JP6268915B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、機器のケースに装着されるコネクタであって、機器内に配された相手コネクタと嵌合されることで端子金具同士が嵌合接続されるようにした機器用のコネクタに関する。
従来、この種のコネクタの一例として、下記特許文献1に記載のものが知られている。このものは、機器のケースに形成された取付孔に嵌合される端子収容部を設けたハウジングを有しており、電線の端末に接続された端子金具が同ハウジングに挿入されて端子収容部に収容される。このハウジングが、端子収容部を取付孔に嵌合してケースの内部に臨ませた形態で、ケースの外面にボルト締め等で装着され、ケース内に配された相手コネクタに端子収容部が嵌合されることで、端子収容部の端子金具と、相手コネクタに収容された相手端子とが嵌合接続されるようになっている。
特開2000−277217号公報
一方、このようなコネクタでは、熱環境や通電に伴う電線の発熱に起因して熱膨張し、特にハウジングの素材である合成樹脂は熱膨張率が大きいために、例えば電線の一部がハウジングに固定されているような場合には、ハウジングの熱膨張(収縮)に伴って、端子金具が僅かではあるが軸方向(相手端子との嵌合方向)に押し引きされ、相手端子との間でいわゆる微摺動摩耗を起こすおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、端子金具が微摺動摩耗するのを防止するところにある。
本発明のコネクタは、機器のケースを貫通した形態で同ケースの外面に装着されるハウジングと、前記ケースの内側に臨んだ前記ハウジングの内側の端部内に収容され前記ケース内に配された相手端子と嵌合接続される機器側端子と、電線の端末に接続され前記ハウジングにおける外側の端部側に挿入されて同ハウジングに対して固定される電線側端子と、 前記機器側端子と前記電線側端子との間に亘って接続され軸方向に伸縮可能な接続導体と、が備えられ、前記接続導体の一端に前記機器側端子が固定されるとともに、他端に直角曲げされた接続端子が固定されており、前記接続導体は、筒状の丸形編組線を軸方向に圧縮して長さ方向の途中位置を径方向に膨出させた形状をなし、かつ、前記ハウジング内には、膨出した形状の前記接続導体を収容可能な収容空間が確保されていることを特徴とする。
接続導体として、長さ方向の中央部に膨出部が設けられた形態の編組線を採用しており、係る構造の接続導体は軸方向に伸縮しやすい特性を有する。合成樹脂と金属の線膨張率の差によって、機器側端子に対して軸方向に押し引きする力が作用した場合、接続導体が軸方向に伸縮しつつその力を吸収し、機器側端子は相手端子との嵌合状態が維持される。結果、微摺動摩耗を起こすことが防止される。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記接続端子が前記電線側端子ともども前記ハウジングに固定されることに伴い、圧縮前の状態の前記丸形編組線が軸方向に圧縮されるようになっている。
コネクタを組み付ける過程において、編組線を軸方向に圧縮して長さ方向の途中位置を径方向に膨出させた接続導体が形成される。
(2)前記電線が、前記機器側端子の軸線と直交する方向に導出されており、前記接続導体は前記機器側端子における同軸上の後方に接続されている。
電線が、ハウジングの後面から機器側端子の軸線と直交する方向に導出されるタイプのコネクタに対して有効に適用できる。
本発明によれば、端子金具が微摺動摩耗するのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタの正面図 同背面図 同側面図 同平面図 図1のV−V線断面図 図1のVI−VI線断面図 図1のVII−VII線断面図 コネクタをケースに装着した状態の背面図 同一部切欠側面図 同側断面図
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図10に基づいて説明する。
本実施形態のコネクタSCは、機器(例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載されたインバータやモータ等)のケース1に取り付けられて使用されるものである。
詳細には、図10において、ケース1の左側が機器の内部であって、図示しない機器本体が収容されており、同ケース1の外面にコネクタSCが取り付けられるようになっている。
ケース1には、コネクタSCの取付部2が設定されており、図8ないし図10に示すように、概ね横長のブロック状をなす取付部2が外側に向けて突出形成され、同取付部2の中心部に、四隅に丸みが付された方形状をなす取付孔3が内外面に貫通して形成されている。取付部2の上面には、左右一対のねじ孔(図示せず)が開口されているとともに、取付部2の表面における下側の孔縁部には、受け部5が凹み形成されている。
ケース1の内側における取付孔3と対向した位置には、図10に示すように、相手コネクタMCが配されている。
続いて、コネクタSCについて説明する。
コネクタSCは大まかには、電線W(被覆電線)の端末に接続された2個の電線側端子10と、上記の相手コネクタMCに収容された相手端子(図示せず)と嵌合接続される2個の機器側端子15と、機器側端子15と電線側端子10とを電気的に接続する接続部材20と、これらの端子10,15と接続部材20とを収容するハウジング30と、ハウジング30を覆って装着されるシールドシェル70とを備えて構成されている。
電線側端子10は丸形端子であって、図5に示すように、後端に設けられたバレル部11をかしめることで、電線Wの端末に接続されている。
機器側端子15は雌形端子であって、図7に示すように、角筒状をなす端子本体16内に一対の弾性接触片17が対向して収容されており、同端子本体16の底板16Bの後縁には、取付板18が延出形成されている。
接続部材20は、詳しくは後記するように、丸形編組線(筒状編組線)21Aを素材とした接続導体21の後縁に接続端子25が結合された構造であり、同接続端子25は、基端部26が直角曲げされた丸形端子により構成されている。
ハウジング30は合成樹脂製であって、図5及び図7に示すように、側面L字形に形成されており、電線側端子10が収容される下向きの第1収容部31と、機器側端子15並びに接続部材20の一部が収容される前向きの第2収容部41と、第1収容部31と第2収容部41とを連結するように形成された後面開放の連結部50とを備えている。
第1収容部31内には、図5及び図6に示すように、円形断面をなす左右一対の第1キャビティ32が上下方向に貫通した形態で形成されており、両第1キャビティ32の間は仕切壁33で仕切られている。第1キャビティ32の下端部(入口)にはゴム栓35が嵌着可能とされ、ゴム栓押さえ36によって抜け止めされるようになっている。
第1収容部31の後面における中央幅位置の上端部には、雌ねじ体38が装着された第1シェル固定部37が設定されている。また第1収容部31の外周にはシールリング39が装着されている。
第2収容部41は、図1及び図3に示すように、基端部42が上記したケース1の取付孔3に略緊密に嵌合する角に丸みを付けた方形断面をなし、先端部43が横長の略長方形に縮径された段付き状に形成されている。基端部42の外周には、取付孔3の内周面に密着可能なシールリング44が嵌着されている。
第2収容部41内には、図7に示すように、左右一対の第2キャビティ45が前後方向に貫通した形態で形成されており、両第2キャビティ45の間は仕切壁46で仕切られている。
第2キャビティ45は、前側が、機器側端子15の端子本体16が略緊密に挿入可能な小径部45Aであり、一方後側が、詳しくは後記するように接続導体21の前部側が収容可能な大径部45Bとなった段付き状に形成されている。
各第2キャビティ45の小径部45Aにおける外側(互いに離間した側)の側面には、それぞれ機器側端子15の端子本体16のあご部16Aに弾性的に係止して抜け止めするランス47が設けられている。
第2キャビティ45の前壁には、相手コネクタMCに装着された雄端子状をなす相手端子のタブが挿入される端子挿入口48が開口されている。
連結部50は、上記したように後面に開口部51が形成されているとともに、図7に示すように、連結部50の天井部分には、第2キャビティ45の後端から延出されるようにして左右一対の収容室52が形成されている。各収容室52は仕切壁53で仕切られており、それぞれ接続導体21の後部側が収容可能となっており、また、上記した第1収容部31の各第1キャビティ32の上端側と連通している。
上記した各収容室52の外側の面から張り出し形成された壁部54の後面には、電線側端子10と接続部材20の接続端子25とをハウジング30に対して固定する端子固定部55が、左右一対設定されている。
各端子固定部55は、上記の壁部54の後面における第2キャビティ45の軸心から左右に所定寸法オフセットされた位置に装着孔56が形成され、同装着孔56に雌ねじ体57が嵌着されることで形成されている。
連結部50の後面の開口部51には、合成樹脂製のカバー60が嵌着可能となっており、同カバー60の外周面には、開口部51の内周面に密着されるシールリング61が嵌着されている。
同連結部50の上面における中央幅位置の後端部には、図6に示すように、雌ねじ体64が装着された第2シェル固定部63が設定されている。
シールドシェル70は、ハウジング30における第1収容部31を覆う第1シェル71と、同ハウジング30における第2収容部41の基端部42から連結部50に亘る領域を覆う第2シェル80とから構成されている。
第1シェル71は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属板を深絞り加工することによって、外形長円形をなす段付きの筒形に形成されている。図6に示すように、この第1シェル71の後面板71Aにおける中央幅位置の上縁寄りの位置には、取付孔72が開口されている。
また、第1シェル71の前面板71Bにおける中央幅位置には、図1及び図6に示すように、上縁から中央高さ位置まで逃がし凹部74が切り欠き形成されており、同逃がし凹部74の下縁からは、上記したケース1の受け部5に進入してその底面5Aを押圧可能な押圧片75が、前方に向けて突出形成されている。
第2シェル80はアルミダイキャスト製であって、上記したように、ハウジング30における第2収容部41の基端部から連結部50(カバー60を含む)に亘る領域の上面、後面及び左右両側面を覆うことができる形状、言い換えると前面並びに下面が開口した箱形に形成されている。
第2シェル80の上面板81の略中央部には、図6に示すように、取付孔82が開口されている。また、同第2シェル80の後面板83の下縁における中央幅位置には、図2にも示すように、取付孔85が開口された接続片84が突出形成されており、同接続片84は、第1シェル71の後面板71Aにおける取付孔72の形成位置の外面に、取付孔72,85同士を整合させて重ね合わせ可能となっている。
第2シェル80の上面板81における前縁の左右両端には、図4及び図6に示すように、左右一対の取付板86が、上面板81から一段上がった形態で前方に向けて突出形成されており、各取付板86にはボルト挿通孔87が開口されている。
後記するように、第2シェル80がハウジング30に対して正規に装着された状態において、同ハウジング30の第2収容部41の基端部42がケース1の取付孔3に正規に嵌合された場合に、両取付板86が取付部2の上面に摺接して重ねられ、各取付板86のボルト挿通孔87が取付部2の上面の各ねじ孔と整合するようになっている。
続いて、コネクタSCの組立手順の一例を説明する。
前処理として、2本の電線Wの端末にそれぞれ電線側端子10が接続される。詳細には、電線Wの端末にゴム栓35が先通しされたのち、同端末の皮剥き処理が施され、皮剥きされた端末に、電線側端子10がバレル部11をかしめることで圧着される。
一方、機器側端子15の後端には、接続部材20が接続される。本実施形態では、同接続部材20を構成する接続導体21の形状に特徴があり、端的には接続導体21は、所定長さに形成された丸形編組線21Aが軸方向に圧縮されて、長さ方向の中央部が径方向に膨出された(膨出部22)形状となっている。同膨出部22は詳細には、長さ方向の中央部が最大径で両端に向けて次第に小径となる形状である。ただし、接続導体21の上記形状は、コネクタSCの組立工程の途中で形成され、これについては後述する。
したがって前処理としては、所定長さに形成された丸形編組線21Aの一端(後端)が接続端子25の基端部26に当てられて抵抗溶接で固定され、同丸形編組線21Aの他端(前端)が、機器側端子15の後方に延出された取付板18に当てられて、同じく抵抗溶接で固定される。
より詳細には、一対の機器側端子15が、図7に示すように、端子本体16の底板16B同士を対向させたいわゆる背中合わせの姿勢で配された場合に、各接続端子25も背中合わせの姿勢を採って配され、上記のように、丸形編組線21Aの一端(後端)が接続端子25の基端部26に、他端(前端)が機器側端子15の取付板18に固定される。
以上により、各機器側端子15の後端に、自然状態の丸形編組線21Aを介して所定姿勢を採った接続端子25が接続された形態となる。
コネクタSCを組み立てるに当たっては、2本の電線Wの端末に接続された電線側端子10が、ハウジング30の第1収容部31に形成された左右の第1キャビティ32内に下方から挿入され、各電線側端子10は引き続き連結部50内に進入して、端子固定部55の表面に沿わされる。
次に、接続部材20(自然状態の丸形編組線21Aと接続端子25)を後端に備えた2個の機器側端子15が、互いに背中合わせの姿勢を採った上で、連結部50の後面の開口部51から収容室52を通って、対応する第2キャビティ45内に後方から挿入され、前壁に当たる正規位置まで押し込まれると、ランス47が端子本体16のあご部16Aに係止し、機器側端子15は第2キャビティ45の小径部45A内に抜け止めされて収容される。
このとき、接続端子25は未だ開口部51付近に留まっているから、各接続端子25は前方に押されて、端子固定部55の表面に配された電線側端子10に重ねられる。そののち、図7に示すように、両端子10,15の取付孔にねじ57Aを通して雌ねじ体57にねじ込むことで、電線側端子10と接続端子25とが重なった状態で端子固定部55に対して固定される。
上記の接続端子25が前方に押し込まれて固定されることに伴い、接続導体21の素材である丸形編組線21Aが軸方向に圧縮され、同図に示すように、長さ方向の中央部に膨出部22が設けられた形態の丸形編組線21Aからなる接続導体21が形成されることなる。
このような長さ方向の中央部に膨出部22が設けられた丸形編組線21Aは、単なる丸形編組線と比較すると、軸方向の引っ張り力また圧縮力を受けた場合に、膨出部22が所定範囲で膨らみかつしぼむことを伴いつつ、軸方向により伸縮しやすいことが確認されている。
上記のように形成された接続部材20における接続導体21(膨出部22)が、第2キャビティ45の大径部45Bから収容室52に亘ってクリアランスを持って収容される。言い換えると、第2キャビティ45の大径部45Bとそれに続く収容室52とは、接続導体21の膨出部22が所定範囲で膨らみかつしぼむことを許容する内容積を有していることになる。
続いて、ゴム栓35が電線Wに沿って摺動されて各第1キャビティ32の入口に嵌着され、ゴム栓押さえ36で抜け止めされる。それとともに、連結部50の開口部51に、カバー60がシールされて嵌着される。
次に、ハウジング30の外面にシールドシェル70が被着される。まず、両電線Wの外側に先通しされていた第1シェル71が、第1収容部31の外周にシールリング39を介して嵌装され、同第1シェル71の後面板71Aの取付孔72が、第1シェル固定部37の雌ねじ体38と整合される。
続いて、第2シェル80が、第2収容部41の基端部42から連結部50に亘る領域を覆うように装着され、後面板83の下縁に突設された接続片84が、第1シェル71の後面板71Aの取付孔72の形成面に重ねられ、図6に示すように、両取付孔72,85に通したねじ38Aを雌ねじ体38にねじ込むことで、第1シェル71の後面板71Aと第2シェル80の接続片84とが重なった形態で第1シェル固定部37に固定される。
それとともに、第2シェル80の上面板81における取付孔82の形成面が第2シェル固定部63に重ねられ、同取付孔82に通したねじ64Aを雌ねじ体64にねじ込むことで、第2シェル80の上面板81が第2シェル固定部63に固定される。
端的には、電気的に接続された第1シェル71と第2シェル80とからなるシールドシェル70がハウジング30の被着され、2箇所においてねじ38A,64Aで止められて固定された状態となる。
そののち、図10に示すように、両電線Wに嵌装された筒形に拡開された編組線からなるシールド部材90の端末が、第1シェル71の下端部に嵌装され、かしめリング91をかしめることで固着される。さらにその外周にゴムブーツ92が被着されることで、コネクタSCの組み立てが完了する。
このように組み立てられたコネクタSCにおけるハウジング30の第2収容部41が、図10に示すように、ケース1の取付部2に形成された取付孔3に嵌合される。正規位置まで押し込まれると、第2収容部41の先端側がケース1の内部に進入し、同図に示すように、ケース1内で待ち受けている相手コネクタMCと嵌合される。
それとともに、シールドシェル70における第1シェル71の前面に突設された押圧片75が、取付部2の下部領域に凹み形成された受け部5に進入しつつ、第2シェル80に設けられた左右一対の取付板86が、取付部2の上面に摺接して重ねられる。
この状態から、各取付板86のボルト挿通孔87にボルト95を通して取付部2の上面の対応するねじ孔にねじ込むことで固定され、併せて押圧片75が受け部5の底面5Aに押し付けられることでがたつき無く固定されることになる。
本実施形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
本実施形態では、ハウジング30の後面から電線Wを直角方向に引き出す形式のコネクタSCを形成するに当たり、機器側端子15の後端に接続部材20を接続して、同接続部材20の後端(接続端子25)を、電線Wの端末に設けた電線側端子10と共締めしてハウジング30(端子固定部55)に固定した構造を採用している。
一方、この種のコネクタSCは、熱環境や通電に伴う電線Wの発熱に起因して熱膨張する可能性が高いが、ハウジング30の素材である合成樹脂と、金属製の電線側端子10とで線膨張率が相違するという事情があるため、熱膨張(収縮)時には、例えば、機器側端子15の位置と、接続部材20の後端であるハウジング30に固定された位置とが離間若しくは接近しようとする現象を呈する。
ここで例えば、接続部材がバスバーや電線のように軸方向の伸縮性に乏しいリジッドなものであると、上記した2位置が接離することに伴い、リジッドな接続部材を介して機器側端子15を軸方向に押し引きする力が作用し、相手端子との嵌合力(摩擦力)に抗して、機器側端子15が僅かではあるが軸方向に押し引きされる事態が生じ、相手端子との間でいわゆる微摺動摩耗を起こすことが懸念される。
それに対して本実施形態では、接続部材20を構成する接続導体21として、長さ方向の中央部に膨出部22が設けられた形態の丸形編組線21Aを採用しており、係る構造の接続導体21は、上記したように軸方向に伸縮しやすい特性を有する。そのため、コネクタSCが熱膨張または収縮して、機器側端子15の位置と、接続部材20の後端であるハウジング30に固定された位置との距離が変化した場合にも、接続導体21が軸方向に伸縮しつつ距離変化を吸収し、機器側端子15に対して軸方向に押し引きする力を付与することが回避でき、相手端子との嵌合状態が維持される。すなわち、機器側端子15と相手端子との間で、微摺動摩耗を起こすことが防止される。
また、上記した接続導体21は、電線Wから機器側端子15に伝わる振動を吸収することにも併せて機能し、相手端子との間の微摺動摩耗を防止することに寄与し得る。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)接続導体の両端を接続端子と機器側端子とに固定する手段は、上記実施形態に例示した抵抗溶接に限らず、ろう付けや半田付け、あるいはバレルの圧着等、他の手段を採用してもよい。
(2)上記実施形態では、接続導体の素材となる編組線として丸形編組線(筒状編組線)を例示したが、参考例として、平形編組線(シート状編組線)等、要は軸方向に圧縮した場合に長さ方向の途中位置を径方向に膨出させた形状になし得るものであれば、他の形式の編組線であってもよい。
(3)上記実施形態では、接続部材の後端の接続端子と、電線側端子とを共締めによりハウジングに対して固定した場合を例示したが、接続端子と電線側端子とは、両者が電気的に接続される限り、個別にハウジングに対して固定させる構造としてもよい。


(4)上記実施形態では、ハウジングの後面から電線を直角方向に引き出す形式のコネクタを例示したが、電線をハウジングの後方に真直に引き出す形式のコネクタにも、本発明は同様に適用することが可能である。
(5)上記実施形態ではインバータやモータのケースに取り付けられるシールドコネクタを例示したのであるが、本発明は、インバータやモータ以外の他の機器のケースに取り付けられるシールドコネクタに適用することも可能である。さらに、シールドを採らない形式の機器取付用のコネクタにも適用可能である。
SC…コネクタ
MC…相手コネクタ
W…電線
1…ケース
3…取付孔
10…電線側端子
15…機器側端子
18…取付板
20…接続部材
21…接続導体
21A…丸形編組線(編組線)
22…膨出部
25…接続端子
26…基端部
30…ハウジング
31…第1収容部(外側の端部)
32…第1キャビティ
41…第2収容部(内側の端部)
45…第2キャビティ
45B…(第2キャビティ45の)大径部(収容空間)
50…連結部
52…収容室(収容空間)
55…端子固定部
57A…ねじ

Claims (3)

  1. 機器のケースを貫通した形態で同ケースの外面に装着されるハウジングと、
    前記ケースの内側に臨んだ前記ハウジングの内側の端部内に収容され前記ケース内に配された相手端子と嵌合接続される機器側端子と、
    電線の端末に接続され前記ハウジングにおける外側の端部側に挿入されて同ハウジングに対して固定される電線側端子と、
    前記機器側端子と前記電線側端子との間に亘って接続され軸方向に伸縮可能な接続導体と、が備えられ、
    前記接続導体の一端に前記機器側端子が固定されるとともに、他端に直角曲げされた接続端子が固定されており、
    前記接続導体は、筒状の丸形編組線を軸方向に圧縮して長さ方向の途中位置を径方向に膨出させた形状をなし、
    かつ、前記ハウジング内には、膨出した形状の前記接続導体を収容可能な収容空間が確保されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記接続端子が前記電線側端子ともども前記ハウジングに固定されることに伴い、圧縮前の状態の前記丸形編組線が軸方向に圧縮されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記電線が、前記機器側端子の軸線と直交する方向に導出されており、前記接続導体は前記機器側端子における同軸上の後方に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
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