JP6264638B2 - 画像読取装置、画像読取システム - Google Patents

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Description

原稿を読み取って取得した読取画像を編集する技術に関する。
画像読取装置で原稿を読み取り、その読取画像を外部端末のディスプレイ等に表示させた場合に、読取画像の上下が逆であったり、読取画像の順番が間違っていたり、不要な読取画像が含まれていたりすることがあり、このような場合、再度原稿を読み取ることが必要とされることがあった。そのため、従来から、読取画像を編集可能な画像読取装置が知られている(例えば、特許文献1)。この装置では、取得した読取画像を画像読取装置の表示部に表示し、使用者から設定された条件に従って画像読取装置内で読取画像に回転等の編集を行い、外部端末に処理後の読取画像を転送する。
特開2001−45239号公報
しかし、従来技術では、画像読取装置内で読取画像を編集するため、装置内に読取画像を記憶する記憶容量とともに、編集後の読取画像を記憶する記憶容量が必要とされ、装置に必要とされる記憶容量が増大していた。記憶容量の少ない画像読取装置でも、読取画像を編集することができる技術が求められている。
本明細書では、記憶容量の少ない画像読取装置でも、読取画像を編集することができる技術を開示することを目的とする。
本明細書によって開示される画像読取装置は、原稿を読み取る読取部と、送信部と、表示部と、操作部と、記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記読取部に複数枚の原稿を読み取らせ、前記複数枚の原稿にそれぞれ対応する複数の読取画像を取得する読取処理と、前記読取処理によって取得された複数の読取画像を前記送信部を用いて外部端末に送信する画像送信処理と、前記複数の読取画像に基づいて、前記表示部の表示に対応した解像度であって、かつ、前記解像度より低解像度である複数の表示用読取画像をそれぞれ生成して前記記憶部に記憶する表示用読取画像生成処理と、前記複数の読取画像をそれぞれ識別するための複数の識別情報と、前記複数の読取画像にそれぞれ実行する複数の編集処理の内容を示す複数の編集情報と、を対応付けた処理内容情報を前記記憶部に記憶する処理内容記憶処理と、前記複数の表示用読取画像を前記表示部に表示させる表示処理と、前記操作部を用いて前記表示部に表示された複数の表示用読取画像のうちのいずれか1つの表示用読取画像を選択し、前記選択された1つの表示用読取画像に対応する読取画像に実行する複数の編集処理のいずれかの編集処理を指示する編集指示を受け付ける受付処理と、前記受付処理によって受け付けた編集指示に基づいて、前記処理内容情報における前記複数の編集情報を更新する処理内容更新処理と、前記処理内容情報と、前記処理内容情報における前記複数の編集情報に基づいて前記画像送信処理で送信された複数の読取画像に実行される複数の編集処理の実行を指示する編集実行指示と、を前記外部端末に送信する指示送信処理と、を実行する。
この画像読取装置では、読取部を用いて取得した読取画像を、送信部を用いて外部端末に送信し、記憶部には、予め設定された解像度よりも低解像度であって、必要な記憶容量の少ない表示用読取画像を記憶する。そして、表示用読取画像を用いて表示部に表示させ、該表示により編集指示を受け付けた場合には、その編集指示を実行するように外部端末に指示する。これにより、外部端末を用いて読取画像を編集することができる。この画像読取装置によれば、記憶部に読取画像を記憶する必要がなく、また、処理後の読取画像を記憶する必要も無いことから、記憶容量の少ない画像読取装置でも、読取画像を編集することができる。
明細書によって開示される画像読取システムは、原稿の画像を読み取る画像読取装置と、当該画像読取装置と通信可能な外部端末と、を備える画像読取システムであって、前記画像読取装置は、原稿を読み取る読取部と、送信部と、表示部と、操作部と、記憶部と、制御部と、を備え、前記外部端末は、前記送信部から送信される前記読取画像及び前記編集指示を実行する指示を受信する受信部と、前記読取画像が記憶される外部端末記憶部と、外部端末制御部と、を備え、前記制御部は、前記読取部に複数枚の原稿を読み取らせ、前記複数枚の原稿にそれぞれ対応する複数の読取画像を取得する読取処理と、前記読取処理によって取得された複数の読取画像を前記送信部を用いて外部端末に送信する画像送信処理と、前記複数の読取画像に基づいて、前記表示部の表示に対応した解像度であって、かつ、前記解像度より低解像度である複数の表示用読取画像をそれぞれ生成して前記記憶部に記憶する表示用読取画像生成処理と、前記複数の読取画像をそれぞれ識別するための複数の識別情報と、前記複数の読取画像にそれぞれ実行する複数の編集処理の内容を示す複数の編集情報と、を対応付けた処理内容情報を前記記憶部に記憶する処理内容記憶処理と、前記複数の表示用読取画像を前記表示部に表示させる表示処理と、前記操作部を用いて前記表示部に表示された複数の表示用読取画像のうちのいずれか1つの表示用読取画像を選択し、前記選択された1つの表示用読取画像に対応する読取画像に実行する複数の編集処理のいずれかの編集処理を指示する編集指示を受け付ける受付処理と、前記受付処理によって受け付けた編集指示に基づいて、前記処理内容情報における前記複数の編集情報を更新する処理内容更新処理と、前記処理内容情報と、前記処理内容情報における前記複数の編集情報に基づいて前記画像送信処理で送信された複数の読取画像に実行される複数の編集処理の実行を指示する編集実行指示と、を前記外部端末に送信する指示送信処理と、を実行し、前記外部端末制御部は、前記受信部が前記画像読取装置から前記複数の読取画像を受信した場合に、前記複数の読取画像を前記外部端末記憶部に記憶する受信処理と、前記受信部が前記編集実行示を受信した場合に、該編集実行指示に従って、前記外部端末記憶部に記憶された複数の読取画像を編集する編集処理と、を実行する。
この画像読取システムでは、画像読取装置が外部端末に、読取画像を送信するとともに、編集指示を実行する指示を送信する。外部端末は、編集指示を実行する指示を受信すると、先に受信した読取画像を編集指示に従って編集する。つまり、画像読取装置は、外部端末に読取画像を編集させ、自らは読取画像を編集しない。そのため、読取画像を記憶しておく必要も無ければ、処理後の読取画像を記憶しておく必要も無く、記憶容量の少ない画像読取装置を用いて、読取画像を編集する画像読取システムを構成することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、記憶容量の少ない画像読取装置でも、読取画像を編集することができる。
システムの構成を概略的に示すブロック図 複合機の外観構成を示す斜視図 複合機の概略的な断面図 システムの電気的構成を概略的に示すブロック図 画像処理回路における画像処理の手順を概略的に示すブロック図 画像読取処理を示すフローチャート 受付処理を示すフローチャート タッチパネルにおける表示用読取画像の変化を示す概略図 処理内容テーブルの変化を示す概略図 編集処理を示すフローチャート
<一実施形態>
一実施形態について図1から図10を参照しつつ説明する。
1.システムの構成
図1は、本実施形態のシステム1の構成例を示すブロック図である。本システム1は、スキャンモードに加えて、コピーモード、印刷モードなど、複数のモードを実行可能な複合機2と、外部端末であるパーソナルコンピュータ(以下、PC)3とを含む。複合機2及びPC3は、ネットワーク回線4を介してお互いに接続されており、装置間でデータ通信及び指示要求の入出力を行う。複合機2は、画像読取装置の一例であり、システム1は、画像読取システムの一例である。
2.複合機の機械的構成
図2に示すように、複合機2は、カバー部5と装置本体6とを備える。以下の説明では、図2の紙面右下側を複合機2の前側(F)とし、紙面左下側を複合機2の左側(L)とし、紙面上側を複合機2の上側(U)とする。装置本体6の上面の後端側には図示しない支持部材が設けられており、この支持部材に、カバー部5の後端側が、左右方向に沿った回転軸を中心に回動可能に連結されている。これにより、点線Wから上側のカバー部5は、装置本体6の上面を覆う閉姿勢(図3参照)と、装置本体6の上面を開放させた開姿勢(図2参照)とに変位可能である。
図2に示すように、カバー部5は、供給トレイ11、フロントセンサ(以下、Fセンサ)12、排出トレイ13、原稿自動搬送装置(Auto Document Feeder 以下、ADF)14、対向部材15、フラットベット(Flat Bed 以下、FB)用押さえ部材16、及び、リアセンサ(以下、Rセンサ)18等を備える。また、カバー部5内には、図示しない原稿シートを、供給トレイ11からU字状に折り返して排出トレイ13に搬送するための搬送経路Rが形成されている。ADF14は、搬送部の一例である。
供給トレイ11には、画像読取前の原稿シートが複数枚配置可能である。Fセンサ12は、供給トレイ11の先端側(左端側)の検出位置RFで、供給トレイ11上の原稿シートの有無を検出する。Rセンサ18は、搬送経路Rにおいて検出位置RFよりも下流側の検出位置RRで、原稿シートの有無を検出する。
ADF14は、供給トレイ11上に載置された複数枚の原稿シートを1枚ずつ分離し、搬送経路Rに沿って連続して搬送し、排出トレイ13に順次排出する。具体的には、ADF14は、供給ローラ14A、分離ローラ14B、分離パッド14C、複数の搬送ローラ14D、各搬送ローラ14Dに圧接して従動する複数の従動ローラ14E、原稿シートを案内する複数のガイド部材14F等を有する。
供給ローラ14A、分離ローラ14B、および、搬送ローラ14Dは、駆動モータU1(図4参照)によって回転駆動される。これにより、供給ローラ14Aは、供給トレイ11に積載される複数枚の原稿シートを搬送経路R側へと搬送し、分離ローラ14Bと分離パッド14Cとは、その複数枚の原稿シートを1枚ずつ分離して搬送経路R内に送り出す。搬送ローラ14Dは、その分離された原稿シートを、搬送経路Rに沿って搬送し、排出トレイ13上に排出する。
対向部材15は、搬送経路Rにおいて検出位置RFよりも下流側に配置され、カバー部5が閉姿勢のとき、後述するADF用ガラス21Aを介して、後述する読取部25に対向する。FB用押さえ部材16は、カバー部5の下面側に設けられており、カバー部5が閉姿勢のとき、後述するFB用ガラス21Bを略全面を覆う。
図2に示すように、装置本体6は、全体として、左右方向に長い箱状に形成されており、その上面部分にプラテンガラス21が配置されている。プラテンガラス21の上面には、左寄りの位置に仕切り部材22が設けられている。プラテンガラス21は、この仕切り部材22により、2つの部分に分けられており、以下、左側の部分を、ADF用ガラス21Aといい、右側の部分を、FB用ガラス21Bという。
装置本体6の内部には、読取部25、デバイス移動部26(図4参照)等が設けられている。読取部25は、カバー部5が閉姿勢のとき、読取位置RLに位置し、上記対向部材15に対向する。読取部25は、CIS(Contact Image Sensor)を有する読取デバイスであり、発光部25Aおよび受光部25Bを有する。読取位置RLは、搬送経路上の所定位置の一例である。
発光部25Aは、装置本体6の前後方向に相当する主走査方向Z1に、複数の発光素子(発光ダイオードなど)が配置されて構成される。受光部25Bは、主走査方向Z1に複数の画素を有している。受光部25Bは、発光部25Aから照射され、原稿シートで反射された光を各画素を用いて受光し、原稿シートを主走査方向Z1に1ライン読み取る。
デバイス移動部26は、読取部25を、プラテンガラス21の下側において、装置本体6の左右方向に相当する、換言すれば主走査方向Z1に直行する副走査方向Z2に移動させる。デバイス移動部26は、移動モータU2(図4参照)によって図示しない移動ローラを回転駆動させ、読取部25を副走査方向Z2に移動させる。
読取部25は、ADF14により搬送方向Z3に搬送される原稿シートを、読取位置RLで1ラインの読み取りを繰り返し、原稿シートを読み取る、いわゆるADF読取を実行する。また、読取部25は、デバイス移動部26により、FB用ガラス21Bの下側を副走査方向Z2に移動しながら1ラインの読み取りを繰り返し、FB用ガラス21Bの上側に載置された原稿シートを読み取る、いわゆるFB読取を実行する。
装置本体6には、この他に、タッチパネル24を含む。タッチパネル24は、例えば、3.7インチ程度の液晶表示部(LCD)を含み、例えば、読取部25が読み取ったA4等の大きさの原稿シートの画像を縮小して表示する。この場合、タッチパネル24は表示部28(図4参照)として機能する。また、タッチパネル24には、各種ボタンが表示されており、使用者からの各種指示を受け付ける。また、タッチパネル24は、原稿シートの縮小画像が表示されている状態で、各縮小画像に対する編集指示を受け付ける。この場合、タッチパネル24は操作部27(図4参照)として機能する。タッチパネル24は、表示部及び操作部の一例である。
3.システムの電気的構成
(複合機の構成)
図4に示すように、複合機2は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)39と、ROM36と、RAM37とを備え、これらに読取部25、送受信部29等が接続されている。図4に実線31で示すように、ASIC39と、ROM36と、RAM37とを含めたものが、制御部の一例である。また、RAM37は、記憶部の一例であり、送受信部29は、送信部の一例である。
ASIC39は、CPU30を含む他、画像処理回路32等の専用のハード回路を含む。ROM36には、複合機2の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU30は、ROM36から読み出したプログラムに従って各部の制御を行うとともに、必要に応じてハード回路を用いて後述する画像読取処理等の処理を実行する。
読取部25は、CPU30からの命令に基づいて、発光部25Aを発光させ、原稿シートを読み取る。読取部25は、1回の読み取りで受光部25Bが主走査方向Z1に1ライン読み取り、主走査方向Z1に配置された複数の画素により取得された画素データの集まりである読取画像データを取得する。読取部25は、原稿シートを読み取る際に、複数回の読み取りを繰り返し、副走査方向Z2に連続する複数個の読取画像データを取得する。読取部25が取得した各読取画像データは、デジタル信号の読取画像データに変換されてRAM37に一時的に記憶される。
画像処理回路32は、補正回路33、縮小回路34、圧縮回路35等を備え、CPU30からの命令により、RAM37に記憶された読取画像データに対して各種画像処理を実行する。図5に示すように、読取画像データは、RGBの3色の色データにより構成され
ており、補正回路33は、RAM37に記憶された読取画像データを読み出すと、シェーディング補正処理等の補正処理を実行し、補正後の読取画像データを分岐配線BHを介して縮小回路34及び圧縮回路35に送信する。補正回路33がRAM37から読取画像データを読み出すと、RAM37に一時的に記憶された読取画像データが削除される。補正回路33は、補正部の一例であり、縮小回路34は、縮小部の一例であり、圧縮回路35は、圧縮部の一例である。
縮小回路34は、補正回路33から送信される読取画像データを縮小し、表示用読取画像データを生成する縮小処理を実行する。後述するように、表示用読取画像データから、タッチパネル24に表示される表示用読取画像が生成されるため、表示用読取画像データは、タッチパネル24の表示に対応した解像度、具体的には、タッチパネル24の大きさから設定される基準解像度よりも低い解像度であることが求められる。例えば、縮小回路34は、A4サイズの原稿シートを300dpiの解像度で読み取って生成した約900万画素の読取画像データを、線形補間により縮小し、約2万画素の表示用読取画像データを生成する。図5において、表示用読取画像データはR’G’B’の3色の色データで示されており、生成後にRAM37に記憶される。
圧縮回路35は、補正回路33から送信される読取画像データを圧縮し、圧縮画像データを生成する圧縮処理を実行する。例えば、圧縮回路35は、RGBの3色の色データにより構成される読取画像データを、JPEG圧縮してJPEG圧縮画像データを生成する。生成された圧縮画像データは、RAM37に一時的に記憶される。
送受信部29は、ネットワーク回線4に接続されており、PC3との間でデータ通信及び指示要求の入出力を行う。例えば、送受信部29は、CPU30からの命令により、RAM37に記憶された圧縮画像データをPC3に送信する。送受信部29が圧縮画像データをPC3に送信すると、RAM37に一時的に記憶された圧縮画像データが削除される。また、送受信部29は、CPU30からの命令により、後述する圧縮画像データの編集実行指示をPC3に送信する。
(PCの構成)
次に、PC3の構成について説明する。図4に示すように、PC3は、CPU40と、ROM46と、RAM47とを備え、これらに送受信部42、操作部43、表示部44が接続されている。図4に実線41で示すように、CPU40と、ROM46と、RAM47とを含めたものが、外部端末制御部の一例である。また、RAM47は、外部端末記憶部の一例であり、送受信部42は、受信部の一例である。
ROM46には、PC3の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU40は、ROM46から読み出したプログラムに従って各部の制御を実行するとともに、後述する編集処理等の処理を実行する。操作部43は、例えば、キーボードやマウスであり、表示部44は、例えば、液晶ディスプレイである。
送受信部42は、ネットワーク回線4に接続されており、複合機2との間でデータ通信及び指示要求の入出力を行う。例えば、送受信部42は、複合機2から送信される圧縮画像データ、及び、圧縮画像データの編集実行指示を受信する。送受信部42により受信された圧縮画像データは、RAM47に記憶され、送受信部42により受信された圧縮画像データは、CPU40に伝達される。
4.画像読取処理
次に、図6から図10を参照して、複合機2における画像読取処理について説明する。複合機2は、使用者からタッチパネル24に読取指示が入力されると、画像読取処理を実
行する。本実施形態では、供給トレイ11に載置された複数枚の原稿シートに対して、連続してADF読取を実行する場合について説明する。
図6に示すように、CPU30は、画像読取処理を開始すると、読取指示に併せて設定された原稿シートの読取設定を受け付ける(S2)。読取設定には、原稿サイズ設定、解像度設定の他、モノクロ/カラー設定等が含まれる。
次に、CPU30は、Fセンサ12の検出結果に基づき、供給トレイ11上に原稿シートが載置されるのを待機する(S4:NO)。そして、供給トレイ11上に原稿シートが載置されると(S4:YES)、CPU30は、ADF14に対して搬送を指示し(S6)、搬送経路Rに沿った原稿シートの搬送を開始させる。
CPU30は、原稿シートの搬送を開始すると、Rセンサ18の検出結果に基づき、原稿シートの搬送方向Z3における先端(以下、先端)が検出位置RRに到達するのを待機する(S8:NO)。そして、原稿シートの先端が検出位置RRに到達すると、CPU30は、原稿シートが検出位置RRから読取位置RLにまで搬送される規定搬送時間が経過するのを待って、読取部25に対して読み取りを指示し(S10)、原稿シートを1ライン読み取らせる。
CPU30は、原稿シートの1ラインの読み取りにより、RAM37に読取画像データが一時的に記憶されると、画像処理回路32に画像処理を指示する。これにより、上記したように、補正回路33による補正処理、縮小回路34による縮小処理、圧縮回路35による圧縮処理が実行される。CPU30は、更に、送受信部29に対して指示し、圧縮回路35により生成された圧縮画像データをPC3に送信させる(S12)。また、縮小回路34により生成された表示用読取画像データがRAM37に記憶される(S14)。
CPU30は、Rセンサ18の検出結果に基づき、原稿シートの読み取りが終了したかを判断する(S16)。CPU30は、原稿シートが検出位置RRを通過しておらず、或は、原稿シートが検出位置RRを通過してから規定搬送時間が経過していない場合(S16:NO)、原稿シートの搬送方向Z3における後端(以下、後端)が読取位置RLを通過しておらず、原稿シートの読み取りが終了していないことから、S12からの処理を継続する。
一方、CPU30は、原稿シートが検出位置RRを通過してから規定搬送時間が経過した場合(S16:YES)、原稿シートの後端が読取位置RLを通過したことから、読取部25に対して読取停止を指示し(S18)、原稿シートの読み取りを停止させる。
CPU30は、Fセンサ12の検出結果に基づき、供給トレイ11上に原稿シートが残っているか否かを判断する(S20)。CPU30は、供給トレイ11上に原稿シートが残っている場合(S20:NO)、S10からの処理を継続する。一方、CPU30は、供給トレイ11上に原稿シートが残っていない場合(S20:YES)、ADF14に対して搬送停止を指示し(S22)、原稿シートの搬送を停止させる。
CPU30は、原稿シートの搬送を停止すると、表示用読取画像データを用いてタッチパネル24に表示用読取画像を表示する(S24)。図8に示すように、タッチパネル24には、読取部25により読み取られた順序(A、B、C、・・・)に従って、複数(図8では3つ)の表示用読取画像を表示する。また、使用者の操作により画面をスクロールさせることができ、使用者は画面をスクロールすることで、読取部25により読み取られた複数の原稿シートの表示用読取画像の全てを確認することができる。
また、使用者は、タッチパネル24に表示された表示用読取画像に編集指示を入力をすることが可能であり、使用者は、タッチパネル24に表示された表示用読取画像の一つを選択して、回転、順序変更、削除等の編集指示を入力することが可能である。例えば、図6上図に示すように、表示用読取画像Bが使用者の意図する向きと異なり、表示用読取画像Bを左回りに90°回転させる場合、使用者は、表示用読取画像Bを選択し、タッチパネル24に表示された「回転」ボタン51を押圧して、回転指示を入力する。これにより、図8下図に示すように、タッチパネル24には、左回りに90°回転された表示用読取画像Bが再表示される。
タッチパネル24には、この他に、選択された表示用読取画像を一つ前の順序に変更する「一つ前」ボタン52、選択された表示用読取画像を一つ後の順序に変更する「一つ後」ボタン53、選択された表示用読取画像を削除する「削除」ボタン54、及び、スクロールさせて表示可能な表示用読取画像を含め、画像読取処理で読み取られた全ての原稿シートの表示用読取画像に対して、編集入力が終了したことを示す「OK」ボタン55が表示されている。
CPU30は、上記のように、使用者からの編集指示の入力があった場合(S26:YES)、受付処理を実行する(S28)。CPU30は、受付処理において、使用者からの編集指示を用いて処理内容テーブルSTを更新するために、使用者からの編集指示を検出する。
ここで、処理内容テーブルSTとは、画像読取処理毎に作成され、具体的には、CPU30は、S10において読取部25に対して読み取りを指示すると、読み取りを指示した原稿シートに対応付けて、更に正確には、読み取りを指示した原稿シートから生成された表示用読取画像データ及び読取画像データ(以下では、表示用読取画像データを代表して用いて説明)に対応付けて、RAM37に処理内容テーブルST(図9参照)を作成する。処理内容テーブルSTは、読取画像を特定する情報の一例である。
図9に示すように、処理内容テーブルSTでは、各表示用読取画像データにIDが付与されるとともに、各表示用読取画像データの角度情報KJ、順序情報ZJ、残存情報SJが記憶されている。ここで、角度情報KJは、S14において記憶された表示用読取画像データに対する左回りの回転角度を示す情報であり、初期値は0°である。また、順序情報ZJは、画像読取処理において読取部25により読み取られた順序を示す情報である。また、残存情報SJは、対応する表示用読取画像データが削除されずに残存しているかを示す情報であり、初期値は残存していることを示す「○」である。
図7に示すように、CPU30は、受付処理において、まず、何れの表示用読取画像が選択されたかを検出し(S52)、選択された対象表示用読取画像に対して何れの種類の編集指示が入力されたかを検出する(S54、56)。例えば、CPU30は、「回転」ボタン51が押圧された場合(S54:YES)、回転指示が入力されたことを検出する(S58)。また、CPU30は、「一つ後」ボタン53又は「一つ後」ボタン53が押圧された場合(S54:NO、S56:YES)、順序変更指示が入力されたことを検出する(S60)。また、CPU30は、「削除」ボタン54が押圧された場合(S54:NO、S56:NO)、削除指示が入力されたことを検出する(S62)。
図6に示すように、CPU30は、受付処理を終了すると、受付処理で検出された編集指示を用いて、処理内容テーブルSTを更新する(S30)。例えば、CPU30は、回転指示が検出された場合、対象表示用読取画像に対応する表示用読取画像データの角度情報KJを90°増加させる。また、CPU30は、順序変更指示が検出された場合、対象表示用読取画像に対応する表示用読取画像データの順序情報ZJを1増加(1減少)させ
るとともに、それに対応させて他の表示用読取画像データの順序情報ZJを変更する。また、削除指示が検出された場合、対象表示用読取画像に対応する表示用読取画像データの残存情報SJを、残存していないことを示す「×」に変更するとともに、それに対応させて他の表示用読取画像データの順序情報ZJを変更する。これにより、図9上図に示す処理内容テーブルSTが、図9下図に示す処理内容テーブルSTに変更される。
次に、CPU30は、更新された処理内容テーブルST、及び、表示用読取画像データを用いてタッチパネル24に表示用読取画像を再表示する(S32)。CPU30は、処理内容テーブルSTにおいて、角度情報KJが0°ではない表示用読取画像データが存在する場合、画像処理回路32の補正回路33に対して、該表示用読取画像データの回転を支持する。例えば、ある表示用読取画像データの角度情報KJが90°である場、CPU30は、補正回路33に該表示用読取画像データを左回りに90°回転させる。
尚、表示用読取画像データの回転には、以下の処理が含まれる。まず、補正回路33は、RAM37に、表示用読取画像データと同程度の記憶領域であって、回転後の表示用読取画像データが書き込まれる記憶領域を確保する。次に、補正回路33は、表示用読取画像データに含まれる1つの画素データを選択し、該画素データが確保された記憶領域に書き込まれるアドレスを計算する。そして、補正回路33は、計算により求められたアドレスに該画素データを書き込む。補正回路33は、表示用読取画像データに含まれる全画素データに上記処理を繰り返し、回転後の表示用読取画像データを生成する。
そして、CPU30は、更新された処理内容テーブルSTの順序情報ZJに従って、タッチパネル24に表示用読取画像を再表示する。なお、上記した処理内容テーブルSTの変更処理において、残存情報SJが「×」である表示用読取画像データについては、順序情報ZJが削除(図9「−」参照)されており、タッチパネル24に表示用読取画像が表示されない。
CPU30は、1回の受付処理で、1つの表示用読取画像データに対する1つの編集指示を受け付け、S30、S32の処理を実行する。CPU30は、使用者から複数の編集指示が入力された場合、S28からS32の処理を繰り返す。そして、CPU30は、タッチパネル24に表示用読取画像を表示(S24、S32)してから第1規定時間に亘って使用者から編集指示が入力されない場合、或いは、使用者により「OK」ボタン55が押圧された場合(S26:NO)、送受信部29に対して指示し、処理内容テーブルSTをPC3に送信させる(S34)。続いて、編集実行指示をPC3に送信させ、先に送信した処理内容テーブルSTに基づいて、圧縮画像データに画像処理を実行するように指示し、画像読取処理を終了する。
5.編集処理
次に、図10を参照して、PC3における編集処理について説明する。
CPU40は、送受信部42を介して複合機2から圧縮画像データが受信されたのを検知すると、編集処理を開始する。図10に示すように、CPU40は、編集処理を開始すると、圧縮画像データを受信する(S72)。
CPU40は、圧縮画像データの受信が終了するのを待機し(S74:NO)、圧縮画像データが送信されない期間が第2規定時間以上継続した場合、圧縮画像データの受信が終了したと判断し(S74:YES)、受信された圧縮画像データをRAM47に記憶する(S76)。そして、CPU40は、圧縮画像データを解凍し読取画像データとしてRAM47に記憶する(S77)。
次に、CPU40は、複合機2から処理内容テーブルST及び編集実行指示が受信され
るのを待機し(S78:NO)、複合機2から処理内容テーブルST及び編集実行指示が受信されると(S78:YES)、処理内容テーブルSTに従って、先に受信された読取画像データを編集する(S80)。具体的には、CPU40は、処理内容テーブルSTにおいて残存情報SJが「×」となっている読取画像データを削除する。次に、CPU40は、処理内容テーブルSTの順序情報ZJに従って読取画像データを並び替える。そして、CPU40は、処理内容テーブルSTにおいて角度情報KJが0°ではない圧縮画像データが存在する場合、読取画像データを角度情報KJに従って、回転させる。
尚、CPU40における読取画像データを回転させる処理は、補正回路33における表示用読取画像データを回転させる処理と等しいので、重複した説明を省略する。一方、読取画像データは表示用読取画像データに比べて、含まれる画素数が多い。そのため、読取画像データを回転させる処理のために、PC3のRAM47に確保される記憶領域は、表示用読取画像データを回転させる処理のために、複合機2のRAM37に確保される記憶領域よりも大きい。また、読取画像データを回転させるために、CPU40が行う処理数は、表示用読取画像データを回転させるために、補正回路33が行う処理数よりも多い。
CPU40は、編集された読取画像データを保存する(S82)。CPU40は、各読取画像データ毎に読取画像データを編集し、全ての読取画像データについて編集が終了するまで(S84:NO)、S80からの処理を繰り返す。CPU40は、全ての読取画像データについて編集が終了すると(S84:YES)、全ての読取画像データに対して、圧縮処理を行い、編集処理を終了する(S85)。尚、CPU40における圧縮処理は、圧縮回路35における圧縮処理と等しいので、重複した説明を省略する。
6.本実施形態の効果
(1)本実施形態のシステムでは、複合機2は、読取部25を用いて取得した読取画像データから圧縮画像データ及び表示用読取画像データを生成し、読取画像データを削除する。また、生成された表示用読取画像データはRAM37に記憶される一方、圧縮画像データはPC3に送信され、RAM37に記憶されない。つまり、読取画像データ、圧縮画像データ、及び、表示用読取画像データのうち、RAM37に記憶される画像データは、読取画像データを縮小して生成された表示用読取画像データのみであり、画像データを記憶するためにRAM37に確保しなければならない記憶領域を縮小することができる。
特に、本実施形態のように、ADF読取により複数枚の原稿シートを連続して読み取る場合、複数枚の原稿シートに対応した複数の読取画像データが取得され、これらがRAM37に記憶されると、RAM37に確保しなければならない記憶領域が増大してしまう。本実施形態の複合機2では、RAM37に表示用読取画像データのみを記憶するので、複数の読取画像データが取得される場合でも、RAM37に確保しなければならない記憶領域を縮小することができる。
そして、複合機2では、表示用読取画像データを用いてタッチパネル24に表示用読取画像を表示し、使用者から編集指示を受け付けた場合には、その編集指示が記憶された処理内容テーブルST及び編集実行指示をPC3に送信し、PC3に編集指示に従って圧縮画像データを解凍し、読取画像データを編集させる。そのため、複合機2内では、大きなデータサイズである読取画像データを編集する必要がなく、特に、読取画像データを回転する処理を実行する必要がない。
上述したように、複合機2内で読取画像データを回転する処理を実行する場合、RAM37には比較的大きい記憶領域を確保する必要があり、補正回路33には、比較的多くの処理を行うために、高度な処理能力を有する処理回路を準備する必要がある。本実施形態の複合機2では、複合機2内で圧縮画像データを回転する処理を実行する必要がないことから、RAM37に確保しなければならない記憶領域を縮小することができるとともに、高度な処理能力を有しない補正回路33を用いて、複合機2を構成することができる。
その一方、PC3は、読取画像データを編集することになるが、一般に、PC3のRAM47は複合機2のRAM37に比べて大容量であり、読取画像データを回転させる処理のために、RAM47の容量を拡大させる必要はない。また、PC3のCPU40は複合機2の補正回路33に比べて高度な処理能力を有しており、読取画像データを回転させる処理のために、CPU40の処理能力を向上させる必要はない。PC3は、処理内容テーブルSTに従って、読取画像データを編集する。
つまり、本実施形態のシステムによれば、RAM37に確保しなければならない記憶領域を縮小し、且つ、補正回路33に求められる処理能力が高度化するのが抑制された複合機2を用いて、使用者からの編集指示を受け付け、その編集指示に従って、読取画像データから生成した圧縮画像データを編集することができる。
(2)本実施形態のシステムでは、編集実行指示をPC3に送信する際に、処理内容テーブルSTを送信する。処理内容テーブルSTでは、表示用読取画像データ及び読取画像データにIDが付与され、当該IDに対応させて角度情報KJ、順序情報ZJ、残存情報SJが記憶される。そのため、編集実行指示をPC3に送信する際に、処理内容テーブルSTを送信することで、読取画像データ、つまり、原稿シートを特定して、編集実行を指示することができる。
(3)本実施形態のシステムでは、複合機2は、使用者からの編集指示を受け付けた場合、その編集指示に従って、表示用読取画像を編集し、タッチパネル24に再表示する。そのため、使用者は、タッチパネル24に再表示された表示用読取画像によって、指示した編集の内容が正しいか否かを確認することができる。
また、上述したように、表示用読取画像データを回転させる処理のために、複合機2のRAM37に確保される記憶領域は、圧縮画像データを回転させる処理のために、PC3のRAM47に確保される記憶領域はよりも小さく、複合機2内で表示用読取画像が編集されたとしても、RAM37に確保しなければならない記憶領域が増大するのを抑制することができる。また、表示用読取画像データを回転させるために、補正回路33が行う処理数は、圧縮画像データを回転させるために、CPU40が行う処理数よりも少ないので、補正回路33に求められる処理能力が高度化するのを抑制することができる。
(4)本実施形態のシステムでは、複合機2の画像処理回路32において、図5に示すように、補正回路33と圧縮回路35と縮小回路34とが分岐配線BHにより接続されており、補正回路33により補正された読取画像データが分岐配線BHを介して、縮小回路34及び圧縮回路35に送信される。そのため、縮小回路34と圧縮回路35には、ほぼ同時に補正回路33により補正された読取画像データが受信され、縮小回路34と圧縮回路35とで並列的に処理を実行することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、スキャン機能、コピー機能、印刷機能などの複数の機能を備えた複合機2を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られず、スキャナ機能のみを備えた画像読取装置であってもよい。
(2)上記実施形態では、複合機2がCPU30を有するASIC39を備え、このCP
U30が必要に応じてASIC39内のハード回路を用いて画像読取処理等の各種処理を実行する制御部が構成される例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、CPUがASICとは別体として存在し、このCPUにより制御部が実行する処理が実行されてもよければ、ASIC内にCPUが存在せず、ASICに設けられたハード回路により制御部が実行する処理が実行されてもよい。さらには、単数又は複数のCPU及びASICによって、制御部が実行する処理を実行していてもよい。
(3)また、CPU30が実行するプログラムは必ずしもROM36に記憶されている必要はなく、CPU30自身に記憶されていてもよければ、他の記憶装置に記憶されていてもよい。
(4)上記実施形態では、ADF読取とFB読取の両方の読み取りが可能である複合機2を用いて説明を行ったが、いずれか一方のみ実行可能な構成でもよい。また、上記実施形態では、ADF読取を実行する場合の例を用いて説明を行ったが、FB読取を実行する場合にも適用することができる。FB読取で連続して複数の原稿シートを読み取る場合には、例えば使用者がタッチパネル24を介して複数の原稿シートを連続して読み取る旨を入力しておくことで、1回毎にカバー部5を開閉して読み取られる複数の原稿シートから、1つの処理内容テーブルST及び読取画像データ群を生成することができる。
(5)上記実施形態では、1回の原稿シートの読み取りから、表示用読取画像データと圧縮画像データを生成する例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、FB読取において、原稿シートを読み取る本スキャンの前に、原稿シートの大きさ等を確認するためのプレスキャンが行われる場合には、プレスキャンから表示用読取画像データが生成され、本スキャンから圧縮画像データが生成されてもよい。この場合、必ずしも、補正回路33と圧縮回路35と縮小回路34とが分岐配線BHにより接続されている必要はない。
(6)上記実施形態では、複合機2のタッチパネル24を介して入力される編集指示として、回転、順序変更、削除を例示して説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、90%縮小や、110%拡大などの指示が含まれても良い。
1:システム、2:複合機、3:PC(外部端末)、24:タッチパネル、25:読取部、29:送受信部、32:画像処理回路、33:補正回路、34:縮小回路、35:圧縮回路、42:送受信部、BH:分岐配線、ST:処理内容テーブル、KJ:角度情報、SJ:残存情報、ZJ:順序情報

Claims (4)

  1. 原稿を読み取る読取部と、
    送信部と、
    表示部と、
    操作部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記読取部に複数枚の原稿を読み取らせ、前記複数枚の原稿にそれぞれ対応する複数の読取画像を取得する読取処理と、
    前記読取処理によって取得された複数の読取画像を前記送信部を用いて外部端末に送信する画像送信処理と、
    前記複数の読取画像に基づいて、前記表示部の表示に対応した解像度であって、かつ、前記解像度より低解像度である複数の表示用読取画像をそれぞれ生成して前記記憶部に記憶する表示用読取画像生成処理と、
    前記複数の読取画像をそれぞれ識別するための複数の識別情報と、前記複数の読取画像にそれぞれ実行する複数の編集処理の内容を示す複数の編集情報と、を対応付けた処理内容情報を前記記憶部に記憶する処理内容記憶処理と、
    前記複数の表示用読取画像を前記表示部に表示させる表示処理と、
    前記操作部を用いて前記表示部に表示された複数の表示用読取画像のうちのいずれか1つの表示用読取画像を選択し、前記選択された1つの表示用読取画像に対応する読取画像に実行する複数の編集処理のいずれかの編集処理を指示する編集指示を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理によって受け付けた編集指示に基づいて、前記処理内容情報における前記複数の編集情報を更新する処理内容更新処理と、
    前記処理内容情報と、前記処理内容情報における前記複数の編集情報に基づいて前記画像送信処理で送信された複数の読取画像に実行される複数の編集処理の実行を指示する編集実行指示と、を前記外部端末に送信する指示送信処理と、
    を実行する、画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記複数の編集処理は
    前記複数の読取画像の順序を変更する順序変更処理を含み、
    前記処理内容更新処理は、
    前記受付処理によって受け付けた順序変更処理を指示する順序変更指示に基づいて、前記処理内容情報における前記複数の編集情報を、前記順序変更処理の指示の内容を示す情報を含む順序編集情報に更新し、
    前記編集実行指示は、
    前記順序編集情報に基づいて、前記画像送信処理で送信された複数の読取画像の順序を変更する順序変更処理を実行する指示を含む、画像読取装置。
  3. 原稿の画像を読み取る画像読取装置と、当該画像読取装置と通信可能な外部端末と、を備える画像読取システムであって、
    前記画像読取装置は、
    原稿を読み取る読取部と、
    送信部と、
    表示部と、
    操作部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記外部端末は、
    前記送信部から送信される前記読取画像及び前記編集指示を実行する指示を受信する受信部と、
    前記読取画像が記憶される外部端末記憶部と、
    外部端末制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記読取部に複数枚の原稿を読み取らせ、前記複数枚の原稿にそれぞれ対応する複数の読取画像を取得する読取処理と、
    前記読取処理によって取得された複数の読取画像を前記送信部を用いて外部端末に送信する画像送信処理と、
    前記複数の読取画像に基づいて、前記表示部の表示に対応した解像度であって、かつ、前記解像度より低解像度である複数の表示用読取画像をそれぞれ生成して前記記憶部に記憶する表示用読取画像生成処理と、
    前記複数の読取画像をそれぞれ識別するための複数の識別情報と、前記複数の読取画像にそれぞれ実行する複数の編集処理の内容を示す複数の編集情報と、を対応付けた処理内容情報を前記記憶部に記憶する処理内容記憶処理と、
    前記複数の表示用読取画像を前記表示部に表示させる表示処理と、
    前記操作部を用いて前記表示部に表示された複数の表示用読取画像のうちのいずれか1つの表示用読取画像を選択し、前記選択された1つの表示用読取画像に対応する読取画像に実行する複数の編集処理のいずれかの編集処理を指示する編集指示を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理によって受け付けた編集指示に基づいて、前記処理内容情報における前記複数の編集情報を更新する処理内容更新処理と、
    前記処理内容情報と、前記処理内容情報における前記複数の編集情報に基づいて前記画像送信処理で送信された複数の読取画像に実行される複数の編集処理の実行を指示する編集実行指示と、を前記外部端末に送信する指示送信処理と、を実行し、
    前記外部端末制御部は、
    前記受信部が前記画像読取装置から前記複数の読取画像を受信した場合に、前記複数の読取画像を前記外部端末記憶部に記憶する受信処理と、
    前記受信部が前記編集実行示を受信した場合に、該編集実行指示に従って、前記外部端末記憶部に記憶された複数の読取画像を編集する編集処理と、
    を実行する、画像読取システム。
  4. 請求項3に記載の画像読取システムであって、
    前記画像読取装置は、
    前記複数の読取画像を補正する補正部と、
    前記補正部により補正された複数の補正読取画像をそれぞれ圧縮して複数の圧縮読取画像をそれぞれ生成する圧縮部と、を備え、
    前記画像送信処理は、
    前記圧縮部が生成した複数の圧縮読取画像を前記外部端末にそれぞれ送信し、
    前記受信処理は、
    前記複数の圧縮読取画像をそれぞれ受信した場合に、前記複数の読取画像を前記外部端末記憶部にそれぞれ記憶し、
    前記外部端末制御部は、
    前記外部端末記憶部に記憶された複数の圧縮読取画像をそれぞれ解凍し、前記複数の読取画像として前記外部端末記憶部に記憶する解凍処理と、
    前記解凍処理により解凍された複数の読取画像を編集する前記編集処理と、
    を実行する、画像読取システム。
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