により、後述する頭部位置決定手段24により決定された頭部位置に対応するシート幅方向適正位置までヘッドレスト46を移動させる。
制御部20は、シートバックフレーム50の上方フレーム52に取り付けられてり、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータである。制御部20は、ROMに記憶させた着座姿勢推定手段22及び頭部位置決定手段24のそれぞれに対応するプログラムをRAM上に展開して対応する処理をCPUに実行させる。尚、上記プログラムはROMに記憶されている場合に限らず、NVRAM(Non−Volatile Randam Access Memory)に記憶されていればよい。
着座姿勢推定手段22は、検知手段15が検知したシートバック44への着座者Pの当接状態に関する情報から着座者Pの着座姿勢を推定することを目的とするプログラムである。本プログラムがRAM上に展開された場合、CPUは検知手段15が検知した圧力分布情報を予めROMに記憶された圧力分布の判定式に当てはめ、対応する着座者Pの着座姿勢を選択する。以下に、圧力分布の判定式の一例を説明する。
圧力分布の判定式においては、検知手段15が検知した圧力分布情報はまず、感圧センサ16a、16b、17a及び17bからなるA領域での押圧有の検知数、感圧センサ16c、16d、17c及び17dからなるB領域での押圧有の検知数、感圧センサ18a、18b、19a及び19bからなるC領域での押圧有の検知数、並びに感圧センサ18c、18d、19c及び19dからなるD領域での押圧有の検知数に分類される。A〜D領域については、図2に示す。
A〜D領域の合計の押圧有の検知数が6個以上である場合には、CPUは以下の着座姿勢を選択する。逆に、A〜D領域の合計の押圧有の検知数が5個以下の場合、誤って感圧センサが押圧された可能性があるとして、CPUは着座姿勢の選択を行わない。
具体的には、A〜D領域の合計の押圧有の検知数が6個以上であり、A領域及びC領域での押圧有の検知数の和が、B領域及びD領域での押圧有の検知数の和を3個以上上回る場合には、CPUは通常の着座状態(図4参照乞う)から上半身が右側に大きくずれた着座姿勢(図5参照乞う)を選択する。同様に、A〜D領域の合計の押圧有の検知数が6個以上であり、A領域及びC領域での押圧有の検知数の和が、B領域及びD領域での押圧有の検知数の和を3個以上下回る場合には、CPUは通常の着座状態(図4参照乞う)から上半身が左側に大きくずれた着座姿勢(図6参照乞う)を選択する。
逆に、A領域及びC領域での押圧有の検知数の和とB領域及びD領域での押圧有の検知数の和の差が±2個の範囲内の場合には原則としてCPUは通常の着座状態(図4参照乞う)を選択する。しかしながら、上記差が±2個の範囲内であっても、A領域での押圧有の検知数の和がB領域での押圧有の検知数の和よりも大きく、且つD領域での押圧有の検知数の和がC領域での押圧有の検知数の和よりも大きい場合には、例外的にCPUは通常の着座状態から上半身が右側に大きくずれた着座姿勢(図5参照乞う)を選択する。同様に、上記差が±2個の範囲内であっても、B領域での押圧有の検知数の和がA領域での押圧有の検知数の和よりも大きく、且つC領域での押圧有の検知数の和がD領域での押圧有の検知数の和よりも大きい場合には、例外的にCPUは上半身が通常の着座状態から左側に大きくずれた着座姿勢(図6参照乞う)を選択する。
頭部位置決定手段24は、着座姿勢推定手段22によって選択された着座姿勢(すなわち、推定された着座姿勢)から、着座者Pの頭部Phが車両用シートの幅方向中央位置に対してどのくらいシート幅方向端部側に位置するかを決定することを目的とするプログラムである。本プログラムがRAM上に展開された場合、CPUは選択された一の着座姿勢を予めROMに記憶された着座姿勢のテーブルと対比し、一致する着座姿勢に対応した着座者Pの頭部位置を選択する。
本実施の形態においては、着座者Pの上半身が通常の着座状態から上半身が右側に大きくずれた着座姿勢(図5参照乞う)が選択される場合、CPUは図7に示すように、シート幅方向右端部側に位置する頭部位置Ph1を選択する。また、図4に示すような通常の着座状態が選択される場合、CPUは図7に示すように、シート幅方向略中央の頭部位置Ph2を選択し、着座者Pの上半身が通常の着座状態から左側に大きくずれた着座姿勢(図6参照乞う)が選択される場合、CPUは図7に示すように、シート幅方向左端部側の頭部位置Ph3を選択する。この選択された頭部位置を、着座姿勢推定手段22によって選択された(推定された)着座姿勢から決定された頭部位置とする。
頭部位置決定手段24によって着座者Pの頭部位置が決定されれば、CPUはヘッドレスト移動手段30に信号を送り、ヘッドレスト移動手段30はヘッドレスト46を頭部位置決定手段24によって選択された(決定された)頭部位置に対応する車両用シート40のシート幅方向位置(適正位置)まで移動させる調整を行う。
以下、ヘッドレスト位置調整装置10により実行されるヘッドレスト46の位置調整について、着座者Pの頭部Phが車両用シートの幅方向中央に位置する通常の着座状態から着座者Pの頭部Phが車両用シートの幅方向右端部側に位置する偏倚着座状態へと移行した場合を例に図4、図5及び図7を参照して説明する。
まず、着座者Pが通常の着座状態で車両用シート40に着座し、車両のイグニションキーの投入によりヘッドレスト位置調整装置10による制御が開始されると、検知手段15が着座者Pの背中から受ける圧力を検知する。本実施の形態においては、図4に示すように、感圧センサ16a、16d、17a及び17dを除く12個の感圧センサが押圧有を検知している。
次に、検知手段15が検知した圧力分布情報に基づき、着座姿勢推定手段22が着座姿勢を推定する。本実施の形態においては、A領域及びC領域での押圧有の検知数の和とB領域及びD領域での押圧有の検知数の和は6個で等しく、その差は0で±2個の範囲内である。さらに、A領域での押圧有の検知数の和(2個)がB領域での押圧有の検知数の和(2個)と等しく、且つD領域での押圧有の検知数の和(4個)がC領域での押圧有の検知数の和(4個)と等しい。よって、例外にも該当せず、CPUは通常の着座状態を選択する。これは、図4に示す実際の着座姿勢と対応する着座姿勢である。
次に、この選択された着座姿勢から、頭部位置決定手段24はこの着座姿勢に対応した着座者Pの頭部位置を選択する。本実施の形態においては、通常の着座状態が選択されているので、CPUは図7に示すように、シート幅方向略中央の頭部位置Ph2を選択する。次に、制御部20はヘッドレスト移動手段30に信号を送る。この信号に従い、ヘッドレスト移動手段30はヘッドレスト46を車両用シート40のシート幅方向中央位置へと移動させる(しかしながら実際には、イグニションキーの投入前の状態においてはヘッドレスト46は車両用シート40のシート幅方向中央位置に位置するので、実際にはヘッドレスト46の移動はなく、ヘッドレスト46は車両用シート40のシート幅方向中央位置に静止したままである)。
その後、例えば、車両の運転者である着座者Pが窓枠に肘をかけ、上体が大きく斜めに傾いた着座姿勢をとった場合を図5に示す。
この場合、図示のように、検知手段15は、感圧センサ16a、16b、17a、17b、18a〜18c及び19a〜19cの10個の感圧センサが押圧有を検知する。
次に、検知手段15が検知した圧力分布情報に基づき、着座姿勢推定手段22が着座姿勢を推定する。この場合において、A領域及びC領域の押圧有の検知数の和(8個)はB領域及びD領域の押圧有の検知数の和(2個)より大きく、その差は6で3個以上上回っている。よって、CPUは着座者Pの上半身が通常着座状態から右側に大きくずれた着座姿勢を選択する。これは、図5に示す実際の着座姿勢と対応する着座姿勢である。
そして、頭部位置決定手段24によれば、着座者Pの上半身が通常の着座状態から右側に大きくずれた着座姿勢(図5参照乞う)が選択されているので、CPUは図7に示すように、シート幅方向右端部側に位置する頭部位置Ph1を選択する。
次に、この頭部位置Ph1の選択を受けて、制御部20はヘッドレスト移動手段30に信号を送り、ヘッドレスト移動手段30は、図5の実線で示すように、この選択された偏倚した頭部位置Ph1に対応するシート幅方向位置にヘッドレスト46を矢印100方向に移動させる。
図6は、着座者Pの上半身が通常の着座状態から左側に大きくずれた着座姿勢を取った場合のヘッドレスト位置調整装置の作動を説明する図であるが、ヘッドレスト位置調整装置の作動自体は上記実施の形態と左右逆である部分を除いては同一であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態に係るヘッドレスト位置調整装置10によれば、シートバック44に設けられた検知手段15から得られる情報から推定される着座姿勢を介して頭部位置を決定するので、ヘッドレストに設けられた頭部検出手段が頭部を検知することができない範囲の発生という問題が生じず、この問題に起因するヘッドレストの位置調整不能という不具合を解消することができる。同時に、検知手段15がヘッドレスト46と同じく車両用シート40を構成する部材であってヘッドレスト46と隣接する位置にあるシートバック44に設けられているので、ヘッドレスト46に検知手段を設ける場合と比較しても構成は複雑とはならず、車室内スペースが奪われることはない。そして、車室内スペースが奪われることがないので、車室内部の意匠性が損なわれることもない。
また、着座者Pが背中をもたせかけた際にその背中を介してシートバック44に設けられた検知手段15に加わる圧力がシート幅方向の異なる位置間においてそれぞれ検知されるため、シートバック44本来の機能を活用してそのままシートバック44への着座者の当接状態に関する情報を得ることができる。
さらに、検知手段15がシートバック44前面のほぼ全面に亘ってマトリックス状に配置されているので、より詳細に着座者Pの着座姿勢を推定し、より的確に着座者Pの頭部位置を決定し、より的確にヘッドレスト46を頭部位置に対する適正位置に移動させることができる。
そのうえ、検知手段15が着座者Pの背中が直接接するシートバック44前面の表皮裏面44aに設けられているので、このシートバック44に背中をもたせかける動作により直接的にシートバック44への着座者Pの当接状態に関する情報を得ることができる。
尚、上記実施の形態においては検知手段がシートバック44の表皮裏面44aに設けられていたがこれに限られるものではない。
以下、上記実施の形態に係るヘッドレスト位置調整装置10の変形例を、図8を参照して説明する。本変形例においては、検知手段がシートバックフレーム50のサイドブラケット56(側方フレーム57)に設けられている点以外は上記実施の形態と変更された点はなく、上記実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
図8は、本変形例に係るヘッドレスト位置調整装置10に係る車両用シート40の骨格構造を示す正面図である。図示のように、検知手段60は、左右一対のサイドブラケット56の前面にそれぞれ設けられた歪みゲージである。したがって、検知手段60は着座者Pがシートバック44に背中をもたせ掛けた際にサイドブラケット56に伝達された荷重により生じたサイドブラケット56の歪みを、シートバック44への着座者Pの当接状態に関する情報として検知する。
この場合、左右の検知手段60がいずれも歪みを検知した場合又はいずれも歪みを検知しない場合は、着座姿勢推定手段22は着座者Pの上体が車両用シート40のシート幅方向中央を軸として下から上へと垂直に延在する通常の着座姿勢を選択する。一方で、左右のいずれかの検知手段60のみが歪みを検知した場合、着座姿勢推定手段22は着座者Pの上半身が右側又は左側に大きくずれた着座姿勢(図5及び図6を参照乞う)を選択する。この選択された着座姿勢に基づき、頭部位置決定手段24は図7に示す頭部位置Ph2、Ph1及びPh3をそれぞれ選択する。
そして、制御部20はヘッドレスト移動手段30に信号を送り、ヘッドレスト移動手段30は、上記選択された頭部位置に対応するシート幅方向位置にヘッドレスト46を移動させる。
したがって、本変形例によれば、検知手段としてサイドブラケット56に貼り付けた歪みゲージを用いることによっても、簡単にヘッドレスト位置調整装置10を構成することが可能となる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施の形態において検知手段15はシートバック44前面の全面にマトリックス状に配置された構成としたが、この構成に限られるものではなく、検知手段はシート幅方向の異なる位置に複数配置されていればよい。
また、検知手段15は、感圧センサ以外にも、静電容量センサ、接触センサ、温度センサ等、種々のセンサを用いることができる。
例えば、接触センサを検知手段として用いる場合、着座者Pが背中をもたせかけた際の背中とシートバック44に設けられた接触検知手段(接触センサ)との接触がシート幅方向の異なる位置間においてそれぞれ検知されるため、シートバック44本来の機能を活用してそのままシートバック44への着座者の当接状態に関する情報を得ることができる。
さらに、上記実施の形態においては、着座姿勢推定手段22は、着座者Pの上半身が通常の着座状態から右側に大きくずれた着座姿勢(図5参照乞う)、着座者Pの上半身が通常の着座状態から左側に大きくずれた着座姿勢(図6参照乞う)、及び通常の着座状態(図4参照乞う)の3つの着座姿勢を選択し、頭部位置決定手段24は、これらに対応させて、図7に示すように、シート幅方向右端部側の頭部位置Ph1、シート幅方向左端部側の頭部位置Ph3及び通常の頭部位置Ph2を選択するが、これらの頭部位置に限られるものではない。
例えば、通常の着座状態と左右にそれぞれずれた2つの着座姿勢との間にわずかに上半身がそれぞれ右左にずれた着座姿勢(合計5パターンの着座姿勢)を選択可能とし、頭部位置決定手段24によって決定される頭部位置も頭部位置Ph1及びPh2の間、並びに頭部位置Ph2及びPh3の間に位置する頭部位置(合計5パターンの頭部位置)を選択可能としてもよい。これにより、頭部のシート幅方向への移動により適切に対応させてヘッドレストをシート幅方向へと移動させることが可能となる。この場合、着座姿勢の判定には押圧有を検知した感圧センサの個数の差違を利用することもできるし、感圧センサが検知する押圧力の大小の差違を利用することもできる。
そのうえ、上記実施の形態にかかるヘッドレスト位置調整装置10は、運転席だけでなく助手席や後部座席の車両用シートに配置されてもよい。この場合、着座者Pがうたた寝等により上半身が右側又は左側に大きくずれた着座姿勢をとり、その頭部Phが車両用シートの幅方向一端部側に偏倚した場合であってもヘッドレスト46がこの偏倚に追随して移動することで後突等による衝撃から頭部Phは的確に保護される。
そのうえ、検知手段として圧力検知手段又は歪みゲージを用いる場合、単純に圧力又は歪みの有無を検知するのみならず、圧力量又は歪み量を段階的に検知可能な検知手段をそれぞれ用いることも可能である。この構成によれば、より的確に着座姿勢を推定し、より的確に頭部位置を決定し、より適正な位置にヘッドレストを移動させることが可能となる。
なお、上記実施の形態において、着座姿勢推定手段22のプログラムがRAM上に展開された場合、CPUは検知手段15が検知した圧力分布情報を予めROMに記憶された圧力分布の判定式に当てはめ、対応する着座者Pの着座姿勢を選択しているが、着座姿勢推定手段22による着座姿勢の選択は、圧力分布の判定式への当てはめに限られるものではない。
判定式への当てはめに代えて、CPUは検知手段が検知した圧力分布情報を予めROMに記憶された圧力分布のテーブルと対比し、一致する圧力分布パターンに対応した着座者Pの着座姿勢を選択することも可能である。この場合、例えば、検知手段が、図4〜6に例示する検知手段の圧力分布パターンを検知した場合、CPUは予めROMに記憶された圧力分布のテーブルと対比し、この対比に基づき通常の着座状態(図4参照乞う)、上半身が通常の着座状態から右側に大きくずれた着座姿勢(図5参照乞う)及び上半身が通常の着座状態から左側に大きくずれた着座姿勢(図6参照乞う)をそれぞれ選択する。
10 ヘッドレスト位置調整装置
15、60 検知手段(接触検知手段、圧力検知手段)
22 着座姿勢推定手段
24 頭部位置決定手段
30 ヘッドレスト移動手段
40 車両用シート
44 シートバック
44a 表皮裏面
46 ヘッドレスト
50 シートバックフレーム
54 サイドフレーム(側方フレーム)
56 サイドブラケット(側方フレーム)

Claims (6)

  1. 車両用シートのシートバック上部に設けられたヘッドレストの位置を調整するヘッドレスト位置調整装置において、
    前記シートバックに設けられた検知手段によって得られる該シートバックへの着座者の当接状態に関する情報から該着座者の着座姿勢を推定する着座姿勢推定手段と、
    予め規定された着座者の着座姿勢と着座者の頭部位置との対応関係に基づいて、前記着座姿勢推定手段によって推定された着座姿勢から着座者のシート幅方向の頭部位置を決定する頭部位置決定手段と、
    該頭部位置決定手段によって決定された頭部位置に対する適正位置にヘッドレストをシートの幅方向に移動させるヘッドレスト移動手段と、
    を備えたことを特徴とするヘッドレスト位置調整装置。
  2. 前記検知手段は、前記シートバックの少なくともシート幅方向の異なる位置に複数設けられ、前記着座者と前記シートバックとの接触をそれぞれ検知する接触検知手段であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置。
  3. 前記検知手段は、前記シートバックの少なくともシート幅方向の異なる位置に複数設けられ、前記着座者から前記シートバックに加わる圧力をそれぞれ検知する圧力検知手段であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置。
  4. 前記検知手段を、前記シートバックのシート幅方向及びシート高さ方向にそれぞれ複数分散させて配置したことを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置。
  5. 前記検知手段が、前記シートバックの表皮裏面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置。
  6. 前記検知手段が、前記シートバック内に配置されたシートバックフレームの左右の各側方フレームにそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト位置調整装置。
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