JP6273909B2 - Fax装置、印刷装置 - Google Patents
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Description
また、印刷設定により用紙を設定して、印刷を行うことができる装置も知られている。ユーザは、装置に備えられた操作パネルや外部装置を操作して複数の給紙部の各々にセットする用紙の種別(用紙サイズ、紙種、等)を設定することで、装置は印刷データで設定された用紙の種別の紙がセットされた給紙部から給紙を行い、設定された用紙の種別に応じたパラメータで、印刷を行う。
上記課題を解決するために、本発明の一態様では、入力部と、給紙部と、印刷部と、制御部と、FAX通信部と、を備え、前記制御部は、前記給紙部に用紙がセットされたことを検出すると、セットされた前記用紙の種別をユーザに問い合わせ、ユーザにより印刷設定として前記入力部を介して受付けた用紙の種別を記録し、前記印刷設定として前記入力部を介してユーザから入力された用紙の種別に応じて、前記給紙部から用紙を給紙させ、給紙させた前記用紙に対して前記印刷部に印刷を行わせ、前記問い合わせは、前記印刷設定中である第1の場合は、前記印刷設定としてユーザから入力された用紙の種別を初期値として行い、通常状態である第2の場合は、それまでに記録していた用紙の種別を初期値として行う。
そのため、印刷設定を行う場合のみ、設定した用紙の種別が初期値として反映されるため、ユーザが用紙をセットする際の負担を軽減することができる。
ここで、入力部は、FAX装置の一部として構成される操作部を通じてユーザからの操作を受け付ける部位以外にも、ユーザが外部装置を操作して入力を装置に送信する場合に、送信された入力を受付ける部位も含む。
また、問い合わせは、ユーザに用紙の種別を問い合わせるものであればどのようなものであってもよく、画面の表示の他、音声も含む概念である。
そして、印刷設定とは、用紙に対して印刷を行う場合の設定の総称であり、FAX受信や、コピーの際の設定を含む。
なお、「用紙がセットされたことを検出する」ということは、直接的に用紙をセンサーで検知することに限られず、用紙がセットされるトレイがセットされたことセンサー等で検知するというような、間接的に検知することも含む。このように間接的に検知する場合には、実際には用紙がトレイにセットされていない場合であっても、トレイがセットされたことで、用紙がセットされたものとして検出してもよい。
本発明の一態様では、前記給紙部は、複数の紙置き場を有し、前記第1の場合に前記印刷設定として前記入力部を介してユーザが入力した対象である前記紙置き場に用紙がセットされると、前記問い合わせは、ユーザから入力された前記用紙の種別を初期値とし、前記第1の場合に前記印刷設定として入力部を介してユーザが入力した対象でない前記紙置き場に用紙がセットされると、前記問い合わせは、それまで記録していた用紙の種別を初期値とする。
上記のように構成された発明では、ユーザが用紙をセットした紙置き場に応じて、問い合わせの初期値を変化させるため、印刷設定で紙置き場を設定する場合であっても、本発明を適用することができる。
ここで、紙置き場とは、給紙部の一部として構成され、給紙部により給紙される用紙をセットする場所を意味し、用紙トレイ、用紙カセット、を含む。
本発明の一態様では、前記紙置き場は、ユーザが操作することで機構的に給紙元となる前記紙置き場を選択する切替え機構を備えた給紙カセットである。
上記のように構成された発明では、1つの給紙カセット内に異なる紙置き場を備える場合でも、本発明を適用することができる。
本発明の一態様では、第1の用紙をセット可能な第1紙置き場と、前記第1の用紙をセット不可能な第2紙置き場と、をさらに備え、前記印刷設定において前記第1の用紙を入力した前記第1の場合、前記問い合わせは、前記第1紙置き場に用紙がセットされると前記第1の用紙を初期値として行い、または、前記第2紙置き場に用紙がセットされると、それまで記録していた用紙の種別を初期値として行う。
上記のように構成された発明では、紙置き場ごとにセット可能な用紙の制限がある場合に、問い合わせの初期値を変化させるため、ユーザの用紙のセットミスを減らすことができる。
本発明の一態様では、前記第1の場合に、向きの別がある用紙を前記印刷設定としてユーザが入力した場合、前記制御部は、前記問い合わせに先だって、ユーザに前記向きの別がある用紙のセット方法を案内し、または、向きの別がない用紙を前記印刷設定としてユーザが入力した場合、前記制御部は、ユーザに用紙のセット方法を案内しない。
上記のように構成された発明では、問い合わせに先だって、用紙のセット方法を案内するため、ユーザの用紙のセットミスを減らすことができる。
本発明の一態様では、表示部を備え、前記問い合わせは、前記表示部が画像を表示することで行う。
上記のように構成された発明では、ユーザに初期値の問合せを視覚的に通知することができる。
1.第1の実施形態:
(1)FAX装置の構成について
(2)印刷設定について
(3)問い合わせ処理について
2.第2の実施形態:
3.第3の実施形態:
4.第4の実施形態:
5.第5の実施形態:
6.第6の実施形態:
7.第7の実施形態:
8.第8の実施形態:
9.第9の実施形態:
10.第10の実施形態:
11.その他の実施形態:
(1)FAX装置の構成について
図1は、FAX装置の外観を示す外観図である。また、図2は、FAX装置のハードウェア構成図である。
FAX装置100は、FAX機能、印刷機能、スキャナー機能を備える複合機である。FAX装置100は、筺体90と、筺体90の上部に備えられたスキャナーユニット30と、筺体90の前面から引出し可能に配置され給紙部10の一部であるトレイ(Aトレイ13、Bトレイ14)11、筺体90の後部に備えられ給紙部10の一部であるトレイ(手差しトレイ12)11、筺体90の前方に備えられ画面の表示やユーザからの入力操作を受け付けるディスプレイユニット40を備える。また、筺体90の内部には、図2に示すハードウェアが内蔵されている。
プリンター機構36は、周知のインクジェット方式や、レーザー方式の任意の機構である。
メインコントローラ50は、ボタン群56からの操作信号などがI/F55を介して受信し、給紙部10、FAX通信部20、スキャナーユニット30、プリンターユニット35,ディスプレイユニット40からの各種検知信号を受信する。また、メインコントローラ50は、スキャン指令(原稿の読み取り指令)をスキャナーユニット30(スキャナーASIC32)に出力し、印刷指令をプリンターユニット35(プリンターASIC37)に出力し、表示指令をディスプレイユニット40(LCDコントローラ41)に出力する。
FAX装置100は、給紙部10(手差しトレイ12)に用紙がセットされたことを検知すると(図4(a))、ディスプレイユニット40に用紙の種別(用紙サイズ、紙種)を表示する問い合わせ処理を行う。この問い合わせ処理では、FAX装置100の状態に応じて、問合せの初期値となる用紙の種別が変化する。
次に、印刷設定について説明を行う。
図5は、FAX装置により実行される印刷設定を説明するフローチャートである。また、図6、図7は、ディスプレイユニット40に表示されるUI画面の変化を示す状態転移図である。印刷設定において、ユーザが、用紙の種別を、『B5』、『写真紙』として設定する場合を例に説明を行う。
以下では、印刷設定の一例としてコピー設定を例に説明を行うが、他の設定(FAX受信をして記憶している受信データの印刷処理、セットされたメモリカードやUSBメモリ等に記憶された写真データの印刷処理等)においても、同様である。
例えば、ユーザが、コピー設定画面210で、用紙を給紙させるトレイ11として、手差しトレイ12を指定し、図7(a)に示す、用紙サイズを変更するためのサブ設定画面220を表示したとする。このサブ設定画面220では、手差しトレイ12に給紙させる用紙サイズとして、『A4』、『B5』、『L判』、『2L判』、『封筒サイズ』の各アイコンが表示される。
なお、ユーザが設定をキャンセルするコピーアイコン(図示しない)を操作すると、メインコントローラ50は、変更後の用紙サイズ、紙種等をRAM53に記録しない。
また、ステップS5で記録される用紙の種別の設定は、フラッシュメモリ54に記録された設定テーブル541の内容を更新するものではなく、設定テーブル541の内容とは別に記録される値である。
そして、ユーザがコピーアイコン211を操作すると(ステップS9:YES)、メインコントローラ50は、コピー処理(印刷処理)を開始する。一方、ユーザがコピーアイコン211を操作することなく、トレイ11に用紙をセットすると、メインコントローラ50は、問い合わせ処理を開始する。なお、この第1の実施形態では、いずれのトレイ11に対して用紙をセットした場合でも、問い合わせ処理は開始させる。
次に、給紙部10に用紙をセットした場合に実行される問い合わせ処理について説明する。図8は、トレイに用紙がセットされた場合にメインコントローラ50が実行する処理を示すフローチャートである。また、図9は、図8のステップS11において実行される処理を示すフローチャートである。そして、図10は、ディスプレイユニット40に表示される問い合わせ画面300を示す図である。
ステップS111において、メインコントローラ50は、状態フラグを参照し、状態フラグが印刷設定中に変化していれば(ステップS111:YES)、ステップS112に進む。ステップS112では、メインコントローラ50は、RAM53に記録された(図5のステップS5で記録された)用紙の種別を問合せの初期値として設定する。
ステップS12に戻り、ユーザが確定アイコン303を操作した場合(ステップS12:YES)、ステップS15において、メインコントローラ50は、変更後の用紙の種別を用紙がセットされたトレイ11の用紙として設定テーブル341に記録する。そして、ステップS16では、メインコントローラ50は、状態フラグを印刷設定なしに設定する。
図11は、一例としての印刷処理(コピー処理)を説明するフローチャートである。ユーザがコピーアイコン211を操作すると(例えば、図5のステップS9:YES)メインコントローラ50は、コピー処理に進む。
ステップS91では、メインコントローラ50は、スキャナーユニット30を制御して、原稿台にセットされた原稿のスキャンを開始する。そして、スキャナーユニット30により読み込まれた原稿データは、プリンターユニット35に出力される。ステップS92では、メインコントローラ50は、プリンターユニット35を制御し、入力された原稿データをもとに、印刷設定(用紙の種別やその他の設定)に応じたパラメータを適用した印刷データを生成する。
その後、印刷設定でトレイ11が指定されていれば(ステップS93:YES)、ステップS94では、メインコントローラ50は、指定されているトレイ11から用紙を給紙させる印刷を行う。このとき、メインコントローラ50は、指定されているトレイ11に印刷設定で設定された用紙の種別の用紙がセットされているか設定テーブル541を参照して確認する。設定された用紙がセットされていれば、メインコントローラ50は、そのトレイ11から給紙を行わせ、プリンターユニット35に印刷データを用いて印刷を行わせる。一方、設定された用紙がセットされていなければ、メインコントローラ50は、エラー表示を行い、ユーザに、設定された用紙を指定されているトレイにセットするように促す。
また、印刷設定でトレイ11が指定されていなければ(ステップS93:NO)、ステップS95では、メインコントローラ50は、いずれかのトレイ11にセットされている用紙を用いてプリンターユニット35に印刷を行わせる。このとき、メインコントローラ50は、いずれかのトレイ11に印刷設定で設定された用紙の種別の用紙がセットされているか設定テーブル541を参照して確認する。いずれかのトレイ11に設定された用紙がセットされていれば、メインコントローラ50は、設定された用紙がセットされているトレイ11から給紙を行い、プリンターユニット35に、印刷データを用いて印刷を行わせる。設定された用紙の種別の用紙がセットされていなければ、メインコントローラ50は、エラー表示を行い、ユーザに設定された用紙をいずれかのトレイ11にセットするように促す。
そして、ステップS96において、メインコントローラ50は、状態フラグを印刷設定なしに設定し、処理を終了する。
そのため、印刷設定を行なう場合にのみ、設定した用紙の種別が初期値として反映されるため、ユーザが用紙をセットする際の負担を軽減することができる。
また、問い合わせ処理を行なうことで、ユーザはセットした用紙と初期値が異なる場合を、判断することができ、用紙のセットミスによる印刷を防ぐことができる。
この第2の実施形態では、問い合わせ処理において、用紙がセットされたトレイ11に応じて、問い合わせ画面300に表示される用紙の種別の初期値が変化する構成が第1の実施形態と比べて異なる。特に、この第2の実施形態では、印刷設定において、用紙を給紙するトレイ(手差しトレイ12、Aトレイ13、Bトレイ14)を指定した場合が第1の実施形態と比べて異なる。
ユーザが問い合わせ画面300の確定アイコン303を操作した場合(図8、ステップS12:YES)、メインコントローラ50は、問い合わせ画面300に表示した用紙の種別を設定テーブル541に記録する(ステップS15)。そして、ステップS16において、メインコントローラ50は、状態フラグを印刷設定なしに設定する。
一方、ユーザが、用紙の種別の変更を操作すると(図8、ステップS13:YES)、メインコントローラ50は、用紙の種別の変更入力を受付ける(ステップS14)。
この第3の実施形態では、内部の空間を切替え機構により切替えることで、別々のトレイとすることができるトレイ11(給紙カセット)を用いる場合に、切替えられた紙置き場ごとに、問い合わせ処理の初期値を変更する構成が他の実施形態と異なる。
一方、切替え機構172を本体171に対して図中前方Dfにスライドさせた状態で給紙カセット17がセットされた場合は(図13、ステップS1122:NO)、それまで設定テーブル541で下部紙置き場171bにセットされていた紙として記憶されている用紙の種別を問い合わせの初期値とする(図13、ステップS1124)。そして、ユーザが入力を終了したことに応じて、問い合わせ画面で示されていた用紙の種別を下部紙置き場171bにセットされている用紙の種別として設定テーブル541に記憶する。
この第4の実施形態では、印刷設定においてトレイ11ごとにセットできる用紙の別がある場合に、印刷設定で設定された用紙に応じて、問い合わせの初期値を変化させる構成が他の実施形態と比べて異なる。また、この第4の実施形態では、印刷設定においてユーザが用紙を給紙するトレイ11を指定せず、メインコントローラ50がトレイ11を自動で選択する場合を対象としている。無論、ユーザが用紙を給紙するトレイを指定することも選択できてもよいし、ユーザが用紙を給紙するトレイを指定することができずにメインコントローラ50がトレイ11を自動で選択することしかできないものであってもよい。
ステップS1223では、メインコントローラ50は、RAM53に記録された(図5のステップS5で記録された)印刷設定での用紙の種別を問い合わせの初期値として設定する。
以下、ユーザが問い合わせ画面300の確定アイコン303を操作した場合(図8、ステップS12:YES)、メインコントローラ50は、問い合わせ画面300での用紙の種別をトレイ11にセットされた用紙の種別として設定テーブル541に記録する(ステップS15)。一方、ユーザが、用紙の種別の変更を操作すると(図8、ステップS13:YES)、メインコントローラ50は、用紙の種別の変更入力を受付ける(ステップS14)。
この第5の実施形態では、印刷設定で、セット方向の別がある用紙を設定した場合に、問い合わせ処理に先だって、用紙のセット方法を通知する構成が他の実施形態と比べて異なる。
この実施形態では、上記のように、セットの別が存在する用紙を印刷設定で設定した場合、問い合わせ処理に先立って、用紙のセット方向を説明する画面を表示する。
これ以外にも、メインコントローラ50は、用紙がトレイ11にセットされることなく状態フラグが印刷設定中に変化したことを検出した場合、用紙をセットしようとしているとして検出するものであってもよい。
この説明画面400には、用紙の長手方向の辺を手差しトレイ12の給紙方向に沿ってセットするよう画面が表示される。無論、図18に示した説明画面は一例に過ぎず、用紙がセットされるトレイ11に応じて、その説明は適宜変更されるものである。また、図示しないが、OHPペーパーを印刷設定で設定している場合、トレイ11にセットする際のOHPペーパーの表裏を説明する説明画面が表示される。
印刷設定中の第1の場合に問い合わせ処理を行なわず、印刷設定が行なわれていない第2の場合にのみ問い合わせ処理を行っても良い。
なお、この第1の実施形態では、ユーザがどのトレイ12〜14に用紙をセットしても、メインコントローラ50は問い合わせ処理を開始する。
また、ユーザが、アイコンを操作せず(ステップS214:NO)、用紙の種別を変更するアイコンを操作すると(ステップS215:YES)、ステップS216において、メインコントローラ50は、用紙の種別の変更入力を受付ける。
上記した第6の実施形態において、用紙を給紙するトレイ11をメインコントローラ50に選択させる場合に、印刷設定において設定された用紙の種別に応じて問い合わせ処理の有無を変更するものであってもよい。
なお、図21に示す以外の処理は、第6の実施形態と同様であるため、図20を流用して説明を行う。
そして、図20のステップS214に進み、ユーザが用紙の種別を確定するアイコンを操作した場合(ステップS214:YES)、ステップS217では、メインコントローラ50は、問い合わせ画面300に表示した用紙の種別をトレイ11にセットされた用紙の種別として設定テーブル541に記録する。そして、メインコントローラ50は、ステップS218で状態フラグを印刷設定なしに設定する。また、ユーザが、アイコンを操作せず(ステップS214:NO)、用紙の種別を変更するアイコンを操作すると(ステップS215:YES)、ステップS216において、メインコントローラ50は、用紙の種別の変更入力を受付ける。
第4の実施形態のように、トレイ11ごとにセットできる用紙(第1の用紙)の別があり、印刷設定で第1の用紙が設定される場合に、第6の実施形態に係る処理を行うものであってもよい。即ち、メインコントローラ50は、第1の用紙をセット(給紙)できるトレイ11に用紙がセットされた場合は、問い合わせを行わず、第1の用紙をセット(給紙)できないトレイ11に用紙がセットされた場合は、問い合わせを行う。この第8の実施形態では、印刷設定においてユーザが用紙を給紙するトレイを設定する場合と、メインコントローラ50が給紙トレイを自動で選択する場合とのいずれも対象としている。
なお、図22に示す以外の処理は、第6の実施形態と同様であるため、図20を流用して説明を行う。
上記した第3の実施形態のように、内部の空間を切替え機構により切替えることで、1つのカセット内の別々の紙置き場から用紙を給紙する給紙カセットを用いる場合に、第6の実施形態を適用するものであってもよい。即ち、給紙カセットにおける印刷設定において設定された紙置き場に用紙がセットされた場合は、問い合わせを行わず、印刷設定において設定されていない紙置き場に用紙がセットされた場合に問い合わせを行う。
上記した第6〜第9の実施形態に対して、第5の実施形態のように、印刷設定で、セット方向の別がある用紙を設定した場合に、問い合わせ処理に先だって、用紙のセット方法を通知する構成を加えるものであってもよい。
上記のように構成することで、セット方向の別が存在する用紙を印刷設定において設定した場合に、問い合わせに先立って説明画面を表示させるため、ユーザが用紙をトレイ11にセットする際のミスを抑制することができる。
また、FAX装置100がスマートフォン等の携帯端末と通信を行うことができる場合に、携帯端末をリモコン装置として使用するものであってもよい。
また、FAX装置100は、携帯端末60と通信可能な通信I/Fを備え、携帯端末60のディスプレイ62に、上記した第1〜第10の実施形態と同様の問い合わせ画面を表示させることができる。そのため、この実施形態では、通信I/Fがユーザからの入力を受付ける入力部となる。
また、問い合わせ画面は、上記した実施形態のものに限定されず、様々なものが想定される。
また、状態フラグを変化させるのは上述の場合に限られない。例えば、ユーザがホーム画面200(図6(a))から、印刷設定を開始したことに応じて、状態フラグを印刷設定ありにしてもよい。この場合、用紙の種別がユーザによって変更されるまでは、印刷設定におけるデフォルト(例えば、設定テーブルに記録された)の用紙の種別を印刷設定の用紙の種別としてRAM53に記録してもよい。また例えば、印刷設定の用紙がセットされた用紙として確定されることで状態フラグを印刷設定なしにしてもよい。そして印刷設定の用紙以外の用紙がセットされた用紙として確定された場合には、状態フラグを変化させない。これによって、ユーザが最初にセットした用紙が印刷設定の用紙でなく、その後にセットした用紙が印刷設定の用紙である場合にも、ユーザの用紙の誤セットに応じた印刷ミスを抑制することができる。また例えば、印刷設定で指定されたトレイに用紙がセットされて用紙の種別が確定されることで状態フラグを印刷設定なしにしてもよい。そして印刷設定で指定されていないトレイに用紙がセットされた場合には、状態フラグを変化させない。さらに、印刷が完了するまでは状態フラグを印刷設定に維持し、印刷が完了することに応じて状態フラグを印刷設定なしにすることが望ましい。これらの、状態フラグを印刷設定ありにするタイミングから状態フラグを印刷設定なしにするタイミングまでを、「印刷設定中」であるとしてもよい。
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
Claims (7)
- 入力部と、
給紙部と、
印刷部と、
制御部と、
FAX通信部と、を備え、
前記制御部は、前記給紙部に用紙がセットされたことを検出すると、セットされた前記用紙の種別をユーザに問い合わせ、ユーザにより印刷設定として前記入力部を介して受付けた用紙の種別を記録し、
前記印刷設定として前記入力部を介してユーザから入力された用紙の種別に応じて、前記給紙部から用紙を給紙させ、給紙させた前記用紙に対して前記印刷部に印刷を行わせ、
前記問い合わせは、前記印刷設定中である第1の場合は、前記印刷設定としてユーザから入力された用紙の種別を初期値として行い、前記印刷設定中ではない第2の場合は、それまでに記録していた用紙の種別を初期値として行う、ことを特徴とするFAX装置。 - 入力部と、
給紙部と、
印刷部と、
制御部と、
FAX通信部と、を備え、
前記給紙部は、複数の紙置き場を有し、
前記制御部は、前記給紙部に用紙がセットされたことを検出すると、セットされた前記用紙の種別をユーザに問い合わせ、ユーザにより印刷設定として前記入力部を介して受付けた用紙の種別を記録し、
前記印刷設定として前記入力部を介してユーザから入力された用紙の種別に応じて、前記給紙部から用紙を給紙させ、給紙させた前記用紙に対して前記印刷部に印刷を行わせ、
前記問い合わせは、前記印刷設定中である第1の場合に、前記印刷設定として前記入力部を介してユーザが入力した対象である前記紙置き場に用紙がセットされると、前記印刷設定として前記入力部を介してユーザから入力された前記用紙の種別を初期値として行い、
前記第1の場合に、前記印刷設定として前記入力部を介してユーザが入力した対象でない前記紙置き場に用紙がセットされると、それまで記録していた用紙の種別を初期値として行い、
前記印刷設定中ではない第2の場合は、それまでに記録していた用紙の種別を初期値として行う、ことを特徴とするFAX装置。 - 前記紙置き場は、ユーザが操作することで機構的に給紙元となる前記紙置き場を選択する切替え機構を備えた給紙カセットである、ことを特徴とする請求項2に記載のFAX装置。
- 第1の用紙をセット可能な第1紙置き場と、
前記第1の用紙をセット不可能な第2紙置き場と、をさらに備え、
前記印刷設定において前記第1の用紙を入力した前記第1の場合、前記問い合わせは、前記第1紙置き場に用紙がセットされると前記第1の用紙を初期値として行い、または、前記第2紙置き場に用紙がセットされると、それまで記録していた用紙の種別を初期値として行う、ことを特徴とする請求項1に記載のFAX装置。 - 前記第1の場合に、向きの別がある用紙を前記印刷設定としてユーザが入力した場合、前記制御部は、前記問い合わせに先だって、ユーザに前記向きの別がある用紙のセット方法を案内し、または、向きの別がない用紙を前記印刷設定としてユーザが入力した場合、前記制御部は、ユーザに用紙のセット方法を案内しない、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のFAX装置。
- 表示部を備え、
前記問い合わせは、前記表示部が画像を表示することで行う、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のFAX装置。 - 入力部と、
給紙部と、
印刷部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記給紙部に用紙がセットされたことを検出すると、セットされた前記用紙の種別をユーザに問い合わせ、ユーザにより印刷設定として前記入力部を介して受付けた用紙の種別を記録し、
前記印刷設定として前記入力部を介してユーザから入力された用紙の種別に応じて、前記給紙部から用紙を給紙させ、給紙させた前記用紙に対して前記印刷部に印刷を行わせ、
前記問い合わせは、前記印刷設定中である第1の場合は、前記印刷設定としてユーザから入力された用紙の種別を初期値として行い、前記印刷設定中ではない第2の場合は、それまでに記録していた用紙の種別を初期値として行う、ことを特徴とする印刷装置。
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