JP6274098B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6274098B2
JP6274098B2 JP2014258876A JP2014258876A JP6274098B2 JP 6274098 B2 JP6274098 B2 JP 6274098B2 JP 2014258876 A JP2014258876 A JP 2014258876A JP 2014258876 A JP2014258876 A JP 2014258876A JP 6274098 B2 JP6274098 B2 JP 6274098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
blocking
unit
light guide
image formation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014258876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016118694A (ja
Inventor
宏信 大井
宏信 大井
久之 橘
久之 橘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2014258876A priority Critical patent/JP6274098B2/ja
Publication of JP2016118694A publication Critical patent/JP2016118694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6274098B2 publication Critical patent/JP6274098B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、感光体表面を光照射によって除電する画像形成装置に関する。
一般的な画像形成装置としては、例えば、電荷を持たない感光体を一様に帯電させ(帯電工程)、電荷を帯びた感光体表面に、コピー原稿に基づいたレーザー光を照射して、感光体表面に原稿の潜像を形成し(露光工程)、潜像をトナーで可視像化し(現像工程)、可視像化することによって形成されたトナー像を用紙に転写し(転写工程)、転写したトナー像を用紙に定着させる(定着工程)、といった5つのプロセスからなる、ゼログラフィー(Xerography)方式と呼ばれる技術を採用したものがよく知られている。
このような方式を採用した画像形成装置では、帯電工程前の感光体表面における電位の乱れなどによって、画像形成結果にゴーストと呼ばれる残像等が入るおそれがある。感光体表面における電位の乱れの主たる原因は、画像形成時における電荷の残存にあるので、その解決策として、転写工程後や帯電工程前などに、感光体表面を除電することが知られている。具体的には、感光体に対向する位置に光照射部を設け、この光照射部をLED(Light Emitting Diode)などの光源に接続するといった方法が挙げられる。
また、画像形成装置に装備される感光体は一つではなく、複数の色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)それぞれに対応するために、複数の感光体が装備されることがほとんどである。そのため、光照射部を当該それぞれの感光体に対して装備する必要がある。
光源についても、光照射部それぞれに用意されるので、複数の感光体が装備されている場合には、それと同じ数だけ光源や光源との接続部材が必要になっていた。そのため、光源や光源との接続部材の設置スペースが大きくなり、そのスペースの確保が難しいといった問題や、コストが高くなるといった問題があった。
このような問題の解決策として、例えば、下記の特許文献1には、光源を光照射部それぞれに用意するのでなく、単一の光源を用いて各感光体の除電を行う技術について開示されている。
特開2007−219250号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、例えば、モノクロ印刷を行う場合(例えば、マゼンタ用、シアン用、イエロー用の感光体を使用しない場合)でも、ブラック用の感光体と同様に、マゼンタ用、シアン用、イエロー用の感光体にも一律に除電のための光が到達してしまう。そのため、モノクロ印刷の場合、これら不使用の感光体は、画像形成に用いられないにも拘わらず光疲労が生じるおそれがある。
このような光疲労を防止するには、モノクロ印刷の場合にも、これら画像形成に用いられない感光体を駆動して帯電する必要があるが、本来必要のない駆動や帯電を行うため、
感光体の寿命を縮めることになる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、除電用の光源数の低減を図りつつ、画像形成時に不使用となる感光体へ除電光を到達させず、当該不使用の感光体の光疲労を防止することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、複数の感光体と、
これら複数の感光体それぞれに対向して設けられ、前記感光体に除電光としての光を照射する複数の光照射部と、
該導光部に光を入射する光源である発光体と、
前記複数の光照射部を接続し、各光照射部に対して前記光源からの光を案内する導光部と、
前記導光部内における前記発光体からの光を通過又は遮断することによって、前記複数の光照射部のうち、画像形成に用いる前記感光体に対向して設けられた光照射部に対しては前記導光部を介して前記発光体からの光を通過させ、画像形成に用いられない前記感光体に対向して設けられた光照射部に対しては前記導光部を介する前記発光体からの光の通過を遮断する遮断部と、を備え
前記遮断部は、前記導光部の光路と重なる大きさの透光部材からなる透過部、及び、前記導光部の光路と重なる大きさを有する領域と当該透過部の外周の領域とを含む大きさの非透光部材からなる非透過部を含んで構成された遮断部材と、前記遮断部材を通過位置と遮断位置とに移動させる移動機構とを備え、
前記移動機構が前記遮断部材を前記通過位置に移動させたとき、前記遮断部材の前記透過部と前記導光部の光路とが重なり合うとともに、前記遮断部材の前記非透過部が前記導光部の光路から外れて位置し、前記発光体からの光を通過させ、
前記移動機構が前記遮断部材を前記遮断位置に移動させたときに、前記遮断部材の前記非透過部が前記導光部の光路と重なり合う位置に移動することにより、前記発光体からの光の通過を遮断する
本発明によれば、複数の光照射部に対する光源が単一の発光体で実現可能である。また、画像形成時には、画像形成に用いられない感光体に対向して設けられた光照射部には前記光源からの光を通過させず、前記光照射部からは除電光を照射しないので、画像形成に用いられない感光体に対しては、駆動や帯電、除電の回数を低減することができる。このため、本発明によれば、除電用の光源数の低減を図りつつ、画像形成時に不使用となる感光体へ除電光を到達させず、当該不使用の感光体の光疲労を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。 (A)は、本発明の第1実施形態に係る除電部を模式的に示した平面図であり、(B),(C)は、(A)に示すA−A線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における制御部の行う画像形成動作の一例を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例における除電部を模式的に示した平面図である。 画像形成装置を構成する中間転写ベルトを感光体から離す作業を説明するための説明図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能や、プリンター機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能のような複数の機能を備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、原稿給送部6、及び原稿読取部5を含んで構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付けるものであり、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、内臓HDD(Hard Disk Drive)、又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、内臓HDDに記憶されている画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録紙としての用紙Pにトナー像を形成する。
画像形成部12は、マゼンタ(M)用の画像形成ユニット12M、シアン(C)用の画像形成ユニット12C、イエロー(Y)用の画像形成ユニット12Y、及びブラック(Bk)用の画像形成ユニット12Bkを含んで構成され、これら画像形成ユニット12M,12C,12Y,12Bkはそれぞれドラム型の感光体121M,121C,121Y,121Bkを備え、感光体121M,121C,121Y,121Bkは、図中の反時計回りに回転駆動するようになっている。なお、これらドラム型の感光体121M,121C,121Y,121Bkは、特許請求の範囲における感光体の一例となる。
次に、カラー印刷が行われる場合について説明する。感光体121M,121C,121Y,121Bkの周囲が一様に帯電され(帯電工程)、電荷を帯びた感光体121M,121C,121Y,121Bkの表面に、画像データに基づいて、レーザー光が照射されて潜像が形成され(露光工程)、潜像がトナーで可視像化され(現像工程)、可視像化することによって形成されたトナー像が一次転写ローラー126によって中間転写ベルト125上に転写されるようになっている。
中間転写ベルト125上に転写される各色(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)のトナー像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。
二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んだ、駆動ローラー125Aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた用紙Pに転写させるものである。なお、ここまで説明したのはカラー印刷の場合であり、モノクロ印刷の場合には、マゼンタ用、シアン用、及びイエロー用の感光体121M,121C,121Yは使用されず、ブラック用の感光体121Bkだけが使用されることになる。
また、モノクロ印刷時には、中間転写ベルト125をマゼンタ用、シアン用、及びイエロー用の感光体121M,121C,121Yから離すといった機能(いわゆる、3色解除のための離間機能)を有しており、これにより、カラー用の画像形成ユニット12M,12C,12Yを構成する部品の消耗速度を抑えることができる。
定着部13は、熱圧着によりトナー像を用紙Pに定着させるものであり、定着処理が施されたカラー画像形成済みの用紙Pは、排出トレイ151に排出されることになる。
給紙部14は、複数の給紙カセット、及び各給紙カセットに収容された記録紙をピックアップするためのピックアップローラー145を含んで構成され、操作者による指示等で指定されたサイズの記録紙をピックアップするように、対応するピックアップローラー145を回転駆動させて、指定された記録紙をニップ部Nに向けて搬送するものである。
画像形成装置1で両面印刷が行われる場合について説明する。画像形成部12により一方の面に画像が形成された用紙Pを、排出ローラー対159に挟まれた状態とした後、用紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により用紙Pを搬送方向上流域へ再度搬送する。これにより、用紙Pのもう一方の面にも画像を形成することができる。
除電部50は、感光体121M,121C,121Y,121Bkの表面に残存する電荷を除去するためのものであり、画像形成ユニット12M,12C,12Y,12Bkによる画像形成後に、感光体121M,121C,121Y,121Bkの表面に除電光を照射するものである。
図2(A)は、本発明の第1実施形態に係る除電部を模式的に示した平面図である。図2(B)(C)は、(A)に示すA−A線断面図である。図2(A)(B)(C)に示すように、除電部50は、除電光としての光源となる発光体51と、導光部52と、ドラム型の感光体121Bk,121Y,121C,121Mに向けて光を照射する光照射部53Bk,53Y,53C,53Mと、導光部52での発光体51からの光の通過を通過又は遮断させる遮断部54とを含んで構成されている。なお、発光体51、導光部52、光照射部53Bk,53Y,53C,53Mはそれぞれ、特許請求の範囲における発光体、導光部、光照射部の一例となる。
導光部52は、感光体121Bk,121Y,121C,121Mの回転軸方向と直交する方向に延びて配置され、その一端部には、発光体51に臨んだ凸状の入射部520を有しており、発光体51から出射された光を入射させることができるようになっている。
棒状の光照射部53Bk,53Y,53C,53Mはそれぞれ、対応するドラム型の感光体121Bk,121Y,121C,121Mと互いの軸が平行となるように、所定の距離を隔てて、対向するように配置されている。
また、光照射部53Bk,53Y,53C,53Mの長手方向の一端は、それぞれ導光部52に接続され、導光部52を介して光照射部53Bk,53Y,53C,53Mは、互いに並列に接続されている。光照射部53Bk,53Y,53C,53Mには導光部52から分配された光が入射されるようになっており、感光体121Bk,121Y,121C,121Mに向けて除電光としての光を照射する。
また、入射部520から光路の距離が一番短い位置、すなわち、発光体51及び入射部520からの光進行方向において最上流側となる位置には、ブラック用の感光体121Bkに対応する光照射部53Bkが導光部52に接続されている。入射部520から光路の距離が相対的に遠くなる位置、すなわち、光照射部53Bkよりも上記光進行方向下流側となる導光部52部分には、モノクロ印刷時に使用されないイエロー用、シアン用、マゼンタ用の感光体121Y,121C,121Mに対応する光照射部53Y,53C,53Mが接続されている。
導光部52は、例えば、アクリル等の樹脂製の光透過部材から構成され、導光部52の一方の内側面には、図2(A)に示すように、光照射部53Bk,53Y,53C,53Mとの接続部に向けて突出した逆V字形状のプリズムからなる複数の光反射パターン521が形成されている。
各光反射パターン521は、入射部520から導光部52の内部に入射した光を導光部52の長手方向と直交する方向(すなわち、感光体121Bk,121Y,121C,121Mに向かう方向)に反射させて、光照射部53Bk,53Y,53C,53Mへと導くものである。
光照射部53Bk,53Y,53C,53Mは、導光部52と同様に、例えば、アクリル等の樹脂製の光透過部材から構成され、感光体121Bk,121Y,121C,121Mと対向する面とは反対側の面に、図2(A)に示すように、逆V字形状のプリズムからなる光反射パターン122が形成されている。
各光反射パターン122は、導光部52から光照射部53Bk,53Y,53C,53Mの内部に入射した光を、光照射部53Bk,53Y,53C,53Mの長手方向と直交する方向(すなわち、感光体121Bk,121Y,121C,121Mに向かう方向)に反射させて、感光体121Bk,121Y,121C,121Mに向けて光を照射させるものである。
遮断部54は、図2(B)(C)に示すように、透光部材からなる透部541a及び非透光部材からなる非透部541bを含んで構成された遮断部材541と、遮断部材541を鉛直方向に移動させる移動機構542とを備えている。
遮断部材541は、図2(A)に示すように、導光部52の光路を分断するように、そして光照射部53Bkとの接続部と光照射部53Yとの接続部との間に配置され、導光部52への接離方向に移動することによって、発光体51からの光を通過させたり遮断させる構成とされている。
例えば、図2(B)に示すように、遮断部材541の透過部541aと導光部52の光路とが重なり合う場合(このような場合を、遮断部材541が通過位置に配置されていると呼ぶ)、光照射部53Y,53C,53Mに対しても光が案内される。一方、図2(C)に示すように、遮断部材541の透過部541aと導光部52の光路とが重なり合わない場合(このような場合を、遮断部材541が遮断位置に配置されていると呼ぶ)、光照射部53Y,53C,53Mに対して光は案内されない。
移動機構542は、ラックを含む移動体542aと、移動体542aのラックにそれぞれ噛み合うように配設されたピニオンギヤ542bと、ピニオンギヤ542bを独立して回転運動させる駆動源である電動モーター542cとを含んで構成され、電動モーター542cの駆動によって、遮断部材541は通過位置又は遮断位置に移動する。なお、電動モーター542cの駆動は、後で詳しく説明する制御部100(図3参照)によって制御されるようになっている。
図3は、画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、駆動モーター70、除電部50、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェース部91を含んで構成されている。なお、図1に示した画像形成装置1、及び図2に示した除電部と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその詳しい説明を省略する。
原稿読取部5は、制御ユニット10を構成する制御部100による制御の下、光照射部及びCCD(Charge Coupled Device)センサー等を有する読取機構163(図1)を備えており、原稿読取部5は、光照射部を使って原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することによって、原稿から画像を読み取る。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿の画像データを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存したりするための領域である。HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データ等を記憶する大容量の記憶装置である。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対19等に回転駆動力を付与する駆動源である。ファクシミリ通信部71は、図示しない符号化・複合化部、変復調部、及びNCU(Network Control Unit)等を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの通信を行うものである。
ネットワークインターフェース部91は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含んで構成され、ネットワークインターフェース部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内、又はインターネット上のパーソナルコンピューター等の外部装置20と種々のデータの送受信を行うものである。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成され、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る制御部100を備えている。
次に、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1における制御部100の行う画像形成動作の一例を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、ここでの画像形成動作は、例えば、操作部47からの指示によって、原稿印刷が指示された場合に行われる動作である。
まず、操作部47から指示された画像形成の動作態様がモノクロ印刷であるのか、カラー印刷であるのかを判断し(ステップS1)、モノクロ印刷であると判断すれば(ステップS1で「モノクロ」)、モノクロ用としての画像データを生成し(ステップS2)、生成した画像データに基づいて、用紙Pにトナー像(モノクロ画像)を形成する動作を行わせるために画像形成部12に対して指令信号を出力する(ステップS3)。具体的には、ブラック用の画像形成ユニット12Bkを制御することによって、ブラック用の感光体121Bkの表面が帯電され(帯電工程)、露光及び現像工程を経て、感光体121Bkにトナー像が形成され、形成されたトナー像が中間転写ベルト125上に転写される。その後、ニップ部Nにおいて、用紙Pに転写され、熱圧着によってトナー像が用紙Pに定着される。
このとき、制御部100は、除電部50を構成する遮断部54が有した移動機構542(具体的には電動モーター542c)を制御して、遮断部材541を図2(C)が示す遮断位置へ移動させ(ステップS4)、画像形成動作終了後に発光体51を点灯させる。
これにより、発光体51からの光は遮断部材541で遮断されるので、発光体51からの光は光照射部53Bkへ到達するが、発光体51からの光は光照射部53Y,53C,53Mへ到達しないので、感光体121Bkの表面に除電光が照射されても、感光体121Y,121C,121Mの表面には除電光は照射されない。
一方、ステップS1において、制御部100は、操作部47からの指示がカラー印刷指示であると判断した場合は(ステップS1で「カラー」)、カラー用の画像データを生成し(ステップS5)、生成した画像データに基づいて、用紙Pにトナー像(カラー画像)を形成するように画像形成部12に対して指令信号を出力する(ステップS6)。具体的には、画像形成ユニット12Bk,12Y,12C,12Mを制御することによって、ブラック用の感光体121Bkだけでなく、イエロー用、シアン用、マゼンタ用の感光体121Y,121C,121Mの表面にも帯電され(帯電工程)、露光及び現像工程を経て、感光体121Bk,121Y,121C,121Mにトナー像が形成され、形成されたトナー像が中間転写ベルト125上に転写される。なお、この時、転写タイミングが調整されて、各色のトナー画像が中間転写ベルト125上で重ね合わされる。その後、ニップ部Nにおいて、用紙Pに転写され、熱圧着によってトナー像が用紙Pに定着される。
制御部100は、中間転写ベルト125上への転写後、除電部50を構成する遮断部54が有した移動機構542(具体的には電動モーター542c)を制御することによって、遮断部材541を図2(B)が示す通過位置へ移動させ(ステップS7)、画像形成動作終了後に発光体51を点灯させる。
これにより、光照射部53Bk,53Y,53C,53Mに対する光源を単一の発光体51により実現する。また、モノクロ印刷時には、光照射部53Y,53C,53Mに対しては発光体51からの光を到達させず、モノクロ印刷時に使用されないイエロー用、シアン用、マゼンタ用の感光体121Y,121C,121Mに、光照射部53Y,53C,53Mからは除電光を照射させないようにする。
以上、第1実施形態では、4つの光照射部53Bk,53Y,53C,53Mに対する光源を単一の発光体51により実現するので、光源数を低減することができる。また、モノクロ印刷時に、使用されないイエロー用、シアン用、マゼンタ用の感光体121Y,121C,121Mに除電光を照射させないので、使用されるブラック用の感光体121Bkと同じように駆動したり帯電させたりしなくても、イエロー用、シアン用、マゼンタ用の感光体121Y,121C,121Mの光疲労を防止することができる。このため、本実施形態によれば、除電用の光源数の低減を図りつつ、画像形成時に不使用となる感光体へ除電光を到達させず、当該不使用の感光体に対しての光疲労を防止することができる。
なお、ここでは中間転写ベルト125上への転写後、移動機構542を制御して、遮断部材541を移動させ、除電を行う場合について説明しているが、遮断部材541の移動や除電のタイミングはこれに限定されるものではない。
上記第1実施形態では、例えば、図2に示したように、発光体51から出射された光を導光部52で分配して、分配した除電光を各感光体121Bk,121Y,121C,121Mの表面に照射する場合(すなわち、光照射部53Bk,53Y,53C,53Mを導光部52に対して並列に配置する場合)について説明しているが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、例えば、図5に示す第2実施形態のように、光照射部53Bk,53Y,53C,53Mを、導光部52Cを介して、光進行方向に互いに直列に接続するようにしてもよい。
図5に示す導光部52Cは、発光体51に向けて配置される入射端52C1から、発光体51からの除電光を案内する導光部材52Cの末端52Fまでの経路を有する。当該経路は、感光体ドラム121M、121C、121Y、121Bkの全てに対向する位置に、当該感光体ドラム121M、121C、121Y、121Bkの回転軸方向に沿って配され、感光体ドラム121M、121C、121Y、121Bkの表面に対向させて出射面が形成されている。光照射部53Bk,53C,53M,53Yは、それぞれ、感光体ドラム121M、121C、121Y、121Bkのうち対応する感光体ドラムの表面に向けて除電光を反射させる。なお、この場合も、図4に示した画像形成動作実施形態の一連の処理が同様に行われる。
また、ここまで、制御部100が画像形成における動作態様を判断し、その判断結果に基づいて、例えば、図2に示したような移動機構542の電動モーター542cを制御し、遮断部材541を通過位置や遮断位置へ移動させる場合について説明しているが、除電部の構成はこれに限定されるものではない。
例えば、図6(A)に示すように、カラー印刷時に中間転写ベルト125がブラック用、マゼンタ用、シアン用、及びイエロー用の感光体121Bk,121M,121C,121Yに接触する状態とされ、モノクロ印刷時には、図6(B)に示すように、中間転写ベルト125が感光体121Bkにのみ接触して、マゼンタ用、シアン用、及びイエロー用の感光体121M,121C,121Yから離間する状態とされる画像形成装置1において、中間転写ベルト125をマゼンタ用、シアン用、及びイエロー用の感光体121M,121C,121Yから接離させる動作を図略の接離機構が行わせる場合は、当該接離動作に伴って、遮断部材541が導光部52又は52Cから接離するものとしてもよい。当該接離動作に伴う遮断部材541の導光部に対する接離により、導光部52又は52C内の光は、光進行方向における遮断部材541の前後において、遮断部材541部分を通過するか遮断されるかが切り換えられる。
例えば、上記接離動作を行う中間転写ベルト125のユニットにおける中間転写ベルト125を避けた位置に突起部15Aが取り付けられ、この突起部15Aが、移動機構542の動作オン又はオフを制御するスイッチ15Bを切り換えるものとする。カラー印刷時に中間転写ベルト125が感光体121Bk,121M,121C,121Yに接触する状態とされ、突起部15Aがスイッチ15Bを押し下げたときにスイッチ15Bがオンとなり、制御部100は、当該スイッチオンに従って、移動機構542の電動モーター542cを駆動して、遮断部材541を上述した通過位置に移動させる。また、モノクロ印刷時に中間転写ベルト125が感光体121Bkのみに接触する状態とされ、突起部15Aがスイッチ15Bから離れてスイッチ15Bがオフとなったときは、制御部100は、当該スイッチオフに従って、移動機構542の電動モーター542cを駆動して、遮断部材541を上述した遮断位置に移動させる。
これにより、画像形成装置1に備えられている機構を用いることで遮断部材541を移動させる移動機構542の構造を簡略化することが可能になる。
また、ここまで、透過部と非透過部とを備えた遮断部を使って、光源からの光を通過させたり、遮断させたりする場合について説明しているが、光の通過や遮断はこれに限定されるものではなく、例えば、液晶層を含んで構成された遮断部を備え、液晶分子の配向方向を制御することによって、光源からの光を通過させたり、遮断させたりするようにしても良い。
なお、図1〜図6を用いて上記各実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 画像形成装置
10 制御ユニット
50 除電部
51 発光体
52,52C 導光部
53Bk,53C,53M,53Y 光照射部
54 遮断部
100 制御部
121Bk,121C,121M,121Y 感光体
125 中間転写ベルト
520 入射部
541 遮断部材
542 移動機構

Claims (5)

  1. 複数の感光体と、
    これら複数の感光体それぞれに対向して設けられ、前記感光体に除電光としての光を照射する複数の光照射部と、
    光源としての発光体と、
    前記複数の光照射部を接続し、各光照射部に対して前記光源からの光を案内する導光部と、
    前記導光部内における前記発光体からの光を通過又は遮断することによって、前記複数の光照射部のうち、画像形成に用いる前記感光体に対向して設けられた光照射部に対しては前記導光部を介して前記発光体からの光を通過させ、画像形成に用いられない前記感光体に対向して設けられた光照射部に対しては前記導光部を介する前記発光体からの光の通過を遮断する遮断部と、を備え
    前記遮断部は、前記導光部の光路と重なる大きさの透光部材からなる透過部、及び、前記導光部の光路と重なる大きさを有する領域と当該透過部の外周の領域とを含む大きさの非透光部材からなる非透過部を含んで構成された遮断部材と、前記遮断部材を通過位置と遮断位置とに移動させる移動機構とを備え、
    前記移動機構が前記遮断部材を前記通過位置に移動させたとき、前記遮断部材の前記透過部と前記導光部の光路とが重なり合うとともに、前記遮断部材の前記非透過部が前記導光部の光路から外れて位置し、前記発光体からの光を通過させ、
    前記移動機構が前記遮断部材を前記遮断位置に移動させたときに、前記遮断部材の前記非透過部が前記導光部の光路と重なり合う位置に移動することにより、前記発光体からの光の通過を遮断する、画像形成装置。
  2. 前記複数の光照射部は前記導光部に対してそれぞれ接続され、前記導光部を介して前記複数の光照射部は互いに並列に接続され、
    前記遮断部は、
    前記導光部において、前記複数の光照射部のうち、予め定められた数の前記光照射部よりも光進行方向下流側となる位置に配設され、
    画像形成時には前記予め定められた数の前記光照射部に対して前記光源からの光を通過させ、当該予め定められた数の前記光照射部よりも光進行方向下流側となる前記光照射部に対しては光の通過を遮断する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の光照射部は前記導光部を介して、光進行方向に互いに直列に接続され、
    前記遮断部は、
    前記導光部において、前記直列に接続された複数の光照射部のうち、予め定められた数の前記光照射部よりも光進行方向下流側となる位置に配設され、
    画像形成時には前記予め定められた数の前記光照射部に対して前記光源からの光を通過させ、当該予め定められた数の前記光照射部よりも光進行方向下流側となる前記光照射部に対しては光の通過を遮断する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 複数の感光体と、
    これら複数の感光体それぞれに対向して設けられ、前記感光体に除電光としての光を照射する複数の光照射部と、
    光源としての発光体と、
    前記複数の光照射部を接続し、各光照射部に対して前記光源からの光を案内する導光部と、
    前記導光部内における前記発光体からの光を通過又は遮断することによって、前記複数の光照射部のうち、画像形成に用いる前記感光体に対向して設けられた光照射部に対しては前記導光部を介して前記発光体からの光を通過させ、画像形成に用いられない前記感光体に対向して設けられた光照射部に対しては前記導光部を介する前記発光体からの光の通過を遮断する遮断部と、を備え、
    前記感光体に対して接離可能に移動可能とされ、無端走行する中間転写ベルトと、
    画像形成時には、前記複数の感光体のうち当該画像形成に用いられる前記感光体を前記中間転写ベルトに接触させた状態とし、画像形成に用いられない前記感光体を前記中間転写ベルトから離間する状態として、前記中間転写ベルトを、前記感光体に対して接離する接離方向に移動させる接離機構とを更に備え、
    前記接離機構により前記中間転写ベルトが前記画像形成時の状態に移動されるときは、前記遮断部は当該中間転写ベルトと連動して移動し、画像形成に用いられない前記光照射部への光を遮断する位置に移動する画像形成装置。
  5. 前記画像形成時に用いられる光照射部は、黒色画像形成用の前記感光体に対向する位置に配設された光照射部である請求項4に記載の画像形成装置。
JP2014258876A 2014-12-22 2014-12-22 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6274098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014258876A JP6274098B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014258876A JP6274098B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016118694A JP2016118694A (ja) 2016-06-30
JP6274098B2 true JP6274098B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=56244234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014258876A Expired - Fee Related JP6274098B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6274098B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329222A (ja) * 1986-07-23 1988-02-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光温度センサ−
JPS63147136A (ja) * 1986-12-10 1988-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光温度センサ
JP2786439B2 (ja) * 1997-09-16 1998-08-13 川崎重工業株式会社 レーザ光の光ファイバへの導光装置
JP2002251046A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4372645B2 (ja) * 2004-08-26 2009-11-25 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2007219250A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び除電装置
JP5151339B2 (ja) * 2007-09-14 2013-02-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP6210226B2 (ja) * 2014-08-28 2017-10-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016118694A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6706434B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US7567767B2 (en) Image forming apparatus and image forming process controlling method
US9405262B2 (en) Image forming apparatus eliminating static electricity from photoconductor surface
JP5813602B2 (ja) 駆動装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP6417840B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP4934418B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP2006139214A (ja) マーク検出装置と駆動制御装置とベルト駆動装置と画像形成装置
JP2011008133A (ja) 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6274098B2 (ja) 画像形成装置
US9612567B2 (en) Image forming apparatus that emits static eliminating light onto surface of photosensitive body
JP5698855B2 (ja) レンズアレイ並びにこれを用いた読取装置、露光装置及び画像形成装置
JP6332104B2 (ja) 画像形成装置
JP6492851B2 (ja) 画像形成装置
JP2021140175A (ja) 画像形成装置
JP6332103B2 (ja) 画像形成装置
JP5679945B2 (ja) レンズアレイ並びにこれを用いた読取装置、露光装置及び画像形成装置
JP2017129811A (ja) 画像形成装置
JP6638686B2 (ja) 転写ユニット及びそれを備えた画像形成装置
JP5825547B2 (ja) ベルト蛇行抑制装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2006023465A (ja) 駆動制御装置および画像形成装置
JP7254499B2 (ja) 画像形成装置
JP5717606B2 (ja) 画像形成装置
JP2020042177A (ja) 画像形成装置
JP2006251664A (ja) 画像形成装置
JP4413110B2 (ja) 光書き込み装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6274098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees