JP6268754B2 - 直動案内装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直動案内装置に関し、例えば半導体製造装置や超精密加工機機等の産業機械分野等に用いられる直動案内装置に関する。
直動案内装置の運動精度は、例えば、半導体製造装置や超精密加工機の分野において重要視されている。また、上述の半導体製造装置等は、小型製品から大型製品まで対応できることが望まれている。そのため、上述の半導体製造装置等は、例えば大型製品のような重量のあるものに対しても耐え得る(つまり、大きな負荷に耐え得る)必要がある。よって、この技術分野においては、大きな負荷に耐え得る直動案内装置が求められている。
当該技術分野において、大きな負荷に耐え得る技術としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された直動案内装置では、移動レールが下部移動軌道の転動体(具体的には、ころ)上に支持されており、かつ玉を介して案内レールの案内軌道に支持されている。このため、特許文献1に記載された直動案内装置であれば、大きな負荷にも耐え得る。
また、半導体製造装置等に備えられた直動案内装置には、直動案内装置を構成する転動体の無限循環に伴い、転動体が軌道面を通過するときに周期的な振動が発生する場合がある。この振動(以下、転動体通過振動と呼ぶ)は、上述の半導体製造装置等を用いて製造・加工した製品の精度を低下させる可能性がある。このため、この技術分野においては、転動体通過振動の低減が求められている。
この転動体通過振動は、予圧や外部荷重によって負荷を受けながらスライダの負荷転動溝を転動している転動体が、負荷圏から非負荷圏に出る際に負荷が開放されること、また反対に、非負荷圏から負荷圏に進入する際に新たに負荷を負うことにより現れる。
当該技術分野において、転動体通過振動を低減するための対策としては、例えば特許文献2及び特許文献3に記載されたものがある。特許文献2に記載された直動案内装置では、ボールの直径が軌道レールの幅の1/10以下となるように構成されており、且つ移動ブロックがISO基準のブロック長を有して構成されている。また、無限循環路の条数Lが、L=4×N(Nは2以上の自然数)となるように構成されている。このような構成にすることで、転動体通過振動の原因となるウェービング現象を抑制している。
また、特許文献3に記載された直動案内装置では、ボール径を従来よりも小径化することにより、直動案内装置内のボールの個数を増加させることができるため、ボール1個当たりに対する荷重を低下させている。これにより、負荷圏内のボール出入りによる、スライダ内部の荷重変化が小さくなり、転動体通過振動を低滅させることができるとしている。
なお、ボールを小径化することによって、負荷容量が低下する問題はあるが、特許文献2及び特許文献3に開示された発明は、従来よりも転動溝の条数を増やし、負荷転動体数を増やすことでこの問題を克服している。
また、転動溝の条数を増やすことで、ボール1個当たりに対する荷重も低下させることができるため、転動体通過振動もさらに低減するとしている。
特開平10−131963号公報 国際公開第2009/028268号 国際公開第2009/084459号
しかしながら、特許文献1に記載された直動案内装置では、スライダの移動時に隣り合う転動体転動路のそれぞれに装填された転動体(例えば、ボールやころ)が、それぞれ異なるタイミングで転動体転動路を通過して、転動体の位相がずれた状態となることがある。この場合には、転動体が軌道面を通過するときに発生する周期的な振動の抑制が困難となり、転動体通過振動を低減できないことがある。
また、特許文献2及び特許文献3に記載された直動案内装置では、転動体としてボールのみを用いているため、直動案内装置の負荷容量が小さく、大荷重に耐え得ないことがある。
また、特許文献2及び特許文献3に記載された直動案内装置に開示されたように、負荷転動体数を増やすために、転動溝の条数を増やす構成は、スライダやレールに転動溝を追加するスペースが少ない場合、その確保が難しい。すなわち、無理に転動溝を追加しようとすれば、さらに玉径を小さくする必要があり、負荷容量が低下してしまう問題があった。
そこで、本発明は上記の問題点に着目してなされたものであり、その目的は、従来の直動案内装置と比較して、直動案内装置の負荷容量を増加させることができ、且つ転動体通過振動を低減させることができる直動案内装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る直動案内装置のある態様は、長手方向に平行に延びる少なくとも2列のレール側第1転動体軌道面と、レール側第1転動体転動溝間に設けられたレール側第2転動体軌道面とを外面に有する案内レールと、
上記レール側第1転動体軌道面に対向する少なくとも2列のスライダ側第1転動体軌道面と、上記スライダ第1転動体軌道面間に上記レール側第2転動体軌道面と対向して設けられたスライダ側第2転動体軌道面とを有して上記案内レールに相対移動可能に跨架されたスライダと、
上記レール側第1転動体軌道面と上記スライダ側第1転動体軌道面とによって構成された少なくとも2列の第1軌道内、及び上記レール側第2転動体軌道面と上記スライダ側第2転動体軌道面とによって構成された第2軌道の少なくとも何れかに装填された複数の第1転動体と、
第2軌道に装填された少なくとも1つの第2転動体とを有する。
また、上記直動案内装置においては、第1転動体と第2転動体とがボールであり、
第1軌道及び第2軌道にそれぞれ装填された上記ボールが、当該各ボールの中心点が上記長手方向に直交する面において同一直線上又は同一円弧状に位置するように設けられ、
隣接する第1軌道又は第2軌道に挿入された上記ボールが、上記長手方向に沿って千鳥状に配列されてもよい。
また、上記直動案内装置においては、第1転動体がボールであり、第2転動体がころであり、
上記ころを、上記少なくとも2列の第1軌道間に差し渡して設けてもよい。
このような直動案内装置であれば、少なくとも1つのころを第1軌道(転動体転動路)間に差し渡して設けているので、スライダを案内レールに相対移動させた際に転動体(例えば、ボール、ころ)の位相が少なくとも2列の間でずれる可能性を低減することができる。よって、従来技術に係る直動案内装置と比較して、転動体通過振動を低減させることができる。
また、このような直動案内装置であれば、少なくとも1つのころを転動体転動路間に設けているので、転動体(例えば、ボール)で荷重を受けるとともに、ころでも荷重を受けることができる。よって、従来技術に係る直動案内装置(例えば、転動体が全てボールである直動案内装置)と比較して、負荷容量を増加させることができる。
また、上記直動案内装置は、上記転動体の径をdとしたとき、隣接する上記負荷転動路に挿入された上記転動体間のピッチaが下記式(1)を満たしてもよい。
dcos45°<a≦d・・・・・・・・・・・・・・・・式(1)
また、上記直動案内装置は、上記複数の負荷転動路のうち、少なくとも1つの負荷転動路にスペーサーボールが挿入されてもよい。
また、上記の直動案内装置において、上記レール側ころ軌道面、上記スライダ側ころ軌道面、及び上記ころの少なくとも一つにクラウニングを設けたこととしてもよい。
このような直動案内装置であれば、レール側ころ軌道面、スライダ側ころ軌道面、及びころの少なくとも一つにクラウニングを設けているので、クラウニングを設けていないころと比べて、ころ転動面ところ軌道面の境界領域で発生する接触応力は小さくなる。よって、クラウニングを設けていない直動案内装置と比較して直動案内装置の耐久性を向上させることができる。
また、上記の直動案内装置において、上記ころの少なくとも1つを、上記転動体間であって上記転動体に接触させて設けたこととしてもよい。
このような直動案内装置であれば、ころの少なくとも1つを転動体間であって転動体に接触させて設けているので、スライダを案内レールに相対移動させた際に転動体の位相がずれるおそれを低減することができる。よって、従来技術に係る直動案内装置と比較して、転動体通過振動をより低減させることができる。
本発明によれば、転動体転動路間に少なくとも1つのころを差し渡して設けているので、直動案内装置の負荷容量を増加させ、且つ転動体通過振動を低減させることができる。
直動案内装置の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1のA−A′線における断面図である。 図2のB−B′線における断面図である。 図3のC方向から見た模式図である。 転動体通過振動の発生機構を説明する模式図である。 ボールところの配置関係についての変形例を示した模式図である。 ころ転動面ところ軌道面の形状についての第1の変形例を示した模式図である。 ころ転動面ところ軌道面の形状についての第2の変形例を示した模式図である。 ころ転動面ところ軌道面の形状についての第3の変形例を示した模式図である。 ころ転動面ところ軌道面の形状についての第4の変形例を示した模式図である。 直動案内装置の第2の実施形態の構成を示す上記長手方向に直交する断面図である。 直動案内装置の第2の実施形態の構成を示す図であり、(a)は図11のZ部分の拡大図、(b)は図11の2b−2b線に沿う断面図である。 直動案内装置におけるボールのピッチとボールの数との関係を示す図11の2b−2b線に沿う断面図に相当する概略断面図であり、(a)は負荷転動路の数を3列として、隣接する負荷転動路内のボール同士を千鳥状に配設しない態様、(b)は負荷転動路の数を3列として、隣接する負荷転動路内のボール同士のなす角度θを30°とした千鳥状に配設した態様、(c)は負荷転動路の数を3列として、隣接する負荷転動路内のボール同士のなす角度θを45°とした千鳥状に配設した態様、(d)は負荷転動路の数を3列として、隣接する負荷転動路内のボール同士のなす角度θを60°とした千鳥状に配設した態様、(e)は負荷転動路の数を2列として、隣接する負荷転動路内のボール同士を千鳥状に配設しない態様を示す。 直動案内装置の第3の実施形態の構成を示す上記長手方向に直交する断面図である。 直動案内装置の第3の実施形態の構成を示す図であり、(a)は図14のY部分の拡大図、(b)は図14の5b−5b線に沿う断面図である。 直動案内装置の第4の実施形態の構成を示す上記長手方向に直交する断面図である。 直動案内装置の第4の実施形態の構成を示す図であり、(a)は図16のX部分の拡大図、(b)は図16の7b−7b線に沿う断面図である。 直動案内装置の第5の実施形態の構成を示す図であり、(a)は上記長手方向に直交する断面図、(b)は(a)のX部分の拡大図、(c)は(b)のD部分の拡大図、(d)は(b)のE部分の拡大図である。
以下、本発明に係る直動案内装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明に係る直動案内装置の実施形態において、特に断りがない場合を除き、「長手方向」は、案内レールの長手方向、又は案内レールに対するスライダの移動方向を指す。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置100の構造、動作及び効果について、図1〜4を参照しつつ説明する。
<構造>
図1は本実施形態に係る直動案内装置100の斜視図である。本実施形態に係る直動案内装置100は、図1に示すように直線状に延びた案内レール10と、案内レール10に沿ってその長手方向(軸方向)に移動可能に跨架されたスライダ20と、案内レール10とスライダ20との間に配置された、複数のボール(第1転動体)30(例えば、図2を参照)及び複数のころ(第2転動体)40(例えば、図2を参照)と、を含んで構成されている。以下、上述の各部分の構造について説明する。
[案内レール10]
案内レール10の構造について図2を用いて説明する。図2は、図1に示されたA−A′線における断面図である。図2に示すように、案内レール10は、平坦な上面11と、上面11の裏面にある平坦な下面12と、左右の側面13とで構成されている。左右の側面13には、図面上側に設けられた第1の凸部14と、第1の凸部14と離れて図面下側に設けられた第2の凸部15とを備えている。ここで、右側面の第1の凸部14の形状と左側面の第1の凸部14の形状とは左右対称である。また、右側面の第2の凸部15の形状と左側面の第2の凸部15の形状も左右対称である。
第1の凸部14は、上側面14aと下側面14bの概ね2つの面から構成されている。上側面14aには、案内レール10の長手方向に延びる2列のボール溝(レール側第1転動体軌道面)16a(以下、「レール側転動体転動溝」、又は「レール側ボール溝16a」ともいう。)が設けられている。このレール側ボール溝16aを後述する転動体(例えば、ボール30)が転動する。この2列のレール側ボール溝16aは互いに平行に設けられている。そして、2列のレール側ボール溝16a間には、ころの軌道面(レール側第2転動体軌道面)16b(以下、「レール側ころ軌道面」、又は「レール側ころ軌道面16b」ともいう。)が設けられている。このレール側ころ軌道面16bを後述するころ40が転動する。
下側面14bには、上側面14aと同様に、案内レール10の長手方向に平行に延びる2列のレール側ボール溝17aが設けられている。また、上側面14aと同様に、2列のレール側ボール溝17a間には、レール側ころ軌道面17bが設けられている。
レール側ボール溝16a、17aの断面形状は、円弧状であり、それらの円弧の曲率は、例えば全て同一である。また、レール側ころ軌道面16b、17bの幅は、例えば全て同じ幅である。
以上のように、案内レール10の右側面には、合計して4列のレール側ボール溝16a、17aと2列のレール側ころ軌道面16b、17bが設けられている。また、右側面と同様に案内レール10の左側面には、合計して4列のレール側ボール溝16a、17aと2列のレール側ころ軌道面16b、17bが設けられている。
なお、本実施形態では、ボール溝16a、17aが設けられた案内レール10について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ボール溝16a、17aに代えて、ころ軌道面を設けた案内レールであってもよい。
[スライダ20]
スライダ20は、案内レール10上に長手方向に移動可能に設けられたスライダ本体21と、スライダ本体21の長手方向両端部に取り付けられた一対のエンドキャップ28と、エンドキャップ28のさらに端部に設けられたサイドシール29とを備えている(図1を参照)。
スライダ本体21は、図2に示すように、横断面の形状が略コ字状をなしており、案内レール10上に横断するように延びる胴部22と、胴部22の両端部に設けられた1対の袖部23とを備えている。
両袖部23の内側面23aには、レール側ボール溝16a、17aと対向する位置にボール溝(スライダ側第1転動体軌道面)24a、25a(以下、「スライダ側転動体転動溝」、又は「スライダ側ボール溝24a、25a」ともいう。)がそれぞれ設けられている。つまり、図面右側の袖部23の内側面23aには、レール側ボール溝16a、17aに対向するスライダ側ボール溝24a、25aが合計4列設けられている。同様に、図面左側の袖部23の内側面23aには、レール側ボール溝16a、17aに対向するスライダ側ボール溝24a、25aが合計4列設けられている。
なお、スライダ側ボール溝24a、25aの形状・大きさは、上述のレール側ボール溝16a、17aの形状・大きさと全て同じであってよい。
両袖部23の内側面23aには、レール側ころ軌道面16b、17bと対向する位置にスライダ側第2転動体軌道面24b、25b(以下、「ころ軌道面」、又は「スライダ側ころ軌道面24b、25b」ともいう。)がそれぞれ設けられている。つまり、図面右側の袖部23の内側面23aには、レール側ころ軌道面16b、17bに対向するスライダ側ころ軌道面24b、25bが合計2列設けられている。同様に、図面左側の袖部23の内側面23aには、レール側ころ軌道面16b、17bに対向するスライダ側ころ軌道面24b、25bが合計2列設けられている。
なお、スライダ側ころ軌道面24b、25bの形状・大きさは、上述のレール側ころ軌道面16b、17bの形状・大きさと全て同じであってよい。
案内レール10に設けられたレール側ボール溝16a、17aと、これらに対向するスライダ本体21に設けられたスライダ側ボール溝24a、25aとで、ボール転動路31(第1軌道、図4を参照)が構成されている。したがって、本実施形態に係るボール転動路31は、図面右側に4列設けられており、図面左側に4列設けられている。なお、このボール転動路31内を後述するボール30が転動する。
また、案内レール10に設けられたレール側ころ軌道面16b、17bと、これらに対向するスライダ本体21に設けられたスライダ側ころ軌道面24b、25bとで、ころ転動路41(第2軌道、図4を参照)が構成されている。したがって、本実施形態に係るころ転動路41は、図面右側に2列設けられており、図面左側に2列設けられている。なお、このころ転動路41内を後述するころ40が転動する。
両袖部23の内部には、図2に示すように、ボール30及びころ40を循環させるための戻し通路としての貫通孔23bが設けられている。これらの貫通孔23bは、転動体(ボール30やころ40)を無限循環させるための構造を有しており、ボール転動路31及びころ転動路41の延在方向に沿って平行に延びるとともに、エンドキャップ28内に形成された方向転換路(図示せず)を介して両転動路31、41に連通している。
また、スライダ本体21の、案内レール10の上面11に対向する面22aには、ボール30及びころ40を保持するための第1の保持器26が設けられている(図2を参照)。この第1の保持器26によって、第1の凸部14の上側面14aに設けられたボール溝16aを転動するボール30及びころ軌道面16bを転動するころ40は、スライダ21に保持される。第1の保持器26は、例えば2本の保持器取付け用ねじ26aでスライダ本体21に取り付けられている。この2本のねじ26aは、例えばスライダ本体21の中心を通過する仮想中心線10aから互いに等しい距離だけ離れた位置に設けられている。
スライダ本体21の両袖部23の図面下側には、ボール30及びころ40を保持するための第2の保持器27が設けられている(図2を参照)。この第2の保持器27によって、第1の凸部14の下側面14bに設けられたボール溝17aを転動するボール30及びころ軌道面17bを転動するころ40は、スライダ21に保持される。第2の保持器27は、例えば1本の保持器取付け用ねじ27aでスライダ本体21に取り付けられている。
なお、本実施形態では、スライダ本体21に第1の保持器26及び第2の保持器27を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、直動案内装置の負荷容量を増加させるために、スライダ本体21に第1の保持器26及び第2の保持器27を設けなくてもよい。
[ボール30及びころ40]
本実施形態では、転動体としてボール30が用いられている。上述のボール転動路31内には、複数のボール30が転動自在に装填されている。また、上述のころ転動路41内には、複数のころ40が装填されている。そして、ころ40はボール転動路31間に差し渡して設けられている。ここで、「ころ40はボール転動路31間に差し渡して」とは、ころ40を一方のボール転動路31から他方のボール転動路31へ掛け渡すことをいう。ボール30及びころ40の材料としては、SUJ2、SCr420、SAE320、SNCM815、SUS440C、SPCC、S25C等がある。
ここで、図3を参照する。図3は、図2で示したB−B′線における断面図である。図3には、ボール転動路31内に充填された複数のボール30と、ころ転動路41内に充填された複数のころ40とが示されている。本実施形態では、ボール30ところ40は、案内レール10の長手方向に交互に配置されている。また、ボール30ところ40とは、互いに接している。そして、ころ40は、その長軸方向が案内レール10の長手方向と直交するように配置されている。つまり、複数のボール30は、複数のころ40を挟んで、同一直線状に連なるようにして配置されている。
図4は、図3のC方向から見た図である。図4には、2列のレール側ボール溝16aと、レール側ころ軌道面16bと、2列のスライダ側ボール溝24aと、スライダ側ころ軌道面24bとが示されている。さらに、同図には、ボール転動路31内に装填された2つのボール30と、ころ転動路41内に装填された1つのころ40とが示されており、ボール30及びころ40の転動方向から見た場合にころ40の一部は各ボール30と重なっている。また、ボール30は、レール側ボール溝16aとスライダ側ボール溝24aとに接触している。また、ころ40は、レール側ころ軌道面16bとスライダ側ころ軌道面24bとに接触している。
図4に示すように、ころ40には、ころ40の転動方向から見てボール30よりもころ40の端面40a側にのみクラウニングが設けられている。また、レール側ころ軌道面16b及びスライダ側ころ軌道面24bには、ころ40側に向かって凸状をなすクラウニングが設けられている。そして、このレール側ころ軌道面16b及びスライダ側ころ軌道面24bは、ころ40の長手方向中央部40bでころ40と接触している。これと同様に、レール側ころ軌道面17b及びスライダ側ころ軌道面25bにも、ころ40側に向かって凸状をなすクラウニングが設けられている(図示せず)。そして、このレール側ころ軌道面17b及びスライダ側ころ軌道面25bも、ころ40の長手方向中央部40bでころ40と接触している(図示せず)。
なお、本実施形態では、ボール30を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ボール30に代えてころを用いてもよい。この場合であっても、ボール30を用いた場合と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態では、ころ40にクラウニングを設けるとともに、レール側ころ軌道面16b及びスライダ側ころ軌道面24bにもクラウニングをそれぞれ設ける場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、レール側ころ軌道面16b、スライダ側ころ軌道面24b、ころ40のうち少なくとも1つにクラウニングが設けられていれば良い。この場合であっても、クラウニングを設けていないころと比較して、ころ転動面ところ軌道面の境界領域42(図4、7、8、9、10参照)で発生する接触応力を小さくすることができるため、ころ40または軌道面からの剥離の発生率が少なくなる。よって、直動案内装置の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態では、例えば図4で示したように、2つのボールを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、2列以上のレール側ボール溝を設けてもよい。この場合であっても、レール側ボール溝を2列設けた場合と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態では、案内レール10の側面13にボール溝及びころ軌道面を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、案内レール10の側面13にボール溝及びころ軌道面を設けるととともに、案内レール10の上面11にも例えば2列のボール溝及び1列のころ軌道面を設けてもよい。この場合には、さらに負荷容量を増加させることができる。なお、この場合には、上述の実施形態で説明した第1の保持器を取り外してもよい。
<動作>
本実施形態に係る直動案内装置では、ボール転動路31間に差し渡されたころ40でボール30を挟んでいる。このため、案内レール10に沿ってスライダ本体21を相対移動させた場合、隣り合うボール転動路31内のボール30は、位相がずれることなく(つまり、位相が揃った状態で)ボール転動路31内を転動する。また、ボール30で荷重を受けつつ、さらにボール転動路31間に差し渡されたころ40でも荷重を受けることができる。
<効果>
まず、図5を用いて転動体通過振動の発生機構について説明し、その後本実施形態に係る直動案内装置の効果について説明する。
[転動体が軌道面を通過するときの周期的な振動の発生機構]
ここでは、隣り合う2列のボール転動路31を有する直動案内装置を想定する。図5(a)は、従来技術に係る直動案内装置であって、隣り合う2本のボール転動路31には複数のボール30が装填されている状態を模式的に示した図である。この直動案内装置において、2列のボール30の配置がボールの直径dの1/2だけずれた状態を仮定する(図5(b)参照)。このとき、図面上列のボール転動路31にあるボール30の数は、図面下列のボール転動路31にあるボール30の数よりも少なくなっている。直動案内装置に予圧が与えられていて、外部荷重が作用していない場合には、図面上列のボール荷重の総計は図面下列のボール荷重の総計と等しくなる。そのため、図面上列のボール1個当たりの荷重は、図面下列のボール1個当たりの荷重よりも大きくなる。よって、図面上列のボール30は図面下列のボール30よりも大きく変形する。このため、図5(a)の場合(つまり、ボールの位相がずれていない場合)と比較して、スライダ20は下方に移動する。
この状態(つまり、図5(b)の状態)からスライダ20がボール径dの距離だけ移動すると、ボール30はd/2移動して、図5(c)の状態になる。このとき、ボール30の配置は、図5(b)の図面上列と図面下列とが入れ替わった配置となる。したがって、図5(a)の状態と比較して、スライダ20は上方に移動する。
そして、スライダ20がボール径dの2倍の距離だけ移動すると、ボール30の位置は最初の状態(つまり、図5(a)の状態)と同じになる。
このように、スライダ20がボール径dの2倍の距離移動するごとに、直動案内装置には周期的な振動が現れる。
[本実施形態に係る直動案内装置の効果]
本実施形態に係る直動案内装置100であれば、ボール転動路31間に差し渡されたころ40でボール30を挟んでいる。このため、案内レール10に沿ってスライダ20を相対移動させた場合、隣り合うボール転動路31に装填されたボール30は、位相がずれることなくボール転動路31内を転動することができる。つまり、図5(b)、(c)に示した、スライダ20の移動に伴うボール配置の変化を抑制することができる。よって、本実施形態に係る直動案内装置100であれば、従来技術に係る直動案内装置と比較して、転動体通過振動を低減することができる。
また、本実施形態に係る直動案内装置100であれば、転動体として、ボール30だけでなくころ40も用いている。このため、ボール30だけでなく、ころ40でも荷重を受けることができる。よって、本実施形態に係る直動案内装置100であれば、従来技術に係る直動案内装置(例えば、転動体が全てボール30である場合)と比較して、負荷容量を増加させることができる。
また、本実施形態に係る直動案内装置100であれば、レール側ころ軌道面16b、17bと、スライダ側ころ軌道面24b、25bと、ころ40と、にそれぞれクラウニングを設けているので、クラウニングを設けていない従来技術に係る直動案内装置と比較して、直動案内装置の耐久性を向上させることができる。
≪ボール30ところ40の配置関係についての変形例≫
以下、ボール30ところ40の配置関係についての変形例に係る直動案内装置の構造、動作及び効果について、図6を参照しつつ説明する。
<構造・動作>
本変形例に係る直動案内装置の構造は、上述の直動案内装置100の構造と概ね同じであるが、ボール30ところ40の配置関係(配列順)のみが異なっている。そこで、ボール30ところ40の配置関係のみについて説明し、その他の構成については第1の実施形態に係る直動案内装置100と同一であるので説明を省略する。
図6は、本変形例に係る直動案内装置における、ボール30ところ40の配置関係を示す図であって、上述した図2のB−B′線での断面図に相当する図である。第1の実施形態に係る直動案内装置100では、ボール30ところ40は交互に配置されているが、本変形例に係る直動案内装置では、ボール30ところ40は交互に配置されていない。本変形例では、図6に示しように、ボール30とボール30との間には1つのころ40がボール転動路31間に差し渡して配置されている。
<効果>
本変形例に係る直動案内装置であれば、ボール30とボール30との間には少なくとも1つのころ40がボール転動路31間に差し渡して配置されている。このため、案内レール10に沿ってスライダ20を相対移動させた場合、隣り合うボール溝(例えば、ボール溝16a)に装填されたボール30は、位相がずれることなくボール転動路31内を転動することができる。よって、本変形例に係る直動案内装置であっても、従来技術に係る直動案内装置と比較して、転動体通過振動を低減することができる。
また、本変形例に係る直動案内装置であれば、転動体として、ボール30だけでなくころ40も用いている。このため、ボール30だけでなく、ころ40でも荷重を受けることができる。よって、本変形例に係る直動案内装置であっても、従来技術に係る直動案内装置(例えば、転動体が全てボール30である場合)と比較して、負荷容量を増加させることができる。
≪ころ40及びころ軌道面16b、24bの形状についての変形例≫
上述のように本実施形態では、ころ40には、ころ40の転動方向から見てボール30よりもころ40の端面40a側にのみクラウニングが設けられている場合について説明した。また、ころ軌道面16b、24bには、ころ40側に向かって凸状をなすクラウニングが設けられている場合について説明した(図4を参照)。しかしながら、本実施形態は、これに限定されるものではない。ころ40及びころ軌道面16b、24bの形状は、例えば、図7〜10に示すような形状であってもよい。以下、本実施形態の変形例1〜4を図7〜10を参照しつつ説明する。
図7は、ころ40及びころ軌道面16b、24bの形状についての第1の変形例を示す図である。本変形例において、ころ40は、ころ40の長手方向中央部40bが最大径となるクラウニングが設けられたころである。そして、ころ軌道面16b、24bは、上述のころ40に設けられたクラウニングに対応する凹状をなす曲面(つまり、溝)である。
図8は、ころ40及びころ軌道面16b、24bの形状についての第2の変形例を示す図である。本変形例において、ころ40は、第1の変形例で説明したころと同一形状のころである。そして、ころ軌道面16b、24bは、平坦な面である。
図9は、ころ40及びころ軌道面16b、24bの形状についての第3の変形例を示す図である。本変形例において、ころ40は、第1、第2の変形例で説明したころと同一形状のころである。そして、ころ軌道面16b、24bは、ころ40側に向かって凸状をなすクラウニングが設けられた曲面である。
図10は、ころ40及びころ軌道面16b、24bの形状についての第4の変形例を示す図である。本変形例において、ころ40は、図4に示したころと同一形状のころである。そして、ころ軌道面16b、24bは、第2の変形例と同様な平坦な面である。
上記変形例に係る直動案内装置であっても、上述した第1の実施形態に係る直動案内装置100と同等の作用効果を奏することができる。
次に、本発明に係る直動案内装置の第2〜第5の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、上述の実施形態に対して、特に、スライダや案内レールに転動溝を追加するスペースが少ない場合でも転動溝を追加することができ、転動体通過振動を低減し、負荷容量を増加させることができる直動案内装置を提供することを目的とするものである。
(第2の実施形態)
図11は、本発明に係る直動案内装置の第2の実施形態の構成を示す上記長手方向に直交する断面図である。また、図12は、本発明に係る直動案内装置の第2の実施形態の構成を示す図であり、(a)は図11のZ部分の拡大図、(b)は図11の2b−2b線に沿う断面図である。また、図13は、直動案内装置におけるボールのピッチとボールの数との関係を示す図11の2b−2b線に沿う断面図に相当する概略断面図であり、(a)は負荷転動路の数を3列として、隣接する負荷転動路内のボール同士を千鳥状に配設しない態様、(b)は負荷転動路の数を3列として、隣接する負荷転動路内のボール同士のなす角度θを30°とした千鳥状に配設した態様、(c)は負荷転動路の数を3列として、隣接する負荷転動路内のボール同士のなす角度θを45°とした千鳥状に配設した態様、(d)は負荷転動路の数を3列として、隣接する負荷転動路内のボール同士のなす角度θを60°とした千鳥状に配設した態様、(e)は負荷転動路の数を2列として、隣接する負荷転動路内のボール同士を千鳥状に配設しない態様を示す。なお、図12(a),(b)及び図13では、説明の便宜上、ハッチング表示していない。
<直動案内装置の構成>
図11に示すように、本実施形態の直動案内装置100は、長手方向に延びる案内レール10と、該案内レール10上に上記長手方向に相対移動可能に跨架されたスライダ20とを備えている。
<案内レール>
案内レール10の幅方向の両側面には、それぞれ上記長手方向に延びる転動面16,17が片側二条列ずつ、合計4条列形成されている。これらの転動面は、図12(a)に示すように、3条のレール側第1転動体軌道面16a(17a),レール側第2転動体軌道面16b(17b),レール側第1転動体軌道面16a(17a)が並列に形成されている。以下、レール側第1転動体軌道面16a(17a)を転動溝16a(17a)と呼ぶ。
<スライダ>
また、スライダ20は、スライダ本体21と、該スライダ本体21の上記長手方向の両端に固定されたエンドキャップ(図示せず)とを有する。スライダ20のスライダ本体21には、その両袖部23,23の内側面にそれぞれ転動面16,17に対向する転動面24、25が片側二条列ずつ、合計4条列形成されている。また、スライダ20の内側面に形成された転動面24(25)には、図12(a)に示すように、転動面16(17)に対向し、それぞれ上記長手方向に延びる3条のスライダ側第1転動体軌道面24a(25a),スライダ側第2転動体軌道面24b(25b),スライダ側第1転動体軌道面24a(25a)が並列に形成されている。以下、スライダ側第1転動体軌道面24a(25a)を転動溝24a(25a)と呼び、スライダ側第2転動体軌道面24b(25b)を転動溝24b(25b)と呼ぶ。
<転動溝>
ここで、本実施形態では、第1軌道及び第2軌道に挿入される複数のボール30A,30B,30Cのそれぞれの中心が上記長手方向に直交する断面形状において同一直線上又は同一円弧上に存在するように転動面16,24にそれぞれ並列に形成される。なお、第1軌道とは、転動溝16a(17a)と転動溝24a(25a)とで構成される軌道であり、第2軌道とは、転動溝16b(17b)と転動溝24b(25b)とで構成される軌道である。なお、本実施形態では、図12(a)に示すように、ボール30A,30B,30Cのそれぞれの中心が上記長手方向に直交する断面形状において直線L上に存在するように、転動面16,24に転動溝16a、転動溝16b、転動溝24a、及び転動溝24bがそれぞれ並列に形成されている。
<転動体>
本実施形態では、第1転動体と第2転動体とがボールである。ボール30は、図12(b)に示すように、第1軌道及び第2軌道に挿入されるボール30の長手方向(ある第1軌道又はある第2軌道における配列方向)の位置が、隣接する第1軌道又は第2軌道に挿入されるボール30と、長手方向に対してオフセットするように配置され、ボール30A〜30Cがそれぞれ互い違いになるように配置される。すなわち、転動溝16aと転動溝24aとの間に挿入されたボール30Aと、転動溝16bと転動溝24bとの間に挿入されたボール30Bと、転動溝16aと転動溝24aとの間に挿入されたボール30Cとは、上記長手方向に沿って千鳥状に配列される。
また、ボール30は、その径をdとすると、隣接する負荷転動路に挿入されたボール30A,30B間のピッチaが下記式(1)を満たすように配設される。
dcos45°<a≦d・・・・・・・・・・・式(1)
スライダの負荷圏内に数多くのボールを配置したい場合、このように転動溝を配置することで、省スペースながら数多くのボールを配置することができる。
[ボールの千鳥状の配列について]
ここで、ボールの配列態様と、有効幅におけるボールの数との関係について、図13(a)〜(e)を参照して説明する。なお、上記「有効幅」とは、ある1列の所定の数のボールの寸法を意味するものであり、本実施形態では、1列中の7個分のボールの寸法を「有効幅」とした。よって、上記「有効幅におけるボールの数」とは、複数列のボールのうち、最外列の「有効幅」中に含まれるボールの数を指す。
図13(e)に示すように、従来のように負荷転動路が2列であり、隣接する負荷転動路に挿入されたボール30A,30B,30Cを千鳥状に配列しなかった場合、有効幅Dにおけるボール30の数は14である。
そこで、図13(e)のように2列の負荷転動路を形成する転動面16,24の間に、転動溝16a,16b、24a,24bを1列追加して、図13(a)〜(d)のように3列の負荷転動路を形成し、隣接する負荷転動路に挿入されたボール30A,30B,30Cのそれぞれの中心を結んだ線と各負荷転動路が設けられた方向(図11中の2b−2b線に相当)とがなす角度θを変化させたときの有効幅Dにおけるボール30の数の変化を考察する。
図13(a)に示すように、各負荷転動路が設けられた方向(図11の2b−2b線に沿う方向に相当、図中、Sで示す)に対して、隣接する負荷転動路に挿入されたボール30A,30B,30Cの配列方向がなす角度θが0°である態様では、隣接する負荷転動路に挿入されたボール間のピッチa=dとなり、有効幅Dにおけるボールの数は21個となる。
また、図13(b)に示すように、各負荷転動路が設けられた方向(図中、Sで示す)に対して、隣接する負荷転動路に挿入されたボール30A,30B,30Cの配列方向がなす角度θが30°である態様では、隣接する負荷転動路に挿入されたボール間のピッチa=dcos30°となり、有効幅Dにおけるボールの数は20個となる。
また、図13(c)に示すように、各負荷転動路が設けられた方向(図中、Sで示す)に対して、隣接する負荷転動路に挿入されたボール30A,30B,30Cの配列方向がなす角度θが45°である態様では、隣接する負荷転動路に挿入されたボール間のピッチa=dcos45°となり、有効幅Dにおけるボールの数は14個となる。
また、図13(d)に示すように、各負荷転動路が設けられた方向(図中、Sで示す)に対して、隣接する負荷転動路に挿入されたボール30A,30B,30Cの配列方向がなす角度θが60°である態様では、隣接する負荷転動路に挿入されたボール間のピッチa=dcos60°となり、有効幅Dにおけるボールの数は13個となる。
このように、隣接する負荷転動路に挿入されたボール30A,30B,30Cのそれぞれの中心を結んだ線と各負荷転動路が設けられた方向とがなす角度θが45°を超えると、有効幅Dにおけるボール30の数が負荷転動路を2列とした場合よりも減少してしまう。
したがって、隣接するボール30,30間のピッチaは、上記式(1)を満たすことが好ましい。
このような構成を有することによって、従来よりもスライダ内の負荷転動体数をさらに増やすことができる。その結果、ボール1個当たりに対する荷重をさらに低下させることができ、転動体通過振動の低減、及び負荷容量の増加が可能になる。
(第の実施形態)
図14は、本発明に係る直動案内装置の第の実施形態の構成を示す上記長手方向に直交する断面図である。また、図15は、本発明に係る直動案内装置の第の実施形態の構成を示す図であり、(a)は図14のY部分の拡大図、(b)は図14の5b−5b線に沿う断面図である。なお、本実施形態の直動案内装置は、転動溝間に挿入されるボールの態様が上述した第2の実施形態と異なるだけであるため、第2の実施形態と重複又は相当する部材等については図に同一符号を付して説明を省略する。
図14及び図15(a),(b)に示すように、本実施形態の直動案内装置100は、3つの負荷転動路のうちの中央の負荷転動路に、ボール30の代わりにスペーサーボール50が挿入されている。なお、図15(a),(b)では、説明の便宜上、スペーサーボール50のみハッチング表示している。
ここで、スペーサーボール50の径はボール30の径以下とする。また、スペーサーボール50の材料としては、例えば、鋼材や高分子材料が用いられる。スペーサーボール50の材料として用いられる鋼材としては、SUJ2、SCr420、SAE320、SNCM815、SUS440C、SPCC、S25Cが挙げられる。
また、スペーサーボール50の材料として高分子材料が用いられる場合には、スペーサーボール50は、潤滑剤含有ポリマスペーサーボールとして用いられる。よって、潤滑剤含有ポリマスペーサーボールの機械的強度を向上させるため、スペーサーボール50の材料は、ポリα−オレフィン系ポリマーに、以下のような熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を添加したものでよい。
熱可塑性樹脂としては、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリスチレン、ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。
熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等の各樹脂を使用することができる。
これらの樹脂は単独又は混合して用いてもよい。
さらに、ポリα−オレフィン系ポリマーとそれ以外の樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、必要に応じて適当な相溶化剤を加えてもよい。
スペーサーボール(潤滑剤含有ポリマスペーサーボール)50は、全質量に対してポリα−オレフィン系ポリマー30〜90質量%、潤滑剤70〜10質量%で構成されている。ポリα−オレフィン系ポリマーが30質量%未満の場合は、スペーサーボール50に必要な硬さが得られない。また、ポリα−オレフィン系ポリマーが90質量%を超える場合(潤滑剤が10質量%未満)は、潤滑剤の供給が少なくなり、直動案内装置自体の潤滑不良が生じる。ここで、上記潤滑剤は、グリースとして、リチウム系化合物、ジウレア系化合物、ウレア系化合物のグリースが挙げられ、潤滑油として、パラフィン系鉱物油、ナフテン系鉱物油、エーテル油、フッ素油、エステル油が挙げられる。
本実施形態によれば、このような構成を有することによって、3つの負荷転動路全てにボール30が挿入された構成であると、接触したボール30,30同士が競り合う可能性があり、動摩擦力が増大する恐れがあるため、スムーズにボールが転がらないおそれがある。
そこで、中央の転動溝12,22にスペーサーボール50を挿入することで、ボール30,30同士の競り合いを軽滅し、動摩擦力の増大を防ぐことができるため、ボールをスムーズに転がすことができる。また、耐摩耗性を考慮すればスペーサーボールの材料はポリスチレンが良い。
(第4の実施形態)
図16は、本発明に係る直動案内装置の第4の実施形態の構成を示す上記長手方向に直交する断面図である。また、図17は、本発明に係る直動案内装置の第4の実施形態の構成を示す図であり、(a)は図16のX部分の拡大図、(b)は図16の7b−7b線に沿う断面図である。なお、本実施形態の直動案内装置は、転動溝の構成が上述した第2の実施形態と異なるだけであるため、第2の実施形態と重複又は相当する部材等については図に同一符号を付して説明を省略する。また、図17(a),(b)では、説明の便宜上、ハッチング表示していない。
図16及び図17(a),(b)に示すように、本実施形態では、転動面16,24にそれぞれ形成される転動溝16a(16b),24a(24b)を2つとした。このように、第1軌道又は第2軌道に挿入されるボールのそれぞれの中心が同一直線状に存在するように形成された転動溝16a(16b),24a(24b)は、第2の実施形態のように3つである必要はなく、転動溝16a(16b),24a(24b)が配置できるスペースや負荷容量の関係から、増減することも可能である。
(第5の実施形態)
図18は、本発明に係る直動案内装置の第5の実施形態の構成を示す図であり、(a)は上記長手方向に直交する断面図、(b)は(a)のX部分の拡大図、(c)は(b)のD部分の拡大図、(d)は(b)のE部分の拡大図である。なお、本実施形態の直動案内装置は、転動溝の構成が上述した第2の実施形態と異なるだけであるため、第2の実施形態と重複又は相当する部材等については図に同一符号を付して説明を省略する。また、図18(a)〜(d)では、説明の便宜上、ハッチング表示していない。
図18(a)〜(d)に示すように、本実施形態では、転動溝16a,16b及び転動溝24a,24bは、第1軌道及び第2軌道に挿入される複数のボール30A,30B,30Cのそれぞれの中心が上記長手方向に直交する断面形状において同一直線上又は同一円弧上に存在するように転動面16,24にそれぞれ並列に形成される。なお、本実施形態では、ボール30A,30B,30Cのそれぞれの中心が上記長手方向に直交する断面形状において直線L上に存在するように、転動面16,24に転動溝16a,16b及び転動溝24a,24bがそれぞれ並列に形成されている。また、本実施形態においても、ボール30(第1転動体)の径をdとしたとき、隣接する第1軌道又は第2軌道に挿入されたボール30(第1転動体)間のピッチaは、下記式(1)を満たす。
dcos45°<a≦d・・・・・・・・・・・・・・・・式(1)
また、スライダ20に過大荷重が負荷されても、ボール30A又はボール30Bが転動溝16aの溝肩、又は転動溝24aに乗り上げ、ボール30Aが傷付かないように、転動溝16aの溝肩と、転動溝24aの溝肩と、転動溝16aと16bと、転動溝24aと24bとは、上記長手方向に直交する断面において円弧R(矢印で表示)でつなぐように形成される。
同様に、転動溝16b,16aと、転動溝24b,24aと、転動溝16aの溝肩と、転動溝24aの溝肩とも上記長手方向に直交する断面において円弧R(矢印で表示)でつなぐように形成される。
また、転動溝16bと転動溝24bとの円弧径を広げ、ボール30と転動溝16b,24bとの間にすき間ができる構成とすることで、ボール30Bはスペーサーボールと同じような役割を果たす。このような構成を有することによって、ボール30,30同士の競り合いを軽滅し、動摩擦力の増大を防ぐことができる。
以上説明したように、本発明によれば、従来よりもスライダ内の負荷転動体数をさらに増やすことができる。その結果、ボール1個当たりに対する荷重をさらに低下させることができ、転動体通過振動の低減、及び負荷容量の増加が可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。例えば、上述の実施形態では、隣接する負荷転動路に挿入される複数のボールのそれぞれの中心が上記長手方向に直交する断面形状において同一直線上に存在するように転動溝を形成したが、複数のボールのそれぞれの中心が上記長手方向に直交する断面形状において同一円弧上に存在するように転動溝を形成してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
10 案内レール
16a レール側第1転動体軌道面
16b レール側第2転動体軌道面
17a レール側第1転動体軌道面
17b レール側第2転動体軌道面
20 スライダ
24a スライダ側第1転動体軌道面
24b スライダ側第2転動体軌道面
25a スライダ側第1転動体軌道面
25b スライダ側第2転動体軌道面
30 ボール(第1転動体)
31 ボール転動路(第1軌道)
40 ころ(第2転動体)
41 ころ転動路(第2軌道)
50 スペーサーボール
100 直動案内装置

Claims (6)

  1. 長手方向に平行に延びる少なくとも2列のレール側第1転動体軌道面と、前記レール側第1転動体軌道面間に設けられたレール側第2転動体軌道面とを外面に有する案内レールと、
    前記レール側第1転動体軌道面に対向する少なくとも2列のスライダ側第1転動体軌道面と、前記スライダ側第1転動体軌道面間に前記レール側第2転動体軌道面と対向して設けられたスライダ側第2転動体軌道面とを有して前記案内レールに相対移動可能に跨架されたスライダと、
    前記レール側第1転動体軌道面と前記スライダ側第1転動体軌道面とによって構成された2列の第1軌道内に装填された複数の第1転動体と、
    前記レール側第2転動体軌道面と前記スライダ側第2転動体軌道面とによって構成された第2軌道内に装填された第2転動体とを有し、
    前記レール側第1転動体軌道面と前記レール側第2転動体軌道面、及び、前記スライダ側第1転動体軌道面と前記スライダ側第2転動体軌道面は、前記長手方向から見たときに、隣接する前記第1転動体及び前記第2転動体の各々の一部が重なるように隣接して形成され
    前記第1転動体はボールであり、前記第2転動体の全てがスペーサーボールであることを特徴とする直動案内装置。
  2. 接する前記第1ボール及び前記第2ボールは、当該各ボールの中心点が前記長手方向に直交する面において同一直線又は同一円弧上に位置するように設けられ、
    隣接する前記第1ボール及び前記第2ボールは、前記長手方向に沿って千鳥状に配列され、且つ、前記第1ボールの径をdとしたとき、隣接する前記第1ボールと前記第2ボールとの間のピッチaが下記式(1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
    dcos45°<a≦dcos30°・・・・・・・・・・・・式(1)
  3. 長手方向に平行に延びる少なくとも2列のレール側第1転動体軌道面と、前記レール側第1転動体軌道面間に設けられたレール側第2転動体軌道面とを外面に有する案内レールと、
    前記レール側第1転動体軌道面に対向する少なくとも2列のスライダ側第1転動体軌道面と、前記スライダ側第1転動体軌道面間に前記レール側第2転動体軌道面と対向して設けられたスライダ側第2転動体軌道面とを有して前記案内レールに相対移動可能に跨架されたスライダと、
    前記レール側第1転動体軌道面と前記スライダ側第1転動体軌道面とによって構成された2列の第1軌道内に装填された複数の第1転動体と、
    前記レール側第2転動体軌道面と前記スライダ側第2転動体軌道面とによって構成された第2軌道内に装填された第2転動体とを有し、
    前記レール側第1転動体軌道面と前記レール側第2転動体軌道面、及び、前記スライダ側第1転動体軌道面と前記スライダ側第2転動体軌道面は、前記長手方向から見たときに、隣接する前記第1転動体及び前記第2転動体の各々の一部が重なるように隣接して形成され、
    前記第1転動体がボールであり、前記第2転動体がころであり、
    前記ころは、前記2列の第1軌道間に差し渡して設けられていることを特徴とする直動案内装置。
  4. 前記第2軌道及び前記ころの少なくとも何れか一方にクラウニングが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の直動案内装置。
  5. 前記レール側第1転動体軌道面と前記レール側第2転動体軌道面、及び、前記スライダ側第1転動体軌道面と前記スライダ側第2転動体軌道面は、前記長手方向に直交する断面において円弧でつなぐように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の直動案内装置。
  6. 前記第2転動体の少なくとも1つが、前記第1転動体間であって前記第1転動体に接触させて設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の直動案内装置。
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