JP6269285B2 - パターン形成方法 - Google Patents
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Description
T1≦T3<T2 ・・・・・・(1)
T1:第1粒子の焼成可能温度
T2:第2粒子の粒子形状由来のパターン上の凹凸が無くなる状態へ移行する境界温度
図1に示す構成の装置を用いてパターンを作製した。具体的には、以下の材料を用いて次のようにして作製した。支持体上にインクジェットにより幅100μmのパターンを形成した。そして、パターンを50℃に加熱し、パターン表面に残存する第1分散媒を除去した。次に、パターンを、上面から加圧手段によって押圧し平滑化を行った。そして、表面が平滑化されたパターン上に、パターンと略同一のパターンで、インクジェットによって、第2粒子が分散したインクを配置した。その後、パターン及び第2粒子を焼成した。次いで、接着剤層が形成された基材とパターンとを対向接触させ、紫外線を照射して接着剤を硬化させて基材とパターンとを接着した。そして、支持体と基材とを離型させて、基材上にパターンを転写させた。なお、第2粒子の粒子形状由来の凹凸が、焼成後のパターン表面に存在していることは目視により確認した。
そして、基材上に転写されたパターンの基材への接着強度及び転写性を下記に示す評価方法で評価した。評価結果を表1にまとめて示す。
・第1分散媒:テトラデカン(無極性溶媒)
・第2粒子:平均一次粒径100nmの銀粒子
・第2分散媒:水+エチレングリコール(極性溶媒)
・支持体:フッ素樹脂コートしたポリイミドシート
・加圧手段:金属ローラ
・焼成条件:120℃ 60min
・基材:PETシート(厚さ100μm)
・接着剤:紫外線硬化型接着剤
テープ剥離試験により基材とパターンの接着強度を下記基準で評価した。
◎:テープ側に付着するパターンが完全に無く、非常に強く接着している
○:テープ側に付着するパターンがほぼ無く、強く接着している
×:テープ側に付着するパターンが部分的にあり、接着強度に劣る
転写工程後の支持体の表面を目視により観察し、下記基準で転写性を評価した。
◎:支持体に残留するパターンが完全に無く、パターンが完全に基材に転写している。
○:支持体に残留するパターンがほぼ無く、パターンが基材に良好に転写してる。
×:支持体に残留するパターンが部分的にあり、パターンが基材に十分には転写していな い。
下記材料及び焼成条件とした以外は実施例1と同様にしてパターンを作製した。なお、第2粒子の粒子形状由来の凹凸が、焼成後のパターン表面に存在していることは目視により確認した。そして、実施例1と同様に接着強度と転写性を評価した。評価結果を表1に示す。
・第1粒子:平均一次粒径7nmの金粒子
・第2粒子:平均一次粒径100nmの金粒子
・焼成条件:250℃ 60min
下記材料を用いた以外は実施例1と同様にしてパターンを作製した。なお、第2粒子の粒子形状由来の凹凸が、焼成後のパターン表面に存在していることは目視により確認した。そして、実施例1と同様に接着強度と転写性を評価した。評価結果を表1に示す。
・第2分散媒:テトラデカン(無極性溶媒)
図2に示す構成の製造装置を用いてパターンを作製した。具体的な製造方法は、乾燥工程が無いこと以外は実施例1と同様である。なお、第2粒子の粒子形状由来の凹凸が、焼成後のパターン表面に存在していることは目視により確認した。そして、実施例1と同様に接着強度と転写性を評価した。評価結果を表1に示す。
図3に示す構成の製造装置を用いてパターンを作製した。具体的な製造方法は、平滑化工程が無いこと以外は実施例1と同様である。なお、第2粒子の粒子形状由来の凹凸が、焼成後のパターン表面に存在していることは目視により確認した。そして、実施例1と同様に接着強度と転写性を評価した。評価結果を表1に示す。
図4に示す構成の製造装置を用いてパターンを作製した。具体的には、下記材料及び製造条件とした以外は実施例1と同様にしてパターンを作製した。なお、目視により観察した結果、第2粒子の粒子形状由来の凹凸は、焼成後のパターン表面には存在していなかった。作製したパターンの接着強度と転写性を実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
・第2粒子:なし
・第2分散媒:なし
・加圧手段:なし
図1に示す構成の製造装置を用いてパターンを作成した。具体的には、下記製造条件とした以外は実施例1と同様にしてパターンを作製した。なお、目視により観察した結果、第2粒子の粒子形状由来の凹凸は、焼成後のパターン表面には存在せず平滑化していた。作製したパターンの接着強度と転写性を実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
・焼成条件:250℃ 60min
図1に示す構成の製造装置を用いてパターンを作成した。具体的には、下記材料とした以外は実施例1と同様にしてパターンを作製した。なお、目視により観察した結果、第2粒子の粒子形状由来の凹凸は、焼成後のパターン表面には存在せず平滑化されていた。作製したパターンの接着強度と転写性を実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
・第1粒子:平均一次粒径100nmの銀粒子
・第2粒子:平均一次粒径7nmの銀粒子
22 パターン
31 ハロゲンヒーター
52 第2粒子
61 基材
Claims (6)
- 支持体上に、第1粒子による所定形状のパターンを形成する工程と、
形成した前記パターン上に第2粒子を配置する工程と、
配置した第2粒子と共に前記パターンを焼成する工程と、
焼成した前記パターンを、前記パターン上の第2粒子と接着剤とを介して基材に転写する工程とを有し、
前記焼成工程における、焼成温度T3が下記式を満足することを特徴とするパターン形成方法。
T1≦T3<T2 ・・・・・・(1)
T1:第1粒子の焼成可能温度
T2:第2粒子の粒子形状由来のパターン上の凹凸が無くなる状態へ移行する境界温度 - 第1粒子と第2粒子とが同種の金属粒子であり、第2粒子の平均一次粒径が第1粒子の平均一次粒径よりも大きい請求項1記載のパターン形成方法。
- 前記パターンを形成した後で、前記パターン上に第2粒子を配置する前に、前記パターン表面を平滑化する工程をさらに有する請求項1又は2記載のパターン形成方法。
- 第1粒子が第1分散媒中に分散した第1液状体を前記支持体上に塗布することによって前記パターンを形成する請求項1〜3のいずれかに記載のパターン形成方法。
- 前記パターンを形成した後で、前記パターン上に第2粒子を配置する前に、前記パターン表面の第1分散媒を除去する工程をさらに有する請求項4記載のパターン形成方法。
- 第2粒子が第2分散媒中に分散した第2液状体を前記パターン上に塗布することによって前記パターン上に第2粒子を配置し、
第1分散媒及び第2分散媒の一方を極性溶媒とし、他方を無極性溶媒とする請求項4又は5記載のパターン形成方法。
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