JP6265745B2 - 情報処理端末 - Google Patents

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Description

本発明は、Web Intentsなどの仕組みを用いたサービスを提供する際の技術に関する。
従来、Webサイト間で処理を委譲する場合、機能を呼び出す側は、機能を提供する側のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)やRESTインターフェイス等の機能の呼び出し方を、知っている必要があった。従って、異なるWebサイトとの連携を実現するためには、機能の呼び出し側は、それぞれの呼び出し規約に従って呼び出し側の処理が必要になった。また、機能を呼び出す側が機能を利用するためには、機能を提供する側への認証が必要になることが多い。このために、機能を利用する側は、機能を提供する側の認証情報を保持したり、SAML等の認証基盤を利用したりする必要があった。但し、認証情報を持つと、それら認証情報を正しく安全に管理する必要があり、SAML等の認証基盤を利用するためには、機能の提供者と利用者間で事前に合意が必要となり、機能の利用者の負担になっていた。
専用のAPIを用いずに任意のウェブサービス(または、ウェブアプリケーション)と連携する仕組みも存在する。一例として、実行時遅延バインディングによりサービス受け側と提供側とを疎結合とし、それらの連携を実現するWeb Intents(ウェブインテンツ)という仕組みが提案されている。
従来技術として、ブックマークレット等のスクリプトを用いて、Webブラウザが連携元ウェブサイトの情報を連携先ウェブサイトに伝えるといった技術がある(特許文献1参照)。連携先は伝えられた情報を用いて連携元よりデータを取得する。
特開2012−48457号公報
上記特許文献1は、Web Intentsなどの新しい連携の仕組みについては、まったく考慮したものではない。連携先のウェブサイトは、連携元のウェブサイトからデータを取得するに際し、連携元のウェブサイトの認証情報を必要とする場合、連携先は連携元の認証情報を予め知っているか、SAML等の認証の連携のための仕組みが必要になる。従って、任意の連携元に対して連携先はサービスを提供することが出来ないという問題があった。
Web Intentsなどの新しい連携の仕組みでは、該仕組みのサービスにより提供される提供機能を利用するために、ユーザエージェント(UA)は、提供機能の登録用マークアップを含むHTML文書を処理する。UAは、自身に登録されたサービスにより提供される機能に対応するWeb Intentsを用いて、サービスに接続して、提供機能の実行を要求することが可能となる。しかしながら、Web Intentsの仕組みであっても、提供機能を要求した際には、UAを介してユーザにより各種設定やサービス内容の編集などを行う必要がある。
例えば、提供機能がデータの保存を含む機能の場合にはデータの保存先となるフォルダを選択する必要があったり、画像の選択を含む機能の場合には画像の選択に際して分類の指定を行う必要がある。しかし、データの保存先が限定されたフォルダであっても、操作の毎に、同じフォルダを選択しなければならず、或は、画像の選択に際して指定する分類が限定された分類であっても、毎回分類を入力しなければならず、ユーザの負担となっていた。
よって、このWeb Intentsを用いたサービスへの要求やWeb Intentsの登録に関しては、ユーザビリティを向上させるための様々な改良が、今後、求められると言える。
そこで、本発明は、現在、提案されているWeb Intentsなどの新しい連携の仕組みについて、ユーザビリティを向上させるための柔軟な改良を加えることを目的とする。
本発明は、データを管理し、該データを処理させるサービスの呼び出し対応するオブジェクトを配置しているウェブサイトを提供するネットワーク上のクライアントと、当該クライアントで管理されるデータを利用して機能を提供するサービスとを、前記ネットワークを介して連携させるオペレーティングシステムを備える情報処理端末であって、前記サービスから、前記サービスの提供する機能の異なる設定での処理のそれぞれに対応する複数の機能情報の少なくとも1つを、選択的に登録するための情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された情報に基づく選択に応じた、前記オペレーティングシステムによる、少なくとも1つの機能情報の登録処理を実行する登録手段と、前記クライアントにより提供される前記ウェブサイト上でユーザーにより前記オブジェクトが指定された際に前記登録処理により登録された機能情報の何れかが選択された場合に、前記選択された機能情報に基づき、前記サービスに対して前記クライアントで管理されるデータを処理させるための要求を行う要求手段と、を有し、前記受信手段により受信される情報により選択的に登録できる複数の機能情報は、同じカテゴリを示すことを特徴とする。
本発明によれば、現在、提案されているWeb Intentsなどの新しい連携の仕組みについて、ユーザビリティを向上することができる。例えば、UAにWeb Intentsとして登録する1つのサービスを、用途などに応じてカスタマイズして、異なるインテンツとして複数登録させることを可能とする。この結果、ユーザは同じ操作を繰り返す必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
Web Intentsの全体構成を例示する図。 情報処理端末及び画像形成装置のハードウェア構成を例示する図。 Web Intentsの動作概要を説明するシーケンス図。 Web Intentsの機能登録用のintentsタグおよびWeb Intentsの機能登録用のECMAScriptを例示する図。 WebIntentを登録するまでの処理の流れを示すシーケンス図。 登録する印刷設定を選択する画面を例示する図。 WebIntentの登録用のintentタグを例示する図。 Web Intents機能の呼出しの処理の流れを示すシーケンス図。 クライアントからUAに送信されるHTML文書の一部を例示する図。 WebIntentの選択画面を例示する図。 サービス(画像形成装置)が印刷設定用のHTML文書を返信するまでの処理を例示するフローチャート。 印刷設定用の表示画面および印刷開始した場合に表示される表示画面を例示する図。 登録可能な印刷設定の編集画面を例示する図。 印刷設定の編集及び追加画面を例示する図。 登録する印刷設定を選択する画面を例示する図。 WebIntent登録用のintentタグを例示する図。 サービス(画像形成装置)が印刷設定用のHTML文書を返信するまでの処理を例示するフローチャート。 機能情報のリビジョン不一致をユーザに通知する画面およびWebIntent登録用のintentタグを例示する図。 実施例2における登録する印刷設定の選択画面およびWebIntent登録用のintentタグを例示する図。 実施例3におけるストレージサービス上のファイルを操作するためのUI画面を例示する図。 実施例3におけるWeb Intentsの登録設定を行うための画面およびWebIntent登録用のintentタグを例示する図。 実施例3における登録設定の編集画面を例示する図。 実施例3におけるWeb Intents機能の呼出しの処理の流れを例示するシーケンス図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1(a)は、専用のAPIを用いずに任意のウェブサービス(または、ウェブアプリケーション)と連携する仕組みの一例であるWeb Intentsの全体構成を例示する図である。
103は、Intents技術を利用してサービスや機能を提供するWeb Intentsサービス(以下、サービス)である。101は、サービス103を利用するWeb Intentsクライアント(以下、クライアント)である。106は、クライアント101からの要求をサービス103に渡し、サービス103からの結果をクライアント101に渡す役割をするUA(ユーザエージェント)である。UA106は、インターネットやイントラネット等のネットワークを介して、クライアント101及びサービス103の間で要求を実行したり、データを受け渡したりするための中継機能といえる。また、UA106には、サービス103の提供機能を呼び出すための機能情報であるWeb Intentsが登録される。
本仕組みにおいては、例えば、クライアント101はデータを管理し、サービスを呼び出すボタンなどを配置しているウェブサイトであり、UA106は該ウェブサイトを表示するWebブラウザ(ウェブブラウザ)である。また、サービス103は、UA106を介してクライアント101が管理するデータを受け付けて、処理するクライアント101の連携先のウェブサイトである。
例えば、本仕組みをSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に適用した場合には、サービス103はクライアントで管理する写真やコメントの投稿を受け付けて閲覧サイトを構成する投稿先サービスとなる。SNSサイトの「いいね」「チェック」「シェア」といったソーシャルボタンをWeb Intentsの仕組みで例えると、クライアント101はボタンを配置しているサイトになり、UA106はWebブラウザになり、サービス103は「いいね」などの投稿先サービスになる。サービス103が機能を提供するにあたって、ユーザ認証やユーザによる操作が必要な場合、UA106上でユーザが操作を行う。
なお、UA106は、後述するサービスと連携するための機能を持つのであれば、Webブラウザ以外にも、情報処理端末で動作するオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションなどで実現することも可能である。ここで、情報処理端末の例としては、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、カーナビなどが挙げられる。
また、サービス103については、上述した投稿先サービスのような、インターネット上のサービス提供者以外にも、例えば情報処理端末が内蔵するカメラ、プリンタ、スキャナなどといったデバイスもサービス提供者になり得る。また、サービス103については、ネットワークで接続されるプリンタ、スキャナ、ネットワークカメラなどの周辺機器や、冷蔵庫やテレビといった家電製品などもサービス提供者になり得る。クライアント101とUA106とサービス103は、これらの任意の組み合わせが、同一システム内で稼働することもある。また、クライアント101、UA106、サービス103のいずれかが、同じ装置上で動作する機能であってもよい。
図3は、Web Intentsを利用したサービス提供に関する基本動作を説明するためのシーケンス図である。
S401にて、UA106は、ユーザの操作によりサービス103にアクセスする。S402にて、サービス103は、自身が提供するサービスをUA106に登録してもらうための登録用マークアップを含むHTML応答をUA106に返信する。
図4(a)は、S402にてサービス103からUA106に返信されるHTML文書を例示する図である。以下、図4(a)の例を用いて、サービス103からUA106に返信されるHTML文書の中身について説明する。
<intent>タグには、サービスを特定する情報が記載されている。actionは、提供機能のカテゴリを示す。すなわち、actionは、提供機能が何の機能、サービスを提供するものであるかを示す。なお、提供機能のカテゴリには、例えば、データを共有するカテゴリ「Share」、データを編集するカテゴリ「Edit」、データを閲覧するカテゴリ「View」、データを取得するカテゴリ「Pick」、データを保存するカテゴリ「Save」等が含まれる。
typeは、提供機能が扱えるデータなどの種類を示す。すなわち、typeは、actionに対して扱えるデータ型などを示す。hrefは、提供機能の接続先(URL)を示す。titleは、提供機能のタイトルを示す。また、dispositionは、呼び出された提供機能がどのように表示されるかを示す。
図4(a)の例では、提供機能のカテゴリが"share(共有)"であり、扱えるデータ等の種類が"あらゆるフォーマット(*)の画像データ"であり、接続先は"share.html"である。また、タイトルは"Share image using e−mail"である。さらに、この機能がUAを介して別ウィンドウで表示されることを示している。
UA106は、上記S402でのHTML応答を受信すると、ユーザに対してサービス103の提供機能をUA106に登録するか否か確認する。例えば、UA106がWebブラウザであれば、ポップアップウィンドウを表示させユーザに登録の可否の選択を促す。ユーザがこの提供機能をWebIntentとして登録することを選択すると、UA106は、上記S402で受信した情報を内部に記憶する。具体的には、上記S402で受信した情報はUA106が動作する情報処理端末の記憶領域に記憶され、UA106にWeb Intentsとして登録される。
S403で、UA106は、ユーザの操作によりクライアント101にアクセスする。S404で、クライアント101は、サービス103の提供機能(WebIntent)を利用することが記載されたHTML文書を、UA106へ返信する。例えば、クライアント101としてのWebサイトで、画像と「共有」ボタンが表示される場合に、該Webサイトは図4(b)で示すようなECMAScriptを含むHTML文書をUA106へ返す。
図4(b)は、S404にてクライアント101からUA106に返信されるHTML文書を例示する図である。以下、図4(b)の例を用いて、クライアント101からUA106に返信されるHTML文書の中身について説明する。
ECMAScriptは、HTML内のID「share―photo」を持つボタンがクリックされると指定された無名関数を実行することを示している。無名関数は、まず、新規のIntentオブジェクトを作成し、これを引数にしてstartActivety()関数を呼び出す。この関数を実行すると、UA106は自身に登録されているWeb Intentsの中から、指定されたIntentオブジェクトのactionとtypeが一致するものを抽出し、一覧表示させることでユーザに選択を要求する。また、UA106は、無名関数内で呼び出しているgetImageFrom()関数を実行することにより、クライアント101が持つ画像データを取得する。
S404にて、UA106は、クライアント101から送信されるHTML文書を受け取り、該HTML文書に基づく画面を表示する。S405にて、UA106は、ユーザによる画面上の「共有」ボタンの押下を検出すると、上述したようにWeb Intents起動用のECMAScriptを実行し、S406にて、クライアント101が持つ画像データを取得する。また、S405で「共有」ボタン押下を検出した際に、UA106は、自身に登録されているWeb Intentsの一覧を表示する。UA106は、この一覧からユーザがサービス103の提供機能を示すWebIntentを選択したことを検出すると、S407にて、該選択されたサービス103へHTTP要求を送信する。その際、UA106は、送信データに、図4(b)のECMAScriptが作成したIntentオブジェクトの内容を含める。
S408で、サービス103は、UA106から受信したHTTP要求からIntentオブジェクトを取り出し、UA106を介してユーザと相互作用しながら、選択された提供機能(ここではクライアント101の画像データの「共有」)の利用を実現する。
サービス103は、提供機能に関する処理が終了すると、S409にて、処理結果をクライアント101に伝えるECMAScriptを含む応答をUA106に返す。S410にて、UA106は、該応答中に含まれるECMAScriptを実行し、上記S405のstartActivety()関数の引数で指定されたコールバック関数onSuccess()を呼び出す。S411にて、UA106は、コールバック関数onSuccess()によってクライアント101へ処理結果を返す。
以下、図3のシーケンスにより、Webメール機能を利用する例について説明する。まず、ユーザがWebブラウザ(UA106)で、写真データを管理するウェブストレージ(クライアント101)のWeb Intentsの呼び出しボタンが用意されたサイトに訪れ、当該ボタンを押下すると、Webブラウザ(UA106)が登録サービス一覧を含むポップアップウィンドウを表示する。そのポップアップウィンドウで、ユーザがサービスとしてWebメール機能を選択したとすると、該機能を提供するサイトが別ウィンドウで表示され、処理結果として、そのウィンドウ上では写真データを添付した新規メールが作成される。
以上の処理により、クライアント101は、UA106を介して、サービス103が提供するWeb Intentsの機能(この例では画像の「共有」)を呼び出すことが可能となる。
図1(b)は、本発明を実施したWeb Intentsサービスの全体構成を示す図である。
図1(b)に示すように、情報処理端末102上では、Web Intentsのユーザエージェント(UA)106として機能するWebブラウザが動作する。また、ネットワーク105上には、Web Intentsのサービス103として機能することが可能な画像形成装置104や、ウェブサイトを提供するサーバが存在する。画像形成装置104としては、プリント機能やスキャン機能を備えるデジタル複合機や、プリンタやスキャナ、デジタルカメラなどが含まれる。また、画像形成装置104は、ウェブサーバとしても動作する。情報処理端末102や画像形成装置104、各サーバは、ネットワーク105を介して相互に通信可能である。また、ネットワーク105としては、LANやインターネットやその組み合わせなどが想定される。さらに、ネットワーク105の接続形態としては、有線や無線を問わない。
Webブラウザなどで実現されるUA106は、Intent登録に係る処理を行う登録部、登録されたIntentを管理する管理部、Intentの登録や実行などの指示をユーザから受け付けるための画面を提供する表示制御部といった機能を有する。また、UA106は、HTTPなどの所定のプロトコルにより、クライアントとサービスとの間でのデータや処理結果などを中継する。
具体的には、UA106は、画像形成装置104などのサービス103にアクセスすることにより、ユーザによる操作を介して、Intentの登録を行う。また、UA106は、クライアント101であるウェブサイトにアクセスすることにより、WebIntentサービスの実行の依頼を受け、ユーザの選択に従い、登録された情報を用いて、画像形成装置104などのサービス103に接続する。さらに、UA106は、サービス103からのWebIntentの処理の終了の通知を受け取り、クライアント101に処理結果を通知する。
ここで、画像形成装置104は、サービス103として、クライアント101から依頼された文書データを、UA106として機能するWebブラウザのGUIを使用して、印刷設定および印刷処理を実行するウェブプリント機能を提供する。この機能は、後述する実施例においては、Intentの"action"で「Print(印刷)」等と指定することでカテゴリ指定している。これは、実施例を簡易に説明するための仮定の定義であり、画像形成装置104が提供するプリント機能をカテゴリ指定する際には"action"で「share」または「view」と指定するなど、任意のカテゴリ指定であっても本発明は適用可能である。
図2(a)は、UA102として機能するプログラム(WebブラウザやOS、アプリケーションなど)が実行される情報処理端末のハードウェア構成を例示するブロック図である。また、クライアント101、サービス103として機能するプログラム(ウェブサイトなど)が動作するサーバも同様のハードウェア構成をとることができる。
図2(a)に示すように、情報処理端末は、CPU202、RAM203、ROM204、外部記憶装置209を備える。CPU202は、ROM204や外部記憶装置209に記憶されたプログラム、或いはLANなどのネットワーク105よりダウンロードしたプログラムを実行し、システムバス211に接続された各デバイスを総括的に制御する。RAM203は、CPU202の主メモリあるいはワークエリアなどとして機能する。外部記憶装置209は、ハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等からなる。外部記憶装置209は、ブートプログラム、オペレーティングシステム、認証サーバ、認証クライアントを含む各種のアプリケーション、データベースデータ、ユーザファイル等を記憶する。さらに、情報処理端末において、206はキーボードコントローラ(KBDC)であり、キーボード(KBD)205や図示しないポインティングデバイスからの入力情報をCPU202に送る。208はビデオコントローラ(VC)であり、CRTやLDC等からなる表示装置207の表示を制御する。210はディスクコントローラ(DKC)であり、外部記憶装置209とのアクセスを制御する。212は通信コントローラ(COMM I/F)であり、これを介してネットワーク105に接続される。なお、UA102、クライアント101、サーバにおけるサービス103の処理は、UA102、クライアント101、サービス103として機能する情報処理端末のCPU202が外部記憶装置209等に記憶されたプログラムを読み込み実行することに応じて実現されるものとする。
図2(b)は、画像形成装置104の構成を示すブロック図である。
図2(b)において、CPU301は、ROM302もしくはハードディスク(HDD)305に記憶された画像形成装置全体の制御を行うソフトウェアを実行し、システムバス306に接続する各デバイスを統括的に制御する。RAM303は、CPU301のワークエリア等として機能する。HDC304は、HDD305を制御するハードディスクコントローラである。リーダI/F307及びプリンタI/F308は、それぞれリーダ部311及びプリンタ部312に接続され、これらデバイスを制御する。操作部I/F309は、操作部313に接続され、操作部313への表示や、操作部313からのユーザ入力を制御する。313は操作部であり、操作のためのスイッチ及び表示部等より構成される。314はネットワークインタフェースカード(NIC)で、ネットワーク105を介して外部装置とデータのやりとりをする。ここで、図中破線で囲まれた部分を全体制御部310と呼ぶことにする。全体制御部310は、画像形成装置104に接続された各種装置及びインターフェイスを制御すると共に、画像形成装置104全体の動作を制御する部分である。リーダ部311は原稿の画像を読み取り、ユーザからの指示により、その原稿画像に応じた画像データを、プリンタ部312に出力する、或いは、画像形成装置内部の記憶装置に保存する。さらに、リーダ部311は、ネットワークI/F314を介してネットワーク105に接続された外部装置に上記画像データを送信することも可能である。プリンタ部312は、リーダ部311により読み取られた原稿や、画像形成装置104本体内の記憶装置(HDD305)に格納された画像データを印刷する。さらに、ネットワーク105に接続された外部装置からの印刷ジョブを、ネットワークI/F部314を介して受信し、印刷する。操作部313は、ボタン及び表示装置、或いは、タッチパネル入力付き液晶表示画面、或いはその組み合わせにより、全体制御部310からのユーザへの情報表示や、ユーザの入力を全体制御部310へと通知する。
また、全体制御部310が、ネットワーク105上の他の情報機器とネットワークI/F部314を介して相互通信し、ウェブプリント機能などのウェブサービスを提供、制御する。なお、画像形成装置104内に、ウェブサービスを提供するハードウェア構成としてもう1つのCPUなどを用いる設計も可能である。また、画像形成装置104におけるサービス103の処理は、画像形成装置104のCPU301がROM302やHDD305等に記憶されたプログラムを読み込み実行することに応じて実現されるものとする。
以下、図5〜図7を参照して、WebIntentの仕組みにおけるIntent登録処理を説明する。
図5は、UA106に画像形成装置104が提供するサービス103に対応するIntentを登録するまでのシーケンスを示す図である。
S701で、UA106は、ユーザ操作により、画像形成装置104のウェブプリント機能のウェブサイトに、HTTP要求を送信する。S702で、画像形成装置104のサービス103は、このHTTP要求に対して、WebIntent登録用マークアップ(intentタグ)を含むHTML文書をUA106に応答する。UA106は、画像形成装置104のサービス103より送信されるHTML応答を受信すると、S703で、該HTML応答に基づいて図6に示すような画面を表示する。
図6は、S702にて画像形成装置104のサービス103より送信されるHTML応答に基づきUA106(Webブラウザ)に表示される画面を例示する図である。
図6に示す画面において、801は選択可能な印刷設定の一覧である。ユーザは印刷設定の一覧801から、UA106に登録する印刷設定を選択し、「登録」ボタン802を押下する。UA106は、「登録」ボタン802の押下を検出すると、S704にて、ユーザによる印刷設定一覧801の選択の状態を含むHTML要求を画像形成装置104のサービス103に送信する。なお、一覧801に表示される選択可能な機能情報は、同じカテゴリを示すものであり、図6の例では、プリント機能のカテゴリに対応する「share」または「view」である。
S705にて、画像形成装置104のサービス103は、選択された印刷設定で印刷を行うためのWebIntentを登録するためのIntentタグを含むHTML応答を、UA106に返信する。
図7は、上記S705にて画像形成装置104のサービス103より送信されるHTML応答に含まれるWebIntent登録用intentタグを例示する図である。なお、図7に示す例では、図6の画面にて、ユーザが「カラー/片面」、「カラー/両面/2in1」及び「モノクロ/両面/2in1」を選択したと仮定している。
図7において、intentタグ901は、例えば、提供機能のカテゴリとして「印刷(print)」を指定し、提供機能が扱えるデータの種類(データ型)としてpdf(Portable Document Format)を指定している。また、intentタグ901の"href"が、本提供機能が画像形成装置104の「print.html?id=p001」というページに対するHTTP要求の送信により開始されることを示している。
UA106は、図7のようなWebIntent登録用マークアップを含むHTML文書を受信すると、S706にて、既に同じIntentがUA106に登録されていない場合に、登録の要否をユーザに確認するためのダイアログを表示する。そして、UA106は、このダイアログを介して、ユーザによる登録の指示を検出すると、上記登録用マークアップに含まれる情報をUA106内部に登録する。
なお、上述の説明では、まず、S701にてUA106から送信されるHTML要求に基づき、サービス103が、S702にて、HTML応答(例えば図6に示す画面)をUA106に送信し、S703で、UA106がこの画面を表示し、ユーザ選択を受け付ける。そして、S704にて、UA106が、図6の画面の選択状態を含むHTML要求をサービス103に送信すると、S705にて、サービス103が、選択された印刷設定で印刷を行うためのWebIntentを登録するためのIntentタグ(例えば図7)を含むHTML応答を、UA106に返信し、S706にて、UA106が上記Intentタグに含まれる情報をUA106内部に登録する構成について説明した。しかし、S701にてUA106から送信されるHTML要求に基づき、サービス103が、例えば、図6に示す画面を表示するための情報と、図6の画面で選択可能な各印刷設定のWebIntentを登録するためのIntentタグ(図7のようなタグ)を全て含むHTML応答を、UA106に返信してもよい。そして、UA106が上記画面を表示し、ユーザ選択を受け付け、該選択された印刷設定で印刷を行うためのWebIntentを登録するためのIntentタグに含まれる情報(図6の画面とともに受信済み)をUA106内部に登録するように構成してもよい。即ち、S702のHTML要求に応じて、サービス103が、サービス103が提供する機能情報(例えば印刷設定を含む印刷機能の情報)のうちUA106に登録する機能情報を選択するための画面と、該画面で選択可能な機能情報を登録するための情報の全てを、UA106に送信しておき、UA106では、ユーザに選択された機能情報を上記受信済みの情報から取得してUA106に登録するように構成してもよい。
次に、クライアント101からのWeb Intents機能の呼出しが、UA106を経由して、サービス103により処理されるまでのシーケンスについて説明する。
図8は、クライアント101からのWeb Intents機能の呼出しが、UA106を経由して、サービス103により処理されるまでのシーケンスを説明するための図である。本シーケンスにおいては、サービス103については、具体例として、画像形成装置104を用いて説明する。
S1001にて、UA106は、ユーザの指示によりクライアント101にHTTP要求を送信する。S1002にて、クライアント101は、UA106からのHTTP要求に対するHTML文書を応答する。
図9は、S1002でクライアント101からUA106に応答されるHTML文書の一部を例示する図である
図9において、1101は、指定されたアドレスから文書データを取得するためのECMAScriptの関数である(関数の内部処理は省略)。1102は、1101のgetDocFrom()関数により取得した文書データを印刷するために、Web IntentsのprintカテゴリのIntent呼び出しをUA106に指示するための関数である。1103は、文書へのリンクと、Web Intentsの仕組みを利用して該文書を印刷するために、1102のprintUsingWI()関数を起動するためのボタンを、UA106に表示するためのHTML要素である。
以下、図8のフローチャートの説明に戻る。S1003にて、UA106は、表示画面を介して、ユーザによるHTML要素1103に対応するボタンの押下を検出すると、printUsingWI()関数1102を実行する。この関数は、getDocFrom()関数を呼び出している。S1004にて、UA106は、S1003での関数実行に応じて、クライアント101であるウェブサイトより、指定された文書データを取得する。
次に、UA106は、関数printUsingWI()の中で、取得した文書データを用いてIntentオブジェクトを作成し、このオブジェクトを引数にして、navigator.startActivity()関数を呼び出す。UA106は、この呼び出しにより、ユーザに適当な処理を選択させるために、当該Intentオブジェクトを処理可能な登録済みIntentの一覧を表示する。ここでは、actionとtypeの指定内容に従う一覧表示が行われる。
図10は、S1003での関数実行によりUA106が表示するInstentオブジェクトを処理可能なIntent選択画面を例示する図である。なお、一覧においては、登録済みIntentのタイトル(title)の値が表示される例を示しているが、他の値を識別情報として用いて表示してもよい。ユーザは、この一覧の中から望みの印刷手段を選択する。ここでは、ユーザは、図5のS706にて登録した「カラー/両面/2in1で印刷(iR−AD C5035)」を選択したものとする。
S1005で、UA106は、選択画面(図10)を介したユーザによるWebIntentの選択を受けて、startActivity()の引数で渡されたIntentオブジェクトを含むHTTP要求を、サービス103としての画像形成装置104に送信する。
S1006で、画像形成装置104は、Intentオブジェクトを含むHTTP要求を受信すると、印刷設定を行うための画面を表示するためのHTML文書をUA106に応答する。以下、S1006では、UA106が画像形成装置104と通信しながら、ユーザの操作に従い、Intentオブジェクトに含まれる文書データの印刷設定を行う。
図11は、S1005でのHTTP要求の受信をきっかけにした、サービス103としての画像形成装置104の処理(S1006)を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートの各ステップの処理は画像形成装置104のCPU301がROM302やHDD305等の不揮発性の記憶装置に記憶された本発明に特有な制御プログラムを読み込み実行することに応じて実現されるものとする。
S1301で、画像形成装置104は、UA106からのHTTP要求を受信する。S1302で、画像形成装置104は、上記S1301で受信したHTTP要求がIntentオブジェクトを含むか否かを判定する。該判定の結果、Intentオブジェクトを含まないと判定した場合(S1302でNoの場合)、画像形成装置104は、S1303に処理を進める。
S1303で、画像形成装置104は、無効な要求である旨をUA106に表示するための、エラー表示用のHTML文書を作成し、S1309で、上記S1303で作成したエラー表示用のHTML文書をUA106に送信する。
一方、上記S1302の判定の結果、Intentオブジェクトを含むと判定した場合(S1302でYesの場合)、画像形成装置104は、S1304に処理を進める。S1304で、画像形成装置104は、HTTP要求のURIのIDパラメタの取り出しを行う。ここでURIのIDパラメタは、「キー=値」の形の文字列の集合である。
次に、S1305で、画像形成装置104は、上記S1304にてURIのIDパラメタを取り出しに成功したか否かでURIのIDパラメタの存在の有無を判定する。そして、URIのIDパラメタを取り出しに失敗した、即ち、URIのIDパラメタが存在しないと判定した場合(S1305でNoの場合)、画像形成装置104は、S1308に処理を進める。この場合、画像形成装置104は、S1308にて、デフォルトの印刷設定を反映した印刷設定用のHTML文書を作成し、S1309にて、上記S1308で作成したHTML文書をUA106に返信する。
一方、上記S1305で、URIのIDパラメタの取り出しに成功した、即ち、URIのIDパラメタが存在すると判定した場合(S1305でYesの場合)、画像形成装置104は、S1306に処理を進める。S1306で、画像形成装置104は、上記S1304で取り出したURIのIDパラメタの内容に従って、印刷設定の取り出しを行う。
次に、S1307にて、画像形成装置104は、上記S1306でIDパラメタに対応する印刷設定の取り出しに成功したか否かを判定する。そして、IDパラメタに対応する印刷設定の取り出しに失敗したと判定した場合(S1307でNoの場合)、画像形成装置104は、S1303にて、エラー表示用HTMLを作成し、S1309にて、該エラー表示用HTMLをUA106に送信する。
一方、上記S1307にて、IDパラメタに対応する印刷設定の取り出しに成功したと判定した場合(S1307でYesの場合)、画像形成装置104は、S1308に処理を進める。この場合、S1308にて、画像形成装置104は、上記S1306で取り出したIDパラメタに対応する印刷設定を反映した印刷設定用のHTML文書を作成する。例えば、IDが「P004」の場合、「カラー」、「両面」そして、文書の2ページを1ページに印刷する(2in1)設定を反映した印刷設定用のHTML文書を作成する。その後、画像形成装置104は、S1309にて、上記S1308で作成したHTML文書をUA106に返信する。
図12(a)は、S1309(図8のS1006)で画像形成装置104がUA106に送信する印刷設定用HTML文書に基づきUA106(WEBブラウザ)に表示される設定画面を例示する図である。なお、図8のS1006は、画像形成装置104からの図12(a)の印刷設定画面を表示するためのHTML文書の送信(図11のS1309)、図12(a)の印刷設定画面の操作に起因するUA106からのHTTP要求の送信、画像形成装置104からのHTML文書の送信を含む。
ユーザは、図12(a)の設定画面において、印刷設定用の各種コントロール1401を操作して、目的の印刷設定を行い、設定画面内の「印刷」ボタン1402をクリックすることにより、Intentオブジェクトとしての文書データの印刷を指示する。
ここで、図8の説明の続きに戻る。UA106は、ユーザによる、図12(a)で示す画面上の「印刷」ボタン1402のクリックを検出すると、S1007にて、図12(a)に示す設定内容と共に、「印刷」ボタン1402がクリックされたことを示すHTTP要求を、画像形成装置104に送信する。画像形成装置104は、このHTTP要求を受信すると、HTTP要求内で指定された印刷設定に従い、S1005で受信した文書データ(pdf)の印刷を開始する。さらに、S1008で、画像形成装置104は、S1007の要求に対する応答として、文書(pdf)の印刷を開始したことをUA106に表示するためのHTML文書をUA106に送信する。S1009で、UA106は、上記S1008で画像形成装置104から送信されてきたHTML文書を受信し、該HTML文書に基づく表示を行う。
図12(b)は、S1008で画像形成装置104から送信されてきたHTML文書のUA106(WEBブラウザ)による表示を例示する図である。
UA106は、図12(b)に示す画面上の「OK」ボタン1501のクリックを検出すると、この画面を表示しているUA106のウィンドウを閉じる。
なお、画像形成装置104は、機器の設定を変更・管理するためのWebページを有する。以下、この機器の設定を変更・管理する機能について説明する。
図13は、画像形成装置104のWebサーバに管理権限でアクセスした場合に、画像形成装置104から送信される印刷設定の設定用のHTML文書に基づきUA106に表示される画面を例示する図である。
図13において、1601は、画像形成装置104に予め設定されている印刷設定のリストである。1602は、このHTML画面により追加された印刷設定のリストである。1603は、追加された印刷設定を編集(変更)するための画面を開くためのリンクである。1604は、追加された印刷設定を削除するためのリンクである。
1605は、印刷設定を新規に追加するための画面を開くためのボタンである。1606及び1607は、表示されている印刷設定リストから、印刷設定の登録画面に表示する印刷設定を選択するためのチェックボックスである。1608は、登録可能な印刷設定を保存するための保存ボタンであり、画像形成装置104は、1606及び1607のチェックボックスのうち、保存ボタン1608の押下時にチェックされているものの一覧を、画像形成装置104の内部の記憶装置(例えばHDD305)に保存する。なお、図13の一覧に表示される選択可能な機能情報は、同じカテゴリを示すものであり、図13の例では、プリント機能のカテゴリに対応する「share」または「view」である。
図14は、図13の「編集」リンク1603または「新規追加」ボタン1605が押下された際にUA106に表示される印刷設定の編集及び追加画面を例示する図である。
図14において、1701は、登録時に使用される印刷設定の名称であり、既存の設定の編集の際(「編集」リンク1603により画面が表示された場合)は変更不可である。1702は、印刷設定変更用の各種コントロールである。1703は「保存」ボタンである。画像形成装置104は、「保存」ボタン1703が押下されたことを、UA106を介して検出すると、1701で指定された印刷設定の名称と1702で指定された印刷設定を、登録可能な印刷設定として、画像形成装置104の内部の記憶装置(例えばHDD305)に保存する。なお、画像形成装置104は、登録可能な印刷設定を保存するに際し、各印刷設定に対して印刷設定を識別するために固有の識別子(ID)と、「編集」による変更を管理するためのリビジョン番号を割り当てる。
このように、サービス103として機能する画像形成装置104等の処理装置は、UA106で選択的に登録可能な複数の機能情報(例えば印刷設定を含む印刷機能情報)を、編集可能に記憶管理する。また、上記処理装置は、上記登録可能な複数の機能情報の、前記編集による変更をリビジョン番号等を割り当てて管理する。なお、上記処理装置は、図13に示したように、上記登録可能な複数の機能情報を、事前にサービス103に登録するための画面をUA106に送信し、該画面を介したUA106での操作に基づいて、UA106で機能情報を登録する際の選択肢となる機能情報をサービス103に登録することができる。
図15は、図13の状態で「保存」ボタン1608が押された場合に、UA106に表示される、登録する印刷設定の選択画面(図6に相当)を例示する図である。
図15における登録候補の印刷設定のリスト1801は、図13の1606及び1607のチェックボックスで選択されている印刷設定である。UA106は、「登録」ボタン1802の押下を検出すると、リスト1801のチェックボックスで選択されている印刷設定の情報を含むHTML要求を画像形成装置104に送信する(図5のS704に相当)。このHTML要求に対して、画像形成装置104は、チェックボックスで選択されている印刷設定で印刷を行うためのWebIntentを登録するためのIntentタグを含むHTML応答を、UA102に送信する(図5のS705に相当)。なお、リスト1801に表示される選択可能な機能情報は、同じカテゴリを示すものであり、図15の例では、プリント機能のカテゴリに対応する「share」または「view」である。
図16は、図15の「登録」ボタンの押下よる前記HTML要求に対して、画像形成装置104が図5のS705でUA106に対して送信するHTML文書内のWebIntent登録用のintentタグを例示する図である。
図16において、1901は、図13,図14で追加された印刷設定に対するintentタグである。「href」のURLパラメタ「id」は、追加された印刷設定であることを示す「c」と、追加された印刷設定を特定するための識別子により構成される。また、URLパラメタ「rev」は、追加された印刷設定のリビジョン番号である。図16の例では、追加された印刷設定のIDは「c0b0a09f90」、リビジョン番号は「cbb2fff04」である。
なお、上記図15、図16の説明では、図13の「保存」ボタン1608押下に応じてUA106から送信されるHTML要求に基づき、サービス103が、HTML応答(例えば図15に示す画面)をUA106に送信し、UA106がこの画面を表示し、ユーザ選択を受け付ける。そして、UA106が、図15の画面の選択状態を含むHTML要求をサービス103に送信すると、サービス103が、選択された印刷設定で印刷を行うためのWebIntentを登録するためのIntentタグ(例えば図16)を含むHTML応答を、UA106に返信し、UA106が上記Intentタグに含まれる情報をUA106内部に登録する構成について説明した。しかし、図13の「保存」ボタン1608押下に応じてUA106から送信されるHTML要求に基づき、サービス103が、例えば、図15に示す画面を表示するための情報と、図15の画面で選択可能な各印刷設定のWebIntentを登録するためのIntentタグ(図16のようなタグ)を全て含むHTML応答を、UA106に返信してもよい。そして、UA106が上記画面を表示し、ユーザ選択を受け付け、該選択された印刷設定で印刷を行うためのWebIntentを登録するためのIntentタグに含まれる情報(図15の画面とともに受信済み)をUA106内部に登録するように構成してもよい。即ち、図13の「保存」ボタン1608押下に応じたHTML要求に基づき、サービス103が、サービス103が提供する機能情報(例えば印刷設定を含む印刷機能の情報)のうちUA106に登録する機能情報を選択するための画面と、該画面で選択可能な機能情報を登録するための情報の全てを、UA106に送信しておき、UA106では、ユーザに選択された機能情報を上記受信済みの情報から取得してUA106に登録するように構成してもよい。
図17は、追加の印刷設定機能を持つ画像形成装置104が、印刷設定用のHTML文書をUA106に返信するまでの処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの各ステップの処理は画像形成装置104のCPU301がROM302やHDD305等の不揮発性の記憶装置に記憶された本発明に特有な制御プログラムを読み込み実行することに応じて実現されるものとする。なお、図11と同じ処理に対しては同じ符号を割り当て、その説明は省略する。
なお、S1306の「IDで指定された印刷設定の取り出し」処理では、ここでは、IDが「p」で始まる場合は、画像形成装置104に予め設定されている規定の設定値の取り出し、「c」で始まる場合は、追加された印刷設定を取り出すものとする。
画像形成装置104は、S1308による設定を反映したHTMLの作成後、S2001にて、上記S1308で反映した設定が、追加された印刷設定であるか否かを判定する。該判定の結果、追加された印刷設定でないと判定した場合(S2001でNoの場合)、画像形成装置104は、S1309にて、上記S1308で作成したHTML文書をUA106に返信する。
一方、上記S2001の判定の結果、追加された印刷設定であると判定した場合(S2001でYesの場合)、画像形成装置104は、S2002に処理を進める。S2002にて、画像形成装置104は、URLパラメタで指定されたリビジョン番号と、画像形成装置104内に格納されたIDで指定される追加された印刷設定のリビジョン番号とを比較する。該比較の結果、リビジョン番号が一致したと判定した場合(S2002でYesの場合)、画像形成装置104は、S1309にて、上記S1308で作成したHTML文書をUA106に返信する。
一方、上記S2002の比較の結果、リビジョン番号が一致しないと判定した場合(S2002でNoの場合)、画像形成装置104は、S2003に処理を進める。S2003にて、画像形成装置104は、上記S1308で作成したHTML文書に、印刷設定が変更された旨の表示を行うためのHTML要素と、新しいリビジョンの登録を行うためのintentタグを追加する。この場合、画像形成装置104は、S1309にて、上記S2003で登録と警告を追加したHTML文書をUA106に返信する。UA106は、S2003で追加されS1309で送信されたHTML文書を受信すると、図18(a)に示すような画面を表示する。
図18(a)は、S2003で追加されたHTML文書のUA106による表示を例示する図である。
図18(b)は、S2003で追加されたHTML文書に含まれる、UA106に更新された追加された印刷設定をWebIntentとして登録するためのintentタグの例である。
さらに、図18(a)の画面でOKボタンが押下されたことを検知すると、UA106は、図18(b)に示すようなintentタグに対応するIntentの登録の要否をユーザに確認するためのダイアログを表示する。そして、UA106は、このダイアログを介して、ユーザによる登録の指示を検出すると、上記intentタグに含まれる情報をUA106内部に登録する。なお、確認のダイアログを表示することなく、上記intentタグに含まれる情報をUA106内部に登録するようにしてもよい。
以上示したように、実施例1によれば、UA106にWeb Intentsとして登録する1つのサービスを、用途などに応じてカスタマイズして、異なるインテンツとして複数登録させることができる。この結果、ユーザは同じ操作を繰り返す必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。したがって、現在、提案されているWeb Intentsなどの新しい連携の仕組みについて、ユーザビリティを向上することができる。
実施例2は、実施例1の画像形成装置104に対するアクセスに対しユーザ認証を必要とする。即ち、ユーザが、実施例1のUA106に登録する画像形成装置104の印刷設定の選択画面(図6、図15)、印刷設定画面(図12(a)、図14)、編集画面(図13)を表示するために、ユーザ認証を必要とする。以下、実施例1と同一の部分の説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
図19(a)は、実施例2における、登録する印刷設定の選択画面(実施例1の図15等に相当)を例示する図である。
図19(a)では、画像形成装置104の管理者が設定した印刷設定のリスト1801に加え、個別のユーザが追加したユーザ定義の印刷設定のリスト2301が表示されている。ユーザが追加したユーザ定義の印刷設定は、2302の「編集」リンクや、2303の「削除」リンクをユーザが押下することにより、それぞれ、編集や削除が可能である。さらに、ユーザによる「新規追加」ボタン2304の押下により、ユーザ定義の印刷設定が追加可能である。ユーザによる、「編集」リンク2302や「新規追加」ボタン2304の押下を、UA106を介して検出すると、画像形成装置104は、ユーザ定義の印刷設定の編集および新規追加用のHTML文書を作成し、UA106に送信する。UA106は、該HTML文書を受信するとユーザ定義の印刷設定の編集画面を表示する。なお、リスト1801及び2301に表示される選択可能な機能情報は、同じカテゴリを示すものであり、図19(a)の例では、プリント機能のカテゴリに対応する「share」または「view」である。
また、ユーザ定義の印刷設定の編集画面は、図14と同様である。「保存」ボタン1703の押下を、UA106を介して検出すると、画像形成装置104は、1701で指定された印刷設定の名称と1702で指定された印刷設定を、ユーザに関連付けて画像形成装置104内部の記憶装置(例えばHDD305)に保存する。画像形成装置104は、ユーザ定義の印刷設定を保存するに際し、ユーザ定義の印刷設定に対して、ユーザを識別するためのユーザ識別子とユーザ定義の印刷設定を識別するために固有の識別子(ID)とを割り当てて保存する。このように、サービス103として機能する画像形成装置104等の処理装置は、UA106で選択的に登録可能な複数の機能情報(例えば印刷設定を含む印刷機能情報)のうち、ユーザ定義の機能情報を、ユーザアカウント(ユーザ識別子)ごとに管理することができる。
図19(b)は、図19(a)で「いつもの印刷設定」を選択して「登録」ボタン1802を押した際に、画像形成装置104からUA106に送信されるHTML文書に含まれる、WebIntent登録用のintentタグを例示する図である。
図19(b)に示すように、intentタグ内のhrefの「id」の値は、ユーザ定義の印刷設定を意味する「u」と、該印刷設定を識別するための識別子「60c181fe4」とにより構成される。ユーザ定義の印刷設定の場合、変更の管理は不要であるため、画像形成装置104は、hrefにrevパラメタを付加しない。
以下、図17を用いて、実施例2における、ユーザ定義の印刷設定の追加の機能を持つ画像形成装置104が、設定用のHTML文書をUA106に返信するまでの処理について説明する。なお、実施例1と異なる部分のみ説明する。
S1301のHTML要求の受信時に、画像形成装置104は、HTML要求内のユーザ認証情報の有無を確認し、ユーザ認証情報が存在しない場合、ユーザ認証処理を行った後に、S1302に処理を遷移させる。
また、S1306におけるIDで指定された印刷設定の取り出し処理では、IDが「u」で始まる場合、認証されたユーザにより保存された指定されたIDを持つユーザ定義の印刷設定を、画像形成装置104の記憶装置より取り出す。
以上示したように、実施例1の効果に加え、実施例2によれば、UA106にWeb Intentsとして登録するサービスを、ユーザ毎にカスタマイズして、異なるインテンツとして複数登録させることができる。
実施例3では、WebIntentのサービス103が、WebIntentのpickアクションを用いて、ストレージサービス内のファイルを提供する(一般に、ストレージサービスと呼ばれる)実施例について説明する。
例として、Webベースの電子メールアプリケーションが作成する電子メールにファイルを添付する際に、上記WebIntentサービスから添付するファイルを選択する処理を挙げることができる。この場合、Webベースの電子メールアプリケーションがWebIntentのクライアント101に相当する。
図20は、サービス103が送信する、サービス103内のファイルを操作するためのHTML文書に基づいてA106が表示する画面(ストレージサービス上のファイルを操作するためのUI画面)を例示する図である。
図20において、2501は、サービス103内にファイルを格納するためのフォルダの一覧表示およびフォルダの選択用のUI部品である。フォルダは階層構造を持ち、ユーザの操作によりフォルダ内のサブフォルダの表示・非表示の切り替え、フォルダの選択が可能である。図20の表示例では、「画像」フォルダ内の「写真」フォルダ内の「その他」フォルダが選択されていることを示している。
2502は、2501で選択されているフォルダ内のファイルの一覧表示および選択用のUI部品であり、2503のテキスト入力部に入力された検索条件に一致するファイルが一覧表示される。図20の表示例では、検索条件として、拡張子が「bmp」及び「jpg」であるファイルを指定し、ファイル「第一高校同窓会_004.bmp」が選択されている。
ユーザによる「追加」ボタン2504の押下により、サービス103は、2501で選択されたフォルダにファイルを追加するための画面をUA106に表示するためのHTML文書をUA106に送信する(図示しない)。また、ユーザによる「削除」ボタン2505ボタンの押下により、サービス103は、2502で選択されているファイルをサービス103内の記憶装置から削除する。また、ユーザによる「取得」ボタン2506の押下により、サービス103は、2502で選択されているファイルをサービス103内の記憶装置からUA106に送信する。
さらに、ユーザによる「登録設定」ボタン2507の押下により、サービス103は、UA106に登録するWebIntentを設定するための画面を表示するためのHTML文書をUA106に送信する。
図21(a)は、図20の「登録設定」ボタン2507の押下によりUA106に表示されるWebIntentの登録設定を行うための画面を例示する図である。
図21(a)において、2601は、ユーザにより登録されたWebIntentの登録設定の一覧である。2604は、登録設定を新規に追加するための画面を開くための「新規追加」ボタンである。2602は、登録設定の内容を変更するための画面を開くためのリンクであり、2603は、登録設定を削除するためのリンクである。2606は、登録設定により設定されたWebIntentをUA106に登録するための「登録」ボタンである。「登録」ボタン2606の押下を検出するとUA106は、2605のチェックボックスでの選択状態をサービス103に送信し、サービス103は選択された登録設定に対するintentタグを含むHTML文書をUA106に送信する。なお、一覧2601に表示される選択可能な機能情報は、同じカテゴリを示すものであり、図21(a)の例では、データを取得するカテゴリに対応する「Pick」である。
図21(b)は、図21(a)の状態で「登録」ボタン2606が押下された場合に、サービス103からUA106に送信されるHTML文書内の、WebIntent登録用のintentsタグを例示する図である。
図21(b)に示すように、intentタグのhrefで示されるURIのURIパラメタ、「path」と「filter」がそれぞれ、取得するデータが格納されているサービス内のフォルダのパスとファイル名の検索条件を示す。このようなintentタグを含むHTML文書を受信したUA106は、このWebIntentが未登録の場合、これをUA106に登録するか否かをユーザに確認する画面を表示する。UA106は、ユーザによるWebIntentの登録の選択を検出すると、上記intentタグに含まれる情報をUA106内部に登録する。
図22は、図21(a)の「編集」リンク2602、「新規追加」ボタン2604が押下された際にUA106に表示される登録設定の編集画面を例示する図である。
図22において、2801は登録名を入力するテキストボックスであり、入力された値が図20の登録設定一覧2601に表示される。本編集画面が「編集」リンク2602の押下により表示された場合は、テキストボックス2801は編集不可となる。2802は、取得するファイルが格納されているフォルダを選択するためのUI部品である。2803は、取得するファイルを絞り込むためのファイル名の検索条件を入力するためのテキストボックスである。図22に示す表示例では、拡張子が「bmp」及び「jpg」であるファイルを指定している。「保存」ボタン2804の押下を検出すると、UA106は、テキストボックス2801および2803に入力されている文字列と、UI部品2802で選択されているフォルダのパスを、サービス103に送信する。サービス103は、UA106から受信した登録名とフォルダのパスと検索条件とをユーザ(ユーザを識別する識別子)に関連付けて、サービス103内の記憶装置に保存し、図20のファイル操作画面を表示するためのHTML文書をUA106に送信する。これにより、2802で選択されたフォルダが選択され且つ2803で入力した検索条件が入力された状態で、ストレージサービスのUI画面(図20)にアクセスできるファイル選択用の登録設定を、図21(a)の一覧2601に、追加できる。
図23は、クライアント101からのWebIntentのpick要求に対して、サービス103がクライアント101に、UA106を経由してファイルを返すまでの処理の流れを示すシーケンス図である。ここで、クライアント101は、例えばWebベースの電子メールアプリケーションであり、本処理により、電子メールに添付するファイルをサービス103より取得するような場合が考えられる。
まず、UA106は、S2901にて、クライアント101に対してHTMLのGET要求を送信する。この要求に対し、クライアント101は、S2902にて、WebIntentのpick機能を利用することが記載されたHTML文書をUA106に返信する。UA106は、クライアント101から送信されるHTML文書を受け取り、該HTML文書に基づく画面を表示する。さらに、UA106は、ユーザによる前記HTML文書に基づく画面からのWebIntentの起動要求を検出すると、S2903にて、UA106に登録されている、前記pick要求を処理可能なWebIntentの一覧を表示する。
UA106は、上記一覧上でのユーザによるサービス103内のWebIntentの選択を検出すると、S2904にて、前記HTML文書内の記載に従いIntentオブジェクトを作成し、前記選択されたWebIntentのintentタグに記載のURIに対してHTML要求を送信する。
サービス103は、Intentオブジェクトを含むHTML要求を受信すると、要求されたURIのパラメタに記載のフォルダと検索設定に従い、図20に示すサービス103内のファイルの操作するため画面を表示するためのHTML文書をUA106に送信する。UA106は、サービス103から送信されるHTML文書を受け取り、該HTML文書に基づくUI画面を表示する。例えば、「家族の写真」がWebIntentの一覧から選択されたとすると、図20の2501で「画像」フォルダ内の「写真」フォルダ内の「家族」フォルダが選択され、図20の2502に検索条件として、拡張子が「bmp」及び「jpg」であるファイルが指定されているUA106にUI画面が表示される。よって、ユーザは、画像の取得元となるフォルダの選択や検索条件等の入力等の操作を省略でき、ユーザによる画像の取得操作の負担を軽減することができる。
ユーザはUA106を介して、前記HTML文書に基づくUI画面から目的のファイルを選択し、「取得」ボタン2506を押すことにより、電子メールに添付するファイルの選択を行う。サービス103は、UA106を介して、ユーザによる「取得」ボタン2506の押下を検出すると、S2906にて、画面上で選択されているファイルを含むHTML文書をUA106に送信する。
UA106は、前記HTML文書を受信し、前記HTML文書内に含まれる、window.intent.postResult関数を呼び出すことにより、サービス103によるWebIntentの呼び出しが完了したことをUA106に通知する。この際、関数には選択されたファイルの内容が渡される。前記関数の呼び出しを受け、UA106は、S2902で受信したHTML文書内の、WebIntent呼び出し成功時のコールバック関数を呼び出す(S2908)。この関数の呼び出しにより、UA106は、選択されたファイルの内容をクライアント101に送信する(S2909)。
なお、サービス103によるpick.htmlの処理は、UA106からの要求がIntentオブジェクトを含まない場合、ユーザによる「取得」ボタン2506の押下時、選択中のファイルのみをUA106に送信するものとする。
また、上述の例では、ストレージサービス内のファイルを取得してクライアント101(例えば、Webベースの電子メールアプリケーション)に渡す場合について説明した。しかし、クライアント101から取得したデータを、ストレージサービス内に保存する場合等も同様である。
以上示したように、実施例3によれば、例えば、Web Intentsの仕組みにより提供される機能(提供機能)がデータの取得や保存を含む機能の場合、データの取得元や保存先となるフォルダの選択操作や、データの選択に際して分類の指定を行う操作等を省略することができ、ユーザの負担を軽減することができる。
以上のように、上記各実施例では、サービス103の提供する機能の異なる設定での処理に対応する複数の機能情報を、選択的に前記情報処理端末に登録するための情報をUA106に送信し、該情報をUA106が受信する。そして、UA106は、該受信された情報に基づく選択に応じた、中継機能による前記機能情報の登録処理を実行する。また、UA106は、クライアント101等から取得した特定のデータの指定と前記登録されている機能情報の何れかの選択とに応じて、サービス103に対して該選択された機能情報に対応する設定で当該特定のデータを処理させるための要求を行う。サービス103は、この要求を受けて、該選択された機能情報に対応する設定で当該特定のデータを処理し、処理結果をUA106に返信する。このような構成により、ユーザ操作を含むWebIntentの処理において、ユーザ操作を省略でき(ユーザが同じ操作を何度も繰り返す必要がなく)、Web Intentsなどの新しい連携の仕組みを用いたサービスへの要求やWeb Intentsの登録に関して、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

Claims (8)

  1. データを管理し、該データを処理させるサービスの呼び出し対応するオブジェクトを配置しているウェブサイトを提供するネットワーク上のクライアントと、当該クライアントで管理されるデータを利用して機能を提供するサービスとを、前記ネットワークを介して連携させるオペレーティングシステムを備える情報処理端末であって、
    前記サービスから、前記サービスの提供する機能の異なる設定での処理のそれぞれに対応する複数の機能情報の少なくとも1つを、選択的に登録するための情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された情報に基づく選択に応じた、前記オペレーティングシステムによる、少なくとも1つの機能情報の登録処理を実行する登録手段と、
    前記クライアントにより提供される前記ウェブサイト上でユーザーにより前記オブジェクトが指定された際に前記登録処理により登録された機能情報の何れかが選択された場合に、前記選択された機能情報に基づき、前記サービスに対して前記クライアントで管理されるデータを処理させるための要求を行う要求手段と、を有し、
    前記受信手段により受信される情報により選択的に登録できる複数の機能情報は、同じカテゴリを示すことを特徴とする情報処理端末。
  2. 前記受信手段により受信される情報により選択的に登録できる複数の機能情報は、前記サービスにおいて編集可能に管理されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
  3. 前記受信手段により受信される情報により選択的に登録できる複数の機能情報は、前記編集による変更が管理されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理端末。
  4. 前記受信手段により受信される情報により選択的に登録できる複数の機能情報は、ユーザアカウントごとに管理されることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理端末。
  5. 前記受信手段により受信される情報により選択的に登録できる複数の機能情報は、前記サービスが提供する画面を介して、前記サービスに事前に登録することができることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理端末。
  6. 前記カテゴリは、前記クライアントで管理されるデータを共有するカテゴリ、前記クライアントで管理されるデータを編集するカテゴリ、前記クライアントで管理されるデータを閲覧するカテゴリ、前記クライアントで管理されるデータを取得するカテゴリ、前記クライアントで管理されるデータを保存するカテゴリの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理端末。
  7. 前記サービスは、前記情報処理端末の機能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理端末。
  8. 前記ネットワークは、インターネットであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理端末。
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