JP6264556B2 - Pcb汚染廃電気機器の洗浄装置 - Google Patents

Pcb汚染廃電気機器の洗浄装置 Download PDF

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Description

本発明は、ポリ塩化ビフェニル(以下「PCB」という。)に汚染されたPCB汚染廃電気機器を洗浄する洗浄装置に関する。
従来から、トランス、コンデンサ、計器用変成器、リアクトル、放電コイル、OFケーブルなどのPCB汚染廃電気機器から、PCBを除去する方法が、種々提案されている。
特に、近年、酸化チタンとアパタイトと鉄を複合化した可視光で働く光触媒粒子などを水に加えた光触媒洗浄液を用いたPCBの分離回収方法が注目されている。
光触媒洗浄液は、光を照射させることで活性酸素を発生することから、光触媒洗浄液中に浸漬させた前記電気機器から、付着するPCBの結合を切断して剥離させることができ、PCB汚染油(もしくはPCB含有油)が光触媒洗浄液の液面に浮上することで、容易にPCBだけを分離し回収することができる。
そして、この光触媒洗浄液を用いてPCBを除去する発明として、「廃電気機器からPCB油を抜く抜油工程と、抜油した廃電気機器を一次洗浄槽に収容し、光触媒洗浄液により洗浄する一次洗浄工程と、一次洗浄を終了した廃電気機器を解体する解体工程と、解体した廃電気機器を洗浄する二次洗浄工程と、二次洗浄工程を終えた前記解体廃電気機器を乾燥する乾燥工程とを組み合わせたことを特徴とするPCB汚染廃電気機器の処理システム」に係る発明が開示されている(特許文献1)。
当該発明によれば、前記のとおり、廃電気機器からPCBを抜く抜油工程だけで96%程度のPCB油を除去することができ(特許文献1の明細書段落番号「0005」)、さらに、抜油した廃電気機器を一次洗浄槽に収容し、光触媒洗浄液により洗浄(一次洗浄)を行うため、この時点でほとんどのPCB油を除去することができる。
また、当該発明は、一次洗浄した廃電気機器を解体し、解体した廃電気機器をさらに二次洗浄することで、「PCB油の残留がなくなり、洗浄したPCB汚染廃電気機器を通常の廃棄物と同様に取り扱うことができる効果がある(特許文献1の明細書段落番号「0006」)」。
特開2013−103186公報
しかし、前記発明は、廃電気機器からPCBを抜く抜油工程だけで、「PCB汚染廃電気機器の上蓋を取り外し、交換ノズル式抜油法により前記廃電気機器内へ水を送り込み、これを汲出する操作を繰り返して前記廃電気機器内の残留PCB油及び内壁等に付着しているPCB油を順次洗浄する(特許文献1の明細書段落番号「0009」)」工程を経る必要があり、手間がかかるだけでなく、多大な作業時間を要する。
そして、「廃電気機器を一次洗浄槽内へそのまま投入し、光触媒洗浄液により、2時間ほど一次洗浄を行う」(特許文献1の明細書段落番号「0011」)が、一次洗浄の時点で、少なくとも2時間以上の作業時間を費しており、多数の廃電気機器を一度に洗浄する場合には、とても利用できるものではない。
光触媒洗浄液を使ったPCBの除去方法は、PCB汚染廃電気機器を浸漬させた光触媒洗浄液に光を照射することで、PCB汚染廃電気機器に付着したPCBを当該機器から剥離させて、PCBだけを分離して回収するものであるから、PCB汚染廃電気機器に付着したPCBを、当該機器から如何に早く剥離させられるかが、作業時間を短縮するポイントになる。
しかしながら、洗浄対象物であるPCB汚染廃電気機器は、トランス、コンデンサ、計器用変成器、リアクトル、放電コイル、OFケーブルなど、様々な形状、構造、素材のものがあり、大きさも一様ではないため、作業効率の向上、作業時間の短縮のためには、機器に合わせた洗浄装置を使用することが、作業効率の向上と作業時間の短縮を図るうえで重要である。
そこで、本発明は、光触媒洗浄液を用い、PCB汚染廃電気機器の形状や種類に合わせて最適な洗浄を行うことができる噴射装置によって、極めて短時間に効率的にPCBを除去できる洗浄装置を提供することを課題とする。
本発明に係るPCB汚染廃電気機器の洗浄装置は、
洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を収容し、
PCB汚染廃電気機器を光触媒洗浄液で洗浄するPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であって、
洗浄槽と、
PCB汚染廃電気機器を収容する筒形噴射容器と、
筒形噴射容器に連結し、筒形噴射容器内に光触媒洗浄液を送水するアームと、
光触媒洗浄液を循環させるポンプと、
からなり、
前記筒形噴射容器は、
PCB汚染廃電気機器を載置する載置板と、
光源と、
が取り付けられており、
前記載置板は、
光触媒洗浄液を噴射させる複数の噴射孔と、
斜め上方に向けて光触媒洗浄液を噴射させる噴射ノズルと、
が形成されており、
筒形噴射容器内に収容したPCB汚染廃電気機器を洗浄する際、
光触媒洗浄液が噴射孔及び噴射ノズルから噴射されることで、
筒形噴射容器内を上昇旋回する水流を発生させ、
PCB汚染廃電気機器に向かって光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めるとともに、
PCB汚染廃電気機器の表面から剥離したPCB汚染油を素早く水面に浮上させる
ことを特徴とする。
本発明に係るPCB汚染廃電気機器の洗浄装置は、
洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を収容し、
PCB汚染廃電気機器を光触媒洗浄液で洗浄するPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であって、
洗浄槽と、
PCB汚染廃電気機器を収容する筒形噴射容器と、
筒形噴射容器に連結し、筒形噴射容器内に光触媒洗浄液を送水するアームと、
光触媒洗浄液を循環させるポンプと、
からなり、
前記筒形噴射容器は、
PCB汚染廃電気機器を載置する載置板と、
アームから分岐し、筒形噴射容器の壁面から光触媒洗浄液を噴射する噴射パイプと、
光源と、
が取り付けられており、
前記載置板は、
光触媒洗浄液を噴射させる複数の噴射孔と、
斜め上方に向けて光触媒洗浄液を噴射させる噴射ノズルと、
が形成されており、
筒形噴射容器内に収容したPCB汚染廃電気機器を洗浄する際、
光触媒洗浄液が噴射孔、噴射ノズル及び噴射パイプから噴射されることで、
筒形噴射容器内を上昇旋回する水流を発生させ、
PCB汚染廃電気機器に向かって光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めるとともに、
PCB汚染廃電気機器の表面から剥離したPCB汚染油を素早く水面に浮上させる
ことを特徴とする。
本発明に係るPCB汚染廃電気機器の洗浄装置は、
洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を収容し、
PCB汚染廃電気機器を光触媒洗浄液で洗浄するPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であって、
回転基体と、
回転基体を中心としたドーナツ型の洗浄槽と、
洗浄槽の内側に形成された分離槽と、
さらに分離槽の内側に形成された回収槽と、
洗浄槽内に配置される筒形噴射容器と、
回転基体から放射状に延び、洗浄槽内の筒形噴射容器に連結し、光触媒洗浄液を送水するアームと、
分離槽に貯留する光触媒洗浄液を回収して、回転基体から延びるアームを通じて洗浄槽に光触媒洗浄液を送水する循環手段と、
とからなり、
前記筒形噴射容器は、
PCB汚染廃電気機器を載置する載置板と、
光源と、
が取り付けられており、
前記載置板は、
光触媒洗浄液を噴射させる複数の噴射孔と、
斜め上方に向けて光触媒洗浄液を噴射させる噴射ノズルと、
が形成されており、
筒形噴射容器内に収容したPCB汚染廃電気機器を洗浄する際、
集電装置を備えた回転基体がアーム及び筒形噴射容器と連結した状態で周方向に回転することで、筒形噴射容器が洗浄槽内を周回しながらPCB汚染廃電気機器を洗浄することができ、
噴射孔及び噴射ノズルから噴射された光触媒洗浄液が筒形噴射容器内を上昇旋回する水流を発生させ、
PCB汚染廃電気機器に向かって光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めるほか、
PCB汚染廃電気機器の表面から剥離したPCB汚染油を素早く水面に浮上させる
ことを特徴とする。
本発明に係るPCB汚染廃電気機器の洗浄装置は、
洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を収容し、
PCB汚染廃電気機器を光触媒洗浄液で洗浄するPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であって、
回転基体と、
回転基体を中心としたドーナツ型の洗浄槽と、
洗浄槽の内側に形成された分離槽と、
さらに分離槽の内側に形成された回収槽と、
洗浄槽内に配置される筒形噴射容器と、
回転基体から放射状に延び、洗浄槽内の筒形噴射容器に連結し、光触媒洗浄液を送水するアームと、
分離槽に貯留する光触媒洗浄液を回収して、回転基体から延びるアームを通じて洗浄槽に光触媒洗浄液を送水する循環手段と、
とからなり、
前記筒形噴射容器は、
PCB汚染廃電気機器を載置する載置板と、
アームから分岐し、筒形噴射容器の壁面から光触媒洗浄液を噴射する噴射パイプと、
光源と、
が取り付けられており、
前記載置板は、
光触媒洗浄液を噴射する複数の噴射孔と、
斜め上方に向けて光触媒洗浄液を噴射する噴射ノズルと
が形成されており、
筒形噴射容器内に収容したPCB汚染廃電気機器を洗浄する際、
集電装置を備えた回転基体がアーム及び筒形噴射容器と連結した状態で周方向に回転することで、筒形噴射容器が洗浄槽内を周回しながらPCB汚染廃電気機器を洗浄することができ、
噴射孔、噴射ノズル及び噴射パイプから噴射された光触媒洗浄液が筒形噴射容器内を上昇旋回する水流を発生させ、
PCB汚染廃電気機器に向かって光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めるほか、
PCB汚染廃電気機器の表面から剥離したPCB汚染油を素早く水面に浮上させる
ことを特徴とする。
本発明に係るPCB汚染廃電気機器の洗浄装置は、
前記の噴射孔または噴射ノズルから噴射される光触媒洗浄液に、
圧縮空気を混合させることで、PCB汚染廃電気機器をバブリング洗浄する
ことを特徴とする。
本発明に係るPCB汚染廃電気機器の洗浄装置は、
前記の噴射パイプから噴射される光触媒洗浄液に、
圧縮空気を混合させることで、PCB汚染廃電気機器をバブリング洗浄する
ことを特徴とする。
本発明に係るPCB汚染廃電気機器の洗浄装置は、
前記の噴射ノズルの先端の噴射口が、
幅狭に形成されていることで、
噴射される光触媒洗浄液の勢いを増加させる
ことを特徴とする。
本発明に係るPCB汚染廃電気機器の洗浄装置は、以下の効果を奏する。
1)構造が複雑なPCB汚染廃電気機器であっても、当該機器を収容し、当該機器の表面を効率良く、一度に多数洗浄できる。
2)極めて短時間に、多数のPCB汚染廃電気機器を洗浄できる。
3)簡便な構成で、PCBを簡単に分離して回収することができる。
4)ドーナツ型の洗浄槽を用いた洗浄装置によれば、PCB汚染廃電気機器を洗浄槽に浸漬させて光触媒洗浄液で洗浄した状態のまま、PCB汚染廃電気機器を洗浄槽内で移動させることができるため、作業者は、同じ場所で洗浄槽へのPCB汚染廃電気機器の投入、取り出しを行うことができ、作業効率の向上を図ることができる。
筒形噴射容器を備えた洗浄装置の概略を示す側面図 噴射パイプを有する筒形噴射容器を備えた洗浄装置の概略を示す側面図 図2のA−A線断面図 図2のB−B線切断部端面図 複数の筒形噴射容器を備えた円形の洗浄装置全体の概略を示す側面図 複数の筒形噴射容器を備えた洗浄装置の回転基体から筒形噴射容器までの構成の概略を示す平面図
本発明に係る洗浄装置は、光触媒洗浄液を貯留した洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を浸漬させ、洗浄槽内で光触媒洗浄液を噴射して水流を発生させながら洗浄を行うものである。
PCB汚染廃電気機器は、使用部材自体にPCBが浸透していたり、複雑な構造の機器内部にまでPCBが付着するなどして汚染されている。
このようなPCB汚染廃電気機器の隅々まで、短時間に洗浄することは容易ではない。
そこで、本発明は、PCB汚染廃電気機器の形状、構造等に最適な方法で洗浄できる洗浄装置を用い、極めて短時間に効率的にPCBを除去する。
具体的には、本発明に係る洗浄装置は、洗浄槽内に光触媒洗浄液を噴射する筒形噴射容器を備え、この筒形噴射容器内で光触媒洗浄液を噴射させることで、洗浄効率を高める。
筒形噴射容器は、筒形の形態を有しており、PCB汚染廃電気機器の形状、構造を問わず、当該容器内にPCB汚染廃電気機器を収容して、当該機器の表面に付着したPCBの洗浄を可能にする。
なお、本発明の洗浄装置は、光触媒洗浄液を用いて洗浄することから、PCB汚染廃電気機器からPCBを剥離させる(分離させる)ことを目的としており、必ずしも、PCBを分離して回収することを目的とするものではない。
したがって、本発明の洗浄装置は、必ずしも、PCBを回収する構成を備えるものではないが、以下に示す実施例の一部は、その構成に回収手段を含む。
以下、本発明に係る実施例を、図面をもって説明する。
図1乃至4は、筒形噴射容器を備えたPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であり、PCB汚染廃電気機器の、特に表面を重点的に洗浄することができる装置である。
図1は筒形噴射容器を備えた洗浄装置の概略を示す側面図、図2は図1の筒形噴射容器に噴射パイプが付加された構成の筒形噴射容器を備えた洗浄装置の概略を示す側面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線切断部端面図である
被洗浄物であるPCB汚染廃電気機器は、トランス、コンデンサ、計器用変成器、リアクトル、放電コイル、OFケーブルなどのPCBに汚染された廃電気機器であって、特に、表面を洗浄する必要がある、鉄心などのケーシングの中身を意味する。
本実施例の洗浄装置では、このPCB汚染廃電気機器を、洗浄槽2内の筒形噴射容器11に収容することで、PCB汚染廃電気機器の表面を洗浄する。
光触媒洗浄液4は、酸化チタンとアパタイトと鉄を複合化した可視光で働く光触媒粒子などを加えたもので、光の照射により油などの有機物を水や二酸化炭素に分解することができるものである。
PCB汚染廃電気機器を筒形噴射容器11に収容するには、筒形噴射容器11内に投入するだけで良い。
筒形噴射容器11は、箱型(四角形、多角形)や筒型(丸形)などの筒形に形成されており、その容積内であれば、どのようなPCB汚染廃電気機器でも投入して洗浄できる。
筒形噴射容器11には、アーム10が連結されており、このアーム10を通じて、筒形噴射容器11内に光触媒洗浄液4が供給(送水)される。
筒形噴射容器11は、アーム10との連結部分において、取り付け、取り外しが可能になっており、例えば、被洗浄物であるPCB汚染廃電気機器の大きさに合わせ、異なるサイズのものに替えることができる。
筒形噴射容器11は、PCB汚染廃電気機器を載置する載置板1が取り付けられている。
載置板1は、筒形噴射容器11内に収容するPCB汚染廃電気機器を直接載置するための板状の部材である。
1つの筒形噴射容器11内に、複数のPCB汚染廃電気機器を合計数百kg分収容するため、PCB汚染廃電気機器を直接筒形噴射容器11の底面に載置するのではなく、載置板1に載置するようにしたものである。
載置板1には、光触媒洗浄液4を噴射させる複数の噴射孔1aが形成されている。
噴射孔1aは、載置板1を貫通する孔であり、この孔を通じて、アーム10から供給された光触媒洗浄液4が筒形噴射容器11の上方に噴射される。
噴射孔1aは、水流を変化させるために、孔の大きさ(径)を変えたり、孔自体の形状を変化させることもできる。
載置板1には、光触媒洗浄液4を斜め上方に噴射させる噴射ノズル1bが形成されている。
噴射ノズル1bは、載置板1から斜め上方に向かって突出した形状をなしており、載置板1から噴射ノズル1bの噴射口まで貫通する孔が形成されており、この孔を通じて、光触媒洗浄液4が噴射される。
噴射ノズル1bは、筒形噴射容器11内に上昇旋回する水流を発生させることができれば、斜め上方以外にも、噴射方向を変えることができる。
筒形噴射容器11には、図2、4のとおり、アーム10から分岐する噴射パイプ3が取り付けられている。
図1の筒形噴射容器11は、この噴射パイプ3を備えていないが、載置板1部分の構成は、図2の載置板1と同様である(図3は、図1と2に共通の構成である)。
噴射パイプ3は、アーム10から分岐して筒形噴射容器11の周囲に配され、筒形噴射容器11の壁面に接続されており、接続された噴射口から筒形噴射容器11内に光触媒洗浄液4を噴射するように形成されている。
噴射パイプ3から筒形噴射容器11に接続する噴射口の数は、増減させることができる。
複数の噴射口を形成するようにすれば、筒形噴射容器11の壁面から噴射される光触媒洗浄液4の勢いが強くなり、より大きな水流を発生させることができる。
また、噴射口付近の噴射パイプ3の接続角度(向き)を変えて、光触媒洗浄液4が筒形噴射容器11内に噴射される方向を変えることもできる。
このような噴射パイプ3を備えることで、噴射パイプ3から噴射された光触媒洗浄液4によって、筒形噴射容器11内を上昇旋回するように水流が発生し、光触媒洗浄液4が全体的に洗浄槽2内を流動する結果、PCB汚染廃電気機器表面に光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めてくれる。
これにより、洗浄力も高まり、洗浄時間をさらに短縮できる。
アーム10を通じて供給され、筒形噴射容器11の噴射孔1a、噴射ノズル1b、噴射パイプ3から噴射される光触媒洗浄液4は、圧縮空気を混入させることができる。
圧縮空気を混入させた光触媒洗浄液を、筒形噴射容器11に収容されているPCB汚染廃電気機器の表面に噴射することで、気泡の浮力によってPCBや埃、塵を液面に素早く浮かせることができる。
このような気液混合の光触媒洗浄液4を噴射することで(バブリング洗浄)、単に光触媒洗浄液4を貯留した洗浄槽2内にPCB汚染廃電気機器を浸漬させるだけの洗浄方法に比べて、極めて高い洗浄効果を得られる。
筒形噴射容器11の内壁には、光源9が設けられている。
光源9は、紫外線などの光触媒洗浄液4中の光触媒粒子を反応させることができるものであれば、どのような光源9でも利用できる。
光源9が筒形噴射容器11の内壁に設けられていることで、筒形噴射容器11の側面からPCB汚染廃電気機器の表面に光が照射され、効率良く、且つ、短時間で、PCB汚染廃電気機器の表面のPCBを剥離させることができる。
特に、PCB汚染廃電気機器の表面は、光触媒洗浄液4が勢い良く噴射され、筒形噴射容器11とPCB汚染廃電気機器の隙間を光触媒洗浄液4が流動するため、光触媒の反応が促進され、PCB汚染廃電気機器の表面のPCBを効果的に、且つ、短時間で剥離することができる。
PCB汚染油(もしくはPCB含有油)は、PCB汚染廃電気機器から剥離すると液面に浮上することから、洗浄槽2内の光触媒洗浄液4をオーバーフローさせて、洗浄槽2外に光触媒洗浄液4が溢れ出るようにすることで、容易にPCBだけを分離し回収することができる。
PCBの回収には、洗浄槽2に隣接するように別の槽を設けて、洗浄槽2からオーバーフローした光触媒洗浄液4だけが洗浄槽2に送水されるようにして、最終的にPCBを分離槽で分離して回収することもできる。
また、上記した別の槽は、さらに複数の槽に仕切ることで分離精度を上げることができ、最終的には、PCBは遠心分離機などで分離して回収することができる。
洗浄槽2から別の槽にPCBがオーバーフローする際、勢い良くオーバーフローしてしまうと、せっかく別の槽の液面で浮遊しているPCBが撹拌されてしまい、光触媒洗浄液4とPCBの分離がなされなくなってしまう。
そこで、洗浄槽2と別の槽の間に貫通孔を設け、この貫通孔を仕切り(オーバーフロー調整ゲート)によって塞いだり、開いたりすることで、洗浄槽2と別の槽に貯留する光触媒洗浄液4の量を調整し、洗浄槽2から勢い良くオーバーフローしないように、オーバーフローの流量を調整できるようにすることもできる。
洗浄槽2の液面にはPCBが浮遊するが、このPCBを早く洗浄槽2から隣の槽にオーバーフローさせることで、早く確実にPCBを分離回収し、作業時間を短縮できる。
そこで、洗浄槽2の壁側の液面付近に、光触媒洗浄液4を噴射する噴射口(PCB追い出しシャワー)を設け、PCBを洗浄槽2から隣の槽に早くオーバーフローさせるようにすることもできる。
洗浄槽2の底面には、洗浄によって溜まった沈殿物を排出するための管を設けることもできる。
PCBを分離して回収した光触媒洗浄液4は、ポンプで洗浄槽2へと送水することで、再度洗浄に使用できる。
光触媒洗浄液4を供給(送水)する際、コンプレッサーで圧縮空気をアーム10内に注入し、気液混合の光触媒洗浄液4を噴射するようにすることもできる。
これにより、PCB汚染廃電気機器をバブリング洗浄することができ、気泡の浮力によってPCBや埃、塵を液面に素早く浮かせ、より早くPCBを分離回収できる。
筒形噴射容器11内の載置板1に形成されている噴射ノズル1bは、先端の噴射口を、幅狭に形成することもできる。
これにより、噴射ノズル1bから噴射される光触媒洗浄液4の勢いを増加させることができ、洗浄力を高め、洗浄時間をより短縮できる。
図5及び6は、複数の筒形噴射容器を備えたPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であり、PCB汚染廃電気機器の、特に表面を重点的に洗浄するほか、複数の筒形噴射容器をドーナツ型の洗浄槽内で周方向に回転させることで作業効率を高めることができる装置である。
図5は、複数の筒形噴射容器を備えた円形の洗浄装置全体の概略を示す側面図、図6は、複数の筒形噴射容器を備えた洗浄装置の回転基体から筒形噴射容器までの構成の概略を示す平面図である。
被洗浄物であるPCB汚染廃電気機器及び光触媒洗浄液4は、前記した筒形噴射容器11を備える洗浄装置においてした説明と同じである。
本実施例における洗浄装置は、回転基体12を中心とし、その周りに洗浄槽2、分離槽13、回収槽14の3つのドーナツ型の槽が架台15上に設けられている。
回転基体12は、スプロケット17によって回転させる。
回転基体12は、回転基体12が回転しても電気の供給を受けることができるように集電装置16が設けられており、回転基体12から放射状に延びるアーム10に設置されたコンセントボックスに配電することで、光源9の電源にすることができる。
回転基体12からは放射状にアーム10が延びており、アーム10先端に筒形噴射容器11が連結されていることで、アーム10を通じて筒形噴射容器11内に光触媒洗浄液4を供給(送水)する。
筒形噴射容器11は、洗浄槽2内に配置されており、筒形噴射容器11内に収容されたPCB汚染廃電気機器を洗浄する。
筒形噴射容器11の構成、洗浄方法等は、前記した図1乃至4に係る洗浄装置の筒形噴射容器11の説明と同じであり、筒形噴射容器11は、噴射パイプ3を有する構成と噴射パイプ3を有しない構成のいずれかも選択することができる。
分離槽13には、貯留する光触媒洗浄液4を回収する循環パイプ18が配管されている。
分離槽13から回収した光触媒洗浄液4は、ポンプによって、循環パイプ18から回転基体12に送水され、回転基体12から延びるアーム10を通じて筒形噴射容器11内に噴射され、洗浄槽2での洗浄に再利用される。
このようにして、光触媒洗浄液4を循環させる。
循環パイプ18は、回転継手19によって、回転基体12と連結されている。
回転基体12は、回転基体12から延びるアーム10の先端で筒形噴射容器11と連結しており、その状態で周方向に回転する。
筒形噴射容器11は、回転基体12が周方向に回転することで、洗浄槽2内を周回しながらPCB汚染廃電気機器を洗浄することができる。
この回転によって、PCB汚染廃電気機器を洗浄している間は、PCB汚染廃電気機器を洗浄槽2内に浸漬させておき、筒形噴射容器11内に収容したり、PCB汚染廃電気機器を筒形噴射容器11から取り出したりする作業を、任意の位置で全て行うことができるため、作業者を複数配置させたり、作業者が装置の周りを移動することがなくなり、作業効率が向上する。
回転基体12は、電気の配線と光触媒洗浄液4とが接触しないように、仕切り用のフランジ20が取り付けられている。
また、回転基体12の軸上には、空気の吹出孔を備えたエアー吹出装置21が設けられており、2本の循環パイプ18から回転基体12内に光触媒洗浄液4が流れ込んで合流するところに、エアー吹出装置21から圧縮空気が吹き出されるようになっている。
このエアー吹出装置21から圧縮空気を注入することによって、光触媒洗浄液4に微細な気泡が発生し、筒形噴射容器11内に噴射される光触媒洗浄液4をバブル化できる。
この微細気泡を含んだ光触媒洗浄液4によって、PCB汚染廃電気機器をバブリング洗浄することで、気泡の浮力によってPCBや埃、塵を液面に素早く浮かせ、より早くPCB汚染廃電気機器を洗浄でき、単に光触媒洗浄液4を貯留した洗浄槽2内にPCB汚染廃電気機器を浸漬させるだけの洗浄方法に比べて、極めて高い洗浄効果を得られる。
洗浄槽2の液面に浮遊するPCBは、オーバーフローして分離槽13に流れ込む。
分離槽13の液面に浮遊するPCBは、オーバーフローして回収槽14に流れ込む。
回収槽14に流れ込んだPCBは、分離タンク22に流れ込み、さらに分離タンク22内の複数に分かれた槽でPCBを分離し、最終的には遠心分離機によってPCBを回収する。
洗浄槽2から分離槽13にPCBがオーバーフローする際、勢い良くオーバーフローしてしまうと、せっかく分離槽13の液面で浮遊しているPCBが撹拌されてしまい、いつまで経っても、光触媒洗浄液4とPCBとを分離できなくなってしまう。
そこで、洗浄槽2と分離槽13の間に貫通孔を設け、この貫通孔を仕切り(オーバーフロー調整ゲート23)によって塞いだり、開いたりすることで、洗浄槽2から勢い良くオーバーフローしないように洗浄槽2と分離槽13に貯留する光触媒洗浄液4の量を調整し、オーバーフローの流量を調整できるようにしている。
洗浄槽2の液面にはPCBが浮遊するが、このPCBを早く分離槽13にオーバーフローさせることで、早く確実にPCBを分離回収し、作業時間を短縮できる。
そこで、洗浄槽2の壁側の液面付近に、光触媒洗浄液4を噴射する噴射口(PCB追い出しシャワー24)を設けている。
これによって、PCBを洗浄槽2から分離槽13に早くオーバーフローさせることができる。
噴射口(PCB追い出しシャワー24)から噴射される光触媒洗浄液4は、分離タンク22内から回収した光触媒洗浄液4を使用する。
洗浄槽2の底面には、洗浄によって溜まった沈殿物を排出するための排出管25が設けられている。
筒形噴射容器11内の載置板1に形成されている噴射ノズル1bは、先端の噴射口を、幅狭に形成することもできる。
これにより、噴射ノズル1bから噴射される光触媒洗浄液4の勢いを増加させることができ、洗浄力を高め、洗浄時間をより短縮できる。
このような構成の洗浄装置によって、PCB汚染廃電気機器の表面を洗浄しながら、筒形噴射容器11内を上昇旋回するように水流が発生し、光触媒洗浄液4が全体的に洗浄槽2内を流動する結果、PCB汚染廃電気機器表面に光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めてくれる。
これにより、洗浄力も高まり、洗浄時間をさらに短縮できる。
1 載置板
1a 噴射孔
1b 噴射ノズル
2 洗浄槽
3 噴射パイプ
4 光触媒洗浄液
9 光源
10 アーム
11 筒形噴射容器
12 回転基体
13 分離槽
14 回収槽
15 架台
16 集電装置
17 スプロケット
18 循環パイプ
19 回転継手
20 フランジ
21 エアー吹出装置
22 分離タンク
23 オーバーフロー調整ゲート
24 PCB追い出しシャワー
25 排出管

Claims (7)

  1. 洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を収容し、
    PCB汚染廃電気機器を光触媒洗浄液で洗浄するPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であって、
    洗浄槽と、
    PCB汚染廃電気機器を収容する筒形噴射容器と、
    筒形噴射容器に連結し、筒形噴射容器内に光触媒洗浄液を送水するアームと、
    光触媒洗浄液を循環させるポンプと、
    からなり、
    前記筒形噴射容器は、
    PCB汚染廃電気機器を載置する載置板と、
    光源と、
    が取り付けられており、
    前記載置板は、
    光触媒洗浄液を噴射させる複数の噴射孔と、
    斜め上方に向けて光触媒洗浄液を噴射させる噴射ノズルと、
    が形成されており、
    筒形噴射容器内に収容したPCB汚染廃電気機器を洗浄する際、
    光触媒洗浄液が噴射孔及び噴射ノズルから噴射されることで、
    筒形噴射容器内を上昇旋回する水流を発生させ、
    PCB汚染廃電気機器に向かって光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めるとともに、
    PCB汚染廃電気機器の表面から剥離したPCB汚染油を素早く水面に浮上させる
    ことを特徴とするPCB汚染廃電気機器の洗浄装置。
  2. 洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を収容し、
    PCB汚染廃電気機器を光触媒洗浄液で洗浄するPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であって、
    洗浄槽と、
    PCB汚染廃電気機器を収容する筒形噴射容器と、
    筒形噴射容器に連結し、筒形噴射容器内に光触媒洗浄液を送水するアームと、
    光触媒洗浄液を循環させるポンプと、
    からなり、
    前記筒形噴射容器は、
    PCB汚染廃電気機器を載置する載置板と、
    アームから分岐し、筒形噴射容器の壁面から光触媒洗浄液を噴射する噴射パイプと、
    光源と、
    が取り付けられており、
    前記載置板は、
    光触媒洗浄液を噴射させる複数の噴射孔と、
    斜め上方に向けて光触媒洗浄液を噴射させる噴射ノズルと、
    が形成されており、
    筒形噴射容器内に収容したPCB汚染廃電気機器を洗浄する際、
    光触媒洗浄液が噴射孔、噴射ノズル及び噴射パイプから噴射されることで、
    筒形噴射容器内を上昇旋回する水流を発生させ、
    PCB汚染廃電気機器に向かって光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めるとともに、
    PCB汚染廃電気機器の表面から剥離したPCB汚染油を素早く水面に浮上させる
    ことを特徴とするPCB汚染廃電気機器の洗浄装置。
  3. 洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を収容し、
    PCB汚染廃電気機器を光触媒洗浄液で洗浄するPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であって、
    回転基体と、
    回転基体を中心としたドーナツ型の洗浄槽と、
    洗浄槽の内側に形成された分離槽と、
    さらに分離槽の内側に形成された回収槽と、
    洗浄槽内に配置される筒形噴射容器と、
    回転基体から放射状に延び、洗浄槽内の筒形噴射容器に連結し、光触媒洗浄液を送水するアームと、
    分離槽に貯留する光触媒洗浄液を回収して、回転基体から延びるアームを通じて洗浄槽に光触媒洗浄液を送水する循環手段と、
    とからなり、
    前記筒形噴射容器は、
    PCB汚染廃電気機器を載置する載置板と、
    光源と、
    が取り付けられており、
    前記載置板は、
    光触媒洗浄液を噴射させる複数の噴射孔と、
    斜め上方に向けて光触媒洗浄液を噴射させる噴射ノズルと、
    が形成されており、
    筒形噴射容器内に収容したPCB汚染廃電気機器を洗浄する際、
    集電装置を備えた回転基体がアーム及び筒形噴射容器と連結した状態で周方向に回転することで、筒形噴射容器が洗浄槽内を周回しながらPCB汚染廃電気機器を洗浄することができ、
    噴射孔及び噴射ノズルから噴射された光触媒洗浄液が筒形噴射容器内を上昇旋回する水流を発生させ、
    PCB汚染廃電気機器に向かって光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めるほか、
    PCB汚染廃電気機器の表面から剥離したPCB汚染油を素早く水面に浮上させる
    ことを特徴とするPCB汚染廃電気機器の洗浄装置。
  4. 洗浄槽内にPCB汚染廃電気機器を収容し、
    PCB汚染廃電気機器を光触媒洗浄液で洗浄するPCB汚染廃電気機器の洗浄装置であって、
    回転基体と、
    回転基体を中心としたドーナツ型の洗浄槽と、
    洗浄槽の内側に形成された分離槽と、
    さらに分離槽の内側に形成された回収槽と、
    洗浄槽内に配置される筒形噴射容器と、
    回転基体から放射状に延び、洗浄槽内の筒形噴射容器に連結し、光触媒洗浄液を送水するアームと、
    分離槽に貯留する光触媒洗浄液を回収して、回転基体から延びるアームを通じて洗浄槽に光触媒洗浄液を送水する循環手段と、
    とからなり、
    前記筒形噴射容器は、
    PCB汚染廃電気機器を載置する載置板と、
    アームから分岐し、筒形噴射容器の壁面から光触媒洗浄液を噴射する噴射パイプと、
    光源と、
    が取り付けられており、
    前記載置板は、
    光触媒洗浄液を噴射する複数の噴射孔と、
    斜め上方に向けて光触媒洗浄液を噴射する噴射ノズルと
    が形成されており、
    筒形噴射容器内に収容したPCB汚染廃電気機器を洗浄する際、
    集電装置を備えた回転基体がアーム及び筒形噴射容器と連結した状態で周方向に回転することで、筒形噴射容器が洗浄槽内を周回しながらPCB汚染廃電気機器を洗浄することができ、
    噴射孔、噴射ノズル及び噴射パイプから噴射された光触媒洗浄液が筒形噴射容器内を上昇旋回する水流を発生させ、
    PCB汚染廃電気機器に向かって光が照射されて起こる光触媒の反応効率を高めるほか、
    PCB汚染廃電気機器の表面から剥離したPCB汚染油を素早く水面に浮上させる
    ことを特徴とするPCB汚染廃電気機器の洗浄装置。
  5. 前記の噴射孔または噴射ノズルから噴射される光触媒洗浄液は、
    圧縮空気を混合させることで、PCB汚染廃電気機器をバブリング洗浄する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のPCB汚染廃電気機器の洗浄装置。
  6. 前記の噴射パイプから噴射される光触媒洗浄液は、
    圧縮空気を混合させることで、PCB汚染廃電気機器をバブリング洗浄する
    ことを特徴とする請求項2または4に記載のPCB汚染廃電気機器の洗浄装置。
  7. 前記の噴射ノズルの先端の噴射口は、
    幅狭に形成されていることで、
    噴射される光触媒洗浄液の勢いを増加させる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のPCB汚染廃電気機器の洗浄装置。
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