JP6265828B2 - インクによるデジタル印刷に有用な、水で希釈可能なインクおよび水で希釈された放射線硬化性インク - Google Patents

インクによるデジタル印刷に有用な、水で希釈可能なインクおよび水で希釈された放射線硬化性インク Download PDF

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Description

本開示は、インクによるデジタル印刷のためのインクに関する。特に、本開示は、再画像形成可能な画像化部材を備える印刷システムを用いたインクによるデジタル印刷に適した、水で希釈可能なデジタルオフセットインクおよび水で希釈されたデジタルオフセットインクに関する。
従来のリソグラフィー印刷技術は、例えば、デジタル印刷システムによって可能なような、一刷りごとに印刷すべき画像が変わる真の高速可変データ印刷プロセスに組み込むことができない。しかし、リソグラフィープロセスは、使用するインクの品質および色域に起因して非常に高品質の印刷を与えるため、頼りたいことが多い。また、リソグラフィー用インクは、他のインク、トナー、多くの他の種類の印刷材料またはマーキング材料よりも高くない。
放射線硬化性であり、インクによるデジタル印刷システムの構成成分と適合し、高い転写効率を有し、クリーニングシステムを使用しない場合に、すでに印刷した画像の印刷はがれを減らすデジタルオフセットインクが提供される。デジタルオフセットインクは、かなり顔料保持量が多く(10倍まで、または例えば、インク組成物の合計重量の10重量%〜50重量%)、したがって、室温および印刷プロセス中の塗布温度で高い粘度を有する。顔料保持量が多く、場合により、粘度が高いデジタルオフセットインクを製造するための方法が与えられている。この出願は、ゲル化せず、顔料保持量が多く、デジタルオフセット印刷に有利な高粘度を有することができるUV硬化性インク組成物、およびこれを製造するための方法を開示している。
図1は、関連技術のインクによるデジタル印刷システムの側面図である。
例示的な実施形態は、本明細書に記載する装置およびシステムの精神および範囲に含まれ得るようなあらゆる代替物、改変物、等価物を包含することを意図している。
ある量と組み合わせて用いる「約」という修飾語は、述べられている値を含み、内容によって示される意味を有する(例えば、特定の量の測定に関連するある程度の誤差を少なくとも含む)。さらに、特定の値とともに用いる場合、その値を開示していると考えるべきである。
本出願は、図1のインクによるデジタル印刷のための例示的な可変データリソグラフィーシステム100を記載する。図1に示す例示的なシステム100の一般的な記載をここに与える。
図1で示されるように、例示的なシステム100は、画像化部材110を備えていてもよい。この実施形態で図1に示される画像化部材110は、ドラムであるが、この例示的な記載は、画像化部材110がドラム、プレートまたはベルト、または別の現在知られているか、または今後開発される構造を含む実施形態を除外するものと解釈すべきではない。再画像形成可能な表面は、例えば、シリコーンと一般的に呼ばれる種類の材料(特に、ポリジメチルシロキサン(PDMS)を含む)材料から作られてもよい。例えば、シリコーン、フルオロシリコーン、および/またはVITONを使用してもよい。再画像形成可能な表面は、土台層の上にある比較的薄い層から作られてもよく、印刷性能またはマーキング性能、耐久性および製造可能性のバランスをとるために、厚みが比較的薄い層が選択される。
画像化部材110を用い、転写爪112で、画像受け入れ媒体基材114にインク画像を塗布する。転写ニップ112は、画像転写機構160の一部としての印刷ローラ118によって作られ、画像化部材110の方向に圧力を加える。画像受け入れ媒体基材114は、例えば、紙、プラスチック、またはコンポジットシート膜のような任意の特定の組成物に限定されると考えるべきではない。多種多様な画像受け入れ媒体基材の上に画像を製造するための例示的なシステム100を使用してもよい。本出願は、顔料保持量が10重量%より大きなマーキング材料を含め、使用可能なマーキング(印刷)材料の広い自由度も説明する。本開示は、インク、顔料、および画像受け入れ媒体基材114の上で出力画像を製造するために例示的なシステム100によって適用可能な他の材料であると一般的に理解されるものを含むように、広い範囲の印刷材料またはマーキング材料を指すためにインクという用語を使用する。
本出願は、例えば、円柱形のコアであってもよい構造的な土台層の上に作られた再画像形成可能な表面層、または円柱形コアの上にある1つ以上の構造的な層で構成される画像化部材110を含め、画像化部材110の詳細を図示し、記載する。
例示的なシステム100は、一般的に一連のローラを備え、画像化部材110の再画像形成可能な表面を湿し用流体で均一に濡らすための湿し用ローラまたは湿し用ユニットとして考えてもよい湿し用流体システム120を備える。湿し用流体システム120の目的は、一般的に均一で制御された厚みを有する湿し用流体の層を、画像化部材110の再画像形成可能な表面に運ぶことである。上に示すように、湿し用流体(例えば、湿し溶液)は、主に水を含んでいてもよく、場合により、以下にさらに詳細に記載するように、表面張力を下げ、その後のレーザーパターン形成を後押しするのに必要な蒸発エネルギーを低くするために加えられる少量のイソプロピルアルコールまたはエタノールを含んでいてもよいことが知られている。同様に、少量の特定の界面活性剤を湿し溶液に加えてもよい。または、インクによるデジタルリソグラフィーシステムの性能を高めるために、他の適切な湿し用流体を使用してもよい。例示的な湿し用流体としては、水、NOVEC(商標)7600(1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)ペンタンであり、CAS番号が870778−34−0.)、D4(オクタメチルシクロテトラシロキサン)が挙げられる。
画像化部材110の再画像形成可能な表面に湿し用流体を秤量して加えると、湿し用流体の厚みを、湿し用流体システム120によって、画像化部材110の再画像形成可能な表面に対して湿し用流体の秤量を制御するためのフィードバックを与え得るセンサ125を用いて測定してもよい。
正確で均一な量の湿し用流体が、湿し用流体システム120によって画像化部材110の再画像形成可能な表面に与えられた後、光学パターン形成サブシステム130を使用し、例えば、レーザーエネルギーを用い、湿し用流体層を画像の様式になるようにパターン形成することによって、均一な湿し用流体層の中に潜像を選択的に作成してもよい。典型的には、湿し用流体は、光エネルギー(IRまたは可視)を効率的に吸収しない。画像化部材110の再画像形成可能な表面は、高い空間改造能を維持するために、この表面に近い光学パターン形成サブシステム130から放出されるレーザーエネルギー(可視またはIRのような不可視)のほとんどを理想的に吸収し、湿し用流体を加熱するときに無駄なエネルギーが最小限になり、熱の横方向への広がりを最低限にすべきである。または、適切な放射線感受性成分を湿し用流体に加え、入射放射レーザーエネルギーの吸収を助けてもよい。光学パターン形成サブシステム130は、レーザーエミッタとして上に記載されるが、湿し用流体をパターン形成するための光エネルギーを運ぶために、種々の異なるシステムを使用してもよいことを理解すべきである。
例示的なシステム100の光学パターン形成サブシステム130によって行われるパターン形成プロセス中の作業時の機構を、本明細書で詳細に記載する。簡単に言うと、光学パターン形成サブシステム130からの光によるパターン形成エネルギーの適用によって、湿し用流体の層の一部を選択的に除去する。
光学パターン形成サブシステム130によって湿し用流体層をパターン形成した後、画像化部材110の再画像形成可能な表面の上にパターン形成された層が、インクローラサブシステム140に渡される。インクローラサブシステム140を使用し、画像化部材110の湿し用流体の層と再画像形成可能な表面層の上にインクの均一な層を塗布する。インクローラサブシステム140は、画像化部材110の再画像形成可能な表面層に接触する1つ以上のインク形成ローラの上でオフセットリソグラフィー用インクを秤量するために、アニロックスローラを使用してもよい。別個に、インクローラサブシステム140は、再画像形成可能な表面に対し、インクの正確な供給速度を与えるために、従来の他の要素(例えば、一連の秤量ローラ)を備えていてもよい。インクローラサブシステム140は、再画像形成可能な表面の画像部分をあらわすポケットにインクを堆積させてもよく、一方、湿し用流体の復元された部分の上にあるインクは、これらの部分に接着しない。
画像化部材110の再画像形成可能な層の中に存在するインクの凝集性および粘度を、多くの機構によって改変してもよい。このような機構の1つは、レオロジー(複素粘弾性係数)制御サブシステム150の使用を含んでいてもよい。レオロジー制御システム150は、再画像形成可能な表面に部分的に架橋したインクのコアを生成し、例えば、再画像形成可能な表面層に対するインクの結合強さを高めてもよい。硬化機構は、光学的硬化または光硬化、熱硬化、乾燥、または種々の形態の化学硬化を含んでいてもよい。同様に、複数の物理的な冷却機構によって、また、化学的な冷却によって冷却を使用し、レオロジーを変えてもよい。
次いで、インクを、転写サブシステム160を用い、画像化部材110の再画像形成可能な表面から、画像受け入れ媒体114の基材へと転写する。画像化部材110の再画像形成可能な表面の空隙内にあるインクが基材114と物理的に接触するように、基材114が、画像化部材110と印刷ローラ118との間にあるニップ112を介して通過するにつれて、転写が起こる。レオロジー制御システム150によって変えられたインクが接着すると、インクの接着が変わり、インクが基材114に接着し、画像化部材110の再画像形成可能な表面から分離する。転写ニップ112での温度および圧力の条件を注意深く制御すると、画像化部材110の再画像形成可能な表面から基材114へのインクの転写効率を95%より高くすることができるだろう。湿し用流体の一部が基材114を濡らし得ることも可能であるが、このような湿し用流体の体積は最低限であり、迅速に蒸発するか、または基材114によって吸収されるだろう。
あるオフセットリソグラフィーシステムでは、オフセットローラ(図1には示されていない)が、まず、インク画像パターンを受け入れ、次いで、インク画像パターンが、既知の間接的な転写方法によって基材に転写されることを理解すべきである。基材114にインクの大部分を転写した後、残留するインクおよび/または残留する湿し用流体は、好ましくは、表面をこすったり、または表面が摩耗したりすることなく、画像化部材110の再画像形成可能な表面から除去されなければならない。エアナイフを使用して残留する湿し用流体を除去してもよい。しかし、ある量のインク残渣が残っていてもよいことも予想される。このような残留するインク残渣の除去は、ある形態のクリーニングサブシステム170の使用によって達成されてもよい。本出願は、画像化部材110の再画像形成可能な表面と物理的に接触する第1のクリーニング部材(例えば、粘り気があるか、または粘着性の部材)を少なくとも備え、この粘り気があるか、または粘着性の部材が、残留インクと、画像化部材110の再画像形成可能な表面の湿し用流体から少量の残留する界面活性剤化合物を除去する、このようなクリーニングサブシステム170の詳細を記載する。次いで、この粘り気があるか、または粘着性の部材を平滑なローラと接触させ、粘り気があるか、または粘着性の部材から残留するインクを転写してもよく、その後に、例えば、ドクターブレードによってインクを平滑なローラから剥がしてもよい。
本出願は、画像化部材110の再画像形成可能な表面の洗浄を容易にし得る他の機構を詳細に記載する。しかし、クリーニング機構にかかわらず、画像化部材110の再画像形成可能な表面から残留インクと湿し用液体を洗浄することは、提案されているシステムでの印刷はがれを予防するのに必須である。洗浄したら、画像化部材110の再画像形成可能な表面は、湿し用流体システム120に再び入れられ、このシステムによって、湿し用流体の新しい層が画像化部材110の再画像形成可能な表面に供給され、このプロセスが繰り返される。
上述のように、デジタルオフセットインクは、インクによるデジタル印刷システムに特異的な物理特性および化学特性を有していなければならない。このインクは、接触する材料(画像形成プレートと湿し用流体、印刷可能な基材、例えば、紙、金属またはプラスチック)と適合性でなければならない。このインクは、サブシステムの構造および材料の設定によって規定される濡れ特性および転写特性を含む、サブシステムのすべての機能的な要求事項も満たさなければならない。
インクによるデジタル印刷のために配合されたインクまたはデジタルオフセットインクは、着色した溶媒、UVゲルインクおよび他のインクを含む印刷用途のために開発された他のインクとは多くの様式で異なっている。例えば、デジタルオフセットインクは、もっと多量の顔料を含み、したがって、他のインクよりも室温での粘度が高く、アニロックスロールまたはインクジェットシステムによるインクの運搬を困難にする場合がある。デジタルオフセットインクは、非水系の湿し用流体の選択肢と適合しつつ、インクによるデジタル印刷プロセスに使用される画像化部材に課せられる特定の濡れ特性および剥離特性の要求事項を満たさなければならない。デジタルオフセットインクは、画像化部材表面を膨潤させないものでなければならない。実施形態の水で希釈可能なインクおよび水で希釈されたインクは、このような要求事項を満たすデジタルオフセットアクリレートインクを含む。
水で希釈可能なインクの実施形態のデジタルオフセットインクは、有利には、湿し用流体、例えばD4への溶解性が、関連技術のインクよりもかなり低い。さらに、実施形態のデジタルオフセットインクは、図1で示されるようなインクによるデジタル印刷システムで用いられるシリコーン(シリコーン、フルオロシリコーン、またはVITONを含有する画像化プレートまたはブランケットであってもよい)を含む画像化部材の表面層を膨潤させる傾向がない。
本明細書に記載されるインクは、以下の成分を含んでいてもよい。(a)一官能、二官能、三官能の水で希釈可能なアクリレートモノマー、オリゴマーを含む、放射線硬化性の水で希釈可能なモノマー化合物、(b)分散剤、(c)顔料、(d)クレイ、(e)開始剤、(f)Sartomer USA,LLCまたはCytec Industries,Inc.製のオリゴマー、プレポリマー、ポリマーを含め、モノマー、オリゴマーを含むさらなる硬化性化合物、(g)界面活性剤、遊離ラジカル捕捉剤などを含む添加剤。
水で希釈可能な硬化性成分(a)は、相変化インク担体として使用するのに適した任意の水で希釈可能なアクリレートモノマー化合物またはメタクリレートモノマー化合物を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、水で希釈された硬化性成分は、水で希釈可能な官能性アクリレートモノマー、メタクリレートモノマー、多官能アクリレートモノマー、多官能メタクリレートモノマー、またはこれらの混合物または組み合わせである。いくつかの実施形態では、この成分の混合物は、水で希釈可能である。混合物中の1つ以上の成分は、水で希釈可能でなくてもよく、インクが水で希釈可能な場合、反応性成分自体は混和性である。水を加えてもよい同じ様式で、いくつかの実施形態では、共反応性モノマーを加え、インクの極性を制御してもよい。水で希釈可能な硬化性成分の具体例としては、限定されないが、官能性水溶性芳香族ウレタンアクリレート化合物(CYTECからEBECRYL 2003として入手可能)、二官能性化合物ポリエチレングリコールジアクリレート(CYTECからEBECRYL 11として入手可能)、三官能性化合物であるポリエーテルトリアクリレート(CYTECからEBECRYL 12として入手可能)が挙げられる。モノマーまたはオリゴマーは、任意の適切な量で存在していてもよい。いくつかの実施形態では、モノマーまたはオリゴマー、またはこれらの組み合わせを、硬化性インク組成物の合計重量を基準として約10〜約85重量%、または約30〜約80重量%、または約50〜約70重量%の量で加える。
分散剤成分(b)としては、任意の適切な分散剤または望ましい分散剤を挙げることができ、限定されないが、高分子量のAB−ジブロックコポリマー、例えば、BASF SEから入手可能なEFKA(登録商標)4340、Byk−Chemie GmbHから入手可能なDISPERBYK(登録商標)2100、またはこれらの混合物を挙げることができる。具体的な実施形態では、分散剤混合物は、シクロヘキサンジメタノールジアクリレート(例えば、Sartomer USA,LLCから入手可能なCD406(登録商標))を含み、少なくとも1つのさらなる成分、例えば、EFKA(登録商標)4340は、BASF SEから入手可能なAB−ジブロックコポリマー構造を含む高分子量分散剤である。例示的な実施形態では、分散剤は、ポリマー分散剤、例えば、The Lubrizol Corporationから市販されるSOLSPERSE(登録商標)39000である。分散剤を、組成物の重量を基準として約20重量%〜約100重量%の範囲の量で加えてもよい。分散剤を、使用する顔料の量を基準として決定される量で加えてもよい。
着色剤が少なくとも1つのモノマーおよび少なくとも1つの分散剤に溶解または分散し得る限り、顔料、顔料混合物、顔料と染料の混合物等を含め、任意の望ましい着色剤または有効な着色剤であってもよい着色剤または顔料成分(c)も含む開示される硬化性インク組成物が使用されてもよい。具体的な実施形態では、着色剤は顔料である。適切な顔料の例としては、PALIOGEN Violet 5100(BASF)、PALIOGEN Violet 5890(BASF)、HELIOGEN Green L8730(BASF)、LITHOL Scarlet D3700(BASF)、SUNFAST.Blue 15:4(Sun Chemical)、Hostaperm Blue B2G−D(Clariant)、Permanent Red P−F7RK、HOSTAPERM Violet BL(Clariant)、LITHOL Scarlet 4440(BASF)、Bon Red C(Dominion Color Company)、ORACET Pink RF(Ciba)、PALIOGEN Red 3871 K(BASF)、SUNFAST Blue 15:3(Sun Chemical)、PALIOGEN Red 3340(BASF)、SUNFAST Carbazole Violet 23(Sun Chemical)、LITHOL Fast Scarlet L4300(BASF)、SUNBRITE Yellow 17(Sun Chemical)、HELIOGEN Blue L6900、L7020(BASF)、SUNBRITE Yellow 74(Sun Chemical)、SPECTRA PAC C Orange 16(Sun Chemical)、HELIOGEN Blue K6902、K6910(BASF)、SUNFAST(登録商標)Magenta 122(Sun Chemical)、HELIOGEN Blue D6840、D7080(BASF)、Sudan Blue OS(BASF)、NEOPEN Blue FF4012(BASF)、PV Fast Blue B2GO1(Clariant)、IRGALITE Blue BCA(Ciba)、PALIOGEN Blue 6470(BASF)、Sudan Orange G(Aldrich)、Sudan Orange 220(BASF)、PALIOGEN Orange 3040(BASF)、PALIOGEN Yellow 152、1560(BASF)、LITHOL Fast Yellow 0991 K(BASF)、PALIOTOL Yellow 1840(BASF)、NOVOPERM Yellow FGL(Clariant)、Lumogen Yellow D0790(BASF)、Suco−Yellow L1250(BASF)、Suco−Yellow D1355(BASF)、Suco Fast Yellow D1355、D1351(BASF)、HOSTAPERM Pink E 02(Clariant)、Hansa Brilliant Yellow 5GX03(Clariant)、Permanent Yellow GRL 02(Clariant)、Permanent Rubine L6B 05(Clariant)、FANAL Pink D4830(BASF)、CINQUASIA Magenta(DU PONT)、PALIOGEN Black L0084(BASF)、Pigment Black K801(BASF)、カーボンブラック、例えば、REGAL 330.TM.(Cabot)、Carbon Black 5250、Carbon Black 5750(Columbia Chemical)など、およびこれらの混合物が挙げられる。
例示的な実施形態では、デジタルオフセットインク組成物は、シアン顔料、CIBA IRGALITE Blue GOL(元々はBASF HELIOGEN Blue D 7088から入手可能)を含んでいてもよい。インク組成物に加えられる着色剤または顔料の量は、インク組成物の合計重量を基準として、組成物の約10重量%〜約30重量%、または約19重量%〜約25重量%、または約20重量%以上から約30重量%までであってもよい。
着色剤を、クレイ(d)成分と一緒に加えてもよい。一実施形態では、クレイは、Southern Clay Products製のCLAYTONE(登録商標)HYである。別の実施形態では、クレイ成分をシリカ(例えば、Degussa Canada Ltdから入手可能なAEROSIL 200)と置き換え、組成物の合計重量を基準として、約1重量%〜約5重量%、または約1.4重量%〜約3.5重量%、または約1.8重量%〜2.0重量%の量で加える。
実施形態のデジタルオフセットインク組成物は、開始剤系(e)を含み、硬化性モノマーを含め、インクの硬化性成分の重合を開始させる光開始剤を含んでいてもよい。一実施形態では、開始剤は、紫外線によって活性化する光開始剤である。
別の実施形態では、開始剤は、ラジカル開始剤である。適切なラジカル光開始剤の例としては、限定されないが、ケトン、例えば、ベンジルケトン、ヒドロキシルケトンモノマー、ヒドロキシルケトンポリマー、アルファ−アミノケトン、アシルホスフィンオキシド、メタロセン、ベンゾフェノン、ベンゾフェノン誘導体、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾフェノンおよび4−メチルベンゾフェノン、チオキサンテノン、例えば、2−イソプロピル−9H−チオキサンテン−9−オンが挙げられる。具体的なケトンは、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オンである。具体的な実施形態では、インクは、アルファ−アミノケトン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オンを含む。
別の実施形態では、硬化性インク組成物は、3成分光開始剤系を含み、相乗剤を含まない。この実施形態は、着色剤と、重合可能なモノマーと、0.5〜1.5重量%の芳香族ケトン光開始剤、2〜10重量%のアミン相乗剤、3〜8重量%の芳香族ケトン光開始剤とは異なり、アルファ開裂を受けることが可能な第2の光開始剤、0.5〜1.5重量%の感光剤を含む光開始系とを含む放射線硬化性インク組成物を開示していてもよい。実施形態は、さらに、液体の硬化性インク組成物と、液体希釈剤を含む組成物を開示していてもよく、インクは室温で固体ではない。いくつかの実施形態では、硬化性インク組成物は、硬化性モノマーを含むインクの硬化性成分の重合を開始させる光開始剤を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態では、開始剤は、ラジカル開始剤である。適切なラジカル光開始剤の例としては、例えば、ケトン、例えば、ベンジルケトン、ヒドロキシルケトンモノマー、ヒドロキシルケトンポリマー、α−アミノケトン、アシルホスフィンオキシド、メタロセン、ベンゾフェノンおよびベンゾフェノン誘導体、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾフェノンおよび4−メチルベンゾフェノン、チオキサンテノン、例えば、2−イソプロピル−9H−チオキサンテン−9−オンが挙げられる。例示的なケトンは、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オンである。一実施形態では、インクは、アルファ−アミノケトン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オンおよび2−イソプロピル−9H−チオキサンテン−9−オンを含む。具体的な実施形態では、光開始剤は、2−イソプロピルチオキサントンおよび2−イソプロピルチオキサントン、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン、またはこれらの混合物または組み合わせを含む。
具体的な実施形態では、本明細書の硬化性固体インクは、光開始剤、例えば、α−ヒドロキシケトン光開始剤(商標名IRGACURE(登録商標)184、IRGACURE(登録商標)500、DAROCUR(登録商標)1173、IRGACURE(登録商標)2959の商標名でBASF SEによって販売されるα−ヒドロキシケトン光開始剤を含む)、α−アミノケトン光開始剤(BASF SEによって製造されるα−アミノケトン光開始剤IRGACURE(登録商標)369、IRGACURE(登録商標)379、IRGACURE(登録商標)907、IRGACURE(登録商標)1300を含む)、ビスアシルホスフィン光開始剤(BASF SEによって製造される商標名IRGACURE(登録商標)819、IRGACURE(登録商標)819DW、IRGACURE(登録商標)2022の商標名で販売されるビスアシルホスフィン光開始剤を含む)も含む。他の適切な光開始剤としては、モノアシルホスフィンオキシドおよびビスアシルホスフィンオキシド、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイルビフェニルホスフィンオキシド(BASFによって商標名Lucirin(登録商標)TPOで販売)、エチル−2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィネート(BASF SEによって商標名Lucirin(登録商標)TPO−Lで製造)、モノ−およびビス−アシルホスフィン光開始剤(例えば、BASF SEによって製造されるIRGACURE(登録商標)1700、IRGACURE(登録商標)1800、IRGACURE(登録商標)1850、DAROCUR(登録商標)4265)、ベンジルジメチル−ケタール光開始剤(例えば、BASF SEによって製造されるIRGACURE(登録商標)651)が挙げられる。
開始剤系は、上述の1つ以上の開始剤の組み合わせであってもよく、例えば、IRGACURE(登録商標)184とIRGACURE(登録商標)819の組み合わせであってもよい。開始剤の合計量は、組成物の合計重量を基準として、約4重量%〜約10重量%、または約5重量%〜約7重量%、または約5.25〜約6.25重量%の量で加えてもよい。
さらなる硬化性成分(f)は、反応性希釈剤として、また、硬化した画像の架橋密度を高めることができ、それによって、硬化した画像の靱性を高めてもよい物質として含んでいてもよい多官能のアクリレートおよびメタクリレートのモノマーおよびオリゴマーのような化合物を含んでいてもよい。適切な多官能のアクリレートおよびメタクリレートのモノマーおよびオリゴマーの例としては、(限定されないが)ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、1,2−エチレングリコールジアクリレート、1,2−エチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,12−ドデカノールジアクリレート、1,12−ドデカノールジメタクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、プロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート(Sartomer Co.Inc.からSR 9003として入手可能)、ヘキサンジオールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、アミン修飾されたポリエーテルアクリレート(PO 83 F、LR 8869、および/またはLR 8889として(すべてBASF Corporationから入手可能)、トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセロールプロポキシレートトリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、エトキシル化ペンタエリスリトールテトラアクリレート(Sartomer Co.Inc.からSR 494として入手可能)など、およびこれらの混合物および組み合わせが挙げられる。
具体的なさらなる硬化性成分モノマー、オリゴマー、プレポリマーなどは、本実施形態にとって重要ではない。他の適切なモノマー、例えば、モノ−、ジ−、トリ−、またはもっと多官能性のモノマー。硬化性インク組成物は、このような従来の添加剤と関連する既知の機能を利用するために従来の添加剤をさらに含んでいてもよい。このような添加剤としては、例えば、消泡剤、すべり剤およびレベリング剤、可塑剤、顔料分散剤、粘度調整剤、酸化防止剤、吸収剤などを挙げることができる。
インクは、限定されないが、界面活性剤(例えば、シリコーン表面添加剤、例えば、BYK 3500)、光安定化剤、入射UV光を吸収し、これを熱エネルギーに変換し、最終的に散逸するUV吸収剤、酸化防止剤、画像の外観を高め、黄色化しないように隠すことができる蛍光増白剤、チキソトロピー剤、撥水剤、すべり剤、起泡剤、消泡剤、流動剤、ワックス、油、可塑剤、バインダー、導電剤、有機および/または無機のフィラー粒子、レベリング剤、例えば、異なる光沢度を作り出すか、または低下させる薬剤、乳白剤、帯電防止剤、分散剤などを含むさらなる任意要素の添加剤を含んでいてもよい。特に、組成物は、安定化剤として、ラジカル捕捉剤、例えば、IRGASTAB(登録商標)UV 10(BASF SE)を含んでいてもよい。組成物は、さらに、貯蔵中にオリゴマー成分およびモノマー成分の重合を抑えるか、または少なくとも遅らせることによって組成物を安定化させ、それによって組成物の貯蔵寿命を長くするために、阻害剤、例えば、ヒドロキノンを含んでいてもよい。しかし、添加剤は、硬化速度に悪い影響を与えてもよく、したがって、任意要素の添加剤を用いて組成物を配合するときに注意をはらわなければならない。
任意要素の添加剤(g)は、任意の適切な量で存在していてもよい。いくつかの実施形態では、組成物に加えられる他の添加剤の合計量は、硬化性固体インク組成物の合計重量を基準として、約0.1〜約15重量%、または約0.2〜約10重量%の量であってもよい。
着色した硬化性高粘度液体インクを製造する方法を、以下に与える実施例を具体的に参照しつつ記載する。あらゆる部およびパーセントは、別段の指示がない限り、重量基準である。
インクによるデジタル印刷のために、水で希釈可能なインクが作られた。実施形態の水で希釈可能なインクを示すために、以下の成分を選択した。しかし、これらの成分は、本開示の範囲を限定しない。例示的な水で希釈可能なインクとしては、例えば、シアン顔料、Ciba IRGALITE Blue GLO(元々はCiba、現在はBASF Heliogen Blue D 7088(昔はIRGALITE Blue GLO)から入手可能)、Cytecから入手可能な硬化性の水で希釈可能な官能性アクリレートモノマー:EBECRYL(登録商標)2003、EBECRYL(登録商標)11、EBECRYL(登録商標)12、Lubrizolから入手可能なSOLSPERSE 39,000分散剤、ADDITOL VXL 4951、Cytecから入手可能な消泡剤、熱安定化剤、BASFから入手可能なIRGASTAB UV10、Degussa Canada Ltdから入手可能なAEROSIL 200 vs、それぞれBASF、BASFおよびLambertiから入手可能な、IRGACURE 819、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシド)、IRGACURE 379、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン、ESACURE Kip 150、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン]を含む光開始剤系が挙げられる。最後に、ガラス転移点Tが−13℃である高粘度ポリエステルアクリレートオリゴマーCN2255、60℃での粘度が11,000cpであり、ガラス転移点Tが−22℃であるポリエステルアクリレートオリゴマーCN2256の2種類のオリゴマーをSartomerから選択した。
上述の水で希釈可能なインク材料成分に基づくインク配合物を作成した。Leeらの185出願によって開示されるプロセスによってこれらのインクを調製した。例示的な配合物を表1に開示するが、本開示の範囲を限定しない。
Figure 0006265828
表1に含まれるあらゆるインクについて、レオロジーデータを得た。サンプルの剪断粘度を、25mmの平行板形状を有し、ギャップを0.5mmに設定し、25℃で、加えられる剪断速度が0.0001〜500s−1の範囲で上昇するようにAres G2によって制御された歪みレオメータを用いて測定した。迅速に加熱し、冷却するためにPELTIER温度制御(25MN、0.02 RAD円錐形プレート)を備えるARES G2によって制御される歪みレオメータを、レオロジーデータを得るために使用した。流速上昇試験手順を25℃、剪断速度1.0E±04〜500 1/secで行った。
表1でC35とラベル付けされた放射線硬化性インク組成物の印刷性能を、インクによるデジタル印刷系について評価した。0.084mg/cmのインクを使用するか、または厚みが0.7ミクロンの膜を作成したフルオロシリコーン画像形成プレートを用い、インクの転写効率を測定し、効率が約90%であることがわかった。別個の試験で、C35配合物の水で希釈可能なインクの転写効率が、膜の厚みと、インクのずり減粘指数の両方に依存することがわかった。もっと薄い膜は、転写効率がもっと高くなることがわかった。例えば、C40配合物は、同様のレオロジー特性を有し、したがって、同様の転写効率を与えると予想される。
実施形態の水で希釈可能なインクは、インクによるデジタル印刷システムに適しており、水系溶液を用いた系成分から簡単に洗浄することができ、それによって、洗浄費用および廃棄物を減らすことができる。水で希釈可能なインクは、デジタルオフセット印刷システムの構成要素と適合性であり、これらのインクは、湿し用流体(特にD4)に最低限の可溶性を有するか、または好ましくは不混和性であり、例えば、画像形成プレートのフルオロシリコーンを含有する表面を膨潤させない。さらに、実施形態の水で希釈可能なインクは、最適化されたインクの場合、転写効率が90%以上から99%より大きい望ましい転写効率を与え、関連技術のオフセットインクを使用する場合に典型的に観察される50%の転写効率よりかなり高い。
水で希釈されたインクも提供される。インクによるデジタル印刷に適した水で希釈されたアクリレートインクを、以下の成分を用いて作成した。シアン顔料であるCiba Irgalite Blue GLO(元々はCiba、今はBASF HELIOGEN(登録商標)Blue D 7088(古くはIRGALITE(登録商標)Blue GLO)から入手可能)、Cytecから入手可能な水で希釈可能な硬化性の官能性アクリレートモノマー:EBECRYL(登録商標)2003、EBECRYL(登録商標)11、Ebecry(登録商標)l12、Lubrizolから入手可能なSOLSPERSE(登録商標)39000分散剤、それぞれCytec and Siltechから入手可能な消泡剤ADDITOL(登録商標)VXL 4951またはSILSURF(登録商標)004−AC−UP、熱安定化剤、BASF SEから入手可能なIrgastab UV10、Degussa Canada Ltdから入手可能なAEROSIL(登録商標)200 vs、それぞれBASF SE、BASF SE、Lamberti S.p.Aから入手可能なIrgacure 819、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシド)、Irgacure 379、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン、Esacure Kip 150、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン]で構成される光開始剤系。最後に、ガラス転移点Tが−13℃である高粘度ポリエステルアクリレートオリゴマーCN2255、60℃での粘度が11,000cpであり、ガラス転移点Tが−22℃であるポリエステルアクリレートオリゴマーCN2256の2種類のオリゴマーをSartomer USA,LLCから選択した。これらの成分を用い、水で希釈可能なインクを以下に記載するように調製した。水で希釈されたアクリレートインクを比較するために、多くの放射線硬化性インク濃縮物とインクを配合した。これらの中で、高い顔料保持量、高い最大粘度値に基づいて、実施形態にしたがって水希釈するために2種類の配合物を選択した。これらのインクを表2に示す。
Figure 0006265828
インクを5%脱イオン水で希釈した。インクの中で水を激しく攪拌し、次いで、レオロジー分析前に3日間かけてインクを硬化させることによって、希釈されたインクを調製した。インクを特性決定し、水で希釈可能なインクについて、上に記載したのと同じ技術を用いてレオロジーを決定した。例えば、サンプルの剪断粘度を、25mmの平行板形状を有し、ギャップを0.5mmに設定し、25℃で、加えられる剪断速度が0.0001〜500s−1の範囲で上昇するようにAres G2によって制御された歪みレオメータを用いて測定した。迅速に加熱し、冷却するためにPELTIER温度制御(25MN、0.02 RAD円錐形プレート)を備えるARES G2によって制御される歪みレオメータを、レオロジーデータを得るために使用した。水で希釈されたインクのレオロジーを表3に示す。
Figure 0006265828
実施形態の水で希釈されたインクの極性インク設計の印刷性能を、図1に示すシステムのような可変データのリソグラフィー印刷システムを用いて評価した。0.084mg/cmのインクを使用するか、または厚みが0.7ミクロンの膜を作成したフルオロシリコーン画像形成プレートを用い、インクの転写効率を測定し、効率が約90%であることがわかった。極性アクリレートインクの設計について、約90%の望ましい転写効率と、適切なバックグラウンド性能を得た。レオロジーが小さい水で希釈されたインクは、望ましい転写効率、アニロックスロール運搬性能、均一な領域被覆率を与える。
レオロジー測定から、C73と5%水とを含むインク配合物は、ベースインクC73よりも少なくとも2桁小さなレオロジーと、高いずり減粘指数を示すことを示した。このインクは、実施形態の水で希釈されたインクのレオロジーおよびずり減粘指数の範囲でアニロックスロールからもっと効率よく流れることが予想される。さらに、水の蒸発が開始したとき、水で希釈されたインクでは、もっと粘度が低いインクで予想されるように、転写効率が悪いことが観察されたが、転写効率は、インクから水が蒸発すると、約90%であることがわかった。
実施形態のデジタルオフセットインクを用いた印刷から使用する可変データリソグラフィーシステムで、水蒸発サブシステムの力を借りて、従来のインクよりも低いコストで水で希釈されたアクリレートインクを用いると、高い転写効率が得られるだろう。例えば、実施形態の水で希釈可能なインクに基づくデジタル印刷システムによれば、図1に示されるインクによるデジタル印刷システムは、インクを運ぶ後に画像化部材表面の上にインクが配置されたとき、インクから水を蒸発するための水蒸発サブシステム(図1に示さない)をさらに備えていてもよい。蒸発システムは、1〜10%の水で希釈された水で希釈可能なインクの一実施形態の水で希釈されたインクから水を蒸発するような構成で配置され、実施形態の水で希釈されたインクを作成してもよい。例えば、希釈されるにつれて、インクの粘度が低い状態で、水で希釈された極性アクリレートインクを、画像化部材のフルオロシリコーンを含有する表面層に運んでもよい。蒸発サブシステムは、画像化部材表面層のインクに熱を加え、運んだ後にインクから水を蒸発させるような構成であってもよく、それによって、有利には、画像化部材の表面層が、高品質で高速の可変データのリソグラフィー印刷に適合する状態で、粘度を上げることができる。
実施形態の水で希釈可能なインクおよび水で希釈されたインクは、完全に硬化可能なインクまたは非水系オフセットインクと比較してコスト(低い包装コストを含む)が節約される。提供されるインクは、顧客によってその場で希釈することができ、基材と接触する前に乾燥させ、従来の水系インク印刷に関連する画質の欠陥を最低限にするか、またはなくすことができ、従来の水系インクと比較して、水の蒸発に必要なエネルギーを減らすことができる。実施形態のインクは、D4の湿し用流体と不混和性であり、低いバックグラウンドが得られる。これらのインクは、水を蒸発させると、フルオロシリコーンプレートから高い転写効率を示し、アニロックスロールに基づくインク運搬システムによるインク運搬に適しており、それによって、インクの全体的な運搬コストが安くなる。さらに、提供されるインクのレオロジーを、最適化されたアニロックスロール運搬のために調整し、選択してもよい。

Claims (22)

  1. 可変データのリソグラフィー印刷のためのインク組成物であって、水で希釈可能なインクと、水からなる希釈剤とを含み、
    前記水で希釈可能なインクは、25℃で2.61E+08から4.05E+09センチポアズの粘度を有し、1から500sec−1の剪断速度を有し、前記希釈剤は1ら5重量%の量で存在し、
    前記水で希釈可能なインクは、放射線硬化性の水で希釈可能な化合物と、着色剤成分とを含み、
    前記水で希釈可能なインクに前記希釈剤を添加した後の5sec−1での可変データのリソグラフィー印刷のための前記インク組成物の粘度は、前記希釈剤を添加する前の前記水で希釈可能なインクの粘度より4.97.5倍低い、インク組成物。
  2. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物が、一官能、二官能、三官能の水で希釈可能なアクリレートモノマーおよびオリゴマーを含む化合物の群から選択される水で希釈可能なモノマー化合物を含む、請求項1に記載のインク組成物。
  3. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物が、官能性アクリレート化合物を含む、請求項2に記載のインク組成物。
  4. 前記放射線硬化性の水で希釈可能なモノマー化合物が、多官能アクリレート化合物である、請求項2に記載のインク組成物。
  5. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物が、芳香族ウレタンアクリレートである、請求項2に記載のインク組成物。
  6. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物は、ポリエチレングリコールジアクリレートである、請求項2に記載のインク組成物。
  7. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物は、ポリエーテルトリアクリレートである、請求項2に記載のインク組成物。
  8. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物は、10重量%から85重量%の量で存在している、請求項2に記載のインク組成物。
  9. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物は、30重量%から80重量%の量で存在している、請求項2に記載のインク組成物。
  10. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物は、50重量%から70重量%の量で存在している、請求項2に記載のインク組成物。
  11. 前記着色剤成分は、顔料を含み、前記顔料は10重量%から30重量%の量で存在している、請求項1に記載のインク組成物。
  12. 前記着色剤成分は、顔料を含み、前記顔料は15重量%から30重量%の量で存在している、請求項1に記載のインク組成物。
  13. 前記着色剤成分は、顔料を含み、前記顔料は20重量%から25重量%の量で存在している、請求項1に記載のインク組成物。
  14. 可変データのリソグラフィー印刷のためのインク組成物であって、水で希釈可能なインクと、水からなる希釈剤とを含み、
    前記水で希釈可能なインクは、25℃で2.61E+08から4.05E+09センチポアズの粘度を有し、1から500sec−1の剪断速度を有し、前記希釈剤は1ら10重量%の量で存在し、
    前記水で希釈可能なインクは、放射線硬化性の水で希釈可能な化合物と、着色剤成分とを含み、
    前記水で希釈可能なインクに前記希釈剤を添加した後の5sec−1での可変データのリソグラフィー印刷のための前記インク組成物の粘度は、前記希釈剤を添加する前の前記水で希釈可能なインクの粘度より4.97.5倍低い、インク組成物。
  15. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物が、一官能、二官能、三官能の水で希釈可能なアクリレートモノマーおよびオリゴマーを含む化合物の群から選択される水で希釈可能なモノマー化合物を含む、請求項14に記載のインク組成物。
  16. 前記着色剤成分は、顔料を含み、前記顔料は10重量%から30重量%の量で存在している、請求項14に記載のインク組成物。
  17. 可変データのリソグラフィー印刷のために水で希釈可能なインク組成物を用いる方法であって、
    画像化部材表面に湿し用流体を塗布することと、
    前記画像化部材表面の選択的な位置から湿し用流体を蒸発させることによって潜像を作成し、疎水性の画像以外の領域と、親水性の画像領域とを作成することと、
    前記親水性の画像領域に、前記インク組成物を所定量塗布することによって潜像を現像することであって、前記インク組成物は水で希釈可能なインクと、水からなる希釈剤とを含み、前記水で希釈可能なインクは、25℃で2.61E+08から4.05E+09の粘度を有し、1から500sec−1の剪断速度を有し、前記希釈剤は1ら10重量%の量で存在し、前記水で希釈可能なインクは、放射線硬化性の水で希釈可能な化合物と、着色剤成分とを含み、前記水で希釈可能なインクに前記希釈剤を添加した後の5sec−1での可変データのリソグラフィー印刷のための前記インク組成物の粘度は、前記希釈剤を添加する前の前記水で希釈可能なインクの粘度より4.97.5倍低く、
    材に、前記現像した潜像を転写することと、を含む、方法。
  18. 前記転写することが、前記所定量塗布した前記インク組成物のうち、少なくとも90%を前記画像化部材表面から除去することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記方法が、さらに、
    前記画像化部材表面上の前記インクを乾燥させることを含む、請求項17に記載の方法。
  20. 潜像を前記作成することが、前記画像化部材表面の前記選択的な位置をUV線に露光することをさらに含み、前記露光される選択的な位置が、デジタル画像データに基づいて選択される、請求項17に記載の方法。
  21. 前記湿し用流体が、D4(オクタメチルシクロテトラシロキサン)を含む、請求項17に記載の方法。
  22. 前記放射線硬化性の水で希釈可能な化合物は、1重量%から85重量%の量で存在している、請求項17に記載の方法。

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