JP2020066046A - 型内ロッキング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレス機械によるプレス加工品の加工品質を維持しつつ、プレス加工スピードの高速化を図ることができる型内ロッキング装置を提供する。【解決手段】型内ロッキング装置10は、プレス機械のスライドに装着されたダイ3により押下され、ダイ3と共にブランク材6を挟持するブランクホルダー4に、プレス機械のプレス方向と直交するブロック移動方向に移動可能に配設される可動ブロック12と、プレス機械のスライドに装着された先行パッド5に配設される固定ブロック13とを備える。可動ブロック12の当接面21及び固定ブロック13の当接面22は、ブロック移動方向に多段に分割されて形成され、段差23,24を介して連なる多段の分割当接面21a〜21b,22a〜22bを有し、各段の分割当接面21a〜21b,22a〜22b同士が互いに噛み合って当接するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、型内ロッキング装置に関する。
先行パッドが配設された絞り型において用いられる型内ロッキング装置が公知である。
特許文献1には、ブランクホルダーにプレス機械のプレス方向と直交する方向に移動可能に配設される可動ブロックと、先行パッドに配設される固定ブロックとを備え、シリンダーを用いて可動ブロックを前進後進させる型内ロッキング装置が開示されている。
特開平7−100551号公報
前述のようなシリンダー式の型内ロッキング装置では、一般的に、可動ブロックにおける固定ブロックとの当たり面(上面)及び固定ブロックにおける可動ブロックとの当たり面(下面)が共に、フラット(平坦な面)に形成される。この型内ロッキング装置では、プレス機械のストローク下死点付近で、可動ブロックを先行パッドとブランクホルダーとの間に奥まで入れなければならず、プレス加工スピード(spm)が速いと、可動ブロックが所定の位置まで入りきらないことが生じ得る。
そこで、本発明は、プレス機械によるプレス加工品の加工品質を維持しつつ、プレス加工スピードの高速化を図ることができる型内ロッキング装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る型内ロッキング装置は、プレス機械のスライドに装着されたダイにより押下され、ダイと共にブランク材を挟持するブランクホルダーに、プレス機械のプレス方向と直交するブロック移動方向に移動可能に配設される可動ブロックと、プレス機械のスライドに装着された先行パッドに配設される固定ブロックとを備える。可動ブロックの当接面及び固定ブロックの当接面は、ブロック移動方向に多段に分割されて形成され、段差を介して連なる多段の分割当接面を有する。可動ブロックの当接面及び固定ブロックの当接面における各段の分割当接面同士が互いに噛み合って当接するように構成される。
本発明の一態様に係る型内ロッキング装置によれば、プレス機械によるプレス加工品の加工品質を維持しつつ、プレス加工スピードの高速化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る型内ロッキング装置の概略的な斜視図である。 本発明の実施形態に係る型内ロッキング装置の概略的な側面図である。 本発明の実施形態に係る型内ロッキング装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。 変形例に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。 変形例に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。 変形例に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。 変形例に係る型内ロッキング装置の動作を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
先ず、本実施形態に係る型内ロッキング装置10が適用されるプレス金型1について説明する。
図4Aから図4Eに示されるように、プレス金型1は、図示しないボルスターに装着されるポンチ2(下型)と、図示しないスライド(ラム)に装着されるダイ3(上型)とを備えて構成されている。
ポンチ2(下型)側には、クッションピン等を介して、ポンチ2に対する相対移動が可能にブランクホルダー4が設けられており、ポンチ2に対するブランクホルダー4の所定の沈み込みが許容される。
ダイ3(上型)側には、タンカーシリンダー等を介して、ダイ3に対する相対移動が可能に先行パッド5が設けられており、ダイ3に対する先行パッド5の所定の沈み込みが許容される。
プレス機械のスライドに装着されるダイ3は、プレス機械のクランクプレス機構(図示せず)により上下方向に昇降可能とされている(図3参照)。プレス機械のスライドの降下に伴い、ブランク材6が、ダイ3とブランクホルダー4との間に挟み込まれ、更なるプレス機のスライドの降下に伴いポンチ2とダイ3とでプレス絞り加工される(図4A〜図4E参照)。なお、プレス機械におけるストローク上死点からストローク下死点までのストローク長さは、一般的に「700mm〜900mm程度」である。
次に、本実施形態に係る型内ロッキング装置10について説明する。
図1及び図2に示すように、型内ロッキング装置10は、ロッキングブロック11を備えている。ロッキングブロック11は、ブランクホルダー4に配設される可動ブロック(可動ロッキングブロック)12と、先行パッド5に配設される固定ブロック(固定ロッキングブロック)13とを組み合わせて構成される。
ブランクホルダー4上に、シリンダー14が設置されている。シリンダー14は、ブランクホルダー4上にセットプレート15を介して設置されるシリンダーチューブ16と、シリンダーチューブ16に装着されるシリンダーロッド17とを有する。シリンダー14(シリンダーロッド17)の先端14aには、可動ブロック12が装着されている。可動ブロック12は、例えばボルト等を用いてシリンダー14(シリンダーロッド17)の先端14aに固定される。
シリンダー14を伸長又は縮退させることにより、可動ブロック12が、プレス機械のプレス方向(図2中の上下方向)と直交するブロック移動方向(図2中の左右方向)に移動されるようになっている。ブランクホルダー4上には、可動ブロック12の移動限界、及びシリンダー14のストローク限界(伸長限界)を規定するためのストッパー(ストロークストッパー)18が配設されている。
シリンダー14は、例えば、空圧制御式のエアシリンダーにより構成される。シリンダー14は、エアシリンダーに限定されず、油圧制御式の油圧シリンダー等により構成されてもよい。
プレス加工後にダイ3が上昇し、ポンチ2とダイ3とを離間させる際に先行パッド5の圧力がロッキングブロック11を通してブランクホルダー4に掛かる。このため、ロッキングブロック11は、ある程度の当り面の面積及び厚みが必要となる。プレス加工する部品(ブランク材6)及び金型の大きさにより異なるが、自動車のセンターピラー等の金型の場合、一般的にはおおよそ後述するサイズ(大きさ)のロッキングブロック11が4セット(四方に配置)用いられる。
可動ブロック12のサイズ(大きさ)は、一般的に「60mm(長さ)×150mm(幅)×90mm(厚み)」程度である。可動ブロック12は、例えばSKD11材(冷間金型用の合金工具鋼)が用いられるが、適正な所定の硬度及び耐荷重を維持できれば他の材質であってもよい。
固定ブロック13のサイズ(大きさ)は、可動ブロック12と同様に、一般的に「60mm(長さ)×150mm(幅)×90mm(厚み)」程度である。固定ブロック13は、例えばS45C材(機械構造用炭素鋼)のフレームハード品(火炎焼き入れ加工品)が用いられるが、可動ブロック12と同様に、適正な所定の硬度及び耐荷重を維持できれば他の材質であってもよい。
本実施形態では、固定ブロック13は、先行パッド5とは別体に形成され、先行パッド5に着脱可能に配設されている。固定ブロック13は、例えばボルト等を用いて先行パッド5に固定される。固定ブロック13と先行パッド5との間には、後述する隙間19を主に調整するために用いられるシム20が挟み込まれている。
なお、固定ブロック13は、図5A及び図5Bに示される変形例に係る型内ロッキング装置10Aのように、先行パッド5と一体的に形成され、先行パッド5に対して着脱不能に配設されていてもよい。
ロッキングブロック11の当り面(可動ブロック12の当接面21及び固定ブロック13の当接面22)は、ブロック移動方向に多段に分割されて形成され、段差23,24を介して連なる多段の分割当接面21a〜21b,22a〜22bを有する。可動ブロック12の当接面21及び固定ブロック13の当接面22における各段の分割当接面21a〜21b,22a〜22b同士が互いに噛み合って当接するように構成されている。
本実施形態では、前述の多段は、2段であり、可動ブロック12の当接面21は、1段目の分割当接面21aと、2段目の分割当接面21bとに分割され、固定ブロック13の当接面22は、1段目の分割当接面22aと、2段目の分割当接面22bとに分割される。可動ブロック12の各段の分割当接面21a〜21bのブロック移動方向の長さの比(図2中のA:B)は、おおよそ「1:1(1対1)」であるのが好ましい。
可動ブロック12における1段目の分割当接面21aと2段目の分割当接面21bとの間の段差23の高さは、プレス加工スピードにより異なってはくるが、例えば「5mm〜10mm程度」とされる(図1参照)。
固定ブロック13における1段目の分割当接面22aと2段目の分割当接面22bとの間の段差24の高さは、可動ブロック12と同様に、プレス加工スピードにより異なってはくるが、例えば「5mm〜10mm程度」とされる(図1参照)。
なお、前述の多段は、図6A及び図6Bに示される変形例に係る型内ロッキング装置10Bのように、3段でも可能である。この場合、可動ブロック12の当接面21は、1段目の分割当接面21aと、2段目の分割当接面21bと、3段目の分割当接面21cとに分割される。固定ブロック13の当接面22は、可動ブロック12と同様に、1段目の分割当接面22aと、2段目の分割当接面22bと、3段目の分割当接面22cとに分割される。可動ブロック12の各段の分割当接面21a〜21cのブロック移動方向の長さの比(図6B中のA:B:C)は、おおよそ「1:1:1(1対1対1)」であるのが好ましい。
前述の多段が3段の場合、1段当たりの分割当接面21a〜21c,22a〜22cの高さ(段差23,24の高さ)が2段の場合よりも低くてよく、最終段の挿入時間もより短くなる。このため、薄いプレス加工品(ブランク材6)であっても変形しにくく、さらに、プレス加工スピードをより短縮することができる。
可動ブロック12の側面12a及び固定ブロック13の側面13aの表面粗さは、精度及び滑り易さを考慮して、例えば「▽▽▽(微鏡面仕上げ)」とされる。
可動ブロック12の分割当接面21a〜21b及び固定ブロック13の分割当接面22a〜22bの表面粗さも、精度及び滑り易さを考慮して、例えば「▽▽▽(微鏡面仕上げ)」とされる。
さらに、可動ブロック12の摺動面(下面)12c及びブランクホルダー4の被摺動面(上面)4aの表面粗さも、精度及び滑り易さを考慮して、例えば「▽▽▽(微鏡面仕上げ)」とされるのが好ましい。
可動ブロック12の分割当接面21a,21bの角部及び固定ブロック13の分割当接面22a,22bの角部の幅方向に、R面取り25,26がそれぞれ施されている(図2参照)。固定ブロック13の下面(当接面22)とブランクホルダー4の上面4aとの間の隙間を、可動ブロック12が摺動しやすくするためである。R面取り25,26の寸法は、例えば「R5(半径5mm)」とされる。
次に、型内ロッキング装置10の動作について説明する。
プレス機械によるプレス加工の開始により、プレス機械のスライド(ダイ3)と共に先行パッド5が下降し、先行パッド5とポンチ2とによりブランク材6が押さえ付けられる。先行パッド5とポンチ2とによりブランク材6が押さえ付けられると、先行パッド5の下降は、その位置で停止する(図3中の時間T1、図4A参照)。
固定ブロック13は、ボルト等を用いて先行パッド5に固定されており、先行パッド5と共に動作する。このため、固定ブロック13は、先行パッド5と同様で、先行パッド5とポンチ2とによりブランク材6が押さえ付けられる位置で停止する。
プレス機械によるプレス加工の継続により、プレス機械のスライド(ダイ3)がさらに下降する。このとき、ブランクホルダー4上に設置されたシリンダー14が作動されて伸長して、可動ブロック12の側面12aが固定ブロック13の側面13aに当接する(図3中の時間T2、図4B参照)。可動ブロック12の側面12aが固定ブロック13の側面13aに当接した後も、シリンダー14は作動されたままである。
可動ブロック12は、ボルト等を用いてシリンダー14の先端14aに固定されており、ブランクホルダー4上に取り付けられたキーパー27(図1及び図2参照)をガイドにしてブランクホルダー4上を摺動する。
プレス機械によるプレス加工の継続により、プレス機械のスライド(ダイ3)がさらに下降すると、固定ブロック13の下面(当接面22)とブランクホルダー4の上面4aとの間の隙間が広くなる。その隙間に、シリンダー14により押されていた可動ブロック12の1段目の分割当接面21aが進入すると、可動ブロック12の段差23部分の側面12bが固定ブロック13の側面13aに当接する(図3中の時間T3、図4C参照)。可動ブロック12の段差23部分の側面12bが固定ブロック13の側面13aに当接した後も、シリンダー14は作動されたままである。
1段目(1回目)の噛み合い量(噛み合い長さ)は、可動ブロック12のブロック移動方向の長さのおおよそ半分である。また、2段目(2回目)の噛み合い量(噛み合い長さ)も、可動ブロック12のブロック移動方向の長さのおおよそ半分である。これにより、可動ブロック12の最終挿入時間ΔT(図3参照)が、可動ブロック12の当接面21全体及び固定ブロック13の当接面22全体がフラットであった場合と比較して、おおよそ半分で済む。
プレス機械によるプレス加工のさらなる継続により、プレス機械のスライド(ダイ3)のストローク下死点直前に、固定ブロック13の当接面22(下面)と可動ブロック12の当接面21(上面)との間に隙間19(図2参照)が生じる。その隙間19に、可動ブロック12の2段目の分割当接面21bが進入する。すると、可動ブロック12の2段目の分割当接面21bと固定ブロック13の2段目の分割当接面22bとが噛み合う。また、可動ブロック12の1段目の分割当接面21aと固定ブロック13の1段目の分割当接面22aとが噛み合う(図3中の時間T4、図4D参照)。
プレス機械のスライド(ダイ3)のストローク下死点付近の時間において、可動ブロック12の当接面21(上面)と固定ブロック13の当接面22(下面)との間には製品(ブランク材6)の板厚以上の若干の隙間19(1mm〜3mm程度)が生じる。
このため、前述の隙間19が生じているプレス機械のスライド(ダイ3)のストローク下死点付近の時間において、可動ブロック12はシリンダー14による押圧により固定ブロック13とブランクホルダー4との間の隙間に挿入される。
したがって、プレス機械のスライド(ダイ3)のストローク下死点直前に挿入が開始された可動ブロック12の2段目の分割当接面21bは、スライド(ダイ3)のストローク下死点直後に挿入が終了とされる。このときに、ロッキングブロック11における可動ブロック12の挿入動作が完了となる。
なお、シリンダー14により押されていた可動ブロック12は、ストッパー18の位置で停止する(図3中の時間T4、図4D参照)。このとき、固定ブロック13における段差24の側面13bと可動ブロック12における段差23の側面12bとの間には、ブロック移動方向に対して隙間ができており、固定ブロック13の段差24の側面13bと可動ブロック12の段差23の側面12bとの接触が抑制されるようになっている(図1及び図2参照)。
また、前述の隙間19(図2参照)は、プレス加工スピードに応じて実機において調整される。前述の隙間19は、具体的には、固定ブロック13の取付け部においてシム20等(図1及び図2参照)によって調整される。この隙間19は、例えば、プレス加工スピードが比較的速いときは、若干広くする必要があり、プレス加工スピードが比較的遅いときは、若干狭くすることが可能である。
そして、プレス機械によるプレス加工の継続に伴い、プレス機械のスライド(ダイ3)のストローク下死点を過ぎて、プレス機械のスライド(ダイ3)が上昇に移行すると、ポンチ2とダイ3とが離間する。しかし、このときには、ブランクホルダー4上の可動ブロック12の上面(当接面21)により固定ブロック13の下面(当接面22)が持ち上げられ、先行パッド5とポンチ2との間に隙間ができる。このため、プレス加工品(プレス加工後のブランク材6)の変形が防止される(図3中の時間T5、図4E参照)。
プレス機械によるプレス加工のさらなる継続に伴い、プレス機械のスライド(ダイ3)がさらに上昇すると、可動ブロック12と固定ブロック13とが離間して当接面21,22の噛み合い当接が解除される。そして、このとき、それまでの作動により伸長されていたシリンダー14はバルブがオフ(バルブ反転)となって縮退され、縮退するシリンダー14によって可動ブロック12が引き戻される。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)型内ロッキング装置10は、プレス機械のスライドに装着されたダイ3により押下され、ダイ3と共にブランク材6を挟持するブランクホルダー4に、プレス機械のプレス方向と直交するブロック移動方向に移動可能に配設される可動ブロック12と、プレス機械のスライドに装着された先行パッド5に配設される固定ブロック13とを備える。可動ブロック12の当接面21及び固定ブロック13の当接面22は、ブロック移動方向に多段に分割されて形成され、段差23,24を介して連なる多段の分割当接面21a〜21b,22a〜22bを有する。可動ブロック12の当接面21及び固定ブロック13の当接面22における各段の分割当接面21a〜21b,22a〜22b同士が互いに噛み合って当接するように構成される。
このように可動ブロック12及び固定ブロック13を構成することにより、可動ブロック12の最終挿入時間ΔTが、可動ブロック12の当接面21全体及び固定ブロック13の当接面22全体がフラットであった場合と比較して短い時間で済む。このため、型内ロッキング装置10の採用に起因してプレス加工スピードを落とす必要がなく、型内ロッキング装置を採用しないプレス機械と同様のプレス加工スピードでのプレス加工が可能になる。
以上要するに、本実施形態に係る型内ロッキング装置10によれば、プレス機械によるプレス加工品の加工品質を維持しつつ、プレス加工スピードの高速化を図ることができる。
(2)固定ブロック13は、先行パッド5とは別体に形成され、先行パッド5に着脱可能に配設される。
ストローク下死点における隙間19(図2参照)は、例えば、固定ブロック13の取付け部においてシム20等によって調整することが可能であり、プレス加工スピードに応じた前述の隙間19の調整を適宜行うことが可能になる。
(3)可動ブロック12の各段の分割当接面21a〜21bのブロック移動方向の長さの比(図2中のA:B)は、1:1である。
各段(各回)の噛み合い量(噛み合い長さ)は、可動ブロック12のブロック移動方向の長さのおおよそ半分以下である。これにより、可動ブロック12の最終挿入時間ΔTが、可動ブロック12の当接面21全体及び固定ブロック13の当接面22全体がフラットであった場合と比較して、おおよそ半分以下で済む。
(4)前述の多段は、2段又は3段である。
前述の多段が2段の場合、可動ブロック12の最終挿入時間ΔTが、可動ブロック12の当接面21全体及び固定ブロック13の当接面22全体がフラットであった場合と比較して、おおよそ半分(二分の一程度)で済む。また、前述の多段が3段の場合、可動ブロック12の最終挿入時間ΔTが、可動ブロック12の当接面21全体及び固定ブロック13の当接面22全体がフラットであった場合と比較して、おおよそ半分以下(三分の一程度)で済む。
(5)型内ロッキング装置10は、ブランクホルダー4に配設され、可動ブロック12の移動限界を規定するストッパー18を備える。
可動ブロック12を所定の位置で停止させることが可能になり(図4D参照)、また、シリンダー14がストローク限界を超えて伸長することを抑制することが可能になる。
ところで、本発明の型内ロッキング装置は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
1 プレス金型
4 ブランクホルダー
5 先行パッド
6 ブランク材
10 型内ロッキング装置
12 可動ブロック(可動ロッキングブロック)
13 固定ブロック(固定ロッキングブロック)
18 ストッパー(ストロークストッパー)
21 可動ブロックの当接面
21a 分割当接面
21b 分割当接面
21c 分割当接面
22 固定ブロックの当接面
22a 分割当接面
22b 分割当接面
22c 分割当接面
23 可動ブロックの段差
24 固定ブロックの段差

Claims (5)

  1. プレス機械のスライドに装着されたダイにより押下され、前記ダイと共にブランク材を挟持するブランクホルダーに、前記プレス機械のプレス方向と直交するブロック移動方向に移動可能に配設される可動ブロックと、
    前記プレス機械のスライドに装着された先行パッドに配設される固定ブロックとを備え、
    前記可動ブロックの当接面及び前記固定ブロックの当接面は、前記ブロック移動方向に多段に分割されて形成され、段差を介して連なる前記多段の分割当接面を有し、
    前記可動ブロックの当接面及び前記固定ブロックの当接面における各段の前記分割当接面同士が互いに噛み合って当接するように構成される、型内ロッキング装置。
  2. 前記固定ブロックは、前記先行パッドとは別体に形成され、前記先行パッドに着脱可能に配設される、請求項1に記載の型内ロッキング装置。
  3. 前記可動ブロックの各段の前記分割当接面同士の前記ブロック移動方向の長さの比は、1:1である、請求項1又は2に記載の型内ロッキング装置。
  4. 前記多段は、2段又は3段である、請求項1から3のいずれか一項に記載の型内ロッキング装置。
  5. 前記ブランクホルダーに配設され、前記可動ブロックの移動限界を規定するストッパーを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の型内ロッキング装置。
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