JP6276361B1 - クランクプレス機 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランクプレス機において、簡単な構成でスライドとコラムとの間の隙間を適切に調整して製品の完成精度を向上させる。【解決手段】複数のコラムを有するフレーム本体11にスライド14を昇降可能に支持し、コラムとスライド14との間の隙間にそれぞれ前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21を設ける。そして、前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21とスライド14との隙間を、スライド14の下死点付近の隙間C1が下死点付近以外の領域の隙間C2に比べて狭くなるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、スライドガイドを有するクランクプレス機に関するものである。
従来より、フレーム本体の4本のコラム間に昇降可能に支持されたスライドの各角部と各コラムとの間の隙間にスライドガイドを設けたクランクプレス機は知られている。スライドガイドとスライドとの隙間が大きすぎると、特にプレス時(成形時)にスライドがぐらついて上金型と下金型との間のクリアランスが変化して精度のよいプレス作業が行えない。逆に隙間を小さくしすぎると、熱膨張時に隙間がなくなって、スライドの昇降動作が滑らかに行われない。
そこで例えば、特許文献1では、複数のコラムを有するフレーム本体と、このフレーム本体に昇降可能に支持されて複数のコラム間を昇降するスライドと、各コラムにおける、スライドとの間の隙間にそれぞれ設けられるスライドガイドとを有するクランクプレス機において、複数のスライドガイドの少なくとも1つに、先端がコラム側からスライド側へ突出してスライドに当接し、その傾きを修正するピストン部材が設けられている。このピストン部材により、スライドのぐらつきを防止して製品の完成精度を向上させるようにしている。
特開2015ー37804号公報
しかしながら特許文献1のものでは、ピストン部材にピストンに圧力流体を送り込むための装置が必要となり、さらに簡易な構成のものが望まれる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で成形時のスライドのぐらつきを防止して製品の完成精度を向上させることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、スライドガイドとスライドとの間の隙間を下死点付近で狭くするようにした。
具体的には、第1の発明では、複数のコラムを有するフレーム本体と、このフレーム本体に昇降可能に支持されて複数のコラム間を昇降するスライドと、各コラムにおける、スライドとの間の隙間にそれぞれ設けられるスライドガイドとを有するクランクプレス機を前提とする。
そして、上記クランクプレス機における、複数の上記スライドガイドと上記スライドとの隙間は、該スライドの下死点付近において該下死点付近以外の領域に比べて狭くなっている。
上記の構成によると、下死点付近のスライドの動作スピードが遅くなる領域のみでスライドとスライドガイドとの隙間を小さくしてスライドの移動を規制するので、クランクプレス機の上下の型がずれにくくなり、精度のよい製品をプレスできる。また、下死点付近のみ隙間を狭くするようにしてその他の領域は、ある程度隙間を保つことで、スライドガイドの焼き付きが防止される。ここで、「下死点付近」というのは、特にスライドの移動スピードが他の領域に比べて遅くなる下死点及びその近傍の領域をいう。
第2の発明では、第1の発明において、
上記スライドガイドの下端側の厚さが該下端側以外の領域に比べて厚くなっている。
上記の構成によると、簡易な構成で本発明を達成できる上に、場合によっては、既存機のスライドガイドを取り替えるだけで済む。
第3の発明では、第2の発明において、
上記スライドガイドは、
上記スライドの正面又は背面に当接する前後スライドガイドと、
上記スライドの左側面又は右側面に当接する左右スライドガイドとを備え、
上記前後スライドガイド及び上記左右スライドガイドの少なくとも一方の下端部の厚さが、上記下端側以外の領域に比べて厚くなっている。
上記の構成によると、スライドのサイズ、昇降スピードなどを考慮して最適な組み合わせで容易に寸法調整を行える。
第4の発明では、第1〜第3のいずれか1つの発明において、
上記スライドガイドは、上記スライドが当接する部分に該スライドよりも摺動性の高い摺接部材が貼り付けられており、
上記摺接部材の上記スライドの下死点付近の厚さが該下死点付近以外の領域の厚さに比べて厚くなっている。
上記の構成によると、摺接部材の厚さ調整だけで済むので、調整が簡単であり、既存機でも摺接部材を貼り替えるだけで済む。
以上説明したように、本発明によれば、スライドの下死点付近における複数のスライドガイドとスライドとの隙間を下死点付近以外の領域に比べて狭くなるようにしたことにより、簡単な構成で成形時のスライドのぐらつきを防止して製品の完成精度を向上させることができる。
図2のI部拡大側面図である。 待機位置にある、本発明の実施形態に係るクランクプレス機の主要部を一部破断して示す側面図である。 図2のIII−III線拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態のクランクプレス機10の主要な部分を示し、このクランクプレス機10は、詳しくは図示しないが、地面に固定される下部フレーム、その上側の中間フレーム11a及びその上側の上部フレームとを有するフレーム本体11を備えている。上部フレームには、図示しないメインモータと、このメインモータに回転されるフライホイールとが設けられている。上部フレームには、フライホイールの回転エネルギーをクラッチを介して伝達可能なクランク軸12が回転可能に支持されている。また、クランク軸12は、ブレーキにより停止可能となっている。
そして、クランク軸12の下方には、コンロッド13及びリストピン13aを介してスライド14が連結されている。スライド14は、クランクプレス機10の中間フレーム11aに設けた4本の断面矩形枠状のコラム15の間に上下に昇降運動可能に吊り下げられている。図3に示すように、コラム15内には、丸棒状で、フレーム本体11のほぼ上下全体に延びるタイロッド16が収容されている。スライド14は、クランク軸12に連動して上側の待機位置と下側のプレス位置との間で往復昇降運動可能に構成され、その下面に鍛造プレスのための金型の上型を取付可能となっている。上型は、鍛造品に合わせて取替可能となっている。ここで、待機位置は、スライド14の昇降移動範囲の上死点付近にあり、プレス位置は、下死点付近にある。スライド14は、コンロッド13以外の構成でクランク軸12に上下運動可能に連結されていてもよい。スライド14の下方には、上面に下型を取付可能なボルスタプレートが対向して配置されている。この下型も鍛造品に合わせて取替可能となっている。
図3にも示すように、各コラム15の左右内面には、上下に延びる前後スライドガイド20が設けられ、前後スライドガイド20の前後内側には、これら前後スライドガイド20よりも厚さの薄い左右スライドガイド21が設けられている。それぞれの前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21は、ガイド取付ボルト18にてコラム15の左右内面に締結されている。前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21は、スライド14の角部と摺接する部分に例えば銅合金などの摺動性が高く適度に柔らかい金属がコーティングされた鋼板よりなる摺接部材22が貼り付けられている。詳しくは図示しないが、摺接部材22の表面には、油溝が形成され、この油溝内に冷却油が流通するように構成してもよい。
そして、図1に拡大して示すように、上記クランクプレス機10における、複数の前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21とスライド14との隙間は、スライド14の下死点付近の肉厚部分22aの隙間C1が下死点付近以外の領域の隙間C2に比べて狭くなっている。ここで、「下死点付近」というのは、特にスライド14の移動スピードが他の領域に比べて遅くなる下死点及びその近傍の領域をいう。これは、摺接部材22の厚さで調整すればよい。その厚さの差は、スライド14のサイズ等により変更すればよい。但し、厚さを厚くしすぎると焼き付きが生じるので適切ではなく、差が小さすぎると効果を十分に発揮できない。例えば、前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21のいずれにおいても、下死点付近の前後又は左右の全体の隙間C1が例えば0.1mmで、それよりも上側部分の隙間C2が0.7mmとする。当然ながら厚くなった部分とそれ以外の部分との移行部分22bにおいては、傾斜や丸みを設けてスライド14の下端が引っ掛からないようにしている。なお、図1及び図2においては、特に隙間C2を誇張して書いているが、実際には、図3に示すように、隙間C1,C2はほとんど図示されない程度に小さい。
本実施形態では、下死点付近のスライド14の動作スピードが遅くなる領域のみでスライド14と前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21との隙間C1を小さくしてスライド14の移動を規制するので、クランクプレス機10の上下の型がずれにくくなり、精度のよい製品をプレスできる。また、下死点付近のみ隙間C1を狭くするようにしてその他の領域の隙間C2は、ある程度の大きさを保つことで、前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21の焼き付きが防止される。
また、前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21の摺接部材22の下端側を下端側以外の領域に比べて厚くしたことにより、簡易な構成で本発明を達成できる上に、場合によっては、既存機の前後スライドガイド20及び左右スライドガイド21の摺接部材22を取り替えるだけで済む。
したがって、本実施形態に係るクランクプレス機10によると、極めて簡単な構成で成形時のスライド14のぐらつきを防止して製品の完成精度を向上させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、前後スライドガイド及び左右スライドガイドのいずれにおいても下端部側の厚さを厚くしたが、前後スライドガイド及び左右スライドガイドのいずれか一方のみの下端部の厚さを厚くするようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
10 クランクプレス機
11 フレーム本体
11a 中間フレーム
12 クランク軸
13 コンロッド
13a リストピン
14 スライド
15 コラム
16 タイロッド
18 ガイド取付ボルト
20 前後スライドガイド
21 左右スライドガイド
22 摺接部材
22a 肉厚部分
22b 移行部分
C1,C2 隙間

Claims (2)

  1. 複数のコラムを有するフレーム本体と、該フレーム本体に昇降可能に支持されて該複数のコラム間を昇降するスライドと、各コラムにおける、該スライドとの間の隙間にそれぞれ設けられるスライドガイドとを有するクランクプレス機であって、
    上記スライドガイドは、
    上記スライドの正面又は背面に当接する前後スライドガイドと、
    上記スライドの左側面又は右側面に当接する左右スライドガイドとを備え、
    上記前後スライドガイド及び上記左右スライドガイドの少なくとも一方の下端側の厚さが、該下端側以外の領域に比べて厚くなっており、
    複数の上記スライドガイドと上記スライドとの隙間は、該スライドの下死点付近において該下死点付近以外の領域に比べて狭くなっている
    ことを特徴とするクランクプレス機。
  2. 請求項に記載のクランクプレス機において、
    上記スライドガイドは、上記スライドが当接する部分に該スライドよりも摺動性の高い摺接部材が貼り付けられており、
    上記摺接部材の上記スライドの下死点付近の厚さが該下死点付近以外の領域の厚さに比べて厚くなっている
    ことを特徴とするクランクプレス機。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0454599U (ja) * 1990-08-31 1992-05-11
JPH0726096U (ja) * 1993-10-15 1995-05-16 アイダエンジニアリング株式会社 プレスのスライドガイド構造

Patent Citations (2)

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