JP6268432B2 - 研磨パッド及び研磨パッドの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、研磨パッド及びこの研磨パッドの製造方法に関し、特に、湿式研磨パッド及びこの研磨パッドの製造方法に関する。
従来から、半導体デバイスや液晶ディスプレイ用基板、フォトマスク用基板、磁気ディスク用基板等の被研磨物の表面を研磨して平坦化する方法として、化学的機械的研磨法(CMP法)が用いられている。CMP法を用いて被研磨物を研磨する際は、研磨パッドを被研磨物に押し当て、両者の間に研磨スラリーを供給しながら研磨パッドと被研磨物とを相対回転させる。研磨スラリーは、研磨パッドの回転に伴う遠心力によって、中心側から外側に向かって流れ、最終的には研磨パッドの外部に排出される。
また、特に大型のガラス基板等の被研磨物を研磨するための研磨パッドとして、二枚以上の研磨シートの側面同士を貼り合わせて形成された一枚の大判の研磨層を有する研磨パッドが知られている。二枚以上の研磨シートを貼り合わせて形成された大判の研磨パッドは、比較的サイズの小さい研磨シートを複数枚準備すれば製造することができるため、大型の設備を用いることなく製造することができる。また、製造直後に研磨パッドの欠陥が発見されたときには、欠陥を有する部分を含む研磨シートのみを交換することで、研磨パッドの欠陥を無くすことができるという利点を有する。
このような二枚以上の研磨シート同士を貼り合わせて形成された研磨パッドとしては特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2005−294412号公報
しかしながら、二枚以上の研磨シートの側面同士を貼り合わせた研磨層を有する研磨パッドとして用いた場合、研磨中、研磨シート同士の継ぎ目の部分において被研磨物の進行方向側にある研磨シートの垂直な側面に被研磨物又はキャリアが引っかかってしまうことがある。これは、研磨時に研磨パッドに研磨圧が加わると、二枚の研磨シートの研磨側の面を一様に保つことができず、研磨面において隣接する研磨シート同士の継ぎ目に段差が生じることに起因する。そして研磨シート同士の継ぎ目の部分において被研磨物又はキャリアが研磨シートの垂直な側面に引っかかると、研磨シートが被研磨物又はキャリアによって水平方向に押されてしまい、その結果、研磨シートが定盤から剥離してしまうという問題があった。この問題は、研磨圧による変形量が多い軟質の研磨パッドでは、被研磨物の沈みこみがより大きくなるため、より深刻になる。
また、近年では、研磨パッドにクッション性を与える目的で、研磨層と研磨定盤との間にクッション層を設けた多層構造の研磨パッドが用いられることがある。そして多層構造の研磨パッドでは、クッション層の作用によって研磨時に多層構造の研磨パッド全体の変形量が多くなって研磨シート同士の継ぎ目における段差が更に大きくなるため上述した被研磨物による研磨シートの剥離の問題がさらに深刻になる。
そこで本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、研磨シートの側面同士が接するように貼り合わせられた大判サイズの研磨層を有し、かつ研磨層及びクッション層を積層した多層構造の研磨パッドにおいて、研磨時に被研磨物によって研磨シートが剥離することを抑制することができる研磨パッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、湿式凝固法により製造された熱可塑性樹脂の研磨シートからなる研磨層、及びクッション層からなる積層体を有する研磨パッドであって、前記研磨パッドは少なくとも二つ以上の積層体を有し、前記積層体の側面に形成された接合面同士を接合して形成されており、前記研磨パッドは、前記各積層体が延びる方向に沿って、研磨面が熱圧縮処理により厚さ方向に圧縮されていることを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、各積層体を接合したときの接合面に沿って、研磨パッドの厚みが薄くなった構造を有する研磨パッド提供することができる。そしてこの構造を熱圧縮処理によって形成することにより、熱圧縮処理により厚みが薄くなった薄肉部と、圧縮前の厚みを有する肉厚部との間の移行部に傾斜面を形成することができる。傾斜面は、研磨面の端部を熱圧縮処理して研磨面に対して圧縮して塑性変形させ、圧縮された部分付近の樹脂を引っ張ることで圧縮された部分と研磨面との間に形成される。これにより、各積層体を接合した箇所の継ぎ目から垂直な側面を取り除くことができる。そして各積層体の継ぎ目から研磨パッドの垂直な側面を取り除き、薄肉部と肉厚部との間の移行部に傾斜面を形成することにより、研磨時に被研磨物が各積層体の継ぎ目を通過するときに、被研磨物を傾斜面に接触させることができる。そして被研磨物が接触する面を垂直な面ではなく傾斜面とすることにより被研磨物から研磨シートに加わる力を分散させることができ、これにより研磨シートの剥離を抑制することができる。
また、本発明において好ましくは、厚さ方向に圧縮された部分は、一定の幅を有する面を形成しており、研磨パッドにおける厚さ方向に圧縮された面と、研磨面との間に傾斜面が形成されており、この傾斜面の角度は、圧縮された面に対して25〜60°である。
傾斜面の角度を、圧縮された面に対して25°以上とすることにより、薄肉部と肉厚部との間の移行部の幅が必要以上に広くなるのを抑制することができ、60°以下とすることにより被研磨物が傾斜面に接触したときに、被研磨物から移行部に加わる力を十分に分散させることができ、被研磨物の平坦性悪化を抑制することができる。
また熱圧縮部の平坦部の幅は5mm〜15mmであることが好ましい。平坦部の幅が5mm以上であれば十分に熱圧縮されているため剥離を抑制することができ、15mm以下であると研磨に寄与する研磨面を十部に確保でき、被研磨物の平坦性悪化を抑制することができる。
また、本発明において好ましくは、研磨シートの熱セット率は、15〜20%である。
このように構成された本発明によれば、研磨シートの熱セット率を15%以上とすることにより、熱圧縮処理時の圧力及び温度をそれほど高くしなくとも熱圧縮により研磨シートを熱圧縮することができ、また、研磨シートの熱セット率を20%以下とすることにより、熱圧縮処理時にクッション層を深く熱圧縮してしまい、圧縮部のクッション性を消失させてしまうことを防止することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明によれば、研磨シートからなる研磨層及びクッション層を有する多層構造の研磨パッドの製造方法であって、湿式凝固法により製造された熱可塑性樹脂の研磨シートにクッション層を貼り合わせた積層体を二つ以上準備する工程と、準備した二つ以上の積層体の各々について、積層体の側面に形成された接合面に沿って研磨面を熱圧縮処理して厚さ方向に圧縮する工程と、二つ以上の積層体の前記接合面同士を接合し一枚の研磨パッドとする工程とを備えることを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、積層体同士の接合面に沿って、即ち積層体同士の継ぎ目に沿って、研磨パッドの厚みが薄くなった構造を提供することができる。そして、この構造を熱圧縮処理によって形成することにより、熱圧縮処理により厚みが薄くなった薄肉部と、圧縮前の厚みを有する肉厚部との間の移行部に傾斜面を形成することができる。傾斜面は、研磨面の端部を熱圧縮処理して研磨面に対して圧縮して塑性変形させ、圧縮された部分付近の樹脂を引っ張ることで圧縮された部分と研磨面との間に形成される。これにより、積層体同士の継ぎ目から垂直な側面を取り除くことができる。そして研磨シートの継ぎ目から垂直な側面を取り除き、薄肉部と肉厚部との間の移行部に傾斜面を形成することにより、研磨時に被研磨物が積層体同士の継ぎ目を通過するときに、被研磨物を傾斜面に接触させることができる。被研磨物が接触する面を垂直な面ではなく傾斜面とすることにより被研磨物から研磨シートに加わる力を分散させることができ、これにより研磨層の破断(層内剥離)、研磨層とクッション層との層間剥離を抑制することができる。
以上のように本発明によれば、研磨シートの側面に形成された接合面同士を貼り合わせた大判サイズの研磨層を有し、かつ研磨層及びクッション層を積層した多層構造の研磨パッドにおいて、研磨時に被研磨物によって研磨シートが剥離すること、及び剥離した後研磨シートが破断すること抑制することができる。
本発明の実施形態による研磨パッドが適用されている研磨装置を示す概略図である。 本発明の実施形態による研磨パッドの斜視図である。 本発明の実施形態による研磨パッドの要部を拡大した側断面図である。 本発明の実施形態による研磨パッドの要部を拡大した側断面図である。 本発明の実施形態による研磨パッドの傾斜角を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による研磨パッドについて説明する。図1は、本発明の実施形態による研磨パッドが適用されている両面研磨装置を示す概略図である。
先ず、図1に示すように、両面研磨装置1は、CMP法により被研磨物3の両面を同時に平坦化するものである。両面研磨装置1は、回転軸周りに回転する一対の研磨定盤5と、研磨定盤5の研磨面側に固定された研磨パッド7と、被研磨物3を保持するためのキャリア9とを備えている。両面研磨装置1においては、対向する研磨定盤5の面に各々セットされた、対向する研磨パッド7の間に被研磨物3が配置される。
このような両面研磨装置1は、図示しない研磨スラリー供給装置から研磨パッド7の研磨面に研磨スラリーを供給しながら、互いに逆回りに回転するシャフト15a,15bによって研磨定盤5をシャフト15周りに回転させ、キャリア9で保持された被研磨物3における研磨パッド7の研磨面と接触している面を平坦化するようになっている。
研磨定盤5は、金属製であり、円板形状を有している。研磨定盤5の一方の面は、研磨パッド7が貼り付けられる貼付面を構成しており、この貼付面は、実質的に平らである。研磨定盤5は、その中心を通るシャフト15に固定されており、このシャフト15を回転させることによってシャフト15を中心に回転する。
キャリア9は、被研磨物3よりも大きい開口を有し、金属板もしくは、繊維強化プラスチック(例えば、ガラス繊維で強化されたエポキシ樹脂)やフェノール樹脂等によって形成されている。
研磨パッド7のサイズは円形若しくはドーナツ形状であれば直径若しくは外径が1.5〜3.0mであり、矩形であれば短辺が1.5〜3.0mである。研磨パッド7は少なくとも2枚の研磨シートを隣接して並置することにより形成されている。研磨シートは、例えば湿式成膜法で形成されており、内部に多数の涙形状気泡を有している。
湿式成膜法を用いて研磨シートを製造する場合には、平坦な成膜用基材上にジメチルホルムアミド(DMF)を含む、粘度が3〜20Pa・sのポリウレタン樹脂溶液を厚さ0.4〜1.5mm程度に塗布する。そしてポリウレタン樹脂溶液が塗布された成膜用基材を、水を主成分とする凝固液に浸漬させる。ポリウレタン樹脂溶液が塗布された成膜用基材を凝固液に浸漬させると、先ず、凝固液と接触しているポリウレタン樹脂溶液の表面が凝固してスキン層を形成する。そしてスキン層が形成されると、DMFの浸透圧によりスキン層の皮膜を通して樹脂溶液中のDMFが凝固液中に拡散する。これとほぼ同時に、スキン層の皮膜を通して凝固液が樹脂溶液中に流れ込み、スキン層付近から徐々に樹脂溶液の凝固が始まる。そして樹脂溶液中においてスキン層が疎水場を形成するため、凝固液はスキン層から離れる方向に集まりスキン層から離れた位置での樹脂密度が低くなる一方で、スキン層付近の樹脂密度が高くなる。これにより、樹脂内に、スキン層に対し略垂直に延びる涙形状の空間が形成される。そしてポリウレタン樹脂溶液が塗布された成膜用基材を凝固液に浸漬(凝固再生)させ、残留しているポリウレタン樹脂溶液内のDMFの脱溶媒を行う。次いで、乾燥機を用いてウレタン樹脂内に含まれる水分蒸発させることで乾燥を行う。そして樹脂の空間内の水分が蒸発すると、樹脂内に多数の涙形の気泡が形成される。
そして研磨パッド7は、このように形成された研磨シートの側面同士が接するように研磨定盤5に貼り合わせて形成されている。
図2は、研磨パッドの斜視図である。図2に示すように、研磨パッド7は、研磨層として機能する研磨シート21aとクッション層23aとを接着層25aで貼り合わせて形成された積層体27aと、研磨シート21bとクッション層23bとを接着層25bで貼り合わせて形成された積層体27bとを備えている。研磨パッド7は、研磨シート21aとクッション層23aの積層体27aと、研磨シート21bとクッション層23bの積層体27bとを、所定の形状に加工した後、各々の所定の接合面に沿って研磨面側より熱圧縮処理する。続いて積層体27a,27bの側面に形成された接合面同士を接合して積層体27a,27bを研磨定盤に並置させて形成されている。
図2に示す例では、研磨パッド7は、外径約2mのドーナツ形状を有しており、各々の積層体27a,27bは、半ドーナツ形状を有している。そして積層体27a,27bを構成する研磨シート21a,21b、及びクッション層23a,23bも、半ドーナツ形状を有している。
積層体27a,27bは、各々、半ドーナツ形状の上面及び底面と、弧状に延びる周面と、垂直な側面とを有している。積層体27a,27bは、半ドーナツ形状を有しているため、側面の中央部分が欠けているが、欠けている部分は僅かであるため側面は実質的に面一に形成されている。そして積層体27a,27bは、互いに、この側面同士を接合してドーナツ形状の研磨パッド7とされる。積層体27a,27bの接合面をなす側面は、平面でなくてもよく、側面が互いに相補的な形状を有しており積層体27a,27b同士を接合しようとしたときに隙間なく接合できる形状であればよい。
また、三つ以上の積層体を用いて研磨パッドを形成する場合には、積層体同士を組み合わせると円形、楕円形、矩形等、所定形状の研磨パッドを作れるように、積層体の形状を決定する。この場合、全ての積層体が同一の形状を有している必要はない。従って、全ての積層体同士を組み合わせたときに所定形状の研磨パッドを作れるのであれば、積層体の形状、特に接合面の形状はどのようなものであってもよい。
クッション層23a,23bは、研磨パッド7のクッション性を向上させるために軟質な材料で形成されている。このクッション層23a、23bの厚み及び圧縮率は特に制限されないが、厚みは200〜400μmが好ましい。クッション層の厚みは200μm以上であればクッション性を発揮することができ、400μm以下であれば被研磨物が研磨パッドに過度に沈み込まないため、研磨均一性を保つことができる。圧縮率は日本工業規格(JIS L 1021)で測定した数値で2.0〜4.0%が好ましい。圧縮率が2.0%以上であればクッション性を発揮することでき、4.0%以下であれば被研磨物が研磨パッドに過度に沈み込まないため、研磨均一性を保つことができる。
圧縮率の測定方法について以下に示す。初めに、無荷重状態から初荷重を30秒間かけた後の厚さt0を測定し、次に、厚さt0の状態から最終圧力を300秒間かけた後の厚さt1を測定した。圧縮率は、圧縮率(%)=100×(t0−t1)/t0の式で算出した。このとき、初荷重は100g/cm、最終圧力は1120g/cmである。
クッション層23a,23bを形成する材料としては、例えば研磨シート21a,21bと同様の方法で形成された発泡ポリウレタン樹脂シートや、樹脂を含浸させた不織布等が挙げられる。
研磨シート21a,21b、クッション層23a,23b、及び接着層25a,25bによって形成された積層体27a,27bは、半ドーナツ形状を有しており、研磨パッド7は、積層体27a,27bの平らな側面に形成された接合面同士を貼り合わせて形成されている。また、研磨パッド7は、積層体27a,27b同士の継ぎ目29に沿って延びる、略台形断面の凹み31を備えている。
また、研磨パッド7は、積層体27a,27bそれぞれの研磨面と反対面側に研磨機に研磨パッドを装着するための両面テープ(不図示)が貼り合わされている。両面テープは、例えば、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略記する。)製フィルム等の可撓性フィルムの基材を有しており、基材の両面にアクリル系粘着剤等の粘着剤層(不図示)がそれぞれ形成されている。両面テープは、基材の一面側の粘着剤層と樹脂シートとが貼り合わされており、他面側(樹脂シートと反対側)の粘着剤層が剥離紙で覆われている。
図3は、研磨シートの要部を示す側断面図である。図3に示すように、凹み31は、研磨パッド7の研磨面13側に形成されており、研磨パッド7の直径に沿って延びている。凹み31の深さは、研磨シートの厚みに対して80〜99%であり、台形断面の傾斜面の角度は、研磨パッド7の平坦面33に対して25〜60°であることが好ましい。凹み31は、積層体27a,27b同士を貼り合わせる前に、積層体27a,27bの端に熱圧縮処理を施すことで形成される。熱圧縮処理は、積層体27a,27bの垂直な側面に形成された接合面が延びる方向に沿って、研磨面13側を研磨シートの厚みに対して80〜99%程度凹まし薄肉部を形成することによって行われる。熱圧縮処理としては、ヒートシーラー等を用いることができる。積層体27a,27bの端を熱圧縮する場合には、積層体27a,27bの垂直な側面から幅それぞれ0.5mmにわたって熱圧縮処理を施し、処理を施した位置に側面に沿って延びる所定幅の平坦面33を形成する。これにより、平坦面33を含む薄肉部と、研磨面13を含む肉厚部とを有する研磨パッド7を形成することができる。そして平坦面33と、研磨シート21a,21bの研磨面13との間には、平坦面33から研磨面13に移行する移行部35が形成される。
移行部35は、平坦面33と研磨面13との間に位置する傾斜面である。そして移行部35は、研磨時に被研磨物3と接触したときに、被研磨物3から研磨パッド7に加わる力を分散させるようになっている。移行部35をなす傾斜面は、平坦面33に対して25〜60°の角度を有していることが好ましい。移行部35をなす傾斜面を25°未満とすると、研磨面13を上面視したときに、研磨面13に対して傾斜面が占める割合が大きくなり、研磨に寄与する平坦な研磨面面積が小さくなってしまい、その結果、研磨面13の平坦性が損なわれてしまうため好ましくない。また、傾斜面の角度を60°よりも大きくして垂直に近付けると、被研磨物3が移行部35に接触したときに被研磨物3から移行部35に加わる力を分散させることができなくなり、被研磨物の平坦性が悪化するため好ましくない。
次に、上述した研磨パッド7の製造方法について詳述する。
研磨パッド7を製造するとき、まず、湿式成膜法を用いて研磨シート21a,21bの外径よりも長い長辺を有し、研磨シート21a,21bの半径よりも長い短辺を有する長方形の発泡ポリウレタン樹脂シートを準備する。次に樹脂シートの研磨面13側にバフ処理等の研削処理を施し、涙形状気泡を開孔させる。次いで、発泡ポリウレタン樹脂シートの研磨面13とは反対側の面に接着剤を塗布して接着層25を形成する。次いで、発泡ポリウレタンシートと同一のサイズを有するクッション層を、接着層25を介して貼り合わせ積層体を形成する。得られた積層体の研磨面13と反対側の面に両面テープ(不図示)を貼り合せる。次いで、得られた両面テープを有する積層体を半ドーナツ形状に加工し、積層体27a、27bを得る。得られた積層体27a、27bに熱圧縮処理を施す。
熱圧縮処理では、積層体27a,27bの側面に形成された接合面が延びる方向に沿って熱を加えながら、研磨面13側の面を厚さ方向に圧縮する。熱圧縮処理を施す場合、積層体27a,27bの研磨面13側の面のみが変形して反対側の面が変形しないように圧縮し、クッション層23a,23bが圧縮されないように、かつ熱圧縮後に形成される平坦面33と、研磨面13との間の移行部35の角度が25〜60°となるように加熱・冷却時間を決定する。これにより、垂直な側面に沿って形成された、厚さが薄くなった薄肉部と、圧縮前の厚さを有する肉厚部とを有する積層体27a,27bを得ることができる。
また、本実施形態では、積層体27a,27bのうち、発泡ポリウレタン樹脂シートで形成された研磨シート21a,21bのみを熱圧縮処理によって圧縮する。そして好適に研磨シート21a,21bのみを圧縮し、クッション層23a,23bを圧縮しないためには、研磨シート21a,21bを構成する発泡ポリウレタン樹脂の熱セット率を15〜20%の範囲に設定することが好ましい。
熱セット率とは、熱圧縮処理の施し易さを表す指標であり、値が大きいほど熱圧縮され易く、耐熱性が低いことを示す。測定方法は無発泡状態の樹脂シート(1cm×5cm)を用意する。このとき長辺の試料長をL0とする。続いて試料を長手方向に170%まで引き延ばして140℃の雰囲気で1分間保持する。その後試料を無緊張状態に戻し、室温まで冷却し、長辺の試料長L1を測定する。熱セット率はL1−L0/L0×100の式で算出される。
発泡ポリウレタン樹脂の熱セット率を15%以上とすることにより、熱圧縮処理時の圧力及び温度条件を過酷にしなくとも熱圧縮により研磨シート21a,21bを熱圧縮することができる。また、発泡ポリウレタン樹脂の熱セット率を20%以下とすることにより、熱圧縮時にクッション層23a,23bまでも圧縮してしまうことを防止することができる。
次いで、積層体27a,27bの垂直な接合面同士を貼りあわせる。これにより、ドーナツ形状の研磨パッド7を得ることができる。
次に、本発明の実施形態による研磨パッド7の作用について説明する。図4は、研磨パッドの要部を拡大した側断面図である。
図4の状態(a)に示すように、積層体27a,27bを貼り合わせた研磨パッド7を用いて研磨を行う場合、被研磨物3は、積層体27bから、隣接する積層体27aに移動するように移送される。そして状態(a)では、被研磨物3を介して積層体27bには研磨圧が加わっているため、積層体27bの厚さは、積層体27aよりも薄くなっている。従って、被研磨物3の被研磨面の高さは、積層体27aの研磨面13よりも低い位置にある。これにより被研磨物3は、積層体27aの研磨面13よりも低い高さで積層体27aに向かって移動する。そして図4の状態(b)に示すように、被研磨物3は、積層体27aの移行部35に接触する。傾斜面で構成される移行部35に被研磨物3が接触すると、被研磨物3から積層体27aの研磨シート21aに加わる力は傾斜面によって分散され、研磨シート21aをクッション層23aから剥がす原因となる水平方向の力は弱まる。これにより、研磨シート21aがクッション層23aから剥離するのを抑制することができる。
また、熱圧縮処理を用いて移行部35を形成することにより、移行部35の研磨面に涙形状気泡が開孔するのを防止することができる。これにより、傾斜面35の研磨面を滑らかにすることができ、被研磨物3が移行部35に接触したときに被研磨物3が涙形状気泡に引っ掛かって研磨シートが破損することを抑制することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、各構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
特に、上述の実施形態では、同一の形状を有する2つの半ドーナツ形状の積層体27a,27bを用いてドーナツ形状の研磨パッド7を形成することとしたが、本発明によれば、研磨パッドの形状はドーナツ形状に限らず、円形であってもよい。また、上述の実施形態では、半ドーナツ形状の積層体27a,27bの垂直な側面同士を接合してドーナツ形状の研磨パッド7を形成したが、積層体の形状は、完成品である研磨パッドを正確に二分した形状である必要はないし、接合面を平坦面とする必要もない。即ち、ドーナツ形状又は円形の研磨パッドを形成する場合、継ぎ目が研磨パッドの直径に沿って延びるように積層体を形成する必要はなく、継ぎ目が研磨パッドの任意の弦に沿って延びるように積層体を形成してもよい。また、積層体同士の接合面は、必ずしも平面である必要はなく、上面視したときに曲率を有する面を用いたりしてもよい。この場合、研磨面に形成された凹みは、接合面に沿って、即ち積層体同士の継ぎ目に沿って蛇行した形状を有する。
また、上述の実施形態では、両面研磨装置を用いて詳細な説明を行ったが、本発明による研磨パッドは、片面研磨装置においても使用することができる。
更にまた、本実施形態では、研磨シート21a、21bの研磨面13側にバフ処理を施す例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、スライス機等によりスキン層を除去可能な方法を用いてもよい。また、研磨用途に応じて、研磨シート21a、21bの研磨面13側に研削処理を施さずに、研磨面13の反対側の面に研削処理を施し、スキン層を残してもよい。この場合、研磨パッド7は、スキン層が被研磨物の微少うねりを低減させる役割を果たすため、仕上げ加工等に適している。
以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
熱セット率が15%である湿式凝固法によって製造された発泡ポリウレタン製の研磨シートと、同じく湿式凝固法によって製造された発泡ポリウレタン製のクッション層とを準備した。続いて研磨シートの研磨面となるスキン層側にバフ処理を施し、涙形状気泡を開孔させた。次いで研磨シートの研磨面と反対面側に接着剤を塗布し、準備していたクッション層とを貼り合せ、積層体を得た。得られた積層体に188μmのPET製の基材と両面テープを貼り合せ、この両面テープを有する積層体を2枚の半ドーナツ形状に裁断した。続いて長尺シーラー「富士インパルス社製、FiA−1000」を用いて、2枚の半ドーナツ形状の直線部4カ所それぞれ端部から5mm幅に対し、4秒間加熱した後、10秒間冷却する熱圧縮処理を行った。得られた積層体の側面同士を、接着剤を介して研磨定盤に貼り合せ研磨パッドを得た。なお、熱圧縮処理後の圧縮面と研磨面の距離を「段差」とし、熱圧縮処理の条件、および各種評価結果とともに表1に示す。
(段差、研磨層・クッション層の厚さ)
段差、研磨層・クッション層の厚さについては、まずマイクロスコープ「KEYENCE社製、VHX-550」を用い研磨パッドの断面を倍率100倍にて撮影した。続いて、撮影画像を画像処理ソフト「ナノシステム株式会社製、NanoHunter NS2K−Pro」に取り込んだ。研磨層・クッション層のそれぞれの厚さについては2線間距離計測処理により計測した。計測箇所は熱圧縮部以外の部分のランダムに選んだ3カ所について行い、平均値を厚さとした。また、段差については、まず、熱圧縮部の研磨層・接着層・クッション層の厚みを足した熱圧縮部の厚さを2線間距離計測処理によりランダムに3カ所計測し、平均値求めた。そして上述した方法と同様の方法により、熱圧縮部以外の箇所の研磨層・接着層・クッション層の厚みを足した熱圧縮部の以外の厚さを2線間距離計測処理によりランダムに3カ所計測し、平均値求めた。算出された熱圧縮部の以外の厚さより熱圧縮部の厚さを差し引き、段差を求めた。
(傾斜面の角度)
傾斜面の角度の測定方法については以下に示す。厚さ測定で得られた研磨パッドの断面100倍画像を画像処理ソフト「ナノシステム株式会社製、NanoHunter NS2K−Pro」に取り込んだ後、傾斜面の角度を2線間角度計測処理により求めた。なお、傾斜面の断面形状は曲線状であり、傾斜面の接線の傾きが最大になる接線と圧縮された面がなす角度θ(図5参照)を本発明品の傾斜面の角度とした。
(研磨試験)
上記研磨パッドを用いて研磨試験を行い、研磨層のシートの有無、及び、被研磨物の平坦度について評価を行った。研磨条件は下記のとおりとした。
(研磨条件)
・使用研磨装置:両面研磨装置
・研磨速度(回転数):35rpm
・加工圧力:80g/cm
・研磨スラリー:セリアスラリー(平均粒子径:1μm)
・被研磨物:石英ガラス基板(150mm×150mm)
・研磨時間:50min/バッチ×4バッチ
剥離の有無は、研磨終了時にクッション層から研磨シートの剥離が生じたか目視にて確認することで評価した。剥離が認められた場合を「有り」、認められなかった場合を「無し」と評価した。
平坦度は、日本工業規格(JIS B0601:’82)に準じた方法で、ろ波中心うねりから測定した。平坦度aの測定では、表面粗さ形状測定機(株式会社東京精密製、サーフコム480A)を使用し、以下に示す測定条件に設定した。研磨加工後のガラス基板表面の凹凸に起因して得られる測定曲線から、隣り合う凸部(山部)と凸部との間の幅W、および、凸部と凹部(谷部)との高さSを算出した後、幅Wを横軸、高さSを縦軸とした散布図を作成した。得られた散布図から、一次式S=aWの近似直線を求め、傾きaを研磨加工後の最終の平坦度aとした。一般に、平坦性が高くなるほど幅Wが大きくなり高さSが小さくなるため、傾きaが小さいほど平坦性に優れることを示すこととなる。
(実施例2)
熱圧縮処理における加熱時間を5秒、冷却時間を5秒に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。
(実施例3)
使用する樹脂の熱セット率を18%にした以外は実施例2と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。
(実施例4)
使用する樹脂の熱セット率を20%にした以外は実施例2と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。以上の実施例1乃至4で得られた結果を表1に示す。
Figure 0006268432
(比較例1)
加熱も冷却もしなかったこと以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。以上の結果を表2に示す。
Figure 0006268432
(比較例2)
熱圧縮処理における加熱時間を2.5秒、冷却時間を10秒に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。以上の結果を表2に示す。
(比較例3)
熱圧縮処理における加熱時間を3秒、冷却時間を3秒に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。以上の結果を表2に示す。
(比較例4)
熱圧縮処理における加熱時間を3秒、冷却時間を10秒に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。以上の結果を表2に示す。
(比較例5)
熱圧縮処理における加熱時間を6秒、冷却時間を10秒に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。以上の結果を表2に示す。
(比較例6)
使用する樹脂の熱セット率を12%にした以外は実施例2と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。以上の結果を表2に示す。
(比較例7)
使用する樹脂の熱セット率を23%にした以外は実施例2と同様の方法で研磨パッドを得た。得られた研磨パッドについて、実施例1と同様にして、各種評価及び研磨試験を行った。以上の結果を表2に示す。
(結果)
熱セット率が15〜20%の発泡ポリウレタン製の研磨シートを用い、加熱温度を4秒以上とした実施例1〜4の研磨パッドでは、剥離が生じず、平坦性も良好であった。
これに対して、実施例1〜4より加熱時間を短くした比較例1〜4では剥離が生じ、実施例より平坦性が劣る結果となった。剥離の原因は加熱時間が短く十分に熱圧縮できなかったためと考えられ、平坦性悪化の原因は実施例1〜4よりも傾斜角度が緩やかとなり、薄肉部と肉厚部との間の移行部の幅が必要以上に広くなり、平坦な研磨面が減少してしまったためと考えられる。また、実施例2より加熱時間を長くした比較例5では剥離は生じなかったものの、平坦性が実施例より劣る結果となった。平坦性悪化の原因は研磨面の傾斜角度が急となり、被研磨物から傾斜面に加わる力を十分に分散させることが出来なかったためと考えられる。さらに、熱セット率が実施例2よりも低かった比較例6では、剥離が生じ、平坦性も実施例2より劣る結果となった。剥離の原因は熱セット率が低いため十分に熱圧縮できなかったためであり、平坦性悪化の要因は実施例1〜4よりも傾斜角度が緩やかとなり、薄肉部と肉厚部との間の移行部の幅が必要以上に広くなり、平坦な研磨面が減少してしまったためと考えられる。反対に実施例2よりも熱セット率が高い比較例7では、剥離は生じなかったものの、平坦性が実施例4よりも劣る結果となった。平坦性悪化の原因は研磨面の傾斜角度が急となり、被研磨物から傾斜面に加わる力を十分に分散させることが出来なかったためと考えられる。
1 両面研磨装置
3 被研磨物
7 研磨パッド
13 研磨面
21a,21b 研磨シート
23a,23b クッション層

Claims (3)

  1. 湿式凝固法により製造された熱可塑性樹脂の研磨シートからなる研磨層、及びクッション層からなる積層体を有する研磨パッドであって、
    前記研磨パッドは少なくとも二つ以上の積層体を有し、前記積層体の側面に形成された接合面同士を接合して形成されており、
    前記研磨パッドは、前記各積層体の接合面に沿って、研磨面が熱圧縮処理により厚さ方向に圧縮されて形成された一定の幅を有する凹みを有し、
    前記凹みは、前記接合面に沿って延び前記研磨パッドにおける前記厚さ方向に圧縮された平坦面と、該平坦面と研磨面との間に配置された傾斜面とを有し、該傾斜面の角度は、前記平坦面に対して25°〜60°である、
    ことを特徴とする研磨パッド。
  2. 前記研磨シートの熱セット率は、15%〜20%である、
    請求項1に記載の研磨パッド。
  3. 研磨シートからなる研磨層及びクッション層を有する多層構造の研磨パッドの製造方法であって、
    湿式凝固法により製造された熱可塑性樹脂の研磨シートにクッション層を貼り合わせた積層体を二つ以上準備する工程と、
    準備した二つ以上の積層体の各々について、積層体の側面に形成された接合面に沿って研磨面を熱圧縮処理して厚さ方向に圧縮し、一定の幅を有し、前記接合面に沿って延び前記研磨パッドにおける前記厚さ方向に圧縮された平坦面と、該平坦面と研磨面との間に配置された傾斜面とを有し、該傾斜面の角度は、前記平坦面に対して25°〜60°である凹みとする工程と、
    二つ以上の積層体の前記接合面同士を接合し一枚の研磨パッドとする工程と、
    を備えることを特徴とする研磨パッドの製造方法。
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