JP2012132003A - 盛り上がった印刷物の用途のための硬化性固体インクおよびこれを用いる方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】室温で固体で高温で溶融するインクであって、インクジェット印刷により点字および盛り上がった印刷物を得るのに適する硬化性固体インクの提供。
【解決手段】硬化性固体インクであって、インク媒剤と、1種類以上のワックスと、光開始剤とを含み、この硬化性固体インクが、硬化した後の硬度が70を超えており、収縮値が5未満であり、硬化前の硬度が5より大きく、50未満である、硬化性固体インク。該インクは、硬化した後の硬度が70〜90であることが好ましく、90℃での粘度が10cPs未満であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本実施形態は、室温では固体であり、高温では溶融し、この温度で、溶融したインクを基板に塗布することを特徴とする、固体の相転移インク組成物に関する。これらの固体インク組成物は、種々の用途でインクジェット印刷するのに用いることができる。本実施形態は、硬化性固体インク(CSI)および低収縮硬化性固体インク(LS−CSI)、およびこれらのインクを使用する方法に関する。本実施形態の固体インクは、堅牢性が高い、吐出温度が低い、結晶化した際の収縮がきわめて低いといった特徴をあわせもつ他にないものものであり、このインクを、インクジェットによる点字および盛り上がった印刷物の用途で新規材料として使用することができる。
従来の固体インク技術は、一般的に、鮮明な画像を作ること、吐出を使用する際の経済性、異なる基板に対する基板の自由度は成功しており、このような技術は、点字、盛り上がった印刷物の用途のような特殊用途でのさらなる要求を満たさないことが多い。点字および盛り上がった文字に利用可能な主要な技術は、エンボス加工、感熱紙膨張の2つが存在する。どちらも、デジタル印刷物を作るのには簡単に適用できず、特に、目が不自由な人々のために点字印刷物を提供することが法律で要求されている政府および大きな機関には、点字および盛り上がった文章をデジタル式で生成する単純な方法が望まれている。それに加えて、医薬品産業のための包装に点字印刷をほどこすために、特にカナダおよび欧州連合では、パッケージングコンバーターが求められ、命じられることが多くなってきている。米国特許公開第2010/0053287(引用することにより本明細書の一部をなすものとする)は、任意要素の盛り上がった印刷を行う能力を有する固体インクジェットプリンタの使用をすでに示した。しかし、盛り上がった印刷物を得ることはできるが、固体インクを用いて製造したマークは、堅牢性が十分ではなく、したがって、特殊な取り扱いが必要となる。
このように、市場によりよく応えるためのこれらの用途のために、従来の固体インク技術の欠陥を克服する必要がある。デジタル式によって点字および盛り上がった文章を製造する利点は、占有化すること、家庭のユーザが利用可能であること、通常の文字と組み合わせるのが容易なこと、数式および化学式および金融の式をあらわす点字を容易に作成することができることである。
本発明に示されている実施形態によれば、高レベルまたはさまざまなレベルの光沢が必要な用途を含むインクジェット印刷に適した、クエン酸から合成したアモルファス材料を含む新規固体インク組成物が提供される。
特に、本実施形態は、インク媒剤と1種類以上のワックスと光開始剤とを含み、この硬化性固体インクが、硬化した後の硬度が70を超えており、収縮値が5未満であり、硬化前の硬度が5より大きく、50未満である、硬化性固体インクを提供する。
さらなる実施形態では、インクジェット印刷ヘッドと、このインクジェット印刷ヘッドからインクが吐出される印刷領域表面とを備えており、インクジェット印刷ヘッドと印刷基板との高さ方向の距離が調節可能であり、さらに、インクジェット印刷ヘッドが、インク媒剤と、1種類以上のワックスと、光開始剤とを含む硬化性固体インクを吐出し、硬化性固体インクが、硬化した後の硬度が70を超えており、収縮値が5未満であり、硬化前の硬度が5より大きく、50未満であり、さらに、印刷基板上に堆積する印刷物が、点字、デジタルエンボス加工、盛り上がった印刷物、または、通常の印刷物と、点字、デジタルエンボス加工、盛り上がった印刷物のうち1つ以上とを組み合わせたものである、インクジェット印刷デバイスが提供される。
さらに他の実施形態では、硬化性固体インクを印刷基板に吐出し、盛り上がった文章を含む画像を作成することと、この画像に、約4ナノメートル〜約500ナノメートルの範囲の波長を有する放射線をあて、印刷基板上で硬化性固体インクを硬化させることとを含み、ここで、硬化性固体インクは、インク媒剤と、1種類以上のワックスと、光開始剤とを含み、硬化性固体インクが、硬化した後の硬度が70を超えており、収縮値が5未満であり、硬化前の硬度が5より大きく、50未満である、盛り上がった文章を吐出印刷する方法が提供される。
本実施形態と組み合わせて用いるための一装置の側面図である。 本実施形態による基板に本マーキング材料を直接堆積させることを含む、一実施形態の概略図である。 本実施形態による固体インク中で用いる種々のIgepal誘導体の合成を示す図である。 本実施形態による固体インクについて、露光時間に対し、硬度をプロットした結果を示すグラフである。 本実施形態による固体インクの温度に対し、複素粘度を示すグラフである。 本実施形態による代替的な固体インクの温度に対し、複素粘度を示すグラフである。 本実施形態によるインクジェットと固体インクとを用い、デジタル式で製造した点字の文章を示す写真である。
固体インク技術は、印刷の可能性を広げ、顧客基盤を多くの市場へと広げ、印刷用途の多様性を、印刷ヘッド技術、印刷プロセス、インク材料を有効に組み込むことによって促進するだろう。固体インク組成物は、室温で固体であり、高温では溶融し、この温度で、溶融したインクを基板に塗布することを特徴とする。上述のように、現行のインクの選択肢は、種々の基板に印刷することはうまくいくが、これらの選択肢は、盛り上がった印刷物の用途のような特殊用途では、常に満足がいくとは限らない。点字および盛り上がった文章の画像を作成するための材料として固体インクを使用する従来の試みは、得られた画像が現実的な使用ではかなり脆すぎることがわかった。
本実施形態は、米国特許出願第12/642,538号および第12/704,194号(両方とも、Bretonらに対する、これらの全体が引用することにより本明細書の一部をなすものとする)に開示されているような、硬化性固体インク(CSI)および低収縮硬化性固体インク(LS−CSI)に関する。特に、本実施形態は、インクジェットによる点字および盛り上がった印刷物の用途で新規材料として使用するという珍しい特徴をあわせもつ、硬化性固体インクおよび低収縮硬化性固体インクを提供する。
一般的に、硬化性固体インクは、盛り上がった印刷物の用途には適していないことが知られている。一般的に硬化性固体インクによって提供されない、盛り上がった印刷物を印刷することに特化した例えば、多層印刷を促進するために、インクがインク自体に良好に接着すること、最低限の層数で点字に必要な高さになるまで、明確度の高い印刷を与えるために、硬化前の硬度が十分であること、点字に必要な厚い層にかかわらず、硬化後の硬度、高い硬化効率、最終的に収縮が最低限であることのような多くの要求事項がある。これらのすべての要求事項の中で、点字印刷に必要なアスペクト比率を保持しないと思われ、または、柔らかすぎる場合には、環境条件の変化に対し感受性が高いと思われるため、硬化前の硬度は、特に重要である。その結果、印刷の再現性が悪い。
本実施形態の固体インクは、固体相転移インクに通常関連する取り扱い性、安全性、印刷品質の利点を保持しているが、堅牢性が高い、吐出温度が低い、結晶化した際の収縮がきわめて低いといったさらなる画期的な性能特徴を与える。例えば、本実施形態の調製されたインク組成物は、測定された粘度が、90℃で10cPs未満、または約5〜約15cPsの範囲であり、収縮値が5未満であり、硬化前の硬度が約5〜約50であり、硬化した後の硬度は、従来の固定インクよりもかなり高かった(例えば、Xerox Corp.(Nowalk、CT)製のColorQube)。これらすべての特徴によって、固体インクは、点字、デジタルエンボス加工、盛り上がった印刷物、または、通常の印刷物と、点字、デジタルエンボス加工、盛り上がった印刷物のうち1つ以上とを組み合わせたものを含む、種々の盛り上がった印刷物の用途の要求事項を満たすことができる。
本実施形態は、ワックス、樹脂、モノマー、硬化性ワックス、任意要素の着色剤、遊離ラジカル光開始剤のブレンドを含み、これらはすべて、約40℃より低い温度では固体であり、においはほとんどないか、まったくない。これらの成分は、約60〜約100℃、または約65〜約90℃、または約70〜約85℃の範囲の温度で吐出が行われるように選択された。点字/盛り上がった印刷物の配合物のためのこれらの固体インクは、約70〜約95℃の高温で堅牢性高く吐出され(粘度は約10〜約15cPs)、周囲の基板温度(すなわち、室温)でワックスと同等の機械的安定性を有する。本実施形態の固体インクは、室温で固体であり、これにより、印刷した液滴が広がったり、移動したりするのが抑えられ、点字または盛り上がった印刷物のマーキングを簡単に行うことができる。印刷した後、このマーキングを硬化させ、今日の市場において、任意の点字印刷技術の堅牢性をはるかに超える堅牢性の高い構造が得られる。
本実施形態では、インク媒剤と、硬化性ワックスと、非硬化性ワックスと、光開始剤とを含み、硬化性固体インクが、硬化した後の硬度が70を超えており、収縮値が5未満である、硬化性固体インクが提供される。硬化性固体インクは、いくつかの実施形態では、さらに着色剤を含んでいてもよい。さらなる実施形態では、硬化性固体インクは、硬化した後の硬度が約70〜約85、または約75〜約90である。さらなる実施形態では、硬化性固体インクは、粘度が90℃で10cPs未満である。硬化性固体インクは、70℃より高い温度で、またはより特定的には、約70〜約100℃で、吐出可能な粘度が約5〜約20cPsである。いくつかの実施形態では、硬化性固体インクは、硬化前の硬度が、5より大きく、50未満である。これは、硬化前の硬度が5未満である硬化性ゲルインクや、硬度が60より大きい固体インクとは対称的である。
特定の実施形態では、インク媒剤は、硬化性固体インク中に、硬化性固体インクの合計重量の約55〜約95重量%の量で存在してもよい。硬化性ワックスは、硬化性固体インク中に、硬化性固体インクの合計重量の約1〜約15重量%の量で存在してもよく、非硬化性ワックスは、硬化性固体インク中に、硬化性固体インクの合計重量の約20〜約50重量%の量で存在してもよい。4種類までの異なる光開始剤を含んでいてもよく、ある実施形態では、4種類よりも多い異なる光開始剤を含んでいてもよい光開始剤のブレンドは、硬化性固体インク中に、硬化性固体インクの合計重量の約0.5〜約8重量%の量で存在してもよい。
本実施形態では、盛り上がった文章を吐出印刷するために、硬化性固体インクを用いる方法が提供される。このような実施形態では、この方法は、中間基板に硬化性固体インクを吐出し、盛り上がった文章を含む中間画像を作成することと、この中間画像を基板に転写し、盛り上がった文章を含む転写した画像を作成することと、この転写された画像に、約4ナノメートル〜約500ナノメートルの範囲の波長を有する放射線をあてて、硬化性固体インクを硬化させることとを含む。いくつかの実施形態では、吐出する工程は、70℃よりも高い温度、または約70〜約100℃で行われる。本実施形態の方法は、点字またはデジタルエンボス加工のために用いられてもよい。このような特殊な用途では、特定のパラメータを満たすように、盛り上がった文章を印刷してもよい。例えば、盛り上がった文章を、高さが少なくとも約0.508、または約0.1〜約0.8mmになるように印刷してもよい。
本明細書で、任意の適切な印刷デバイスを用いてもよい。一実施形態では、装置は、インクジェット印刷ヘッドと、このインクジェット印刷ヘッドからインクが吐出される印刷領域表面とを少なくとも備えており、インクジェット印刷ヘッドと印刷基板との高さ方向の距離が調節可能である、インクジェット印刷デバイスである。
装置および本発明の方法を、任意の望ましい印刷システム、中間転写体に画像様のパターンになるようにマーキング材料を塗布するのに適したマーキング材料、または画像を受け入れる基板に直接塗布するのに適したマーキング材料で、例えば、熱インクジェット印刷(室温で液体のインクと相転移インクとの両方を用いる)、圧電式インクジェット印刷(室温で液体のインクと相転移インクとの両方を用いる)、音響インクジェット印刷(室温で液体のインクと相転移インクとの両方を用いる)、熱転写印刷、グラビア印刷、静電印刷方法(乾燥マーキング材料を使用するものと、液体マーキング材料を使用するものの両方)などで用いてもよい。説明の目的で、マーキング材料を画像様のパターンになるように中間転写体に塗布するための圧電式相転移インクジェットプリンタを記載する。
図1は、中間転写体の上に画像を作成し、次いで、この画像を中間転写体から最終的な画像を受け入れる基板へと転写するのに適した画像形成装置10の一例の図である。示されている画像形成装置10は、中間転写体14を備えている。マーキング材料アプリケータ(この場合には、インクジェットヘッド)11は、マーキング材料を画像様のパターンになるように、中間転写体の表面12に塗布する。この表面12は、画像を作成する際に、インクジェットヘッド11が、マーキング材料をこれに向かって吐出する印刷領域表面である。この示されている場合には、印刷領域表面は、中間転写体の表面である。
さらに、図1に示されるように、この装置は、例えば、中間転写体表面からのマーキング材料の画像様のパターンを、画像を受け入れる基板18に転写する転写ロール22を含む転写装置61を備えていてもよい。任意要素の画像を受け入れる基板のガイド20を用い、供給デバイス(示されない)から、画像を受け入れる基板を通し、ロール22と中間転写体14の対向する弓型表面によって形成されるニップを通して基板を導いてもよい。任意要素の剥離フィンガー25を画像形成装置10に取り付け、画像を受け入れる基板を、中間転写体14の表面からはがすのを助けてもよい。ロール22は、例えば、ウレタン、亜硝酸化合物、エチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDM)、他の適切に弾性の材料のような弾性体で覆われた金属コア23(例えば、鋼)を備えていてもよい。画像を受け入れる基板の上で画像を融合させることは、この転写装置の上で行ってもよい。画像26がニップに入ると、その最終画像の位置に転写され、ロール22単独によって基板18の上で画像26に対して加えられる圧力によって、または、任意要素のヒーター21および/または任意要素のヒーター19によって供給される圧力および熱を組み合わせることによって、画像を受け入れる基板に付着するか、または固定される。さらに、任意要素のヒーター24を使用し、この時点で、このプロセスを促進するために熱を加えてもよい。画像を受け入れる基板に付着および/または固定したら、画像を周囲温度(例えば、約22〜約27℃)まで冷却する。
しかし、マーキング材料が、印刷ヘッド36から、画像を受け入れる基板30、例えば、紙、に直接吐出される実施形態では、印刷領域表面は、図2に示されるように、画像を受け入れる基板30の表面であろう。次いで、基板30を、ベルト32に沿って、UV硬化ステーション34に向かって1本の矢印によって示される方向に動かすことができ、このUV硬化ステーション34で画像を硬化する。特に、例えば、1個の印刷および硬化ステーションを複数回通ること、連続的に配置されたいくつかの印刷および硬化ステーションを含む種々の実施形態が、本明細書で想定されている。
放射線硬化性インクは、一般的に、少なくとも1つの硬化性モノマーと、ゲル化剤と、着色剤と、インクの硬化性成分、特に、硬化性モノマーの重合を開始させる、放射線で活性化する開始剤、特に、光開始剤とを含む。
特定の実施形態では、本明細書に開示されているインク媒剤は、任意の適切な硬化性モノマーまたはプレポリマーを含んでいてもよい。適切な材料の例としては、ラジカル硬化性モノマー化合物、例えば、アクリレートモノマー化合物およびメタクリレートモノマー化合物が挙げられ、これらは、相転移インクキャリアとして用いるのに適している。比較的極性のないアクリレートモノマーおよびメタクリレートモノマーの特定の例としては、(限定されないが)アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、カプロラクトンアクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸イソオクチル、アクリル酸ブチルなど、およびこれらの混合物および組み合わせが挙げられる。それに加えて、多官能アクリレートおよびメタクリレートのモノマーおよびオリゴマーも、反応性希釈剤として、また、硬化した画像の架橋密度を高めることが可能な材料として相転移インクキャリア中に含まれてもよく、それによって、硬化した画像の靭性を高めてもよい。適切な多官能アクリレートおよびメタクリレートのモノマーおよびオリゴマーとしては、(限定されないが)ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、1,2−エチレングリコールジアクリレート、1,2−エチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,12−ドデカノールジアクリレート、1,12−ドデカノールジメタクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、プロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート(Sartomer Co.Inc.からSR 9003として入手可能)、ヘキサンジオールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、アミンで改質されたポリエーテルアクリレート(PO 83 F、LR 8869、および/またはLR 8889として入手可能(すべてBASF Corporationから入手可能)、トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセロールプロポキシレートトリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、エトキシル化ペンタエリスリトールテトラアクリレート(Sartomer Co.Inc.からSR 494として入手可能)など、およびこれらの混合物および組み合わせが挙げられる。反応性希釈剤をインクキャリア材料に加える場合、反応性希釈剤は、任意の望ましい量または有効な量で、例えば、キャリアの約1重量%〜約80重量%、または約35重量%〜約70重量%の量で加えられるが、希釈剤の量は、これらの範囲からはずれてもよい。
特定の実施形態では、本明細書に開示されているインク媒剤は、任意の適切な光開始剤を含んでいてもよい。特定の開始剤の例としては、限定されないが、特に、Irgacure(登録商標)127、Irgacure(登録商標)379、Irgacure(登録商標)819が挙げられる(すべて、Ciba Specialty Chemicalsから市販されている)。適切な開始剤のさらなる例としては、(限定されないが)ベンゾフェノン、ベンゾフェノン誘導体、ベンジルケトン、α−アルコキシベンジルケトン、ヒドロキシルケトンモノマー、ヒドロキシルケトンポリマー、α−アミノケトン、アルコキシケトン、アシルホスフィンオキシド、メタロセン、ベンゾインエーテル、ベンジルケタール、α−ヒドロキシアルキルフェノン、α−アミノアルキルフェノン、IRGACURE(登録商標)およびDAROCUR(登録商標)の商品名でCibaから販売されているアシルホスフィン光開始剤などが挙げられる。特定の例としては、1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾフェノン、2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−(4−モルホリニル)フェニル)−1−ブタノン、2−メチル−1−(4−メチルチオ)フェニル−2−(4−モルホリニル)−1−プロパノン、ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド、フェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド、ベンジル−ジメチルケタール、イソプロピルチオキサントン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド(BASF LUCIRIN(登録商標)TPOとして入手可能)、2,4,6−トリメチルベンゾイルエトキシフェニルホスフィンオキシド(BASF LUCIRIN(登録商標)TPO−Lとして入手可能)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニル−ホスフィンオキシド(Ciba IRGACURE(登録商標)819として入手可能)、および他のアシルホスフィン、2−メチル−1−(4−メチルチオ)フェニル−2−(4−モルホリニル)−1−プロパノン(Ciba IRGACURE(登録商標)907として入手可能)、1−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(Ciba IRGACURE(登録商標)2959として入手可能)、2−ベンジル2−ジメチルアミノ1−(4−モルホリノフェニル)ブタノン−1(Ciba IRGACURE(登録商標)369として入手可能)、2−ヒドロキシ−1−(4−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)−ベンジル)−フェニル−2−メチルプロパン−1−オン(Ciba IRGACURE(登録商標)127として入手可能)、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチルベンジル)−1−(4−モルホリン−4−イルフェニル)−ブタノン(Ciba IRGACURE(登録商標)379として入手可能)、チタノセン、イソプロピルチオキサントン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸エチルエステル、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン、ベンジル−ジメチルケタール、アリールスルホニウム塩、アリールヨードニウム塩など、およびこれらの混合物が挙げられる。
場合により、相転移インクは、水素原子を光開始剤に供与し、それによってラジカル種が生成し、重合を開始させることができ、遊離ラジカル重合を阻害する溶解酸素を消費し、それによって、重合速度を上げることができる補助開始剤であるアミン共力剤も含有していてもよい。適切なアミン共力剤の例としては、(限定されないが)エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−4−ジメチルアミノベンゾエートなど、およびこれらの混合物が挙げられる。
本明細書に開示されているインクのための開始剤は、任意の望ましい波長または有効な波長、例えば、約4ナノメートル〜約560ナノメートル、または約200ナノメートル〜約560ナノメートル、または約200ナノメートル〜約420ナノメートルで放射線を吸収することができるが、この波長は、これらの範囲からはずれていてもよい。
場合により、光開始剤は、相転移インク中に、任意の望ましい量または有効な量で、例えば、インク組成物の約0.5重量%〜約15重量%、または約1重量%〜約10重量%の量で存在するが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
硬化性モノマーまたはプレポリマーと、硬化性ワックスとで、インクの約50重量%よりも多い量、または少なくとも60重量%、または少なくとも80重量%を形成していてもよい。硬化前に固化させることが可能な固体硬化性モノマーの組み合わせを用いることによって、一般的に、ゲル化剤を用いる必要がなく、硬化前の硬度がかなり高く、ゲルインクと比べて、吐出自由度のようないくつかの利点を提供する。
いくつかの実施形態のインクは、さらに、このような従来の添加剤と関連する既知の官能性を利用する、従来の添加剤を含んでいてもよい。このような添加剤としては、例えば、少なくとも1つのイソシアネートから誘導される材料、酸化防止剤、すべり剤およびレベリング剤、清澄剤、粘度調節剤、接着剤、可塑剤などを挙げることができる。
また、インク媒剤またはキャリアは、少なくとも1つのイソシアネートから誘導される材料を含んでいてもよい。イソシアネートから誘導される材料は、例えば、米国特許第5,782,966号の実施例1に開示されているようなウレタン樹脂であってもよく、この開示内容は、その全体が本明細書に全体的に参考として組み込まれる。イソシアネートから誘導される材料は、インクキャリア中に、インクキャリアの約2〜約99重量%、または約2〜約90重量%、または約3〜約80重量%の量で存在していてもよい。他の適切なイソシアネートから誘導される材料としては、米国特許第6,309,453号の実施例4に記載されているように調製された、ステアリルイソシアネートおよびグリセロール系アルコールの3当量付加物であったウレタン樹脂が挙げられ、この開示内容は、その全体が本明細書に全体的に参考として組み込まれる。
インクは、場合により、画像が酸化するのを防ぎ、さらに、インク容器中で加熱した溶融物として存在している間にインク成分が酸化するのを防ぐために、酸化防止剤を含んでいてもよい。酸化防止剤は、存在する場合、インク中に、任意の望ましい量または有効な量で、例えば、インクの約0.25重量%〜約10重量%、または約1重量%〜約5重量%の量で存在していてもよい。
インクは、さらに、任意要素の粘度調節剤を含有していてもよい。粘度調節剤は、インク中に、任意の有効な量で、例えば、約0.01重量%〜約98重量%、約0.1重量%〜約50重量%、約5重量%〜約10重量%の量で存在していてもよい。
接着剤(例えば、VERSAMID757、759または744(Cognisから市販されている)は、インク中に、インクの約0.01重量%〜約98重量%、約0.1重量%〜約50重量%、約5重量%〜約10重量%の量で存在していてもよい。
可塑剤も含まれていてもよい。可塑剤は、インクの約0.01重量%〜約98重量%、約0.1重量%〜約50重量%、約5重量%〜約10重量%の量で存在していてもよい。
存在する場合、任意要素の添加剤は、それぞれ、または組み合わせて、インク中に任意の望ましい量または有効な量で、例えばインクの約1重量%〜約10重量%、または約3重量%〜約5重量%の量で存在していてもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の相転移インク組成物は、一般的な盛り上がった印刷物の用途のための着色剤を含んでいてもよい。染料、顔料、これらの混合物などを含め、着色剤がインクキャリアに溶解するか、または分散させることができるならば、任意の望ましい着色剤または有効な着色剤を相転移インク組成物中で用いてもよい。インクキャリアに分散または溶解させることができ、他のインク成分と相溶性であれば、任意の染料または顔料が選択されてもよい。相転移キャリア組成物を、例えば、Color Index(C.I.)Solvent Dye、Disperse Dye、改質されたAcid and Direct Dye、Basic Dye、Sulphur Dye、Vat Dyeなどの従来の相転移インク着色剤材料と組み合わせて用いてもよい。適切な染料の例としては、Neozapon Red 492(BASF)、Orasol Red G(Ciba)、Direct Brilliant Pink B(Oriental Giant Dye)、Direct Red 3BL(Classic Dyetuffs)、Supranol Brilliant Red 3BW(Bayer AG)、Lemon Yellow 6G(United Chemie)、Light Fast Yellow 3G(Shaanxi)、Aizen Spilon Yellow C−GNH(保土谷化学)、Bemachrome Yellow GD Sub(Classic Dyetuffs)、Cartasol Brilliant Yellow 4GF(Clariant)、Cibanon Yellow 2GN(Ciba)、Orasol Black CN(Ciba)、Savinyl Black RLSN(Clariant)、Pyrazol Black BG(Clariant)、Morfast Black 101(Rohm & Haas)、Diaazol Black RN(ICI)、Orasol Blue GN(Ciba)、Savinyl Blue GLS(Clariant)、Luxol Fast Blue MBSN(Pylam Products)、Sevron Blue 5GMF(Classic Dyetuffs)、Basacid Blue 750(BASF)、Neozapon Black X51(BASF)、Classic Solvent Black 7(Classic Dyetuffs)、Sudan Blue 670(C.I.61554)(BASF)、Sudan Yellow 146(C.I.12700)(BASF)、Sudan Red 462(C.I.26050)(BASF)、C.I.Disperse Yellow 238、Neptune Red Base NB543(BASF、C.I.Solvent Red 49)、BASF製のNeopen Blue FF−4012、ICI製のLampronol Black BR(C.I.Solvent Black 35)、Morton Morplas Magenta 36(C.I.Solvent Red 172)、金属フタロシアニン着色剤などが挙げられる。また、ポリマー染料を用いてもよく、例えば、Milliken & CompanyからMilliken Ink Yellow 869、Milliken Ink Blue 92、Milliken Ink Red 357、Milliken Ink Yellow 1800、Milliken Ink Black 8915−67、uncut Reactant Orange X−38、uncut Reactant Blue X−17、Solvent Yellow 162、Acid Red 52、Solvent Blue 44、uncut Reactant Violet X−80として市販されている。
また、顔料も、相転移インクのための適切な着色剤である。適切な顔料の例としては、PALIOGEN Violet 5100(BASFから市販)、PALIOGEN Violet 5890(BASFから市販)、HELIOGEN Green L8730(BASFから市販)、LITHOL Scarlet D3700(BASEから市販)、SUNFAST Blue 15:4(Sun Chemicalから市販)、Hostaperm Blue B2G−D(Clariantから市販)、Hostaperm Blue B4G(Clariantから市販)、Permanent Red P−F7RK、Hostaperm Violet BL(Clariantから市販)、LITHOL Scarlet 4440(BASFから市販)、Bon Red C(Dominion Color Companyから市販)、ORACET Pink RE(Cibaから市販)、PALIOGEN Red 3871 K(BASFから市販)、SUNFAST Blue 15:3(Sun Chemicalから市販)、PALIOGEN Red 3340(BASFから市販)、SUNFAST Carbazole Violet 23(Sun Chemicalから市販)、LITHOL Fast Scarlet L4300(BASEから市販)、SUNBRITE Yellow 17(Sun Chemicalから市販)、HELIOGEN Blue L6900、L7020(BASFから市販)、SUNBRITE Yellow 74(Sun Chemicalから市販)、SPECTRA PAC C Orange 16(Sun Chemicalから市販)、HELIOGEN Blue K6902、K6910(BASFから市販)、SUNFAST Magenta 122(Sun Chemicalから市販)、HELIOGEN Blue D6840、D7080(BASFから市販)、Sudan Blue OS(BASEから市販)、NEOPEN Blue FF4012(BASFから市販)、PV Fast Blue B2GO1(Clariantから市販)、IRGALITE Blue BCA(Cibaから市販)、PALIOGEN Blue 6470(BASEから市販)、Sudan Orange G(Aldrichから市販)、Sudan Orange 220(BASFから市販)、PALIOGEN Orange 3040(BASF)、PALIOGEN Yellow 152、1560(BASFから市販)、LITHOL Fast Yellow 0991 K(BASEから市販)、PALIOTOL Yellow 1840(BASFから市販)、NOVOPERM Yellow FGL(Clariantから市販)、Ink Jet Yellow 4G VP2532(Clariantから市販)、Toner Yellow HG(Clariantから市販)、Lumogen Yellow D0790(BASEから市販)、Suco−Yellow L1250(BASFから市販)、Suco−Yellow D1355(BASFから市販)、Suco Fast Yellow D1355、D1351(BASFから市販)、HOSTAPERM Pink E 02(Clariantから市販)、Hansa Brilliant Yellow 5GX03(Clariantから市販)、Permanent Yellow GRL 02(Clariantから市販)、Permanent Rubine L6B 05(Clariantから市販)、FANAL Pink D4830(BASFから市販)、CINQUASIA Magenta(DU PONTから市販)、PALIOGEN Black L0084(BASFから市販)、Pigment Black K801(BASFから市販)、カーボンブラック、例えば、REGAL 330 (商標)(Cabotから市販)、Nipex 150(Degusssaから市販)Carbon Black 5250、Carbon Black 5750(Columbia Chemicalから市販)など、およびこれらの混合物が挙げられる。
いくつかの実施形態では、溶媒染料を使用する。本明細書で用いるのに適した溶媒の一例としては、本明細書に開示されているインクキャリアと相溶性であるため、スピリット可溶性染料が挙げられる。適切なスピリット溶媒染料の例としては、Neozapon Red 492(BASF)、Orasol Red G(Ciba)、Direct Brilliant Pink B(Global Colors)、Aizen Spilon Red C−BH(保土谷化学)、Kayanol Red 3BL(日本化薬)、Spirit Fast Yellow 3G、Aizen Spilon Yellow C−GNH(保土谷化学)、Cartasol Brilliant Yellow 4GF(Clariant)、Pergasol Yellow CGP(Ciba)、Orasol Black RLP(Ciba)、Savinyl Black RLS(Clariant)、Morfast Black Conc.A(Rohm and Haas)、Orasol Blue GN(Ciba)、Savinyl Blue GLS(Sandoz)、uxol Fast Blue MBSN (Pylam)、Sevron Blue 5GMF(Classic Dyetuffs)、Basacid Blue 750(BASF)、Neozapon Black X51[C.I.Solvent Black、C.I.12195](BASF)、Sudan Blue 670[C.I.61554](BASF)、Sudan Yellow 146[C.I.12700](BASF)、Sudan Red 462[C.I.260501](BASF)、これらの混合物などが挙げられる。
着色剤は、望ましい色または色相を得るために、相転移インク中に任意の望ましい量または有効な量で存在してもよく、例えば、インクの少なくとも約0.1重量%〜約50重量%、少なくとも約0.2重量%〜約20重量%、少なくとも約0.5重量%〜約10重量%の量で存在してもよい。
インク組成物は、任意の望ましい方法または適切な方法によって調製することができる。例えば、インクキャリアのそれぞれの成分を一緒に混合し、次いで、混合物を少なくとも融点まで、例えば、約60℃〜約110℃、80℃〜約100℃、85℃〜約95℃まで加熱してもよい。インク成分を加熱する前、またはインク成分を加熱した後に、着色剤を加えてもよい。顔料が選択された着色剤である場合、溶融した混合物をアトライタまたはボールミル装置で粉砕し、顔料をインクキャリアに分散させてもよい。次いで、加熱した混合物を約5秒〜約10分間、またはそれ以上撹拌し、実質的に均質で均一な溶融物を得て、その後、このインクを周囲温度(典型的には、約20℃〜約25℃)まで冷却する。このインクは、周囲温度で固体である。特定の実施形態では、作成プロセス中に、溶融状態のインクを型に注ぎ、次いで、冷却し、固化させ、インクスティックを作成する。
インクジェットプロセスで直接的に印刷するための装置、および間接的に(オフセット)印刷するインクジェット用途において、上述のインクを使用してもよい。本明細書に開示されている別の実施形態は、本明細書に開示されているようなインクを、インクジェット印刷装置に組み込むことと、このインクを溶融させることと、溶融したインクの液滴を記録基板の上に画像様パターンになるように放出することとを含むプロセスに関する。本明細書に開示されているさらに別の実施形態は、本明細書に開示されているようなインクを、インクジェット印刷装置に組み込むことと、このインクを溶融させることと、溶融したインクの液滴を中間転写体の上に画像様パターンになるように放出することと、中間転写体から最終的な記録基板へ、画像様パターンでインクを転写することとを含むプロセスに関する。
普通紙、例えば、XEROX4200紙、XEROX Image Series紙、Courtland4024DP紙、罫線付きノート紙、ボンド紙、シリカでコーティングされた紙、例えば、Sharp Companyシリカコーティング紙、JuJo紙、HAMMERMILL LASERPRINT紙など、光沢コーティングされた紙、例えば、XEROX Digital Color Gloss、Sappi Warren Paper、LUSTROGLOSS、特殊紙、例えば、Xerox DURAPAPERなど、透明材料、布地、繊維製品、プラスチック、ポリマー膜、無機記録媒体、例えば、金属および木材など、透明材料、布地、繊維製品、プラスチック、ポリマー膜、無機記録媒体、例えば、金属および木材などを含む、任意の適切な基板または記録シートを使用してもよい。
実施例
(実施例1)
(固体インクの調製)
非硬化性成分と、市販の樹脂Licowax−KFOおよびIgepalカスタム材料の両方とを用いて、インクを配合した。一実施形態では、インク中に20〜50%の範囲で存在する本実施形態の非硬化性成分は、Igepal CA210誘導体、または、図3の選択肢から選択されるIgepal CA210誘導体の混合物である。それぞれの水平方向の系列は、本実施形態の硬化性固体インクのために使用可能なIgepal誘導体の合成に使用される反応剤混合物を表わす。
硬化性成分の場合、本実施形態のために選択されるモノマーは、Sartomer製のCD−406、ジメタノールジアクリレートシクロヘキサン二官能モノマー(mp=78℃)、SR−368、イソシアヌレートトリアクリレート三官能モノマー(mp=50〜55℃)、CD587ベヘニルアクリレート一官能モノマーC18,C20,C22混合物(mp=55℃)、Unilin350、およびアクリレート硬化性一官能アクリレートワックスC22、C23、C24混合物(mp=50〜60℃)である。
光開始剤パッケージの場合、成分は、以下である。Irgacure819(ビスアシルホスフィン(BAPO))、Irgacure184(α−ヒドロキシケトン)、Irgacure379(α−ヒドロキシケトン)、Irgacure907(α−アミノケトン)(Ciba Specialty Chemicalsから入手可能)。
本実施形態の利点を示すために、無色硬化性固体インクを配合した。表1は、これらのインクの配合を示す。
30mLのコハク色のガラス瓶に、表1の比率で、それぞれの固体インクについて、成分を以下の順序で加え:CD406、SR368、CD587、Unilin350アクリレート、Licowax KFOまたはIgepal A、Irgacure819、Irgacure184、Irgacure379、Irgacure907、インクを合計で10g得た。この10gの混合物に撹拌棒を入れ、混合物をVariomag反応ブロックに置いた。インク混合物を加熱し、約90℃で、それぞれ300RPMで少なくとも20分間撹拌するか、または混合物が均質になるまで撹拌した。温度を約5分間かけて100℃まで上げた。この混合物を90℃まで下げ、90分間撹拌した。
(硬度測定)
インク媒剤の硬化前硬度および硬化後硬度をPTC Durometerを用いて得た。リファレンスとして、この装置では、従来の固体インク(ColorQube)の硬度は67である。
(硬化速度測定)
紫外(UV)光の露光に対する硬度の変化を測定することによって、硬化速度を得た。600W Fusion UV Systems Inc.のLighthammerにD球を取り付けたものを用い、媒剤に照射し、所定の露光時間後に硬度を測定した。硬化速度(s/ft)に対する硬度のプロットを用い、インク媒剤の初期硬化速度を得た。
硬化前硬度または初期硬度(t=0)、硬化速度(初期の勾配)、硬化後の硬度(最終的な硬度)を図4に示している。粘度および体積収縮のデータも、すべてのインクについて得て、表2に示している。
以下の式を用い、露光時間に対する硬度のプロットから、硬度および硬化速度のデータを得た。
y=m+m・(1−exp(−m・x))
初期硬度=m初期の勾配=m・m
最終的な硬度=m+m
Igepalを含むインク(インク2および3)のインクの硬化速度は、165ft/sより大きく、Licowax−FKOインク(インク1)からの向上率が50%より大きいが、硬化速度の差はあるが、すべてのインク配合物は、硬化後に、比較例のインク(ColorQube)(67ft/s)よりもかなり硬くなった。
本実施形態の予想できない結果をさらに示すために、異なる量のIgepal−IPDI−Unilin 425樹脂(Igepal A)を含む2種類のインクを印刷評価のために配合した。このインク約120gを、上述の様式で配合したが、但し、この配合物には着色剤を加えた。これらの硬化性固体インクの配合を表3に示す。
レオロジーを測定し(図5Aおよび5B)、インク4および5の配合物が、約70℃よりも高い温度で吐出可能な粘度を有していることを確認する。示されているように、インク4(図5A)およびインク5(図5B)の温度に対する複素粘度は、約70℃よりも高い温度で吐出可能な粘度を示す。TA Instruments製のRFS3歪み制御型レオメーターを用いて測定を行った。
(点字の印刷実演)
改変したPHASER(登録商標)8860を用い、36Khz、95℃で印刷して図6の点字文章をデジタルで作成し、600W Fusion UV Systems Inc.のLighthammerにD球を取り付けたものを用い、印刷物をオフラインで硬化させた。また、水銀ランプまたはLEDのような任意のUV光源と組み合わせ、インライン硬化を使用してもよい。以下からわかるように、このプリンターは、http://www.brailleplus.net/visually_impaired_resources/Glossary/American_braille_Technical_Specifications/に記載されているように、National Library For The Blind And Physically Handicapped Materials Development Centerによる最低限の要求事項に合うか、または超える高さの点を簡単に製造することができた。印刷のAmerican Braille Technical Specificationsは、以下のとおりである。
点の高さ:0.020インチ(0.508mm)
点の空間:0.09インチ(2.286mm)
文字の空間:0.240インチ(6.096mm)
線の高さ:0.40インチ(10.16mm)
印刷された点は、図6に示されるように、市販されているエンボス加工した印刷物または従来のインク(例えば、ColorQube固体インク)で製造された点では、そのページが簡単にフレーク状になって取れてしまうことが観察されるのと比較して、触ったときの損傷に耐性がある。同様に、本実施形態の硬化性固体インクを用い、凸版印刷を含む盛り上がった文章および画像を作成することもできる。これらの画像および書類を、1回露光するか、または複数回露光することによって、UV硬化させてもよい。別の実施形態では、点字印刷物を、異なる色のインク、または着色インクと無色インクとの混合物を用い、Z方向に積み上げる。(例えば、シアンインクの上部に無色インク、効果的な深い硬化を促進し、書類の色が向上し、凸版印刷適用のためのグレーレベルの印刷が向上)。
まとめると、本実施形態は、硬化性固体インクおよび低収縮硬化性固体インクを提供し、市販の樹脂を用いて配合した従来の相転移固体インクおよび硬化性固体インクに関連する取り扱い性および安全性の利点を保持しているだけではなく、点字および盛り上がった文章の用途で製造する際に用いるのに非常に適した堅牢性という観点で、さらなる画期的な性能を提供している。それに加えて、本実施形態のインクは、他の既知のインクよりも利点がある。というのも、現行のXEROXインクジェットプリンタで使用するインク増量剤および供給は、本実施形態とともに用いるときに変える必要がないからである。したがって、通常の印刷物と点字/盛り上がった印刷物の両方を印刷することが可能なデュアルモードのプリンターで、複雑または高価な改変を加えることなく、上述のインクを用いることができる。例えば、物理的なエンボス加工の必要がなく、点または盛り上がった文章の高さを調節することができる。本実施形態に対するこの利点は、本実施形態のインクが硬化前には十分に固体であるという事実によるものであり、その結果、最終的な硬化の前に、基板に複数層をデジタルによって積み上げることができ、または、それぞれの層が堆積するにつれて、代替的なピンニング(部分硬化)を用いてもよい。両者のアプローチは、市販の固体インクプリンターに最低限の物理的改変を加える必要があり、印刷される層の数がソフトウェアによって制御されているため、1つの層を印刷してもよく(通常の印刷)、複数の層を印刷してもよい(点字)。それに加えて、点または盛り上がった文章を、目が見えない個体に対し、さらなる情報を伝えるように着色してもよい(例えば、デジタルエンボス加工)。着色した画像が必要ではない場合、点字画像を積み上げるためにすべての4色ステーション(C、M、Y、K)を使用してもよく、このため、印刷速度が上がるか、または、点字画像の底部、中間部、上部の層の印刷に関し、さらなる柔軟性が上がる。例えば、接着剤が、基板と接触するであろう層に含まれていてもよく、一方、上部層は、耐汚れ性を上げるように配合してもよい。

Claims (10)

  1. 硬化性固体インクであって、
    インク媒剤と、
    1種類以上のワックスと、
    光開始剤とを含み、この硬化性固体インクが、硬化した後の硬度が70を超えており、収縮値が5未満であり、硬化前の硬度が5より大きく、50未満である、硬化性固体インク。
  2. 硬化した後の硬度が約70〜約90である、請求項1に記載の硬化性固体インク。
  3. 90℃での粘度が10cPs未満である、請求項1に記載の硬化性固体インク。
  4. 70℃で約5cPs〜約20cPsの吐出可能な粘度を有する、請求項1に記載の硬化性固体インク。
  5. 前記1種類以上のワックスが、硬化性ワックスと非硬化性ワックスとを両方とも含む、請求項1に記載の硬化性固体インク。
  6. 着色剤をさらに含む、請求項1に記載の硬化性固体インク。
  7. インクジェット印刷デバイスであって、
    インクジェット印刷ヘッドと、このインクジェット印刷ヘッドからインクが吐出される印刷領域表面とを備えており、前記インクジェット印刷ヘッドと印刷基板との高さ方向の距離が調節可能であり、さらに、前記インクジェット印刷ヘッドが、インク媒剤と、1種類以上のワックスと、光開始剤とを含む硬化性固体インクを吐出し、前記硬化性固体インクが、硬化した後の硬度が70を超えており、収縮値が5未満であり、硬化前の硬度が5より大きく、50未満であり、さらに、前記印刷基板上に堆積する印刷物が、点字、デジタルエンボス加工、盛り上がった印刷物、または、通常の印刷物と、点字、デジタルエンボス加工、盛り上がった印刷物のうち1つ以上とを組み合わせたものである、インクジェット印刷デバイス。
  8. 盛り上がった文章を吐出印刷する方法であって、
    硬化性固体インクを印刷基板に吐出し、盛り上がった文章を含む画像を作成することと、
    この画像に、約4ナノメートル〜約500ナノメートルの範囲の波長を有する放射線をあて、前記印刷基板上で前記硬化性固体インクを硬化させることとを含み、ここで、前記硬化性固体インクは、インク媒剤と、1種類以上のワックスと、光開始剤とを含み、前記硬化性固体インクが、硬化した後の硬度が70を超えており、収縮値が5未満であり、硬化前の硬度が5より大きく、50未満である、方法。
  9. 前記盛り上がった文章が、点字、デジタルエンボス加工、盛り上がった印刷物、または、通常の印刷物と、点字、デジタルエンボス加工、盛り上がった印刷物のうち1つ以上とを組み合わせたものである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記盛り上がった文章が、高さが少なくとも約0.508mmである、請求項8に記載の方法。
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