JP6274781B2 - パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法 - Google Patents

パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6274781B2
JP6274781B2 JP2013172004A JP2013172004A JP6274781B2 JP 6274781 B2 JP6274781 B2 JP 6274781B2 JP 2013172004 A JP2013172004 A JP 2013172004A JP 2013172004 A JP2013172004 A JP 2013172004A JP 6274781 B2 JP6274781 B2 JP 6274781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
films
gusset
pouch container
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013172004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015040057A (ja
Inventor
修生 上田
修生 上田
孝平 根本
孝平 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal International Inc
Original Assignee
Fuji Seal International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal International Inc filed Critical Fuji Seal International Inc
Priority to JP2013172004A priority Critical patent/JP6274781B2/ja
Publication of JP2015040057A publication Critical patent/JP2015040057A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6274781B2 publication Critical patent/JP6274781B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Description

本発明は、パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法に関する。
パウチ容器は、スポーツドリンク等の飲料、アイスクリームやゼリー等の食品等の容器として広く使用されている。特許文献1には、従来のパウチ容器の一例が開示されている。図19は、特許文献1に開示されたパウチ容器を製造するための包材を示している。同図に示された包材Xは、一対の外装フィルム91、一対のガセットフィルム92およびスパウト93を備えている。一対の外装フィルム91は、正面側と背面側とに配置されている。一対のガセットフィルム92は、各々が折りたたまれた状態で一対の外装フィルム91の間に位置している。
包材Xは、前記飲料や前記食品等の内容物を密閉状態で収容可能とするために、天側中央シール部94、天側サイドシール部95、サイドシール部96、底側シール部97および斜めシール部97が形成されている。天側中央シール部94は、一対の外装フィルム91の天側端部どうしが、その一部にスパウト93を挟んだ状態で互いに接合されることにより形成されている。天側サイドシール部95は、一対の外装フィルム91の天側端部と一対のガセットフィルム92の天側端部どうしが接合されることにより形成されている。サイドシール部96は、一対の外装フィルム91の側方端部と一対のガセットフィルム92の側方端部とを接合することにより形成されている。底側シール部97は、一対の外装フィルム91の底側端部どうしが接合されることにより形成されている。斜めシール部98は、一対の外装フィルム91の底側斜辺端部と一対のガセットフィルム92の底側斜辺端部とが接合されることにより形成されている。
包材Xを用いたパウチ容器の製造方法においては、前記内容物の充填に先立ち、漏れの有無を検査するリークテスト工程が実施される場合がある。このリークテスト工程においては、たとえば図19に示すノズルNzをスパウト3内に進入させる。次いで、図20に示すように、ノズルNzからたとえば空気を吹き込む。図20は、この吹込みによって包材Xが膨らみ始めた状態を示している。そして、空気の吹き込みが完了すると、図21に示すように、包材Xは完全に膨らんだ状態となる。この状態で包材Xからの空気の漏れを検出し、漏れが無いと判断された包材Xを用いて前記内容物の充填を行う。
しかしながら、前記リークテスト工程において、図21に示すように、斜めシール部98がめくれてしまうという現象が生じることがある。同図においては、理解の便宜上斜めシール部98のうち一対の外装フィルム91によって形成された部分に網掛け着色しており、斜めシール部98のうち一対のガセットフィルム92によって形成された部分は白色としている。図中に示された4つの斜めシール部98のうち図中左下に位置する斜めシール部98は、これを形成するガセットフィルム92の部分が底側に露出するようにめくれてしまっている。また、この斜めシール部98のめくれにともない、底側シール部97が起立した姿勢となっている。
前記リークテスト工程を終えると、包材Xの内部空間が脱気され、包材Xは再び扁平な状態とされる。そして、前記内容物を充填する工程が行われる。前記リークテスト工程において上述しためくれが生じると、いったん扁平となった後もめくれのくせがついてしまい、前記内容物を充填する工程においてめくれが再発する可能性が極めて高い。このようなめくれを有するパウチ容器は、搬送工程等において底部に意図しない応力が発生する恐れが強く、漏れの発生を招来する。このようなことでは、前記リークテスト工程において漏れが無いと判断された包材Xを用いたにもかかわらず、それによって製造されたパウチ容器から前記内容物が漏れてしまうという不具合が生じていた。
特開2000−344252号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、斜めシール部のめくれを効果的に防ぎ、パウチ容器から内容物が漏れることを抑制可能なパウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法を提供することをその課題とする。
本発明の第一の側面によって提供されるパウチ容器用の包材は、天側に配置された充填注出部材を挟んで正面側および背面側に位置する一対の外装フィルムと、各々が折りたたまれた状態で前記一対の外装フィルムの間に位置する一対のガセットフィルムと、前記一対の外装フィルムの側方端部と前記一対のガセットフィルムの側方端部とが接合されたサイドシール部と、を備えるパウチ容器用の包材であって、該パウチ容器用の包材の側方端部に、前記サイドシール部よりも弱い接合強度で、内容物を収容するための空間に対する外側において前記外装フィルム及び前記ガセットフィルムの少なくともいずれか同士が接合された、前記ガゼットフィルムを折りたたまれた状態で固定する弱接合部を備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記弱接合部は、前記サイドシール部の全長と重なるように設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記弱接合部は、前記一対の外装フィルムの前記側方端部どうしが接合されることによって形成されている。
本発明の第二の側面によって提供されるパウチ容器の製造方法は、一対の外装フィルムを正面側および背面側に位置させるとともに、各々が折りたたまれた状態の一対のガセットフィルムを前記一対の外装フィルムの間に位置させる工程と、前記一対の外装フィルムの側方端部と前記一対のガセットフィルムの側方端部とを接合することによりサイドシール部を形成する工程と、前記サイドシール部よりも弱い接合強度によって、内容物を収容するための空間に対する外側において前記外装フィルム及び前記ガセットフィルムの少なくともいずれか同士を接合することにより、前記ガゼットフィルムを折りたたまれた状態で固定する、弱接合部を形成する工程と、を備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記サイドシール部を形成する工程と前記弱接合部を形成する工程とを同時に行う。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記弱接合部を形成する工程においては、前記一対の外装フィルムの前記側方端部どうしを接合する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記サイドシール部を形成する工程および前記弱接合部を形成する工程の後に、前記一対の外装フィルムおよび前記一対のガセットフィルムによって規定された空間の圧力を高めることにより漏れの有無を検査するリークテスト工程を備えており、前記弱接合部は、前記リークテスト工程において剥離される。
本発明によれば、たとえばリークテスト工程において、前記弱接合部が設けられていることにより、前記包材の全体が一気に膨らんでしまうことが阻止される。これにより、前記包材A1の一部が不当にめくれてしまうことを抑制可能である。したがって、前記包材を用いて製造される前記パウチ容器における内容物の漏れを防止することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第一実施形態に基づく包材を示す正面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器の製造方法において、フィルム材料を所定の位置に配置する工程を示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器の製造方法において、重ね合わされたフィルム材料を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器の製造方法において、サイドシール部および弱接合部を形成する工程の前段階を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器の製造方法において、サイドシール部および弱接合部を形成する工程を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器の製造方法におけるリークテスト工程を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器の製造方法におけるリークテスト工程を示す斜視図である。 図9のX−X線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器の製造方法におけるリークテスト工程を示す斜視図である。 図11のXII−XII線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器の製造方法によって製造されたパウチ容器の一例を示す斜視図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。 図1の包材の変形例を示す要部拡大断面図である。 図1の包材の他の変形例を示す要部拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に基づく包材を示す正面図である。 図17に示す包材の製造方法の一例を示す概略斜視図である。 従来の包材を用いたパウチ容器の製造方法の一例を示す斜視図である。 従来の包材を用いたパウチ容器の製造方法の一例を示す斜視図である。 従来の包材を用いたパウチ容器の製造方法の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。なお、内容物が充填されたパウチ容器を店頭で自立させた状態で、購入者側を正面側、反対側を背面側、その左右方向を側方、鉛直上方側を天側、鉛直方向下方側を底側、とする。各フィルムについては、パウチ容器の状態で外部に露出する面を表面、反対側の面を裏面、とする。また、前記自立状態における鉛直方向を上下方向、左右方向を幅方向、とする。
図1〜図3は、本発明の第一実施形態に基づくパウチ容器用の包材を示している。本実施形態の包材A1は、一対の外装フィルム1、一対のガセットフィルム2およびスパウト3を有しており、天側中央シール部41、4つの天側サイドシール部42、4つのサイドシール部43、底側シール部44、4つの斜めシール部45および2つの弱接合部47が形成されている。図1は、包材A1の正面図であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面図であり、図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。
一対の外装フィルム1は、天側にスパウト3を挟んで正面側および背面側に配置されている。本実施形態においては、各外装フィルム1は、正面視において略六角形状とされており、天側において幅方向に延びる天側端部、幅方向に離間し上下方向に延びる2つの側方端部、底側において幅方向に延びる底側端部および各々が側方端部下端と底側端部上端とを繋ぐ2つの底側斜辺端部を有する。
一対のガセットフィルム2は、各々が折り目21で折りたたまれた状態で、一対の外装フィルム1の間に配置されている。各ガセットフィルム2は、天側端部、2つの側方端部および2つの底側斜辺端部を有しており、広げられた状態で略五角形である。また、ガセットフィルム2は、天側端部の両端に切欠き22が形成されている。
一対の外装フィルム1および一対のガセットフィルム2は、通常、樹脂フィルムから構成される。該樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、及び耐熱性等、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。また、上記各シール部は、通常、ヒートシールにより形成されるので、シートにはヒートシール性も要求される。シートとしては、ベースフィルム層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、高いガスバリア性や遮光性が要求される場合には、ベースフィルム層とシーラント層との間にバリア層を設けることが好適である。なお、ベースフィルム層そのものにバリア性を付与してもよい。この場合は、バリア層をベースフィルム層として用い、バリア層とシーラント層とを有する複層シートとなる。また、シートの両面にヒートシール性を付与する場合は、後述のシーラント層を形成する単層フィルムを用いてもよいし、複層シートの場合は、同種又は異種のシーラント層を二層有するか(このとき、シーラント層の一層を形式的にベースフィルム層として用いることになる)、或いはベースフィルム層の両面にシーラント層を有するシートを用いてもよい。
ここで、ベースフィルム層、シーラント層、及びガスバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば、共押出しラミネーション、接着剤によるドライラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーション等により行うことができる。
ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)等)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルスルフォン(PES)等から構成される一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムが例示できる。
シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムが例示できる。
ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等の樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物等を蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
外装フィルム1またはガセットフィルム2には、内容物の商品名や原材料・使用上の注意事項等の商品説明、その他各種デザイン等を表示するための印刷層(図示せず)を設けることができる。例えば、印刷層は、グラビア印刷等の公知の方法により、ベースフィルム層の内側の面に形成できる。
天側中央シール部41は、一対の外装フィルム1の天側端縁中央部分がヒートシールによって接合されたものである。天側中央シール部41は、一対のガセットフィルム2の間に位置している。また、本実施形態においては、天側中央シール部41は、その中央にスパウト3を挟んでいる。一対の外装フィルム1の天側端縁とスパウト3とは、ヒートシール等により密閉状態で接合されている。
天側サイドシール部42は、外装フィルム1の天側端縁の側方部分とガセットフィルム2の天側端縁の片側部分とがヒートシールによって接合されたものである。本実施形態においては、一対の外装フィルム1と一対のガセットフィルム2とによって、4つの天側サイドシール部42が形成されている。
サイドシール部43は、外装フィルム1の側方端部とガセットフィルム2の側方端部とがヒートシールによって接合されたものであり、上下方向に延びている。本実施形態においては、一対の外装フィルム1と一対のガセットフィルム2とによって、4つのサイドシール部43が形成されている。
底側シール部44は、一対の外装フィルム1の底側端縁どうしが、ヒートシールによって接合されたものであり、幅方向に延びている。底側シール部44は、一対のガセットフィルム2の間に位置している。
斜めシール部45は、外装フィルム1の底側斜辺端部とガセットフィルム2の底側斜辺端部とがヒートシールによって接合されたものである。斜めシール部45は、上下方向および幅方向のいずれに対しても傾いている。本実施形態においては、一対の外装フィルム1と一対のガセットフィルム2とによって、4つの斜めシール部45が形成されている。幅方向片側に位置する2つの斜めシール部45は、底側シール部44の幅方向一端に繋がっている。
また、本実施形態においては、包材A1に2つの肩接合部46が形成されている。46は、ガセットフィルム2の切欠き22を通して、一対の外装フィルム1の天側端部と側方端部との交差部分の裏面どうしがヒートシールによって接合されたものである。
弱接合部47は、包材A1の側方端部において、サイドシール部43よりも弱い接合強度で、ガゼットフィルム2を折りたたまれた状態で固定するものである。本実施形態においては、一対の外装フィルム1の側方端部どうしが、サイドシール部43よりも弱い接合強度で固定されており、この一対の外装フィルム1に挟まれることにより、ガゼットフィルム2が折りたたまれた状態で固定されている。また、弱接合部47は、上下方向においてサイドシール部43の全長と重なるように形成されている。すなわち、弱接合部47の上端は、肩接合部46の下端と一致している。ガセットフィルム2には切欠き22が設けられているため、サイドシール部43の上端も、肩接合部46の下端と一致している。弱接合部47の下端は、斜めシール部45の上端と一致しており、サイドシール部43の下端も斜めシール部45の上端と一致している。本実施形態においては、幅方向両端に2つの弱接合部47が形成されている。
また、本実施形態においては、図2によく表れているように、弱接合部47は、一対の外装フィルム1の側方端部のうちガセットフィルム2の側方端部から幅方向外方にはみ出した部分どうしがヒートシールによって接合されることによって形成されている。外装フィルム1の側方端部がガセットフィルム2の側方端部からはみ出す長さは、たとえば2〜3mm程度である。また、サイドシール部43の接合強度が30N〜100N/15mmであるのに対し、弱接合部47の接合強度は通常10N/15mm以下、好ましくは3N〜6N/15mmである。なお、前記接合強度は、JIS Z 0237の180度剥離に準じた方法で測定された値をいう。具体的には、前記接合強度は、外装フィルム1とガセットフィルム2とが接合された積層体(サイドシール部43としての測定対象)または外装フィルムどうしが接合された積層体(弱接合部47としての測定対象)を100mm×15mmに切り出し、温度23±2℃、湿度50±5%RH、200mm/分の速度で180度剥離したときの最大強度をいう。
スパウト3は、内容物の充填および注出を行うための経路を構成するものであり、たとえば樹脂からなる中空部材である。スパウト3の中間部分が天側中央シール部41によって挟まれかつ密閉接合されることにより、スパウト3が一対の外装フィルム1に対して固定されている。スパウト3は、本発明で言う充填注出部材に相当する。
次に、包材A1を用いたパウチ容器の製造方法の一例について、図4〜図14を参照しつつ、以下に説明する。
図4は、複数のフィルム材料を所定の位置に配置する工程を示している。この工程においては、一対の外装フィルム材料10と一対のガセットフィルム材料20とを用いる。一対の外装フィルム材料10および一対のガセットフィルム材料20は、それぞれ一対の外装フィルム1および一対のガセットフィルム2となるものであり、上述した複層シート材からなる。一対の外装フィルム材料10および一対のガセットフィルム材料20としては、ロール状に巻き取られた長尺の複層シート材が好適に用いられる。
図中上方と下方とから進行してきた一対の外装フィルム材料10を、互いの裏面が対面するように平行な姿勢で図中矢印方向に搬送する。また、幅方向が図中上下方向に一致する姿勢で進行してきた一対のガセットフィルム材料20に、折り目21を形成しつつ折りたたまれた状態で一対の外装フィルム1の間に搬送する。これにより、搬送方向に対して直角である平面における断面が、図5に示す状態となる。この際、一対の外装フィルム材料10の側方端部が一対のガセットフィルム材料20の側方端部から、たとえば2〜3mm程度はみ出るように、一対の外装フィルム材料10と一対のガセットフィルム材料20とを位置合わせする。
次いで、図6に示すように、シール金型Mを用意する。シール金型Mは、サイドシール部43の幅に対応したサイズの挟持加熱部分m1と、挟持加熱部分m1の外側に位置し、弱接合部47の幅に対応したサイズの挟持加熱部分m2と、を有している。挟持加熱部分m2は、挟持加熱部分m1よりも弱い挟持力および加熱を実現することを意図して、たとえば図中上下方向において、挟持加熱部分m1よりも若干凹んだ部分として構成されている。なお、図6および図7においては、説明の便宜上、外装フィルム材料10やガゼットフィルム材料20の厚さを誇張して示している。このため、挟持加熱部分m2が凹んでいる深さも誇張した記載となっている。実際においては、挟持加熱部分m2の凹み深さは、外装フィルム材料10やガゼットフィルム材料20の厚さの実際の厚さを考慮して、弱接合部47の接合強度がサイドシール部43の接合強度に対して所望の強度関係となるように設定される。
次いで、図7に示すように、シール金型Mによって一対の外装フィルム材料10の側方端部と一対のガセットフィルム材料20の側方端部とを所定の圧力で挟持するとともに所定の温度に加熱する。このとき、挟持加熱部分m1によって挟まされた部分が2つのサイドシール部43とされる。また、一対の外装フィルム材料10のうち一対のガセットフィルム材料20からはみ出した部分どうしが、シール金型Mの挟持加熱部分m2によって挟まれる。この際の挟持力は、挟持加熱部分m1による挟持力よりも弱い。また、挟持力が弱いことにより、挟持加熱部分m2による加熱温度は、挟持加熱部分m1による加熱温度よりも低いものとなりうる。これにより、2つの弱接合部47が形成される。なお、挟持加熱部分m2の構成は特に限定されず、たとえば、挟持加熱部分m1と面一であるものの、挟持加熱部分m1よりも加熱温度が低い構成、等を適宜採用すればよい。
さらに、ヒートシールによって弱接合部47を形成する具体的手法は、上述した手法に限定されない。たとえば、2つのヒートシール金型によって、サイドシール部43と弱接合部47とを別々に形成してもよい。この場合、一方のヒートシール金型には、上述した挟持加熱部分m1に相当する部分が形成され、他方のヒートシール金型には、上述した挟持加熱部分m2に相当する部分が形成される。
次いで、図示しない他のヒートシール金型によって底側シール部44および斜めシール部45を形成する。これのヒートシールを繰り返し行うことにより、一対の外装フィルム材料10および一対のガセットフィルム材料20は、サイドシール部43、底側シール部44、斜めシール部45および弱接合部47の複数組が搬送方向に形成されたものとなる。このような形態とされた一対の外装フィルム材料10および一対のガセットフィルム材料20を長手方向に分割するように切断することにより、互いに一体化された一対の外装フィルム1と一対のガセットフィルム2が得られる。
そして、一対の外装フィルム1の天側端部の中央部分どうしの間にスパウト3を配置させた状態で、天側中央シール部41および2つの天側サイドシール部42を形成する。また、この工程に先立ち、ガセットフィルム材料20には、好適にはサイドシール部43を形成する工程の前に、切欠き22が形成されている。このため、天側サイドシール部42の形成とともに肩接合部46が形成される。これにより、図8に示す包材A1が得られる。
次いで、リークテスト工程を行う。図8に示すように、包材A1のスパウト3にたとえばノズルNzを進入させる。ノズルNzは、リークテスト工程を行うための、空気の吹き込みを行うものであり、たとえば0.1MPa程度の圧力の空気を吹き込むことができる。
図9および図10は、ノズルNzから空気を吹き込み始めた状態を示している。吹き込みが開始されると、一対の外装フィルム1および一対のガセットフィルム2によって規定された空間の圧力が上昇し、包材A1が膨らみ始める。包材A1には、2つの弱接合部47が形成されており、これらの弱接合部47が内圧に抗して一対の外装フィルム1の側方端部どうしを固定する機能を果たす。したがって、包材A1は、典型的な断面形状が図10に示す形状である略筒形状を呈するように膨らもうとする。
特に本実施形態においては、弱接合部47がサイドシール部43の全長と重なるように形成されている。このため、包材A1は、上下方向における相当部分が上述した略筒形状となる。一方、この筒形状が形成される段階では、4つの斜めシール部45は、大きく開く挙動を示さず、弱接合部47と底側シール部44との間において比較的閉じた状態を維持している。
さらに、ノズルNzからの吹き込みを継続すると、弱接合部47の接合強度が内圧に抗しきれなくなる。これにより、2つの弱接合部47が剥離し、包材A1は、図11および図12に示す形状となる。この状態においては、正面側の外装フィルム1の側方端部と背面側の外装フィルム1の側方端部とが互いに離間し、包材A1全体が大きく膨らむ。また、2つの弱接合部47の剥離に伴い、4つの斜めシール部45が互いに離れる。なお、発明者らの試験によると、包材A1が上述した略筒形状を呈した後に弱接合部47が剥離すると、斜めシール部45は、ガセットフィルム2が底側に露出するようにめくれることがほとんどなかった。また、斜めシール部45がめくれないと、底側シール部44は、正面側もしくは背面側のどちらかにスムーズに倒れこみ、不当に起立してしまうことが起きにくかった。また、弱接合部47の接合強度や外装フィルム1の材質等によっては、図14に示すように、外装フィルム1の側方端部が弱接合部47の剥離にともなって内側に湾曲する形状となる例が確認された。
包材A1の膨らみが完了すると、図示しないセンサー等によって包材A1からの空気漏れの有無を検査する。空気の漏れが検出された包材A1は、内容物の充填に適さないものと判断され、以降の工程には用いられない。リークテスト工程が完了すると、包材A1の内部空間が脱気され、包材A1は、再び扁平な状態とされる。
扁平な状態とされた包材A1には、通常公知の手法によって内容物の充填工程が行われる。これにより、図13および図14に示すように、包材A1に内容物Lqが充填されたパウチ容器B1が得られる。なお、内容物Lqを充填した後には、スパウト3に螺合するキャップ31が適宜取り付けられる。
次に、包材A1およびこれを用いたパウチ容器B1の製造方法の作用について説明する。
本実施形態によれば、リークテスト工程において、弱接合部47が設けられていることにより、包材A1の全体が一気に膨らんでしまうことが阻止される。これにより、斜めシール部45等が不当にめくれてしまうことを抑制可能である。したがって、包材A1を用いて製造されるパウチ容器B1における内容物Lqの漏れを防止することができる。より具体的には、発明者らの試験によると、たとえば、図19〜図21に示した従来技術による例においては、図20において、包材Xの底部付近が先行して膨らむ態様が確認された。このときに、幅方向において同じ側に位置する2つの斜めシール部98が大きく開き、ガセットフィルム92が露出する。そして、この態様を経ると包材Xが膨らみきったときには、図21に示すように、いずれかの斜めシール部98がめくれ、これに伴い底側シール部97が起立してしまう確率が高いことが判明した。これに対し、包材A1によれば、弱接合部47を設けることによって、図11に示すように、斜めシール部45のめくれや底側シール部44の起立を抑制することができる。
なお、リークテスト工程を実施すること無く、内容物Lqを充填することによりパウチ容器B1を製造する方法であっても、内容物Lqを充填する工程において、斜めシール部45のめくれや底側シール部44の起立が懸念される。このような製造方法においても、包材A1に弱接合部47が設けられていることにより、斜めシール部45のめくれや底側シール部44の起立を抑制する効果が期待できる。
また、本実施形態においては、弱接合部47は、サイドシール部43の全長と重なるように、上下方向に長く形成されている。このような弱接合部47は、図9および図10に示す包材A1が膨らみ始めた状態において、包材A1の大部分を略筒形状に維持するのに適している。さらに、包材A1の幅方向両側に2つの弱接合部47が形成されていることは、包材A1を上述した略筒形状を維持するのに好適であり、パウチ容器B1における内容物Lqの漏れを好適に防止することができる。
一対の外装フィルム1の側方端部をガセットフィルム2の側方端部から幅方向外方にはみ出させ、この部分をヒートシールによって弱接合部47とすることにより、外装フィルム1やガセットフィルム2以外の専用の部材を用いること無く、弱接合部47を形成することができる。また、たとえば一対の外装フィルム1の側方端部をガセットフィルム2の側方端部から幅方向外方にはみ出させる長さを調節することにより、弱接合部47の接合強度を所望の強度に設定できるという利点がある。
弱接合部47の剥離によって、図14に示すように、パウチ容器B1において外装フィルム1の側方端部が内側に湾曲した形状となることが期待できる。このような形態により、外装フィルム1の端面は、幅方向外方をまっすぐ向くことがなく、斜め内側を向く姿勢となる。これにより、購入者がパウチ容器B1を手で持った際に、外装フィルム1の端面が手に直接触れることを回避することが可能であり、外装フィルム1の端面によって手が傷つく恐れが少ない。また、これは、パウチ容器B1を手に持った際に、柔らかな感触を与えることに寄与する。
図15〜図17は、本発明の変形例または他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図15は、包材A1の変形例を示している。本変形例においては、一対の外装フィルム1の側方端部どうしが、所謂パートコート等の弱接着性の接着剤(粘着剤を含む)によって接着されることによって、弱接合部47が形成されている。このように、弱接合部47を構成するための接合手段は、サイドシール部43との接合強度の関係を所望の強弱関係とし得るものであれば、特に限定されない。弱接合部47を形成するための手法としては、たとえば、重なり合うサイドシール部43どうしの一部ずつを、厚さ方向において一方から他方に一括して変形させることにより、一方のサイドシール部43の一部が他方のサイドシール部43に嵌り込んだ形状とする手法(たとえば、エンボス加工と称される)が挙げられる。このエンボス加工は、たとえば、サイドシール部43を形成するためのヒートシール加工と同時に行えばよい。
図16は、包材A1の他の変形例を示している。本変形例においては、ガセットフィルム2の側方端部の表面どうしが所謂パートコート等の弱接着性の接着剤(粘着剤を含む)によって接合されることにより、弱接合部47が形成されている。この弱接合部47は、一対の外装フィルム1の側方端部どうしを直接接合するものではないが、サイドシール部43が形成されていることにより、ガセットフィルム2の側方端部どうしを接合することで、一対の外装フィルム1の側方端部の固定が実現されている。また、本変形例の弱接合部47は、正面視においてサイドシール部43を重ねて配置することが可能である。このため、上述した接着剤をサイドシール部43と重なる比較的広い領域に塗工することが可能であり、弱接合部47の接合強度をより広い範囲で調節することができる。
図17は、本発明の第二実施形態に基づくパウチ容器用の包材を示している。本実施形態の包材A2は、弱接合部47の構成が、上述した実施形態と異なっている。本実施形態においては、弱接合部47は、上下方向に点在する複数の部分に分割されている。このような弱接合部47は、上下方向において部分的にヒートシールを施す、あるいは接着剤を上下方向に離散して塗工する、等の手法によって形成することができる。このような実施形態によっても包材A2を用いて製造されるパウチ容器における内容物の漏れを防止することができる。本発明においては、当該第二実施形態の態様もサイドシール部43の全長と重なるように設けられているものに含む。
図18は、包材A2の製造方法の一例を示している。同図に示す製造方法は、包材2の弱接合部47の詳細構成が、図3に示された弱接合部47と同様である場合を例として示している。すなわち、ガゼットフィルム2には、図17に示す包材A2の弱接合部47に対応する、複数の切り欠きもしくは孔が設けられており、これらの切り欠きもしくは孔を通して、一対の外装フィルム1の側方端部の一部どうしが接合されている。
さらに、図18に示す製造方法においては、1枚のフィルム材料Fから、2個ずつの包材A2を順次製造する。図中、上端のステップS1においては、いまだ折り曲げ加工が施されていないフィルム材料Fを示しており、図中下方に進むほどフィルム材料F各所に対して折り曲げ加工が施され、図中下端のステップS5においては、折り曲げ加工が完了した状態を示している。ステップS5においては、フィルム材料Fは、4つの平坦部1’と4つの折りたたみ部2’とを有する状態とされている。平坦部1’は、上述した外装フィルム1となる部分であり、折りたたみ部2’は、ガゼットフィルム2となる部分である。図中のポイントP1〜P7は、たとえば折り曲げ加工において折り曲げられるポイント等を説明の便宜として示している。
フィルム材料Fには、複数の孔Hが形成されている。各孔Hの形状および大きさは、図17に示した弱接合部47に対応している。複数の孔Hは、複数列に並んで設けられている。具体的には、ポイントP1のポイントP2側、ポイントP3のポイントP2側、ポイントP4のポイントP5側、ポイントP6のポイントP5側である。また、ポイントP1に隣接する孔HとポイントP3に隣接する孔Hとは、フィルム材料Fの搬送方向(図中上下方向)における位置が同じとされている。また、ポイントP4に隣接する孔HとポイントP6に隣接する孔Hの位置も同様である。なお、フィルム材料Fには、図17に示す切り欠き22や斜めシール部45を形成するための切り欠き等が適宜形成されうるが、図18においては説明の便宜としてこれらを省略している。
同図に示す折り曲げ加工においては、たとえば、ステップS2からステップS3にかけて、ポイントP2およびポイントP3における折り曲げを施すことにより、2つの折りたたみ部2’が形成される。次いで、ステップS3からステップS4にかけてポイントP4およびポイントP5における折り曲げを施すことにより、2つの平坦部1’と2つの折りたたみ部2’がさらに形成される。そして、ステップS4からステップS5にかけてポイントP6に折り曲げ加工を施し、両端のポイントP7を中央に位置させることにより、2つの平坦部1’が形成され、ステップS5に示す状態となる。
ステップS5においては、折りたたみ部2’において、ポイントP1に隣接する孔HとポイントP3に隣接する孔Hとが重なった状態となっており、この重なりあった孔Hを通して2つの平坦部1’の一部どうしが互いに臨む関係となっている。同様に、ポイントP4に隣接する孔HとポイントP6に隣接する孔Hとが重なった状態となっており、この重なりあった孔Hを通して2つの平坦部1’の一部どうしが互いに臨む関係となっている。ステップS5の後は、たとえば図6および図7を参照して説明した挟持力および加熱を施すヒートシール工程を経ることにより、サイドシール部43と弱接合部47が形成される。そして、たとえば、2つのポイントP1を分離する切断を含む切断処理をフィルム材料Fに施すことにより、2つの包材A2となる2つの中間品が得られる。この工程を順次繰り返すことにより、2つずつの包材A2を連続的に製造することができる。
本実施形態から理解できるように、弱接合部47は、上下方向に連続して設けられるものに限定されず、上下方向において一部分に設けられるものであってもよい。また、幅方向に設けられた2つの弱接合部47が、互いに異なる態様であってもよい。
本発明に係るパウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るパウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A2包材
B1 パウチ容器
1 外装フィルム
10 外装フィルム材料
2 ガセットフィルム
20 ガセットフィルム材料
21 折り目
22 切欠き
3 スパウト
41 天側中央シール部
42 天側サイドシール部
43 サイドシール部
44 底側シール部
45 斜めシール部
46 肩接合部
47 弱接合部
M シール金型
Nz ノズル

Claims (7)

  1. 天側に配置された充填注出部材を挟んで正面側および背面側に位置する一対の外装フィルムと、
    各々が折りたたまれた状態で前記一対の外装フィルムの間に位置する一対のガセットフィルムと、
    前記一対の外装フィルムの側方端部と前記一対のガセットフィルムの側方端部とが接合されたサイドシール部と、を備えるパウチ容器用の包材であって、
    該パウチ容器用の包材の側方端部に、前記サイドシール部よりも弱い接合強度で、内容物を収容するための空間に対する外側において前記外装フィルム及び前記ガセットフィルムの少なくともいずれか同士が接合された、前記ガセットフィルムを折りたたまれた状態で固定する弱接合部を備えることを特徴とする、パウチ容器用の包材。
  2. 前記弱接合部は、前記サイドシール部の全長と重なるように設けられている、請求項1に記載のパウチ容器用の包材。
  3. 前記弱接合部は、前記一対の外装フィルムの前記側方端部どうしが接合されることによって形成されている、請求項1または2に記載のパウチ容器用の包材。
  4. 一対の外装フィルムを正面側および背面側に位置させるとともに、各々が折りたたまれた状態の一対のガセットフィルムを前記一対の外装フィルムの間に位置させる工程と、
    前記一対の外装フィルムの側方端部と前記一対のガセットフィルムの側方端部とを接合することによりサイドシール部を形成する工程と、
    前記サイドシール部よりも弱い接合強度によって、内容物を収容するための空間に対する外側において前記外装フィルム及び前記ガセットフィルムの少なくともいずれか同士を接合することにより、前記ガセットフィルムを折りたたまれた状態で固定する、弱接合部を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする、パウチ容器の製造方法。
  5. 前記サイドシール部を形成する工程と前記弱接合部を形成する工程とを同時に行う、請求項4に記載のパウチ容器の製造方法。
  6. 前記弱接合部を形成する工程においては、前記一対の外装フィルムの前記側方端部どうしを接合する、請求項4または5に記載のパウチ容器の製造方法。
  7. 前記サイドシール部を形成する工程および前記弱接合部を形成する工程の後に、前記一対の外装フィルムおよび前記一対のガセットフィルムによって規定された空間の圧力を高めることにより漏れの有無を検査するリークテスト工程を備えており、
    前記弱接合部は、前記リークテスト工程において剥離される、請求項4ないし6のいずれかに記載のパウチ容器の製造方法。
JP2013172004A 2013-08-22 2013-08-22 パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法 Expired - Fee Related JP6274781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013172004A JP6274781B2 (ja) 2013-08-22 2013-08-22 パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013172004A JP6274781B2 (ja) 2013-08-22 2013-08-22 パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015040057A JP2015040057A (ja) 2015-03-02
JP6274781B2 true JP6274781B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=52694428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013172004A Expired - Fee Related JP6274781B2 (ja) 2013-08-22 2013-08-22 パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6274781B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110171162A (zh) * 2019-06-21 2019-08-27 山东新华医疗器械股份有限公司 一种软袋制袋方法及其产品
KR102613868B1 (ko) * 2021-02-18 2023-12-14 오리히로 엔지니어링 가부시키가이샤 세로형 파우치 제조 충전 포장기, 내용물이 들어 있는필름 포장 파우치의 제조 방법, 내용물이 들어 있는 필름 포장 파우치

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3722385B2 (ja) * 1996-06-19 2005-11-30 大日本印刷株式会社 詰め替え容易な包装袋
JP3477396B2 (ja) * 1999-06-08 2003-12-10 株式会社フジシール 口部材付きパウチ容器
JP4020740B2 (ja) * 2002-09-30 2007-12-12 カウパック株式会社 自立安定性プラスチックガゼット袋及びその製造方法
JP4208542B2 (ja) * 2002-10-07 2009-01-14 株式会社フジシールインターナショナル パウチ容器の製袋方法及びパウチ容器製袋用基材
JP2005324844A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Fuji Seal International Inc パウチ容器、及びガセット付きパウチ容器の製造方法
JP2012210978A (ja) * 2011-03-22 2012-11-01 Pacplus Co Ltd ガゼット袋
JP5849668B2 (ja) * 2011-12-08 2016-02-03 凸版印刷株式会社 電子レンジ加熱用容器および電子レンジ加熱用容器包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015040057A (ja) 2015-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2584432T3 (es) Envase flexible cerrable repetidamente y métodos de fabricación del mismo
JP6002982B2 (ja) パウチ容器
ES2549555T3 (es) Envase flexible cerrable repetidamente, laminado y métodos de fabricación del mismo
JP7138091B2 (ja) 軟包材容器用中間材の製造方法、軟包材容器の製造方法及び軟包材容器包装体の製造方法
US20090202183A1 (en) Packaging body and film made of resin used therefor
JP6161362B2 (ja) スパウト付きパウチ容器の製造方法、および、スパウト付きパウチ容器
JP6274781B2 (ja) パウチ容器用の包材およびパウチ容器の製造方法
WO2018062126A1 (ja) スパウト付きパウチ
US10968020B2 (en) Self-standing bag and method for manufacturing the same
JP6121774B2 (ja) スパウト付きパウチ容器の製造方法、および、スパウト付きパウチ容器
JP6545662B2 (ja) パウチ容器用包材およびパウチ容器の製造方法
JP6195102B2 (ja) 包装袋
JP6151474B2 (ja) パウチ容器及びその製造方法
JP2009248986A (ja) ガゼット袋
JP6422876B2 (ja) パウチ容器用の包材、およびパウチ容器
JP6579879B2 (ja) パウチ容器用の包材およびパウチ容器
WO2016043157A1 (ja) パウチ容器用包材の製造方法、パウチ容器の製造方法、パウチ容器用包材およびパウチ容器
JP7229320B2 (ja) 自立袋
JP2017165463A (ja) パウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器
JP6725275B2 (ja) パウチ容器用包材の製造方法およびパウチ容器用包材の製造装置
JP6832622B2 (ja) 食品用包装材
JP2020164173A (ja) パウチ
JP2020132196A (ja) 易開封性袋体
JP2004345677A (ja) 易開封包装袋
JP2009196654A (ja) 自立袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6274781

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees