JP5892919B2 - ばね接点構造及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ばね接点構造及び画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ機、MFP(複合機:Multi Function Peripheral)等の画像形成装置においては、複数のユニットを相互に電気的に導通させるために、弾性を備えるばね接点を含むばね接点構造を電気的な接触端子に採用するようになっている。このようなばね接点構造では、ばね接点の一端が接着剤によって固定されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−281589号公報
しかしながら、従来のばね接点構造においては、ばね接点の一端を固定するために付与された接着剤が固化するまでに、相当程度の時間だけ放置する必要がある。そのため、ばね接点構造を用いる画像形成装置の組立ラインでは、このような放置のための時間が、連続したライン作業の支障になるという問題点があった。
本発明は、前記従来のばね接点構造の問題点を解決して、接着剤を使用することなくばね接点を固定することによって、接着剤を使用する工程を削減することができ、組立時間を短縮し、組立コストを低減することができるばね接点構造及び該ばね接点構造を用いる画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明のばね接点構造においては、第1の導電部と第2の導電部とをばね性を備える接点部材によって電気的に導通させるばね接点構造であって、前記接点部材は、第1のコイル部、第2のコイル部、及び、前記第1のコイル部と第2のコイル部とを連結する腕部を有し、前記接点部材が装着されるフレームには第1のポスト部と第2のポスト部とが形成されており、前記第2のコイル部は圧縮コイルばねであって、その内径が前記第2のポスト部の根元部の外径よりも小さく、前記第1のコイル部の中心軸線と第2のコイル部の中心軸線との距離に前記第2のコイル部の内半径を加算した値は、前記第1のポスト部の中心軸線と第2のポスト部の中心軸線との距離に前記第2のポスト部の根元部の外半径を加算した値よりも小さくなるように設定されており、前記腕部の中心軸線と、第1のコイル部の中心軸線と、第2のコイル部の中心軸線とは互いに直交し、前記第1のコイル部が前記第1のポスト部に回動可能に取り付けられており、前記第2のコイル部が前記第2のポスト部に嵌(かん)合されており、前記接点部材フレームに装着されている。
本発明によれば、ばね接点構造においては、接着剤を使用することなくばね接点を固定するようになっている。これにより、接着剤を使用する工程を削減することができ、組立時間を短縮し、組立コストを低減することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置のIDユニットを示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第1の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第1の正面図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第2の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第2の正面図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第3の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の要部拡大図であって図7におけるA部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態におけるIDユニットと基板との位置関係を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるIDユニットと基板との位置関係を示す要部拡大図であって図9におけるB部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態における接点ばねを示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における接点ばねの実装状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程を説明する側面図である。 本発明の第1の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程の要部拡大図であって図13におけるC部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程を説明する斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程を説明する側面図である。 本発明の第2の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程の要部拡大図であって図16におけるE部拡大図である。 本発明の第2の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程を説明する斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における接点ばねの実装状態を示す第1の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における接点ばねの実装状態を示す第2の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における接点ばねと基板との位置関係を示す部分透視図である。 本発明の第3の実施の形態における接点ばねと基板との位置関係を示す要部拡大図であって図21におけるG部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置を示す斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置のIDユニットを示す断面図である。
図1において、30は本実施の形態における画像形成装置であり、例えば、プリンタ、ファクシミリ機、複写機、各種の機能を併せ持つ複合機等であるが、いかなる種類のものであってもよい。ここでは、前記画像形成装置30が、電子写真方式によって画像を形成する電子写真式プリンタであるものとして説明する。なお、前記画像形成装置30は、モノクロ画像を形成するものであってもよく、カラー画像を形成するものであってもよいが、本実施の形態においては、カラー画像を形成するカラープリンタであるものとして説明する。
この場合、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応する画像形成ユニットとしてのIDユニット31K、31Y、31M及び31Cが図示されない媒体としての用紙の搬送路に沿って、搬送方向(図2における右から左へ向かう方向)に順次並ぶように配設される。なお、各IDユニット31K、31Y、31M及び31Cの構成は同一であり、収納されている現像剤としてのトナーの色が異なる。そこで、以降はIDユニット31K、31Y、31M及び31Cを統合的にIDユニット31として説明する。
各IDユニット31は、図2に示されるように、トナーを収納するトナーカートリッジ37、ドラム状に形成され、表面に感光体が配設された静電潜像担持体としての感光体ドラム32、並びに、該感光体ドラム32の周囲に配設され、感光体ドラム32の表面を帯電させる回転可能な帯電ローラ33、感光体ドラム32の表面を露光する露光装置34、トナーを感光体ドラム32の表面に供給する現像剤担持体としての回転可能な現像ローラ35、及び、該現像ローラ35にトナーを供給する供給ローラ36を有する。なお、前記露光装置34は、例えば、LED(Light Emitting Diode)ヘッドを備え、画像信号に対応した光を感光体ドラム32の表面に照射し、該表面に静電潜像を形成する。
次に、前記画像形成装置30の内部の構成について詳細に説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第1の斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第1の正面図、図5は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第2の斜視図、図6は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第2の正面図、図7は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の内部を示す第3の斜視図、図8は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の要部拡大図であって図7におけるA部拡大図である。
図に示されるように、画像形成装置30の内部には、左側サイドプレート11、右側サイドプレート12、ベースプレート13、ガイド14、プリント回路基板等の基板15、IDユニット31、及び、ばね性を備える接点部材としての接点ばね21が配設されている。なお、図において、各IDユニット31は、左端寄りの一部のみが描画されており、他の部分の描画が省略されている。
そして、前記ベースプレート13は、左側サイドプレート11と右側サイドプレート12との間に挟持固着され、前記左側サイドプレート11及び右側サイドプレート12と一体構造となっている。さらに、前記左側サイドプレート11には、ガイド14が固着されている。該ガイド14は、前記左側サイドプレート11、右側サイドプレート12、及び、ベースプレート13とともに、画像形成装置30のフレームを構成する。
また、図8に示されるように、各IDユニット31を画像形成装置30の内部の所定の位置に案内するために設けられたガイド14の支点部14aには、接点ばね21の支点部21aが嵌合している。そして、左側サイドプレート11と右側サイドプレート12との間には、4つのIDユニット31のそれぞれが所定位置に着脱自在に装着されている。
各IDユニット31の側面部には供給ローラ36及び現像ローラ35に所定の電圧を印加するための接点、並びに、感光体ドラム32用の接地用接点の、計3つの接点が設けられている。なお、各IDユニット31の接点の数は、必ずしも3つに限定されるものでなく、任意に設定することができるが、ここでは、説明の都合上、3つであるものとして説明する。また、前記接点ばね21は、一端に曲げ部21bを有し、他端にコイルばね形状に形成されたコイルばね接点部21cを有する。そして、前記曲げ部21bは、ガイド14の溝孔(あな)部14bを通り抜けて、左側サイドプレート11の内側に突出し、IDユニット31が装着されると、供給ローラ36用の接点、現像ローラ35用の接点及び感光体ドラム32用の接点のいずれかに圧接するように配置されている。なお、前記接点ばね21は4つのIDユニット31に対応するため、計12個が使用される。
前記基板15は、まず、図5及び6に示されるように、その下部が、ガイド14のフック部14g、14h及び14iに係合される。その後、前記基板15は、図5及び6に示す矢印方向に回動させられる。そして、前記基板15は、図3及び4に示されるように、その中央部の7箇所が、ガイド14の爪(つめ)部14j、14k、14l、14m、14o、14p及び14qに係止される。
図3及び4に示されるような状態において、前記接点ばね21のコイルばね接点部21cは、ガイド14と基板15とによって挟持されて圧縮されている。そして、前記コイルばね接点部21cは、基板15が備える後述される接点部15a及び15bに押圧されている。これにより、第1の導電部としてのIDユニット31の接点は、接点ばね21を介して、第2の導電部としての基板15の接点部15a及び15bと電気的に導通する。したがって、図示されない電気系統からの電気信号は、基板15及び接点ばね21を通って、IDユニット31に送信される。
次に、前記接点ばね21の取付構造について説明する。
図9は本発明の第1の実施の形態におけるIDユニットと基板との位置関係を示す斜視図、図10は本発明の第1の実施の形態におけるIDユニットと基板との位置関係を示す要部拡大図であって図9におけるB部拡大図、図11は本発明の第1の実施の形態における接点ばねを示す側面図、図12は本発明の第1の実施の形態における接点ばねの実装状態を示す側面図、図13は本発明の第1の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程を説明する側面図、図14は本発明の第1の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程の要部拡大図であって図13におけるC部拡大図、図15は本発明の第1の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程を説明する斜視図である。なお、図13及び15において、(a)〜(c)は各工程を示す図である。
本実施の形態における接点ばね21は、図11に示されるような構造を備え、鋼等の金属製の線材から一体的に形成された部材である。具体的には、前記接点ばね21は、前記線材をコイル状に巻いて形成された第1のコイル部としての支点部21aと、該支点部21aを構成するコイルの一端から円周の接線方向に延在する接触腕部21dと、該接触腕部21dの先端、すなわち、自由端に形成された略U字状の第1の自由端部としての曲げ部21bと、前記支点部21aを構成するコイルの他端から円周の接線方向に延在する腕部としての連結腕部21fと、該連結腕部21fの先端に接続された第2のコイル部としてのコイルばね接点部21cとを有する。前記連結腕部21fは、前記コイルばね接点部21cの最下端部21eにおいて、前記コイルばね接点部21cを構成するコイルの円周の接線方向に延在するように前記コイルばね接点部21cに接続されている。そして、該コイルばね接点部21cの最上端部21hは、第2の自由端部として機能し、基板15の接点部15a及び15bと接触する。なお、前記連結腕部21fの中心線と、前記支点部21aを構成するコイルの中心軸線と、前記コイルばね接点部21cを構成するコイルの中心軸線とは、相互に直交する。
そして、図11に示される例においては、支点部21aの内径、すなわち、取付部内径D1は5.2〔mm〕であり、コイルばね接点部21cの内径、すなわち、圧縮部内径D2は6.0〔mm〕であり、接点ばね21を構成する前記線材の直径、すなわち、線径D3は0.8〔mm〕であり、連結腕部21fの長さ、すなわち、腕長L1は20〔mm〕であり、支点部21aを構成するコイルの中心軸線とコイルばね接点部21cを構成するコイルの中心軸線との距離、すなわち、コイル中心軸間距離L2は24〔mm〕であるように設定されている。
前記接点ばね21は、ガイド14に取り付けられる。具体的には、まず、図13(a)及び15(a)に示されるように、ガイド14の支点部14aに接点ばね21の支点部21aが取り付けられた後、曲げ部21bはガイド14の溝孔部14bに挿入され、該溝孔部14bを通過させられる。この場合、曲げ部21bの湾曲した凸部は、図13(a)に示されるように、ガイド14の反対側に突出する。また、接触腕部21dは、図15(b)に示されるように、ガイド14のリミッタ部14sに当接する。なお、前記接点ばね21の支点部21aは、ガイド14の支点部14aに回動可能に取り付けられた状態となっている。
続いて、接点ばね21のコイルばね接点部21cは、図13(a)及び15(a)に示す矢印方向に、ガイド14の第1のポスト部としての支点部14aに対して回動させられる。そして、前記コイルばね接点部21cは、図13(b)、13(c)、15(b)及び15(c)に示されるように、ガイド14の第2のポスト部としてのポスト部14cに被さるようにして嵌合、すなわち、圧入させられる。なお、前記支点部14aの中心軸線とポスト部14cの中心軸線とは、相互に直交する。また、図13(a)において、L3は、前記支点部14aの中心軸線とポスト部14cの中心軸線との距離、すなわち、取付ポスト中心間距離を示し、D4はポスト部14cの根元部の外径を示している。図13に示される例においては、L3は24.1〔mm〕であり、D4は6.1〔mm〕である。
そして、支点部21aを構成するコイルの中心軸線とコイルばね接点部21cを構成するコイルの中心軸線との距離、すなわち、コイル中心軸間距離L2にコイルばね接点部21cの内半径、すなわち、圧縮部内径D2の1/2を加算した値は、支点部14aの中心軸線とポスト部14cの中心軸線との距離、すなわち、取付ポスト中心間距離L3に前記ポスト部14cの根元部の外半径を加算した値よりも小さくなるように設定されている。そのため、前記コイルばね接点部21cの最下端部21eは、前記ポスト部14cの根元部と、図14において斜線部で示される領域において干渉する。したがって、コイルばね接点部21cがポスト部14cに嵌合、すなわち、圧入させられると、前記コイルばね接点部21cは、図13(c)に示す矢印方向に変位させられる。これにより、前記コイルばね接点部21cと支点部21aとの間には張力が発生する。すなわち、前記コイルばね接点部21cと支点部21aとが互いに引き寄せられるような力が生じる。そして、前記最下端部21eがガイド14の規制部14eに当接すると、コイルばね接点部21cのポスト部14cへの圧入が終了する。
なお、図13(b)、13(c)、15(b)及び15(c)において、前記コイルばね接点部21cは、理解を容易とするために、その断面が図示されている。
そして、前記コイルばね接点部21cの内径、すなわち、圧縮部内径D2は、前記ガイド14のポスト部14cの外径D4よりも小さく設定されている。また、ポスト部14cの摩擦係数は0.2〜0.5に設定され、コイルばね接点部21cの圧入位置での反力は、100〜150〔g〕に設定されている。
さらに、前記コイルばね接点部21cが前記ポスト部14cに圧入されるときの圧入角度は2〜5度に設定されている。また、前記コイルばね接点部21cが前記ポスト部14cに圧入されるときの干渉量(図14に示されるD)は0.2〜0.4〔mm〕に設定されている。
本実施の形態においては、接点ばね21が、このようにして、ガイド14に取り付けられているので、基板15とIDユニット31とは、図9、10及び12に示されるように、接点ばね21を介して、電気的に導通する。なお、図9及び10において、左側サイドプレート11及びガイド14は、理解を容易とするために、その図示が省略されている。
具体的には、コイルばね接点部21cにおける最上端部21hが基板15が備える接点部15a及び15bに当接し、ガイド14の反対側に突出した曲げ部21bの湾曲した凸部がIDユニット31の接点と当接する。この場合、前記コイルばね接点部21cは、ガイド14と基板15とによって挟持されて圧縮されているので、前記コイルばね接点部21cにおける最上端部21hは、前記コイルばね接点部21cの発揮するばね力によって接点部15a及び15bに押圧されている。また、曲げ部21bの湾曲した凸部は、支点部21a及び接触腕部21dの発揮するばね力によってIDユニット31の接点に押圧されている。したがって、接点ばね21を介しての基板15の接点部15a及び15bとIDユニット31の接点との電気的な導通状態は、確実に維持される。
次に、前記構成の画像形成装置30の動作について説明する。
前記画像形成装置30が画像形成動作を開始すると、IDユニット31においては、感光体ドラム32が、図示されないモータ等の駆動源によって駆動され、回転する。そして、感光体ドラム32の表面は、所定の電圧が印加された帯電ローラ33によって帯電される。続いて、感光体ドラム32が回転することによって、帯電された感光体ドラム32の表面が露光装置34の付近に到達すると、該露光装置34によって露光され、感光体ドラム32の表面に静電潜像が形成される。該静電潜像は現像ローラ35によって現像され、感光体ドラム32の表面にトナー像が形成される。
一方、画像形成装置30内に載置された用紙が給紙部により1枚ずつ繰り出され、搬送ローラによって、転写ローラ及び転写ベルトの付近に搬送される。
そして、感光体ドラム32が回転することによって、現像により得られた感光体ドラム32の表面上のトナー像が転写ローラ及び転写ベルトの付近に到達すると、電圧が印加されている転写ローラと転写ベルトとによって、感光体ドラム32の表面上のトナー像は用紙上に転写される。
続いて、表面にトナー像が形成された用紙は、転写ベルトの回転によって、定着器に搬送される。用紙上のトナー像は定着器によって、加圧されながら加熱されることにより溶融し、用紙上に固定される。
さらに、該用紙は、搬送ローラ及び排出ローラによって、排出部に排出され、画像形成装置30の動作が終了する。
この間、基板15には、図示されない電源等の電気系統から電気信号が供給され、該電気信号は、接点ばね21を介してIDユニット31に送信され、これにより、画像形成が行われる。
このように、本実施の形態において、接点ばね21は、支点部21aとコイルばね接点部21cとが連結腕部21fによって連結され、前記支点部21aがガイド14の支点部14aに回動可能に取り付けられるとともに、前記コイルばね接点部21cがポスト部14cに圧入されることによってガイド14に装着される。これにより、接着剤を使用することなく、短時間で容易に接点ばね21を固定することができるので、組立時間を短縮し、組立コストを低減することができる。
また、前記ポスト部14cの外径がコイルばね接点部21cの内径、すなわち、圧縮部内径D2よりも大きく設定されている。これにより、前記コイルばね接点部21cをポスト部14cに圧入して係止させることができる。
さらに、支点部21aを構成するコイルの中心軸線とコイルばね接点部21cを構成するコイルの中心軸線との距離にコイルばね接点部21cの内半径を加算した値は、支点部14aの中心軸線とポスト部14cの中心軸線との距離に前記ポスト部14cの根元部の外半径を加算した値よりも小さくなるように設定されている。そのため、前記コイルばね接点部21cがポスト部14cに圧入されるときに干渉し、前記コイルばね接点部21cと支点部21aとが互いに引き寄せられるような力が生じる。したがって、前記コイルばね接点部21c及び支点部21aは、ガイド14のポスト部14c及び支点部14aから離脱することがなく、接点ばね21のガイド14への装着が確実なものとなる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図16は本発明の第2の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程を説明する側面図、図17は本発明の第2の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程の要部拡大図であって図16におけるE部拡大図、図18は本発明の第2の実施の形態における接点ばねを取り付ける工程を説明する斜視図である。なお、図16及び18において、(a)〜(c)は各工程を示す図である。
本実施の形態におけるガイド14のポスト部14cは、図16に示されるように、その高さがh2に設定されている。ここで、接点ばね21が、前記第1の実施の形態における図9、10及び12に示されるように、基板15とIDユニット31とを電気的に導通させている状態となっているときのコイルばね接点部21cの高さをh1とすると、前記h2は、h1の0.9倍となるように、すなわち、h1=h2/0.9を満足するように設定されている。
なお、図16(b)、16(c)、18(b)及び18(c)において、前記コイルばね接点部21cは、理解を容易とするために、その断面が図示されている。
そして、前記ポスト部14cにおける支点部14aと反対側には、前記コイルばね接点部21cがポスト部14cに圧入されるときの圧入角度2〜5度よりも大きな角度に設定された傾斜面14fが形成されている。また、前記コイルばね接点部21cが前記ポスト部14cに圧入されるときの干渉量(図17に示されるF)は、前記第1の実施の形態における干渉量Dと同等の値となるように設定されている。
なお、その他の点の構成及び動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、コイルばね接点部21cが圧入されているガイド14のポスト部14cの高さh2が、大きな値に設定されている。すなわち、前記ポスト部14cが高くなっている。これにより、基板15を組み込むときに、コイルばね接点部21cが座屈することがない。したがって、前記コイルばね接点部21cと基板15の接点部15a及び15bとの安定した接触を確保することができる。また、基板15の組込を容易に行うことができ、組立時間を短縮し、組立コストを低減することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び効果についても、その説明を省略する。
図19は本発明の第3の実施の形態における接点ばねの実装状態を示す第1の斜視図、図20は本発明の第3の実施の形態における接点ばねの実装状態を示す第2の斜視図、図21は本発明の第3の実施の形態における接点ばねと基板との位置関係を示す部分透視図、図22は本発明の第3の実施の形態における接点ばねと基板との位置関係を示す要部拡大図であって図21におけるG部拡大図である。
本実施の形態における接点ばね21のコイルばね接点部21cの最上端部21h、すなわち、基板15の接点部15a及び15bと接触する側の端部には、直線接触部21gが形成されている。該直線接触部21gは、コイルばね接点部21cを構成するコイルの直径方向に延在する直線状の部分であって、前記接点部15a及び15bの延在方向と直交する方向に延在し、面一になっている。
なお、その他の点の構成及び動作については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、接点ばね21のコイルばね接点部21cの最上端部21hに、基板15の接点部15a及び15bの延在方向と直交する方向に延在する直線状の直線接触部21gが形成されている。これにより、前記接点部15a及び15bとコイルばね接点部21cとの接触が安定するので、接点ばね21を介した基板15とIDユニット31との安定した電気的な導通状態を確保することができる。
なお、前記第1〜第3の実施の形態においては、画像形成装置30が複合機、ファクシミリ機、MFP等に用いられる場合について説明したが、ユニット間を結んで通電する接点構造を有する電子機器であれば、いかなる電子機器であってもよい。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、ばね接点構造及び画像形成装置に利用することができる。
14 ガイド
14a、21a 支点部
14c ポスト部
15 基板
21 接点ばね
21b 曲げ部
21c コイルばね接点部
21f 連結腕部
21h 最上端部
30 画像形成装置
31、31K、31Y、31M、31C IDユニット

Claims (8)

  1. 第1の導電部と第2の導電部とをばね性を備える接点部材によって電気的に導通させるばね接点構造であって、
    前記接点部材は、第1のコイル部、第2のコイル部、及び、前記第1のコイル部と第2のコイル部とを連結する腕部を有し、
    前記接点部材が装着されるフレームには第1のポスト部と第2のポスト部とが形成されており、
    前記第2のコイル部は圧縮コイルばねであって、その内径が前記第2のポスト部の根元部の外径よりも小さく、
    前記第1のコイル部の中心軸線と第2のコイル部の中心軸線との距離に前記第2のコイル部の内半径を加算した値は、前記第1のポスト部の中心軸線と第2のポスト部の中心軸線との距離に前記第2のポスト部の根元部の外半径を加算した値よりも小さくなるように設定されており、
    前記腕部の中心軸線と、第1のコイル部の中心軸線と、第2のコイル部の中心軸線とは互いに直交し、
    前記第1のコイル部が前記第1のポスト部に回動可能に取り付けられており、前記第2のコイル部が前記第2のポスト部に嵌合されており、前記接点部材フレームに装着されていることを特徴とするばね接点構造。
  2. 前記第2のコイル部は、0.2〜0.4〔mm〕に設定された干渉量で前記第2のポスト部に圧入されることによって嵌合されている請求項1に記載のばね接点構造。
  3. 前記第2のポスト部の摩擦係数は0.2〜0.5に設定され、前記第2のコイル部の第2のポスト部に嵌合された位置での反力は100〜150〔g〕に設定されている請求項1又は2に記載のばね接点構造。
  4. 前記第2のコイル部の高さをh1とし、前記第2のポスト部の高さをh2としたとき、h1=h2/0.9に設定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のばね接点構造。
  5. 前記第1のコイル部における前記腕部が連結された側と反対側の端は第1の自由端部であり、前記第2のコイル部における前記腕部が連結された側と反対側の端は第2の自由端部である請求項1〜3のいずれか1項に記載のばね接点構造。
  6. 前記第1の自由端部は前記第1の導電部と接触し、前記第2の自由端部は前記第2の導電部と接触する請求項5に記載のばね接点構造。
  7. 前記第2の自由端部は、前記第2のコイル部の直径方向に延在する請求項5又は6に記載のばね接点構造。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載のばね接点構造を備える画像形成装置。
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