JP6274971B2 - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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本発明は、ヘッドマウントディスプレイに関する。
ユーザの頭部に装着されて画像を表示する装置であるヘッドマウントディスプレイが知られている。特許文献1には、2つの表示素子からの光を凹面ハーフミラー及び平面ハーフミラーを用いて片方の目に入射させる技術が記載されている。
特開平7−274097号公報
特許文献1の技術では、片方の目に対応して配置されている表示面に2つの表示素子から2系統の画像が投影される。この技術を、左右に表示面を有するヘッドマウントディスプレイに適用すると、もう一方の表示面に画像を表示させるための表示素子をさらに設けなければならず、装置が大型化してしまう。
そこで、本発明は、左右に表示面を有するヘッドマウントディスプレイにおいて、片側の表示面に2系統の画像を投影することに伴う装置の大型化を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ユーザの一方の目の視界に配置される第1表示面を有する第1表示部と、前記ユーザの他方の目の視界に配置される第2表示面及び第3表示面を有する第2表示部と、第1モードにおいて前記第1表示面に画像を投影し、第2モードにおいて前記第3表示面に画像を投影する第1投影部と、前記第1モード及び前記第2モードにおいて前記第2表示面に画像を投影する第2投影部とを備え、前記第1投影部により投影される画像を表す投影光または前記第2投影部により投影される画像を表す投影光のうち少なくともいずれかの光路が切り替わることで、前記第1モードから前記第2モードへ、前記第2モードから前記第1モードへとモードが切り替わることを特徴とするヘッドマウントディスプレイを提供する。
また、前記いずれかの光路上に配置され、当該光路における投影光の偏光方向を切り替える偏光切替部を備え、前記第1表示部は、前記第1表示面を形成する第1ビームスプリッタを有し、前記第2表示部は、前記第2表示面を形成する第2ビームスプリッタ及び前記第3表示面を形成する第3ビームスプリッタを有し、前記偏光切替部が前記偏光方向を切り替えることにより、前記第1モードにおいては、前記第1投影部が前記第1表示面に画像を投影し、且つ前記第2投影部が前記第2表示面に画像を投影し、前記第2モードにおいては、前記第1投影部により投影された画像を表す投影光が前記第1ビームスプリッタを透過して前記第3表示面に当該画像が投影され、且つ前記第2投影部が前記第2表示面に画像を投影してもよい。
また、前記第1及び第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、前記第3ビームスプリッタは、前記第2偏光を反射し、前記第1偏光を透過し、前記第2ビームスプリッタは、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するようになっており、前記偏光切替部は、前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2モードにおいては前記第1、第2及び第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行ってもよい。
また、前記第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、前記第1及び第3ビームスプリッタは、前記第2偏光を反射し、前記第1偏光を透過し、前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するようになっており、前記偏光切替部は、前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、前記第2モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し且つ前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行ってもよい。
また、前記第1及び第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、前記第3ビームスプリッタは、前記第1偏光を透過し、前記第2偏光を反射し、前記第2ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置されており、前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第1偏光となって前記第2ビームスプリッタに入射するようになっており、前記偏光切替部は、前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2モードにおいては前記第1及び第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行ってもよい。
また、前記第1ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を透過し、第2の偏光方向を有する第2偏光を反射し、前記第2及び第3ビームスプリッタは、前記第1偏光を反射し、前記第2偏光を透過し、前記第2ビームスプリッタは、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、前記第2ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するようになっており、前記偏光切替部は、前記第1投影部からの投影光が、前記第2モードにおいては、前記第2ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、且つ、前記第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行ってもよい。
また、前記第1、第2及び第3ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を透過し、第2の偏光方向を有する第2偏光を反射し、前記第2ビームスプリッタは、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、且つ、前記第2ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するようになっており、前記偏光切替部は、前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2モードにおいては前記第1及び第2ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し且つ前記第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行ってもよい。
また、前記第1表示部は、第4表示面を形成する第4ビームスプリッタを有し、前記偏光切替部が前記偏光方向を切り替えることにより、前記第1モードにおいては、前記第1投影部が前記第1表示面に画像を投影し、且つ前記第2投影部が前記第2表示面に画像を投影し、前記第2モードにおいては、前記第1投影部により投影された画像を表す投影光が前記第1ビームスプリッタ及び前記第4ビームスプリッタを透過して当該画像が前記第3表示面に投影され、且つ前記第2投影部が前記第2表示面に画像を投影し、または、前記第1投影部が前記第1表示面に画像を投影し、且つ前記第2投影部により投影された画像を表す投影光が前記第2ビームスプリッタ及び前記第3ビームスプリッタを透過して前記第4表示面に当該画像が投影されてもよい。
また、前記第1及び第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、前記第3及び第4ビームスプリッタは、前記第1偏光を透過し、前記第2偏光を反射し、前記第2ビームスプリッタは、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、前記第1ビームスプリッタは、前記第4ビームスプリッタよりも前記第2ビームスプリッタ側に配置され、前記偏光切替部は、前記第1モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が前記第1及び第4ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、且つ、前記第2投影部からの投影光が前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行い、前記第2モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が、前記第4ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し且つ前記第1、第2及び第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行い、または、第1投影部からの投影光が、前記第1及び第4ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し且つ前記第1、第2及び第4ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行ってもよい。
また、前記第1及び第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、前記第3及び第4ビームスプリッタは、前記第1偏光を透過し、前記第2偏光を反射し、前記第3ビームスプリッタは、前記第2ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、前記第4ビームスプリッタは、前記第1ビームスプリッタよりも前記第2ビームスプリッタ側に配置され、前記偏光切替部は、前記第1モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が前記第1偏光となって前記第1ビームスプリッタに入射し、且つ、前記第2投影部からの投影光が前記第1偏光となって前記第2ビームスプリッタに入射するように前記切り替えを行い、前記第2モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が、前記第1及び第3ビームスプリッタには前記第2偏光となって入射し且つ前記第4ビームスプリッタには前記第1偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第2ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行い、または、前記第1投影部からの投影光が、前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第2及び第4ビームスプリッタには前記第2偏光となって入射し且つ前記第3ビームスプリッタには前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行ってもよい。
また、前記第2及び第3ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、第3ビームスプリッタは、前記第1偏光を透過し、前記第2偏光を反射し、前記第2ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第1偏光となって前記第2ビームスプリッタに入射するようになっており、前記偏光切替部は、前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第2偏光となって前記第1ビームスプリッタに入射し、前記第2モードにおいては前記第1偏光となって前記第1及び第3ビームスプリッタに入射するように前記切り替えを行ってもよい。
また、前記第1及び第4ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を透過し、第2の偏光方向を有する第2偏光を反射し、前記第2及び第3ビームスプリッタは、前記第1偏光を反射し、前記第2偏光を透過し、前記第3ビームスプリッタは、前記第2ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、前記第4ビームスプリッタは、前記第1ビームスプリッタよりも前記第2ビームスプリッタ側に配置され、前記偏光切替部は、前記第1モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が前記第2偏光となって前記第1ビームスプリッタに入射し、且つ、前記第2投影部からの投影光が前記第1偏光となって前記第2ビームスプリッタに入射するように前記切り替えを行い、前記第2モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が、前記第1、第3及び第4ビームスプリッタには前記第1偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第2ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行い、または、前記第1投影部からの投影光が、前記第1ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第2、第3及び第4ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行ってもよい。
本発明によれば、左右に表示面を有するヘッドマウントディスプレイにおいて、片側の表示面に2系統の画像を投影することに伴う装置の大型化を抑制することができる。
ヘッドマウントディスプレイの全体構成を示す図 ディスプレイ部を示す図 第2モードにおける光路を示す図 ユーザから見た表示面の状態を示す図 第2実施形態のディスプレイ部を示す図 第2モードにおけるディスプレイ部7aの一例を示す図 第2モードにおけるディスプレイ部7aの他の一例を示す図 変形例のディスプレイ部の一例を示す図 変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図 変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図 変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図 変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図 変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図 第2モードにおけるディスプレイ部の例を示す図 変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図 第2モードにおけるディスプレイ部の例を示す図
[1]第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイについて図を参照しながら説明する。
図1は、ヘッドマウントディスプレイ1の全体構成を示す図である。ヘッドマウントディスプレイ1は、ユーザの頭部に装着されるウェアラブル装置であり、自装置を装着したユーザの視界に配置される表示面に画像を表示する。ヘッドマウントディスプレイ1は、筐体2と、制御部3と、記憶部4と、入力部5と、操作部6と、ディスプレイ部7とを備える。
筐体2は、例えばゴーグルや眼鏡の形に形成されており、他の各部を格納したり支持したりしている。制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部4に記憶されたプログラムを実行することによって各部の動作を制御する。
記憶部4は、フラッシュメモリ等を備え、制御部3が制御に用いるデータやプログラム、自装置が表示する画像を示す画像データなどを記憶する。入力部5は、画像データの入力を受け付ける。入力部5は、有線通信または無線通信による外部装置からの画像データの入力を受け付けてもよいし、媒体に格納された画像データの入力を受け付けてもよい。操作部6は、ボタン等の操作子を備え、ユーザの操作を受け付ける。
ディスプレイ部7は、自装置を装着したユーザの視界に配置される表示面に画像を表示する。ディスプレイ部7は、このユーザの左右の目のそれぞれの視界に配置される表示面に画像を表示する第1モードと、このユーザの一方の目の視界に配置される表示面に画像を表示する第2モードとで作動する。これらのモードは、ユーザが操作部6を操作することで切り替えられる。
ユーザは、例えば部屋の中に居たり立ち止まっていたりして周囲に気を配る必要がないときには、ディスプレイ部7を第1モードで作動させ、左右両方の目で画像を見る。一方、ユーザは、例えば歩いたり人ごみの中にいたりして周囲に気を配る必要があるときには、ディスプレイ部7を第2モードで作動させ、画像が表示されていない方の目で自分の周囲が見えるようする。
以下では、ディスプレイ部7の詳細について図2から図4までを参照して説明する。
図2は、ディスプレイ部7を示す図である。図2では、第1モードにおけるディスプレイ部7が示されている。ディスプレイ部7は、第1投影部8と、第2投影部9と、第1表示部10と、第2表示部20と、光路形成部30と、偏光切替部40とを有する。第1投影部8及び第2投影部9は、いずれも、光源等を有し、画像を表す光(以下「投影光」という)を投射してその画像を後述する表示面に投影する装置であり、プロジェクタや液晶ディスプレイなどがこれにあたる。以下では、第1投影部8が投影する画像を表す投影光を「第1投影光」といい、第2投影部9が投影する画像を表す投影光を「第2投影光」という。両投影部は、本実施形態では、いずれも、第1の偏光方向を有する第1偏光を投影光として投射する。
光路形成部30は、両投影部から投射された投影光の光路を形成する。光路形成部30は、導光板31と、ミラー32及び33とを有する。導光板31は、細長い板状の部材である。ヘッドマウントディスプレイ1がユーザに装着されると、導光板31がユーザの目の前に配置され、導光板31の長手方向がユーザの目が並んでいる方向、つまりユーザにとっての左右方向に沿うようになっている。以下では、各部の配置を表す場合に、ヘッドマウントディスプレイ1を装着したユーザから見て左右どちらにあるかによって表すものとする。例えば、第2投影部9はユーザの目よりも左側に配置され、第1投影部8はユーザの目よりも右側に配置されている。
ミラー32は、導光板31内部の右側の端に設けられ、ミラー33は、導光板31内部の左側の端に設けられている。ミラー32は、第1投影部8から投影されて導光板31に入射した第1投影光を導光板31の内部中央方向に向けて反射する。ミラー33は、第2投影部9から投影されて導光板31に入射した第2投影光を導光板31の内部中央方向に向けて反射する。両ミラーが反射した投影光は導光板31の内部を反射しながら進む。なお、図2及び以降の図では、投影光の光路を線及び矢印(投影光の進行方向を示す)を使って表す。また、図を見やすくするために、導光板31の内部でも単純な直線で光路を表す。
導光板31内部の長手方向中央よりもミラー32側(つまり右側)には、第1表示部10が設けられている。第1表示部10は、自装置を装着したユーザの一方の目(本実施形態では右目)の視界に配置される第1表示面111を有する。第1表示面111は、ビームスプリッタによって形成される。ビームスプリッタとは、入射した光の偏光方向に応じてその光の透過または反射を制御可能な性質をもつ板状の部材である。第1表示部10は、第1表示面111を形成する第1ビームスプリッタ11を有する。
第1ビームスプリッタ11は、第1投影部8が投射する第1の偏光方向を有する第1偏光を透過し、第1の偏光方向とは偏光方向が90度異なる第2の偏光方向を有する第2偏光を反射する。図2及び以降の図では、これらの偏光の偏光方向の見分けがつくように、第1偏光を実線で表し、第2偏光を二点鎖線で表す。第1ビームスプリッタ11は、ユーザの右目が正面を向いたときの視線の方向(以下「正面方向」という。ここでは右目の正面方向)に配置され、例えばミラー32で反射されて入射した第1投影光が図2に示すように第2偏光であれば、その第1投影光をユーザの右目に向けて反射する向きで設けられている。このため、第1表示面111で反射された第1投影光がユーザの右目に到達し、ユーザの右目には、第1投影光が表す画像が第1表示面111に投影されて見えることになる。なお、第1ビームスプリッタ11に入射した第1投影光が第2偏光である場合については後述する。
なお、ビームスプリッタには、前述のように直線偏光の光に対する透過・反射制御のタイプに加え、円偏光・楕円偏光の光に対する透過・反射制御を行うタイプも存在する。直線方向の場合は偏光方向の違いによって透過・反射を制御するが、円方向・楕円方向の場合は、偏光方向が右回りか左回りかによって透過・反射を制御する。本実施形態、及び、第二実施形態では直線偏光として説明を行うが、円偏光・楕円偏光の場合も第一偏光及び第二偏光の考え方は適用可能であり、その場合、第二偏光とは、第一偏光とは逆周りの偏光方向を有する光をいう。
導光板31内部の長手方向中央よりもミラー33側(つまり左側)には、第2表示部20が設けられている。第2表示部20は、自装置を装着したユーザの他方の目(本実施形態では左目)の視界に配置される第2表示面221及び第3表示面231を有する。これらの表示面は、第1表示面111と同様に、ビームスプリッタによって形成される。第2表示部20は、第2表示面221を形成する第2ビームスプリッタ22と、第3表示面231を形成する第3ビームスプリッタ23とを有する。第2ビームスプリッタ22は、第1偏光を反射し、第2偏光を透過する。第3ビームスプリッタ23は、第1偏光を透過し、第2偏光を反射する。第2ビームスプリッタ22は、第3ビームスプリッタ23よりも第1ビームスプリッタ11側(つまり右側)に配置されている。
第2投影光は、上述したとおり第1偏光であるため、ミラー33で反射されたあと第3ビームスプリッタ23を透過し、第2ビームスプリッタ22の第2表示面221に到達する。第2ビームスプリッタ22は、ユーザの左目の正面方向に配置され、第1偏光の第2投影光が入射すると、その第2投影光をユーザの左目に向けて反射する向きで設けられている。このため、第2表示面221で反射された第2投影光がユーザの左目に到達し、ユーザの左目には、第2投影光が表す画像が第2表示面221に表示されて見えることになる。
偏光切替部40は、第1投影光または第2投影光のうち少なくともいずれかの光路上に配置され、その光路における投影光の偏光方向を切り替える。偏光切替部40は、本実施形態では、第1投影光の光路上に配置されて第1投影光の偏光方向を切り替える。偏光切替部40は、液晶装置41と、波長板42とを有する。液晶装置41は、液晶を利用して偏光方向を切り替える。液晶装置41は、偏光方向を変化させる状態(以下「変化状態」という)と変化させない状態(以下「不変状態」という)とを切り替えることで偏光方向を切り替える。この切り替えは、例えば図1に示す操作部6へのユーザの操作に応じて行われる。
図2に示す第1モードにおいては、液晶装置41が変化状態になっている。液晶装置41は、変化状態では、入射してくる光の偏光方向を90度変化させる。これにより、液晶装置41は、第1の偏光方向を第2の偏光方向に変化させ、第2の偏光方向を第1の偏光方向に変化させる。液晶装置41は、第1投影部8及び導光板31の間で第1投影光の光路上に配置されている。そのため、導光板31には、液晶装置41により偏光方向が第1の偏光方向から第2の偏光方向に変化させられた第1投影光が入射している。この場合、第2偏光となった第1投影光がミラー32で反射されるため、前述したように、第1投影光が表す画像が第1表示面111に投影される。これにより、ユーザの右目には、第1投影光が表す画像が第1表示面111に表示されて見えることになる。
なお、第1ビームスプリッタ11が第2偏光を透過するため、自然光のうちの第2の偏光方向成分が第1ビームスプリッタ11を透過してユーザの右目に到達する。また、第2ビームスプリッタ22が第1偏光を透過するため、自然光のうちの第1の偏光方向成分が第2ビームスプリッタ22を透過してユーザの左目に到達する。このため、第1表示面111及び第2表示面221においては、それぞれ、背後にある現実の背景と投影された画像とが重なって見えるように(いわゆるシースルー型に)なっている。
波長板42は、例えば複屈折結晶などを利用して偏光方向を変化させる。波長板42は、液晶装置41と異なり、常に偏光方向を変化させる。波長板42は、偏光方向を90度変化させるいわゆる1/2波長板であり、変化状態の液晶装置41と同様に、第1の偏光方向を第2の偏光方向に変化させ、第2の偏光方向を第1の偏光方向に変化させる。図2で示した第1モードにおいては、波長板42にいずれの投影光も到達しなかったが、第2モードにおいては、波長板42に第1投影光が到達する。
図3は、第2モードにおける光路を示す図である。図3(a)では、図を見やすくするため、第1投影光の光路だけを示している。液晶装置41は、第1モードにおいては変化状態となっていたが、第2モードにおいては不変状態となっている。この場合、第1投影光は、第1偏光のまま導光板31に入射するので、ミラー32で反射されたあと、第1ビームスプリッタ11を透過して波長板42に到達する。ここで、第1投影光は、波長板42によって第1偏光から第2偏光になり、第2ビームスプリッタ22を透過して第3ビームスプリッタ23に到達する。
第3ビームスプリッタ23は、導光板31内を進んできた第1投影光をユーザの左目に向けて反射する向きで設けられている。このため、第3ビームスプリッタ23の第3表示面231により反射された第2投影光がユーザの左目に到達する。こうしてユーザの左目には、第1投影光が表す画像が第3表示面231に投影されて見えることになる。図3(b)では、第1投影光及び第2投影光の両方の光路を示している。第2投影光は、図2に示した場合と同様に、第2ビームスプリッタ22により反射されてユーザに左目に到達する。
以上のとおり、偏光切替部40は、第1投影光が、第1モードにおいては第2偏光となって第1ビームスプリッタ11に入射し、第2モードにおいては第1偏光となって第1ビームスプリッタに入射し且つ第2偏光となって第2及び第3ビームスプリッタに入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、ディスプレイ部7においては、第2投影光が、第1及び第2モードにおいて、第1偏光となって第2及び第3ビームスプリッタに入射するようになっている。
これにより、第1モードにおいては、第1投影部8が第1表示面111に画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221に画像を投影する。また、第2モードにおいてには、第1投影部8が第3表示面231に画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221に画像を投影する。特に、第1投影部8からの投影光(すなわち第1投影光)が第1ビームスプリッタ11を透過することで、第1投影光により表される画像が第3表示面231に投影される。このように、本実施形態では、第1投影光の光路が切り替わることで、第1モードから第2モードへ、第2モードから第1モードへとモードが切り替わる。具体的には、偏光切替部40が投影光(本実施形態では第1投影光)の偏光方向を切り替えることにより、前述したように光路を切り替え、第1及び第2モードを切り替える。
図4は、ユーザから見た表示面の状態を示す図である。図4(a)では第1モードでの、図4(b)では第2モードでの状態が示されている。図4では、画像が表示されている表示面を実線で示し、画像が表示されていない表示面は二点鎖線で示した。第1モードでは、左目の正面に配置された第2表示面221と、右目の正面に配置された第1表示面111とに画像が投影される。第2モードでは、左目の正面に配置された第2表示面221と、第2表示面221の左側に配置された第3表示面231とに画像が投影される。
本実施形態では、第2モード、すなわち片側の表示面に画像を投影する場合においては、第1投影光が表す画像及び第2投影光が表す画像という2系統の画像が片側の表示面(図2等に示す第2表示面221及び第3表示面231)に投影される。ここで、左右に表示面を有する他のヘッドマウントディスプレイにおいて、片側の表示面に2系統の画像を投影する場合を想定する。この場合に、仮に両側の表示面に画像を投影するために用いる投影部とは異なる3系統目の投影部が必要だとすると、その3系統目の投影部を設ける分、ヘッドマウントディスプレイが大型化することになる。本実施形態のヘッドマウントディスプレイ1では、第1モード及び第2モードのどちらにおいても、共通の投影部(第1投影部8及び第2投影部9)から画像が投影される。このため、前述した3系統目の投影部が必要な場合に比べて、片側の表示面に2系統の画像を投影することに伴う装置の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1投影光の第1ビームスプリッタ11での透過及び反射を切り替えることで、第1投影部8が画像を投影する表示面(第1表示面111及び第3表示面231)を切り替えている。これにより、例えば第1ビームスプリッタ11を迂回する光路を設ける必要がなく、そのような迂回する光路を設ける場合に比べてヘッドマウントディスプレイを小型化することができる。
[2]第2実施形態
本発明の第2実施形態について、以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態では一方の表示部でしか第2モードでの画像の表示が行われなかったが、第2実施形態では、両方の表示部で第2モードでの画像の表示が行われる。以下、本実施形態におけるディスプレイ部について、図5から図7までを参照して説明する。
図5は、第2実施形態のディスプレイ部7aを示す図である。ディスプレイ部7aは、第1表示部10aと、第2表示部20aと、偏光切替部40aとを有する。偏光切替部40aは、液晶装置43及び44を有する。これらの液晶装置は、図2に示す液晶装置41と同様に、液晶を用いて偏光方向を変化させる装置である。第2表示部20aは、第2表示面221aを形成する第2ビームスプリッタ22aと、第3表示面231aを形成する第3ビームスプリッタ23aを有する。
第2ビームスプリッタ22aは第1偏光を反射して第2偏光を透過し、第3ビームスプリッタ23aは第1偏光を透過して第2偏光を反射する。第2ビームスプリッタ22a及び第2表示面221aは、自装置を装着したユーザの左目の正面方向に配置される。また、第2ビームスプリッタ22aは、第3ビームスプリッタ23aよりも後述する第1ビームスプリッタ11a側に配置されている。第2ビームスプリッタ22a及び第3ビームスプリッタ23aの間には、後述するように、投影光(第1及び第2投影光)の光路が形成される。その光路上には液晶装置43が投影光の偏光方向を変化させられるように設けられている。
第1表示部10aは、第1表示面111aを形成する第1ビームスプリッタ11aと、第4表示面141aを形成する第4ビームスプリッタ14aとを有する。第1ビームスプリッタ11aは、第1偏光を反射して第2偏光を透過する。第4ビームスプリッタ14aは、第1偏光を透過して第2偏光を反射する。第1ビームスプリッタ11aは、第4ビームスプリッタ14aよりも第2ビームスプリッタ22a側(つまり左側)に配置されている。第4ビームスプリッタ14aは、第2偏光の第1投影光が導光板31の内部を通って到達すると、その第1投影光をユーザの右目に向けて反射する向きに設けられている。第1ビームスプリッタ11a及び第4ビームスプリッタ14aの間には、後述するように、投影光(第1及び第2投影光)の光路が形成される。その光路上には液晶装置44が投影光の偏光方向を変化させられるように設けられている。
図5では、第1モードにおけるディスプレイ部7aが示されている。第1モードにおいては、液晶装置43及び44がいずれも不変状態になっている。この場合、第2投影光は、図2に示す場合と同様に第3ビームスプリッタ23aを透過して第2ビームスプリッタ22aで反射し、ユーザの左目に到達する。また、第1投影光は、第4ビームスプリッタ14aを透過して第1ビームスプリッタ11aで反射し、ユーザの右目に到達する。このように、偏光切替部40aは、第1モードにおいては、第1投影光が第1及び第4ビームスプリッタに第1偏光となって入射し、且つ、第2投影光が第2及び第3ビームスプリッタに第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。これにより、第1投影部8が第1表示面111aに画像を投影し、且つ第2投影部9が第2表示面221aに画像を投影する。
図6は、第2モードにおけるディスプレイ部7aの一例を示す図である。図6の例では、液晶装置43は不変状態となり、液晶装置44は変化状態となっている。第1投影光は、第4ビームスプリッタ14aを透過すると、液晶装置44により偏光方向が変化させられて、第1偏光から第2偏光となる。第2偏光となった第1投影光は、偏光方向が変化することなく液晶装置43を通過する。このように、図6に示す第2モードにおいては、偏光切替部40aは、第1投影光が第4ビームスプリッタ14aに第1偏光となって入射し、且つ、第1、第2及び第3ビームスプリッタに第2偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。
また、偏光切替部40aは、第2投影光については、第1モードと同様に、第2及び第3ビームスプリッタに第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行っている。このように偏光切替部40aが偏光方向を切り替えることにより、第2投影部9は、第1モードと同様に第2表示面221aに画像を投影する。また、第1投影部8により投影された画像を表す投影光(すなわち第1投影光)が第1、第2及び第4ビームスプリッタを透過して第3ビームスプリッタ23aに到達し、第3表示面231aにその画像が投影される。なお、図6及び以降の図では、図を見やすくするため、第1投影光と第2投影光とが重なる場合には、一方だけを示し、他方を省略する。
図7は、第2モードにおけるディスプレイ部7aの他の一例を示す図である。図7の例では、液晶装置43は変化状態となり、液晶装置44は不変状態となっている。第2投影光は、第3ビームスプリッタ23aを透過すると、液晶装置43により偏光方向が変化させられて、第1偏光から第2偏光となる。第2偏光となった第1投影光は、偏光方向が変化することなく液晶装置44を通過する。このように、図7に示す第2モードにおいては、偏光切替部40aは、第2投影光が第3ビームスプリッタ23aに第1偏光となって入射し、且つ、第1、第2及び第4ビームスプリッタに第2偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。
また、偏光切替部40aは、第1モードと同様に、第1投影光が第1及び第4ビームスプリッタに第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行っている。このように偏光切替部40aが偏光方向を切り替えることにより、第1投影部8は、第1モードと同様に第1表示面111aに画像を投影する。また、第2投影部9により投影された画像を表す投影光(すなわち第2投影光)が第2及び第3ビームスプリッタを透過して第4ビームスプリッタ14aに到達し、第4表示面141aにその画像が投影される。
以上のとおり、本実施形態においては、第1投影光の光路及び第2投影光の光路がそれぞれ切り替わることで、第1モードから第2モードへ、第2モードから第1モードへとモードが切り替わる。その結果、第1表示部10a及び第2表示部20aの両方で第2モードでの画像の表示が行われる。これにより、ユーザは、片側の表示面に画像を表示させる場合に、左右の表示面(第1表示部10aが有する表示面及び第2表示部20aが有する表示面)のうち例えば現実の背景を見るときに邪魔になりにくい方を選んで画像を表示させることができる。
また、本実施形態では、ヘッドマウントディスプレイを装着したユーザの左右の目の正面方向にそれぞれ配置されるビームスプリッタ(11a及び22a)が透過する自然光の偏光方向が一致している(どちらも第2の偏光方向となっている)。自然光の中には、偏光方向によって輝度が異なるもの(例えばガラスに写り込んだものや照明が乱反射しているものなどから発せられる自然光)がある。そのような自然光をこれらのビームスプリッタが仮に異なる偏光方向で透過させると、同じ対象物から発せられた自然光の輝度が左右で異なって見え、目の疲れの原因となる。本実施形態においては、前述したとおり偏光方向が一致しているので、そのような目の疲れを防ぐことができる。
[3]変形例
上述した各実施形態は、それぞれが本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[3−1]第1表示部での片側表示
第1表示部で片側表示が行われる場合の構成は第1実施形態で述べたものに限らない。
図8は、本変形例のディスプレイ部の一例を示す図である。図8の例では、第1表示部10bと、図2に示す第2表示部20と、偏光切替部40bとを有するディスプレイ部7bが示されている。
第1表示部10bは、第1表示面111bを形成する第1ビームスプリッタ11bを有する。第1ビームスプリッタ11bは、第1偏光を反射して第2偏光を透過する。第2表示部20は、第1実施形態と同様の構成を備える。偏光切替部40bは、図2に示す液晶装置41を有する。図8(a)では、第1モードにおけるディスプレイ部7bが示されており、液晶装置41が第1偏光である第2投影光の偏光方向を変化させていない。図8(b)では、第2モードにおけるディスプレイ部7bが示されており、液晶装置41が第1投影光の偏光方向を変化させている。
この場合、偏光切替部40bは、偏光切替部40bは、第1投影光が、第1モードにおいては第1偏光となって第1ビームスプリッタ11bに入射し、第2モードにおいては第2偏光となって第1、第2及び第3ビームスプリッタに入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、第2投影光は、第1及び第2モードにおいて、第1偏光となって第2及び第3ビームスプリッタに入射するようになっている。これにより、第1モードにおいては、第1投影部8が第1表示面111bに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221に画像を投影する。また、第2モードにおいては、第1投影部8が第3表示面231に画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221に画像を投影する。
図8の例では、自装置を装着したユーザの左右の目の正面方向にそれぞれ配置される2つのビームスプリッタ(11b及び22)を透過する自然光の偏光方向が一致している。これにより、第2実施形態と同様に、自然光の輝度の違いによる目の疲れを防ぐことができる。
図9は、本変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図である。図9の例では、図8に示す第1表示部10b及び偏光切替部40bと、第2表示部20cとを有するディスプレイ部7cが示されている。第2表示部20cは、第2表示面221cを形成する第2ビームスプリッタ22cと、第3表示面231cを形成する第3ビームスプリッタ23cとを有する。第2ビームスプリッタ22cは第1偏光を反射して第2偏光を透過する。第3ビームスプリッタ23cは第1偏光を透過して第2偏光を反射する。第3ビームスプリッタ23cは、第2ビームスプリッタ22cよりも第1ビームスプリッタ11b側に配置されている。
図9(a)では、第1モードにおけるディスプレイ部7cが示されており、液晶装置41が第1偏光である第2投影光の偏光方向を変化させていない。図9(b)では、第2モードにおけるディスプレイ部7cが示されており、液晶装置41が第2投影光の偏光方向を変化させている。この場合、偏光切替部40bは、第1投影光が、第1モードにおいては第1偏光となって第1ビームスプリッタ11bに入射し、第2モードにおいては第2偏光となって第1及び第3ビームスプリッタに入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、第2投影光は、第1及び第2モードにおいて、第1偏光となって第2ビームスプリッタ22cに入射するようになっている。
これにより、第1モードにおいては、第1投影部8が第1表示面111bに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221cに画像を投影する。また、第2モードにおいては、第1投影部8が第3表示面231cに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221cに画像を投影する。
図9の例では、自装置を装着したユーザの左右の目の正面方向にそれぞれ配置される2つのビームスプリッタ(11b及び22c)を透過する自然光の偏光方向が一致しているため、第2実施形態と同様に目の疲れを防ぐことができる。
図10は、本変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図である。図10の例では、図2に示す第1表示部10と、第2表示部20dと、図8に示す偏光切替部40bとを有するディスプレイ部7dが示されている。第2表示部20dは、第2表示面221dを形成する第2ビームスプリッタ22dと、第3表示面231dを形成する第3ビームスプリッタ23dとを有する。第2ビームスプリッタ22d及び第3ビームスプリッタ23dは第1偏光を反射して第2偏光を透過する。第3ビームスプリッタ23dは第2ビームスプリッタ22dよりも第1ビームスプリッタ11側に配置されている。
図10(a)では、第1モードにおけるディスプレイ部7dが示されており、液晶装置41が第1偏光である第2投影光の偏光方向を変化させている。図10(b)では、第2モードにおけるディスプレイ部7dが示されており、液晶装置41が第2投影光の偏光方向を変化させていない。この場合、偏光切替部40bは、第1投影光が、第1モードにおいては第2偏光となって第1ビームスプリッタ11に入射し、第2モードにおいては第1偏光となって第1及び第3ビームスプリッタに入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、第2投影光は、第1及び第2モードにおいて、第1偏光となって第2ビームスプリッタ22dに入射するようになっている。これにより、第1モードにおいては、第1投影部8が第1表示面111に画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221dに画像を投影する。また、第2モードにおいては、第1投影部8が第3表示面231dに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221dに画像を投影する。
図10の例では、自装置を装着したユーザの片目側に配置される2つのビームスプリッタ(22d及び23d)を透過する自然光の偏光方向が一致している。これらが一致していない場合、対象物から発せられる自然光の輝度が、両ビームスプリッタの境目で急に変化することがある。図10の例によれば、前述したとおり偏光方向が一致しているため、そのような輝度の急な変化による疲れを防ぐことができる。
図11は、本変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図である。図11の例では、図2に示す第1表示部10と、第2表示部20eと、偏光切替部40eとを有するディスプレイ部7eが示されている。第2表示部20eは、第2表示面221eを形成する第2ビームスプリッタ22eと第3表示面231eを形成する第3ビームスプリッタ23eとを有する。これらのビームスプリッタは、いずれも第1偏光を反射して第2偏光を透過する。第2ビームスプリッタ22eは、第3ビームスプリッタ23eよりも第1ビームスプリッタ11側に配置されている。
偏光切替部40eは、図2に示す液晶装置41及び波長板42と、波長板45及び46とを有する。波長板45及び46は、波長板42と同様に常に偏光方向を90度変化させる1/2波長板である。波長板45は、第2投影部9及び導光板31の間で第1投影光が入射する位置に配置されている。また、波長板46は、第2ビームスプリッタ22e及び第3ビームスプリッタ23eの間に、これらのビームスプリッタの間を進む投影光の偏光方向を変化させられるように設けられている。図11(a)では、第1モードにおけるディスプレイ部7eが示されており、液晶装置41が第1偏光である第1投影光の偏光方向を変化させている。図11(b)では、第2モードにおけるディスプレイ部7eが示されており、液晶装置41が第2投影光の偏光方向を変化させていない。
この場合、偏光切替部40eは、第1投影光が、第1モードにおいては第2偏光となって第1ビームスプリッタ11に入射し、第2モードにおいては第1偏光となって第1及び第3ビームスプリッタに入射し且つ第2偏光となって第2ビームスプリッタ22eに入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、第2投影光は、第1及び第2モードにおいて、前記第2偏光となって第3ビームスプリッタ23eに入射し且つ第1偏光となって第2ビームスプリッタ22eに入射するようになっている。これにより、第1モードにおいては、第1投影部8が第1表示面111に画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221eに画像を投影する。また、第2モードにおいては、第1投影部8が第3表示面231eに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221eに画像を投影する。
図11の例によれば、図10の例と同様に、自装置を装着したユーザの片目側に配置される2つのビームスプリッタ(22e及び23e)を透過する自然光の偏光方向が一致しているため、図10の例と同様に、輝度の急な変化による疲れを防ぐことができる。
図12は、本変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図である。図12では、図8に示す第1表示部10bと、図11に示す第2表示部20eと、偏光切替部40fとを備えるディスプレイ部7fが示されている。偏光切替部40fは、図8に示す液晶装置41と、図11に示す波長板45及び46とを有する。図12(a)では、第1モードにおけるディスプレイ部7fが示されており、液晶装置41が第1偏光である第1投影光の偏光方向を変化させていない。図11(b)では、第2モードにおけるディスプレイ部7fが示されており、液晶装置41が第2投影光の偏光方向を変化させている。
この場合、偏光切替部40fは、第1投影光が、第1モードにおいては第1偏光となって第1ビームスプリッタ11bに入射し、第2モードにおいては第2偏光となって第1及び第2ビームスプリッタに入射し且つ第1偏光となって第3ビームスプリッタ23eに入射するように偏光方向の切り替えを行う。これにより、第1モードにおいては、第1投影部8が第1表示面111bに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221eに画像を投影する。また、第2モードにおいては、第1投影部8が第3表示面231eに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221eに画像を投影する。
図12の例によれば、ユーザの片目側に配置される2つのビームスプリッタ(22e及び23e)を透過した自然光の偏光方向が一致しているため、図10の例と同様に、輝度の急な変化による疲れを防ぐことができる。また、自装置を装着したユーザの左右の目の正面方向にそれぞれ配置される2つのビームスプリッタ(11b及び22e)を透過する自然光の偏光方向が一致しているため、第2実施形態と同様に目の疲れを防ぐことができる。
[3−2]両側表示
両方の表示部で第2モードでの画像の表示が行われる場合の構成は第2実施形態で述べたものに限らない。
図13は、本変形例のディスプレイ部の一例を示す図である。図13の例では、第1表示部10gと、第2表示部20gと、偏光切替部40gとを有するディスプレイ部7gが示されている。第1表示部10gは、第1表示面111gを形成する第1ビームスプリッタ11gと、第4表示面141gを形成する第4ビームスプリッタ14gとを有する。第2表示部20gは、第2表示面221gを形成する第2ビームスプリッタ22gと、第3表示面231gを形成する第3ビームスプリッタ23gを有する。
第1及び第2ビームスプリッタは、第1偏光を反射して第2偏光を透過する。第3及び第4ビームスプリッタは、第1偏光を透過して第2偏光を反射する。第3ビームスプリッタ23gは、第2ビームスプリッタ22gよりも第1ビームスプリッタ11g側(つまり右側)に配置されている。第4ビームスプリッタ14gは、第1ビームスプリッタ11gよりも第2ビームスプリッタ22g側(つまり左側)に配置されている。
偏光切替部40gは、液晶装置41及び47と、波長板42、48及び49とを有する。液晶装置41及び波長板42は、図2に示すものと同様に設けられている。液晶装置47は、第2投影部9及び導光板31の間で第2投影光の光路上に設けられている。第1及び第4ビームスプリッタの間には、第1投影光の光路が形成される。波長板48はこの光路上で投影光の偏光方向を変化させられるように設けられている。第2及び第3ビームスプリッタの間には、第2投影光の光路が形成される。波長板49はこの光路上で投影光の偏光方向を変化させられるように設けられている。
図13では、第1モードにおけるディスプレイ部7gが示されており、液晶装置41及び46が、いずれも、投影光の偏光方向を変化させていない。この第1モードにおいては、偏光切替部40gは、第1投影光が第1偏光となって第1ビームスプリッタ11gに入射し、且つ、第2投影光が第1偏光となって第2ビームスプリッタ22gに入射するように偏光方向の切り替えを行う。これにより、第1投影部8が第1表示面111gに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221gに画像を投影する。
図14は、第2モードにおけるディスプレイ部7gの例を示す図である。図14(a)では、第2モードでの画像の表示が第2表示部20gで行われる場合のディスプレイ部7gが示されている。この場合、液晶装置41は第1投影光の偏光方向を変化させ、液晶装置47は第2投影光の偏光方向を変化させていない。この第2モードにおいては、偏光切替部40gは、第1投影光が、第1及び第3ビームスプリッタには第2偏光となって入射し、且つ、第4ビームスプリッタには第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、偏光切替部40gは、第2投影光が、第2ビームスプリッタ22gに第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。これにより、第1投影部8が第3表示面231gに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221gに画像を投影する。つまり、第2モードでの画像の表示が、これらの表示面を有する第2表示部20gで行われる。
図14(b)では、第2モードでの画像の表示が第1表示部10gで行われる場合のディスプレイ部7gが示されている。この場合、液晶装置41は第1投影光の偏光方向を変化させておらず、液晶装置47は第2投影光の偏光方向を変化させている。この第2モードにおいては、偏光切替部40gは、第1投影光が、第1ビームスプリッタ11gに第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、偏光切替部40gは、第2投影光が、第2及び第4ビームスプリッタには第2偏光となって入射し、且つ、第3ビームスプリッタには第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。これにより、第1投影部8が第1表示面111gに画像を投影し、第2投影部9が第4表示面141gに画像を投影する。つまり、第2モードでの画像の表示が、これらの表示面を有する第1表示部10gで行われる。
図13及び図14の例によれば、第2実施形態と同様に、左右の表示面のうち邪魔になりにくい方を選んで画像を表示させることができるし、左右で自然光の偏光方向が一致しているため目の疲れを防ぐことができる。
図15は、本変形例のディスプレイ部の他の一例を示す図である。図15の例では、第1表示部10hと、第2表示部20hと、偏光切替部40hとを有するディスプレイ部7hが示されている。第1表示部10hは、第1表示面111hを形成する第1ビームスプリッタ11hと、第4表示面141hを形成する第4ビームスプリッタ14hとを有する。第2表示部20hは、第2表示面221hを形成する第2ビームスプリッタ22hと、第3表示面231hを形成する第3ビームスプリッタ23hを有する。
第1及び第4ビームスプリッタは、第1偏光を透過して第2偏光を反射する。第2及び第3ビームスプリッタは、第1偏光を反射して第2偏光を透過する。第3ビームスプリッタ23hは、第2ビームスプリッタ22hよりも第1ビームスプリッタ11h側(つまり右側)に配置されている。第4ビームスプリッタ14hは、第1ビームスプリッタ11hよりも第2ビームスプリッタ22h側(つまり左側)に配置されている。
偏光切替部40hは、図13に示す液晶装置41及び46を有する。図13では、第1モードにおけるディスプレイ部7hが示されており、液晶装置41は第1投影光の偏光方向を変化させており、液晶装置47は第2投影光の偏光方向を変化させていない。この第1モードにおいては、偏光切替部40hは、第1投影光が第2偏光となって第1ビームスプリッタ11hに入射し、且つ、第2投影光が第1偏光となって第2ビームスプリッタ22hに入射するように偏光方向の切り替えを行う。これにより、第1投影部8が第1表示面111hに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221hに画像を投影する。
図16は、第2モードにおけるディスプレイ部7hの例を示す図である。図16(a)では、第2モードでの画像の表示が第2表示部20hで行われる場合のディスプレイ部7hが示されている。この場合、液晶装置41及び46はいずれも投影光の偏光方向を変化させていない。この第2モードにおいては、偏光切替部40hは、第1投影光が、第1、第3及び第4ビームスプリッタに第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、偏光切替部40hは、第2投影光が、第2ビームスプリッタ22hに第1偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。これにより、第1投影部8が第3表示面231hに画像を投影し、第2投影部9が第2表示面221hに画像を投影する。つまり、第2モードでの画像の表示が、これらの表示面を有する第2表示部20hで行われる。
図14(b)では、第2モードでの画像の表示が第1表示部10hで行われる場合のディスプレイ部7hが示されている。この場合、液晶装置41及び46はいずれも投影光の偏光方向を変化させている。この第2モードにおいては、偏光切替部40hは、第1投影光が、第1ビームスプリッタ11hに第2偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。また、偏光切替部40hは、第2投影光が、第2、第3及び第4ビームスプリッタに第2偏光となって入射するように偏光方向の切り替えを行う。これにより、第1投影部8が第1表示面111hに画像を投影し、第2投影部9が第4表示面141hに画像を投影する。つまり、第2モードでの画像の表示が、これらの表示面を有する第1表示部10hで行われる。
図15及び図16の例によれば、第2実施形態と同様に、左右の表示面のうち邪魔になりにくい方を選んで画像を表示させることができる。また、第2モードでの表示を左右どちらの目で行った場合でも、ビームスプリッタを透過する自然光の偏光方向が一致するため、図10の例で述べた輝度の急な変化による疲れを防ぐことができる。
[3−3]表示面
各表示面は、上述したものに限らない。ユーザの視界に配置され、投影された画像がユーザから見えるようになっていれば、上述したものよりも左右にずらして設けられてもよいし、大きさや形(曲面でもよい)が違うものであってもよい。また、各図で示した表示面が左右反対に設けられていてもよい。例えば図2に示すディスプレイ部7であれば、左目の視界に第1表示面が配置され、右目の視界に第2及び第3表示面が配置されていてもよい(この場合は、偏光切替部が有する液晶装置や波長板も左右反対に配置される必要がある)。また、実施形態では、第2モードで拡張される表示面(例えば第3表示面)は、拡張前の表示面(例えば第2表面)よりも小さかったが、同じ大きさでもよいし、それよりも大きくてもよい。また、拡張前の表示面と拡張後の表示面とは接していてもよいし、離れていてもよい。
[3−4]投影部
第1及び第2投影部は、実施形態では、第1偏光である投影光を投射したが、第2偏光である投影光を投射してもよい。また、第1及び第2偏光とは偏光方向が異なる第3偏光を投影光として投射してもよい。その場合、偏光切替部が投影光の偏光方向を第1偏光や第2偏光に変化させればよい。また、これらの投影部が偏光方向を有していない投影光を投射してもよい。その場合は、偏光切替部が投影光に偏光方向を与えるようにすればよい。また、本発明では、投影部を2つに限定しているわけではなく、上述した第1及び第2投影部が含まれていれば、例えば第1及び第2モードでの画像の表示とは異なる用途のための投影部が別に設けられていてもよい。
[3−5]第2モード
実施形態では、第2モードで画像が表示されるときに、一方の表示部に画像が表示され、他方の表示部には画像が表示されていなかったが、これに限定されない。例えば、前述したように第1及び第2モードでの画像の表示とは異なる用途のための投影部を別に設け、一方の表示部に第1及び第2投影部から投影された映画の画像が表示されているときに、他方の表示部にその投影部から投影された緊急連絡を表す画像が表示される、というような用途で利用されてもよい。
[3−6]偏光切替部
偏光切替部の構成は上述したものに限らない。例えば、液晶装置及び波長板の配置を変えたり、数を変えたりしてもよい。例えば、図2に示す液晶装置41を導光板31の外ではなく内部(ミラー32と第1ビームスプリッタ11との間)に設けてもよい。また、図11等に示す波長板45は、第2投影部9が第2偏光を投影光として投射する場合には、設けなくてもよい。また、1/2波長板を1つ設ける代わりに1/4波長板を2つ設けて偏光方向を変化させてもよい。要するに、決められた偏光方向を有する光が決められたビームスプリッタに入射するようになっていれば、どのような構成の偏光切替部が用いられてもよい。
偏光切替部は、投影光の偏光方向を2通り以上(実施形態では第1及び第2の偏光方向)に切り替えることで、ビームスプリッタにおける透過及び反射を切り替えて、投影光の光路を変更する。ここで、第1投影光は、第1表示面に到達すると、ユーザの目に向けて反射される。そうなると、偏光方向を変化させたとしても、第3表示面に向かうように光路を変更することができない。つまり、偏光切替部は、第1投影部から第1表示面に至るまでの第1投影光の光路上で第1投影光の偏光方向の切り替えを行う必要がある。そのため、偏光切替部は、例えば、その光路上に設けられた液晶装置(または投影光の偏光方向を2通り以上に切替可能な装置)を有する。
なお、第1実施形態のように一方の表示部でしか第2モードでの画像の表示が行われない場合であれば、偏光切替部は、第1モードにおいては、第1投影部が第1表示面に画像を投影し、第2投影部が第2表示面に画像を投影し、また、第2モードにおいてには、第1投影光が第1ビームスプリッタを透過して第3表示面に第1投影光が表す画像を投影し、第2投影部が第2表示面に画像を投影するように、偏光方向の切り替えを行う。
また、第2実施形態のように両方の表示部で第2モードでの画像の表示が行われる場合であれば、偏光切替部は、第1モードにおいては、第1投影部が第1表示面に画像を投影し、第2投影部が第2表示面に画像を投影し、第2モードにおいてには、第1投影光が第1及び第4ビームスプリッタを透過して第3表示面に第1投影光が表す画像を投影し、第2投影部が第2表示面に画像を投影し、または、第2投影光が第2及び第3ビームスプリッタを透過して第4表示面に第2投影光が表す画像を投影し、第1投影部が第1表示面に画像を投影するように、偏光方向の切り替えを行う。
[3−7]偏光方向の制御
実施形態では、投影光の偏光方向の切り替えが行われたが、投影光の偏光方向の制御が行われてもよい。その場合、ヘッドマウントディスプレイは、偏光切替部の代わりに変更制御部を備える。偏光制御部は、例えばモードを選択する操作が行われると、選択されたモードに応じた偏光方向の投影光が各ビームスプリッタに入射するように、投影光の偏光方向を制御する。この制御は、例えば第1モードと第2モードとで偏光方向が切り替わらない投影光に対しても行われてもよい。
例えば図8の例において第2投影部9が第1偏光ではなく第2偏光を投射する場合、偏光制御部は、第2投影光の光路に配置された波長板を有する。これにより、偏光制御部は、第1及び第2モードのいずれにおいても、第2及び第3ビームスプリッタに第1偏光となって入射するように第2投影光の偏光方向を制御する。この偏光制御部は、第1投影光については、偏光切替部と同様に、第1モードと第2モードとで偏光方向を切り替える。このように、偏光制御部は、モードの切り替えに伴って偏光方向を切り替えるという制御を行うとともに、モードの切り替えの有無にかかわらず、投影光が決められた偏光方向で決められたビームスプリッタに入射するように、その投影光の偏光方向を制御する。
なお、偏光制御部は、波長板の代わりに、第2投影光の光路に配置された液晶装置を有していてもよい。これにより、例えば第2投影部に用いられる光源等が第2偏光を投射するものから第1偏光を投射するものに交換されても、偏光制御部は、液晶装置の状態(変化状態及び不変状態)を切り替えることで、投影光が決められた偏光方向で決められたビームスプリッタに入射するように、その投影光の偏光方向を制御することができる。
[3−8]光路の変更方法
実施形態では、ビームスプリッタを配置し、投影光の偏光方向を切り替えることで光路を変更したが、これに限らない。例えば、光路形成部が、第1投影光が第1表示面に至る光路と、第1表示面を迂回して第3表示面に至る光路とを形成するようにしておき、駆動可能なミラー等でそれらの光路を切り替えるようにしてもよい。また、光路の切り替え時に反射と透過とが変化するビームスプリッタを移動させることで投影光がそのビームスプリッタが存在していた空間を通り抜けるようにしてもよい。例えば図3の例であれば、第2モードでは第1ビームスプリッタを第1投影光が入射しなくなる位置まで移動させることで、第1投影光が第3表示面231に到達するようにする。この場合、第1ビームスプリッタは第1偏光を反射し第2偏光を透過するものとし、第1モードでも第1の偏光方向を有する第1投影光を第1ビームスプリッタに入射させる。
また、例えば鏡には、光を反射する状態と透過する状態とを切り替え可能なもの(いわゆる調光ミラー)が知られている。これと同様に、ビームスプリッタにおいて、上述した偏光方向に応じて入射する光の透過または反射を制御可能な性質をもつ状態と、入射する光をその偏光方向にかかわらず透過する状態とが切り替え可能となっていれば、そのようなビームスプリッタを用いて光路を切り替えてもよい。例えば図3の例であれば、上記のとおり第2モードで移動させた第1ビームスプリッタを移動させる代わりに後者の状態(偏光方向にかかわらず光を透過する状態)にすることで、光路が切り替えられる。
[3−9]非透過型
実施形態のヘッドマウントディスプレイは、いわゆるシースルー型であったが、これに限定されない。例えばユーザが装着すると周囲の一部または全部が見えなくなる非透過型のヘッドマウントディスプレイであってもよい。その場合でも、第1及び第2モードで画像を表示させることは可能である。
1…ヘッドマウントディスプレイ、2…筐体、3…制御部、4…記憶部、5…入力部、6…操作部、7…ディスプレイ部、8…第1投影部、9…第2投影部、10…第1表示部、20…第2表示部、30…光路形成部、40…偏光切替部、11…第1ビームスプリッタ、12…第2ビームスプリッタ、21…第3ビームスプリッタ、22…第4ビームスプリッタ、111…第1表示面、112…第2表示面、211…第3表示面、212…第4表示面、31…導光板、32、33…ミラー、41、43、44、47…液晶装置、42、45、46、48、49…波長板。

Claims (10)

  1. ユーザの一方の目の視界に配置される第1表示面を有する第1表示部と、
    前記ユーザの他方の目の視界に配置される第2表示面及び第3表示面を有する第2表示部と、
    第1モードにおいて前記第1表示面に画像を投影し、第2モードにおいて前記第3表示面に画像を投影する第1投影部と、
    前記第1モード及び前記第2モードにおいて前記第2表示面に画像を投影する第2投影部と
    を備え、
    前記第1投影部により投影される画像を表す投影光または前記第2投影部により投影される画像を表す投影光のうち少なくともいずれかの光路が切り替わることで、前記第1モードから前記第2モードへ、前記第2モードから前記第1モードへとモードが切り替わることを特徴とする
    ヘッドマウントディスプレイ。
  2. 前記いずれかの光路上に配置され、当該光路における投影光の偏光方向を切り替える偏光切替部を備え、
    前記第1表示部は、前記第1表示面を形成する第1ビームスプリッタを有し、
    前記第2表示部は、前記第2表示面を形成する第2ビームスプリッタ及び前記第3表示面を形成する第3ビームスプリッタを有し、
    前記偏光切替部が前記偏光方向を切り替えることにより、
    前記第1モードにおいては、前記第1投影部が前記第1表示面に画像を投影し、且つ前記第2投影部が前記第2表示面に画像を投影し、
    前記第2モードにおいては、前記第1投影部により投影された画像を表す投影光が前記第1ビームスプリッタを透過して前記第3表示面に当該画像が投影され、且つ前記第2投影部が前記第2表示面に画像を投影する
    請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記第1及び第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、
    前記第3ビームスプリッタは、前記第2偏光を反射し、前記第1偏光を透過し、
    前記第2ビームスプリッタは、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、
    前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するようになっており、
    前記偏光切替部は、
    前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2モードにおいては前記第1、第2及び第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行う
    請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、
    前記第1及び第3ビームスプリッタは、前記第2偏光を反射し、前記第1偏光を透過し、
    前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するようになっており、
    前記偏光切替部は、
    前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、前記第2モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し且つ前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行う
    請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記第1及び第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、
    前記第3ビームスプリッタは、前記第1偏光を透過し、前記第2偏光を反射し、前記第2ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置されており、
    前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第1偏光となって前記第2ビームスプリッタに入射するようになっており、
    前記偏光切替部は、
    前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2モードにおいては前記第1及び第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行う
    請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 前記第1ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を透過し、第2の偏光方向を有する第2偏光を反射し、
    前記第2及び第3ビームスプリッタは、前記第1偏光を反射し、前記第2偏光を透過し、
    前記第2ビームスプリッタは、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、
    前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、前記第2ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するようになっており、
    前記偏光切替部は、
    前記第1投影部からの投影光が、前記第2モードにおいては、前記第2ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、且つ、前記第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行う
    請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. 前記第1、第2及び第3ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を透過し、第2の偏光方向を有する第2偏光を反射し、
    前記第2ビームスプリッタは、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、
    前記第2投影部からの投影光が、前記第1及び第2モードにおいて、前記第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、且つ、前記第2ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するようになっており、
    前記偏光切替部は、
    前記第1投影部からの投影光が、前記第1モードにおいては前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2モードにおいては前記第1及び第2ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し且つ前記第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行う
    請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  8. 前記第1表示部は、第4表示面を形成する第4ビームスプリッタを有し、
    前記偏光切替部が前記偏光方向を切り替えることにより、
    前記第1モードにおいては、前記第1投影部が前記第1表示面に画像を投影し、且つ前記第2投影部が前記第2表示面に画像を投影し、
    前記第2モードにおいては、前記第1投影部により投影された画像を表す投影光が前記第1ビームスプリッタ及び前記第4ビームスプリッタを透過して当該画像が前記第3表示面に投影され、且つ前記第2投影部が前記第2表示面に画像を投影し、または、前記第1投影部が前記第1表示面に画像を投影し、且つ前記第2投影部により投影された画像を表す投影光が前記第2ビームスプリッタ及び前記第3ビームスプリッタを透過して前記第4表示面に当該画像が投影される
    請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. 前記第1及び第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、
    前記第3及び第4ビームスプリッタは、前記第1偏光を透過し、前記第2偏光を反射し、
    前記第2ビームスプリッタは、前記第3ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、
    前記第1ビームスプリッタは、前記第4ビームスプリッタよりも前記第2ビームスプリッタ側に配置され、
    前記偏光切替部は、
    前記第1モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が前記第1及び第4ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、且つ、前記第2投影部からの投影光が前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行い、
    前記第2モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が、前記第4ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し且つ前記第1、第2及び第3ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第2及び第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行い、または、第1投影部からの投影光が、前記第1及び第4ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第3ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し且つ前記第1、第2及び第4ビームスプリッタに前記第2偏光となって入射するように前記切り替えを行う
    請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  10. 前記第1及び第2ビームスプリッタは、第1の偏光方向を有する第1偏光を反射し、第2の偏光方向を有する第2偏光を透過し、
    前記第3及び第4ビームスプリッタは、前記第1偏光を透過し、前記第2偏光を反射し、
    前記第3ビームスプリッタは、前記第2ビームスプリッタよりも前記第1ビームスプリッタ側に配置され、
    前記第4ビームスプリッタは、前記第1ビームスプリッタよりも前記第2ビームスプリッタ側に配置され、
    前記偏光切替部は、
    前記第1モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が前記第1偏光となって前記第1ビームスプリッタに入射し、且つ、前記第2投影部からの投影光が前記第1偏光となって前記第2ビームスプリッタに入射するように前記切り替えを行い、
    前記第2モードにおいては、前記第1投影部からの投影光が、前記第1及び第3ビームスプリッタには前記第2偏光となって入射し且つ前記第4ビームスプリッタには前記第1偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第2ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行い、または、前記第1投影部からの投影光が、前記第1ビームスプリッタに前記第1偏光となって入射し、前記第2投影部からの投影光が、前記第2及び第4ビームスプリッタには前記第2偏光となって入射し且つ前記第3ビームスプリッタには前記第1偏光となって入射するように前記切り替えを行う
    請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイ。
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