JP6262249B2 - 形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、硬化性樹脂を吐出する吐出装置を用いて、硬化性樹脂による構造物を形成する形成方法に関するものである。
近年、硬化性樹脂を用いて、種々の構造物、所謂、造形モデルを形成する方法の開発が進められている。詳しくは、硬化性樹脂を薄膜状に吐出し、吐出された硬化性樹脂を硬化させる。そして、硬化した樹脂の上に、さらに、硬化性樹脂を薄膜状に吐出し、硬化性樹脂を硬化させる。このようにして、硬化性樹脂の吐出と樹脂の硬化とが繰り返され、硬化性樹脂の複数の膜が積層されることで、硬化性樹脂による造形モデルが形成される。
また、形成予定の造形モデルに、外側に向かって突出する部分、所謂、オーバーハング部等が存在する場合には、サポート材を用いた形成方法が採用される。詳しくは、後に説明するため、簡単に説明すると、サポート材の少なくとも一部に沿って、硬化性樹脂を吐出し、硬化させることで、サポート材と造形モデルとを一体的に形成する。そして、その一体物からサポート材を分離することで、造形モデルが得られる。下記特許文献には、サポート材を用いた造形モデルの形成方法の一例が記載されている。
特開2011−5666号公報 特開2011−5667号公報 特開2011−5668号公報
上記特許文献に記載されているように、サポート材と造形モデルとを一体的に形成し、その一体物からサポート材を分離することで、オーバーハング部を有する造形モデルを形成することが可能である。しかしながら、従来の手法でのサポート材の分離には、種々の問題があった。具体的には、例えば、サポート材を引っ張って、一体物から取り外す場合には、造形モデルが破損する虞がある。また、造形モデルの形状が複雑である場合には、サポート材を引っ張り難い場合もある。また、水,薬品等の特定の液体に溶解可能な材料により成形されたサポート材を用いた場合には、一体物を特定の液体に浸漬することで、サポート材を除去することが可能である。しかしながら、サポート材の溶解した液体の廃棄に伴って、環境汚染を引き起こす虞がある。また、熱により溶解可能な材料により成形されたサポート材を用いた場合には、一体物を加熱することで、サポート材を一体物から除去することが可能である。しかしながら、一体物を加熱する際に、造形モデルが熱変形する虞がある。このようにサポート材を用いた造形モデルの形成方法には、改良の余地が多分に残されており、種々の改良を施すことで、サポート材を用いた造形モデルの形成方法の実用性を向上させることが可能となる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高いサポート材を用いた造形モデルの形成方法の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の形成方法は、硬化性樹脂を吐出する吐出装置を用いて、硬化性樹脂による構造物を形成する形成方法であって、インクジェットヘッドによって紫外線硬化樹脂が吐出され、前記インクジェットヘッドによって生分解性樹脂が吐出される吐出工程と、前記吐出工程において吐出された紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することで、紫外線硬化樹脂を硬化させ、前記吐出工程において吐出された生分解性樹脂に紫外線を照射することで、生分解性樹脂を硬化させて、生分解性樹脂により成形された部材とする硬化工程と、前記硬化工程での紫外線硬化樹脂および生分解性樹脂の硬化が完了した後に、前記生分解性樹脂により成形された部材を微生物によって分解し、除去する除去工程とを含むことを特徴とする。
また、請求項2に記載の形成方法は、請求項1に記載の形成方法において、前記除去工程が、微生物が培養された容器の内部において、前記生分解性樹脂により成形された部材を微生物によって分解し、除去する工程であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の形成方法は、請求項1または請求項2に記載の形成方法において、前記生分解性樹脂により成形された部材が、サポート材であることを特徴とする。
請求項1に記載の形成方法では、サポート材として利用可能な部材が、インクジェットヘッドにより吐出された生分解性樹脂が硬化されることで、生分解性樹脂により成形されている。そして、その部材と造形モデルとが一体化された一体物から、生分解性樹脂が微生物によって分解されることで、サポート材として利用可能な部材が除去される。これにより、造形モデルの破損,環境汚染,造形モデルの熱変形等を生じさせることなく、造形モデルを形成することが可能となる。
また、請求項2に記載の形成方法では、微生物が培養された容器の内部において、生分解性樹脂が分解され、サポート材として利用可能な部材が除去される。これにより、迅速に、生分解性樹脂を分解し、サポート材として利用可能な部材を除去することが可能となる。
また、請求項3に記載の形成方法では、サポート材として利用可能な部材が、サポート材に限定されている。これにより、オーバーハング部等を有する造形モデルを適切に形成することが可能となる。
本発明の実施例である形成方法によって造形モデルを形成するための造形モデル形成装置を示す平面図である。 図1の造形モデル形成装置が備える制御装置を示すブロック図である。 図1の造形モデル形成装置によって形成される造形モデルを示す斜視図である。 サポート材を示す側面図である。 サポート材と造形モデルとが一体化された一体物を示す側面図である。 サポート材と造形モデルとが一体化された一体物を培養容器内に収容する様子を示した図である。 変形例の形成途中の一体物を示す側面図である。 変形例の形成途中の一体物を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<造形モデル形成装置の構成>
図1に、本発明の実施例の造形モデル形成装置10を示す。造形モデル形成装置10は、紫外線硬化樹脂による造形モデルを形成するための装置である。造形モデル形成装置10は、搬送装置20と、ヘッド移動装置22と、インクジェットヘッド24と、紫外線照射装置26とを備えている。
搬送装置20は、X軸方向に延びる1対のコンベアベルト30と、コンベアベルト30を周回させる電磁モータ(図2参照)32とを有している。1対のコンベアベルト30は、造形モデルを形成するための造形ステージ板34を支持し、その造形ステージ板34は、電磁モータ32の駆動により、X軸方向に搬送される。また、搬送装置20は、保持装置(図2参照)36を有している。保持装置36は、コンベアベルト30によって支持された造形ステージ板34を、所定の位置(図1での造形ステージ板34が図示されている位置)において固定的に保持する。
ヘッド移動装置22は、X軸方向スライド機構50とY軸方向スライド機構52とによって構成されている。X軸方向スライド機構50は、X軸方向に移動可能にベース54上に設けられたX軸スライダ56を有している。そのX軸スライダ56は、電磁モータ(図2参照)58の駆動により、X軸方向の任意の位置に移動する。また、Y軸方向スライド機構52は、Y軸方向に移動可能にX軸スライダ56の側面に設けられたY軸スライダ60を有している。そのY軸スライダ60は、電磁モータ(図2参照)62の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。そのY軸スライダ60には、インクジェットヘッド24が取り付けられている。このような構造により、インクジェットヘッド24は、ヘッド移動装置22によってベース54上の任意の位置に移動する。
インクジェットヘッド24は、造形ステージ板34の上に紫外線硬化樹脂を吐出する。詳しくは、インクジェットヘッド24の下面には、複数のノズル穴(図示省略)が形成されている。そして、電気信号に従って、圧電素子(図2参照)72や熱による蒸気泡を駆動源として、紫外線硬化樹脂がインクジェットヘッド24の複数のノズル穴から吐出される。これにより、造形ステージ板34上に紫外線硬化樹脂が吐出される。
紫外線照射装置26は、紫外線を照射するLED(図2参照)78を有しており、下方を向いた状態でY軸スライダ60の下面に固定されている。これにより、Y軸スライダ60が、ヘッド移動装置22によって移動させられることで、造形ステージ板34上の任意の位置に紫外線を照射することが可能である。
また、造形モデル形成装置10は、図2に示すように、制御装置80を備えている。制御装置80は、コントローラ82と、複数の駆動回路84と、制御回路86とを備えている。複数の駆動回路84は、上記電磁モータ32,58,62、保持装置36、圧電素子72に接続されており、制御回路86は、LED78に接続されている。また、コントローラ82は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路84および制御回路86に接続されている。これにより、搬送装置20、ヘッド移動装置22、インクジェットヘッド24、紫外線照射装置26の作動が、コントローラ82によって制御される。
<造形モデルの形成>
造形モデル形成装置10では、上述した構成によって、インクジェットヘッド24が搬送装置20に保持された造形ステージ板34に紫外線硬化樹脂を吐出し、吐出された紫外線硬化樹脂が、紫外線の照射により硬化することで、造形モデルが形成される。具体的には、コントローラ82の指令により、造形ステージ板34が作業位置まで搬送され、その位置において、造形ステージ板34が、保持装置36によって固定的に保持される。そして、インクジェットヘッド24が、コントローラ82の指令により、造形ステージ板34の所定の位置の上方に移動する。続いて、インクジェットヘッド24は、造形ステージ板34の上面に所定のパターンで紫外線硬化樹脂を吐出し、紫外線硬化樹脂の薄膜を形成する。
紫外線硬化樹脂の薄膜が形成されると、紫外線照射装置26が、コントローラ82の指令により、形成された紫外線硬化樹脂の薄膜の上方に移動し、LED78によって紫外線が、薄膜に照射される。これにより、造形ステージ板34の上に形成された紫外線硬化樹脂の薄膜が硬化する。続いて、インクジェットヘッド24が、コントローラ82の指令により、硬化した紫外線硬化樹脂の薄膜の上方に移動し、紫外線硬化樹脂の吐出により、紫外線硬化樹脂の薄膜を形成する。そして、紫外線照射装置26が、コントローラ82の指令により、形成された紫外線硬化樹脂の薄膜の上方に移動し、LED78によって紫外線が、薄膜に照射される。この紫外線硬化樹脂の吐出と、紫外線の照射が繰り返されることで、複数の層の紫外線硬化樹脂の薄膜によって造形モデルが形成される。
このように、造形モデル形成装置10では、複数の層の紫外線硬化樹脂の薄膜によって造形モデルが形成されるが、造形モデルに、外側に向かって突出する部分、所謂、オーバーハング部等が存在する場合には、サポート材を用いて、造形モデルを形成する必要がある。具体的に、図3に示す形状の造形モデル100を形成する場合について説明する。
形成予定の造形モデル100は、1対の脚部102,104と、それら1対の脚部102,104に上架された平板部106とによって構成されている。平板部106の両端部は、1対の脚部102,104より外側に突出しており、オーバーハング部108,110となっている。このような形状の造形モデル100を形成する際には、1対の脚部102,104と平板部106とによって囲まれる空間に相当する形状の第1サポート材(図4参照)112と、オーバーハング部108の真下を占める空間に相当する形状の第2サポート材(図4参照)114と、オーバーハング部110の真下を占める空間に相当する形状の第3サポート材(図4参照)116とを用意する必要がある。
そして、3個のサポート材112,114,116が、図4に示すように、造形ステージ板34の上に載置される。そして、第1サポート材112と第2サポート材114との間への紫外線硬化樹脂の吐出と、紫外線の照射とが繰り返されることで、脚部102が形成される。また、第1サポート材112と第3サポート材116との間への紫外線硬化樹脂の吐出と、紫外線の照射とが繰り返されることで、脚部104が形成される。1対の脚部102,104が形成されると、脚部102,104の上面および、3個のサポート材112,114,116の上面への紫外線硬化樹脂の吐出と、紫外線の照射とが繰り返されることで、平板部106が形成される。これにより、図5に示すように、造形モデル100と3個のサポート材112,114,116とが一体化された一体物120が形成される。
この一体物120から3個のサポート材112,114,116を分離させることで、造形モデル100の形成が完了するが、従来の手法でのサポート材の分離には、種々の問題があった。具体的には、例えば、サポート材112,114,116を引っ張って、一体物120からサポート材112,114,116を取り外す場合には、造形モデル100が破損する虞がある。また、造形モデルの形状が複雑である場合には、サポート材を引っ張り難い場合もある。
また、水,薬品等の特定の液体に溶解可能な材料により成形されたサポート材を用いた場合には、一体物120を特定の液体に浸漬することで、サポート材112,114,116を一体物120から分離することが可能である。しかしながら、サポート材の溶解した液体の廃棄に伴って、環境汚染を引き起こす虞がある。また、熱により溶解可能な材料により成形されたサポート材を用いた場合には、一体物120を加熱することで、サポート材112,114,116を一体物120から分離することが可能である。しかしながら、一体物120を加熱する際に、造形モデル100が変形する虞がある。
このようなことに鑑みて、3個のサポート材112,114,116の各々は、ポリカプロラクトンにより成形されている。ポリカプロラクトンは、生分解性樹脂であり、微生物によって分解される。つまり、サポート材112,114,116は、自然環境下で放置されることで、分解され、一体物120から除去されるのである。ただし、自然環境下での放置では、サポート材112,114,116の分解に時間を要するため、一体物120は、図6に示すように、微生物が培養された培養容器122の中に収容される。
培養容器122内で培養される微生物としては、ポリカプロラクトン等の生分解性樹脂を分解可能な微生物であれば、酵母菌、バクテリア、菌類、ウィルス等、種々の種類のものを採用することが可能である。また、培養容器122には、微生物だけでなく、微生物の養分等が入れられている。さらに、一体物120が培養容器122内に収容される際には、微生物が好適に活動可能な温度および湿度に維持される。これにより、迅速に、サポート材112,114,116を分解し、一体物120からサポート材112,114,116を除去することが可能となる。
このように、本実施例では、造形モデル形成時に用いられるサポート材として、生分解性樹脂により成形されたサポート材112,114,116を用いることで、造形モデル100の破損,環境汚染,造形モデル100の熱変形等を生じさせることなく、造形モデル100を形成することが可能となる。
ちなみに、上記実施例において、インクジェットヘッド24は、吐出装置の一例である。サポート材112,114,116は、サポート材の一例である。培養容器122は、容器の一例である。また、サポート材112,114,116を用いて造形モデル100を形成する方法は、形成方法の一例である。インクジェットヘッド24によって紫外線硬化樹脂を吐出する工程は、吐出工程の一例である。培養容器122内においてサポート材112,114,116を分解し、除去する工程は、除去工程の一例である。紫外線硬化樹脂は、硬化性樹脂の一例である。ポリカプロラクトンは、生分解性樹脂の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、造形ステージ板34の上にサポート材112,114,116が載置され、各サポート材112,114,116の間等へのインクジェットヘッド24による樹脂の吐出により、一体物120が形成されているが、一体物120全体をインクジェットヘッド24による樹脂の吐出により形成することが可能である。
具体的には、インクジェットヘッド24を、造形モデル100の原料となる紫外線硬化樹脂だけでなく、サポート材112,114,116の原料となる液状の生分解性樹脂も吐出可能な構造とする。そのインクジェットヘッド24によって、造形ステージ板34の上に、紫外線硬化樹脂と生分解性樹脂とが吐出され、図7に示すように、紫外線硬化樹脂の薄膜130と、生分解性樹脂の薄膜132とが形成される。そして、各薄膜130,132に紫外線が照射されることで、各薄膜130,132が硬化する。なお、サポート材112,114,116の原料となる液状の生分解性樹脂も、紫外線の照射により硬化する性質を備えている。
続いて、硬化した薄膜130,132の上に、インクジェットヘッド24によって紫外線硬化樹脂と生分解性樹脂とが吐出され、紫外線硬化樹脂の薄膜と生分解性樹脂の薄膜とが積層される。そして、紫外線が積層された薄膜に照射される。このインクジェットヘッド24による紫外線硬化樹脂および生分解性樹脂の吐出と、紫外線の照射が繰り返されることで、図8に示す形状の造形物134が形成される。
造形物134が形成されると、その造形物134の上面に、インクジェットヘッド24によって紫外線硬化樹脂が吐出され、紫外線硬化樹脂の薄膜が形成される。そして、その紫外線硬化樹脂の薄膜に、紫外線が照射される。このインクジェットヘッド24による紫外線硬化樹脂の吐出と、紫外線の照射が繰り返されることで、図5に示す一体物120が形成される。このように、一体物120全体をインクジェットヘッド24による樹脂の吐出により形成することが可能である。
また、例えば、上記実施例では、サポート材112,114,116を培養容器122内において、早期に分解させているが、自然環境下で分解させることが可能である。ただし、サポート材112,114,116を自然環境下で分解させると、分解時間が非常に長くなるため、新たな効果が生じる。具体的には、例えば、一体物120を水槽等に入れた場合には、サポート材112,114,116は分解前において、立方体形状をなし、時間の経過に伴って、サポート材112,114,116が徐々に分解していくことで、立方体形状がアーチ状に変化していく。つまり、所定の構造物の形状が、時間の経過とともに、変化するという効果が生じるのである。このような効果を利用して、玩具等として、一体物を形成することも可能である。
また、例えば、サポート材と造形モデルとの一体物として、植木鉢,漁礁に沈められるもの等を形成することで、時間の経過とともに変化する効果を利用できる。詳しくは、例えば、一体物として植木鉢を形成した場合には、時間の経過とともに、排水用の穴等が形成され、植物の成長に応じた形状に植木鉢を変化させることが可能となる。また、一体物として漁礁に沈めるものを形成した場合には、時間の経過とともに、魚が入り込むための穴を大きくすることが可能となり、魚の成長に応じた形状に漁礁を変化させることが可能となる。
なお、一体物をこのような方法で利用する際には、生分解性樹脂により成形される部材は、サポート材として用いる必要はなく、生分解性樹脂により成形される部材と、紫外線硬化樹脂の硬化により形成される部材とが一体的に形成されればよい。つまり、造形モデルのオーバーハング部の有無に関わらず、生分解性樹脂により成形される部材の少なくとも一部に沿って、紫外線硬化樹脂を吐出し、硬化させることで、一体物を形成することが可能である。これにより、時間の経過に伴って変形する一体物が形成される。
また、上記実施例では、生分解性樹脂として、ポリカプロラクトンが採用されているが、ポリ乳酸,ポリヒドロキシアルカノエート,ポリグリコール酸,変性ポリビニルアルコール,カゼイン,変性澱粉,PET共重合体等、種々の生分解性樹脂を採用することが可能である。
また、上記実施例では、硬化性樹脂として、紫外線硬化樹脂が採用されているが、紫外線以外の特定の波長の光によって硬化する樹脂、熱によって硬化する樹脂等を採用することが可能である。また、加熱により溶解した樹脂を、吐出装置により吐出し、常温で硬化する樹脂を、硬化性樹脂として採用することが可能である。具体的には、例えば、ABS樹脂等を採用することが可能である。また、硬化性樹脂を吐出する装置としては、インクジェットヘッド24に限られず、ディスペンサヘッド等を採用することが可能である。
24:インクジェットヘッド(吐出装置) 112:第1サポート材 114:第2サポート材 116:第3サポート材 122 培養容器(容器)

Claims (3)

  1. 硬化性樹脂を吐出する吐出装置を用いて、硬化性樹脂による構造物を形成する形成方法において、
    前記形成方法が、
    インクジェットヘッドによって紫外線硬化樹脂が吐出され、前記インクジェットヘッドによって生分解性樹脂が吐出される吐出工程と、
    前記吐出工程において吐出された紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することで、紫外線硬化樹脂を硬化させ、前記吐出工程において吐出された生分解性樹脂に紫外線を照射することで、生分解性樹脂を硬化させて、生分解性樹脂により成形された部材とする硬化工程と、
    前記硬化工程での紫外線硬化樹脂および生分解性樹脂の硬化が完了した後に、前記生分解性樹脂により成形された部材を微生物によって分解し、除去する除去工程と
    を含むことを特徴とする形成方法。
  2. 前記除去工程が、
    微生物が培養された容器の内部において、前記生分解性樹脂により成形された部材を微生物によって分解し、除去する工程であることを特徴とする請求項1に記載の形成方法。
  3. 前記生分解性樹脂により成形された部材が、サポート材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の形成方法。
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