JP6265669B2 - 建物用基礎の施工方法 - Google Patents

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本発明は、建物用基礎の施工方法に関する。
近年、建物用基礎としては、予め工場等でブロック状に成形されたプレキャストコンクリート製の所謂PC基礎を用いる技術が知られている。すなわち、建物用基礎は、建物の構築領域の地盤を連続的に掘削して形成された根切り部にPC基礎が順次配列されて、建物の壁線に沿って連続性のある状態となるように設けられることにより造られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3563128号公報
ところで、特許文献1における各種PC基礎では、フーチング部が、立上り部の下端から下方に延出する板状をなして強度の維持を図る支持部と、フーチング形成領域を囲む囲繞部とにより、所謂矩形枠状に形成されている。
しかしながら、囲繞部によってフーチング形成領域が確定されているため、例えば標準とは異なる仕様等の間取りで布基礎を構築するような、規定寸法と比較して変更された寸法のPC基礎が必要となった場合、当該間取りに対応したPC基礎(以下、建物用基礎部材)を、工場での製造段階において別ラインで成形しなければならない。
この場合、変更された寸法に応じて矩形枠状のフーチング部を別途成形しなければならないため、製造に係る手間が余計にかかるだけでなく、歩留まりが悪くコストが嵩むことが懸念される。
そこで、本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、建物用基礎の施工方法において、寸法変更が必要な場合においても柔軟に対応可能であり、歩留まりを改善してコストを抑え得るようにすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図21に示すように、建物の構築領域の地盤100を連続的に掘削して形成された根切り部20に、複数の建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))を順次配列して構築される建物用基礎(布基礎1)の施工方法において、
前記建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))は、
鉛直方向に直立して建物を支持する立上り部16と、
前記立上り部16の下端部から側方に突出して当該立上り部16を支持するフーチング部18と、を有しており、
前記フーチング部18は、
前記立上り部16の長手方向に任意に調整可能な間隔Kを空けて配置され、かつ互いに平行し、前記立上り部16の下端から下に延出する板状の複数の支持部18a…と、
前記立上り部16と平行に配置され、かつ前記複数の支持部18a…の端部同士を連結する補強材(例えば、補助配筋材18b)と、
隣接する前記複数の支持部18a…間に、これら支持部18a…と平行して配置される配筋材23と、を備えており、
前記複数の支持部18a…間に形成された前記間隔Kは、現場打ちコンクリート4の打設用スペースとされており、
前記複数の建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))を、前記根切り部20に順次配列し
前記複数の支持部18a…の長さ方向両端部側に、前記現場打ちコンクリート4の打設時に使用される型枠52をそれぞれ配置した後に、前記打設用スペースに、前記現場打ちコンクリート4を打設することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))は、鉛直方向に直立して建物を支持する立上り部16と、立上り部16の下端部から側方に突出して当該立上り部16を支持するフーチング部18と、を有している。このとき、フーチング部18は、立上り部16の長手方向に任意に調整可能な間隔Kを空けて配置され、かつ互いに平行する複数の支持部18a…と、立上り部16と平行に配置され、かつ複数の支持部18a…の端部同士を連結する補助配筋材18bと、を備えている。そして、複数の支持部18a…間に形成された間隔Kは、現場打ちコンクリートの打設用スペースとされており、複数の建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))を、根切り部20に順次配列した後、打設用スペースに、現場打ちコンクリート4を打設するようにしたので、フーチング部18を地盤100に強固に固定できる。
しかも、複数の支持部18a…間に形成された間隔Kは、任意に調整可能であるので、例えば標準とは異なる仕様等の間取りで建物用基礎(布基礎1)を構築するような、規定寸法と比較して変更された寸法の建物用基礎部材が必要となった場合においても、当該変更された寸法に対応することができるため、歩留まりを改善してコストを抑えることができる。
また、建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))は、立上り部16とフーチング部18とを有する形状に工場で製造されるものであり、表面が仕上げ処理されているため、特に、立上り部16は、建築現場で表面処理を行なう必要がない。また、表面のデザイン加工も可能である。
また、フーチング部18は、隣接する複数の支持部18a…間に、これら支持部18a…と平行して配置される配筋材23を備えているので、建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))の剛性や強度を向上させることができる。
さらに、複数の支持部18a…の長さ方向両端部側に、現場打ちコンクリート4の打設時に使用される型枠52をそれぞれ配置した後、現場打ちコンクリート4を打設するので、フーチング部18の周辺を囲むように配置された型枠52,52内に現場打ちコンクリート4を打設することにより、コンクリート4の打設量を少なくして打設作業を容易にでき、且つ型枠52が打設したコンクリート4を囲むため、養生期間中の他の作業も影響を受けることなく行なうことができ、工期の短縮およびコスト削減を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の建物用基礎(布基礎1)の施工方法において、
前記配筋材23の長さは、前記支持部18aよりも長尺に設定されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、配筋材23の長さは、支持部18a…よりも長尺に設定されているので、建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))の剛性や強度を向上させることができる上に、フーチング部18における幅方向の寸法変更にも対応できる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の建物用基礎(布基礎1)の施工方法において、
前記立上り部16の下端部はテーパ状に形成されており、
前記複数の支持部18a…の上端部には、前記立上り部16の下端部の形状(テーパ17)に対応する溝部18eがそれぞれ形成されており、 前記立上り部16の下端部(テーパ17)を、前記複数の支持部18a…の各溝部18e…に嵌合することによって、前記立上り部16の下端部と地盤100との間に所定空間が形成されており、
前記現場打ちコンクリート4を打設する際に、当該現場打ちコンクリート4を前記所定空間に打設することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、立上り部16の下端部はテーパ状に形成されている。また、複数の支持部18a…の上端部には、立上り部16の下端部の形状(テーパ17)に対応する溝部18eがそれぞれ形成されている。従って、立上り部16の下端部(テーパ17)を、複数の支持部18a…の各溝部18e…に嵌合することにより、立上り部16の下端部と地盤100との間に所定空間が形成されている。そして、現場打ちコンクリート4を打設する際に、当該現場打ちコンクリート4を所定空間に打設することにより、この所定空間に打設したコンクリート4を流れ込ますことができ、フーチング部18を地盤Gにより一層強固に固定できることとなる。すなわち、建物用基礎部材(PC基礎10(12,14))の固定強度を最大限に発揮させることができる。
しかも、立上り部16の下端部には、テーパ17が形成されているので、一方の側から打設したコンクリート4を他方の側に流れ込み易くすることができる。従って、例えば、建物の内側からコンクリート4を打設すれば、外側にもコンクリート4が流れ込むこととなり、外側からのコンクリート打設作業を省略できる。これにより、立上り部16における建物の外側面が打設したコンクリート4によって汚されることを未然に防止できる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の建物用基礎(布基礎1)の施工方法において、
前記配筋材23は、前記複数の支持部18a…の各溝部18eに嵌合した状態の前記立上り部16の下端面に接する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、建物用基礎の施工方法において、寸法変更が必要な場合においても柔軟に対応可能であり、歩留まりを改善してコストを抑えることができる。
本発明の一実施例に係る建物用基礎構造の全体斜視図である。 両端部に連結部が形成された建物用基礎部材を示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。 図2(a)におけるA−A線断面を示す斜視図である。 図2(a)におけるB−B線断面図である。 一方の端部に突出部が形成され、他方の端部に連結部が形成された建物用基礎部材を示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。 建物用基礎部材の連結部を示し、(a)はその要部を示す平面図、(b)はそのA−A線断面を示す断面図である。 建物用基礎部材同士の連結における接合態様を種類別に示す表である。 建物用基礎構造における他の接合態様を示し、(a)はその基礎配置図、(b)はそれに対応する間取り図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。 建物用基礎の施工方法の説明に供する説明図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る建物用基礎の施工方法を用いた、本実施形態の建物用基礎である布基礎1は、図1に示すように、根切り部20にPC基礎10が順次配列されることによって構築される。このとき、根切り部20は、建物の構築領域で地盤100を連続的に掘削(布掘り)して形成されており、この根切り部20のコーナー部および所定位置には、ベース部30が設置されている。そして、これらベース部30,30間にPC基礎10が架設されることによって、布基礎1が構築されている。
このベース部30は、根切り部20に載置される敷きモルタル21と、当該敷きモルタル21上に敷設されるプレキャストコンクリート製の底盤22(以下、これをPC底盤22と称す)とを有している。このPC底盤22はレベルプレートとも呼ばれ、補強鉄筋(図示せず)を内部に有して強化されたコンクリート板であるため、建築現場で補強鉄筋をこのベース部30上に配設する作業を省略できる。また、このPC底盤22は、上面が滑らかな平面となっており、PC基礎10を架設するときにこの上面に位置合わせのための墨出しを行えるようになっている。
また、このベース部30を根切り部20に設置するときには、このベース部30の設置位置に敷きモルタル21の山を載置し、この敷きモルタル21の山を潰すようにしてPC底盤22を載置する。そして、このPC底盤22を掛矢等で叩いて所定の高さで上面がほぼ水平になるよう調整作業を行なう。なお、この作業は、水糸や水準器やレーザー光線による水準装置等を用いて水平レベルおよび高さを確認しながら行なう。
次に、こうして設置されたベース部30,30間に架設されるPC基礎10について説明する。図1に示すように、PC基礎10は、予め工場においてブロック状に成形されたプレキャストコンクリート製の基礎部材である。このPC基礎10には、大別すると、長手方向の両端部に連結部11が形成されたPC基礎12(図1中右側)と、一方の端部には連結部11が形成され、他方の端部には側方に向けて突出した矩形状の突出部13が形成されたPC基礎14(図1中左側)との二種類がある。このPC基礎14は、主に建物の隅部に配置される。
図2は、両端部に連結部11が形成されたPC基礎12を示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。そして、図3は、図2(a)におけるA−A線断面の斜視図である。これらの図において、PC基礎12は、立上り部16とフーチング部18とを有している。
立上り部16は、上端面に建物を載置して支持するもので、内部に図示しない補強用の鉄筋が埋設されてコンクリートによって所定の厚さで直方体状に形成されている。このように形成されていることから、図1に示すように、ベース部30、30間に架設すると、この立上り部16は、根切り部20の地盤100から所定間隔をあけて所定空間を形成した状態で設置されることとなる。
また、立上り部16の両端部に形成されている連結部11は、肉厚が厚くなって、長手方向の外方に向けた開口11aを有することにより平面コ字形状に成形されてなる。かかるPC基礎12,12同士を直線状に接合するときには、それぞれの連結部11,11を対向させて設置する。このとき、これら連結部11,11を突き合わせることによって形成される開口11a,11aの空間内には、接合用の配筋材(以下、これを接合筋と称す)が上方から挿入配置される。これにより、連結部11,11間における連結強度の強化を図るようになっている。そして、その後、現場打ちコンクリート4(後述の図19,20等参照)が打設され、このコンクリート4の養生によって、隣接するPC基礎12,12同士を強固に連結するようになっている。なお、接合筋については、ここでは不図示であるが、詳細は後述する。
さらに、この立上り部16の下端部には、下方へ向けて先細りとなる傾斜面としてのテーパ17が形成されている。このテーパ17は、立上り部16の一方の側面側からコンクリートを打設したときに、このコンクリートが他方の側面側へと流れ込み易くするためのものである。すなわち、例えば、建物の内側からコンクリートを打設すれば、外側にもコンクリートが流れ込むこととなる。よって、外側からのコンクリート打設作業を省略できる。これにより、立上り部16における建物の外側面が、打設したコンクリートによって汚されることを未然に防止できる。加えて、テーパ17を設ける分、PC基礎10の軽量化を図ることができるため、施工に使用するクレーン等の重機を小型化できるなど施工性にも優れている。
次に、フーチング部18は、立上り部16を支持するものであって、立上り部16の両側面において、内部に図示しない鉄筋を有して下部から側方および下方に突出して形成されている。
具体的には、フーチング部18は、立上り部16の長手方向に任意に調整可能な間隔Kを空けて配置され、かつ互いに平行して立上り部16を支持する複数の支持部18a…と、立上り部16と平行に配置され、かつ複数の支持部18a…の端部同士を連結する補強材としての補助配筋材18bと、を備えており、これら支持部18a…は、強度を維持するために立上り部16の下端から下に延出する板状をなしている(図3参照)。また、本実施形態の場合、複数の支持部18a…のうち、立上り部16の長手方向両端側に位置する各支持部18aには、これらに隣り合う支持部18aとの間に、各々の端部同士を連結してフーチング形成領域のうち、端部の領域を囲む囲繞部18cを備えている。
また、このフーチング部18は、立上り部16の長手方向の中央側に形成されており、上記連結部11の側面には、このフーチング部18が形成されない構成となっている。従って、図1に示すように、このPC基礎12は、連結部11の下面を架設部としてベース部30のPC底盤22上に載置できるようになっている。
ここで、複数の支持部18a…の上端部には、立上り部16の下端部の形状(すなわち、テーパ17)に対応する溝部18eがそれぞれ形成されている(図3参照)。そして、立上り部16の下端部は、複数の支持部18a…の各溝部18e…に嵌合されている。これにより、立上り部16の下端部と、地盤100との間に所定空間を形成することができる。よって、この所定空間に打設したコンクリートを流れ込ますことができ、フーチング部18を地盤100に対して、より一層強固に固定できることとなる。すなわち、PC基礎12の固定強度を最大限に発揮させることができる。
また、図4に示すように、フーチング部18において、囲繞部18cの内側には、テーパ18dが形成されていることが好ましい。このような構成にすると、地盤100とフーチング部18との間に打設されたコンクリートを介して充分に上部からの荷重を伝えることが可能となる。さらに、このようにテーパ18dが形成されていることから、上方から打設されたコンクリートが抜け出るパンチングが生じるのを防止できることとなる。加えて、このような構成のPC基礎10は、製造時に中子を一体的な形状としても脱型を容易に行なうことができる。
また、複数の支持部18a…間に形成された間隔Kは、現場打ちコンクリートの打設用スペースとされている。これにより、これら間隔Kにコンクリートを打設してフーチング部18を地盤100に強固に固定可能となっている。しかも、複数の支持部18a…間に形成された間隔Kは、任意に調整可能であるので、例えば標準とは異なる仕様等の間取りで建物用基礎としての布基礎1を構築するような、規定寸法と比較して変更された寸法のPC基礎10(12,14)が必要となった場合においても、当該変更された寸法に対応することができるため、歩留まりを改善してコストを抑えることができる。
加えて、フーチング部18は、隣接する複数の支持部18a…間に、これら支持部18a…と平行して配置される配筋材23を備えている。これにより、PC基礎12の剛性や強度を向上させることが可能となる。このとき、配筋材23の長さが、支持部18a…よりも長尺に設定されていれば、PC基礎12の剛性や強度を向上させることができる上に、フーチング部18における幅方向の寸法変更にも対応可能となる。
そして、このフーチング部18における上記間隔Kは、囲繞部18cや型枠(不図示)が設けられることにより、コンクリート充填口19として機能する。このコンクリート充填口19は、図2(a)に示すように、フーチング部18の上から下に貫通し、立上り部16と地盤100(図1)との間の空間に連通するものである。とりわけ、フーチング形成領域における端部の領域では、支持部18a,18aの端部間に囲繞部18cが配設され、その他の領域では、不図示の型枠が隣接する支持部18a…の端部間に配置されることで、コンクリート充填口19が矩形の穴状に形成される。そして、このコンクリート充填口19から立上り部16の下にコンクリートを打設して、フーチング部18を地盤100に強固に固定できるようになっている。
具体的に、複数の支持部18a…の長さ方向両端部側に、現場打ちコンクリートの打設時に使用される型枠がそれぞれ配置される。このとき、配筋材23…の長さは、型枠間の間隔と略等しく設定されている。従って、フーチング部18の周辺を囲むように配置された型枠内に現場打ちコンクリートを打設することにより、コンクリートの打設量を少なくして打設作業を容易にでき、且つ型枠が打設したコンクリートを囲むため、養生期間中の他の作業も影響を受けることなく行なうことができ、工期の短縮およびコスト削減を図ることができる。
さらに、フーチング部18は、PC基礎12がベース部30、30間に架設されたときに、地盤100(図1)との間に隙間があくようになっていても良い。こうすることで、地盤100とフーチング部18との間に打設コンクリート4が流れ込んで一層しっかりと固定できることとなる。
次に、図5は、一方の端部に突出部13が形成され、他方の端部に連結部11が形成されたPC基礎14を示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。
このPC基礎14は、建物の構築領域において隅部となる出隅位置に設置されるもので、出隅側に位置する一方の端部に突出部13を有する点において、上記PC基礎12と異なって構成されている。
突出部13は、基礎出隅のコーナー部において、上記PC基礎12と直角に接合されるため、立上り部16の一方の出隅側の端部に出隅に沿って長手方向の軸に直角に突出して形成されるものである。
その結果、この突出部13によって、出隅側の端部に直角な外面角部13aが形成されることとなり、この外面角部13aはPC基礎14を設置した状態で、出隅角部に相当することとなり、この外面角部13aを基準とすることにより、容易に対角寸法を測定することが可能となる。
そして、この突出部13の前端面からは、図示省略する接合筋の一方の端部側が突出して(すなわち、接合筋の他方の端部が突出部13の前端面内に埋設され)ており、この接合筋を、対向して配置されるPC基礎12の連結部11に挿入し、この連結部11にコンクリートを打設、養生し固化したときに、PC基礎12とPC基礎14とがしっかりと結合されるようになっている。
また、この突出部13が形成された端部にはフーチング部18が形成されず、フーチング部18は立上り部16の中央側に形成された構成となっている。その他の構成は上記PC基礎12とほぼ同様であるため、重複する説明は割愛する。
なお、PC基礎12および14は、いずれも予め工場で表面が処理された状態となっている。また、PC基礎10(12,14)の全体形状としては、長手方向における少なくとも一方の端部が上記連結部11とされていれることを除いて各種形状のものを適用可能とする。
ここで、本実施形態の場合、図6(a)および(b)に示すように、PC基礎12および14(以下、共通する説明の際は総じてPC基礎10と称す)は、開口11aを含む平面コ字形状の連結部11に対し、当該連結部11の厚み方向に貫通される貫通手段33を備えている。この貫通手段33は、ボルト33aや不図示のナット等からなり、連結部11の開口11a内に配置された接合筋3のうち、少なくとも一対の横配筋31,31間における上方側であって、当該上方側の横配筋31における水平方向の両端部間に位置するように配置される。この場合、連結部11には、前述した位置に応じて一方の側面11b側から開口11a内へ貫通する貫通孔34が貫設されていると共に、他方の側面11c側の開口11a内における上記貫通孔34の延長線上には、貫通孔34を貫通して配置されるボルト33aと螺合するナット(不図示)を埋設するための穴35が穿設されている。
因みに、本実施形態におけるPC基礎10の場合、開口11a内の他方の側面11c側には、対向する一方の側面11bに向けて突出する複数(この場合、3つ)の凸部24aが、当該開口11aの内方側から上記外方側に亘って延在するように設けられている。このため、開口11a内の他方の側面11c側において、凸部24a以外の部位(例えば、隣接する凸部24a,24aによって挟まれた当該凸部24a,24aを連結する部位など)は、凸部24aよりも窪んだ底面部24bとなっている。従って、上述のごとく打設されたコンクリート4(後述の図20等参照)が、凸部24aと底面部24bとによる凹凸に絡まり、凸部24aが形成されない場合と比較して上方への抜けが抑制される分、連結部11,11間の連結強度を増すことができる。
また、これら凸部24a…は、上記開口11aの内方側から外方側へ向けた両側部および、これら両側部を結ぶ開口11aの入口部分に位置する最外部に、上記一方の側面11b側に対峙する天面25a側から底面部24b側へ向けて下り方向のテーパ状に傾斜する傾斜部25b,25cが設けられていることが好ましい。さらに、これら凸部24a…は、開口11aの内方側から外方側へ向けて先細りとなるように、当該開口11aの外方側よりも内方側が幅広に設定されていることが好ましい。加えて、これら凸部24a…は、開口11aの内方側から外方側へ向けて厚みが薄く(突出量が少なく)なるように、上記天面25a自体が底面部24b側へ向けて下り方向に傾斜していることが好ましい。
このように、凸部24a…に各種傾斜を設けることで、開口11a内に打設されるコンクリート4(後述の図19,20等参照)が流れ込み易くなり、気泡ができることなく細部にまで行き渡らせることが可能となる。すなわち、コンクリートの打設作業における作業効率を格段と向上させることができる。しかも、凸部24a…は、上述のように先細りとなるように、開口11aの外方側よりも内方側が幅広に設定されているので、PC基礎製造時に連結部11を成形する作業において、当該開口11aを形成するための型枠が抜け易くなる分、作業性が向上し、製造効率の向上を図ることができる。
また、これらPC基礎10を連結する際に、連結部11,11を突き合わせることによって形成される開口11a,11aの空間内に上方から挿入配置される接合筋3は、連結部11の開口11a内における垂直方向の上下に離間した位置に配置され、各々水平方向に延在する一対の横配筋31,31と、これら一対の横配筋31,31間に配置され、当該横配筋31,31同士を垂直方向に連結する縦配筋32と、を有している。
このとき、接合筋3は、少なくとも上方側の横配筋31における連結部11の開口11a内に位置する端部が、縦配筋32側に向けて曲折されてなるフック状の引掛部31aとされ、貫通手段33が、引掛部31a近傍に配設されていることが好ましい。
この場合、連結部11の開口11a内に配置された接合筋3が、この開口11a内から抜け出ようとしても、当該貫通手段33が引掛部31aに引っ掛かったり、上下一対の横配筋31,31に当接したりすることで、当該開口11a内から抜け出ることを未然に防止できる。
また、貫通手段33は、連結部11に配置された接合筋3のうち、一対の横配筋31,31間における上方側および下方側の各横配筋31,31における水平方向の両端部間にそれぞれ配設されていることが好ましい。この場合、連結部11の開口11a内に配置された接合筋3が、この開口11a内から抜け出ようとしても、当該開口11a内の上下に一対で設けられた横配筋31,31と貫通手段33とが当接することで、当該開口11a内から抜け出ることを確実に防止できる。
さらに、接合筋3は、上方側および下方側の横配筋31,31における連結部11の開口11a内に位置する端部が、それぞれ縦配筋32側に向けて曲折されてなる引掛部31aとされ、貫通手段33が、上方側および下方側の各引掛部31a近傍にそれぞれ配設されていることが望ましい。
この場合、連結部11の開口11a内に配置された接合筋3が、この開口11a内から抜け出ようとしても、上方側および下方側の各引掛部31aに貫通手段33が引っ掛かることで、当該開口11a内から抜け出ることをより確実に防止できる。しかも、このとき、貫通手段33と各引掛部31aとがより近接した位置関係であれば、連結部11の開口11a内において接合筋3が動いたり、位置がずれたりすることも防止できる。よって、接合筋3を連結部11の開口11a内に最適な状態で配設することができ、当該接合筋3によるPC基礎10同士の連結強度を最大限に発揮させることができる。
加えて、接合筋3は、一対の横配筋31,31間の水平方向における所定の離間した位置に一対の縦配筋32,32が配置され、貫通手段33が、少なくとも一対の縦配筋32,32間に配設されていることが望ましい。
この場合、連結部11の開口11a内において、接合筋3が水平方向に移動することも抑制できる。
このように、かかるPC基礎10では、連結部11の開口11a内に接合筋3を配置してから当該連結部11に貫通手段33を配設することが可能となっているため、PC基礎10の連結部11に対して連結強度の強化を図る接合筋3を配置することが容易となる。
このとき、連結部11は当該PC基礎10の長手方向の外方に向けた開口11aを有することによって平面コ字形状に成形されている。つまり、連結部11は従来と比して開口11aが平面コ字形状に一体で成形されている。従って、連結部が第1部材と第2部材とをボルト締結するように別体成形された従来品と比較して部品点数を低減でき、コストを抑えることができる。しかも、一体成形されている分、ボルト締結するための作業工数も削減できる。
また、PC基礎10は開口11aを含む平面コ字形状の連結部11に対し、当該連結部11の厚み方向に貫通される貫通手段33を備えているので、連結部11の開口11a内にコンクリート4を打設することによって、当該開口11aの厚み方向に生じる剪断応力に対して効果的な補強を図ることができる。
なお、ここで説明した接合筋3は一例であって、その形状としてはこれに限ることはない。例えば、連結部11の開口11a内に配置された接合筋3の一方の端部に対して反対側となる他方の端部が、当該連結部11に隣接する他のPC基礎10(例えばPC基礎14)に埋設されていても良い。すなわち、接合筋3の他方の端部が埋設された他のPC基礎14から当該接合筋3の一方の端部が突出していても良い。この場合、他のPC基礎14から突出している接合筋3の一方の端部が、連結部11の開口11a内に位置するようにPC基礎12を配置して接合することにより、これらPC基礎12,14同士の連結強度を確実に強化できる。また、この場合、接合筋3の他方の端部が他のPC基礎14に埋設されるので、当該接合筋3における縦配筋32は設けなくても良い。
ここで、かかるPC基礎10,10同士の連結における接合態様について、図7を参照しながら説明する。なお、ここでは、便宜上、貫通手段33の図示は省略する。また、以下に説明するPC基礎10の接合態様は一例であって、これに限られるものではない。
図7に示すように、PC基礎10,10同士の接合態様としては、大きく分けてI形接合,L形接合,T形接合,X形接合の4種類が挙げられる。
PC基礎10,10同士を直線上に連結するI形接合には、上記連結部11,11同士を対向させるI−1タイプと、連結部11と上記突出部13が設けられる端部とを対向させるI−2タイプとがある。前者の場合、連結部11,11同士が対向することによって、開口11a,11によって形成される空間に接合筋3がインサートされ、連結強度が向上されている。また、後者の場合、接合筋3の一方の端部側が突出部13を有するPC基礎10の端部内に埋設され、接合筋3の他方の端部側が対向するPC基礎10の連結部11の開口11a内にインサートされ、連結強度が向上されている。
PC基礎10,10同士をL字状に連結するL形接合には、連結部11と突出部13とを対向させるL−1タイプと、連結部11と当該連結部11や上記突出部13が設けられていない端部の側部とを対向させるL−2タイプとがある。前者の場合、接合筋3の一方の端部側が突出部13内に埋設され、接合筋3の他方の端部側が対向するPC基礎10の連結部11の開口11a内にインサートされ、連結強度が向上されている。また、後者の場合、PC基礎10の端部内に接合筋3の一方の端部側が埋設され、接合筋3の他方の端部側が対向するPC基礎10の連結部11の開口11a内にインサートされ、連結強度が向上される。なお、このようなL形接合は、建物の隅部に配置されている。
複数のPC基礎10…をT字状に連結するT形接合には、以下の4タイプがある。まず、連結部11,11同士を対向させ、これら対向する連結部11,11間に、もう一つの連結部11を直交させるT−1タイプがある。この場合、対向する連結部11,11同士の開口11a,11による空間に接合筋3がインサートされると共に、この接合筋3に直交して、もう一つの連結部11の開口11a内に一方の端部がインサートされた接合筋3の他方の端部が係合されることで、連結強度が向上されている。
次に、連結部11と上記突出部13が設けられる端部とを直線上に対向させると共に、当該突出部13ともう一つの連結部11とをL字状に対向させるT−2タイプがある。すなわち、このT−2タイプは、上述したI−2タイプとL−1タイプとを組み合わせたものである。この場合、PC基礎10の端部内に接合筋3の一方の端部側が埋設され、接合筋3の他方の端部側が対向するPC基礎10の連結部11の開口11a内にインサートされると共に、もう一つの接合筋3における一方の端部側が突出部13内に埋設され、この接合筋3の他方の端部側が対向するPC基礎10の連結部11の開口11a内にインサートされることで、連結強度が向上されている。
また、PC基礎10の端部以外の部位に連結部11を直交させるT−3タイプがある。この場合、PC基礎10内に接合筋3の一方の端部側が埋設され、接合筋3の他方の端部側が、直交するPC基礎10の連結部11の開口11a内にインサートされることで、連結強度が向上されている。
さらに、上述したT−3タイプにおけるPC基礎10の端部以外の連結部11が直交する仕口部分に窪み部10aが設けられ、当該窪み部10aに上記直交する連結部11を嵌合させるT−4タイプがある。この場合、PC基礎10の窪み部10a内に接合筋3の一方の端部側が埋設され、接合筋3の他方の端部側が、上記直交するように嵌合されるPC基礎10の連結部11の開口11a内にインサートされることで、連結強度が向上されている。
複数のPC基礎10…をX字状(すなわち、十字状)に連結するX形接合には、以下の3タイプがある。まず、PC基礎10の端部以外の部位の両側に、それぞれ連結部11を直交させるX−1タイプがある。すなわち、このX−1タイプは、上述したT−3タイプを2つ組み合わせたものであり、さらに換言すれば、2つの連結部11,11が対向配置される上述したI−1タイプの当該連結部11,11間に、他のPC基礎10が介在された形状をなしている。この場合、対向配置されるPC基礎10,10の各連結部11,11の開口11a,11内に接合筋3,3の一方の端部が各々インサートされ、これら接合筋3,3の他方の端部が、それぞれPC基礎10内に埋設されることで、連結強度が向上されている。このとき、対向配置される連結部11,11のうちの一方が、直交する仕口部分に窪み部10aが設けられ、当該窪み部10aに当該直交する連結部11を嵌合させる、すなわちT−4タイプと、上記T−3タイプとを組み合わせたX−2タイプもある。
また、上述のT−2タイプに更にPC基礎10を加え、上記突出部13に連結される連結部11に対向するように、当該突出部13の反対側に新たなPC基礎10の連結部11を連結させるX−3タイプがある。この場合、新たに加えられたPC基礎10は、その連結部11における開口11a内に接合筋3の一方の端部側がインサートされ、他方の端部側が上記突出部13の反対側となる端部内に埋設されることで、連結強度が向上されている。
以上、ここまでは、PC基礎10,10同士の連結におけるI形接合,L形接合,T形接合,X形接合の4種類の接合態様について説明したが、これらはいずれも建物の構造壁(耐力壁)に対応する布基礎1を構築するため、接合筋3を用いて強固に接合されるものである。これに対して、建物の構造壁ではない壁などが配置される部位に対応する布基礎1側においては、上述のような強固な接合強度は必要なく、鉛直方向に支えることができれば良いため、以下のような接合態様が用いられる。
すなわち、図8(a)に示すように、建物の玄関ホール70に接続された廊下71に面して配置される収納スペース72の出入口扉73などが構造壁ではない壁に該当する。このとき、当該出入口扉73に対応する布基礎1側では、図8(b)に示すように、収納スペース72の側壁74,74(図8(a)参照)に対応するPC基礎10,10間に基礎部材75が架設されている。そして、この基礎部材75は、両端部がPC基礎10,10の対応する位置に設けられた窪み部76、76にモルタル(不図示)を介して差し込まれ、当該モルタルによって接合されている。
次に、このような構成からなるPC基礎10によって構築される布基礎1の施工方法について、図9〜図21を参照しながら説明する。
図9(a)に示すように、まず、建物の構築領域の地盤100を連続的に掘削して根切り部20を形成する。この根切り部20は、PC基礎10の設置部分に形成されている。ここで、根切作業では、バックホー等の重機で根切り、スコップ等により手掘り調整しながら所定の深さまで地盤100を掘る。所定の深さまで地盤100を掘削したら、砕石や砂利を敷き込み、タンピングランマーやプレートコンパクター等の重機を用いて転圧することで、根切り部20内の地盤を締め固めて平らにならす。そして、地業レベルを完全自動レベル装置40と受光器41等からなるレーザー光線による水準装置を用いて計測し、砕石転圧後のレベルチェックを行う。また、レベルチェック後にレベル調整を行った際には、再度、所定の重機にて締め固めやならしを行う。このように、根切作業では、水平レベルを調整し、平行(平坦)を確認しながら砕石や砂利を敷く。
次いで、根切り部20内に所定間隔で複数のベース部30を設置する。これらベース部30は、PC基礎10の連結位置に設置されるようになっている。具体的には、図9(b)に示すように、基礎(布基礎1)の仕上がりの外側に杭42と貫き43からなる遣方44を設け、対向する貫き43,43間に基礎の中心線となる水糸45を張る。すなわち、遣方44から基礎土台の通りである根切り部20に対して水糸45を張り、ベース部30の設置箇所を確認する。このとき、水糸45,45が交差した位置がベース部30の設置箇所となる。そして、これら水糸45,45の交差した位置から下げ振り46を下げてポイントPを出す(図10(a))。このとき、当該下げ振り46の芯上に位置する十分に転圧された砕石等に塗装用スプレー47等で目印を付けておく。そして、図10(b)に示すように、当該ポイントPを中心とする所定の振り分け位置(例えば、150,250で振り分ける)にベース部30のPC底盤22を設置するためのセット治具48をセットする。
そして、セット治具48の天端まで敷きモルタル21を充填し(図11(a))、コテ49等で平坦にならした後、図11(b)に示すように、PC底盤22を設置する際の空気抜きのため、敷きモルタル21の中央部分をコテ49等でくり抜く。この後、図12(a)および(b)に示すように、セット治具48内にPC底盤22を落とし込み、敷きモルタル21上に載置した後、図13(a)に示すように、セット治具48を取り除く。
次に、図13(b)に示すように、PC底盤22上に水準器50を載せ、完全自動レベル装置40と受光器41等からなるレーザー光線による水準装置等を用いて計測しながら、PC底盤22の表面をゴムハンマー51でたたいて、ベース部30の水平レベルおよび高さレベルを調整する。このとき、図14に示す矢印A〜Fの部分について、水準器50で水平レベルを確認する。
このようにして、ベース部30は、PC基礎10の連結位置に敷設される敷きモルタル22上に、PC底盤22が載置されることで設置されるようになっている。なお、ここでは図示省略するが、この後、ベース部30の上面に設置位置の墨出しを行い、位置合わせを行う。
そして、図15(a)に示すように、所定間隔で所定の位置にベース部30が設置された根切り部20(基礎土台の通り)に対して型枠52を設置すると共に、図15(b)に示すように、各ベース部30間に所定間隔でスペーサ53を配置する。このスペーサ53には、この後、PC基礎10を配設した際にフーチング部18における支持部18aが載置される。これにより、フーチング部18と地盤100との間に、スペーサ53の高さ分のスペースが確保されるため、打設コンクリートを当該スペースに流れ込ませることができ、PC基礎10の地盤100に対する固定強度を格段と高めることが可能となる。
次に、所定間隔で設置されたベース部30…間に各々PC基礎10を架設して連続した状態とする。このとき、PC基礎10,10同士が直線状に接合される部位(すなわち、上記I形接合のI−1タイプなど)に位置するベース部30においては、図16に示すように、連結部11,11が配置される。そして、これらの対向する開口11a,11aによって形成された空間内には、上方から接合筋3がインサートされる。なお、図16は、連結部11,11同士の接合に関する説明に用いる図であるため、当該接合に直接的に関係のないフーチング部18等については図示を割愛している。
そして、本実施形態の場合、このように接合筋3が挿入配置された状態において、各連結部11の各貫通孔34…にはボルト33aが挿通され、対向配置される穴35に設置されるナット(不図示)と螺合することで上述した所定位置に貫通手段33が配設される(図6参照)。
次いで、この状態において、図17に示すように、対向配置された連結部11,11間に接合金物54を取り付けることで、これらPC基礎10,10を仮固定し、部材倒れの矯正や作業中の倒壊を未然に防止する。これと共に、ベース部30の周辺に型枠52(ダンプレート捨て型枠など)をセットし、残土55と鉄筋棒56とによって、当該型枠52をベース部30の周辺に保持する。このとき、当該ベース部30の周囲(すなわち、型枠52が設けられたベース部30と、これに隣接するフーチング部18端部の支持部18aとで囲まれた範囲)のみ、先にコンクリートを打設しても良い。
また、PC基礎10,10同士が直角状に接合される部位(特に、上記L形接合など)であって、出隅の頂部に位置するベース部30においては、図1に示すように、連結部11と突出部13とが配置される。このとき、突出部13内に一方の端部側が埋設された接合筋(不図示)の他方の端部側が、対向配置された連結部11の開口11a内に側方から挿入配置される。そして、上述の対向配置された連結部11,11の場合と同様に、突出部13と対向配置される連結部11の所定位置にも貫通手段33が配設される。
なお、ここでは図示省略するが、この場合も上述した図17の場合と同様に、対向配置された連結部11および突出部13間に接合金物54を取り付けることで仮固定すると共に、ダンプレート捨て型枠53をベース部30の周辺に取り付けて保持する。このときも上述のように、ベース部30の周囲のみ、先にコンクリートを打設しても良い。
また、上述の出隅の頂部に位置するベース部30においては、突出部13を有するPC基礎14を出隅位置に設置した状態で、突出部13の外面角部13aにより、出隅の角部が設定されることとなる(図1参照)。そのため、この出隅の角部が設定された状態で、外面角部13aを基準としてPC基礎10(12,14)の対角寸法を測定し、設計寸法に対し誤差がある場合には、その誤差調整を行なうことが可能となっている。このとき、PC基礎10(12,14)は、仮置きされているだけであり、誤差調整を容易かつ短時間で実行できるため、工期の短縮化やコスト削減を図ることができる。
次に、図18(a)および(b)に示すように、ベース部30,30の周囲に設けた型枠52,52間のフーチング部18の周囲、すなわち、各支持部18aの隣接する端部同士を繋ぐように型枠52を配設し、コンクリート4をフーチング部18の天端以上となるように打設する(なお、図18(a)では、便宜上、フーチング部18の周囲に配設される型枠52を図示省略している)。
このとき、図19(a)に示すように、フーチング部18の端部側のコンクリート充填口19以外に、各支持部18a間の間隔K(図6参照)の周囲においても、各支持部18aの長さ方向両端側に型枠52が配設されるため、コンクリート充填口19が形成される。この場合、上記間隔Kに配設された補助配筋材23の長さは、型枠52,52間の間隔と略等しく設定されている。なお、この補助配筋材23の長さを各支持部18aの長さより長く設定し、その両端側に型枠52を配設することで、フーチング部18の幅方向の寸法も調整可能となる。
そして、これらコンクリート充填口19からコンクリート4を打設すると、このコンクリート充填口19が立上り部16の下の空間と連通しているので、この空間にコンクリート4が流れ込む。さらに、立上り部16の下端部には、テーパ17が形成されているので、一方の側からコンクリート4を打設すると、このコンクリート4は他方の側に流れ込み易くなっている。
すなわち、コンクリート充填口19からコンクリート4を打設すると、立上り部16のテーパ17によって、当該コンクリート4が反対側に流れ易くなるので、一方側からのコンクリート打設だけでPC基礎10を固定でき、立上り部16の他方側の側面を汚さずに済むこととなる。また、テーパ17を設ける分、PC基礎10の軽量化を図ることができるため、施工に使用するクレーン等の重機を小型化できるなど施工性にも優れている。
従って、例えば建物の内側からコンクリートを打設すれば、外側にもコンクリートが流れ込むこととなり、外側からのコンクリート打設作業を省略できるため、立上り部16における建物の外側面が打設コンクリートによって汚されることがなくなる。
さらに、打設されたコンクリートは、フーチング部18の下にも流れ込むので、PC基礎10が確実に地盤に固定される。なお、フーチング18の下からコンクリートが流れ出すのを見て、コンクリートの打設が適切に行われたか否かを判断することもできる。
また、ベース部30の周辺では、図19(b)に示すように、例えばベース部30のPC底盤22上に、立上り部16の端部底面が載置された状態を保持してコンクリート4が打設され固定されている。このように、打設されたコンクリート4は、コテ49等で平坦にならして表面処理した後、養生する。
なお、本実施形態の場合、PC基礎10(12,14)は、立上り部16とフーチング部18とが一体的に成形されて構成されているので、建築現場でフーチング全体を構築する必要がない。つまり、建築現場でフーチング部を形成する手間を省くことができる分、工期の短縮化やコスト削減を図ることができると共に、コンクリート4の打設作業を行えば、フーチング部18を地盤100に固定できる。
続いて、図20に示すように、各種接合のパターンで配置された連結部11の開口11a内にもコンクリート4を打設する。なお、ここでは、I形接合のI−1タイプで、対向配置された連結部11,11の開口11a,11aによって形成される空間内にコンクリート4を打設している状態を示している。このとき、PC基礎10の立上り部16における上端面におけるアンカーボルト61(後述する図21参照)の設置部位には、当該アンカーボルト61を配設するためのインサート部が設けられており、打設コンクリート4が万が一、はねたり、こぼれたりして塞ぐことのないように、当該インサート部をガムテープ60等によって養生しておく。
そして、コンクリート4の打設作業が終了したら、図21に示すように上記インサート部にアンカーボルト61を配設し、コンクリート4が固化した後、型枠52を取り外す。このようにして、各種PC基礎10(12,14)が根切り部20に連続的に配置され、接合(連結)されることにより、布基礎1が構築される。
以上、説明したように、本実施形態のPC基礎10によって構築される布基礎1の施工方法によれば、PC基礎10(12,14)の連結部11に配設される接合筋3が、連結部11の開口11a内における垂直方向の上下に離間した位置に配置され、各々水平方向に延在する一対の横配筋31,31と、これら一対の横配筋31,31間に配置され、当該横配筋31,31同士を垂直方向に連結する縦配筋32と、を有している。また、PC基礎10(12,14)は、連結部11に接合筋3を配置した後、当該接合筋3のうち、少なくとも一対の横配筋31,31間における上方側であって、当該上方側の横配筋31における水平方向の両端部間の位置に、開口11aを含む平面コ字形状の連結部11に対して当該連結部11の厚み方向に貫通する貫通手段33を配設するようにした。従って、連結部11に接合筋3を配置してから当該連結部11に貫通手段33を配設することができるため、PC基礎10(12,14)の連結部11に対して連結強度の強化を図る接合筋3を配置することが容易となる。
このとき、連結部11はPC基礎10(12,14)の長手方向の外方に向けた開口11aを有することによって平面コ字形状に成形されている。つまり、連結部11は従来と比して開口11aが平面コ字形状に一体で成形されている。従って、連結部11が第1部材と第2部材とをボルト締結するように別体成形された従来品と比較して部品点数を低減でき、コストを抑えることができる。しかも、一体成形されている分、ボルト締結するための作業工数も削減できる。
また、PC基礎10(12,14)は開口を含む平面コ字形状の連結部11に対し、当該連結部11の厚み方向に貫通される貫通手段33を備えているので、連結部11の開口11a内にコンクリート4を打設することによって、当該開口11aの厚み方向に生じる剪断応力に対して効果的な補強を図ることができる。
かくして、本実施形態によれば、コスト増を招くことなく、PC基礎10,10同士の連結強度を容易に強化できる。
また、本実施形態による布基礎1の施工方法によれば、フーチング部18は、立上り部16の長手方向に任意に調整可能な間隔Kを空けて配置され、かつ互いに平行する複数の支持部18a…と、立上り部16と平行に配置され、かつ複数の支持部18a…の端部同士を連結する補強材としての補助配筋材18bと、を備えている。このとき、複数の支持部18a…間に形成された間隔Kは、現場打ちコンクリート4の打設用スペースとされているので、当該間隔Kにコンクリート4を打設してフーチング部18を地盤100に強固に固定できる。
しかも、複数の支持部18a…間に形成された間隔Kは、任意に調整可能であるので、例えば標準とは異なる仕様等の間取りで建物用基礎である布基礎1を構築するような、規定寸法と比較して変更された寸法のPC基礎10(12,14)が必要となった場合においても、当該変更された寸法に対応することができるため、歩留まりを改善してコストを抑えることができる。
加えて、PC基礎10(12,14)は、立上り部16とフーチング部18とを有する形状に工場で製造されるものであり、表面が仕上げ処理されているため、特に、立上り部16は、建築現場で表面処理を行なう必要がない。また、表面のデザイン加工も可能である。
さらに、フーチング部18は、隣接する複数の支持部18a,18a間に、これら支持部18a…と平行して配置される配筋材23を備えているので、PC基礎10(12,14)の剛性や強度を向上させることができる。
このとき、配筋材23の長さが、支持部18a…よりも長尺に設定されていれば、PC基礎10(12,14)の剛性や強度を向上させることができる上に、フーチング部18における幅方向の寸法変更にも対応できる。
また、複数の支持部18a…の長さ方向両端部側に、現場打ちコンクリート4の打設時に使用される型枠52,52がそれぞれ配置されており、配筋材23の長さは、型枠52,52間の間隔と略等しく設定されているので、フーチング部18の周辺を囲むように配置された型枠52,52内に現場打ちコンクリート4を打設することにより、コンクリート4の打設量を少なくして打設作業を容易にでき、且つ型枠52が打設したコンクリート4を囲むため、養生期間中の他の作業も影響を受けることなく行なうことができ、工期の短縮およびコスト削減を図ることができる。
さらに、立上り部16の下端部はテーパ状に形成されており、複数の支持部18a…の上端部には、立上り部16の下端部のテーパ17に対応する溝部18eがそれぞれ形成されており、立上り部16のテーパ17は、複数の支持部18a…の各溝部18e…に嵌合されているので、立上り部16の下端部と、地盤100との間に所定空間を形成することができる。よって、この所定空間に打設したコンクリート4を流れ込ますことができ、フーチング部18を地盤100に対して、より一層強固に固定できることとなる。すなわち、PC基礎10(12,14)の固定強度を最大限に発揮させることができる。
しかも、立上り部16の下端部には、テーパ17が形成されているので、一方の側から打設したコンクリート4を他方の側に流れ込み易くすることができる。従って、例えば、建物の内側からコンクリート4を打設すれば、外側にもコンクリート4が流れ込むこととなり、外側からのコンクリート打設作業を省略できる。これにより、立上り部16における建物の外側面が打設したコンクリート4によって汚されることを未然に防止できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜、種々の改良および設計の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、接合筋3が上下一対の横配筋31,31と、これら一対の横配筋31,31間に設けられ、これら横配筋31,31同士を連結する一対の縦配筋32,32とによって構成する場合について図示して説明したが、本発明はこれに限られることはない。すなわち、接合筋3において、縦配筋32は横配筋31,31間に設けられていれば、1本であっても一対であっても、またはそれ以上設けられていても良い。
1…布基礎(建物用基礎構造)
10,12,14…PC基礎(建物用基礎部材)
11…連結部
11a…開口
13…突出部
16…立上り部
17…テーパ
18…フーチング部
18a…支持部
18b…補助配筋材(補強材)
18c…囲繞部
18e…溝部
19…コンクリート充填口
20…根切り部
21…敷きモルタル
22…PC底盤
23…配筋材
24a…凸部
24b…底面部
25a…天面
25b,25c…傾斜部
30…ベース部
3…接合筋(接合用の配筋材)
31…横配筋
31a…引掛部
32…縦配筋
33…貫通手段
33a…ボルト
34…貫通孔
35…穴
4…コンクリート
52…型枠

Claims (4)

  1. 建物の構築領域の地盤を連続的に掘削して形成された根切り部に、複数の建物用基礎部材を順次配列して構築される建物用基礎の施工方法において、
    前記建物用基礎部材は、
    鉛直方向に直立して建物を支持する立上り部と、
    前記立上り部の下端部から側方に突出して当該立上り部を支持するフーチング部と、を有しており、
    前記フーチング部は、
    前記立上り部の長手方向に任意に調整可能な間隔を空けて配置され、かつ互いに平行し、前記立上り部の下端から下に延出する板状の複数の支持部と、
    前記立上り部と平行に配置され、かつ前記複数の支持部の端部同士を連結する補強材と、
    隣接する前記複数の支持部間に、これら支持部と平行して配置される配筋材と、を備えており、
    前記複数の支持部と、前記補強材と、前記配筋材は一体的に設けられており、
    前記複数の支持部間に形成された前記間隔は、現場打ちコンクリートの打設用スペースとされており、
    前記複数の建物用基礎部材を、前記根切り部に順次配列し
    前記複数の支持部の長さ方向両端部側に、前記現場打ちコンクリートの打設時に使用される型枠をそれぞれ配置した後に、前記打設用スペースに、前記現場打ちコンクリートを打設することを特徴とする建物用基礎の施工方法。
  2. 請求項1に記載の建物用基礎の施工方法において、
    前記配筋材の長さは、前記支持部よりも長尺に設定されていることを特徴とする建物用基礎の施工方法。
  3. 請求項1又は2に記載の建物用基礎の施工方法において、
    前記立上り部の下端部はテーパ状に形成されており、
    前記複数の支持部の上端部には、前記立上り部の下端部の形状に対応する溝部がそれぞれ形成されており、
    前記立上り部の下端部を、前記複数の支持部の各溝部に嵌合することによって、前記立上り部の下端部と地盤との間に所定空間が形成されており、
    前記現場打ちコンクリートを打設する際に、当該現場打ちコンクリートを前記所定空間に打設することを特徴とする建物用基礎の施工方法。
  4. 請求項に記載の建物用基礎の施工方法において、
    前記配筋材は、前記複数の支持部の各溝部に嵌合した状態の前記立上り部の下端面に接する位置に配置されていることを特徴とする建物用基礎の施工方法。
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