JP6264065B2 - サーバー、画像形成装置、管理プログラム、および管理方法 - Google Patents

サーバー、画像形成装置、管理プログラム、および管理方法 Download PDF

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この発明はサーバー、画像形成装置、管理プログラム、および管理方法に関し、特に、画像形成装置のステータスを管理するサーバー、画像形成装置、管理プログラム、および管理方法に関する。
近年、画像形成装置などのデバイスを含むシステムにおいて、デバイスのステータスの管理の重要性が増している。デバイスのステータスとは、デバイスの様々な現在の状態を含む。デバイスのステータスには、たとえば、デバイスが現在、可動中であるか否か、所定の時点から現時点までの使用状況(履歴)、設定、属性、などが該当する。
このようなデバイスのステータスの管理は、たとえば、デバイスに情報(たとえばプリントジョブ)を転送するアプリケーションや、ユーザーの使用状況の把握、消耗品の消費状況の把握、などから要請される。
このようなニーズに鑑みて、たとえば特開2006−179014号公報(以下、特許文献1)や、特開2013−89192号公報(以下、特許文献2)は、ゲートウェイやジョブ管理サーバーなどのサーバーでデバイスのステータスを管理する方法を開示している。これらの方法では、所定の項目のステータスに関してはサーバーとデバイスとの間で通信することでリアルタイムのステータスを得、上記項目以外のステータスはデバイスから取得したステータスをキャッシュしておくことがなされている。これにより、サーバーとデバイスとの間の通信量の削減を図っている。
特開2006−179014号公報 特開2013−89192号公報
しかしながら、これらの方法では、サーバーがデバイスに対してリアルタイムでステータスを問い合わせる項目が固定されているため、不要な通信が生じる可能性もある。また逆に、リアルタイムでステータスの問い合わせが必要となる項目が生じる可能性もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、通信量を抑えつつ、高精度でデバイスのステータスを管理することができるサーバー、画像形成装置、管理プログラム、および管理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、サーバーはデバイスのステータスを管理するためのサーバーであって、デバイスと通信することで、デバイスのステータスを取得するための取得手段と、デバイスのステータスを記憶するための第1の記憶手段と、ステータスの性質を記憶するための第2の記憶手段と、第1の記憶手段におけるステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいて、ステータスの性質が動的か静的かを判断するための判断手段と、判断手段での判断に基づいて、第2の記憶手段に記憶されたステータスの性質を更新するための更新手段と、クライアントからのデバイスのステータスの問い合わせに対してデバイスのステータスを回答するための回答手段とを備える。回答手段は、クライアントから問い合わされたステータスの性質が動的である場合には取得手段でデバイスからステータスを取得してクライアントに回答し、静的である場合には第1の記憶手段から読み出してクライアントに回答する。
好ましくは、取得手段はデバイスに対して所定頻度で、第2の記憶手段に静的と記憶されているステータスを取得し、判断手段は、第1の記憶手段におけるステータスと取得手段で取得されたステータスとに基づいて、静的である性質が動的に変化するか否かを判断する。
より好ましくは、取得手段は、判断手段にて所定の頻度でステータスの性質が静的から変化しないと判断された場合に、デバイスからステータスを取得する頻度を上記の所定頻度よりも低くする。
好ましくは、サーバーはステータスの性質の指示を受け付けるための第1の入力手段をさらに備え、更新手段は上記指示に従って第2の記憶手段に記憶されたステータスの性質を固定し、取得手段は、第2の記憶手段において静的に固定されているステータスについては上記所定頻度でのデバイスからの取得は実行しない。
好ましくは、更新手段は、第2の記憶手段で静的と記憶されているステータスの性質を所定のタイミングで動的に変更し、判断手段は、上記所定のタイミングの後には、規定条件よりも緩やかな条件を用いてステータスの性質を判断し、更新手段は、上記所定のタイミングの後に判断手段においてステータスの性質が静的に変化すると判断された場合に第2の記憶手段におけるステータスの性質を静的に戻す。
好ましくは、サーバーは、デバイスに対して設定されている使用規則の入力を受け付けるための第2の入力手段をさらに備え、判断手段は、第1の記憶手段におけるステータスと使用規則とに基づいてステータスの性質を判断する。
好ましくは、クライアントから問い合わせがリアルタイムのステータスを要求するものである場合、回答手段は、ステータスの性質に関わらず取得手段でデバイスからステータスを取得してクライアントに回答する。
より好ましくは、サーバーは、回答手段がクライアントからの問い合わせに対して取得手段でデバイスからステータスを取得してクライアントに回答するか、第1の記憶手段から読み出してクライアントに回答するかを規定する条件の入力を受け付けるための第3の入力手段をさらに備え、回答手段は、上記条件がクライアントからの問い合わせに対して第1の記憶手段から読み出してクライアントに回答することを示している場合は、クライアントから問い合わせがリアルタイムのステータスを要求するものであっても、ステータスの性質が動的であっても、第1の記憶手段から読み出してクライアントに回答する。
好ましくは、管理対象のデバイスは画像形成装置を含む。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、サーバーを搭載する。
本発明のさらに他の局面に従うと、管理方法はデバイスのステータスを管理する方法であって、クライアントからのデバイスのステータスの問い合わせを受け付けるステップと、メモリーに記憶されている、ステータスの性質が動的か静的かを読み出すステップと、ステータスの性質が動的である場合、デバイスと通信してステータスを取得してクライアントに回答するステップと、デバイスから取得したステータスをメモリーに記憶するステップと、メモリーにおけるステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいて、ステータスの性質が動的か静的かを判断するステップと、判断するステップでの判断に基づいて、メモリーに記憶されたステータスの性質を更新するステップと、ステータスの性質が静的である場合、メモリーからステータスを読み出してクライアントに回答するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、管理プログラムはコンピューターにデバイスのステータスを管理する処理を実行させるプログラムであって、クライアントからのデバイスのステータスの問い合わせを受け付けるステップと、メモリーに記憶されている、ステータスの性質が動的か静的かを読み出すステップと、ステータスの性質が動的である場合、デバイスと通信してステータスを取得してクライアントに回答するステップと、デバイスから取得したステータスをメモリーに記憶するステップと、メモリーにおけるステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいて、ステータスの性質が動的か静的かを判断するステップと、判断するステップでの判断に基づいて、メモリーに記憶されたステータスの性質を更新するステップと、ステータスの性質が静的である場合、メモリーからステータスを読み出してクライアントに回答するステップとをコンピューターに実行させる。
この発明によると、通信量を抑えつつ、高精度でデバイスのステータスを管理することができる。
実施の形態にかかるシステムの構成の具体例を示す概略図である。 システムに含まれるサーバーの装置構成の具体例を示すブロック図である。 システムに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)の装置構成の具体例を示すブロック図である。 システムでの動作概要を表わした図である。 ステータステーブルの具体例を示す図である。 ステータス性質テーブルの具体例を示す図である。 ステータス性質テーブルの他の具体例を示す図である。 サーバーの機能構成の具体例を示すブロック図である。 サーバーでの動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。 サーバーでの動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかるシステムの構成の具体例を示す概略図である。図1を参照して、本システムは、デバイスのステータスを管理するためのサーバー100と、サーバー100での管理対象のデバイスの一例としてのMFP(Multi-Functional Peripheral)300A,300B,300Cとを含む。MFP300A,300B,300Cを代表させてMFP300と称する。
以降の説明では、サーバー100での管理対象のデバイスがMFP300であるものとするが、その他のデバイスであってもよい。また、サーバー100での管理対象となる複数の種類のデバイスが本システムに含まれていてもよい。
サーバー100とMFP300とは、無線通信を行なっても有線の通信を行なってもよい。また、サーバー100とMFP300とは、LAN(Local Area Network)などの専用回線を介した通信であってもよいし、インターネットなどの公衆回線を利用した通信であってもよいし、それらを両方行なってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。さらに、サーバー100とMFP300とがインターネットなどの公衆回線を利用した通信を行なう場合、サーバー100とMFP300との間にファイアウォールが設けられてもよい。
サーバー100にはクライアント装置500A,500Bが通信可能に接続されて、デバイスのステータスがこれら装置から要求される。クライアント装置500A,500Bを代表させてクライアント装置500と称する。クライアント装置500は、たとえばMFPなどであるデバイスのステータスを取得して処理や管理を行なったり、監視したり、確認したりする機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。クライアント装置500には、たとえば、ジョブ管理サーバー(プリントサーバー)や、MFP300に対してジョブを転送可能なモバイルタブレット(端末装置)などが相当する。
サーバー100とクライアント装置500とも、無線通信を行なっても有線の通信を行なってもよいし、LAN(Local Area Network)などの専用回線を介した通信であってもよいし、インターネットなどの公衆回線を利用した通信であってもよいし、それらを両方行なってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。
<装置構成>
サーバー100は一般的なコンピューターで構成されてよい。または、サーバー100は、複数台のサーバーが協働して構成されてもよい。図2は、サーバー100の装置構成の具体例を示すブロック図であって、一般的なサーバーの装置構成が示されている。
図2を参照して、サーバー100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのメモリーであるROM(Read Only Memory)11と、CPU10がプログラムを実行する際の計算値を記憶したり作業領域となったりするメモリーであるRAM(Random Access Memory)12と、大容量の記憶装置の一例としてのHDD(Hard Disk Drive)13と、MFP300等の他の装置と通信するための通信部14とを含む。
MFP300はサーバー100での管理対象のデバイスの一例であって、特定の構成に限定されない。図3は、MFP300の装置構成の具体例を示すブロック図であって、一般的なMFPの装置構成が示されている。
図3を参照して、MFP300は、装置全体を制御するためのCPU30と、CPU30で実行されるプログラムを記憶するためのメモリーであるROM31と、CPU30がプログラムを実行する際の計算値を記憶したり作業領域となったりするメモリーであるRAM32と、画像データなどを記憶するためのメモリーの一例であるHDD33と、スキャナー34と、プリンター35と、操作パネル36と、サーバー100等の他の装置と通信するための通信部37とを含む。
<動作概要>
本システムにおいて、サーバー100はクライアント装置500からMFP300のステータスの問い合わせを受け付けて、その問い合わせに対してステータスを回答する。サーバー100の管理対象となるMFP300のステータスは、MFP300に関するあらゆる情報を含む。たとえば、MFP300のステータスは、MFP300の装置名や機種などの固有の情報、接続されている後処理装置や印刷の設定などの属性情報、プリント枚数やトナー残量などの使用状況に関する情報、などを含む。
MFP300のステータスのうちMFP300の装置名や機種などの固有の情報は、時間経過に従って変化する可能性は小さい。一方、プリント枚数やトナー残量などの使用状況に関する情報は時間経過に従って変化する可能性が大きい。接続されている後処理装置や印刷の設定などの属性情報は時間経過に従って変化する可能性が必ずしもないとは限らない。つまり、MFP300のステータスは、時間経過に従って変化する可能性が様々である。そこで、本システムでは、サーバー100はクライアント装置500から上記問い合わせを受け付けると、上記可能性に応じて回答する。
サーバー100は、上記可能性に応じて回答するために、予めステータスについての時間経過に従って変化する可能性をステータスの性質としてメモリーに記憶しておく。ステータスの性質として、以下の説明では、時間経過に従って変化する可能性が所定以上大きい性質を「動的」、所定より小さい性質を「静的」と称する。
図4は、本システムでの動作概要を表わした図である。図4を参照して、クライアント装置500は、自身に搭載されるアプリケーションの実行、またはアクセス先の装置の提供する機能に従ったタイミングで、サーバー100に対してMFP300のステータスを問い合わせる(ステップS1)。たとえば、クライアント装置500がジョブ管理サーバーである場合には、クライアント装置500はジョブの発行を受け付けたタイミングで当該ジョブ処理を行なうデバイスの候補となるMFP300のステータスを確認する。サーバー100は、問い合わされたステータスの性質をメモリーから読み出す(ステップS2)。
問い合わされたステータスの性質が動的であった場合、つまり、問い合わされたステータスが時間経過に従って変化する可能性が所定以上大きい場合には、サーバー100は現在のステータスをMFP300から取得してクライアント装置500に回答する動作を行なう(ステップS3)。
詳しくは、問い合わされたステータスの性質が動的であった場合、サーバー100はMFP300にステータスを問い合わせ(ステップS31)、MFP300からステータスの回答を得ることで(ステップS32)、MFP300からステータスを取得する。サーバー100は、取得したステータスを予め規定されたメモリーに記憶(キャッシュ)する(ステップS33)。
図5は、ステータステーブルの具体例を示す図である。一例として、サーバー100は、図5に表わされたように、各MFP300のステータスをテーブル形式で自身のメモリーに記憶する。記憶するメモリーは自身のメモリーに限定されず、他の記憶装置にあってもよい。
好ましくは、サーバー100は、所定期間、MFP300から取得したステータスを(上書きせずに)メモリーに記憶する。そして、サーバー100は、メモリーにおけるステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいて当該ステータスの性質が動的か静的かを判断する(ステップS34)。規定条件としては、たとえば、所定頻度でステータスに変動があるか否か、であってもよいし、変動が所定範囲であるか否か、であってもよい。規定条件は、予めサーバー100に設定されているものであってもよいし、管理者等の特定のユーザーによって、設定や変更が可能であってもよい。さらに、規定条件は、MFP300ごとに異なっていてもよい。
上記のように、サーバー100は、予めステータスの性質を記憶しておく。図6は、ステータス性質テーブルの具体例を示す図である。一例として、サーバー100は、図6に表わされたように、各MFP300のステータスの性質をテーブル形式で自身のメモリーに記憶する。記憶するメモリーは自身のメモリーに限定されず、他の記憶装置にあってもよい。
サーバー100は、上記ステップS34での判断に基づいて、図6のステータス性質テーブルを更新する(ステップS35)。すなわち、サーバー100は、動的とステータス性質テーブルに記憶されていた、問い合わされたステータスを静的であると上記ステップS34で判断した場合、ステップS35でステータス性質テーブルにおける当該ステータスの性質を「動的」から「静的」に書き換える。
たとえば、ステータスの変動の可能性があるとして印刷の設定などの属性情報のステータスの性質が「動的」と登録されていた場合であっても、所定期間変動がない場合には、サーバー100は、当該ステータスの性質を「動的」から「静的」に変化させてステータス性質テーブルを更新する。これにより、その後にクライアント装置500から当該ステータスが問い合わされた場合には、後述するように、サーバー100はその都度、MFP300に問い合わせることなくキャッシュから読み出してステータスを回答することになる。そのため、サーバー100がMFP300にステータス問い合わせるための通信量をより抑えることができる。
一方、問い合わされたステータスの性質が静的であった場合、つまり、問い合わされたステータスが時間経過に従って変化する可能性が所定より小さい場合には、サーバー100は、以前にMFP300から取得してメモリーに記憶(キャッシュ)してあるステータスをメモリーから読み出してクライアント装置500に回答する動作を行なう(ステップS4)。
すなわち、サーバー100は、問い合わされたステータスの性質が静的であった場合には、図5のステータステーブルから当該ステータスを読み出す(ステップS41)。これにより、MFP300に問い合わせるための通信量を抑えることができる。
そして、サーバー100は、MFP300から取得したステータス、またはメモリーから読み出したステータスを、問い合わせたクライアント装置500に回答する(ステップS5)。
なお、好ましくはサーバー100は、管理対象のデバイスとして新たなMFPが登録されたタイミングや該MFPがリセットされたタイミングなど、予め規定された初期のタイミングにおいては、ステータス性質テーブルにおいて当該MFPのすべてのステータスの性質を「動的」と登録する。その後、サーバー100は上記の動作を繰り返すこと各ステータスの性質が判断されて書き換えられる。
上記のように、ステータス性質テーブルにおいて「静的」と登録されたステータスについて問い合わせを受けた場合、サーバー100はクライアント装置500に問い合わせることなくステータステーブルに記憶されているステータスを回答する。そのため、MFP300に問い合わせるための通信量を抑えることができる一方で、ステータス性質テーブルに「静的」と登録された後にステータステーブルに登録されたステータスから変化が生じていた場合にはクライアント装置500に対して適切なステータスが回答されなくなる。
たとえば、MFP300に接続されている後処理装置を示す情報のどのステータスは静的と判断されて、ステータス性質テーブルにおいて「静的」と登録される場合がある。しかしながら、後処理装置の接続が変更された場合にはステータスが変動することになる。そのような場合、いったんステータス性質テーブルに「静的」と登録された後にはキャッシュから読み出したステータスを回答する動作のみとすると、上記の場合にはMFP300に接続された後処理装置の情報を表わすステータスが適切にクライアント装置500に回答されなくなる。
そこで、好ましくはサーバー100は、「静的」とステータス性質テーブルに登録されたステータスをMFP300から所定頻度で取得して、ステータステーブルに記憶されているステータスと取得したステータスとに基づいて「静的」である性質が動的に変化するか否かを判断する。上記の所定頻度は、たとえば、予め規定された時間間隔などが該当し、その頻度に応じてサーバー100はMFP300に対してステータスを要求する。所定の間隔でサーバー100がMFP300に対してステータスを要求することを、以降の説明ではポーリングとも称する。サーバー100が上記のポーリングを実施することにより、本システムでは、いったん「静的」と登録された性質がその後に変化したステータスについても、適切にステータスを回答することができる。
より好ましくは、上記の判断において所定の頻度でステータスの性質が静的から変化しないと判断された場合には、サーバー100は、ポーリングの時間間隔を広げ、頻度を上記の所定頻度よりも低くする。これにより、ポーリングによる通信量を抑えつつ、性質の変化に対応することが可能となる。
なお、サーバー100は、たとえば管理者などの特定のユーザーによる指示入力を他の装置や図示しない入力装置から受け付けるなどして、ステータス性質テーブルにおいて「静的」と登録された性質を固定することができてもよい。図7はステータス性質テーブルの他の具体例を示す図である。一例として、ステータス性質テーブルにおいて、「静的」と登録された性質について、さらに、その性質がサーバー100での判断に従って「動的」に変更されないように固定されたものであるか否かを示す情報が付加されていてもよい。図7の例では、「静的」の登録と共に、当該「静的」な性質が固定されているか否かを表わすチェック(フラグ)が付加されている。たとえば、チェックがONの性質は「静的」な性質が固定されており、OFFの性質は「静的」な性質が固定されていないことを表わす。たとえばMFPの装置名(デバイス名)は変更されることがない。また、カラー設定などの設定も、管理者がMFP300に設定を固定すると決定した場合には、変更されることがないと言える。そこで、図7に表わされたように、デバイス名やカラー設定などは、「静的」な性質を固定することができる。
より好ましくは、サーバー100は、ステータス性質テーブルにおいて「静的」と登録されたステータスについては、上記のポーリングを実施しない。これにより、ポーリングによる通信量をより抑えることができる。
なお、いったんステータス性質テーブルに「静的」と登録された後のステータスの変動に対処する他の例として、サーバー100は、たとえば管理者などの特定のユーザーによる指示入力を他の装置や図示しない入力装置から受け付けるなどして所定のタイミングに、ステータス性質テーブルにおいて「静的」と登録された性質を一時的に「動的」に書き換えてもよい。上記所定のタイミングは指示を受け付けたタイミングに限定されず、電源ON時や、規定された時刻など、予め規定されたタイミングであってよい。
サーバー100は、ステータス性質テーブルで「静的」と登録されたステータスについては問い合わされるとMFP300に問い合わせる。そして、MFP300から取得したステータスも含むメモリーでのステータスの変動に基づいて性質を判断する。上記のように、一時的にすべてのステータスが「動的」と書き換えられることで、サーバー100は、すべてのステータスについてMFP300に問い合わせてその後に性質を判断することになる。そのため、一度、改めて判断の機会を設けることになり、「静的」の性質で適切か否かを確認することができる。これにより、性質の変化に適切に対応することが可能となる。
なお、一時的に「動的」に書き換えたステータスの性質を判断する場合、サーバー100は、通常の判断に用いる基準よりも低い基準を用いてもよい。すなわち、「動的」に一時的に書き換えられたステータスは「静的」である可能性が高いステータスであるため、たとえば判断に用いるステータスの取得期間を短くしたり、変動範囲を小さくしたり、通常の判断に用いる基準よりも低い基準を用いて、早いタイミングで「静的」と判断されるようにしてもよい。このようにすることで、サーバー100での処理負荷を削減することができる。
なお、上記の例では、サーバー100にてメモリーにおけるステータスの変動に応じて当該ステータスが静的であるか動的であるか判断されるものとしている。判断の基準の他の例として、サーバー100は、さらに、MFP300に対して設定されている使用規則とステータスとに基づいてステータスの性質を判断してもよい。使用規則は、一例として、規則が変更されたときや予め規定されたときなどの所定のタイミングにクライアント装置500から入力されてもよい。
たとえば、MFP300に対して「所定期間(たとえば1カ月)で印刷枚数が1000枚を超えると、1000枚に達した時点から規定日(たとえば12月31日)まで印刷が禁止される」という使用規則が設定されている場合、サーバー100は、当該規則の入力を、上記の所定のタイミングでたとえばクライアント装置500から受け付ける。サーバー100はMFP300からの印刷枚数を表わすステータスと使用規則とを比較して、1000枚に達しているか否かを判断する。そして、該ステータスが1000枚未満の枚数を表わすものである場合、サーバー100は、該ステータスの性質を動的と判断する。一方、該ステータスが1000枚を表わすものである場合、サーバー100は該ステータスの性質を静的と判断する。これにより、サーバー100がMFP300にステータス問い合わせるための通信量をより抑えることができる。
なお、クライアント装置500での処理によっては、リアルタイムのMFP300のステータスが必要となる場合もある。そこで、クライアント装置500は、サーバー100に対してMFP300へのステータスの問い合わせを要求するようにしてもよい。好ましくはクライアント装置500は、上記ステップS1でサーバー100に対してステータスを問い合わせる際に、問い合わせに当該問い合わせがリアルタイム性を要求するものであるか否かを表わす情報(たとえば、リアルタイム性ありフラグ)を付加する。
サーバー100は、上記ステップS1でクライアント装置500から受け付けたステータスの問い合わせにリアルタイム性ありフラグが付加されていた場合、問い合わされたステータスが静的なものであっても、MFP300にステータスを問い合わせてクライアント装置500に回答する。すなわち、クライアント装置500からの問い合わせにリアルタイム性ありフラグが付加されている場合には、サーバー100は上記ステップS2でステータスの性質を読み出してその結果に応じて動作を分岐することなく、一律に、MFP300にステータスを問い合わせる。このようにすることで、クライアント装置500に対して必要とするステータスを確実に回答することができる。
または、管理者などの特定のユーザーや特定の操作によって、サーバー100に対して、クライアント装置500からのステータスの問い合わせに対して、すべて、MFP300に問い合わせてステータスを取得した上で回答すること、または、MFP300に問い合わせることなくメモリーから読み出して回答すること、を設定可能であってもよい。すなわち、たとえば時間帯や曜日や、センサーや通信量などによって検知される周囲のユーザーの人数などに応じてMFP300に問い合わせてステータスを取得した上で回答するかMFP300に問い合わせることなくメモリーから読み出して回答するかを判断し得る条件がサーバー100に対して設定されてもよい。たとえば、時間帯によっては動的なステータスであってもまったく変動しないことが分かっている場合、その時間帯にはMFP300に問い合わせることなくメモリーから読み出して回答するとした条件をサーバー100に対して指定することで、サーバー100は、クライアント装置500からの問い合わせがあった時刻の属する時間帯に応じていずれの対処とするかを判断する。つまり、この場合、ステータスの変動に基づかずに規定された条件に従って、すべてを動的と取り扱うか静的と取り扱うかがサーバー100にて判断される。このように判断されることで、実際に即した用いられ方が実現される。
<機能構成>
図8は、上記動作を行なうためのサーバー100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図8の各機能は、サーバー100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主にCPU10で実現される。しかしながら、一部機能は、図2に表わされた他のハードウェア構成、または図示されていない電気回路などのハードウェア構成によって実現されてもよい。
図8を参照して、サーバー100のメモリーの一例であるHDD13は、図5のステータステーブルのようにステータスを記憶するための記憶領域であるステータス記憶部131と、図6または図7のステータス性質テーブルのようにステータスの性質を記憶するための記憶領域であるステータス性質記憶部132を含む。
さらに図8を参照して、CPU10は、通信部14を介して管理対象のデバイスの一例であるMFP300と通信する(問い合わせて回答を取得する)ことでMFP300のステータスを取得し、取得したステータスをステータス記憶部131に書き込むための取得部101と、ステータス記憶部131におけるステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいてステータスの性質が動的か静的かを判断するための判断部102と、判断部102での判断に基づいてステータス性質記憶部132に記憶されたステータスの性質を更新するための更新部103と、クライアント装置500からのMFP300のステータスの問い合わせを受け付けるための問い合わせ入力部104と、該問い合わせに対してMFP300のステータスを回答するための回答部105とを含む。回答部105は、問い合わされたステータスの性質が動的である場合には取得部101でMFP300からステータスを取得してクライアント装置500に回答する。問い合わされたステータスの性質が静的である場合には、回答部105は、ステータス記憶部131からステータスを読み出してクライアント装置500に回答する。
判断部102は、一例として、図4に表わされたように、取得部101がMFP300からステータスを取得しステータス記憶部131に書き込んだタイミングでステータス記憶部131における変動に基づいて性質を判断する。
好ましくは、取得部101は、ステータス性質記憶部132に静的と記憶されているステータスについては上記ポーリングを実施してMFP300から所定頻度で取得する。そして、判断部102は、ステータス記憶部131におけるステータスと取得部101で取得されたステータスとに基づいて、静的である性質が動的に変化するか否かを判断する。このとき、規定期間、性質が変化しないと判断されるなど、所定の頻度で判断部102においてステータスの性質が静的から変化しないと判断される場合には、好ましくは取得部101は、ポーリング間隔を上記の所定頻度よりも短く(頻度を低く)する。
好ましくは、CPU10は、図8に示されたように、他の装置などからステータスの性質の指示を受け付けるための指示入力部106をさらに含む。更新部103は、当該指示に従ってステータス性質記憶部132に記憶されたステータスの性質を図7のように固定する。この場合、取得部101は静的に固定されているステータスについては上記ポーリングを実施しない。
好ましくは、更新部103は、更新手段は、ステータス性質記憶部132に静的と記憶されているステータスの性質を、所定のタイミングで一時的に動的に書き換える。上記所定のタイミングは、予め更新部103に設定されているものであってもよいし、他の装置〜通信部14を介して入力されるものであってもよいし、図示しない入力装置から入力されるものであってもよい。また、更新部103に所定のタイミングを判断し得る条件が設定されており、更新部103は、該条件を用いて所定のタイミングになったことを判断して書き換えを行なってもよい。好ましくは、判断部102は、一時的に動的に書き換えられた後には、通常の性質の判断に用いる上記の規定条件よりも緩やかな条件を用いてステータスの性質を判断する。
好ましくは、CPU10は、クライアント装置500などの他の装置から通信部14を介して、または図示しない入力装置から、MFP300に対して設定されている使用規則の入力を受け付けるための規則入力部107をさらに含む。判断部102は、ステータス記憶部131に記憶されているステータスと使用規則とに基づいてステータスの性質を判断する。
問い合わせ入力部104がクライアント装置500から上記のリアルタイム性ありフラグの付された問い合わせを受け付けた場合には、好ましくは、回答部105は、ステータス性質記憶部132に記憶されているステータスの性質に関わらず取得部101でMFP300からステータスを取得してクライアントに回答する。
好ましくは、CPU10は、回答部105がクライアント装置500からの問い合わせに対して取得部101でMFP300からステータスを取得して回答するか、ステータス記憶部131から読み出して回答するかを規定する条件の入力を受け付けて回答部105に設定するための設定入力部108をさらに含む。回答部105は、上記条件に基づいてステータス記憶部131から読み出して回答すると判断した場合には、クライアント装置500から問い合わせにリアルタイム性ありフラグが付されていた場合であっても、また、ステータス性質記憶部132に動的と記憶されていても、ステータス記憶部131からステータスを読み出してクライアント装置500に回答する。
<動作フロー>
図9および図10は、サーバー100での動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。図9および図10のフローチャートに表わされた動作は、サーバー100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図8の機能を発揮することによって実現される。
図9を参照して、サーバー100がクライアント装置500からMFP300のステータスの問い合わせを受け付けると(ステップS101でYES)、CPU10は、問い合わされたメモリーからステータスの性質を読み出して確認する(ステップS107)。このとき、好ましくは、CPU10は、クライアント装置500からの問い合わせに対してメモリーから読み出して回答することが設定されているか否かを確認する。そして、このような設定がない場合(ステップS103でNO)に、次の確認に移る。すなわち、上記の設定がなされていない場合(ステップS103でNO)、好ましくは、CPU10は、次に、クライアント装置500からの問い合わせにリアルタイム性ありフラグが付加されているか否かを確認する。そして、リアルタイム性ありフラグが付加されていない場合に(ステップS105でNO)、好ましくは、CPU10は、メモリーからステータスの性質を読み出して確認する(ステップS107)。
ステータスの性質が動的であった場合(ステップS109でYES)、CPU10は、MFP300にステータスを問い合わせて、MFP300からステータスを取得する(ステップS111)。そして、CPU10は、取得したステータスをクライアント装置500に回答する(ステップS113)。CPU10は、さらに、取得したステータスをメモリーに記憶(キャッシュ)する(ステップS115)。
CPU10は、メモリーにおけるステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいて、ステータスの性質が動的か静的かを判断する(ステップS117)。その結果、ステータスの性質がメモリーに記憶されている性質と異なる性質と判断された場合、つまり、性質が変化した場合(ステップS119でYES)、CPU10は、メモリーを更新し、変化後のステータスの性質を記憶させる(ステップS121)。以上でCPU10は一連の動作を完了して最初に戻す。
一方、上記ステップS107の確認においてメモリーに記憶されているステータスの性質が静的であった場合(ステップS109でNO)、CPU10は、メモリーからステータスを読み出して(ステップS123)、クライアント装置500に回答する(ステップS125)。クライアント装置500からの問い合わせに対してメモリーから読み出して回答することが設定されている場合にも(ステップS103でYES)、CPU10は上記ステップS123,S125の動作を行なって、メモリーから読み出したステータスをクライアント装置500に回答する。
なお、クライアント装置500からの問い合わせにリアルタイム性ありフラグが付加されている場合には(ステップS105でYES)、CPU10は上記ステップS107,S109のステータスの性質の確認を行なうことなく、上記ステップS111以下の、MFP300からステータスを取得してクライアント装置500に回答する動作を行なう。
なお、上記ステップS117のステータスの性質の判断は、上記のようなMFP300からステータスを取得したタイミングに限定されない。たとえば、予め性質を判断するタイミングが規定されている場合、CPU10は、当該タイミングに達したことを検知すると(ステップS127でYES)、上記ステップS117に動作を戻して、ステータスの性質を判断する。
上記のタイミングではなく(ステップS127でNO)、図10を参照して、ポーリング間隔が経過して次のポーリングを実施するタイミングに達したことを検知すると(ステップS201でYES)、CPU10は、メモリーに静的と登録されているステータスを読み出し(ステップS203)、当該ステータスをMFP300から取得する(ステップS207)。好ましくは、CPU10は、メモリーにおいて静的に固定されていない場合に(ステップS205でNO)、当該固定されていない静的なステータスをMFP300から取得する。
CPU10は、取得したステータスをメモリーに記憶(キャッシュ)し(ステップS209)、ステータスの性質を判断する(ステップS211)。その結果、ステータスの性質がメモリーに記憶されている性質と異なる性質と判断された場合、つまり、性質が動的に変化している場合(ステップS213でYES)、CPU10は、メモリーに記憶されている性質を静的から動的に書き換えて、メモリーを更新する(ステップS215)。一方、ステータスの性質がメモリーに記憶されている性質から変化なく静的なままであった場合(ステップS213でNO)、CPU10は、ポーリングの間隔を延長する(ステップS217)。CPU10は、所定頻度、変化がないと判断された場合にポーリングの間隔を延長するようにしてもよい。
ポーリングを実施するタイミングではなく(ステップS201でNO)、MFP300の使用規則の入力を受け付けると(ステップS219でYES)、CPU10は、上記ステップS117に動作を戻して、ステータスの性質を判断する。このとき、CPU10は、メモリーに記憶されているステータスとMFP300の使用規則とを用いて性質を判断する。
<実施の形態の効果>
以上の構成により、本システムでは、サーバー100の管理対象のデバイスであるMFP300のステータスの問い合わせがクライアント装置500からなされた場合、問い合わされたステータスが静的なステータスであった場合にはサーバー100がMFP300に問い合わせることなくキャッシュ(メモリー)から読み出してクライアント装置500に回答する。そのため、サーバー100とMFP300との間の通信量を抑えることができる。
サーバー100は、メモリーにおけるステータスの変動に応じてステータスの性質を判断し、必要に応じて記憶されているステータスの性質を書き換える。これにより、動的であったステータスが小さくなった場合には性質が静的に書き換えられる。そのため、サーバー100とMFP300との間の通信をより抑えることができる。
好ましくは、サーバー100は、性質が静的とメモリーに登録されたステータスについても、所定頻度でポーリングを行なってステータスを取得することでその性質を判断し、必要に応じて静的から動的に書き換える。これにより、ステータスの管理の精度を向上させることができる。
好ましくは、サーバー100は、上記の判断結果に応じて、ポーリングの間隔を延長する。また、メモリーで静的に固定されている性質についてはポーリングを実施しないようにする。これにより、サーバー100とMFP300との間の通信量を抑えることができる。
好ましくは、サーバー100はメモリーに静的と登録されているステータスを、ユーザー操作や所定のタイミングに一時的に動的に書き換える。これにより、その後にサーバー100はMFP300から当該ステータスを取得することになり、その性質を判断することができる。そのため、ステータスの管理の精度を向上させることができる。
好ましくは、特定のユーザーなどによって規定された期間に、サーバー100はステータスの性質に関わらずキャッシュから読み出したステータスをクライアント装置500に回答する。これにより、上記規定された期間におけるサーバー100とMFP300との間の通信がなされないようにすることができる。
好ましくは、クライアント装置500からのリアルタイムのステータスの要求(リアルタイム性フラグあり)に対しては、サーバー100はステータスの性質に関わらずMFP300からステータスを取得して回答する。これにより、クライアント装置500の要求に応じることができる。
<その他の例>
以上の説明では、図1に示されたように、サーバー100、MFP300、およびクライアント装置500がそれぞれ別個の、独立した装置であるものとしている。しかしながら、サーバー100はMFP300に含まれてもよい。または、サーバー100はクライアント装置500に含まれてもよい。たとえば前者の場合、図8の各機能は、MFP300のCPU30がROM31に記憶されているプログラムをRAM32上に読み出して実行することで、主に、MFP300で実現される。
また、ステータスを記憶するメモリーやステータスの性質を記憶するメモリーは必ずしもサーバー100に搭載されていなくてもよく、他の装置であってもよい。たとえば、サーバー100は、1台のサーバーのみならず複数台のサーバーが協働して実現されるものであってもよい。この場合、一例として、ステータスを記憶するメモリーを搭載したサーバーおよびステータスの性質を記憶するメモリーを搭載したサーバーがサーバー100を構成するサーバー群に含まれてもよい。
さらに、上述の動作をサーバー100のCPU10(MFP300で実現する場合にはMFP300のCPU30)に実行させるためのプログラムを提供することもできる。上記のように、サーバー100は一般的なコンピューターで構成されてよく、また、MFP300も一般的なMFPで構成されてよい。そのため、上記プログラムを提供することによって既存のコンピューターやMFPをサーバー100として機能させることができる。これにより、既存の装置を用いて本システムを容易に構築することができる。
このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,30 CPU、11,31 ROM、12,32 RAM、13,33 HDD、14,37 通信部、34 スキャナー、35 プリンター、36 操作パネル、100 サーバー、101 取得部、102 判断部、103 更新部、104 問い合わせ入力部、105 回答部、106 指示入力部、107 規則入力部、108 設定入力部、131 ステータス記憶部、132 ステータス性質記憶部、300,300A,300B,300C MFP、500,500A,500B クライアント装置。

Claims (11)

  1. デバイスのステータスを管理するためのサーバーであって、
    前記デバイスと通信することで、前記デバイスのステータスを取得するための取得手段と、
    前記デバイスのステータスを記憶するための第1の記憶手段と、
    前記ステータスの性質を記憶するための第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段における前記ステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいて、前記ステータスの性質が動的か静的かを判断するための判断手段と、
    前記判断手段での判断に基づいて、前記第2の記憶手段に記憶された前記ステータスの性質を更新するための更新手段と、
    クライアントからの前記デバイスのステータスの問い合わせに対して前記デバイスのステータスを回答するための回答手段とを備え、
    前記回答手段は、前記クライアントから問い合わされた前記ステータスの性質が動的である場合には前記取得手段で前記デバイスから前記ステータスを取得して前記クライアントに回答し、静的である場合には前記第1の記憶手段から読み出して前記クライアントに回答し、
    前記取得手段は前記デバイスに対して所定頻度で、前記第2の記憶手段に静的と記憶されている前記ステータスを取得し、
    前記判断手段は、前記第1の記憶手段における前記ステータスと前記取得手段で取得された前記ステータスとに基づいて、静的である性質が動的に変化するか否かを判断する、
    サーバー。
  2. 前記取得手段は、前記判断手段にて所定の頻度で前記ステータスの性質が静的から変化しないと判断された場合に、前記デバイスから前記ステータスを取得する頻度を前記所定頻度よりも低くする、請求項1に記載のサーバー。
  3. 前記ステータスの性質の指示を受け付けるための第1の入力手段をさらに備え、
    前記更新手段は、前記指示に従って前記第2の記憶手段に記憶された前記ステータスの性質を固定し、
    前記取得手段は、前記第2の記憶手段において静的に固定されている前記ステータスについては、前記所定頻度での前記デバイスからの取得は実行しない、請求項1または2に記載のサーバー。
  4. 前記更新手段は、前記第2の記憶手段で静的と記憶されている前記ステータスの性質を所定のタイミングで動的に変更し、
    前記判断手段は、前記所定のタイミングの後には、前記規定条件よりも低い条件を用いて前記ステータスの性質を判断し、
    前記更新手段は、前記所定のタイミングの後に前記判断手段において前記ステータスの性質が静的に変化すると判断された場合に前記第2の記憶手段における前記ステータスの性質を静的に戻す、請求項1〜3のいずれかに記載のサーバー。
  5. 前記デバイスに対して設定されている使用規則の入力を受け付けるための第2の入力手段をさらに備え、
    前記判断手段は、前記第1の記憶手段における前記ステータスと前記使用規則とに基づいて前記ステータスの性質を判断する、請求項1〜4のいずれかに記載のサーバー。
  6. 前記クライアントから問い合わせがリアルタイムの前記ステータスを要求するものである場合、前記回答手段は、前記ステータスの性質に関わらず前記取得手段で前記デバイスから前記ステータスを取得して前記クライアントに回答する、請求項1〜5のいずれかに記載のサーバー。
  7. 前記回答手段がクライアントからの問い合わせに対して前記取得手段で前記デバイスから前記ステータスを取得して前記クライアントに回答するか、前記第1の記憶手段から読み出して前記クライアントに回答するかを規定する条件の入力を受け付けるための第3の入力手段をさらに備え、
    前記回答手段は、前記条件が前記クライアントからの問い合わせに対して前記第1の記憶手段から読み出して前記クライアントに回答することを示している場合は、前記クライアントから問い合わせがリアルタイムの前記ステータスを要求するものであっても、前記ステータスの性質が動的であっても、前記第1の記憶手段から読み出して前記クライアントに回答する、請求項6に記載のサーバー。
  8. 前記デバイスは画像形成装置を含む、請求項1〜7のいずれかに記載のサーバー。
  9. 請求項8に記載のサーバーを搭載した、画像形成装置
  10. デバイスのステータスを管理する方法であって、
    クライアントからの前記デバイスのステータスの問い合わせを受け付けるステップと、
    メモリーに記憶されている、前記ステータスの性質が動的か静的かを読み出すステップと、
    前記ステータスの性質が動的である場合、前記デバイスと通信して前記ステータスを取得して前記クライアントに回答するステップと、
    前記デバイスから取得した前記ステータスを前記メモリーに記憶するステップと、
    前記メモリーにおける前記ステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいて、前記ステータスの性質が動的か静的かを判断するステップと、
    前記判断するステップでの判断に基づいて、前記メモリーに記憶された前記ステータスの性質を更新するステップと、
    前記ステータスの性質が静的である場合、前記メモリーから前記ステータスを読み出して前記クライアントに回答するステップと、
    前記デバイスに対して所定頻度で、前記メモリーに静的と記憶されている前記ステータスを取得するステップとを備え、
    前記判断するステップは、前記メモリーに記憶されている前記ステータスと前記取得するステップで取得された前記ステータスとに基づいて、静的である性質が動的に変化するか否かを判断するステップを含む、管理方法
  11. コンピューターに、デバイスのステータスを管理する処理を実行させるプログラムであって、
    クライアントからの前記デバイスのステータスの問い合わせを受け付けるステップと、
    メモリーに記憶されている、前記ステータスの性質が動的か静的かを読み出すステップと、
    前記ステータスの性質が動的である場合、前記デバイスと通信して前記ステータスを取得して前記クライアントに回答するステップと、
    前記デバイスから取得した前記ステータスを前記メモリーに記憶するステップと、
    前記メモリーにおける前記ステータスの変動が規定条件を満たすか否かに基づいて、前記ステータスの性質が動的か静的かを判断するステップと、
    前記判断するステップでの判断に基づいて、前記メモリーに記憶された前記ステータスの性質を更新するステップと、
    前記ステータスの性質が静的である場合、前記メモリーから前記ステータスを読み出して前記クライアントに回答するステップと
    前記デバイスに対して所定頻度で、前記メモリーに静的と記憶されている前記ステータスを取得するステップとを前記コンピュータに実行させ、
    前記判断するステップは、前記メモリーに記憶されている前記ステータスと前記取得するステップで取得された前記ステータスとに基づいて、静的である性質が動的に変化するか否かを判断するステップを含む、管理プログラム
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