JP6274122B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置において離れた2部品間を接続するための裸線からなる接点ばねおよびこれを備える画像形成装置に関する。
プリンター等の画像形成装置では、装置本体に配置された電源基板から電力を感光体ドラム、帯電器、現像器などを備えた作像ユニットに電線を介して供給する構成になっている。通常、電源基板は、装置の設計上、作像ユニットからある程度離れた位置に配置されることが多い。このため電源基板と作像ユニット間で電線が垂れ下がることがないように電線を電線保持部材で保持する構成がとられる。
この電線には、銅などの線状の導電部材を樹脂などの絶縁体で被覆したワイヤーハーネスを用いることができるが、ワイヤーハーネスは一般的にコストが高い。特に、高電圧の帯電電圧などに用いる電線は、線径の太いものが必要になるのでコスト高が顕著になる。
そこで、ワイヤーハーネスよりも低コストの電線、例えば絶縁被覆していないステンレス鋼線などの裸線からなる電線、いわゆる接点ばねを用いて、電源基板の端子と作像ユニットの端子間を接続する構成がある。
特開2009−110996号公報
電源基板から作像ユニットまでの間に亘って、絶縁被覆していない線状の接点ばねを這わせる場合、装置本体のフレームなどとのショートを避ける必要から、樹脂などの絶縁性の電線保持部材の溝に接点ばねを嵌め込む構成をとることが行われる。
電線保持部材の溝は、電源基板と作像ユニットの配置位置によって、途中の何箇所かで屈曲していることが多い。この屈曲溝の形状に合うように接点ばねも長さ方向の途中に曲げ部を有する形状に曲げ加工などにより予め製造される。
接点ばねの製造は、通常、高硬度の直線状のステンレス鋼線などを1箇所ごとに順番に曲げていく工程、つまり1箇所を曲げて曲げ部を形成した後に次の箇所を曲げて曲げ部を形成していく曲げ加工により行われるが、曲げ部ごとにその曲げ始めの曲げ開始位置にばらつきが生じ易い。
具体的には、各曲げ部には寸法公差が含まれるので、例えば最初の曲げ部の寸法公差による形成位置のずれ量の分、2番目の曲げ部の曲げ開始位置がずれると、そのずれ量に2番目の曲げ部自身の寸法公差による形成位置のずれ量が加算される。3番目以降の曲げ部についても同様にそれまでの各曲げ部のずれ量の合計分、開始点がずれることになる。このように曲げ部の数の増加に伴って形成位置のずれ量が足し合わされると、製造後の接点ばねごとに、各曲げ部の形成位置にある程度のばらつきが含まれてしまう。
このため画像形成装置の製造ラインなどの組立工程において作業者が、接点ばねの曲げ部を電線保持部材の屈曲溝に嵌め込む作業を行う場合、ある一つの接点ばねについては容易に嵌め込めても、別の接点ばねについては、曲げ部の形成位置のばらつきによってその曲げ部が屈曲溝の位置からずれてしまい、嵌め込み作業が行い難くなることが生じる。
作業者は、接点ばねを少し引っ張る程度で嵌め込みを行えれば作業を継続できるが、嵌め込みが無理であれば作業を止めて、その接点ばねを電線保持ガイドから外して再度嵌め込み作業を試みるか、別の新たな接点ばねに代えて一から嵌め込み作業を行うことになり、組立時の作業性の低下に繋がる。
このような問題は、電源基板と作像ユニットを接点ばねで接続する構成に限られず、画像形成装置に配される他の2つの部品間を接続する構成にも生じ得る。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、組合作業性の向上を図れる接点ばねおよびこれを備える画像形成装置を提供することを目的としている。
発明に係る画像形成装置は、画像形成に供される2つの部品と、一部に屈曲溝を有する電線保持ガイドと、前記屈曲溝を経由して、一端が前記一方の部品に、他端が前記他方の部品に接続された裸線からなる一本の接点ばねと、を備え、前記接点ばねは、前記屈曲溝に収容される前記裸線の部位に、螺旋状に巻き回されたコイル状の弾性部が形成されており、前記弾性部をその延在方向において屈曲させた状態で、前記屈曲溝に収容されており、前記2つの部品からなる組が複数あり、前記複数の組のそれぞれに前記一本の接点ばねが別々に対応して配置され、前記電線保持ガイドは、前記組ごとに対応して前記屈曲溝を別々に有しており、前記複数の屈曲溝のうち、第1の屈曲溝と第2の屈曲溝とが並行配置され、前記第1の屈曲溝の方が前記第2の屈曲溝よりも曲率が大きく、前記第1の屈曲溝に第1の接点ばねの前記弾性部が収容され、前記第2の屈曲溝に第2の接点ばねの前記弾性部が収容され、前記第1の接点ばねの前記弾性部の方が前記第2の接点ばねの前記弾性部よりも総巻数が多いことを特徴とする。
本発明の別の局面に係る画像形成装置は、画像形成に供される2つの部品と、一部に屈曲溝を有する電線保持ガイドと、前記屈曲溝を経由して、一端が前記一方の部品に、他端が前記他方の部品に接続された裸線からなる一本の接点ばねと、を備え、前記接点ばねは、前記屈曲溝に収容される前記裸線の部位に、螺旋状に巻き回されたコイル状の弾性部が形成されており、前記弾性部をその延在方向において屈曲させた状態で、前記屈曲溝に収容されており、前記2つの部品からなる組が複数あり、前記複数の組のそれぞれに前記一本の接点ばねが別々に対応して配置され、前記電線保持ガイドは、前記組ごとに対応して前記屈曲溝を別々に有しており、前記複数の屈曲溝のうち、第1の屈曲溝と第2の屈曲溝とが並行配置され、前記第1の屈曲溝の方が前記第2の屈曲溝よりも曲率が大きく、前記第1の屈曲溝に第1の接点ばねの前記弾性部が収容され、前記第2の屈曲溝に第2の接点ばねの前記弾性部が収容され、前記第1の接点ばねの前記弾性部は、前記第2の接点ばねの前記弾性部とコイルの総巻数が同じ、且つ前記第2の接点ばねの前記弾性部よりもコイルのピッチが小さいことを特徴とする。
本発明のさらに別の局面に係る画像形成装置は、画像形成に供される2つの部品と、複数の屈曲溝を有する電線保持ガイドと、前記複数の屈曲溝を経由して、一端が前記一方の部品に、他端が前記他方の部品に接続された裸線からなる一本の接点ばねと、を備え、前記接点ばねは、前記複数の屈曲溝のそれぞれに収容される前記裸線のそれぞれの部位に、螺旋状に巻き回されたコイル状の弾性部が形成されており、前記それぞれの弾性部をその延在方向において屈曲させた状態で、前記それぞれの屈曲溝に収容されており、前記複数の屈曲溝のうち第1の屈曲溝の方が第2の屈曲溝よりも曲率が大きく、前記一本の接点ばねに形成された複数の弾性部のうち、第1の弾性部が前記第1の屈曲溝に収容され、第2の弾性部が前記第2の屈曲溝に収容され、前記第1の弾性部の方が前記第2の弾性部よりもコイルの総巻数が多いことを特徴とする。
さらに、前記電線保持ガイドの前記屈曲溝に、当該屈曲溝に収容された接点ばねが浮き上がって当該屈曲溝から外に出ようとするのを押さえる突起部が設けられているとしても良い。
また、像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電器と、帯電された像担持体に光ビームを照射して静電潜像を形成する露光部と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像器と、前記帯電器と前記現像器のそれぞれにバイアス電圧を供給する電源部と、を備え、前記一方の部品は、前記電源部であり、前記他方の部品は、前記帯電器または前記現像器であるとしても良い。
上記のように電線保持ガイドの屈曲溝に収容される裸線の部位に、コイル状もしくはジグザグ状の弾性部が形成されているので、その屈曲溝に接点ばねの弾性部を収容する作業の際に、製造時のばらつきにより弾性部の形成位置が本来の位置から多少ずれていても、作業者が少し引っ張る操作を行えば、その弾性により伸縮してその屈曲溝に嵌め込み易くなり、組立作業性を向上することができる。
実施の形態に係るプリンターの構成を示す図である。 プリンターに設けられる制御部の構成を示すブロック図である。 1本の接点ばねを電線保持ガイドから取り外した状態を示す斜視図である。 接点ばねが電線保持ガイドに取り付けられたと仮定した場合の当該接点ばねの姿勢を示す斜視図である。 作像ユニットと高圧電源基板と複数本の接点ばねが取り付けられた電線保持ガイドとを装置上方から見たときのこれらの位置関係を示す平面模式図である。 図5の矢印Eで示す方向から電線保持ガイドを見たときの斜視図である。 電線保持ガイドの屈曲溝を装置背面側から見たときの拡大図である。 (a)は、図7に示すA−A線における断面図であり、(b)は、図7に示すB−B線における断面図である。 比較例の接点ばねの構成を示す図である。 電線保持ガイドの第1保持板の角隅部を装置背面側から見たときの拡大図である。 電線保持ガイドのガイド溝を塞ぐための蓋を取り付ける様子を示す斜視図である。 変形例に係る接点ばねの屈曲予定部の構成を示す図である。
以下、本発明に係る接点ばねおよび画像形成装置の実施の形態を、カラープリンター(以下、単に「プリンター」という。)に適用した場合を例にして説明する。
(1)プリンターの構成
図1は、本実施の形態に係るプリンター1の構成を示す概略正面図である。
同図に示すように、プリンター1は、画像形成部3、中間転写部4、給送部5、定着部6、制御部7および高圧電源基板8などを備えている。
プリンター1は、ネットワーク(例えば、LAN)に接続され、外部の端末装置(不図示)からプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを記録用のシートへ多重転写してカラー画像を形成する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY,M,C,Kと表し、各再現色に関連する構成要素の番号にこのY,M,C,Kを添字として付加する。
画像形成部3は、装置正面側から見て装置本体2の上下左右の略中央部に配置され、作像ユニット3Y,3M,3C,3K、露光部15などを有する。
作像ユニット3Yは、矢印Aで示す方向に回転する感光体ドラム31と、その周囲に配設された帯電器32、現像器33、および感光体ドラム31を清掃するためのクリーナー34などを有しており、感光体ドラム31上にY色のトナー像を作像する。ここでは、感光体ドラム31を像担持体として用いる構成としたが、これに限られず、例えば感光体ベルトなどを用いることもできる。
他の作像ユニット3M〜3Kについても作像ユニット3Yと基本的に同様の構成になっており、感光体ドラム31上に対応する色のトナー像を作像する。なお、作像ユニット3M〜3Kについては、各部材の符号を省略している。
中間転写部4は、作像ユニット3Y〜3Kよりも上に配置され、中間転写ベルト41、駆動ローラー42、従動ローラー43、一次転写ローラー44、二次転写ローラー45などを有している。
中間転写ベルト41は、駆動ローラー42と従動ローラー43と4本の一次転写ローラー44に張架されて矢印Bで示す方向に周回駆動される。
4本の一次転写ローラー44のそれぞれは、中間転写ベルト41を介して作像ユニット3Y〜3Kの感光体ドラム31に対向配置されている。二次転写ローラー45は、中間転写ベルト41を介して駆動ローラー42に対向配置されている。
露光部15は、作像ユニット3Y〜3Kよりも下に配置され、制御部7からの駆動信号によりY,M,C,K色の画像形成のための光ビームLy,Lm,Lc,Lkを発光素子から発し、作像ユニット3Y,3M,3C,3Kごとに、その帯電器32により帯電された感光体ドラム31を照射して露光走査する。この露光走査により、作像ユニット3Y〜3Kの各感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。
作像ユニット3Y〜3Kごとに、感光体ドラム31上に形成された静電潜像は、現像器33の現像剤、例えばトナーにより現像されることにより、対応する色のトナー像が感光体ドラム31上に形成される。
それぞれの感光体ドラム31上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト41を挟んでその感光体ドラム31と対向する一次転写ローラー44により、中間転写ベルト41上に一次転写される。この一次転写の際に、各色のトナー像が中間転写ベルト41上の同じ位置で重ね合わされるように、作像ユニット3Yを基準に他の作像ユニット3M〜3Kにおけるトナー像の作像タイミングを所定時間だけずらす制御が実行される。これにより、中間転写ベルト41上にカラーのトナー像が形成される。
給送部5は、記録用のシートSを収容する給紙カセット51と、給紙カセット51内のシートSを搬送路53上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラー52と、繰り出されたシートを二次転写ローラー45が中間転写ベルト41に接している二次転写位置46に送り出すタイミングをとってシートSを搬送するタイミングローラー54などを備えている。
タイミングローラー54は、中間転写ベルト41上に多重転写された各色トナー像が二次転写位置46に搬送されるタイミングに合わせて、シートSを二次転写位置46に搬送する。そして、シートSが二次転写位置46を通過する際に、二次転写ローラー45により中間転写ベルト41上の各色トナー像が一括してシートS上に二次転写される。各色トナー像が二次転写されたシートSは、定着部6に搬送される。
定着部6は、中間転写部4よりも上に配置され、二次転写ローラー45により搬送されて来るシートS上の各色トナー像(未定着画像)を加熱、加圧により熱定着する。定着部6を通過したシートSは、排出ローラー55により排紙トレイ56に排出される。
高圧電源基板8は、装置正面側から見たとき装置本体2の左側部に配置され、商用電源からの電力を直流(DC)または交流(AC)の所定の高電圧に変換して、変換後の電圧を作像ユニット3Y〜3Kのそれぞれの帯電器32と現像器33に出力する。
本実施の形態では、帯電器32に対しては、帯電に必要な例えばDC−1kV〜−2kVの帯電バイアス電圧が出力され、現像器33に対しては、現像に必要な例えばDC−300V〜−500Vの現像バイアス電圧が出力される。
それぞれのバイアス電圧は、高圧電源基板8と作像ユニット3Y〜3Kとを電気的に接続する複数本の電線を通じて送られる。この電線は、絶縁被覆されていない金属線(裸線)からなる接点ばね(図3)である。本実施の形態では、作像ユニット3Y〜3Kの帯電器32と現像器33が合計8個存在し、それぞれの帯電器32と現像器33ごとに、個別に高圧電源基板8からバイアス電圧が供給される構成になっているので、接点ばねの本数が合計8本になる。接点ばねの構造については、後述する。
作像ユニット3Y〜3Kよりも装置背面側には、複数本の接点ばねを保持するための電線保持ガイド9(破線で示す)が配置されている。電線保持ガイド9は、電気絶縁性の素材、ここでは樹脂で板状に形成されている。
電線保持ガイド9には、1本の接点ばねに対して一つのガイド溝(後述)が設けられており、1本の接点ばねがこれに対応する一つのガイド溝の中に嵌め込まれるようにして収容される構成になっている。これにより絶縁被覆されていない接点ばねが装置本体2のフレームなどに接してショートすることが防止される。
(2)制御部の構成
図2は、制御部7の構成を示すブロック図である。
同図に示すように制御部7は、通信インターフェース(I/F)部71、CPU72、ROM73、RAM74などを備え、それぞれが相互に通信を行うことができる。
通信I/F部71は、ネットワーク、例えばLANと接続するためのLANカード、LANボードといったインターフェースであり、ネットワークを介して接続される外部の端末装置と通信を行う。
CPU72は、ROM73から必要なプログラムを読み出し、画像形成部3、中間転写部4、給送部5、定着部6を制御して、プリントジョブを円滑に実行させる。RAM74は、CPU72のワークエリアとして用いられる。
作像ユニット3Y〜3Kには、高圧電源基板8から出力される帯電バイアス電圧と現像バイアス電圧が入力されており、帯電器32が帯電バイアス電圧の受電により感光体ドラム31表面を所定の電位で帯電させ、現像器33が現像バイアス電圧の受電により感光体ドラム31上の静電潜像をトナーで現像して顕像化させる。
(3)接点ばねの構造
図3は、1本の接点ばね10を電線保持ガイド9から取り外した状態を示す斜視図であり、取り外された接点ばね10を何も外力を加えていない自然状態で平坦な台(不図示)上に載置したときの様子を示している。
同図に示すように接点ばね10は、長尺状の1本の金属製の導電部材、ここではSUS301等のステンレス鋼線に曲げ加工などが施されてなる絶縁被覆されていない裸電線であり、太さが例えば0.1〜1.0mmのものが用いられる。なお、接点ばね10の材料がSUSに限られないことはいうまでもなく、例えば硬鋼線、ピアノ線、オイルテンパー線などを用いることができる。
接点ばね10には、長さ方向一方端と他方端にコイルばねからなる接点部101,102が設けられ、長さ方向一方端から他方端までの途中に、直線状部111と屈曲予定部112と屈曲部113がそれぞれ複数箇所、設けられている。
直線状部111は、直線状のステンレス鋼線なる裸線に何も加工が施されていない裸線部分である。
屈曲予定部112は、直線状のステンレス鋼線からなる裸線を長さ方向に沿って螺旋状に巻き回す加工(コイリング)を施して所定の平均コイル径およびピッチの引っ張りコイルばねを形成してなる裸線部分である。
一つの直線状部111と一つの屈曲予定部112とが交互に連続して設けられ、これらの各部が何も外力が加えない自然状態で屈曲予定部112が直線状部111に沿った直線状になる、すなわち屈曲予定部112を構成するコイルばねの軸心が両側の直線状部111を構成する裸線部分と一直線に並ぶように、各屈曲予定部112の加工が施される。
屈曲部113は、直線状のステンレス鋼線からなる裸線を略直角に折り曲げる曲げ加工を施してなる裸線部分である。
屈曲予定部112も屈曲部113もそれぞれが電線保持ガイド9の屈曲溝92(図6)に収容される曲げ部分に相当するが、本実施の形態では、長さ方向中央側の3つをコイルばねからなる屈曲予定部112として、これら以外の3つを屈曲部113としている。
3つの屈曲部113のうち、両端の接点部101,102の近くに存する曲げ部分のそれぞれを屈曲部113としているのは、長さ方向中央側の曲げ部分に比べて、各折り曲げ位置の寸法公差の加算によるばらつきが大きくなり難く、ガイド溝90への嵌め込み作業に支障を来すことが生じ難いからである。
また、接点部102に2番目に近い曲げ部分を屈曲部113としているのは、1番目に近い屈曲部113との間隔(距離)が短すぎるとコイリング加工が行い難いからである。
このことから、接点ばね10に設けられる複数個の曲げ部分のうち、隣り合う2つの曲げ部分間の距離が所定値よりも短い、換言すると隣り合う2つの屈曲溝92間の距離が所定値よりも短い場合、これら2つの屈曲溝92に収容される曲げ部分(裸線部分)を屈曲部113とすることができる。なお、接点ばね10の製造時などに特に支障がない場合には、全てをコイルばねからなる屈曲予定部112を形成する構成をとることもできる。
接点部101は、高圧電源基板8の帯電バイアス電圧または現像バイアス電圧の出力端子と接続する部分であり、接点部102は、帯電器32の帯電バイアス電圧の受電端子または現像器33の現像バイアス電圧の受電端子と接続する部分である。接点部101,102についても屈曲予定部112と同様の加工が施されている。
本実施の形態では、屈曲予定部112を構成するコイルばねの方が接点部101,102を構成するコイルばねよりも平均コイル径が小さくなっている。これは、次の理由による。すなわち、接点部101,102については高圧電源基板8の出力端子と帯電器32や現像器33の受電端子との接続がより確実に行われるように、出力端子と受電端子が比較的大きな面積で形成されているので、これに合わせて平均コイル径を大きくしている。
一方、屈曲予定部112については、その平均コイル径を小さくした方が電線保持ガイド9のガイド溝の幅を狭小化できる。これにより、電線保持ガイド9に複数本のガイド溝を設ける場合における単位面積当たりの本数を多くとることができ、電線保持ガイド9の小型化を図ることができ、装置本体2内の限られたスペースに電線保持ガイド9を配置することができるようになる。また、屈曲予定部112の平均コイル径を大きくするほど、屈曲予定部112を構成する線材の長さが長くなり、原材料のコスト高に繋がるので、平均コイル径を小さくすることによりコスト低減を図れるからである。
図4は、接点ばね10が電線保持ガイド9に取り付けられたと仮定した場合の当該接点ばね10の姿勢を示す斜視図であり、図3に示す取り付け前の2次元的な姿勢に対して、3箇所の屈曲予定部112、すなわちコイルばねの形成部分が略直角に屈曲する3次元的な姿勢に弾性変形した状態で電線保持ガイド9に保持されるようになっている。
接点ばね10は、電線保持ガイド9の一部であるガイド溝90a〜90h(図6)のうち、対応する一つのガイド溝に嵌め込み可能なように、コイルばねからなる各屈曲予定部112の形成位置,平均コイル径,総巻数など、及び、各屈曲部113の形成位置,曲率,曲げ方向などが予め設計され、その設計に基づき製造される。
(4)作像ユニットと高圧電源基板と接点ばねの位置関係
図5は、作像ユニット3Y,3Kと、高圧電源基板8と、複数本の接点ばね10が取り付けられた電線保持ガイド9とを装置上方から見たときのこれらの位置関係を示す平面模式図であり、作像ユニット3M,3Kについては省略されている。同図では、装置前後方向をX軸、装置左右方向をY軸で示している。
同図に示すように電線保持ガイド9は、装置本体の背面側のフレーム2aに取り付けられており、装置左右方向(Y軸方向)に沿って長尺の第1保持板9aと、第1保持板9aの装置左側端部から装置正面側にX軸方向に延伸された第2保持板9bを有する。
それぞれの接点ばね10(破線)は、電線保持ガイド9の第1保持板9aと第2保持板9bに亘って保持されている。
作像ユニット3Yの装置背面側には、帯電器32の受電端子21と現像器33の受電端子22が露出しており、1本の接点ばね10の一方端の接点部102が帯電器32の受電端子21と電気的に接続され、別の接点ばね10の一方端の接点部102が現像器33の受電端子22と電気的に接続される。それぞれの接点部102は、コイルばねになっているので、その弾発付勢力により受電端子21または22に常時、接した状態になる。
他の作像ユニット3M〜3Kのそれぞれについても同様に、帯電器32の受電端子21または現像器33の受電端子22と、これに対応する接点ばね10の一方端の接点部102が電気的に接続される。
なお、作像ユニット3Y〜3Kのそれぞれは、装置本体2に設けられたスロット(不図示)に、同図に示すX軸に沿って装置前後方向Dに挿抜自在に支持されている。ユーザーは、例えばスロット内の作像ユニット3Yを装置正面側に引き抜くことにより装置本体2から取り外すことができ、また新たな作像ユニット3Yをスロット内に装置背面側に押し込むことにより装置本体2に装着することができる。この装着により、新たな作像ユニット3Yの受電端子21,22がそれぞれ対応する接点ばね10の接点部102に接続される。このことは、他の作像ユニット3M〜3Kについても同様である。
それぞれの接点ばね10の他方端の接点部101は、高圧電源基板8の出力端子81と電気的に接続される。接点部102と同様に、接点部101を構成するコイルばねの弾発付勢力により出力端子81に常時、接点部101が接した状態になる。なお、高圧電源基板8には出力端子81が複数、設けられているが、それぞれが上下に間隔をおいて配列されているので、同図では一番上の出力端子81だけが見えている状態になっている。
(5)電線保持ガイドの構成
図6は、図5の矢印Eで示す方向から電線保持ガイド9を見たときの斜視図であり、電線保持ガイド9に8本の接点ばね10が取り付けられた状態を示している。なお、図6では、8本の接点ばね10をそれぞれ区別するために10a〜10hの符号を付しており、作像ユニット3Y〜3Kと高圧電源基板8とフレーム2aについては図示を省略している。また、上下方向をZ軸で示している。
図6に示すように電線保持ガイド9の第1保持板9aは、Y−Z軸に平行な板状の部材であり、第2保持板9bは、X−Z軸に平行な板状の部材であり、第1保持板9aの装置背面側の面9dと第2保持板9bの装置左側の面9eに、8本のガイド溝90a〜90hが並ぶようにして形成されている。ガイド溝90a〜90hのそれぞれに、接点ばね10a〜10hのうち、同じアルファベットの符号を有する一つの接点ばねが収容される。
以下、各接点ばねを特に区別する必要がない場合には、総称して接点ばね10といい、各ガイド溝を特に区別する必要がない場合には、総称してガイド溝90という。
最上位のガイド溝90aには、その長さ方向一方端から他方端までの間の経路途中に、直線状の溝91と屈曲した溝92が交互に設けられている。このことは、他のガイド溝90b〜90hのそれぞれについても同様である。以下、直線状のガイド溝91を直線溝91、屈曲したガイド溝92を屈曲溝92という。
ガイド溝90ごとに、経路途中における各屈曲溝92の位置と曲率および各直線溝91の長さが異なっているので、ガイド溝90の各直線溝91と各屈曲溝92の形成位置に応じて、そのガイド溝90に収容される予定の接点ばね10の直線状部111と屈曲予定部112と屈曲部113の形成位置が予め決められる。
つまり、接点ばね10の線材である一本の裸線のうち、各屈曲溝92に収容される予定の部位のそれぞれに、コイルばねからなる屈曲予定部112、または屈曲溝92の屈曲形状に対応して曲げ加工が施された屈曲部113が予め形成される。同図の最上位のガイド溝90aに収容されている接点ばね10aが図4に示す接点ばね10に相当する。
各接点ばね10の一方端である接点部101のそれぞれは、対応するガイド溝90に収容された状態で、上下方向に間隔をあけて列状に配置された位置関係になる。一方、図示していないが高圧電源基板8の各出力端子81も上下方向に間隔をあけて列状に配置されている。上下方向の並び順が同じ接点部101と出力端子81とが一対一で接続されるように、各接点部101と各出力端子81の上下方向の位置が予め決められる。
各接点ばね10の他方端である接点部102のそれぞれは、電線保持ガイド9の第1保持板9aに設けられた透孔(不図示)を介して装置正面側に突出されている。これにより、電線保持ガイド9よりも装置正面側に位置する作像ユニット3Y〜3Kの各受電端子21,22と、これに対応する接点ばね10の接点部102とが接続される。それぞれの接点ばね10ごとに、一方端の接点部101が電圧入力端子であり、他方端の接点部102が電圧出力端子になる。ここでは、接点ばね10ごとに接点部101のコイルばねの総巻数と平均コイル径が同じになっている。このことは各接点部102について同様である。
プリンター1の製造工程の組立時に作業者は、電線保持ガイド9のガイド溝90ごとに、接点ばね10の一端から他端にかけて、接点部101,102、直線状部111、屈曲予定部112、屈曲部113の各部をその配置順にそのガイド溝90に嵌め込んで収容させていく作業を行う。これにより、接点ばね10がガイド溝90の直線溝91と屈曲溝92のそれぞれを経由して、接点ばね10の一端が高圧電源基板8に、他端が帯電器32または現像器33に接続される。
図7は、図6に示す電線保持ガイド9の第1保持板9aに設けられたガイド溝90b,90cの屈曲溝92b,92cを装置背面側から見たときの拡大図である。また、図8(a)は、図7に示すA−A線における断面図であり、図8(b)は、図7に示すB−B線における断面図である。
図7に示すようにガイド溝90bの屈曲溝92bには、接点ばね10bの屈曲予定部12bを構成するコイルばねが収容されており、ガイド溝90cの屈曲溝92cには、接点ばね10cの屈曲予定部12cを構成するコイルばねが収容されている。以下、屈曲予定部をコイルばねという場合がある。
ガイド溝90b,90cは、共通の側壁62により仕切られ、側壁62のうち、ガイド溝90cの屈曲溝92cを構成する部分の上部には、図8(a)に示すようにガイド溝90cを横切る方向にガイド溝90cの他方の側壁63に向かって突出した突起部99cが設けられている。この突起部99cとガイド溝90cの底面60cとの間の空間に、突起部99cと底面60cとに上下から挟まれるようにして、接点ばね10cのコイルばね12cが収容されるようになっている。
また、図7に示す側壁63のうち、ガイド溝90cの直線溝91cを構成する部分の上部には、図8(b)に示すようにガイド溝90cを横切る方向に側壁62に向かって突出した突起部98cが設けられている。突起部98cとガイド溝90cの底面60cとの間の空間に、接点ばね10cの直線状部11cが上下から挟まれるようになっている。
この突起部98c,99cは、接点ばね10cをガイド溝90cに嵌め込んで収容させる作業途中で、ガイド溝90cに一度、収容された接点ばね10cの部分が浮き上がってガイド溝90cから外に出ようとするのを押さえるものであり、接点ばね10cがガイド溝90cから外れるのを防止するストッパーになる。
側壁62から突出した突起部99cの先端97cと側壁63との間には、コイルばね12cの外径よりも大きな隙間64が設けられているので、組立作業の際にはこの隙間64を通して接点ばね10cのコイルばね12cをガイド溝90cに嵌め込むことができる。
このことは、側壁63から突出した突起部98cについても同様であり、突起部98cの先端と側壁62との間の隙間64を介して接点ばね10cの直線状部11cをガイド溝90cに嵌め込むことができる。
図7に示すガイド溝90bについても同様に、ガイド溝90bの一方の側壁61のうち、屈曲溝92bを構成する部分の上部に、ガイド溝90bを横切る方向に他方の側壁62に向かって突出した突起部99bが設けられている。また、側壁62のうち、ガイド溝90bの直線溝91bを構成する部分の上部に、ガイド溝90bを横切る方向に側壁61に向かって突出した突起部98bが設けられている。これらの突起部98b,99bは、接点ばね10bがガイド溝90bから外れるのを防止するストッパーとして機能する。
上記では、ガイド溝90b,90cのうち、一か所の直線溝91b,91cに突起部98b,98cが設けられ、一か所の屈曲溝92b,92cに突起部99b,99cが設けられる構成を説明したが、他の直線溝91と他の屈曲溝92にも同様に突起部98b,99bが設けられている。このことは、他のガイド溝90a,90d〜90hのそれぞれについても同様である。なお、ガイド溝90ごとに、全ての直線溝91に突起部98を設け、全ての屈曲溝92に突起部99を設ける構成に限られず、作業者による接点ばね10の収容作業の際に接点ばね10が外れ易い部分だけにこれを防止する突起部を設ける構成をとることもできる。また、ガイド溝90ごとに、少なくとも1箇所の直線溝91に突起部98を設ける構成および少なくとも1箇所の屈曲溝92に突起部99を設ける構成の一方または両方をとることもできる。
作業者による組立作業時には、ガイド溝90ごとに、その屈曲溝92のそれぞれに、接点ばね10に設けられたコイルばね112がその屈曲溝92の形状に沿った屈曲姿勢に弾性屈曲された状態で収容される。作業者は、接点ばね10のコイルばね112を、直線状の姿勢から屈曲溝92の形状に沿った姿勢になるように曲げる作業を行いつつ、その屈曲溝92に嵌め込む作業を行う。
コイルばね112は、伸縮及び屈曲が可能な弾性を有するので、接点ばね10の製造時のばらつきにより、屈曲予定部位であるコイルばね112の形成位置が本来の設計位置から多少ずれていても、作業者が少し引っ張る操作を行えば、その弾性により伸縮してコイルばね(屈曲予定部)112を電線保持ガイド9の屈曲溝92に嵌め込んで収容する作業を行い易くなる。このことは、1本の接点ばね10に設けられた複数のコイルばね(屈曲予定部)112のそれぞれについて同じである。
これに対し、図9の比較例に示す接点ばね200のように単に折り曲げただけの曲げ部201を設ける構成では、上記の「発明が解決しようとする課題」の項で説明したように、曲げ部201の形成位置が製造時のばらつきにより本来の位置からのずれが大きくなると、接点ばね200を作業者が引っ張っても嵌め込めない場合が多くなり、それだけ組立作業性が低下してしまう。
本実施の形態の接点ばね10は、作業者にとって比較例よりもガイド溝90への嵌め込み作業が容易であり、それだけ組立作業性を向上することができる。また、ガイド溝90ごとに、接点ばね10の浮き上がりを制止する突起部98,99が設けられているので、ガイド溝90に収容された接点ばね10の部分がそのガイド溝90から外れ難くなる。
図10は、図6に示す電線保持ガイド9の第1保持板9aの角隅部9fを装置背面側から見たときの拡大図である。図10では、角隅部9fに並列して屈曲配置される複数本のガイド溝90a〜90hのうち、最も内周側に位置するガイド溝90aに接点ばね10aが収容されており、最も外周側に位置するガイド溝90hに接点ばね10hが収容されている様子を示しており、他のガイド溝90b〜90gについては接点ばね10b〜10gが省略されている。
ガイド溝90aの屈曲溝92aに収容されている接点ばね10aのコイルばね12aの総巻数をWa、ガイド溝90hの屈曲溝92hに収容されている接点ばね10hのコイルばね12hの総巻数をWhとしたとき、Wa>Whの関係になっている。
これは、次の理由による。すなわち、内周側の屈曲溝92aの方が外周側の屈曲溝92hよりも曲率半径が小さく(曲率が大きく)、曲がり方が急なので、作業者が組立時の嵌め込み作業において、コイルばね12aを屈曲溝92aの形状に沿って曲げる(撓ませる)ときの曲げ角度が大きくなる。曲げ角度が大きいということは、小さい角度で曲げる場合よりも、作業者にとって大きな力が必要になって作業者の負担が増えることになる。
コイルばねを曲げる場合、コイルばねの線材、線径(断面積)、形状、コイル平均径の全てが同じであれば、総巻数が少ないよりも多い方が同じ角度を曲げるのに要する力が少なく済む。
従って、総巻数Wa>Whの関係を満たすようにすれば、大きな角度で曲げる必要があるコイルばね12aを作業者が弱い力を加えるだけで曲げることが可能になり、それだけ作業者にとって嵌め込み時の負担が少なくなり、組立作業が行い易くなるからである。
なお、コイルばね12hの総巻数WhもWaと同様に多くするとしても良いが、外周側の屈曲溝92hは、曲率半径が大きく曲がり方が緩やかなので、元々、小さな力でもコイルばね12hを曲げることができ、かつ総巻数Whを多くするほど、接点ばね10hの製造に用いる線材の1本分の長さが長くなり、原材料のコスト高に繋がる。従って、作業者の組立作業性と原材料のコストを比較考慮して総巻数Whを決めることが望ましい。
上記のことは、他の接点ばね10b〜10gについても同様である。すなわち、ガイド溝90a〜90hの順に曲率半径が順番に大きくなるので、例えばガイド溝90bの屈曲溝92bに収容される接点ばね10bのコイルばね112の総巻数をWbとしたとき、Wa>Wb>Whの関係を満たすとすることができる。
接点ばね10a〜10hのうち、曲率半径が第1の大きさR1の屈曲溝92に収容されるコイルばね112の総巻数をW1、曲率半径が第2の大きさR2(>R1)の屈曲溝92に収容されるコイルばね112の総巻数をW2としたとき、W1>W2の関係を満たすように、接点ばね10a〜10hのそれぞれのコイルばね112の総巻数を決めることができる。図10では角隅部9fの屈曲溝92a〜92hについて説明したが、これに限られず、他の屈曲溝、例えば92b,92c(図6)などにも適用できる。
上記では、一つの角隅部(コーナー部)9fに複数本のガイド溝90の各屈曲溝92が並行配置された構成において、各屈曲溝92の曲率の大小によって各コイルばね112の総巻数Wを変える構成としたが、これに限られない。例えば、一つのガイド溝90に含まれる複数の屈曲溝92のうち、曲率が異なる屈曲溝92のそれぞれに収容されるコイルばね112についても同様に適用できる。すなわち、一本の接点ばね10に含まれる複数の屈曲予定部(コイルばね)112のうち、曲率半径の小さい(曲率の大きい)屈曲溝92に収容されるコイルばね112の方が曲率半径の大きい(曲率の小さい)屈曲溝92に収容されるコイルばね112よりも総巻数Wを多くする構成をとることもできる。
また、上記では、コイルばねの総巻数W1,W2の大小関係を単位長さ当たりの巻き数(ピッチに相当)が同じ場合を前提に説明したが、これに限られない。
例えば、図10において接点ばね10aのコイルばね12aを構成する線材の一方端93aから他方端94aまでの長さ(展開長さ)Laと、接点ばね10hのコイルばね12hを構成する線材の一方端93hから他方端94hまでの展開長さLhが同じ(または略同じ)という条件下で、総巻数WaとWhが同じ、かつ外力を加えていない自然状態でコイルばね12aのピッチPaをコイルばね12nのピッチPhよりも小さくする構成とすることもできる。ピッチPa<Phの関係により、曲率半径が小さい方の屈曲溝92aに、接点ばね10aのコイルばね12aを嵌め込み易くなる。
また、接点ばね10aのコイルばね12aの展開長さLaと接点ばね10hのコイルばね12hの展開長さLhとが同じなので、それぞれの線材と線径(断面積)が同じ場合、コイルばね12aと12hにおける電気抵抗値が同じになる。
仮に、接点ばね10a,10hについて、それぞれの接点部101の入力電圧が同じで電流値も同じ場合、コイルばね12a,12hのそれぞれで生じる電圧降下の大きさが同じになる。このようにすれば、接点ばね10a,10hの全長が略同じ場合、少なくともコイルばね12a,12hで生じる電圧降下の大きさが異なることに起因して、それぞれの接点部102の出力電圧が大きく異なることは生じない。接点ばね10a,10hにおける他のコイルばね12a,12hのそれぞれについても同様である。
つまり、本実施の形態のように接点ばね10の屈曲予定部112をコイルばねで構成する場合、比較例(図9)のように直線状の裸線を所定角度で折り曲げる構成よりも、螺旋形状の分だけ長い裸線が必要になる。線長が長い分、電気抵抗値が大きくなり、それだけ電圧降下の影響を受け易くなり、異なる接点ばね10の間で、接点部101の入力電圧が同じでも接点部102の出力電圧の大きさが微小とはいえ異なることが生じ易くなる。
そこで、異なる接点ばね10の間で、コイルばね112の部分の電気抵抗値を同じようにすることで、それぞれの接点ばね10ごとに、コイルばね112に生じる電圧降下に起因する出力電圧の差を極力低減することができる。
例えば、作像ユニット3Y〜3Kのそれぞれで同じ値の帯電バイアス電圧を供給する構成において、異なる接点ばね10のそれぞれの全長が略同じである場合、接点ばね10ごとに、コイルばね112を電流が流れるときにある程度の大きさの電圧降下が生じても、高圧電源基板8から同じ値の帯電バイアス電圧がそれぞれの接点ばね10に入力されれば、それぞれの接点ばね10から作像ユニット3Y〜3Kに供給される電圧の大きさにほとんど差が生じなくなり、安定した帯電バイアス電圧を供給することができるようになる。このことは、現像バイアス電圧についても同様である。
図11は、電線保持ガイド9のガイド溝90a〜90hを塞ぐための蓋9cを電線保持ガイド9に取り付ける様子を示す斜視図である。電線保持ガイド9への蓋9cの取り付けは、例えばネジ止めなどにより行われる。
同図に示す蓋9cが電線保持ガイド9に取り付けられることにより、蓋9cの、電線保持ガイド9と対向する側の面9nが、装置背面側および装置左側から電線保持ガイド9のガイド溝90a〜90hを覆って塞ぐようになる。これにより、ガイド溝90a〜90hに収容された接点ばね10a〜10hがガイド溝90a〜90hから外に飛び出ることが防止される。
以上説明したように、本実施の形態における接点ばね10は、電線保持ガイド9の屈曲溝92に収容される予定の屈曲予定部112がコイルばねで構成されている。これにより、プリンター1の製造工程において作業者が接点ばね10を電線保持ガイド9のガイド溝90に収容する作業を行う際に、屈曲予定部位であるコイルばねが弾性変形により屈曲するので、ガイド溝90の屈曲溝92に嵌め込み易くなり、折り曲げ部だけを有する比較例(図9)よりも組立作業性を向上することができる。
また、接点ばね10は、図3に示すようにガイド溝90に収容される前に外力を加えない自然状態で、屈曲予定部112の形状が屈曲していない直線状になるように形成されており、直線状部111と合わせて、全長に亘って直線形状になっている。これにより、直線状の接点ばね10を細長いビニール製などの簡易な低コストの包装袋に挿入して倉庫内で管理したり外部に運搬したりすることができる。接点ばね10が直線状になるように形成されることにより、多数本の接点ばね10を束ねて保管する場合でも、その保管に要するスペースを少なくすることができ、管理コストの低減に繋がる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、接点ばね10の屈曲予定部112を長さ方向に沿って螺旋状に巻き回されたコイルとする構成例を説明したが、これに限られず、伸縮及び屈曲が可能な弾性部とすることができる。例えば、図12に示すように接点ばね10の屈曲予定部112をねじりコイルばねで形成することもできる。ねじりコイルばねの巻数は、例えば1または2巻とすることができる。
また、コイルに限られず、例えば長さ方向に沿ったジグザグ状とすることもできる。
さらに、コイルからなる屈曲予定部112を1本の接点ばね10に複数箇所、設ける構成例を説明したが、これに限られない。電線保持ガイド9のガイド溝90に1箇所以上の屈曲溝92が存在する場合に、全ての屈曲部92のそれぞれごと、または、いずれか一つ若しくは複数の屈曲部92のそれぞれごとに、その屈曲溝92に収容される裸線の部位に、コイル状もしくはジグザグ状の弾性部が設けられている構成とすることができる。
(2)上記実施の形態では、接点ばね10がガイド溝90に収容される前に外力が加えられていない自然状態で直線状になるように加工が施されている場合の例を説明したが、これに限られない。例えば、接点ばね10の屈曲予定部112の形状がガイド溝90に収容される前に外力が加えられていない自然状態で、ガイド溝90の屈曲溝92に沿って曲がった形状になるように形成されるとしても良い。
この場合、接点ばね10の全体の形状が例えば曲げ部が1箇所であればくの字状になり、2箇所以上であればコの字状や立体的な形状になるなど直線状とした場合に比べて複雑になるが、収容前から接点ばね10の形状がガイド溝90の経路に沿った形状になっている。従って、製造工程において作業者は、接点ばね10の屈曲予定部112をガイド溝90の屈曲溝92に沿った形状になるように力を加えて曲げる作業を行わなくても済み、それだけ嵌め込み作業を簡易に行うことができる。
(3)上記実施の形態では、接点ばね10の屈曲予定部112を構成するコイルばねの方が接点部101,102を構成するコイルばねよりも平均コイル径が小さい場合の構成例を説明したが、これ限られない。それぞれの平均コイル径が同じまたは大小関係が逆になる構成とすることもできる。
また、コイルばねの総巻数W1,W2、ピッチPa,Ph、展開長さLhなどについても上記の大小関係に限られず、例えば総巻数W1,W2を同じにするなど装置構成に応じて適した大小関係などが決められる。
さらに、接点ばね10の両端の接点部101,102をコイルで構成するとしたが、これに限られない。接点ばね10の一方端の接点部だけを弾発部としてのコイルばねまたはジグザグ状などの構成としても良いし、両端の接点部を例えば直線状のままの構成とするとしても良い。高圧電源基板8の出力端子81と接続でき、作像ユニット3Y〜3Kの受電端子21,22と接続できれば良い。
(4)上記実施の形態では、電線保持ガイド9に蓋9cを取り付ける構成例を説明したが、これに限られない。例えば、電線保持ガイド9のガイド溝90に上記の突起部98,99がそのガイド溝90の長さ方向に一定間隔ごとに複数箇所、形成されるなどにより、接点ばね10がガイド溝90の外に飛び出さないような構成であれば、蓋9cを設けない構成をとることもできる。
また、突起部98,99を設けない構成をとることもできる。すなわち、電線保持ガイド9のガイド溝90への接点ばね10の嵌め込み作業中に、一度、嵌め込まれた接点ばね10の部分が浮き上がってガイド溝90から外れることが生じ難いような場合には、突起部98,99を設けることを止めて、蓋9cにより接点ばね10がガイド溝90から外れるのを防止する構成をとることもできる。
(5)上記実施の形態では、高圧電源基板8から出力される帯電バイアス電圧と現像バイアス電圧を作像ユニット3Y〜3Kに供給するための配線として接点ばね10を用いる例を説明したが、これに限られない。例えば、高圧電源基板8から定着部6のヒーターに電力が供給される構成において、その電力を供給するための配線に適用することもできる。また、電力供給側の部品が高圧電源基板8である必要はなく、他の電源基板などの電源部でも良く、受電側の部品についても作像ユニット3Y〜3Kや定着部6である必要はなく、他のモーターなどの部品でも良い。また、高圧電源基板8に複数の出力端子81が設けられている構成において、出力端子81の一つずつを一つの電源部(部品)と捉えることができる。
プリンター1などの画像形成装置内において離れた2部品間を裸線で非直線的に接続するための裸線からなる接点ばね一般に適用することができる。
また、上記実施の形態では、一つのガイド溝90に1本の接点ばね10の略全体が収容される構成例を説明したが、これに限られない。
例えば、接点ばね10の直線状部111をガイド溝90で保持しない構成をとることもできる。具体的には、図6に示すガイド溝90aにおいて、直線溝91を構成する側壁88,89を取り除いた構成になり、接点ばね10の曲げ部(屈曲予定部112と屈曲部113)だけが屈曲溝92で保持されることになる。
(6)上記実施の形態では、画像形成装置としてタンデム型カラープリンターの構成例を説明したが、これに限られない。モノクロ画像だけを形成可能なプリンターでも良く、また電子写真方式によるものに限られず、例えばインクジェット方式によるものでも良い。さらに、プリンターに限られずに、例えば複写機、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等の画像形成装置一般に適用できる。
また、接点ばね10の形状、屈曲予定部112と屈曲部113の形成部位、個数、電線保持ガイド9のガイド溝90の形状、経路、長さ、本数などが上記のものに限られることはなく、装置構成に応じて適した形状などが予め決められる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ可能な限り組み合わせるとしてもよい。本発明の効果を得られる範囲で、各部の機構や各部材を別の機構や別の形状の部材に代えて適用することとしても良い。
本発明は、画像形成装置に用いられる接点ばねに適用することができる。
1 プリンター
3Y,3M,3C,3K 作像ユニット
8 高圧電源基板
9 電線保持ガイド
9c 蓋
10 接点ばね
21,22 受電端子
32 帯電器
33 現像器
61,62,63 ガイド溝の側壁
81 出力端子
90 ガイド溝
91 直線状のガイド溝(直線溝)
92 屈曲したガイド溝(屈曲溝)
98,99 突起部
101,102 接点部
111 直線状部
112 屈曲予定部
113 屈曲部

Claims (5)

  1. 画像形成に供される2つの部品と、
    一部に屈曲溝を有する電線保持ガイドと、
    前記屈曲溝を経由して、一端が前記一方の部品に、他端が前記他方の部品に接続された裸線からなる一本の接点ばねと、
    を備え、
    前記接点ばねは、前記屈曲溝に収容される前記裸線の部位に、螺旋状に巻き回されたコイル状の弾性部が形成されており、前記弾性部をその延在方向において屈曲させた状態で、前記屈曲溝に収容されており、
    前記2つの部品からなる組が複数あり、
    前記複数の組のそれぞれに前記一本の接点ばねが別々に対応して配置され、
    前記電線保持ガイドは、
    前記組ごとに対応して前記屈曲溝を別々に有しており、
    前記複数の屈曲溝のうち、第1の屈曲溝と第2の屈曲溝とが並行配置され、前記第1の屈曲溝の方が前記第2の屈曲溝よりも曲率が大きく、
    前記第1の屈曲溝に第1の接点ばねの前記弾性部が収容され、前記第2の屈曲溝に第2の接点ばねの前記弾性部が収容され
    記第1の接点ばねの前記弾性部の方が前記第2の接点ばねの前記弾性部よりも総巻数が多いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成に供される2つの部品と、
    一部に屈曲溝を有する電線保持ガイドと、
    前記屈曲溝を経由して、一端が前記一方の部品に、他端が前記他方の部品に接続された裸線からなる一本の接点ばねと、
    を備え、
    前記接点ばねは、前記屈曲溝に収容される前記裸線の部位に、螺旋状に巻き回されたコイル状の弾性部が形成されており、前記弾性部をその延在方向において屈曲させた状態で、前記屈曲溝に収容されており、
    前記2つの部品からなる組が複数あり、
    前記複数の組のそれぞれに前記一本の接点ばねが別々に対応して配置され、
    前記電線保持ガイドは、
    前記組ごとに対応して前記屈曲溝を別々に有しており、
    前記複数の屈曲溝のうち、第1の屈曲溝と第2の屈曲溝とが並行配置され、前記第1の屈曲溝の方が前記第2の屈曲溝よりも曲率が大きく、
    前記第1の屈曲溝に第1の接点ばねの前記弾性部が収容され、前記第2の屈曲溝に第2の接点ばねの前記弾性部が収容され
    記第1の接点ばねの前記弾性部は、
    前記第2の接点ばねの前記弾性部とコイルの総巻数が同じ、且つ前記第2の接点ばねの前記弾性部よりもコイルのピッチが小さいことを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像形成に供される2つの部品と、
    複数の屈曲溝を有する電線保持ガイドと、
    前記複数の屈曲溝を経由して、一端が前記一方の部品に、他端が前記他方の部品に接続された裸線からなる一本の接点ばねと、
    を備え、
    前記接点ばねは、前記複数の屈曲溝のそれぞれに収容される前記裸線のそれぞれの部位に、螺旋状に巻き回されたコイル状の弾性部が形成されており、前記それぞれの弾性部をその延在方向において屈曲させた状態で、前記それぞれの屈曲溝に収容されており、
    前記複数の屈曲溝のうち第1の屈曲溝の方が第2の屈曲溝よりも曲率が大きく、
    前記一本の接点ばねに形成された複数の弾性部のうち、第1の弾性部が前記第1の屈曲溝に収容され、第2の弾性部が前記第2の屈曲溝に収容され
    前記第1の弾性部の方が前記第2の弾性部よりもコイルの総巻数が多いことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記電線保持ガイドの前記屈曲溝に、当該屈曲溝に収容された接点ばねが浮き上がって当該屈曲溝から外に出ようとするのを押さえる突起部が設けられていることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電器と、
    帯電された像担持体に光ビームを照射して静電潜像を形成する露光部と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像器と、
    前記帯電器と前記現像器のそれぞれにバイアス電圧を供給する電源部と、
    を備え、
    前記一方の部品は、前記電源部であり、
    前記他方の部品は、前記帯電器または前記現像器であることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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