JP6292081B2 - セパレータ成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、セパレータ成形装置に関する。
従来から、長尺状のセパレータ用基材を切断してセパレータを成形する装置がある。例えば、電極の両面にセパレータをそれぞれ積層する形態において、長尺状の電極用基材を切断手段によって一定の間隔で切断しつつ、長尺状のセパレータ用基材を切断手段によって一定の間隔で切断しながら、互いに積層する装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、正極と負極とを離間させた状態で対向させた本体部から部分的に延在した延在部を設け、その延在部を外装材によって挟持させるようにセパレータを構成すると、そのセパレータが振動や衝撃を受けても位置がずれることなく、セパレータを介して隣り合う正極と負極の短絡を十分に防止することができる。このようなセパレータを成形するような場合、セパレータの一端を成形する第1切断刃と、一端に対向し延在部を備えたセパレータの他端を成形する第2切断刃が必要となる。
特開2012−129098号公報
しかしながら、上記特許文献1のような構成の切断手段において、単に第1切断刃と第2切断刃を用いた場合、その第1切断刃と第2切断刃の間の部分では、セパレータ用基材の切断に伴って切断塵となる端材が発生することから、延在部を備えたセパレータを成形するために必要なコストが増大してしまう虞がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、セパレータ用基材から延在部を備えたセパレータを成形するために必要なコストを抑制することができるセパレータ成形装置の提供を目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るセパレータ成形装置は、正極と負極とを電気的に隔離した状態で外装材によって封止させ、かつ、正極と負極とを離間させた状態で対向させた本体部から部分的に延在した延在部を外装材によって挟持させるセパレータを成形する装置である。セパレータ成形装置は、長尺状のセパレータ用基材を一定の間隔で切断してセパレータを成形する成形部を有している。成形部は、第1切断刃と第2切断刃を備えている。第1切断刃は、セパレータ用基材を切断して、セパレータの一端を成形する。第2切断刃は、延在部を成形する突出部を設け、セパレータ用基材を切断して、一端に対向し延在部を備えたセパレータの他端を成形する。ここで、第1切断刃と第2切断刃を、セパレータの延在部の先端を成形する部分において重複させている。
本発明のセパレータ成形装置は、セパレータの延在部の先端を成形する部分を重複させた第1切断刃と第2切断刃によって、セパレータ用基材を切断する。すなわち、セパレータ用基材からセパレータを成形するときに、セパレータの延在部の周囲に生じる端材を削減することができる。したがって、セパレータ成形装置は、セパレータ用基材から延在部を備えたセパレータを成形するために必要なコストを抑制することができる。
実施形態に係るセパレータを用いて構成したリチウムイオン二次電池を示す斜視図である。 図1のリチウムイオン二次電池を各構成部材に分解して示す分解斜視図である。 図1の袋詰電極を示す斜視図である。 図1中に示す4−4線に沿って示す部分断面図である。 実施形態に係るセパレータ成形装置を示す斜視図である。 図5のセパレータ成形装置の要部を示す斜視図である。 図5のセパレータ成形装置のセパレータ成形部を示す斜視図である。 図5のセパレータ成形装置のセパレータ成形部によってセパレータ用基材を切断してセパレータを成形する状態の要部を示す側面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。図1〜図8の全ての図において、X、Y、およびZで表す矢印を用いて、方位を示している。Xで表す矢印の方向は、セパレータ40や正極20等の最終的な搬送方向Xを示している。Yで表す矢印の方向は、搬送方向Xと交差した交差方向Yを示している。Zで表す矢印の方向は、セパレータ40と正極20の積層方向Zを示している。
(実施形態)
セパレータ成形装置100によってセパレータ用基材40Aから成形するセパレータ40は、図1〜図4のうち特に図2〜図4に示している。セパレータ40は、例えばリチウムイオン二次電池1を構成している袋詰電極11に用いるものである。
リチウムイオン二次電池1は、充放電が行われる発電要素12を外装材50(ラミネートシート51および52)で封止して構成している。発電要素12は、正極20を一対のセパレータ40で挟持して接合した袋詰電極11と、負極30とを交互に積層して構成している。リチウムイオン二次電池1は、振動や衝撃を受けても、セパレータ40に成形した延在部40tをラミネートシート51および52によって挟持して固定することによって、セパレータ40の移動を規制していることから、セパレータ40を介して隣り合う正極20と負極30の短絡を防止できる。セパレータ40を用いたリチウムイオン二次電池1の詳細は、後述する。
セパレータ成形装置100は、図5〜図7に示している。セパレータ成形装置100は、長尺状のセパレータ用基材40Aからセパレータ40を切り出して成形し、かつ、電極を挟持する一対のセパレータ40を互いに接合する。
セパレータ成形装置100は、電極(正極20または負極30)を搬送する電極搬送部110、正極20の一面に積層するセパレータ40のセパレータ用基材40Aを搬送する第1セパレータ搬送部120、および正極20の他面に積層するセパレータ40のセパレータ用基材40Aを搬送する第2セパレータ搬送部130を含んでいる。また、セパレータ成形装置100は、長尺状のセパレータ用基材40Aを一定の間隔で切断してセパレータ40を成形するセパレータ成形部140(成形部)、電極を挟持する一対のセパレータ40を互いに接合するセパレータ接合部150、袋詰電極11を搬送する袋詰電極搬送部160、および各構成部材の作動をそれぞれ制御する制御部170を含んでいる。セパレータ成形装置100の詳細は、後述する。
先ず、セパレータ成形装置100によってセパレータ用基材40Aから成形するセパレータ40について、そのセパレータ40を用いたリチウムイオン二次電池1の構成に基づき、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、セパレータ40を用いて構成したリチウムイオン二次電池1を示す斜視図である。図2は、図1のリチウムイオン二次電池1を各構成部材に分解して示す分解斜視図である。図3は、図1の袋詰電極11を示す斜視図である。図4は、図1中に示す4−4線に沿って示す部分断面図である。
正極20は、電極に相当し、導電体である正極集電体21の両面に正極活物質22を結着して形成している。電力を取り出す正極電極端子21aは、正極集電体21の一端の一部から延在して成形している。複数積層された正極20の正極電極端子21aは、溶接または接着によって互いに固定している。
正極20の正極集電体21の材料には、例えば、アルミニウム製エキスパンドメタル、アルミニウム製メッシュ、アルミニウム製パンチドメタルを用いている。正極20の正極活物質22の材料には、種々の酸化物(LiMn2O4のようなリチウムマンガン酸化物、二酸化マンガン、LiNiO2のようなリチウムニッケル酸化物、LiCoO2のようなリチウムコバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、またはリチウムを含む非晶質五酸化バナジウム)またはカルコゲン化合物(二硫化チタン、二硫化モリブテン)等を用いている。
負極30は、正極20と極性が異なる電極に相当し、導電体である負極集電体31の両面に負極活物質32を結着して形成している。負極電極端子31aは、正極20に成形した正極電極端子21aと重ならないように、負極集電体31の一端の一部から延在して成形している。負極30の長手方向の長さは、正極20の長手方向の長さよりも長い。負極30の短手方向の長さは、正極20の短手方向の長さと同様である。複数積層された負極30の負極電極端子31aは、溶接または接着によって互いに固定している。
負極30の負極集電体31の材料には、例えば、銅製エキスパンドメタル、銅製メッシュ、または銅製パンチドメタルを用いている。負極30の負極活物質32の材料には、リチウムイオンを吸蔵して放出する炭素材料を用いている。このような炭素材料には、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、カーボンブラック、活性炭、カーボンファイバー、コークス、または有機前駆体(フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、またはセルロース)を不活性雰囲気中で熱処理して合成した炭素を用いている。
セパレータ40は、正極20と負極30の間に設けられ、その正極20と負極30を電気的に隔離している。セパレータ40は、例えば、ポリプロピレンからなり、薄板状に形成している。セパレータ40は、正極20と負極30とを離間させた状態で対向させた本体部40sと、その本体部40sから部分的に延在した延在部40tを備えている。セパレータ40の一端40mは、正極20の正極電極端子21aおよび負極30の負極電極端子31aの基端部分に当接している。セパレータ40の一端40mに対向した他端40nには、その他端40nから部分的に延在させて成形した延在部40tを備えている。セパレータ40の延在部40tは、ラミネートシート51および52によって挟持されて固定されている。したがって、セパレータ40は、振動や衝撃を受けても、その位置がずれることなく、セパレータ40を介して隣り合う正極20と負極30の短絡を十分に防止することができる。
セパレータ40は、正極20と負極30との間に電解液を保持することによって、リチウムイオンの伝導性を担保している。セパレータ40には、非水溶媒に電解質を溶解することによって調製した非水電解液を含浸させている。非水電解液をセパレータ40に保持するために、ポリマーを含有させている。一対のセパレータ40によって、正極20の両面を挟持するように積層して袋詰めし、袋詰電極11を構成している。接合部40hは、一対のセパレータ40の長手方向に沿った両側において、たとえば両端部と中央部に合計3つずつ形成している。接合部40hによって、袋詰電極11内における正極20の移動を抑制している。
外装材50は、例えば、内部に金属板を備えたラミネートシート51および52から構成し、発電要素12を両側から被覆して封止している。さらに、ラミネートシート51および52は、セパレータ40の他端40nから部分的に延在して成形された延在部40tを挟持して固定している。ラミネートシート51および52で発電要素12を封止する際に、そのラミネートシート51および52の周囲の一部を開放して、その他の周囲を熱溶着等によって封止する。ラミネートシート51および52の開放している部分から電解液を注入し、セパレータ40等に電荷液を含浸させる。ラミネートシート51および52の開放部から内部を減圧することによって空気を抜きつつ、その開放部も熱融着して完全に密封する。
外装材50のラミネートシート51および52は、例えば、それぞれ3種類の材料を積層して3層構造を形成している。1層目は、熱融着性樹脂に相当し、例えばポリエチレン(PE)、アイオノマー、またはエチレンビニルアセテート(EVA)を用いている。1層目の材料は、負極30に隣接させる。2層目は、金属を箔状に形成したものに相当し、例えばAl箔またはNi箔を用いている。3層目は、樹脂性のフィルムに相当し、例えば剛性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)またはナイロンを用いている。
次に、セパレータ成形装置100の構成(電極搬送部110、第1セパレータ搬送部120、第2セパレータ搬送部130、セパレータ成形部140、セパレータ接合部150、袋詰電極搬送部160、および制御部170)について、図5〜図7を参照しながら順に説明する。
図5は、セパレータ成形装置100を示す斜視図である。図6は、図5のセパレータ成形装置100の要部を示す斜視図である。図7は、図5のセパレータ成形装置100のセパレータ成形部140を示す斜視図である。
電極搬送部110は、図5に示し、長尺状の正極用基材20Aから正極20を切り出して搬送する。
電極搬送部110の電極供給ローラ111は、正極用基材20Aを保持するものである。電極供給ローラ111は、円柱形状からなり、長尺状の正極用基材20Aを巻き付けている。搬送ローラ112は、正極用基材20Aを搬送ベルト113に導くものである。搬送ローラ112は、細長い円柱形状からなり、電極供給ローラ111に巻き付けられた正極用基材20Aに対して一定の張力をかけた状態で搬送ベルト113に導く。搬送ベルト113は、正極用基材20Aを搬送するものである。搬送ベルト113は、外周面に吸引口を複数設けた無端状のベルトからなり、正極用基材20Aを吸引した状態で搬送方向Xに沿って搬送する。搬送ベルト113は、搬送方向Xと交差した交差方向Yに沿った幅が、正極用基材20Aの幅よりも長い。回転ローラ114は、搬送ベルト113を回転させるものである。回転ローラ114は、交差方向Yに沿って、搬送ベルト113の内周面に複数配設し、搬送ベルト113を回転させる。複数の回転ローラ114のうち、一つが動力を設けた駆動ローラであり、その他が駆動ローラに従動する従動ローラである。搬送ローラ112および電極供給ローラ111は、搬送ベルト113の回転に従動して回転する。
電極搬送部110の切断刃115および116は、正極用基材20Aを切断して正極20を成形するものである。切断刃115および116は、交差方向Yに沿って隣り合うように配設し、正極用基材20Aを所定の形状に切断して正極20を成形する。切断刃115は、先端に直線状の鋭利な刃を設け、正極用基材20Aの一端を交差方向Yに沿って直線状に切断する。切断刃116は、先端に一部を屈折させ段違いに形成した鋭利な刃を設け、一端を切断された直後の正極用基材20Aの他端を、正極電極端子21aの形状に対応して切断する。受け台117は、正極用基材20Aを切断する切断刃115および切断刃116を受け止めるものである。受け台117は、搬送する正極用基材20Aを介して、切断刃115および切断刃116と対向して配設している。電極搬送部110は、正極用基材20Aから切り出した正極20を、第1セパレータ搬送部120と第2セパレータ搬送部130との間を通過するように搬出する。
第1セパレータ搬送部120は、図5および図6に示し、セパレータ用基材40Aを搬送しながら、セパレータ成形部140によってセパレータ用基材40Aから切り出されたセパレータ40を、正極20の一面(裏面の側、図5中の積層方向Zに沿った下方)に積層しつつ、セパレータ接合部150に搬送する。
第1セパレータ搬送部120は、セパレータ用基材40Aを延長方向(搬送方向X)に沿って搬送する搬送部に相当する。
第1セパレータ搬送部120は、電極搬送部110よりも搬送方向Xの下流側であって、積層方向Zに沿った図5および図6中の下方に配設している。第1セパレータ供給ローラ121は、セパレータ用基材40Aを保持するものである。第1セパレータ供給ローラ121は、円柱形状からなり、長尺状のセパレータ用基材40Aを巻き付けている。第1加圧ローラ122と第1ニップローラ123は、セパレータ用基材40Aに対して一定の張力をかけた状態で第1搬送ドラム124に導くものである。第1加圧ローラ122と第1ニップローラ123は、対向して配設し、それぞれ細長い円柱形状からなる。
第1搬送ドラム124は、セパレータ用基材40Aをセパレータ接合部150に搬送するものである。第1搬送ドラム124は、セパレータ成形部140によって切断されたセパレータ40を、電極搬送部110から搬出された正極20の一面(裏面の側、図5中の積層方向Zに沿った下方)に近接させつつ積層する。セパレータ40は、正極20の一面に対向させている。第1搬送ドラム124は、円柱形状からなり、その外周面に吸引口を複数設けている。第1セパレータ搬送部120の第1搬送ドラム124を回転させると、第1加圧ローラ122と第1ニップローラ123に加えて第1セパレータ供給ローラ121が従動して回転する。
第2セパレータ搬送部130は、図5および図6に示し、セパレータ用基材40Aを搬送しながら、セパレータ成形部140によってセパレータ用基材40Aから切り出されたセパレータ40を、正極20の一面に対向した他面(表面の側、図5中の積層方向Zに沿った上方)に積層しつつ、セパレータ接合部150に搬送する。
第2セパレータ搬送部130は、第1セパレータ搬送部120と同様に、セパレータ用基材40Aを延長方向(搬送方向X)に沿って搬送する搬送部に相当する。
第2セパレータ搬送部130は、電極搬送部110よりも搬送方向Xの下流側であって、積層方向Zに沿った図5および図6中の上方に配設している。すなわち、第2セパレータ搬送部130は、第1セパレータ搬送部120と積層方向Zに沿って対面同一になるように対向して配設している。第2セパレータ搬送部130の第2セパレータ供給ローラ131、第2加圧ローラ132、第2ニップローラ133、および第2搬送ドラム134、は、第1セパレータ搬送部120の第1セパレータ供給ローラ121、第1加圧ローラ122、第1ニップローラ123、および第1搬送ドラム124と同様の構成からなる。
セパレータ成形部140は、図5〜図7に示し、長尺状のセパレータ用基材40Aを一定の間隔で切断してセパレータ40を成形する。
セパレータ成形部140は、成形部に相当する。セパレータ成形部140は、切断部材141、駆動部材142、ヒータ143(加熱部材)、支持部材144、および吸引器145(回収部材)を含んでいる。切断部材141は、本体141a、第1切断刃141b、第2切断刃141c、および突出部141caを備えている。以下、セパレータ成形部140の構成について順に説明する。
切断部材141は、長尺状のセパレータ用基材40Aを切断するものである。切断部材141は、第1セパレータ搬送部120の第1搬送ドラム124および第2セパレータ搬送部130の第2搬送ドラム134に対して、交差方向Yに沿って隣り合うように1つずつ配設している。切断部材141は、例えば、金属からなり、角柱形状に形成している。切断部材141は、その長手方向に沿った側面から突出するように第1切断刃141bと第2切断刃141cをそれぞれ備えている。第1切断刃141bは、セパレータ用基材40Aを切断して、セパレータ40の一端40mを成形する。第2切断刃141cは、延在部40tを成形する突出部141caを設け、セパレータ用基材40Aを切断して、一端40mに対向し延在部40tを備えたセパレータ40の他端40nを成形する。第1切断刃141bと第2切断刃141cを、セパレータ40の延在部40tの先端を成形する部分において重複させている。すなわち、第1切断刃141bの中央部分と第2切断刃141cの突出部141caを、重複させている。第1切断刃141bと第2切断刃141cは、本体141aの側面を長手方向に沿って切削加工することによって、一体に形成している。
駆動部材142は、切断部材141を、第1セパレータ搬送部120の第1搬送ドラム124、および第2セパレータ搬送部130の第2搬送ドラム134に対して、それぞれ接近および離間させるものである。一対の駆動部材142は、各々の切断部材141を接合して配設している。駆動部材142は、例えば、ピストンや直進ステージから構成する。
ヒータ143は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cを加熱するものである。ヒータ143は、加熱部材に相当する。ヒータ143は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cに隣接した本体141aに例えば2つ埋設している。ヒータ143は、例えば、電熱線や熱電対またはペルチェ素子等からなる。ヒータ143は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cを介して、セパレータ用基材40Aを加熱させる。
支持部材144は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cによってセパレータ用基材40Aが切断されるときに、セパレータ用基材40Aを支持するものである。支持部材144は、少なくとも第1切断刃141bおよび第2切断刃141cの間に配設し、伸縮性を備えている。支持部材144は、セパレータ用基材40Aを切断した場合に、端材40cとなる部分を押圧する。支持部材144は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cの間において、突出部141caを跨いで、1つずつ配設している。支持部材144は、切断部材141の本体141aに接合している。支持部材144がセパレータ用基材40Aを支持することによって、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cがセパレータ用基材40Aを押圧しながら切断しても、セパレータ用基材40Aが位置ずれることなく、引っ張られて切断し易い状態になる。さらに、支持部材144は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cがセパレータ用基材40Aに向かって移動しつつ切断するときに、切断部材141の本体141aとセパレータ用基材40Aの間で若干縮む。
吸引器145は、第1切断刃141bと第2切断刃141cによってセパレータ用基材40Aが切断されたときに、第1切断刃141bと第2切断刃141cの間の部分で発生する端材40cを回収するものである。端材40cは、セパレータ用基材40Aの切断に伴って発生する切断塵に相当する。吸引器145は、回収部材に相当する。吸引器145は、切断部材141に近接し、切断部材141に対して第1搬送ドラム124および第2搬送ドラム134の円周上に沿って配設している。吸引器145は、第1搬送ドラム124および第2搬送ドラム134において、端材40cが発生する位置に対向するように、交差方向Yに沿って2つずつ設けている。吸引器145は、端材40cを吸引する真空ポンプ、端材40cを一時的に収容する収容箱、端材40cと共に吸引した空気中に含まれる切断塵を除去するフィルタを備えている。
セパレータ接合部150は、図5および図6に示し、一対のセパレータ40の端部を挟持しつつ熱溶着によって接合する。
セパレータ接合部150は、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130よりも搬送方向Xの下流側であって、搬送方向Xに沿った両端に一組ずつ配設している。セパレータ接合部150において、押圧部材151およびヒータ152は、一対のセパレータ40よりも図6中の上方に配設している。一方、支持部材153は、一対のセパレータ40よりも図6中の下方に配設している。
セパレータ接合部150の押圧部材151は、セパレータ40を押圧しつつ、ヒータ152の熱をセパレータ40に伝播させるものである。押圧部材151は、金属からなり、長方形状の本体部151aと、その本体部151aの隅から突出して形成した突起部151bを、一体に形成している。押圧部材151は、その突起部151bをセパレータ40に押圧する。ヒータ152は、押圧部材151を介して、セパレータ40を加熱させるものである。ヒータ152は、押圧部材151の本体部151aに密着させている。ヒータ152は、例えば、熱電対やペルチェ素子からなる。ヒータ152から供給する熱によって、一対のセパレータ40を互いに溶着する。支持部材153は、一対のセパレータ40を介して押圧部材151と対向し、セパレータ40を押圧する押圧部材151を支持する。支持部材153は、金属からなり、長方形状の本体部153aと、その本体部153aの隅から突出して形成した突起部153bを一体に形成している。支持部材153の突起部153bは、積層方向Zに沿って押圧部材151の突起部151bと対向するように配設している。
袋詰電極搬送部160は、図5および図6に示し、セパレータ接合部150等によって形成される袋詰電極11を搬送する。
袋詰電極搬送部160は、電極搬送部110と搬送方向Xに沿って隣り合い、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130よりも搬送方向Xの下流側に配設している。搬送ベルト161は、袋詰電極11を搬送するものである。搬送ベルト161は、外周面に吸引口を複数設けた無端状のベルトからなり、袋詰電極11を吸引した状態で搬送方向Xに沿って搬送する。搬送ベルト161は、搬送方向Xと交差した交差方向Yに沿った幅を、袋詰電極11の幅よりも短く形成している。すなわち、袋詰電極11の両端は、搬送ベルト161から交差方向Yに対して外方に突出している。このようにして、搬送ベルト161は、セパレータ接合部150との干渉を回避している。回転ローラ162は、搬送ベルト161を回転させるものである。回転ローラ162は、交差方向Yに沿って、搬送ベルト161の内周面に複数配設している。回転ローラ162は、セパレータ接合部150との干渉を回避するため、搬送ベルト161から突出させていない。複数の回転ローラ162のうち、一つが動力を設けた駆動ローラであり、その他が駆動ローラに従動する従動ローラである。
袋詰電極搬送部160の吸着パッド163は、袋詰電極11を吸着するものである。吸着パッド163は、搬送ベルト161に載置された袋詰電極11よりも積層方向Zの図5中に示す上方において、袋詰電極11と対向するように位置している。吸着パッド163は、板状からなり、袋詰電極11と当接する面に吸引口を複数設けている。伸縮部材164は、吸着パッド163を積層方向Zに沿って上下に移動させるものである。伸縮部材164は、その一端を吸着パッドに接合し、その他端をX軸ステージ165およびX軸補助レール166に係留させている。伸縮部材164は、エアーコンプレッサー等を動力として、積層方向Zに沿って伸縮自在である。X軸ステージ165およびX軸補助レール166は、吸着パッド163を接合した伸縮部材164を搬送方向Xに沿って移動させるものである。X軸ステージ165は、搬送方向Xに沿って配設し、伸縮部材164を搬送方向Xに沿って走査する。X軸補助レール166は、X軸ステージ165と並行に配設し、X軸ステージ165による伸縮部材164の走査を補助する。載置台167は、袋詰電極11を一時的に載置して保管するものである。載置台167は、板状からなり、搬送ベルト161よりも、搬送方向Xに沿った下流側に配設している。
制御部170は、図5に示し、電極搬送部110、第1セパレータ搬送部120、第2セパレータ搬送部130、セパレータ成形部140、セパレータ接合部150、および袋詰電極搬送部160の作動をそれぞれ制御する。
制御部170のコントローラ171は、セパレータ成形装置100を制御する。コントローラ171は、ROM、CPU、およびRAMを含んでいる。ROM(Read Only Memory)は、セパレータ成形装置100に係る制御プログラムを格納している。制御プログラムは、電極搬送部110の回転ローラ114と切断刃115および116、第1セパレータ搬送部120の第1搬送ドラム124、および第2セパレータ搬送部130の第2搬送ドラム134の制御に関するものを含んでいる。さらに、制御プログラムは、セパレータ成形部140の駆動部材142とヒータ143および吸引器145、セパレータ接合部150のヒータ152、および袋詰電極搬送部160の回転ローラ162と吸着パッド163と伸縮部材164およびX軸ステージ165の制御に関するものを含んでいる。CPU(Central Processing Unit)は、制御プログラムに基づいてセパレータ成形装置100の各構成部材の作動を制御する。RAM(Random Access Memory)は、制御中のセパレータ成形装置100の各構成部材に係る様々なデータを一時的に記憶する。データは、例えば、セパレータ成形部140のヒータ143の温度である。
次に、セパレータ成形装置100の動作について、図5〜図7に加えて図8を参照しながら説明する。
図8は、図5のセパレータ成形装置100のセパレータ成形部140によってセパレータ用基材40Aを切断してセパレータ40を成形する状態の要部を示す側面図である。
電極搬送部110は、図5に示すように、切断刃115および116によって、長尺状の正極用基材20Aを所定の形状に1枚ずつ切断して正極20を成形する。電極搬送部110は、正極20を、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130の間に搬送する。
次いで、第1セパレータ搬送部120は、図5および図6に示すように、セパレータ用基材40Aを搬送しながら、セパレータ成形部140によってセパレータ用基材40Aから切り出されるセパレータ40を、正極20の一面(裏面の側、図5中の積層方向Zに沿った下方)に積層しつつ、セパレータ接合部150に搬送する。
同様に、第2セパレータ搬送部130は、図5および図6に示すように、第1セパレータ搬送部120の動作と連動し、セパレータ用基材40Aを搬送しながら、セパレータ成形部140によってセパレータ用基材40Aから切り出されるセパレータ40を、正極20の一面に対向した他面(表面の側、図5中の積層方向Zに沿った上方)に積層しつつ、セパレータ接合部150に搬送する。
次いで、セパレータ成形部140は、図5〜図8のうち、特に図6と図8に示すように、第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ130の動作と連動し、長尺状のセパレータ用基材40Aを一定の間隔で切断してセパレータ40を連続的に成形する。図8(A)に、セパレータ用基材40Aを切断する直前の状態を示している。図8(B)に、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cによって、セパレータ用基材40Aを切断してセパレータ40を成形した直後の状態を示している。図8(C)に、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cを後退させ、吸引器145によって端材40cを回収している状態を示している。
セパレータ成形部140は、第1セパレータ搬送部120の第1搬送ドラム124によって搬送されるセパレータ用基材40Aに対して、切断部材141を押圧する。切断部材141は、第1切断刃141bによって正極20の一面(裏面の側)に積層するセパレータ40の一端40mを成形しつつ、第2切断刃141cによって他端40nを成形する。このように、セパレータ成形部140は、一のセパレータ40の一端40mと、一のセパレータ40に隣接する他のセパレータ40の他端40nを同時に成形する。同様に、セパレータ成形部140は、第2セパレータ搬送部130の第2搬送ドラム134によって搬送されるセパレータ用基材40Aに対して、切断部材141を押圧する。切断部材141は、第1切断刃141bによって正極20の他面(表面の側)に積層するセパレータ40の一端40mを成形しつつ、第2切断刃141cによって他端40nを成形する。
次いで、セパレータ接合部150は、図5および図6に示すように、押圧部材151と支持部材153によって一対のセパレータ40の端部を挟持しつつ、ヒータ152から供給する熱によって一対のセパレータ40を互いに溶着する。
その後、袋詰電極搬送部160は、図5および図6に示すように、セパレータ接合部150によって形成された袋詰電極11を搬送する。袋詰電極搬送部160は、袋詰電極11を載置台167に載置して一時的に保管する。
上述した実施形態によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
セパレータ成形装置100は、正極20と負極30とを電気的に隔離した状態で外装材(ラミネートシート51および52)によって封止させ、かつ、正極20と負極30とを離間させた状態で対向させた本体部40sから部分的に延在した延在部40tを外装材(ラミネートシート51および52)によって挟持させるセパレータ40を成形する。セパレータ成形装置100は、長尺状のセパレータ用基材40Aを一定の間隔で切断してセパレータ40を成形するセパレータ成形部140を有している。セパレータ成形部140は、第1切断刃141bと第2切断刃141cを備えている。第1切断刃141bは、セパレータ用基材40Aを切断して、セパレータ40の一端40mを成形する。第2切断刃141cは、延在部40tを成形する突出部141caを設け、セパレータ用基材40Aを切断して、一端40mに対向し延在部40tを備えたセパレータ40の他端40nを成形する。ここで、第1切断刃141bと第2切断刃141cを、セパレータ40の延在部40tの先端を成形する部分において重複させている。
このような構成によれば、セパレータ40の延在部40tの先端を成形する部分を重複させた第1切断刃141bと第2切断刃141cによって、セパレータ用基材40Aを切断する。すなわち、セパレータ用基材40Aからセパレータ40を成形するときに、セパレータ40の延在部40tの周囲に生じる端材40cを削減することができる。したがって、セパレータ成形装置100は、セパレータ用基材40Aから延在部40tを備えたセパレータ40を成形するために必要なコストを抑制することができる。
また、このような構成によれば、セパレータ40の延在部40tの周囲に生じる端材40cを削減することができることから、その端材40cの廃棄処分に必要なコストやタクトも抑制することができる。
また、このような構成によれば、第1切断刃141bと第2切断刃141cを互いに重複させることによって、その重量を削減して、セパレータ用基材40Aの切断動作に要するエネルギーを抑制することができる。
また、このような構成によれば、第1切断刃141bと第2切断刃141cを互いに重複させることによって、その体積を削減して、セパレータ成形装置100を小型化することができる。さらに、第1切断刃141bと第2切断刃141cの製造に必要なコストを削減することができる。
また、このような構成によれば、第1切断刃141bと第2切断刃141cを互いに重複させることによって、その外形形状を縮小して、他の構成部材との干渉を避け易くすることができる。したがって、第1切断刃141bと第2切断刃141cを設置する位置の自由度を向上させることができる。
さらに、セパレータ成形装置100において、セパレータ成形部140は、第1切断刃141bと第2切断刃141cを、一体形成した構成とすることができる。
このような構成によれば、別体の第1切断刃と第2切断刃を互いに接合して形成する場合と比較して、第1切断刃141bと第2切断刃141cに応力が掛かったときに、互いに重複させている部分が劈開等することを防止できる。したがって、セパレータ40の一端40mおよび他端40nを、その形状を十分に維持して成形することができる。
また、このような構成によれば、別体の第1切断刃と第2切断刃を互いに接合して形成する場合と比較して、第1切断刃141bと第2切断刃141cが重複している部分を、より精度良く形成することができる。したがって、セパレータ40において、特に延在部40tの形状を、より精度良く成形することができる。
さらに、セパレータ成形装置100において、セパレータ成形部140は、第1切断刃141bの中央部分と第2切断刃141cの突出部141caを、重複させた構成とすることができる。
このような構成によれば、セパレータ40の他端40nの中央部分に延在部40tを成形することができ、その延在部40tをラミネートシート51および52によって十分に挟持することができる。仮に、セパレータ40に非常に大きい応力が掛かって位置ずれが生じることになった場合でも、その他端40nの中心を基準にして位置がずれることから、セパレータ40の四隅における位置ずれの最大距離を抑制することができる。
さらに、セパレータ成形装置100は、少なくとも第1切断刃141bおよび第2切断刃141cのいずれか一方を加熱する加熱部材(ヒータ143)を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、加熱した第1切断刃141bおよび第2切断刃141cによって、セパレータ用基材40Aを溶断して切断することができる。第1切断刃141bと第2切断刃141cが互いに重複して体積を減少させていることから、ヒータ143が供給する熱容量を下げることができる。すなわち、ヒータ143は、エネルギーの消費量を削減することができる。第1切断刃141bと第2切断刃141cが互いに重複していることから、ヒータ143が第1切断刃141bまたは第2切断刃141cを加熱すれば、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cをそれぞれ加熱させることができる。
さらに、セパレータ成形装置100において、ヒータ143は、少なくとも第1切断刃141bおよび第2切断刃141cのいずれか一方に埋設、当接、または近接し、かつ、その全長を超えて配設する構成とすることができる。
このような構成によれば、ヒータ143の端部の温度特性が、その中央部の温度特性と比べて、一定ではない場合であっても、その端部の部分を用いることなく、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cの全長に沿って、均等な温度特性を維持することができる。したがって、ヒータ143は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cを、その全長において均等に加熱させることができ、セパレータ用基材40Aの切断品質を切断部位に寄らずに均等にすることができる。
さらに、セパレータ成形装置100は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cによってセパレータ用基材40Aを切断するときに、セパレータ用基材40Aを支持する支持部材144を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、支持部材144がセパレータ用基材40Aを支持していることから、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cがセパレータ用基材40Aを押圧して切断するときに、セパレータ用基材40Aがずれることがなく引っ張られた状態にすることができる。したがって、支持部材144を用いることによって、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cによるセパレータ用基材40Aの切断に係る位置精度および切断品質を一定に保つことができる。
さらに、セパレータ成形装置100において、支持部材144は、少なくとも第1切断刃141bおよび第2切断刃141cの間に配設し、伸縮性を備えた構成とすることができる。
このような構成によれば、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cがセパレータ用基材40Aに向かって移動しつつ切断するときに、セパレータ用基材40Aを押圧している支持部材144を縮ませることができる。したがって、支持部材144は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cの切断動作に伴う移動を阻害することなく、セパレータ用基材40Aを常に支持することができる。支持部材144は、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cの間に配設することによって、第1切断刃141bおよび第2切断刃141cによるセパレータ用基材40Aの切断位置の近傍を支持することができる。
さらに、セパレータ成形装置100は、セパレータ用基材40Aを搬送する搬送部(第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130)を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、セパレータ成形部140は、搬送部(第1セパレータ搬送部120および第2セパレータ搬送部130)によって搬送されるセパレータ用基材40Aからセパレータ40を連続的に成形することができる。したがって、セパレータ成形装置100は、セパレータ40の成形に係る効率を向上させることができる。
さらに、セパレータ成形装置100は、第1切断刃141bと第2切断刃141cによってセパレータ用基材40Aが切断されたときに、第1切断刃141bと第2切断刃141cの間の部分で発生する端材40cを回収する回収部材(吸引器145)を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、セパレータ用基材40Aの切断に伴い発生する端材40cを回収しつつ、セパレータ用基材40Aからセパレータ40を成形することができる。したがって、セパレータ成形装置100は、セパレータ40の成形に係る効率を向上させることができる。
そのほか、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
例えば、実施形態では、リチウムイオン二次電池1を構成する袋詰電極11において、その袋詰電極11に用いる一対のセパレータ40を成形する構成で説明したが、このような構成に限定されることはない。リチウムイオン二次電池1を構成する袋詰電極11に用いるセパレータ40以外のセパレータの成形にも適用することができる。
また、実施形態では、二次電池をリチウムイオン二次電池1の構成で説明したが、このような構成に限定されることはない。二次電池は、例えば、ポリマーリチウム電池、ニッケル−水素電池、ニッケル−カドミウム電池として構成することができる。
また、実施形態では、正極20を一対のセパレータ40によって袋詰めして袋詰電極11を形成する構成で説明したが、このような構成に限定されることはない。負極30を一対のセパレータ40によって袋詰めして袋詰電極を形成する構成としてもよい。なお、一対のセパレータ40を互いに接合した後に、正極20または負極30を挿入して袋詰電極を形成する構成としてもよい。
1 リチウムイオン二次電池、
11 袋詰電極、
12 発電要素、
20 正極、
20A 正極用基材、
21 正極集電体、
22 正極活物質、
21a 正極電極端子、
30 負極、
31 負極集電体、
31a 負極電極端子、
32 負極活物質、
40 セパレータ、
40A セパレータ用基材、
40c 端材、
40h 接合部、
40m 一端、
40n 他端、
40s 本体部、
40t 延在部、
50 外装材、
51,52 ラミネートシート(外装材)、
100 セパレータ成形装置、
110 電極搬送部、
111 電極供給ローラ、
112 搬送ローラ、
113 搬送ベルト、
114 回転ローラ、
115,116 切断刃、
117 受け台、
120 第1セパレータ搬送部(搬送部)、
121 第1セパレータ供給ローラ、
122 第1加圧ローラ、
123 第1ニップローラ、
124 第1搬送ドラム、
130 第2セパレータ搬送部(搬送部)、
131 第2セパレータ供給ローラ、
132 第2加圧ローラ、
133 第2ニップローラ、
134 第2搬送ドラム、
140 セパレータ成形部(成形部)、
141 切断部材、
141a 本体、
141b 第1切断刃、
141c 第2切断刃、
141ca 突出部、
142 駆動部材、
143 ヒータ(加熱部材)、
144 支持部材、
145 吸引器(回収部材)、
150 セパレータ接合部、
151 押圧部材、
151a 本体部、
151b 突起部、
152 ヒータ、
153 支持部材、
153a 本体部、
153b 突起部、
160 袋詰電極搬送部、
161 搬送ベルト、
162 回転ローラ、
163 吸着パッド、
164 伸縮部材、
165 X軸ステージ、
166 X軸補助レール、
167 載置台、
170 制御部、
171 コントローラ、
X 搬送方向、
Y (搬送方向Xと交差する)方向、
Z 積層方向。

Claims (9)

  1. 正極と負極とを電気的に隔離した状態で外装材によって封止させ、かつ、前記正極と前記負極とを離間させた状態で対向させた本体部から部分的に延在した延在部を前記外装材によって挟持させるセパレータを成形する装置であって、
    長尺状のセパレータ用基材を一定の間隔で切断して前記セパレータを成形する成形部を有し、
    前記成形部は、
    前記セパレータ用基材を切断して、前記セパレータの一端を成形する第1切断刃と、
    前記延在部を成形する突出部を設け、前記セパレータ用基材を切断して、前記一端に対向し前記延在部を備えた前記セパレータの他端を成形する第2切断刃と、を備え、
    前記第1切断刃と前記第2切断刃とを、前記セパレータの前記延在部の先端を成形する部分で重複させたセパレータ成形装置。
  2. 前記成形部は、前記第1切断刃と、前記第2切断刃とを一体形成した請求項1に記載のセパレータ成形装置。
  3. 前記成形部は、前記第1切断刃の中央部分と、前記第2切断刃の前記突出部とを重複させた請求項1または2に記載のセパレータ成形装置。
  4. 少なくとも前記第1切断刃および前記第2切断刃のいずれか一方を加熱する加熱部材を、さらに有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のセパレータ成形装置。
  5. 前記加熱部材は、少なくとも前記第1切断刃および前記第2切断刃のいずれか一方に、埋設、当接、または近接し、かつ、その全長を超えて配設している請求項4に記載のセパレータ成形装置。
  6. 前記第1切断刃および前記第2切断刃によって前記セパレータ用基材を切断するときに、前記セパレータ用基材を支持する支持部材を、さらに有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のセパレータ成形装置。
  7. 前記支持部材は、少なくとも前記第1切断刃および前記第2切断刃の間に配設し、伸縮性を備えた請求項6に記載のセパレータ成形装置。
  8. 前記セパレータ用基材を搬送する搬送部を、さらに有する請求項1〜7のいずれか1項に記載のセパレータ成形装置。
  9. 前記第1切断刃と前記第2切断刃によって前記セパレータ用基材が切断されたときに、前記第1切断刃と前記第2切断刃との間の部分で発生する端材を回収する回収部材を、さらに有する請求項1〜8のいずれか1項に記載のセパレータ成形装置。
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