JP6273415B1 - 癌患者用帽子 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬の副作用による脱毛状態にあることを自然な形で覆い隠すことを可能とする癌患者用帽子を提供することである。【解決手段】癌患者用帽子10は、癌患者2の頭部に沿って癌患者2の地毛18に装着可能な帯部を有する装着部12と、頭部の全体を覆い、装着部12が内側の下部に着脱可能な帽子部14と、を備え、装着部12は、地毛18に装着された状態で帯部13の上方で地毛18が帯部13の周方向に沿って切断された際に該切断された切断境界部11よりも下方の地毛を保持することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、癌患者用帽子に関する。
従来、癌患者に対して、抗がん剤の投与などの化学療法がなされると抜け毛などの副作用が生じる。脱毛が始まると、従来の自分の姿とは異なる状態になることもあるため、癌患者の気持ちが沈むことがある。そこで、帽子を被ったり、人工毛で形成されたかつらを被ったりするなどの対策がなされている。
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、抗がん剤の副作用による脱毛や頭部手術後に被る患者用帽子であって、少なくとも、吸湿発熱繊維で編成して柔軟な帽子本体を形成し、帽子本体が、吸湿発熱繊維で編成されるか或いは編成した布地を縫製して形成されると共に、その帽子本体の外周に、熱発散防止用の外被が重ねて設けられた患者用帽子が開示されている。
特開2013−221227号公報
薬の副作用によって髪が抜け落ちた脱毛状態で帽子を被った場合に生え際や襟足周辺に髪の毛が無いことから周りの人から一見して脱毛状態であることが分かってしまう。また、人工毛のかつらを被った場合であっても、従来の地毛とは髪質や髪形などが全く異なるため違和感があり周りの人から一見して脱毛状態であることが知れてしまう虞がある。このため、癌患者は晴れやかな気持ちで外出することが難しい。
本発明の目的は、薬の副作用による脱毛状態にあることを自然な形で覆い隠すことを可能とする癌患者用帽子を提供することである。
本発明に係る癌患者用帽子は、癌患者の頭部に沿って前記癌患者の地毛に装着可能な帯部を有する装着部と、前記頭部の全体を覆い、前記装着部が内側の下部に着脱可能な帽子部と、を備え、前記装着部は、前記地毛に装着された状態で前記帯部の上方で前記地毛が前記帯部の周方向に沿って切断された際に該切断された切断境界部よりも下方の地毛を保持することを特徴とする。
また、本発明に係る癌患者用帽子において、前記装着部は、前記帯部に並んで設けられる複数の挟持部を含み、前記各挟持部は、所定量の前記地毛を挟持可能であることが好ましい。
また、本発明に係る癌患者用帽子において、前記装着部は、所定量の前記地毛を挟持可能な一対の面ファスナーであることが好ましい。
また、本発明に係る癌患者用帽子において、前記一対の面ファスナーは、前記帽子部の前記内側の下部にも着脱可能であることが好ましい。
本発明によれば、脱毛前の癌患者の地毛をそのまま保持した癌患者用帽子であるため、被っていても違和感がない。これにより、癌患者も薬の副作用による脱毛状態を気にすることなく、外出などすることができる。
本発明に係る実施形態の癌患者用帽子を示す図である。 本発明に係る実施形態の癌患者用帽子の装着部を示す図である。 本発明に係る実施形態の癌患者用帽子の装着部を癌患者の地毛に装着して髪の毛を切断している様子を示す図である。 本発明に係る実施形態の癌患者用帽子の変形例を示す図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、癌患者用帽子10を示す図である。図2は、癌患者用帽子10の装着部12を示す図である。図3は、癌患者用帽子10の装着部12を癌患者2の地毛18に装着して地毛18(髪の毛)を切断している様子を示す図である。図4は、癌患者用帽子10の装着部12の変形例を示す図である。
癌患者用帽子10は、癌を患い抗がん剤を用いた治療を行う患者2が被るための帽子である。癌患者用帽子10は、装着部12と帽子部14とを備えている。
装着部12は、癌患者2の頭部に沿って癌患者2の地毛18に装着可能な帯部13を有している。装着部12は、肌触りが良い材質で構成されていることが好ましく、例えば、コットン、麻(リネン、ジュートなど)、綿、ポリエステルなどを用いて編み込まれて形成されている。これらの材質は、保湿性、保温性、吸水性などの各種パラメータについて、季節によって適切なものとなるように選択することが好適である。
装着部12は、地毛18に装着された状態で帯部13の上方で地毛18が帯部13の周方向に沿ってハサミ4により切断された際に切断された切断境界部11よりも下方の地毛18を保持する機能を有する。ハサミ4は、髪の毛を切る専用のハサミであることが好ましく、例えば、ハイカーボンステンレスなどの材質で構成された切れ味の良いものであることが好ましい。
装着部12は、帯部13に並んで設けられる複数の挟持部20を含んで構成される。各挟持部20は、所定量の地毛18を挟持可能である。挟持部20は、髪の毛を挟持可能な髪留めで構成されている。
髪留めとして、例えば、スモールクリップピン(シングルピン、ダブルピン)、アメピン(ヤナギピン、ボビーピン、スモールピン)、ヘアピン、スティックピンなどが考えられるが、ここでは、所謂パッチン留めと呼ばれるスリーピンを用いるものとして説明する。
図2の下図に示されるように、スリーピンは、第1ピン部22と第2ピン部24とを備えて構成されている。髪を挟み込まない開放時は第1ピン部22と第2ピン部24の先端が離間した形状を有しており、閉塞時は第1ピン部22と第2ピン部24の先端から基端まで閉じた状態となる。これにより、しっかりと癌患者2の地毛18(髪の毛)を挟み込むことができる。
帯部13は、癌患者2の頭部を囲むことが可能な長さを有していることが好ましい。ここでは、頭部全体を覆うように一体化されたものとして説明するが、複数に分離してもよい。例えば、耳のあたりから後頭部に渡る部分と前頭部に渡る部分の2つの帯に分けてもよい。
挟持部20は、帯部13の長手方向に沿って所定の間隔で並んで配置されており、糸などを用いて帯部13に縫い付けられている。
帽子部14は、癌患者2の頭部の全体を覆い、装着部12が内側の下部に着脱可能なニット帽である。帽子部14は、装着部12と同様に、肌触りが良い材質で構成されていることが好ましく、例えば、コットン、麻(リネン、ジュートなど)、綿、ポリエステルなどを用いて編み込まれて形成されている。これらの材質は、保湿性、保温性、吸水性などの各種パラメータについて、季節によって適切なものとなるように選択することが好適である。
装着部12は、帽子部14の内側下部に着脱可能に取り付けられているが、ここでは糸を用いて縫い付けるものとして説明するが、もちろん、その他の手段を用いてもよく、例えば、マジックテープ(登録商標)を用いてもよく、両面テープを用いて固定してもよい。
続いて、上記構成の癌患者用帽子10の作用について説明する。癌患者2が癌を患っていることの告知を受けた後、医師と相談の上、治療法を選択することになるが、抗がん剤の投与など化学療法がなされることがある。
抗がん剤の投与開始から約10〜20日程度経過してから脱毛が開始するため、癌の告知を受けてから脱毛が始まるまで猶予期間がある。この期間に癌患者用帽子10を作成する。
最初に、装着部12を癌患者2の頭部に沿って装着する。このとき生え際周辺から襟足に渡って設ける。このとき、挟持部20である各スリーピンで癌患者2の地毛18を挟んで閉じる。この状態で、ハサミ4を用いて帯部13の上方(頭部の天井側)を帯部13の周方向に沿って切断する。
切断後、装着部12を癌患者2の頭部から外し、帯部13において挟持部20の上部側で接着剤などを用いて切断された地毛18を固定する。この後、挟持部20を縫い付けた糸を外して全ての挟持部20を帯部13から取り外す。挟持部20を取り外すのは、挟持部20がついたまま頭部に被ると癌患者2が痛くなることがあるからである。帯部13よりも下方の地毛18については、癌患者2のもともとの髪であり、艶、髪の色など髪質や髪型をそのまま保持した状態で吊下げることができる。
このように、図1の上図に示されるように、地毛18を保持した装着部12を帽子部14の内側の下部に周方向に沿って縫い付ける。これにより、癌患者用帽子10が完成する。この癌患者用帽子10を図1の下図に示されるように癌患者2に被らせる。
このように癌患者用帽子10によれば、癌患者2に生えていたもともとの地毛18を用いているため、人工毛などは異なり全く違和感がない。また、単にニット帽を被るだけの生え際が見えない状態に比べても極めて自然な状態にすることができる。これにより、癌患者2も薬の副作用による脱毛状態を気にすることなく、晴れやかな気持ちで外出などすることができるという利点がある。
次に、癌患者用帽子10の変形例に用いられる装着部30について説明する。装着部30は、癌患者2の地毛18を挟持可能な一対の面ファスナー32,34を備えている。
面ファスナー32は、フック状に起毛された面32aと、ループ状に密集して起毛された面32bとを備えている。面ファスナー34は、面ファスナー34の面32aと貼付け可能なようにループ状に密集して起毛された面34aを有している。なお、ここでは面32bはループ状に密集して起毛されたものとして説明するが、フック状に起毛されたものとしてもよい。
癌患者用帽子10の装着部12とは異なり、挟持部20を用いることなく、癌患者2の地毛18を挟む。具体的には、面ファスナー34を癌患者2の頭部の地毛18の内側に頭部を囲むように装着し、面ファスナー32を面ファスナー34に対応する位置に地毛18の外側に設ける。
そして、面ファスナー32を面ファスナー34側に向けて押し付けることにより、フック状に起毛された面32aとループ状に密集して起毛された面34aとがくっついた状態となる。このとき、面ファスナー32を面ファスナー34によって地毛18が挟み込まれた状態となる。この後、癌患者用帽子10で述べた工程と同様に、装着部30の上方において、周方向に沿ってハサミ4を用いて地毛18を切断する。
癌患者2の地毛18を保持した装着部30を帽子部14の内側の下部に装着するが、このとき癌患者用帽子10で述べた工程とは少し異なり、面ファスナー32の32bを押し付けることにより、糸を用いることなくくっ付けることができる。このように完成した癌患者用帽子10の変形例は、癌患者用帽子10と同様に癌患者2に被らせることが出来て、同様の効果を奏する。
2 癌患者、4 ハサミ、10 癌患者用帽子、11 切断境界部、12 装着部、13 帯部、14 帽子部、18 地毛、20 挟持部、22 第1ピン部、24 第2ピン部、30 装着部、32,34 面ファスナー、32a,32b,34a 面。

Claims (4)

  1. 癌患者の頭部に沿って前記癌患者の地毛に装着可能な帯部を有する装着部と、
    前記頭部の全体を覆い、前記装着部が内側の下部に着脱可能な帽子部と、
    を備え、
    前記装着部は、前記地毛に装着された状態で前記帯部の上方で前記地毛が前記帯部の周方向に沿って切断された際に該切断された切断境界部よりも下方の地毛を保持することを特徴とする癌患者用帽子。
  2. 請求項1に記載の癌患者用帽子において、
    前記装着部は、前記帯部に並んで設けられる複数の挟持部を含み、
    前記各挟持部は、所定量の前記地毛を挟持可能であることを特徴とする癌患者用帽子。
  3. 請求項1に記載の癌患者用帽子において、
    前記装着部は、所定量の前記地毛を挟持可能な一対の面ファスナーであることを特徴とする癌患者用帽子。
  4. 請求項3に記載の癌患者用帽子において、
    前記一対の面ファスナーは、前記帽子部の前記内側の下部にも着脱可能であることを特徴とする癌患者用帽子。
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