JP6264817B2 - 電気デバイスのセパレータ接合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気デバイスのセパレータ接合装置に関する。
従来から、リチウムイオン二次電池のような電池は、充放電が行われる発電要素を外装材によって封止して構成している。発電要素は、例えば、正極を一対のセパレータで挟持して形成した袋詰電極と、負極とを交互に複数積層して構成している。袋詰電極は、その両端を接合して正極の移動を抑制することによって、セパレータを介して隣り合う負極との短絡を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−320636号公報
上記二次電池などの電気デバイスは、高出力、高密度化が要求されるため、一枚あたりのセパレータや電極は薄くなる傾向が高い。また、電極を挟持するセパレータは吸着ドラムにより保持された状態で突き合せられて接合される場合があるが、セパレータが薄く形成されているために接合の際に皴が発生する、といった問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、一対のセパレータを突き合せて接合する際に発生する皴を防止する電気デバイスのセパレータ接合装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明は、上記目的を達成する本発明は、電極を挟持する一対のセパレータを互いに接合する電気デバイスのセパレータ接合装置であって、吸着力の切り換えが可能な吸着ドラムによってセパレータの各々を保持しながら搬送するセパレータ搬送部と、搬送された一対のセパレータ同士を当接させる当接部と、を有する。本発明において当接部は、吸着ドラムによる吸着力が解除された位置よりもセパレータの搬送方向下流においてセパレータを挟持する。当接部は、セパレータとの接触面に滑りを防止する滑り止め部を有し、滑り止め部は、接触面に施された滑り止めの摩擦係数を高くする表面処理、または接触面に設けられた高摩擦係数のゴム部材によって構成されることを特徴とする。
本発明における電気デバイスのセパレータ接合装置によれば、当接部を吸着ドラムによる吸着力が解除された位置よりもセパレータの搬送方向における下流においてセパレータを挟持するように構成している。そのため、吸着ドラムによる吸引力と当接部によるセパレータの挟持力が同時にかかることがなく、これによってセパレータに皴が発生する事を防止でき、電気デバイスの品質低下を防止できる。さらに、当接部は、滑り止めの摩擦係数を高くする表面処理や高摩擦係数のゴム部材自体の材料特性によってセパレータとの接触面との滑りを防止する滑り止め部を有するように構成している。このように構成することによって、当接部における接触面が小さくても挟持力を大きくすることができる。
本発明の一実施形態に係る電気デバイス(袋詰電極)を用いて構成したリチウムイオン二次電池を示す斜視図である。 図1のリチウムイオン二次電池を各構成部材に分解して示す分解斜視図である。 図1の袋詰電極の両面に負極をそれぞれ積層した状態を示す斜視図である。 図3の構成を図3中に示す4−4線に沿って示す部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る電気デバイスのセパレータ接合装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電気デバイスのセパレータ接合装置を示す部分断面図である。 図5Aのセパレータ保持部とセパレータ接合部とセパレータ搬送追随部と袋詰電極搬送部とを示す斜視図である。 図5Aのセパレータ接合部を示す斜視図である。 図5Aのセパレータ接合部によって一対のセラミックセパレータを接合する直前の状態を模式的に示す部分断面図である。 図8の状態における一対のセラミックセパレータを搬送方向に沿った側面から示す写真である。 図5Aのセパレータ接合部によって一対のセラミックセパレータを接合した直後の状態を模式的に示す部分断面図である。 図10の状態における一対のセラミックセパレータを搬送方向に沿った側面から示す写真である。 図5Aのセパレータ接合部のホーンの様々な形態を示す斜視図である。 実施形態の変形例に係る電気デバイスのセパレータ接合装置において、セパレータ保持部とセパレータ接合部とセパレータ搬送追随部と袋詰電極搬送部とを示す斜視図である。 図13のセパレータ保持部とセパレータ接合部の作動を示す断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。図1〜図16の全ての図において、X、Y、およびZで表す矢印を用いて、方位を示している。Xで表す矢印の方向は、セラミックセパレータ40や正極20等の搬送方向Xを示している。Yで表す矢印の方向は、セラミックセパレータ40や正極20等の搬送方向と交差した方向Yを示している。Zで表す矢印の方向は、セラミックセパレータ40や正極20等の積層方向Zを示している。
セパレータ接合装置100によって接合して形成する電気デバイスは、図1〜図4に示すように、例えばリチウムイオン二次電池10の袋詰電極11に相当する。リチウムイオン二次電池10は、充放電が行われる発電要素12を外装材50で封止して構成している。発電要素12は、正極20を一対のセラミックセパレータ40で挟持して接合した袋詰電極11と、負極30とを交互に積層して構成している。リチウムイオン二次電池10が振動したり衝撃を受けたりしても、一対のセラミックセパレータ40の両端に形成した接合部40hによって正極20の移動を抑制することによって、セラミックセパレータ40を介して隣り合う正極20と負極30との短絡を防止する。接合部40hは、セラミックス層42同士を対面させた状態で、ポリプロピレン層41同士を部分的に溶融させつつ、溶融するポリプロピレン層41に隣接するセラミックス層42を周囲の領域に移動させて粗にし、対面したポリプロピレン層41同士を溶着させて形成している。
セパレータ接合装置100は、図5A〜図7等に示している。セパレータ接合装置100は、電気デバイス(リチウムイオン二次電池10の袋詰電極11)の接合において使用される。セパレータ接合装置100は、シート状の溶融材(ポリプロピレン層41に相当)と、ポリプロピレン層41に積層しポリプロピレン層41よりも溶融温度が高い溶融材(ポリプロピレン層41に相当)を含むセラミックセパレータ40同士を接合する。
セパレータ接合装置100は、電極(正極20または負極30)を搬送する電極搬送部110、正極20の一面に積層するセラミックセパレータ40を搬送する第1セパレータ搬送部120、および正極20の他面に積層するセラミックセパレータ40を搬送する第2セパレータ搬送部130を、含んでいる。また、セパレータ接合装置100は、正極20を挟持した一対のセラミックセパレータ40を保持するセパレータ保持部140、一対のセラミックセパレータ40を互いに接合するセパレータ接合部150、セラミックセパレータ40同士が接合されている間、袋詰電極搬送部170の搬送動作に追随するセパレータ搬送追随部160を、含んでいる。さらに、セパレータ接合装置100は、袋詰電極11を搬送する袋詰電極搬送部170、および各構成部材の作動をそれぞれ制御する制御部180を、含んでいる。
先ず、セパレータ接合装置100によって接合して形成する袋詰電極11を、その袋詰電極11を包含するリチウムイオン二次電池10の構成に基づき、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、電気デバイス(袋詰電極11)を用いて構成したリチウムイオン二次電池10を示す斜視図である。図2は、図1のリチウムイオン二次電池10を各構成部材に分解して示す分解斜視図である。図3は、図1の袋詰電極11の両面に負極30をそれぞれ積層した状態を示す斜視図である。図4は、図3の構成を図3中に示す4−4線に沿って示す部分断面図である。
正極20は、電極に相当し、導電体である正極集電体21の両面に正極活物質を結着して形成している。電力を取り出す正極電極端子21aは、正極集電体21の一端の一部から延在して形成している。複数積層された正極20の正極電極端子21aは、溶接または接着によって互いに固定している。
正極20の正極集電体21の材料には、例えば、アルミニウム製エキスパンドメタル、アルミニウム製メッシュ、アルミニウム製パンチドメタルを用いている。正極20の正極活物質の材料には、種々の酸化物(LiMn2O4のようなリチウムマンガン酸化物、二酸化マンガン、LiNiO2のようなリチウムニッケル酸化物、LiCoO2のようなリチウムコバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、またはリチウムを含む非晶質五酸化バナジウム)またはカルコゲン化合物(二硫化チタン、二硫化モリブテン)等を用いている。
負極30は、正極20と極性が異なる電極に相当し、導電体である負極集電体31の両面に負極活物質32を結着して形成している。負極電極端子31aは、正極20に形成した正極電極端子21aと重ならないように、負極集電体31の一端の一部から延在して形成している。負極30の長手方向の長さは、正極20の長手方向の長さよりも長い。負極30の短手方向の長さは、正極20の短手方向の長さと同様である。複数積層された負極30の負極電極端子31aは、溶接または接着によって互いに固定している。
負極30の負極集電体31の材料には、例えば、銅製エキスパンドメタル、銅製メッシュ、または銅製パンチドメタルを用いている。負極30の負極活物質32の材料には、リチウムイオンを吸蔵して放出する炭素材料を用いている。このような炭素材料には、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、カーボンブラック、活性炭、カーボンファイバー、コークス、または有機前駆体(フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、またはセルロース)を不活性雰囲気中で熱処理して合成した炭素を用いている。
セラミックセパレータ40は、正極20と負極30の間に設けられ、その正極20と負極30を電気的に隔離している。セラミックセパレータ40は、正極20と負極30との間に電解液を保持して、イオンの伝導性を担保している。セラミックセパレータ40は、矩形状に形成している。セラミックセパレータ40の長手方向の長さは、負極電極端子31aの部分を除いた負極30の長手方向の長さよりも長い。
セラミックセパレータ40は、図4に示すように、例えば、溶融材に相当するポリプロピレン層41に対して、耐熱材に相当するセラミックス層42を積層して形成している。セラミックス層42は、ポリプロピレン層41よりも溶融温度が高い。一対のセラミックセパレータ40は、正極20を挟持し、セラミックス層42同士を対面させて積層している。セラミックス層42は、正極20の正極活物質に当接している。
セラミックセパレータ40のポリプロピレン層41は、ポリプロピレンをシート状に形成している。ポリプロピレン層41には、非水溶媒に電解質を溶解することによって調製した非水電解液を含浸させている。非水電解液をポリプロピレン層41に保持するために、ポリマーを含有させている。セラミックス層42は、例えば、無機化合物を高温で成形したセラミックスをポリプロピレン層41に塗布して乾燥させることによって形成している。セラミックスは、シリカ、アルミナ、ジルコニウム酸化物、チタン酸化物等のセラミック粒子とバインダーの結合により形成された多孔質からなる。
一対のセラミックセパレータ40は、セパレータ接合装置100の搬送方向Xに沿った長手方向の両端にそれぞれ形成した複数の接合部40hによって、互いに接合している。接合部40hは、セラミックス層42同士を対面させた状態で、ポリプロピレン層41同士を部分的に溶融しつつ、ポリプロピレン層41に隣接するセラミックス層42を周囲の領域に移動させて粗にし、対面したポリプロピレン層41同士を溶着することによって、形成している。
一対のセラミックセパレータ40によって、正極20の両面を挟持するように積層して袋詰めし、袋詰電極11を構成している。接合部40hは、一対のセラミックセパレータ40の長手方向に沿った両側において、たとえば両端部と中央部に合計3つずつ形成している。リチウムイオン二次電池10が振動したり衝撃を受けたりしても、セラミックセパレータ40の長手方向の両端に形成した接合部40hによって、袋詰電極11内における正極20の移動を抑制することができる。すなわち、セラミックセパレータ40を介して、隣り合う正極20と負極30の短絡を防止できる。したがって、リチウムイオン二次電池10は、初期の電気的特性を維持することができる。
外装材50は、例えば、内部に金属板を備えたラミネートシート51および52から構成し、発電要素12を両側から被覆して封止している。ラミネートシート51および52で発電要素12を封止する際に、そのラミネートシート51および52の周囲の一部を開放して、その他の周囲を熱溶着等によって封止する。ラミネートシート51および52の開放している部分から電解液を注入し、セラミックセパレータ40等に電解液を含浸させる。ラミネートシート51および52の開放部から内部を減圧することによって空気を抜きつつ、その開放部も熱融着して完全に密封する。
外装材50のラミネートシート51および52は、例えば、それぞれ3種類の材料を積層して3層構造を形成している。1層目は、熱融着性樹脂に相当し、例えばポリエチレン(PE)、アイオノマー、またはエチレンビニルアセテート(EVA)を用いている。1層目の材料は、負極30に隣接させる。2層目は、金属を箔状に形成したものに相当し、例えばAl箔またはNi箔を用いている。3層目は、樹脂性のフィルムに相当し、例えば剛性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)またはナイロンを用いている。
次に、電気デバイス(リチウムイオン二次電池10の袋詰電極11に相当)のセパレータ接合装置100の各構成部材(電極搬送部110、第1セパレータ搬送部120、第2セパレータ搬送部130、セパレータ保持部140、セパレータ接合部150、セパレータ搬送追随部160、袋詰電極搬送部170、および制御部180)について、図5A〜図12を参照しながら順に説明する。
図5Aは、電気デバイス(袋詰電極11)のセパレータ接合装置100を示す斜視図である。図6は、図5Aのセパレータ保持部140とセパレータ接合部150とセパレータ搬送追随部160と袋詰電極搬送部170とを示す斜視図である。図7は、図5Aのセパレータ接合部150を示す斜視図である。図8は、図5Aのセパレータ接合部150によって一対のセラミックセパレータ40を接合する直前の状態を模式的に示す部分断面図である。図9は、図8の状態における一対のセラミックセパレータ40を搬送方向Zに沿った側面から示す写真である。図10は、図5Aのセパレータ接合部150によって一対のセラミックセパレータ40を接合した直後の状態を模式的に示す部分断面図である。図11は、図10の状態における一対のセラミックセパレータ40を搬送方向Zに沿った側面から示す写真である。図12は、図5Aのセパレータ接合部150のホーンの様々な形態を示す斜視図である。
電極搬送部110は、図5Aに示し、長尺状の正極用基材20Aから正極20を切り出して搬送する。
電極搬送部110の電極供給ローラ111は、円柱形状からなり、長尺状の正極用基材20Aを巻き付けて保持している。搬送ローラ112は、細長い円柱形状からなり、電極供給ローラ111に巻き付けられた正極用基材20Aに対して一定の張力をかけた状態で搬送ベルト113に導く。搬送ベルト113は、外周面に吸引口を複数設けた無端状のベルトからなり、正極用基材20Aを吸引した状態で搬送方向Xに沿って搬送する。搬送ベルト113は、搬送方向Xと交差した方向Yに沿った幅が、正極用基材20Aの幅よりも長い。回転ローラ114は、搬送方向Xと交差した方向Yに沿って、搬送ベルト113の内周面に複数配設し、搬送ベルト113を回転させる。複数の回転ローラ114のうち、一つが動力を設けた駆動ローラであり、その他が駆動ローラに従動する従動ローラである。搬送ローラ112および電極供給ローラ111は、搬送ベルト113の回転に従動して回転する。
電極搬送部110の切断刃115および116は、搬送方向Xと交差した方向Yに沿って隣り合うように配設し、正極用基材20Aを所定の形状に切断して正極を成形する。切断刃115は、先端に直線状の鋭利な刃を設け、正極用基材20Aの一端を方向Yに沿って直線状に切断する。切断刃116は、先端に一部を屈折させ段違いに形成した鋭利な刃を設け、一端を切断された直後の正極用基材20Aの他端を、正極電極端子21aの形状に対応して切断する。受け台117は、正極用基材20Aを切断する切断刃115および切断刃116を受ける。受け台117は、搬送する正極用基材20Aを介して、切断刃115および切断刃116と対向して配設している。電極搬送部110は、正極用基材20Aから切り出した正極20を、第1セパレータ搬送部120と第2セパレータ搬送部130との間を通過するように搬出する。
第1セパレータ搬送部120は、図5Aに示し、セラミックセパレータ用基材40Aから、正極20の一面(積層方向Zに沿った図5A中に示す上方)に積層するためのセラミックセパレータ40を切り出して搬送する。
第1セパレータ搬送部120は、電極搬送部110よりも搬送方向Xの下流側であって、積層方向Zに沿った図5A中に示す上方に配設している。第1セパレータ搬送部120の第1セパレータ供給ローラ121は、円柱形状からなり、長尺状のセラミックセパレータ用基材40Aを巻き付けて保持している。対向して配設した第1加圧ローラ122と第1ニップローラ123は、それぞれ細長い円柱形状からなり、第1セパレータ供給ローラ121に巻き付けられたセラミックセパレータ用基材40Aに対して一定の張力をかけた状態で第1搬送ドラム124に導く。第1搬送ドラム124は、円柱形状からなり、内部が角度方向に分割されて内部空間124a〜124dが形成され、各内部空間124a〜124dは不図示のポンプ等の負圧発生装置とバルブを介して接続され、各内部空間124a〜124dの圧力を調整できるように構成されている。第1搬送ドラム124は、搬送方向Xと交差した方向Yに沿った幅を、セラミックセパレータ用基材40Aの幅よりも短くしている。すなわち、セラミックセパレータ用基材40Aの両端は、第1搬送ドラム124から方向Yに対して外方に突出している。このようにして、第1搬送ドラム124は、セパレータ保持部140およびセパレータ接合部150との干渉を回避している。
第1セパレータ搬送部120の第1搬送ドラム124を回転させると、第1加圧ローラ122と第1ニップローラ123に加えて第1セパレータ供給ローラ121が従動して回転する。第1切断刃125は、先端に直線状の鋭利な刃を設け、搬送方向Xと交差した方向Yに沿って配設し、第1搬送ドラム124によって吸引されている長尺状のセラミックセパレータ用基材40Aを一定の幅で切断する。第1搬送ドラム124は、負圧発生装置によって吸引力を発生させて長方形状に切断されたセラミックセパレータ40を内部空間124a〜124dの側面に吸着させて回転方向に搬送し、正極20との接点又は近接点において吸引力を解除して電極搬送部110から搬出された正極20の一面の側に積層する。セラミックセパレータ40は、そのセラミックス層42の側を、正極20の一面に対向させている。
第2セパレータ搬送部130は、図5Aに示し、セラミックセパレータ用基材40Aから、正極20の一面に対向した他面(積層方向Zに沿った図5A中に示す下方)に積層するためのセパレータ40を切り出して搬送する。
第2セパレータ搬送部130は、電極搬送部110よりも搬送方向Xの下流側であって、積層方向Zに沿った図5A中に示す下方に配設している。第2セパレータ搬送部130は、第1セパレータ搬送部120と積層方向Zに沿って対向して配設している。第2セパレータ搬送部130の第2セパレータ供給ローラ131は、円柱形状からなり、長尺状のセラミックセパレータ用基材40Aを巻き付けて保持している。対向して配設した第2加圧ローラ132と第2ニップローラ133は、それぞれ細長い円柱形状からなり、第2セパレータ供給ローラ131に巻き付けられたセラミックセパレータ用基材40Aに対して一定の張力をかけた状態で第2搬送ドラム134に導く。第2搬送ドラム134は、円柱形状からなり、第1搬送ドラム124と同様に内部が角度方向に134a〜134dに分割され、不図示の負圧発生装置によって各内部空間の圧力を調整できるように構成している。第2搬送ドラム134は、第1搬送ドラム124と同様に、搬送方向Xと交差した方向Yに沿った幅を、セラミックセパレータ用基材40Aの幅よりも短くすることによって、セパレータ保持部140およびセパレータ接合部150との干渉を回避している。
第2セパレータ搬送部130の第2搬送ドラム134を回転させると、第2加圧ローラ132と第2ニップローラ133に加えて第2セパレータ供給ローラ131が従動して回転する。第2切断刃135は、先端に直線状の鋭利な刃を設け、搬送方向Xと交差した方向Yに沿って配設し、第2搬送ドラム134によって吸引されている長尺状のセラミックセパレータ40を一定の幅で切断する。第2搬送ドラム134は、第1搬送ドラム124と同様に、負圧発生装置によって吸引力を発生させて長方形状に切断されたセラミックセパレータ用基材40Aを内部空間134a〜134dの側面に吸着させて回転方向に搬送し、正極20との接点又は近接点において吸引力を解除して電極搬送部110から搬出された正極20の他面の側に積層する。セラミックセパレータ40は、そのセラミックス層42の側を、正極20の他面に対向させている。
第1セパレータ搬送部120と第2セパレータ搬送部130は、第1搬送ドラム124と第2搬送ドラム134との隙間の部分において、一対のセラミックセパレータ40によって正極20を挟持させるように積層しつつ、搬送方向Xに沿って搬送する。その搬送方向Xに沿った下流側の両端には、それぞれセパレータ保持部140およびセパレータ接合部150を配設している。
セパレータ保持部140は、図5Aおよび図6に示し、正極20を挟持して積層した一対のセラミックセパレータ40を保持する。
セパレータ保持部140は、電極搬送部110と搬送方向Xに沿って隣り合い、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130よりも搬送方向Xの下流側に配設している。セパレータ保持部140は、袋詰電極搬送部170の搬送方向Xに沿った両端に一組ずつ配設している。セパレータ保持部140の保持プレート141は、長尺の板状に形成している。保持プレート141は、セラミックセパレータ40の積層方向Zよりも図6中に示す下方であって、セラミックセパレータ40の搬送方向Xに沿った端部に並行して配設している。保持プレート141は、一対のセラミックセパレータ40を積層方向Zの図6中に示す下方から保持することによって、セパレータ接合部150によるセラミックセパレータ40同士の接合を補助する。保持プレート141は、セパレータ接合部150のホーン151およびアンビル154との干渉を回避するために、矩形状の穴を備えている。
セパレータ保持部140の保持プレート141は、セパレータ接合部150の駆動支柱158によって、積層方向Zに沿って上昇および降下する。保持プレート141は、ホーン151とアンビル154が一対のセラミックセパレータ40を挟持するように当接している間、一対のセラミックセパレータ40を積層方向Zの図6中に示す下方から保持する。一方、保持プレート141は、ホーン151とアンビル154が一対のセラミックセパレータ40から離間している間、積層方向Zの図6中に示す下方に退避している。
セパレータ接合部150は、図5A〜図12に関連し、正極20を挟持するように積層したセラミックセパレータ40同士を超音波による摩擦熱によって加熱させて接合する。
先ず、セパレータ接合部150の構成について、図5A〜図7を参照しながら説明する。
セパレータ接合部150は、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130よりも搬送方向Xの下流側に配設している。セパレータ接合部150は、搬送方向Xに沿った両端に一組ずつ配設している。セパレータ接合部150は、セパレータ保持部140に近接している。
セパレータ接合部150のホーン151は、超音波をセラミックセパレータ40に印加する。ホーン151は、金属からなり、長方形状の本体部151aとその本体部151aの隅から突出して形成した突起部151bとを一体に形成している。ホーン151は、図7中のP1の矢印で表すように押圧部材155によって押圧され、突起部151bがセラミックセパレータ40のポリプロピレン層41に当接する。ホーン151は、図7中のS1の波線で表すように、積層方向Zと交差したセラミックス層42同士の接合面に沿って超音波を印加して摩擦熱を発生させて加熱させる。
セパレータ接合部150のブースタ152は、ホーン151と振動子153を締結しつつ、超音波を増幅させる。ブースタ152は、金属からなり、円柱形状に形成している。振動子153は、外部から供給された電力によって、超音波の周波数に相当する振動を発生させる。振動子153は、その一端をブースタ152に締結し、一端に対向する他端に電源ケーブルを接続する。アンビル154は、当接部材に相当し、ホーン151から導出される超音波振動を受け止めつつ、ホーン151を付勢する。アンビル154は、金属からなり、長方形状の本体部154aとその本体部154aの一端から突出して形成した突起部154bを一体に形成している。アンビル154の突起部154bは、一対のセラミックセパレータ40を介して、ホーン151の突起部151bと対向している。アンビル154は、図7中のP2の矢印で表すように付勢部材156によって押圧され、ホーン151を付勢する。
セパレータ接合部150の押圧部材155は、ホーン151を積層方向Zに沿って図7中に示す下方に押圧する。押圧部材155は、その一端を環状に形成し、ホーン151と締結したブースタ152を挿通し、ホーン151、ブースタ152、及び振動子153を回転自在に保持する。図7において手前側に示すホーン151及びブースタ152と奥側に示すホーン151及びブースタ152とはねじで締結されており、手前側及び奥側のホーン151及びブースタ152のねじが締まる回転方向は共に同じ方向に構成している。押圧部材155は、その側部を駆動支柱158に対して積層方向Zに沿って移動自在に連結している。また、押圧部材155は、ホーン151との接触または非接触の切り替えが可能な当接部材155aを有している。当接部材155aは、押圧部材155の板状の面から突出及び後退ができるように構成されている。付勢部材156は、アンビル154を積層方向Zに沿って図7中に示す上方に押圧する。付勢部材156は、板状に形成し、その端部にアンビル154を接合している。付勢部材156は、駆動支柱158に対して積層方向Zに沿って移動自在に連結している。
セパレータ接合部150の駆動ステージ157は、駆動支柱158を介し、押圧部材155および付勢部材156を積層方向Zに沿って移動させる。駆動ステージ157で発生させた駆動力は、駆動支柱158によって積層方向Zに沿った駆動力に変換して用いている。
セパレータ接合部150において、ホーン151とブースタ152と振動子153と押圧部材155は、セパレータ保持部140に対して積層方向Zの図7中に示す上方に配設し、搬送方向Xに沿って長尺状に構成している。アンビル154と付勢部材156は、セパレータ保持部140に対して積層方向Zの図7中に示す下方に配設し、搬送方向Xに沿って長尺状に構成している。駆動ステージ157は、アンビル154を載置した付勢部材156の積層方向Zの図中7の直下に配設し、搬送方向Xに沿って配設している。すなわち、セパレータ接合部150の各構成材は、搬送方向Xに沿って長尺状に配設している。
次に、セパレータ接合部150の作用について、図8〜図11を参照しながら説明する。
セパレータ接合部150によって一対のセラミックセパレータ40を接合する直前の状態を図8および図9に示す。ポリプロピレン層41とセラミックス層42を積層して形成したセラミックセパレータ40は、図9に示すようにセラミックス層42同士を対面させている。
セパレータ接合部150によって一対のセラミックセパレータ40を接合した直後の状態を図10および図11に示す。ホーン151は、一対のセラミックセパレータ40のうちの一のセラミックセパレータ40のポリプロピレン層41に当接し、積層方向Zと交差したセラミックス層42同士の接合面に沿って図10中の波線S1で表すように超音波を印加した。波線S1の方向は、積層方向Zと交差した搬送方向Xに相当する。同時に、押圧部材155は、図10中の矢印P1で表すように、ホーン151をセラミックセパレータ40のポリプロピレン層41に向かって押圧した。また、付勢部材156は、図10中の矢印P2で表すように、アンビル154をホーン151に向かって押圧した。このように作用させることによって、一対のセラミックセパレータ40は、図11に示すようにポリプロピレン層41が加熱して溶融し、セラミックス層42同士が接合部40hから周囲の領域に移動して粗になったことから、対面したポリプロピレン層41同士を接合させることができた。
次に、セパレータ接合部150の動作と共にホーンの様々な構成について、図12を参照しながら説明する。
前述したホーン151を、図12(a)に示す。ホーン151は、振動子153によって超音波が印加されることから、アンビル154と対向した部分が劣化する。そこで、本体部151aの一側面の一つの隅に形成した突起部151b1が劣化すると、先ず、押圧部材155の当接部材155aをホーン151の側面と接触していた状態から非接触の状態とし、本体部151aを搬送方向Xを回転軸として180°回転させ、突起部151b1と対向した突起部151b2を使用する。次に、突起部151b2が劣化すると、袋詰電極搬送部170を介して方向Yに沿って対向して1つずつ配設したホーン151同士を方向Yに沿って平行移動するように交換し、その交換したホーン151の突起部151b3を使用する。さらに、突起部151b3が劣化すると、本体部151aを搬送方向Xを回転軸として180°回転させ、突起部151b3と対向した突起部151b4を使用する。このように、本体部151aの一端の4隅に対して突起部151bを1個ずつ形成すれば、ホーン151の寿命を4倍に延ばすことができる。また、ブースタ152及び回転子153を含むホーン151を回転させることによって、セパレータ同士の接合を行なう突起部151b1〜151b4における対角位置の交換を容易に行うことができる。また、押圧部材155の当接部材155aによってホーン151との接触又は非接触を切り替えることによって、使用する突起部151b1〜151b4を容易に切り替えることができる。また、図7における手前側と奥側のホーン151とブースタ152の締結に使用するねじを同種のねじを使用することによって、手前側と奥側のホーン151の共用化ができ、コスト削減を行うことができる。
ホーン151の改変例1に係るホーン191を、図12(b)に示す。ホーン191は、本体部191aの一側面の4隅に対して、互いに直交した状態で隣り合うように突起部191bを2個ずつ一体形成している。したがって、突起部191bが劣化する毎に、別の突起部191bを使用することによって、ホーン191の寿命を、ホーン151の寿命の2倍に延ばすことができる。
ホーン151の改変例2に係るホーン192を、図12(c)に示す。ホーン192は、本体部192aの一側面の4隅と一側面に対向する他側面の4隅に対して、それぞれ突起部192bを1個ずつ一体形成している。したがって、突起部192bが劣化する毎に、別の突起部192bを使用することによって、ホーン192の寿命をホーン191の寿命と同程度に延ばすことができる。ここで、アンビル154は、一対のセラミックセパレータ40を介して、ホーン151から導出された超音波振動を受けることから、ホーン151と同様に劣化する。したがって、アンビル154は、ホーン151と同様に、本体部154aに対して複数の突起部154bを一体形成しておく。
セパレータ搬送追随部160は、図5A、図5Bおよび図6に示し、セパレータ接合部150がセラミックセパレータ40同士を接合している間、袋詰電極搬送部170の搬送に追随してセパレータ接合部150等を移動させる。
セパレータ搬送追随部160は、袋詰電極搬送部170の積層方向Zに沿った図5Aおよび図5B中に示す下方であって、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130よりも搬送方向Xの下流側に配設している。セパレータ搬送追随部160のX軸ステージ161は、セパレータ保持部140の全ての構成部材と、セパレータ接合部150の全ての構成部材を載置している。X軸ステージ161は、搬送方向Xの下流側と上流側との間を往復するように移動する。X軸ステージ161は、ホーン151およびアンビル154が一対のセラミックセパレータ40に当接して接合している間、搬送方向Xの下流側に沿って移動する。一方、X軸ステージ161は、ホーン151およびアンビル154が一対のセラミックセパレータ40の接合を完了し離間すると、搬送方向Xの上流側に沿って高速で移動して元の位置に戻る。
セパレータ搬送追随部160によって、セパレータ保持部140とセパレータ接合部150と後述する当接部190とを搬送方向Xに沿って移動させることから、一対のセラミックセパレータ40が接合されている間、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130の動作を継続させることができる。すなわち、X軸ステージ161を用いることによって、第1セパレータ搬送部120の第1搬送ドラム124、および第2セパレータ搬送部130の第2搬送ドラム134の回転を止めることなく、一対のセラミックセパレータ40の接合を完了させることができる。
袋詰電極搬送部170は図5A、図5Bおよび図6に示し、セパレータ接合部150によって形成される袋詰電極11を搬送する。
袋詰電極搬送部170は、電極搬送部110と搬送方向Xに沿って隣り合い、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130よりも搬送方向Xの下流側に配設している。袋詰電極搬送部170の搬送ベルト171は、外周面に吸引口を複数設けた無端状のベルトからなり、袋詰電極11を吸引した状態で搬送方向Xに沿って搬送する。搬送ベルト171は、搬送方向Xと交差した方向Yに沿った幅を、袋詰電極11の幅よりも短く形成している。すなわち、袋詰電極11の両端は、搬送ベルト171から方向Yに対して外方に突出している。このようにして、搬送ベルト171は、セパレータ保持部140およびセパレータ接合部150との干渉を回避している。
袋詰電極搬送部170の回転ローラ172は、搬送方向Xと交差した方向Yに沿って、搬送ベルト171の内周面に複数配設し、搬送ベルト171を回転させる。回転ローラ172は、セパレータ保持部140およびセパレータ接合部150との干渉を回避するため、搬送ベルト171から突出させていない。複数の回転ローラ172のうち、一つが動力を設けた駆動ローラであり、その他が駆動ローラに従動する従動ローラである。搬送ベルト171は、例えば、搬送方向Xに沿って3組配設している。
袋詰電極搬送部170の吸着パッド173は、搬送ベルト171に載置された袋詰電極11よりも積層方向Zの図5A中に示す上方において、袋詰電極11と対向するように位置している。吸着パッド173は、板状からなり、袋詰電極11と当接する面に吸引口を複数設けている。伸縮部材174は、吸着パッド173よりも積層方向Zの図5A中に示す上方に位置している。伸縮部材174の一端は、吸着パッドを接合している。伸縮部材174は、エアーコンプレッサー等を動力として、積層方向Zに沿って伸縮自在である。
袋詰電極搬送部170のX軸ステージ175およびX軸補助レール176は、伸縮部材174の一端に対向した他端を移動自在に支持している。X軸ステージ175は、搬送方向Xに沿って配設し、伸縮部材174を搬送方向Xに沿って走査する。X軸補助レール176は、X軸ステージ175と並行に配設し、X軸ステージ175による伸縮部材174の走査を補助する。載置台177は、板状からなり、例えば3組配設された搬送ベルト171よりも、搬送方向Xに沿った下流側に配設している。載置台177は、袋詰電極11を一時的に載置して保管する。
制御部180は図5Aに示し、電極搬送部110と第1セパレータ搬送部120と第2セパレータ搬送部130とセパレータ保持部140とセパレータ接合部150とセパレータ搬送追随部160および袋詰電極搬送部170の作動をそれぞれ制御する。
制御部180のコントローラ181は、ROM、CPU、およびRAMを含んでいる。ROM(Read Only Memory)は、セパレータ接合装置100に係る制御プログラムを格納している。制御プログラムは、電極搬送部110の回転ローラ114と切断刃115および116、第1セパレータ搬送部120の第1搬送ドラム124と第1切断刃125、および第2セパレータ搬送部130の第2搬送ドラム134と第2切断刃135の制御に関するものを含んでいる。さらに、制御プログラムは、セパレータ保持部140の保持プレート141、セパレータ接合部150の振動子153と駆動ステージ157等、セパレータ搬送追随部160のX軸ステージ161、袋詰電極搬送部170の回転ローラ172と伸縮部材174等の制御に関するものを含んでいる。
制御部180のCPU(Central Processing Unit)は、制御プログラムに基づいてセパレータ接合装置100の各構成部材の作動を制御する。RAM(Random Access Memory)は、制御中のセパレータ接合装置100の各構成部材に係る様々なデータを一時的に記憶する。データは、例えば、セパレータ接合部150の振動子153の作動のタイミングに関するものである。
当接部190は図5Aおよび図5Bに示し、セパレータ搬送部120,130によって搬送される一対のセパレータ40同士を当接させる。当接部190は、搬送ドラム124、134による吸着力が解除された位置p1よりもセパレータ40の搬送方向下流においてセパレータ40を挟持する。当接部190は、セパレータ搬送追随部160によって、セパレータ保持部140とセパレータ接合部150と共に搬送方向Xに沿って移動する。
また、当接部190は、上記セパレータ搬送部よりもセパレータ40の搬送方向における下流においてセパレータ搬送追随部160によってセパレータ40と同期して移動しながらセパレータ40を挟持する。
また、当接部190は、セパレータ40との接触面と交差する方向Zについて、接触面から離れるにつれて断面積が増加し、電極20の搬送方向Xの側面から側面視した際におけるセパレータ40の搬送方向上流側の端部がセパレータ40との接触面から離れるにつれて搬送方向Xの上流側に移動するように構成している。
また、当接部190は、ホーン151よりもセパレータ40の搬送方向上流側に配置され、正極20の搬送方向における側面から側面視した際のホーン151の搬送方向下流側の端部がセパレータ40との接触面から離れるにつれてホーン151と近づかない(本実施形態では、ホーン151の近接面と並行になっている)ように形成している。
また、当接部190は、セパレータ40との接触面との滑りを防止する滑り止め部を有する。滑り止め部は、例えば当接部190のセパレータ40との接触面に滑り止めの摩擦係数を高くする表面処理が施したり、ゴムなどの摩擦係数が高い部材を設けることによって構成している。
次に、セパレータ接合装置100の作用について説明する。
電極搬送部110は、図5Aに示すように、切断刃115および116によって、長尺状の正極用基材20Aを所定の形状に1枚ずつ切断して正極20を成形する。電極搬送部110は、正極20を第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130の間に搬出する。
次いで、第1セパレータ搬送部120は、図5Aおよび図5Bに示すように、セラミックセパレータ用基材40Aから正極20の一面に積層するためのセラミックセパレータ40を切り出して搬送する。第1切断刃125によって、長尺状のセラミックセパレータ用基材40Aを長方形状に1枚ずつ切断してセラミックセパレータ40を成形する。第1セパレータ搬送部120は、負圧発生装置によってセパレータ40を各内部空間の内部空間124a〜124iの側面に吸着させながら正極20との接点又は近接点に至るまで吸引力を発揮させて回転方向に搬送し、正極20との接点又は近接点において内部空間124a〜124iの吸引力を解除し、セパレータ40を電極搬送部110から搬出された正極20の一面の側に積層し、当接部190によって挟持させる。
次いで、第2セパレータ搬送部130は、図5Aおよび図5Bに示すように、セラミックセパレータ用基材40Aから正極20の一面に対向した他面に積層するためのセラミックセパレータ40を切り出して搬送する。第2切断刃135によって、長尺状のセラミックセパレータ用基材40Aを長方形状に1枚ずつ切断してセラミックセパレータ40を成形する。第2セパレータ搬送部130は、負圧発生装置によって吸引力を発生させてセパレータ40を各内部空間の内部空間134a〜134dの側面に吸着させながら回転方向に搬送し、正極20との接点又は近接点において内部空間134a〜134dの吸引力を解除し、セパレータ40を電極搬送部110から搬出された正極20の一面の側に積層し、当接部190によって挟持させる。
次いで、セパレータ保持部140は、図5A、図5Bおよび図6に示すように、正極20に積層した一対のセラミックセパレータ40を保持する。保持プレート141は、一対のセラミックセパレータ40を積層方向Zの図6中に示す下方から保持することによって、セパレータ接合部150によるセラミックセパレータ40同士の接合を補助する。すなわち、保持プレート141は、ホーン151およびアンビル154が一対のセラミックセパレータ40に当接している間、一対のうちの下方に位置するセラミックセパレータ40を積層方向Zの図5A中に示す下方から保持する。
次いで、セパレータ接合部150は、図10および図11に示すように、正極20を挟持するように積層したセラミックセパレータ40同士を接合する。ホーン151は、セラミックセパレータ40のポリプロピレン層41に当接し、積層方向Zと交差したセラミックス層42同士の接合面に沿って図中の波線S1で表すように超音波を印加する。波線S1の方向は、積層方向Zと交差した搬送方向Xに相当する。押圧部材155は、ホーン151を積層方向Zに沿って図中の矢印P1で表すように、セラミックセパレータ40のポリプロピレン層41に向かって押圧する。アンビル154は、図中の矢印P2で表すようにホーン151に向かって押圧する。このようにして、一対のセラミックセパレータ40は、図11に示すようにポリプロピレン層41が加熱されて溶融し、セラミックス層42同士が接合部40hから周囲の領域に移動して粗になり、ポリプロピレン層41同士が接合する。したがって、セラミックセパレータ40は、溶融させることが困難であるセラミックス層42同士を対面させた状態から互いに接合させることができる。
ここで、セパレータ搬送追随部160は、図5A、図5Bおよび図6に示すように、セパレータ接合部150がセラミックセパレータ40同士を接合している間、袋詰電極搬送部170の搬送動作に追随する。X軸ステージ161は、セパレータ保持部140の全ての構成部材と、セパレータ接合部150の全ての構成部材を載置している。X軸ステージ161は、ホーン151およびアンビル154が一対のセラミックセパレータ40に当接して接合している間、搬送方向Xの下流側に沿って移動する。すなわち、X軸ステージ161を用いることによって、第1搬送ドラム124および第2搬送ドラム134の回転を止めることなく、一対のセラミックセパレータ40を接合することができる。
その後、袋詰電極搬送部170は、図5Aおよび図6に示すように、セパレータ接合部150によって形成された袋詰電極11を搬送する。袋詰電極搬送部170は、袋詰電極11を載置台177に載置して一時的に保管する。
上述した実施形態によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
二次電池などの電気デバイスは、高出力、高密度化が要求されるため、一枚あたりのセパレータや電極は薄くなる傾向が高い。また、電極を挟持するセパレータは吸着ドラムにより保持された状態で突き合せられて接合される場合があるが、セパレータが薄く形成されているために接合の際に皴が発生する、といった問題がある。これに対し、本実施形態では、吸着ドラムに当たる第1搬送ドラム124及び第2搬送ドラム134による吸着力が解除された位置p1よりもセパレータ40の搬送方向下流において当接部190によってセパレータ40を挟持するように構成している。
そのため、搬送ドラム124、134による吸着力と当接部190による挟持力とが同時に作用することが無くなり、それによりセパレータ40に皴が発生する事を防止でき、袋詰電極11の品質低下を防止できる。
また、当接部190は、セパレータ搬送部120、130よりもセパレータ40の搬送方向における下流においてセパレータ搬送追随部160によってセパレータ搬送部120,130の搬送速度と同期して移動しながらセパレータ40を挟持するように構成している。そのため、当接部190は、セパレータ40を移動させながらの状態であっても皴を発生することなく挟持することができ、セパレータ接合部150によって接合することができる。
また、当接部190は、セパレータ40との接触面と交差する方向について接触面から離れるにつれて断面積が増加し、正極20の搬送方向Xの側面から側面視した際におけるセパレータ40の搬送方向上流側の端部がセパレータ40との接触面から離れるにつれて搬送方向の上流側に移動するように構成している。そのため、正極20との接触面における搬送方向の長さを短くして電極搬送部110の搬送方向Xの長さが長くならないようにしつつ、当接部190の体積を大きくして、一対のセパレータ40を挟持する挟持圧力を大きくすることができる。
また、当接部190は、ホーン151よりもセパレータ40の搬送方向上流側に配置され、正極20の搬送方向Xにおける側面から側面視した際の搬送方向下流側の端部がセパレータ40との接触面から離れるにつれてホーン151と近づかない(本実施形態では、ホーン151の近接面と並行になる)ように形成している。このように構成することによって、当接部190からホーン151までの距離が長くならないようにして、ホーン151とのレイアウトの自由度を上げることができる。
また、当接部190は、表面処理や部材自体の材料特性によってセパレータ40との接触面との滑りを防止する滑り止め部を有するように構成している。このように構成することによって、当接部190における正極20との接触面が小さくても挟持力を大きくすることができる。
(上記実施形態の変形例)
上記実施形態の変形例に係る袋詰電極11のセパレータ接合装置について、図13および図14を参照しながら説明する。
図13は、セパレータ接合装置のセパレータ保持部240とセパレータ接合部150とセパレータ搬送追随部160と袋詰電極搬送部170とを示す斜視図である。図14は、図13のセパレータ保持部240とセパレータ接合部150の作動を示す断面図である。
上記実施形態の変形例に係るセパレータ接合装置は、ホーン151をセラミックセパレータ40のポリプロピレン層41から離脱させた後に、一対の保持プレート241および242をポリプロピレン層41同士から離間させる構成が、前述した上記実施形態に係るセパレータ接合装置100の構成と異なる。
上記実施形態の変形例においては、前述した上記実施形態と同様の構成からなるものについて、同一の符号を使用し、前述した説明を省略する。
先ず、セパレータ保持部240の構成について、図13を参照しながら説明する。
セパレータ保持部240は、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130よりも搬送方向Xの下流側に配設している。セパレータ保持部240は、袋詰電極搬送部170の搬送方向Xに沿った両端に一組ずつ配設している。セパレータ保持部240の保持プレート241は、長尺の板状からなり、セラミックセパレータ40の積層方向Zよりも図13中に示す下方であって、セラミックセパレータ40の搬送方向Xに沿った端部に並行して配設している。保持プレート242は、保持プレート241と同様の形状からなる。保持プレート241と保持プレート242は、一対のセラミックセパレータ40を介して、積層方向Zに沿って対向して配設している。保持プレート241は、セパレータ接合部150のアンビル154との干渉を回避するために、矩形状の穴を備えている。一方、保持プレート242は、セパレータ接合部150のホーン151との干渉を回避するために、矩形状の穴を備えている。保持プレート241および242は、セパレータ接合部150の駆動支柱158によって、積層方向Zに沿って互いに接近離間するように、上昇および降下する。
次に、セパレータ保持部240の作用について、図14を参照しながら説明する。
セパレータ保持部240は、図14(a)に示すように、一対の保持プレート241および242によって、一対のセラミックセパレータ40を積層方向Zに沿って挟持して保持する。ホーン151とアンビル154は、それぞれポリプロピレン層41に押圧した状態で、一対のセラミックセパレータ40を超音波接合する。次に、図14(b)に示すように、ホーン151は、図14中のT1の矢印で表すように、一対のセラミックセパレータ40から積層方向Zに沿って上方に離脱する。アンビル154は、ホーン151の動作と同時に、図14中のT2の矢印で表すように、一対のセラミックセパレータ40から積層方向Zに沿って下方に離間する。次に、図14(c)に示すように、保持プレート241は、図14中のT4の矢印で表すように、一対のセラミックセパレータ40から積層方向Zに沿って下方に離間する。保持プレート242は、保持プレート241の動作と同時に、図14中のT3の矢印で表すように、一対のセラミックセパレータ40から積層方向Zに沿って上方に離脱する。
上述した上記実施形態の変形例によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
電気デバイス(リチウムイオン二次電池10の袋詰電極11に相当)のセパレータ接合装置にあっては、一対の保持プレート241および242をさらに有している。一対の保持プレート241および242は、ポリプロピレン層41同士を積層方向Zに沿って挟持して保持する。一対の保持プレート241および242は、ホーン151がポリプロピレン層41から離脱してから、ポリプロピレン層41同士から離間する。
このような構成によれば、ホーン151は、一対のセラミックセパレータ40を溶着する際にポリプロピレン層41に付着してしまっても、一対の保持プレート241および242によってポリプロピレン層41同士を保持させた状態で、ポリプロピレン層41から離間させることができる。したがって、ホーン151がポリプロピレン層41に付着した状態で移動することを防止でき、セラミックセパレータ40に損傷を与えることがない。
また、上記実施形態の変形例の構成において、アンビル154は、一対のセラミックセパレータ40に当接した際にポリプロピレン層41に付着してしまっても、一対の保持プレート241および242によってポリプロピレン層41同士を保持させた状態で、ポリプロピレン層41から離間させることができる。したがって、アンビル154がポリプロピレン層41に付着した状態で移動することを防止でき、セラミックセパレータ40に損傷を与えることがない。
なお、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
例えば、セラミックセパレータ40に超音波を伝搬させる方向は、積層方向Zと交差したセラミックス層42同士の接合面に沿った方向であればよく、積層方向Zと交差した搬送方向Xと方向Yとでなす面内であれば、特に限定されることはない。
また、上記では、一対のセラミックセパレータ40のセラミックス層42同士を部分的に周囲の領域に移動させて粗にすることによって、対面したポリプロピレン層41同士を接合する構成として説明した。ここで、接合部となる部位のセラミックス層42同士を周囲の領域に完全に移動させる必要はなく、粗になる程度に移動させればよい。すなわち、セラミックス層42同士の一部が接合部となる部位に残留した状態で、対面したポリプロピレン層41同士を接合することもできる。
また、上記実施形態では、リチウムイオン二次電池10に用いる袋詰電極11において、一対のセラミックセパレータ40を互いに接合する構成で説明したが、このような構成に限定されることはない。リチウムイオン二次電池10に用いる袋詰電極11以外の部材の接合にも適用することができる。
また、上記では、二次電池をリチウムイオン二次電池10の構成で説明したが、このような構成に限定されることはない。二次電池は、例えば、ポリマーリチウム電池、ニッケル−水素電池、ニッケル−カドミウム電池として構成することができる。
また、上記では、セラミックセパレータ40の耐熱材をセラミックス層42の構成で説明したが、このような構成に限定されることはない。耐熱材は、セラミックスに限定されることはなく、溶融材よりも溶融温度が高い部材であればよい。
また、上記では、セラミックセパレータ40の溶融材をポリプロピレン層41の構成で説明したが、このような構成に限定されることはない。溶融材は、ポリプロピレンに限定されることはなく、耐熱材よりも溶融温度が低い部材であればよい。
また、上記では、セラミックセパレータ40を、溶融材(ポリプロピレン層41)の片面に耐熱材(セラミックス層42)を積層させた構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。セラミックセパレータ40は、溶融材(ポリプロピレン層41)の両面に耐熱材(セラミックス層42)を積層させて構成してもよい。
また、上記では、正極20を一対のセラミックセパレータ40によって袋詰めして袋詰電極11を形成する構成で説明したが、このような構成に限定されることはない。負極30を一対のセラミックセパレータ40によって袋詰めして袋詰電極を形成する構成としてもよい。さらに、一対のセラミックセパレータ40を互いに接合した後に、正極20または負極30を挿入して袋詰電極を形成する構成としてもよい。
また、上記では、正極20、セラミックセパレータ40、および袋詰電極11を自動で搬送する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。正極20、セラミックセパレータ40、または袋詰電極11は、人手によって搬送する構成としてもよい。
また、上記では、突起部を備えたホーン151とアンビル154を用いて、一対のセラミックセパレータ40の両端をスポット溶着する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。突起部を備えたホーン151とアンビル154を接合部が連なるように作動させて、一対のセラミックセパレータ40の両端をシーム溶着する構成としてもよい。
また、上記では、ホーン151の突起部151bとアンビル154の突起部154bによって、一対のセラミックセパレータ40を挟持しつつ押圧する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。ホーン151またはアンビル154のいずれか一方に突起部を備えていればよい。すなわち、ホーン151の突起部151bとアンビル154の本体部154aの平坦部分によって、一対のセラミックセパレータ40を挟持しつつ押圧する構成としてもよい。また、ホーン151の凸状の突起部151bと、アンビル154の凹状の窪み部によって、一対のセラミックセパレータ40の接合部となる部分を挟み込むように挟持しつつ押圧する構成としてもよい。さらに、ホーン151の本体部151aの平坦部分の一端とアンビル154の本体部154aの平坦部分の一端によって、一対のセラミックセパレータ40を挟持しつつ押圧する構成としてもよい。
10 リチウムイオン二次電池、
11,13 袋詰電極(電気デバイス)、
12 発電要素、
20 正極(電極)、
20A 正極用基材、
21 正極集電体、
21a 正極電極端子、
30 負極(電極)、
31 負極集電体、
31a 負極電極端子、
32 負極活物質、
40 セラミックセパレータ(セパレータ)、
40A セラミックセパレータ用基材、
40h,40i 接合部、
41 ポリプロピレン層(溶融材)、
42 セラミックス層(耐熱材)、
50 外装材、
51,52 ラミネートシート、
100 セパレータ接合装置、
110 電極搬送部、
111 電極供給ローラ、
112 搬送ローラ、
113 搬送ベルト、
114 回転ローラ、
115,116 切断刃、
117 受け台、
120 第1セパレータ搬送部、
121 第1セパレータ供給ローラ、
122 第1加圧ローラ、
123 第1ニップローラ、
124 第1搬送ドラム(吸着ドラム)、
124a〜124d、134a〜134d 内部空間、
125 第1切断刃、
130 第2セパレータ搬送部、
131 第2セパレータ供給ローラ、
132 第2加圧ローラ、
133 第2ニップローラ、
134 第2搬送ドラム(吸着ドラム)、
135 第2切断刃、
140,240 セパレータ保持部、
141,241,242 保持プレート、
150,350 セパレータ接合部、
151,191,192,351 ホーン(接合部)、
151a,191a,192a 本体部、
151b,151b1,151b2,151b3,151b4,191b,192b 突起部、
152 ブースタ、
153 振動子、
154,354 アンビル(当接部材)、
154a 本体部、
154b 突起部、
155 押圧部材、
156,356 付勢部材、
157 駆動ステージ、
158 駆動支柱、
160 セパレータ搬送追随部、
161 X軸ステージ、
170 袋詰電極搬送部、
171 搬送ベルト、
172 回転ローラ、
173 吸着パッド、
174 伸縮部材、
175 X軸ステージ、
176 X軸補助レール、
177 載置台、
180 制御部、
181 コントローラ、
190 当接部、
X 搬送方向、
Y (搬送方向Xと交差する)方向、
Z 積層方向。

Claims (4)

  1. 電極を挟持する一対のセパレータを互いに接合する電気デバイスのセパレータ接合装置であって、
    吸着力の切り換えが可能な吸着ドラムによって前記セパレータの各々を保持しながら搬送するセパレータ搬送部と、
    搬送された前記一対のセパレータ同士を当接させる当接部と、を有し、
    前記当接部は、前記吸着ドラムによる吸着力が解除された位置よりも前記セパレータの搬送方向下流において前記セパレータを挟持し、
    前記当接部は、前記セパレータとの接触面に滑りを防止する滑り止め部を有し、前記滑り止め部は、前記接触面に施された滑り止めの摩擦係数を高くする表面処理、または前記接触面に設けられた高摩擦係数のゴム部材によって構成されることを特徴とする電気デバイスのセパレータ接合装置。
  2. 前記当接部は、前記セパレータ搬送部よりも前記セパレータの搬送方向における下流において前記セパレータと同期して移動しながら前記セパレータを挟持する請求項1に記載の電気デバイスのセパレータ接合装置。
  3. 前記当接部は、前記セパレータとの前記接触面と交差する方向について前記接触面から離れるにつれて断面積が増加し、前記電極の搬送方向の側面から側面視した際における前記セパレータの搬送方向の上流側の端部が前記セパレータとの前記接触面から離れるにつれて前記セパレータの搬送方向の上流側に移動する請求項1または2に記載の電気デバイスのセパレータ接合装置。
  4. 前記一対のセパレータを接合する接合部をさらに有し、
    前記当接部は、前記接合部よりも前記セパレータの搬送方向の上流側に配置され、前記電極の搬送方向における側面から側面視した際の前記セパレータの搬送方向の下流側の端部が前記セパレータとの前記接触面から離れるにつれて前記接合部と近づかないように形成される請求項1から3のいずれか1項に記載の電気デバイスのセパレータ接合装置。
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