JP6172047B2 - 車両の前部構造 - Google Patents

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本発明は、車両の幅方向両側で前後方向に延びるサイドメンバーが荷重伝達部材を介して伝えられた衝突荷重を受けて車幅方向内側に突出するように折れ曲がる構成の車両の前部構造に関する。
車両の前部構造に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1の車両の前部構造は、図9に示すように、車両100の左右両側で前後方向に延びるサイドメンバー102と、前記サイドメンバー102の前端に取付けられており、バンパーリインフォース103とサイドメンバー102間で衝突荷重を吸収するクラッシュボックス104と、前記バンパーリインフォース103を介して受けた衝突荷重をサイドメンバー102の軸心と交差する方向からサイドメンバー102の外側面に伝える荷重伝達部材105とを備えている。上記構成により、例えば、車両100の左前部が衝突すると、図10に示すように、荷重伝達部材105を介して伝えられた衝突荷重によりサイドメンバー102が車幅方向内側(右側)に突出するように折れ曲がり、エンジン107を右方向に押圧する。即ち、サイドメンバー102の折れ曲がり部位がエンジン107の左側面に当接して、そのエンジンを右方向に押圧する。これにより、車両100は衝突対象物109を回避する方向に進路を変えるようになる。
特開2013−203320号公報
上記した車両100の前部構造では、サイドメンバー102の折れ曲がり部位をエンジン107の左側面に当接させて、そのエンジン107を右方向に押圧する構成である。このため、エンジン107の左側面に重要部分が存在する場合には、この部分が破損するおそれがある、
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、衝突荷重を受けたときのサイドメンバーの折れ曲がりにより、車両駆動ユニットの側面が破損しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、車両の左右両側で前後方向に延びるサイドメンバーと、前記サイドメンバーの前端に取付けられており、バンパーと前記サイドメンバー間で衝突荷重を吸収するクラッシュボックスと、前記バンパーと前記クラッシュボックスとを介して受けた衝突荷重を前記サイドメンバーの軸心と交差する方向から前記サイドメンバーの外側面に伝える荷重伝達部材とを備え、前記荷重伝達部材を介して伝えられた衝突荷重を受けて前記サイドメンバーが車幅方向内側に突出するように折れ曲がる構成の車両の前部構造であって、前記荷重伝達部材は、前記サイドメンバーが車両駆動ユニットの前方で折れ曲がるように、前記衝突荷重を前記サイドメンバーに伝達できる位置に設置されており、前記サイドメンバーの折れ曲がり起点から車両駆動ユニットの前面までの距離は、前記衝突荷重により折れ曲がった前記サイドメンバーが前記車両駆動ユニットの前面に当接するような値に設定されており、前記荷重伝達部材は、略箱形に形成されており、前端位置で前記クラッシュボックスに接続される前面フランジ部と、前記サイドメンバーの外側面に接続される側面フランジ部とを備える伝達部材本体部と、前記伝達部材本体部の後端面を構成する横板部と、その横板部に対して直角に設けられ、前記サイドメンバーの外側面に接続される縦板部とからなるブラケットとを有しており、前記ブラケットの横板部と縦板部との角部により、サイドメンバーの外側面に衝突荷重が伝達される構成であることを特徴とする。
本発明によると、車両の前部が衝突荷重を受けると、荷重伝達部材を介して加わった衝突荷重によりサイドメンバーが車両駆動ユニットの前方で車幅方向内側に突出するように折れ曲がる。そして、衝突荷重により折れ曲がったサイドメンバーが車両駆動ユニットの前面に当接するようになる。即ち、車両の前部が衝突荷重を受けることでサイドメンバーが折れ曲がっても、前記サイドメンバーが車両駆動ユニットの側面(横面)に当接することはない。このため、車両駆動ユニットの側面に重要部分が存在する場合でも車両駆動ユニットの側面の破損を防止できるようになる。
また、サイドメンバーに対して軸方向に加わる荷重と、荷重伝達部材を介してサイドメンバーの軸心に対して交差する方向に加わる荷重とを、クラッシュボックスの部分で調整できるようになる。
さらに、荷重伝達部材のブラケットの角部を介して衝突荷重が集中してサイドメンバーの外側面に加わるようになり、この部分がサイドメンバーの折れ曲がり起点となる。したがって、サイドメンバーの折れ曲がり起点が明確になる。
請求項2の発明によると、サイドメンバーは車両駆動ユニットの前面と側面との角部に当接するように構成されていることを特徴とする。このため、サイドメンバーが折れ曲がる際、サイドメンバーが車両駆動ユニットの側面に当接することなく、その車両駆動ユニットを効率的に横方向(車幅方向)に押圧できるようになる。
請求項3の発明によると、荷重伝達部材の前端の左右幅寸法は、後端の左右幅寸法よりも大きな値に設定されていることを特徴とする。
請求項4の発明によると、車両駆動ユニットは、トランスアクスルであることを特徴とする。
本発明によると、衝突荷重を受けたときのサイドメンバーの折れ曲がりにより、車両駆動ユニットの側面が破損することがない。
本発明の実施形態1に係る前部構造を備える車両前部の模式平面図である。 本実施形態に係る車両の前部構造を表す平面図(図1のII矢視拡大図)である。 前記車両の前部構造を表す斜視図である。 図3のIV-IV矢視断面図である。 前記車両の前部構造で使用される荷重伝達部材の平断面図(図3のV-V断面図)である。 前記荷重伝達部材の平断面図(図3のVI-VI断面図)である。 衝突前の車両の前部構造を表す模式平面図である。 衝突後の車両の前部構造を表す模式平面図である。 従来の車両の前部構造を表す平面図である。 衝突後の従来の車両の前部構造を表す模式平面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の前部構造について説明する。ここで、図中の前後左右及び上下は、前記車両の前後左右及び上下に対応している。
<車両10の前部構造の概要について>
車両10のボディ11の前部には、図1に示すように、エンジンルーム15が設けられている。エンジンルーム15の左右両側には、車両前後方向に延びる一対のフレームであるフロントサイドメンバー20が設けられている。そして、左右のフロントサイドメンバー20(以下、サイドメンバー20という)の前端には、それぞれクラッシュボックス30が取付けられている。クラッシュボックス30は、車両10の前方衝突時にフロントバンパー(図示省略)とサイドメンバー20間で潰れることにより、衝突荷重を吸収できるように構成されている。左右のクラッシュボックス30には、フロントバンパー(図示省略)のバンパーリインフォース17が連結されている。バンパーリインフォース17は、リインフォース本体部17zと、そのリインフォース本体部17zの左端と右端とにそれぞれ設けられたマウントブラケット17mとを備えている。また、クラッシュボックス30は、図2に示すように、サイドメンバー20に対して車幅方向外側に張り出した状態で設けられており、前記クラッシュボックス30の後端面とサイドメンバー20の外側面との角部に荷重伝達部材40(後記する)が配置されている。また、エンジンルーム15内には、車両駆動ユニットであるトランスアクスル18が左側のサイドメンバー20の内側に配置されている。
<サイドメンバー20について>
サイドメンバー20は、図4の縦断面図に示すように、断面略コ字形に形成されて車幅方向内側に配置されるメンバー本体部22と、車幅方向外側に配置されて、そのメンバー本体部22の側面開口を塞ぐ蓋状の帯板部24とから構成されている。そして、メンバー本体部22の上下に設けられたフランジ部22fと帯板部24の上下に設けられたフランジ部24fとが合わせられ、スポット溶接等により接合される。これにより、サイドメンバー20は角筒状に形成される。また、サイドメンバー20の前端位置には、前端フランジ部(図示省略)が設けられている。そして、サイドメンバー20の前端フランジ部に対して、図3に示すように、クラッシュボックス30の後端位置の設けられた連結板部32が連結される。これにより、クラッシュボックス30がサイドメンバー20の前端位置に取付けられる。
<荷重伝達部材40について>
荷重伝達部材40は、車両10の前方衝突時にサイドメンバー20に対して、そのサイドメンバー20が車幅方向内側に折れ曲がるような荷重を加える部材である。荷重伝達部材40は、図3に示すように、クラッシュボックス30とサイドメンバー20との角部に配置される伝達部材本体部40mと、その伝達部材本体部40mの後端部に設けられたブラケット45とから構成されている。
伝達部材本体部40mは、図3、図4(図3のIV-IV矢視断面図)に示すように、断面略コ字形に形成された表面パネル43と、表面パネル43の上部を内側から補強する上部補強パネル44uと、表面パネル43の下部を内側から補強する下部補強パネル44dとから構成されている。表面パネル43は、図4に示すように、サイドメンバー20の帯板部24に対してメンバー本体部22と反対側から合わせられるように構成されている。そして、表面パネル43の後部の上下位置には、サイドメンバー20のフランジ部22f,24fに対してスポット溶接等により接合される側面フランジ部43sが形成されている。また、表面パネル43の前端面には、図3に示すように、クラッシュボックス30の連結板部32に対してスポット溶接等により接合される前面フランジ部43fが形成されている。ここで、表面パネル43の前端部分の幅寸法(左右幅寸法)は、図2に示すように、表面パネル43の後端部分の左右幅寸法よりも十分大きな値に設定されている。
伝達部材本体部40mの上部補強パネル44uは、図4、図5に示すように、表面パネル43とサイドメンバー20の帯板部24とにより構成される空間の上部に嵌め込まれる板材であり、断面略逆U字形に成形されている。そして、上部補強パネル44uの一方の縦壁部が表面パネル43に対してスポット溶接等により接合され、他方の縦壁部がサイドメンバー20の帯板部24に対して同様に接合される。伝達部材本体部40mの下部補強パネル44dは、図4、図6に示すように、表面パネル43とサイドメンバー20の帯板部24とにより構成される空間の下部に嵌め込まれる板材であり、断面略U字形に成形されている。そして、下部補強パネル44dの一方の縦壁部が表面パネル43に対して接合され、他方の縦壁部がサイドメンバー20の帯板部24に対して接合される。
荷重伝達部材40のブラケット45は、図3、及び図5、図6に示すように、伝達部材本体部40m(表面パネル43)の後端開口部分を塞ぐ横板部45yを備えている。ブラケット45の横板部45yの前側には、表面パネル43、及び上部補強パネル44u、下部補強パネル44dにスポット溶接等により接合される前側フランジ部45fが形成されている。また、ブラケット45の横板部45yの後側には、サイドメンバー20の帯板部24にスポット溶接等により接合される縦板部45tが、その横板部45yに対して直角に折り曲げ成形されている。即ち、荷重伝達部材40のブラケット45の縦板部45tは、サイドメンバー20の帯板部24に面接触した状態で、サイドメンバー20の帯板部24にスポット溶接等により接合される。
<荷重伝達部材40の動作について>
車両10の走行中に車両10の左前部が、図2に示すように、衝突対象物Wに衝突すると、フロントバンパー、即ち、バンパーリインフォース17のリインフォース本体部17zとマウントブラケット17mとを介して加わった衝突荷重により左側のクラッシュボックス30が潰れる。そして、左側のクラッシュボックス30が潰れることで、バンパーリインフォース17の左側が後退し、バンパーリインフォース17は無傷の右側のクラッシュボックス30を中心にして左回りに回動するようになる。これにより、サイドメンバー20と荷重伝達部材40とには、図2に示すように、左側のクラッシュボックス30を介してバンパーリインフォース17の左回動方向に沿った衝突荷重F(矢印参照)が加わるようになる。
左側のクラッシュボックス30から荷重伝達部材40に加わった衝突荷重Fは、荷重伝達部材40のブラケット45の横板部45yと縦板部45tとの角部Pからサイドメンバー20の外側面に対して斜め方向に加わるようになる。即ち、衝突荷重Fがサイドメンバー20の外側面に対してサイドメンバー20の軸心と交差する方向から加わるようになる。これにより、サイドメンバー20は荷重伝達部材40のブラケット45の角部Pの位置を起点としてエンジンルーム15内に突出するように折れ曲がる(図2の二点鎖線参照)。ここで、サイドメンバー20の折れ曲がり起点Pは、図2に示すように、車両駆動ユニットであるトランスアクスル18の前左角部Kから前方向に寸法L1、左方向に寸法L2だけ離れた位置に設定されている。また、トランスアクスル18の前左角部Kは、バンパーリインフォース17の回動中心を中心とし、サイドメンバー20の前右端部を通る仮想円弧E上に配置されている。そして、サイドメンバー20の折れ曲がり起点Pとトランスアクスル18の前左角部K間の前後方向寸法L1、左右方向寸法L2は、衝突荷重Fにより折れ曲がったサイドメンバー20がトランスアクスル18の前左角部Kに当接するような値に設定されている。
上記構成により、図2、及び図7に示すように、車両10の左前部が衝突対象物Wに衝突して荷重伝達部材40に衝突荷重Fが加わると、上記したように、その衝突荷重Fは荷重伝達部材40のブラケット45の角部Pからサイドメンバー20の外側面に対して斜め方向から加わるようになる。これにより、サイドメンバー20は折れ曲がり起点Pからエンジンルーム15内に突出するように折れ曲がる。そして、図8に示すように、サイドメンバー20が折れ曲がることで、サイドメンバー20はトランスアクスル18の前左角部Kに当接する。これにより、トランスアクスル18は、前左角部Kの位置でサイドメンバー20により横方向に押され、車両10は衝突対象物Wを回避する方向に進路を変えるようになる。このため、トランスアクスル18の左側面に重要部分18yが存在しても、重要部分18yにサイドメンバー20が当接することがなく、重要部分18yの損傷を防止できるようになる。
<本実施形態に係る車両の前部構造の長所について>
本実施形態に係る車両の前部構造によると、車両10が衝突荷重Fを受けると、荷重伝達部材40を介して加わった衝突荷重Fによりサイドメンバー20がトランスアクスル18(車両駆動ユニット)の前方で車幅方向内側に突出するように折れ曲がる。そして、衝突荷重Fにより折れ曲がったサイドメンバー20がトランスアクスル18の前面に当接するようになる。即ち、車両10が衝突荷重Fを受けてサイドメンバー20が折れ曲がっても、サイドメンバー20がトランスアクスル18の側面(横面)に当接することがない。このため、トランスアクスル18の側面に重要部分18yが存在する場合でも重要部分18yの破損を防止できるようになる。
また、荷重伝達部材40は、クラッシュボックス30を介して衝突荷重Fを受けられるように構成されている。このため、サイドメンバー20に対して軸方向に加わる荷重と、荷重伝達部材40を介してサイドメンバー20に対して交差する方向に加わる荷重とを、クラッシュボックス30の部分で調整できるようになる。さらに、荷重伝達部材40は、ブラケット45の角部Pにより、サイドメンバー20の外側面に衝突荷重Fを伝達する構成である。このため、荷重伝達部材40のブラケット45の角部Pを介して衝突荷重Fが集中してサイドメンバー20の外側面に加わるようになり、この部分がサイドメンバー20の折れ曲がり起点となる。したがって、サイドメンバー20の折れ曲がり起点が明確になる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、クラッシュボックス30をサイドメンバー20に対して車幅方向外輪に張り出した状態で設け、クラッシュボックス30の後端面とサイドメンバー20の外側面との角部に荷重伝達部材40を配置する例を示した。しかし、クラッシュボックス30をサイドメンバー20の前面にのみ設け、荷重伝達部材40を直接的にバンパーリインフォース17(マウントブラケット17m)に連結する構成でも可能である。
また、本実施形態では、荷重伝達部材40の伝達部材本体部40mを断面コ字形の表面パネル43と上部補強パネル44uと下部補強パネル44dから構成する例を示した。しかし、伝達部材本体部40mを一枚の鉄板から箱状に形成する構成でも可能である。また、荷重伝達部材40の平面形状は適宜変更可能である。さらに、本実施形態では、図1に示すように、荷重伝達部材40を左右のサイドメンバー20の幅方向外側に設ける例を示した。しかし、例えば、左ハンドルの車両10の場合には、左側のサイドメンバー20の位置にのみ荷重伝達部材40を設けるようにすることも可能である。同様に、右ハンドルの車両10の場合には、右側のサイドメンバー20の位置にのみ荷重伝達部材40を設けるようにすることも可能である。
10・・・・車両
17・・・・バンパーリインフォース
18・・・・トランスアクスル(車両駆動ユニット)
20・・・・サイドメンバー
30・・・・クラッシュボックス
40・・・・荷重伝達部材
45・・・・ブラケット
45y・・・横板部
45t・・・縦板部
P・・・・・角部

Claims (4)

  1. 車両の左右両側で前後方向に延びるサイドメンバーと、前記サイドメンバーの前端に取付けられており、バンパーと前記サイドメンバー間で衝突荷重を吸収するクラッシュボックスと、前記バンパーと前記クラッシュボックスとを介して受けた衝突荷重を前記サイドメンバーの軸心と交差する方向から前記サイドメンバーの外側面に伝える荷重伝達部材とを備え、前記荷重伝達部材を介して伝えられた衝突荷重を受けて前記サイドメンバーが車幅方向内側に突出するように折れ曲がる構成の車両の前部構造であって、
    前記荷重伝達部材は、前記サイドメンバーが車両駆動ユニットの前方で折れ曲がるように、前記衝突荷重を前記サイドメンバーに伝達できる位置に設置されており、
    前記サイドメンバーの折れ曲がり起点から車両駆動ユニットの前面までの距離は、前記衝突荷重により折れ曲がった前記サイドメンバーが前記車両駆動ユニットの前面に当接するような値に設定されており、
    前記荷重伝達部材は、
    略箱形に形成されており、前端位置で前記クラッシュボックスに接続される前面フランジ部と、前記サイドメンバーの外側面に接続される側面フランジ部とを備える伝達部材本体部と、
    前記伝達部材本体部の後端面を構成する横板部と、その横板部に対して直角に設けられ、前記サイドメンバーの外側面に接続される縦板部とからなるブラケットとを有しており、
    前記ブラケットの横板部と縦板部との角部により、サイドメンバーの外側面に衝突荷重が伝達される構成であることを特徴とする車両の前部構造。
  2. 請求項1に記載された車両の前部構造であって、
    前記サイドメンバーは前記車両駆動ユニットの前面と側面との角部に当接するように構成されていることを特徴とする車両の前部構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両の前部構造であって、
    前記荷重伝達部材の前端の左右幅寸法は、後端の左右幅寸法よりも大きな値に設定されていることを特徴とする車両の前部構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両の前部構造であって、
    前記車両駆動ユニットは、トランスアクスルであることを特徴とする車両の前部構造。
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