JP6265662B2 - 基板収納容器 - Google Patents

基板収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6265662B2
JP6265662B2 JP2013184128A JP2013184128A JP6265662B2 JP 6265662 B2 JP6265662 B2 JP 6265662B2 JP 2013184128 A JP2013184128 A JP 2013184128A JP 2013184128 A JP2013184128 A JP 2013184128A JP 6265662 B2 JP6265662 B2 JP 6265662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
groove
storage container
back side
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013184128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015053329A (ja
Inventor
勝彦 加藤
勝彦 加藤
渡辺 直人
直人 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2013184128A priority Critical patent/JP6265662B2/ja
Publication of JP2015053329A publication Critical patent/JP2015053329A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6265662B2 publication Critical patent/JP6265662B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、シリコン、ガリウム砒素、サファイヤ、ガラス等からなる円形の基板を収納する基板収納容器に関し、より詳しくは、容器本体や蓋体に取り付けられて基板の周縁部を保持する基板収納容器のリテーナの保持溝及び容器本体の奥側に形成される保持溝の形態に関するものである。
近年、半導体ウェーハ基板等に代表される基板の大口径化に伴い、フロントオープンボックスタイプの基板収納容器が製造および販売されている。当該基板収納容器は、複数枚の基板を整列収納するフロントオープン型の容器本体と、当該容器本体の開口正面を開閉自在に着脱可能な蓋体とから主に構成されている。基板収納容器内に収納された基板は、容器内にて一枚ずつ支持されているが、容器に振動や衝撃が加えられることに起因して容器内で自転する場合がある。基板が容器内で自転すると、当該基板とそれを容器内で支持している支持部材との摩擦によって、磨耗粉が発生する可能性があり、基板の汚染リスクが増大する。これを防止するための一つの手段として、容器本体の奥側側壁の保持溝と、蓋体の裏面に配置されるリテーナの保持溝とによって基板の保持力を最適化する提案がなされている(特許文献1を参照)。
また、別の手段として、容器本体の側壁のうち背面側の側壁の内面に、左右一対の位置規制壁を形成し、蓋体を容器本体に取り付けたときに、リテーナの溝と位置規制壁の溝とによって基板を挟持する方法も提案されている(特許文献2を参照)。
特開2005−353898号公報 特開2002−009142号公報
上記従来から公知の基板収納容器は、基板の前方側をリテーナの保持溝により、また同基板の後方側を支持部材の奥側溝部によって保持する機構を有する。保持溝および奥側溝部は、容器本体の支持部材に支持される基板の仮想平面に対して平行に形成されている。しかし、基板が大口径化し、あるいはバックグラインドされて厚さが薄くなると、基板は、自重で撓みやすくなり、水平状態から僅かに湾曲した状態で支持部材に支持されるようになる。この結果、保持溝(および奥側溝部)と基板とは、部分的に強く接触する状態となり、保持溝(および奥側溝部)の全領域で均等に基板を保持することが難しくなり、回転し易くなる。このように、上述の保持溝および奥側溝部の形態では、基板収納容器の搬送時の振動や衝撃に伴う基板の回転を完全に抑止することは困難である。なお、蓋体と容器本体の構造を工夫して、保持溝と奥側溝部とによる基板の挟持力を高めることにより、基板の回転を抑制することは可能である。しかし、収納する基板の枚数が多いと、蓋体と容器本体との締め付け力が過度に増大してしまい、蓋体の開閉装置の負荷の増大および蓋体の変形といった問題が生じる恐れがある。このような理由から、蓋体と容器本体との締め付けを過度に増大させることなく、基板の回転をより確実に防止する要望が高まっている。
また、複数の基板が別個に回転してしまうと、基板の表面に電子回路を形成する際、基板の周縁部に切り欠かれた位置決め用のノッチを揃え直さなければならず、作業に時間を要するという問題もある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたもので、基板の外径がより大きくあるいはその厚さがより薄くなっても、基板を安全に保護し、基板の回転による磨耗粉の発生を抑制し、かつ基板を容易に整列できる基板収納容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一形態は、基板を収納する少なくとも一方を開口した容器本体と、その容器本体の開口部を開閉自在に着脱可能な蓋体とを備える基板収納容器であって、容器本体には、対向する一対の内側壁にそれぞれ形成され基板を支持する支持部材と、開口部と対向する側に形成され奥側溝部を備えたストッパー壁面とを備え、支持部材によって基板を支持する仮想平面が形成され、蓋体には、開口部側の基板の周縁に接触するリテーナを備え、さらに、リテーナには、複数の基板に接触する弾性片と、弾性片に形成される保持溝とを備え、容器本体に蓋体を固定したときに、基板のそれぞれが保持溝と奥側溝部とによって保持され、その保持の状態にて仮想平面を形成し、保持溝および奥側溝部の少なくともいずれか一方が仮想平面に対して傾斜あるいは湾曲して形成されている基板収納容器である。
本発明の別の形態は、さらに、容器本体に蓋体を取り付けて固定したときに、基板が保持溝と奥側溝部とによって保持されかつ支持部材から離れるように、保持溝と奥側溝部と支持部材とを形成している基板収納容器である。
本発明の別の形態は、また、保持溝および奥側溝部の少なくとも一方の傾斜あるいは湾曲方向を、蓋体が取り除かれた状態の容器本体の支持部材に支持された基板の撓み方向と同じ方向とする基板収納容器である。
本発明の別の形態は、また、保持溝および奥側溝部の少なくとも一方の傾斜あるいは湾曲方向を、蓋体が取り除かれた状態の容器本体の支持部材に支持された基板の撓み方向と逆方向とする基板収納容器である。
本発明の別の形態は、また、保持溝と奥側溝部とはそれぞれ一対形成されていて、一対の保持溝および一対の奥側溝部の少なくともいずれか一方を、それらの傾斜あるいは湾曲方向が容器本体に収納される基板の中心を通り基板の挿入方向と平行な中心線に対して線対称になるように形成した基板収納容器である。
本発明の別の形態は、また、保持溝と奥側溝部とはそれぞれ一対形成されていて、一対の保持溝および一対の奥側溝部の少なくともいずれか一方を、それらの傾斜あるいは湾曲方向が容器本体に収納される基板の中心を通り基板の挿入方向と平行な中心線に対して非対称になるように形成した基板収納容器である。
本発明によれば、基板の外径がより大きくあるいはその厚さがより薄くなっても、基板を安全に保護し、基板の回転による磨耗粉の発生を抑制し、かつ基板を容易に整列できる基板収納容器を提供することができる。
図1は、第一実施形態に係る基板収納容器の展開斜視図を示す。 図2は、図1の基板収納容器を組み立てた状態の主要斜視図を示す。 図3は、図2の基板収納容器を垂直方向(A−A線断面)にて切断した断面図を示す。 図4は、図2の基板収納容器を水平方向(B−B線断面)にて切断した断面図を示す。 図5は、図1の蓋体の裏面図を示す。 図6は、図3の容器本体の奥側溝部の部分拡大断面図を示す。 図7は、図5の蓋体に取り付けられるリテーナの拡大正面図を示す。 図8は、図4に示すリテーナの保持溝によって基板の蓋体側を保持する状況を示す。 図9は、図8の矢印方向に見たリテーナの保持溝および基板の仮想平面を示す。 図10は、図8の矢印方向に見て、基板が自重によって下方に撓んだ際にその基板が保持溝により保持される状況を示す。 図11は、第二実施形態に係る基板収納容器の弾性片であって図8の矢印方向と同方向に見たリテーナの保持溝と、基板の仮想平面とを示す。 図12は、第二実施形態における基板収納容器において、図8の矢印方向と同方向に見てその基板が保持溝により保持される状況を示す。 図13は、第三実施形態に係る基板収納容器の弾性片であって図8の矢印方向と同方向に見たリテーナの保持溝と、基板の仮想平面とを示す。 図14は、第三実施形態における基板収納容器において、図8の矢印方向と同方向に見てその基板が保持溝により保持される状況を示す。 図15は、第四実施形態に係る基板収納容器の蓋部から見た奥側溝部と、基板の仮想平面とを示す。 図16は、第五実施形態に係る基板収納容器の蓋部から見た奥側溝部と、基板の仮想平面とを示す。 図17は、第六実施形態に係る基板収納容器の蓋部から見た奥側溝部と、基板の仮想平面とを示す。
次に、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第一実施形態>
図1は、第一実施形態に係る基板収納容器の展開斜視図を示す。図2は、図1の基板収納容器を組み立てた状態の主要斜視図を示す。図3は、図2の基板収納容器を垂直方向(A−A線断面)にて切断した断面図を示す。図4は、図2の基板収納容器を水平方向(B−B線断面)にて切断した断面図を示す。図5は、図1の蓋体の裏面図を示す。
第一実施形態に係る基板収納容器1は、基板Wを収納する少なくとも一方を開口した容器本体2と、その容器本体2の開口部5を開閉自在に着脱可能な蓋体3と、を備える。開口部5は、左側壁、右側壁、上面壁、下面壁からそれぞれ拡開するように突出形成されていて、その内周縁に蓋体3を収納可能な形態を有する。開口部5は、その内周縁において対向する上下縁に、蓋体3を係止するための複数の係止凹部6を各一対備える。容器本体2は、その外壁に、基板収納容器1を搬送するためのロボティックフランジ7、マニュアルハンドル8、サイドレール9といった搬送部品を備える。また、容器本体2は、その底面に、ボトムプレート10を備える。ボトムプレート10は、基板収納容器1の位置決めおよびセンシングなどに利用される。
容器本体2は、左右の内側壁のそれぞれに、基板Wを略水平に支持する支持部材11を備える。容器本体2内の左右の内側壁は、それぞれの高さ方向に、支持部材11を複数段備える。支持部材11は、棚状に形成されていて、その開口部5側に、基板Wの開口方向への移動を規制するための段差11aを有する。また、支持部材11は、開口部5と反対方向となる奥側に、基板Wの奥側への移動を規制するためのストッパー壁面12を有する。ストッパー壁面12は、縦断面V字形状に2つの傾斜面から形成される奥側溝部12a,12dを有する。このため、支持部材11上に支持された基板Wは、奥側溝部12aの下側傾斜面12bと、奥側溝部12dの下側傾斜面12eとにより、位置が規制される。したがって、蓋体3を容器本体2に取り付けた際に、基板Wは、後述するリテーナ4の保持溝18a、18b(以後、総称して、「保持溝18」とも称する)と、支持部材11の奥側溝部12a,12dの最深部との間で保持される。支持部材11の基板支持領域には、基板Wと支持部材11との接触面積を低減するための突起を形成するのが好ましい。
図6は、図3の容器本体の奥側溝部の部分拡大断面図を示す。
左右一対の支持部材11の内の一方の支持部材11のストッパー壁面12は、V字形状に形成される上側傾斜面12cおよび下側傾斜面12bを備える。同様に、左右一対の支持部材11の内の他方の支持部材11のストッパー壁面12は、V字形状に形成される上側傾斜面12fおよび下側傾斜面12eを備える。ストッパー壁面12は、後述する蓋体3のリテーナ4の保持溝18とそれぞれ向き合うように配置されている。蓋体3を容器本体2に固定した際、支持部材11に支持された基板Wの開口側先端は、保持溝18の下側の傾斜面と接触して、徐々に奥側へと押される。この結果、基板Wとその奥側の奥側溝部12a,12dとの接触部は、下側傾斜面12b,12eを上方へと移動する。このように、蓋体3を容器本体2に取り付けた際には、基板Wは、リテーナ4の保持溝18a,18bの最深部と、奥側溝部12a,12dの最深部との間で、支持部材11から持ち上げられ、保持される。すなわち、容器本体2に蓋体3を取り付けて固定したときには、基板Wが保持溝18a,18bと奥側溝部12a,12dとによって保持され、かつ支持部材11から離れるように、保持溝18a,18bと、奥側溝部12a,12dと、支持部材11とが形成されている。容器本体2に蓋体3を取り付けて固定した際、上側傾斜面12c,12fは、それらの最深部から上方への基板Wの移動を規制する。
蓋体3は、容器本体2と向き合う面(裏面)に、基板Wを保持するリテーナ4を備える。リテーナ4は、開口部5側に位置する基板Wの周縁に接触可能な構成部である。蓋体3は、その側壁または裏面に、シール形成用のガスケット13を備える。また、蓋体3は、その内部に、一対の施錠機構14を備える。施錠機構14は、蓋体3に軸止されて、外部から回転操作可能な回転体14aと、これに連動して上下方向の直線運動を行うラッチバー14bと、ラッチバー14bの先端の係止爪14cとを備える。係止爪14cが蓋体3の側壁にある貫通穴15から突出して容器本体2の係止凹部6に係止されることにより、蓋体3を容器本体2に固定することができる。
図7は、図5の蓋体に取り付けられるリテーナの拡大正面図を示す。
リテーナ4は、略矩形の枠体部16と、枠体部16から内側に突出する複数対の弾性片17を備える。各弾性片17は、基板Wを保持するための保持溝18を有する。枠体部16は、蓋体3に位置決めされて、蓋体3に設けられるリテーナ固定部と係合することにより、蓋体3に固定される。保持溝18は、容器本体2の内部から蓋体3の裏面に向かって見たときに、断面V字状または断面U字状の溝であり、最深部若しくは最深部近傍にて基板Wを保持可能である。容器本体2から蓋体3を取り外すときには、基板Wは、その開口側端部がリテーナ4の保持溝18a,18bから引き離され、続いて、その奥側の接触端部が奥側溝部12a,12dの下側傾斜面12c,12eから滑り落ちて、再び支持部材11に当接して、支持部材11上に支持される。
図8は、図4に示すリテーナの保持溝によって基板の蓋体側を保持する状況を示す。図9は、図8の矢印方向に見たリテーナの保持溝および基板の仮想平面を示す。
図7及び図9に示すように、リテーナ4の弾性片17は、その先端に保持溝18を備える。容器本体2に蓋体3を固定したときに、基板Wのそれぞれは、保持溝18a,18bと奥側溝部12a,12dとによって保持され、その保持の状態にて仮想平面Vを形成する。仮想平面Vは、水平面であっても水平から傾斜した傾斜面であっても良い。保持溝18a,18bは、仮想平面Vに対して傾斜するように形成されている。この実施形態では、保持溝18は、互いに対向近接状態のリテーナ4の2本の弾性片17間に向かって鋭角θにて下方傾斜する。なお、保持溝18a,18bは、直線状に下方傾斜する他、角度を徐々に変えながら湾曲していても良い。このため、保持溝18a,18bに挟まれた基板Wは、保持溝18a,18bから矢印Fの方向の力を受ける(図9を参照)。すなわち、基板Wの各保持溝18a,18bに挟まれた領域は、互いに上下反対方向から力Fを受けて挟持された状態になる。
図10は、図8の矢印方向に見て、基板が自重によって下方に撓んだ際にその基板が保持溝により保持される状況を示す。
支持部材11上に支持された基板Wは、自重によって、その中央部分を最下点とするように撓む。保持溝18a,18bの傾斜あるいは湾曲方向は、蓋体3が取り除かれた状態の容器本体2の支持部材11に支持された基板Wの撓み方向と同じ方向である。ここで、「同じ方向」とは、傾斜角度あるいは湾曲の軌道が完全一致する場合に限定されず、右上がりか、右下がりかという2パターンに大別して同じパターンで有れば同じ方向であるというように広義に解釈される。以下の実施形態でも同様である。このように、保持溝18a,18bを基板Wの撓みを考慮した角度に傾斜あるいは湾曲させておくと、基板収納容器1がロボティックフランジ7を上にした状態において、基板Wは保持溝18a,18bの全域に亘って均一の力で保持でき、容器本体2に振動や衝撃が加わった際に、基板Wが回転するのをより効果的に防止できる。一方、基板収納容器1を運搬する際には、ロボティックフランジ7は垂直方向上方ではなく、横方向になる。この状態では、重力方向が基板Wの径方向になるため、基板Wは、その中央部分を最下点として撓むことはない。よって、運搬時には、基板Wは、保持溝18a,18bによって、図9中の矢印Fの力を受けて挟持されることになる。したがって、運搬時において、基板Wの回転をより効果的に防止できる。
なお、この実施形態では、保持溝18a,18bを仮想平面Vに対して傾斜させているが、奥側溝部12a,12dのみを、あるいは保持溝18a,18bと奥側溝部12a,12dの両方を、仮想平面Vに対して傾斜あるいは湾曲させても良い。すなわち、保持溝18a,18bと奥側溝部12a,12dとをそれぞれ一対形成し、当該一対の保持溝18a,18bおよび当該一対の奥側溝部12a,12dの少なくともいずれか一方を、それらの傾斜あるいは湾曲方向が容器本体2に収納される基板Wの中心を通り基板Wの挿入方向と平行な中心線に対して線対称になるように形成することができる。
<第二実施形態>
次に、基板収納容器の第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と共通する部分については、同じ符号にて示すこととし、その説明を省略する。
図11は、第二実施形態に係る基板収納容器の弾性片であって図8の矢印方向と同方向に見たリテーナの保持溝と、基板の仮想平面とを示す。図12は、第二実施形態における基板収納容器において、図8の矢印方向と同方向に見てその基板が保持溝により保持される状況を示す。
図11に示すように、リテーナ4の各段に存在する2本の弾性片17は、基板Wの中央側に向かって仮想平面Vに対して鋭角θにて上方傾斜する保持溝19a,19bを備える。すなわち、保持溝19a,19bは、容器本体2の内部から蓋体3の裏面に向かって見たときに、逆V字形状を有する。なお、保持溝19a,19bは、直線状に上方傾斜する他、角度を徐々に変えながら湾曲していても良い。このため、図12に示すように、保持溝19a,19bに挟まれた基板Wは、保持溝19a,19bから矢印Fの方向の力を受ける。すなわち、基板Wの各保持溝19a,19bに挟まれた領域は、互いに上下反対方向から力Fを受けて、挟持された状態になる。ここで、保持溝19a,19bは、容器本体2から蓋体3を取り除いて支持部材11が基板Wを支持した状態の撓みが、中央側が高く、外側が低くなる場合に好適なものである。このように、保持溝19a,19bの傾斜方向は、蓋体3が取り除かれた状態の容器本体2の支持部材11に支持された基板Wの撓み方向と同じ方向であり、基板Wの撓みと近似するように中央側が高く、外側が低くなるように傾斜(または湾曲)するように形成されている。したがって、基板Wがその中央部分を高くするように撓んでいる状態において、基板Wは保持溝19a,19bの全域に亘って均一の力で保持できるので、容器本体2に振動や衝撃が加わった時に基板Wが回転するのをより効果的に防止できる。
なお、変形例として、支持部材11上に基板Wを支持した状態の撓みが、第一実施形態のように、中央側が低く、外側が高くなる場合には、保持溝19a,19bの傾斜方向は、その基板Wの撓み方向と逆方向となる。このような場合、基板Wは保持溝19a,19bによって部分的に挟持されるが、容器本体2に振動や衝撃が加わった時に基板Wが回転するのを効果的に防止できる。さらに、第一実施形態と同様、基板収納容器1を運搬する際には、ロボティックフランジ7は垂直方向上方ではなく、横方向になる。よって、運搬時には、基板Wは、保持溝19a,19bによって、図11中の矢印Fの力を受けて挟持されることになる。したがって、運搬時において、基板Wの回転をより効果的に防止できる。
なお、この実施形態では、保持溝19a,19bを仮想平面Vに対して傾斜させているが、奥側溝部12a,12dのみを、あるいは保持溝19a,19bと奥側溝部12a,12dの両方を、仮想平面Vに対して傾斜あるいは湾曲させても良い。すなわち、保持溝19a,19bと奥側溝部12a,12dとをそれぞれ一対形成し、当該一対の保持溝19a,19bおよび当該一対の奥側溝部12a,12dの少なくともいずれか一方を、それらの傾斜あるいは湾曲方向が容器本体2に収納される基板Wの中心を通り基板Wの挿入方向と平行な中心線に対して線対称になるように形成することができる。
<第三実施形態>
次に、基板収納容器の第三実施形態について説明する。第三実施形態において、第一実施形態と共通する部分については、同じ符号にて示すこととし、その説明を省略する。
図13は、第三実施形態に係る基板収納容器の弾性片であって図8の矢印方向と同方向に見たリテーナの保持溝と、基板の仮想平面とを示す。図14は、第三実施形態における基板収納容器において、図8の矢印方向と同方向に見てその基板が保持溝により保持される状況を示す。
図13に示すように、リテーナ4の各段に存在する弾性片17は、互いに同じ方向に仮想平面Vに対して鋭角θにて傾斜する保持溝20a,20bを備える。具体的には、保持溝20aは、基板Wの中央側、すなわち、保持溝20aと保持溝20bとの間に向かって下方傾斜する。一方、保持溝20bは、基板Wの外縁に向かって下方傾斜する。すなわち、一対の保持溝20a,20bは、同じ方向に傾斜するように、基板Wの中心線に対して左右非対称形に設けられている。この場合、図14に示すように、基板Wは、保持溝20a,20bの形状に沿う形で矯正されて保持される。基板Wは、保持溝20a,20bによる保持部分において、図13中の矢印Fの力を受ける。基板Wが保持溝20a,20bにより矯正されて保持されることで、基板Wに撓みと逆方向に矯正される変曲点が生じて、撓みを抑制することができる。すなわち、一方の保持溝20aに保持される基板Wがある方向に撓もうとしても、他方の保持溝20bが基板Wをその逆方向に持ち上げるように保持しているので、撓む力が相殺される。このため、基板Wを保持溝20a,20b全域で保持でき、基板Wが回転するのを効果的に防止できる。この例では、左右一対の保持溝20a,20bの高さを同一とせずに高低差を設けておく方が、基板Wに過度のストレスを与えずに保持できる点で、より好ましい。
なお、この実施形態では、保持溝20a,20bを仮想平面Vに対して傾斜させているが、奥側溝部12a,12dのみを、あるいは保持溝20a,20bと奥側溝部12a,12dの両方を、仮想平面Vに対して傾斜あるいは湾曲させても良い。すなわち、保持溝20a,20bと奥側溝部12a,12dとをそれぞれ一対形成し、当該一対の保持溝20a,20bおよび当該一対の奥側溝部12a,12dの少なくともいずれか一方を、それらの傾斜あるいは湾曲方向が容器本体2に収納される基板Wの中心を通り基板Wの挿入方向と平行な中心線に対して非対称になるように形成することができる。
<第四実施形態>
次に、基板収納容器の第四実施形態について説明する。第四実施形態において、第一実施形態と共通する部分については、同じ符号にて示すこととし、その説明を省略する。
図15は、第四実施形態に係る基板収納容器の蓋部から見た奥側溝部と、基板の仮想平面とを示す。
この実施形態では、奥側溝部21a,21dは、第一実施形態の保持溝18a,18bと同様に、基板Wの中央に向かって仮想平面Vに対して鋭角θにて下方傾斜または湾曲するように形成されている。すなわち、奥側溝部21a,21dは、容器本体2から蓋体3を取り除いて支持部材11が基板Wを支持した状態の奥側の撓みが、中央側が低く、外側が高くなる場合に好適なものであって、基板Wの撓みと近似するように中央側が外側よりも低くなるように傾斜または湾曲するように形成されている。
このように、奥側溝部21a,21dを基板Wの撓みを考慮した角度に傾斜または湾曲させると、基板収納容器1がロボティックフランジ7を上にした状態において、基板Wは奥側溝部21a,21dの全域に亘って均一の力で保持でき、容器本体2に振動や衝撃が加わった時に基板Wが回転するのを効果的に防止できる。一方、基板収納容器1を運搬する際には、ロボティックフランジ7は垂直方向上方ではなく、横方向になる。この状態では、重力方向が基板Wの径方向になるため、基板Wは、その中央部分を最下点として撓むことはない。よって、運搬時には、基板Wは、奥側溝部21a,21dによって、図15中の矢印Fの力を受けて挟持されることになる。したがって、運搬時において、基板Wの回転をより効果的に防止できる。
なお、この実施形態では、奥側溝部21a,21dを仮想平面Vに対して傾斜させているが、保持溝18a,18b、保持溝19a,19b若しくは保持溝20a,20b(以後、「保持溝18a,18b等」という)と奥側溝部21a,21dの両方を、仮想平面Vに対して傾斜あるいは湾曲させても良い。すなわち、保持溝18a,18b等と奥側溝部21a,21dとをそれぞれ一対形成し、当該一対の保持溝18a,18b等および当該一対の奥側溝部21a,21dの少なくともいずれか一方を、それらの傾斜あるいは湾曲方向が容器本体2に収納される基板Wの中心を通り基板Wの挿入方向と平行な中心線に対して線対称になるように形成することができる。
<第五実施形態>
次に、基板収納容器の第五実施形態について説明する。第五実施形態において、第一実施形態と共通する部分については、同じ符号にて示すこととし、その説明を省略する。
図16は、第五実施形態に係る基板収納容器の蓋部から見た奥側溝部と、基板の仮想平面とを示す。
この実施形態では、奥側溝部22a,22dは、第四実施形態の奥側溝部21a,21dと反対側、すなわち、基板Wの中央に向かって仮想平面Vに対して鋭角θにて上方傾斜するように形成されている。すなわち、奥側溝部22a,22dは、容器本体2から蓋体3を取り除いて支持部材11が基板Wを支持した状態の奥側の撓みが、中央側が高く、外側が低くなる場合に好適なものであって、基板Wの撓みと近似するように中央側が外側よりも高くなるように傾斜して形成されている。
このように、奥側溝部22a,22dを基板Wの撓みを考慮した角度に傾斜させると、基板収納容器1がロボティックフランジ7を上にした状態において、基板Wは奥側溝部22a,22dの全域に亘って均一の力で保持でき、容器本体2に振動や衝撃が加わった時に基板Wが回転するのを効果的に防止できる。一方、基板収納容器1を運搬する際には、ロボティックフランジ7は垂直方向上方ではなく、横方向になる。この状態では、重力方向が基板Wの径方向になる。よって、運搬時には、基板Wは、奥側溝部22a,22dによって、図16中の矢印Fの力を受けて挟持されることになり、その結果、基板Wの回転を効果的に防止できる。
なお、この実施形態では、奥側溝部22a,22dを仮想平面Vに対して傾斜させているが、保持溝18a,18b等と奥側溝部22a,22dの両方を、仮想平面Vに対して傾斜あるいは湾曲させても良い。すなわち、保持溝18a,18b等と奥側溝部22a,22dとをそれぞれ一対形成し、当該一対の保持溝18a,18b等および当該一対の奥側溝部22a,22dの少なくともいずれか一方を、それらの傾斜あるいは湾曲方向が容器本体2に収納される基板Wの中心を通り基板Wの挿入方向と平行な中心線に対して線対称になるように形成することができる。
<第六実施形態>
次に、基板収納容器の第六実施形態について説明する。第六実施形態において、第一実施形態と共通する部分については、同じ符号にて示すこととし、その説明を省略する。
図17は、第六実施形態に係る基板収納容器の蓋部から見た奥側溝部と、基板の仮想平面とを示す。
図17に示すように、奥側溝部23a,23dは、互いに同じ方向に仮想平面Vに対して鋭角θにて傾斜する。具体的には、奥側溝部23aは、基板Wの中央側、すなわち、奥側溝部23aと奥側溝部23dとの間に向かって下方傾斜する。奥側溝部23dは、基板Wの外縁に向かって下方傾斜する。すなわち、一対の奥側溝部23a,23dは、同じ方向に傾斜するように、基板Wの中心線に対して左右非対称形に設けられている。この場合、基板Wは、奥側溝部23a,23dの形状に沿う形で矯正されて保持される。基板Wは、奥側溝部23a,23dによる保持部分において、図17中の矢印Fの力を受ける。基板Wが奥側溝部23a,23dにより矯正されて保持されることで、基板Wに撓みと逆方向に矯正される変曲点が生じて、撓みを抑制することができる。すなわち、一方の奥側溝部23aに保持される基板Wがある方向に撓もうとしても、他方の奥側溝部23dが基板Wをその逆方向に持ち上げるように保持しているので、撓む力が相殺される。このため、基板Wを奥側溝部23a,23d全域で保持でき、基板Wが回転するのを効果的に防止できる。この例では、左右一対の奥側溝部23a,23dの高さを同一とせずに高低差を設けておく方が、基板Wに過度のストレスを与えずに保持できる点で、より好ましい。
なお、この実施形態では、奥側溝部23a,23dを仮想平面Vに対して傾斜させているが、保持溝18a,18b等と奥側溝部23a,23dの両方を、仮想平面Vに対して傾斜あるいは湾曲させても良い。すなわち、保持溝18a,18b等と奥側溝部23a,23dとをそれぞれ一対形成し、当該一対の保持溝18a,18b等および当該一対の奥側溝部23a,23dの少なくともいずれか一方を、それらの傾斜あるいは湾曲方向が容器本体2に収納される基板Wの中心を通り基板Wの挿入方向と平行な中心線に対して非対称になるように形成することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述の各実施形態に限定されず、以下のように種々変形して実施することができる。
上記第一実施形態では、奥側溝部12a,12dとリテーナ4の保持溝18a,18bの各最深部の高さが支持部材11の上面の高さよりも上面に位置するようにし、これら12a,12d,18a,18bの間で基板Wを支持部材11から持ち上げる形態の基板収納容器1について説明したが、これに限らず、リテーナ4の保持溝18a,18bの各最深部のみが支持部材11の上面の高さよりも上面に位置させ、基板Wの開口側5の端部のみを持ち上げて保持する構造を採用しても良い。また、リテーナ4の保持溝18a,18bおよび奥側溝部12a,12dの各最深部が支持部材11の上面の高さ位置とほぼ等しくなるようにして、基板Wを支持部材11上で支持する構造を採用しても良い。また、奥側溝部12a,12dは、容器本体2とは別部材として形成され、容器本体2に取り付けられ、あるいは一体化されても良い。これらの変形例は、第一実施形態以外の実施形態においても同様に採用可能である。
上述の各実施形態では、例示的なリテーナ4の構造を示しているが、枠体部16から伸びる弾性片17が、片持ち梁構造に限らず、弾性片17の中央部で連結された両持ち梁構造を有するものでも良い。また、保持溝18も、各段の弾性片17に2個ずつ形成される場合に限定されず、各段の弾性片17に1個のみあるいは合計3個以上形成されていても良い。同様に、ストッパー壁面12の各段に2個の奥側溝部12a,12d(以後、奥側溝部12a等という)を備えている場合に限定されず、1個のみあるいは合計3個以上の奥側溝部12a等を備えるようにしても良い。また、保持溝18a,18b等の個数および奥側溝部12a等の個数によらず、保持溝18a,18b等および奥側溝部12aの内の少なくとも1つについて、仮想平面Vに対して溝を傾斜あるいは湾曲させるようにすれば良く、保持溝18a,18b等および奥側溝部12aの全ての溝を傾斜あるいは湾曲させなくても良い。
また、上述の各実施形態の各構成部位は、互いに組み合わせられる範囲において、互いに組み合わせても良い。例えば、保持溝18a,18bと奥側溝部22a,22dとを組み合わせ、あるいは保持溝18a,18bと奥側溝部23a,23dとを組み合わせても良い。
本発明は、半導体ウェーハやガラス基板等の円形の基板を収納する基板収納容器に用いることができる。
1 基板収納容器
2 容器本体
3 蓋体
4 リテーナ
5 開口部
11 支持部材
12 ストッパー壁面
12a,12d,21a,21d,22a,22d,23a,23d 奥側溝部
17 弾性片
18(18a,18b),19a,19b,20a,20b 保持溝
W 基板
V 仮想平面

Claims (6)

  1. 基板を収納する少なくとも一方を開口した容器本体と、その容器本体の開口部を開閉自在に着脱可能な蓋体と、を備える基板収納容器であって、
    上記容器本体は、
    対向する一対の内側壁にそれぞれ形成され、上記基板を支持する支持部材と、
    上記開口部と対向する側に形成され、奥側溝部を備えたストッパー壁面と、
    を有し、
    上記蓋体は、上記開口部側の上記基板の周縁に接触するリテーナを有し、
    上記リテーナは、
    複数の上記基板に接触する弾性片と、
    上記弾性片に形成される保持溝と、
    を有し、
    上記容器本体に上記蓋体を固定したときに、上記基板のそれぞれは、上記保持溝と上記奥側溝部とによって保持され、その保持の状態にて仮想平面を形成し、
    上記保持溝および上記奥側溝部の少なくともいずれか一方は、上記容器本体に上記蓋体を固定したときに上記基板を挟んだ領域において上下反対方向から上記基板に対して力を及ぼして挟持可能に上記仮想平面に対して傾斜あるいは湾曲して形成されていることを特徴とする基板収納容器。
  2. 前記容器本体に前記蓋体を取り付けて固定したときに、前記基板が前記保持溝と前記奥側溝部とによって保持されかつ前記支持部材から離れるように、前記保持溝と、前記奥側溝部と、前記支持部材とを形成していることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記保持溝および前記奥側溝部の少なくとも一方の傾斜あるいは湾曲方向は、前記蓋体が取り除かれた状態の前記容器本体の前記支持部材に支持された前記基板の撓み方向と同じ方向であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板収納容器。
  4. 前記保持溝および前記奥側溝部の少なくとも一方の傾斜あるいは湾曲方向は、前記蓋体が取り除かれた状態の前記容器本体の前記支持部材に支持された前記基板の撓み方向と逆方向であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板収納容器。
  5. 前記保持溝と前記奥側溝部とはそれぞれ一対形成されていて、一対の前記保持溝および一対の前記奥側溝部の少なくともいずれか一方は、それらの傾斜あるいは湾曲方向が前記容器本体に収納される前記基板の中心を通り前記基板の挿入方向と平行な中心線に対して線対称になるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板収納容器。
  6. 前記保持溝と前記奥側溝部とはそれぞれ一対形成されていて、一対の前記保持溝および一対の前記奥側溝部の少なくともいずれか一方は、それらの傾斜あるいは湾曲方向が前記容器本体に収納される前記基板の中心を通り前記基板の挿入方向と平行な中心線に対して非対称になるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板収納容器。
JP2013184128A 2013-09-05 2013-09-05 基板収納容器 Active JP6265662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013184128A JP6265662B2 (ja) 2013-09-05 2013-09-05 基板収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013184128A JP6265662B2 (ja) 2013-09-05 2013-09-05 基板収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015053329A JP2015053329A (ja) 2015-03-19
JP6265662B2 true JP6265662B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=52702160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013184128A Active JP6265662B2 (ja) 2013-09-05 2013-09-05 基板収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6265662B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6509103B2 (ja) * 2015-12-17 2019-05-08 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法、基板処理装置、及び基板処理システム
IT201700069793A1 (it) 2017-06-22 2018-12-22 Taco Italia S R L Circolatore di fluido con dissipatore di calore
JP6685445B2 (ja) * 2019-04-01 2020-04-22 東京エレクトロン株式会社 基板整列装置、基板処理装置、基板整列方法、基板処理方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4412235B2 (ja) * 2005-05-25 2010-02-10 信越ポリマー株式会社 基板収納容器
JP2011108715A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015053329A (ja) 2015-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5253410B2 (ja) リテーナ及び基板収納容器
TWI438855B (zh) A retainer and a substrate storage container including a retainer
KR101165611B1 (ko) 기판수납용기
JP6190726B2 (ja) 基板収納容器
JP6177248B2 (ja) 基板収納容器
JP6265662B2 (ja) 基板収納容器
CN107431036B (zh) 基板收纳容器
US10475680B2 (en) Wafer shipping box and a lower retaining member thereof
WO2014080454A1 (ja) 基板収納容器
US20100025288A1 (en) Wafer container with constraints
TW201502044A (zh) 基板收納容器
JP5946539B2 (ja) 基板収納容器
JP4965472B2 (ja) 処理治具用の収納容器
US20100108565A1 (en) Wafer container having the snap-fitting restraint module
JP6442936B2 (ja) カバー開閉構造
JP6162803B2 (ja) 基板収納容器
JP2011253960A (ja) 基板収納容器
WO2021234808A1 (ja) 基板収納容器
KR101408669B1 (ko) 박판 수납용기
TWI431716B (zh) A storage box for handling jigs
WO2014136247A1 (ja) 基板収納容器
KR102605057B1 (ko) 기판 수납 용기
JP4461325B2 (ja) ウエハ搬送容器
JP4668053B2 (ja) リテーナ及び基板収納容器
US20240038561A1 (en) Substrate Storage Container

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6265662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250