JP5995260B1 - スカートのブラインド - Google Patents

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Abstract

【課題】スカートを着用する人を選ばず、ブラインドがしっくりくる位置となり、着用途中に汗ばんだりしても直ぐに対処することができるスカートのブラインドを提供する。【解決手段】スカートのブラインド1は、装着部11とブラインド部12とから成り、スカートSのセンター内側面に、装着部11で着脱可能とされた構成とされている。【選択図】図1

Description

本発明は、スカートを着用している際に、正座をしたり椅子等に座ったりしたときに、腿と腿との間にできる空間から下着等がのぞいてしまうのを防止するためのスカートのブラインドに関するものである。
従来から、女性がおしゃれをする際に、膝上丈のミニスカートや、膝上丈の短いスカート部を有するドレスなどを着用することは多い。
しかし、このような丈の短いスカートを着用している際に、正座をしたり椅子等に座ったりしたときに、腿と腿との間にできる空間から下着等がのぞいてしまう、という問題があった。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1には、スカートのセンター内側面に袋状円錐型のブラインドを設け、開口部の端縁の一部に板を設け、板の中央部と内壁底部に鎖の端を吊設して外部と股間部を隠蔽するスカートのブラインドが開示されている。
特開平10−259512号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術は、スカートを着用する人によって、ブラインドが必ずしも適切な位置にない場合も多いし、着用途中に汗ばんだりしてもスカート自体をクリーニングするまでは対処することができないという問題があった。
そこで、本発明は、スカートを着用する人を選ばず、ブラインドがしっくりくる位置となり、着用途中に汗ばんだりしてもすぐに対処することができるスカートのブラインドを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のスカートのブラインドは、スカートに装着される装着部と、座った姿勢において前方からの視線を遮るためのブラインド部と、を備え、前記装着部によって、前記スカートのセンター内側面に着脱可能に装着されていることを特徴としている。
ここにおいて、本発明でいうスカートとは、単なるスカートだけでなく、スカート部を有するドレスやワンピースなども含む。すなわち、座った姿勢において、前方から下着が見えそうな構造の衣服であれば、本発明を適用することができる。さらに、実際には下着が見えない構造の衣服に対しても本発明を適用することができる。
このような本発明のスカートのブラインドは、上述した構成なので、ブラインドは、スカートのセンター内側面に、着脱可能とされているため、スカートを着用する人を選ばず、ブラインドをしっくりくる位置にすることができる。また、ブラインドを交換すれば、着用途中に汗ばんだりしても直ぐに対処することができる。さらに、立っている姿勢では外から見えず、かつ、座った姿勢では目隠しとなる。
実施例1のスカートのブラインドの概略構成を示す説明図である。 実施例1のスカートのブラインドを装着した状態を示す側面図である。 実施例1のスカートのブラインドを装着して座った状態を示す正面図である。 実施例2のスカートのブラインドの概略構成を示す説明図である。 実施例3のスカートのブラインドの概略構成を示す説明図である。 実施例3のスカートのブラインドの装着部の構成を説明する側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1,2に基づいて説明する。
まず、実施例1の構成について説明する。
図1は、実施例1のスカートのブラインド1の構成を示している。
この実施例1のスカートのブラインド1は、図1に示したように、上側の装着部11と下側のブラインド部12とから構成されている。
ここで、装着部11は、横に細長い矩形状であり、前側面に粘着剤が塗布されており、図2に示したように、スカートSのセンター内側面(前面の中央下寄り)に複数回は着脱可能とされている。装着部11のスカートSにおける装着位置は、前面の左右方向の略中央線上であり、かつ、ブラインド部12の先端(下端)がスカートSの端から露出しないような位置とされることが好ましい。この条件を満たせば、上下方向の装着位置は好みに応じて選択することができる。なお、後述するように、ブラインド部12が二重に構成される場合には、装着部11も二重(前部12aの装着部と後部12bの装着部)に構成されて、それぞれ別個に着脱できるようにされる。
また、ブラインド部12は、縦方向に複数に分離したのれん状の前部12aと、分離していない後部12bとの二重構造とされている。前部12a及び後部12bともに、足を閉じて座った状態で両足の太腿とスカートSとによって形成される略三角形状の空間に沿うように、下側が尖った三角形状乃至ベース形状とされる。
ブラインド部12の縦方向に分離したのれん状の前部12aは、後部12bを押し下げるために不織布やフェルトやヒモなどの比較的に重い素材から成り、空間に追従してフレキシブルに変形できるように複数に分離されている。前部12aは、どのような素材で形成してもよいが、例えばアクリル、ポリエステル、ナイロンなどの化学繊維、綿、麻などを用いることができる。前部12aは、布に切り込みを入れて形成することもできるし、紐状ないしロープ状に形成することもできる。
ブラインド部12の後部12bは、汗を吸収しやすい不織布などから成り、その前側面上端部には、粘着剤が塗布されており、装着部11の後側面から剥がして後部12bのみを交換可能とされている。後部12bは、不織布であることが好ましいが、どのような素材で形成してもよい。例えば、アクリル、ポリエステル、ナイロンなどの化学繊維、綿、麻などを用いることができ、たて糸の一部をループ状に形成したタオル地なども好ましい。後部12bの長さは、前部12aが皮膚と接触しないように、前部12aの長さよりも長くなっている。なお、後部12bと前部12aの長さは、ユーザの好みに合わせて、同一とすることもできるし、前部12aよりも後部12bを短くすることもできる。
なお、ブラインド部12の前部12a及び後部12bは、例えば、前部12aを白色とし、後部12bを黒色とするなどして、色の組み合わせのバリエーションを楽しめるようになっている。さらに、前部12aを横縞模様とし、後部12bを水玉模様とすることなどもできる。すなわち、前部12aと後部12bの色彩、模様等は、それぞれどのようなものであってもよい。
さらに、装着部11の下端部とブラインド部12の上端部との間には、線状に窪んだ折れ線が設けられており、図3に示したように、スカートSのブラインド1を装着した人が座った際に、ブラインド部12が自重で下方へ折れ曲がるようになっている。
次に、実施例1のスカートのブラインド1の作用効果について説明する。
このような実施例1のスカートのブラインド1は、装着部11とブラインド部12とから成り、スカートSのセンター内側面に、装着部11によって着脱可能とされた構成とされている。
上述した構成なので、ブラインド1は、スカートSのセンター内側面に、着脱可能とされているため、スカートSを着用する人を選ばず、ブラインド1を好みの位置に配置することができる。
また、装着部11は複数回取り付け可能に構成されており、ブラインド1を交換することで、着用途中に汗ばんだりしても直ぐに対処することができるため、臭いがつきにくいうえに、皮膚の病気にかかり難く、衛生的である。
さらに、使用される全ての材料が安価であるため、ブラインド1を使い捨て用の安価なものとして大量生産することもできる。さらに、ブラインド1は、立っている姿勢では外から見えず、かつ、座った姿勢では目隠しとなる。すなわち、立っている姿勢では、ブラインド部12はスカートSに沿った状態であり、座った姿勢では、ブラインド部12は折れ曲がって足と足の隙間を覆うようになる。
ここで、ブラインド部12は、前部12aと後部12bの二重構造とされている。
このため、後部12bは、万一、前部12aがめくれてしまっても、股間や下着等がのぞいてしまうのを防止するフェールセーフの役目を果たす。さらに、汗取り性能もアップするので、より衛生的にすることもできる。また、前部12aの重みによって後部12bを押し下げることができる。
また、ブラインド部12の前部12aは、縦方向に複数に分離したのれん状となっている。
このため、正座をしたり、椅子等に座ったりした際、腿と腿との間にできる空間に合わせてブラインド部12の前部12aをフレキシブルに変形させて、股間や下着等がのぞいてしまうのを防止することができる。さらにいえば、分離したのれん状の前部12aと後部12bとの組み合わせによれば、前部12aの柔軟性(追従性)が高くなるため、いっそう後部12bを押し下げやすくなる。
さらに、ブラインド部12の後部12bは、後部12bのみを交換可能とされている。
このため、多量に汗をかいた際などに、容易にさっぱりとした状態に戻すことができる。加えて、いっそう衛生的である。
次に、実施例2について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図4は、実施例2のスカートのブラインド1の概略構成を示している。実施例2のスカートのブラインド1は、実施例1と同様に、上側の装着部11と下側のブラインド部12とから構成されている。
そして、本実施例のスカートのブラインド1では、図4に示したように、斜め方向にミシン目を有し、このミシン目に沿って手で千切ったりハサミで切ったりするなどして所望の長さに調整可能とされており、ブラインド1自体の大きさも、好みの大きさとすることができるようにしたことが実施例1のスカートのブラインド1と主に異なる。これによって、着用者の身体の特徴、スカートSの形状、及び/又は着用者の好みに合わせて、異なる形状・大きさにカットして使用しやすくなる。
また、図示は省略したが、縦方向にもミシン目を形成して、左右の幅も調整可能とすることができる。なお、ミシン目は、真横方向に設けられて、全体として階段状に構成することもできる。
さらに、このブラインド1の大きさの調整は、使用者の気分や演出希望などのために行ってもよい。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
次に、実施例3について説明する。なお、実施例1、2で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図5,6は、実施例3のスカートのブラインド1の概略構成を示している。実施例3のスカートのブラインド1は、実施例1と同様に、上側の装着部11と下側のブラインド部12とから構成されている。
そして、本実施例のスカートのブラインド1では、図5に示したように、前部12aの装着部11aと後部12bの装着部11bとがずれて配置されていることが実施例1のスカートのブラインド1と主に異なる。すなわち、図6に示すように、後部12bの装着部11bは、スカートSに直接に装着されるとともに、前部12aの装着部11aは、後部12bに装着されてスカートSに間接的に装着されるようになっている。より具体的にいうと、図6に示すように、前部12aの装着部11aは、後部12bの装着部11bの下に貼設されることで、前部12aが後部12bと一体化されている。そして、後部12bの装着部11bによって、一体化された前部12a及び後部12bが、スカートSに貼設されている。
なお、図6の前部12aを反転させて、前部12aの装着部11aによって前部12aをスカートSに貼設することもでき、この場合は、前部12aと後部12bとがそれぞれ別個にスカートSに貼設されることになる。この他、前部12aの装着部11aの両面に粘着剤を塗布することで、前部12aをスカートS及び後部12bの両方に貼設することもできる。さらに、後部12bにおける前部12aの装着部11aに面する領域に、粘着剤をさらに塗布することもできる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1,2と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例1,2に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、これら実施例1,2に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上述した実施例1〜3では、ブラインド部12を二重構造として実施したが、これに限定されず、単純な一重構造として実施してもよいし、三重構造以上として構成することもできる。三重構造の場合には、例えば、後部12bを二重にすることなども可能である。
また、上述した実施例1〜3では、装着部11に粘着剤が塗布されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。装着部は、面ファスナーによって形成されて、一方を装着部側に取り付け、他方をスカート側に取り付けるように構成してもよい。この場合、スカートに取り付ける側は、粘着させてもよいし、縫い付けて固定することもできる。したがって、ブラインド1は、前部12aのみを取り外して洗濯したり、後部12bのみを取り外して洗濯したりすることなども可能である。
さらに、上述した実施例1〜3では、ブラインド部12に特別な成分を含有させずに実施したが、これに限定されず、オプションとして香水の香りをつけたり、蚊よけなどのために防虫成分を含有させたりして実施してもよい。
また、実施例1〜3では、ブラインド部12が前部12aと後部12bとによって構成される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、いずれか一方だけでブラインド部を構成することもできる。すなわち、前部12aだけで構成してもよいし、後部12bだけで構成してもよい。
さらに、実施例1〜3では、後部12bのみを取り替えたり、前部12a及び後部12bの全体を取り替えたりする場合について説明したが、これに限定されるものではなく、もちろん前部12aのみを取り替えることもできる。
1 スカートのブラインド
11 装着部
12 ブラインド部
12a ブラインド部の前部
12b ブラインド部の後部
S スカート

Claims (4)

  1. スカートに装着される装着部と、座った姿勢において前方からの視線を遮るためのブラインド部と、を備え、
    前記装着部によって、前記スカートのセンター内側面に着脱可能に装着されており、
    前記ブラインド部は、ミシン目を有し、所望の大きさに調整可能とされていることを特徴とする、スカートのブラインド。
  2. 前記ブラインド部は、縦方向に分離したのれん状となっていることを特徴とする請求項1に記載されたスカートのブラインド。
  3. 前記ブラインド部は、前部と後部の二重構造とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたスカートのブラインド。
  4. 前記ブラインド部の後部は、交換可能とされていることを特徴とする請求項3に記載されたスカートのブラインド。
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