JP6270049B2 - バンパのリインフォース - Google Patents
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Description
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係るバンパのリインフォースについて説明する。本実施形態に係るバンパのリインフォースは、乗用車のフロントバンパにおけるバンパリインフォースである。なお、図中の前後左右、及び上下は乗用車の前後左右、及び上下に対応している。
フロントバンパ20のバンパリインフォース30(以下、リインフォース30という)の詳細について説明する前に、図1に基づいて、乗用車の前部構造等の概要について説明する。乗用車の車体前部には、エンジンルーム12の左右両側に車両前後方向に延びる一対のフロントサイドメンバ14が設けられている。左右のフロントサイドメンバ14(以下、サイドメンバ14という)の前端には、それぞれクラッシュボックス16がほぼ同軸に取付けられている。クラッシュボックス16は、乗用車の前方衝突時にフロントバンパ20とサイドメンバ14間で潰れることにより、衝突荷重を吸収できるように構成されている。左右のクラッシュボックス16には、フロントバンパ20のリインフォース30が連結されている。
クラッシュボックス16は、図2等に示すように、筒状のクラッシュボックス本体部161と、そのクラッシュボックス本体部161の基端部側(後端側)に設けられた縦フランジ部163とを備えている。縦フランジ部163は、クラッシュボックス本体部161の基端部に溶接等により固定されており、サイドメンバ14の先端に設けられたフランジ部14fにボルト止めされる。また、クラッシュボックス本体部161の先端側には、図2等に示すように、逆L形フランジ部165が設けられている。逆L形フランジ部165は、クラッシュボックス本体部161(クラッシュボックス16)とフロントバンパ20のリインフォース30とを連結するためのフランジ部であり、上側横板部165uと縦板部165wとにより側面逆L字形に形成されている。
フロントバンパ20は、図1、図2に示すように、車幅方向に延びる梁状部材であるリインフォース30と、そのリインフォース30の前面に取付けられる緩衝部材であるバンパアブソーバ24と、前記バンパアブソーバ24及びリインフォース30を前方から覆うバンパカバー26とから構成されている。リインフォース30は、車幅方向に延びるリインフォース本体部30mを備えている。リインフォース本体部30mは、例えば、アルミ合金製で、図2等に示すように、隙間Sを介して上下に重ねられた上段角筒部31と下段角筒部33と、前面側で両角筒部をつなぐ連結板部35とから構成されている。リインフォース本体部30mの左右両側には、図1に示すように、左端面、あるいは右端面に近づくにつれて前後幅寸法が小さくなるように構成された先細部30r,30eが設けられている。また、リインフォース本体部30m(以下、リインフォース30という)の左右の先細部30r,30eよりも車幅方向内側には、左右のクラッシュボックス16の逆L形フランジ部165が溶接される被溶接部31wが設けられている。
リインフォース30の右端の先細部30rは、強度上の理由から所定形状に切断された開口部を蓋状部材で塞ぐことにより形成されている。これに対し、リインフォース30の左端の先細部30eは、図6、図7に示すように、リインフォース30の左端部Lを先細形状になるように前後方向に潰すことにより成形される。ここで、図6に示すように、先細部30eとなるリインフォース30の左端部Lには、被溶接部31wの近傍位置に長方形状の長穴31hが前後方向に延びるように形成されている。長穴31hは、その長穴31hの右端縁、即ち、被溶接部31w寄りの穴端が先細部30eの前後幅寸法が最も大きくなる潰れ起点Tとリインフォース30の長手方向(左右方向)においてほぼ同位置となるように形成されている。
左右のサイドメンバ14の先端にボルト止めされたクラッシュボックス16に対してフロントバンパ20のリインフォース30を連結するには、左右のクラッシュボックス16の逆L形フランジ部165に対してリインフォース30の被溶接部31wを位置合わせする。即ち、図2に示すように、クラッシュボックス16の逆L形フランジ部165の上側横板部165uと縦板部165wとをそれぞれリインフォース30の上面31uの被溶接部31wと後面31b,33bの被溶接部(図番省略)に面接触させる。この状態で、クラッシュボックス16(逆L形フランジ部165)の上側横板部165uの周縁をリインフォース30の上面31uの被溶接部31wに対してアーク溶接する。ここで、前述のように、被溶接部31wは変形していないため、前記アーク溶接を良好に行なうことができる。さらに、クラッシュボックス16(逆L形フランジ部165)の縦板部165wの周縁をリインフォース30の後面31b,33bの被溶接部に対してアーク溶接する。これにより、左右のクラッシュボックス16の先端にフロントバンパ20のリインフォース30が固定される。即ち、前記左右のクラッシュボックス16が本発明の車体側に相当する。
本実施形態に係るフロントバンパのリインフォース30によると、リインフォース本体部30mの先細部30eにおける上面31uには、被溶接部31w寄りの位置に前後方向に延びる長穴31hが形成されている。このため、リインフォース本体部30mの左端部Lを前後方向に潰して先細部30eを形成する際、先細部30eの上面31uの変形が前後方向に延びる長穴31hにより遮られる。即ち、先細部30eを形成する際に生じる上面31uの変形が長穴31hに遮られ、クラッシュボックス16の逆L形フランジ部165が溶接される被溶接部31wまで前記変形が伝播することがなくなる。このため、リインフォース30の左端部Lを前後方向から潰して先細部30eを形成しても、クラッシュボックス16の逆L形フランジ部165が溶接される被溶接部31wが変形することがなくなる。これにより、リインフォース30の左端部Lを潰して先細部30eを形成できるようになり、リインフォース30の先細部30eの製造コストを低減させることができる。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係るフロントバンパ20のリインフォース30では、左端部Lの長穴31hの右端縁と先細部30eの前後幅寸法が最も大きくなる潰れ起点Tとを左右方向において同位置に設ける例を示した。しかし、長穴31hの前後方向に延びる仮想中心線と前記先細部30eの潰れ起点Tとを左右方向において同位置に設けることも可能である。また、本実施形態では、長穴31hを長方形状に形成する例を示したが、前記長穴31hを略C字形のスリット状に形成することも可能である。また、本実施形態では、リインフォース30の上面31uのみに長穴31hを形成する例を示したが、リインフォース30の下面に被溶接部が存在する場合には、前記下面に長穴を形成することも可能である。また、本実施形態では、リインフォース30の左端部Lのみを潰して先細部30eを形成する例を示したが、右端部を潰して先細部30rを形成することも可能である。さらに、本実施形態では、フロントバンパ20のリインフォース30について例示したが、リヤバンパのリインフォースについて本発明を適用することも可能である。
16・・・・クラッシュボックス(車体)
165・・・逆L字形フランジ部(フランジ部)
20・・・・フロントバンパ(バンパ)
30・・・・リインフォース
30m・・・リインフォース本体部
30e・・・先細部
31u・・・上面
31w・・・被溶接部
31h・・・長穴
31・・・上段角筒部(上段筒部)
33・・・下段角筒部(下段筒部)
35・・・連結板部(連結部)
T・・・・潰れ起点
Claims (5)
- 車幅方向に延びる梁状部材で、車体に取付けられているバンパのリインフォースであって、
筒状に形成されており、車幅方向に延びるリインフォース本体部と、
前記リインフォース本体部の上面、あるいは下面に設けられており、前記車体側のフランジ部が溶接される被溶接部と、
前記被溶接部に対して前記リインフォース本体部の長手方向における端面寄りの位置に設けられ、前記端面に近づくにつれて前後幅寸法が小さくなるように前記リインフォース本体部を潰すことにより形成された先細部とを備えており、
前記先細部の上面、あるいは下面には、前記被溶接部寄りの位置に前後方向に延びる穴が形成されているバンパのリインフォース。 - 請求項1に記載されたバンパのリインフォースであって、
前後方向に延びる前記穴の仮想中心線は、前記リインフォース本体部の先細部において前後幅寸法が最も大きい潰れ起点とほぼ同位置、あるいは前記潰れ起点に対して前記先細部の端面寄りの位置に設けられているバンパのリインフォース。 - 請求項2に記載されたバンパのリインフォースであって、
前記穴における前記被溶接部寄りの穴端は、前記リインフォース本体部の先細部において前後幅寸法が最も大きい潰れ起点と前記リインフォース本体部の長手方向においてほぼ同位置に設けられているバンパのリインフォース。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたバンパのリインフォースであって、
前記穴における前記被溶接部寄りの穴端は、前後方向に延びる直線状に形成されているバンパのリインフォース。 - 請求項1から請求項4にいずれかに記載されたバンパのリインフォースであって、
前記リインフォース本体部は、隙間を介して上下に重ねられた上段筒部と下段筒部と、両筒部をつなぐ連結部とから構成されているバンパのリインフォース。
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