JP6261411B2 - 配線用ダストカバー及び配線用ダストカバー組み付け方法 - Google Patents

配線用ダストカバー及び配線用ダストカバー組み付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、配線とその端末に備えられる機器接続部(本明細書では、相手部材と呼ぶ)との間の結線領域を覆う配線用ダストカバー及びその取り付け方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、電線または光伝送路などの配線の周囲をシールド部材と外装とで覆い、外装から露出した配線の端部に接続された相手部材と外装との間に跨がって配線と相手部材との間の結線領域を覆って密封する配線用ダストカバー及びその取り付け方法に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載されている自動車機器、例えばモータユニットやインバータユニット、バッテリーなどの機器においては、それらの間で電気信号や光信号を送るための電気ケーブルや光ファイバーケーブル等の配線として、配線の周りをシールド部材例えば一般には細い銅線を編んだ編組線で覆うなどの電磁波対策が施されたものが使用される。さらに、この配線において端末にコネクタ等の相手部材が備えられている場合には、配線と相手部材とを接続・結線する結線領域においても電磁対策が必要となることから、結線領域をすっぽりと覆うようにシールド部材を相手部材の端部を囲うように取り付けることが要求される。
また、この種の配線は、配線及びシールド部材に例えば水分や油分、塵埃等の異物が侵入しないようにコルゲートチューブなどの外装で覆われ、さらに、配線と相手部材とを接続・結線する結線領域においては、外装から剥き出しとなった配線及びシールド部材に異物や水分などが侵入しないようにするため、ケーブル外装から剥き出しとなった配線と相手部材との間の結線領域の周りを密封し、防塵・防水を図るゴム製の配線用ダストカバーで覆うことが望まれる。
このとき、編組線から成るシールド部材を相手部材の端部を囲うように被せてから、その周りに配線用ダストカバーを被せて締結バンドで固定しようとすると、編組線の編みの間に生ずる隙間から相手部材の外周面と配線用ダストカバーの固定部位との間の密封が破られるため、雨水などの水分や油分あるいは塵埃などの侵入を完全に防ぐことができないことが考えられる。つまり、配線用ダストカバーの働きに支障をきたす虞がある。勿論、シールド部材としては、配線の可撓性を確保するため編組線が用いられることが多いが、アルミ製テープなどを用いる場合など、配線用ダストカバーの固定部と相手部材との間に介在物を置く場合には、隙間ができやすく密封性が損なわれることとなる。
そこで、配線用ダストカバーとシールド部材とを併用する場合には、相手部材の配線用ダストカバーを取り付ける部位よりも内側でかつ配線用ダストカバーで密封される空間内の部位でシールド部材を単独で固定するようにしている(特許文献1)。例えば図4に示すように、配線用ダストカバー101で覆われる内側の空間111にシールド部材102を相手部材103に固定するためだけのスペース・取付け部位105を確保し、シールド部材固定用クランプ106で外装104から露出したシールド部材102の端を相手部材103の専用取付けスペース105に固定した後に、シールド部材102の固定位置よりも外側で相手部材103と外装104との間に跨がるように配線用ダストカバー101を配置して、その両端107,108をそれぞれ配線用ダストカバー締結用クランプ109,110で固定するようにしている。つまり、従来の配線用ダストカバー101においては、異物に対する密封性を維持するためには、シールド部材102とは別々に固定する必要があることから、シールド部材102が固定される位置よりもさらに外側の位置で固定することが必要となる。
特開2014−22044号公報
しかしながら、配線用ダストカバー101で覆われる内側の空間111にシールド部材102を相手部材103に固定するためのスペース105とシールド部材固定用クランプ106とを別個に必要とするため、部品点数の増加と相手部材103に複雑な形状のスペース105を加工するための加工費用等のコストが増加してしまう問題がある。しかも、シールド部材102を単独で固定するための専用スペース105を確保せざるを得ないので、その分だけ配線軸方向のスペースが増え、配線の軸方向のコンパクト化を妨げる。
また、シールド部材固定用クランプ106が配線用ダストカバー101の内周面に干渉しないように配線用ダストカバー101の内径を大きくする必要があり、配線用ダストカバー101が大型化してしまう問題がある。
本発明は、配線用ダストカバーの異物に対する密封性を維持しながら、配線用ダストカバーのコンパクト化及びコストを低減させる配線用ダストカバー並びに配線用ダストカバーの組み付け方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、電線または光伝送路などの配線の周囲をシールド部材と外装とで覆い、外装から露出した配線の端部に相手部材を接続し、相手部材と外装との間に跨がって配線と相手部材との間の結線領域を覆って密封する配線用ダストカバーにおいて、配線用ダストカバーは、ゴム等の弾性部材で構成された可撓性を有する本体胴部と、該本体胴部の両端に備えられる外装の外周面に嵌合されて固定される第2固定部と、相手部材の外周面に嵌合されて固定される第1固定部とを有し、第1固定部には、配線の軸方向に伸び第1固定部の内側に折り返し可能な延長舌部を備え、第1固定部の内側に折り返された延長舌部と第1固定部との間でシールド部材を挟み込み、第1固定部を相手部材に固定すると同時にシールド部材を第1固定部と延長舌部との間で挟持しながら固定するようにしている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の配線用ダストカバーにおいて、第1固定部と、延長舌部との境界部に第1固定部並びに延長舌部よりも薄肉の薄肉部を設けるようにしている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の配線用ダストカバーにおいて、延長舌部に径方向内側に膨れた突起部を備えるようにしている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1つに記載の配線用ダストカバーにおいて、延長舌部に径方向外側に膨れた突起部を備えるようにしている。
また、請求項5記載の発明は、電線または光伝送路などの配線の周囲をシールド部材と外装とで覆い、外装から露出した配線の端部に相手部材を接続し、相手部材と外装との間に跨がって配線と相手部材との間の結線領域を覆って密封する配線用ダストカバーの組み付け方法において、請求項1から4のいずれか1つに記載の配線用ダストカバーの第1固定部の内周面にシールド部材の端部を沿わせ、延長舌部を第1固定部の内側に折り返して第1固定部と延長舌部との間でシールド部材を挟み込み、シールド部材ともども第1固定部を相手部材に嵌合させてから第1固定部の外周面から第1固定部用クランプで締め付けて延長舌部と相手部材との間でシールを構成して第1固定部を相手部材に固定する工程と、第2固定部を外装の外周面に嵌合させて固定する工程とを有することを特徴とする。
請求項1記載の配線用ダストカバーによれば、相手部材の外周面に嵌合される第1固定部の先端に内側に折り返し第1固定部との間でシールド部材を挟み込む延長舌部を設け、第1固定部の内側に延長舌部を折り返してから第1固定部用クランプで締め付けて固定するようにしているので、第1固定部を相手部材に固定すると同時にシールド部材を第1固定部と延長舌部との間で挟持しながら固定することができる。したがって、第1固定部と該第1固定部と連続した延長舌部とでシールド部材が覆われて大気に露出されることがなく、同時に、延長舌部と相手部材との接触面がシール面となって異物に対し密封性を確保することができる。他方、外装と第2固定部との間においても、第2固定部と外装との接触面がシール面となって異物に対し密封性を確保することができる。依って、本発明の配線用ダストカバーは、両端の第1及び第2の固定部における固定だけで、相手部材と外装との間の結線領域を密封して外部からの異物の侵入を防ぐことができる。
しかも、配線用ダストカバーの第1固定部を相手部材に取り付けるのと同時に第1固定部と内側に折り返された延長舌部との間でシールド部材を締め付けて固定することが可能となる。即ち、同じ位置で且つ同じクランプで配線用ダストカバーとシールド部材との固定が可能となるため、配線用ダストカバーで覆われる内側の空間でシールド部材だけを相手部材に固定するためのスペースと、シールド部材だけを単独で固定するためのシールド部固定用クランプとを必要とせず、部品点数を減らすと共に相手部材にシールド部材を取り付けるための複雑な形状のスペースを加工する手間あるいは部品を省け、加工費用等のコストを削減できる。
また、相手部材側にシールド部材のみを固定するためのスペースを必要としないため、シールド部材のみを固定するためのスペース分の配線軸方向のスペースを削減でき、配線の軸方向のコンパクト化が可能となる。さらに、シールド部材固定用クランプを必要としないため、同クランプが配線用ダストカバーの内周面に干渉しないように配線用ダストカバーの内径を大きくする必要がなくなるので、配線用ダストカバーの寸法が大きくなるのを防ぐことができる。
したがって、配線用ダストカバーによる密封性を維持したままコスト削減と省スペース化が可能となる。
また、請求項2記載の発明にかかる配線用ダストカバーは、第1固定部と、延長舌部との間に薄肉部を設けているので、ゴム等の弾性部材で構成されていることと相俟って、延長舌部を内周面側に容易に折り返すことができる。
また、請求項3記載の発明にかかる配線用ダストカバーは、延長舌部に径方向内側に膨れた突起部、即ち延長舌部を第1固定部の内側に折り返したときに第1固定部の内周面側に向けて膨れる突起部を設けているので、延長舌部を第1固定部の内側に折り返して第1固定部用クランプで締め付けたときに、突起部を介在させることで延長舌部と第1固定部との間のシールド部材に対する締め付け力が増してシールド部材が抜け難くなる。
また、請求項4記載の発明にかかる配線用ダストカバーは、延長舌部に径方向外側に膨れた突起部、即ち延長舌部を第1固定部の内側に折り返したときに相手部材の外周面と接する内周面側となる面に膨れる突起部を設けているので、第1固定部を相手部材の外周面に嵌合させようとするときに、突起部と相手部材の端部とが接触することで、ダストカバーの取り付け位置の特定が容易になる。特に、延長舌部の先端に相手部材の外周面と接する内周面側となる面に膨れる突起部を設ける場合、延長舌部のほぼ全長・全域が相手部材の外周面に嵌合された状態で位置決めされるので、第1固定部の嵌合不足によるシール不良を招くことがない。
また、本発明の配線用ダストカバーの取り付け方法によれば、ダストカバーの第1固定部の内周面にシールド部材の端部を沿わせてから延長舌部を内周面側に折り返し、延長舌部を内側にした状態で相手部材の外周面に嵌合させて第1固定部用クランプで締め付けて固定するだけの操作で、シールド部材を第1固定部と延長舌部との間で大気に露出させることなく挟持しつつ、第1固定部とシールド部材とを同時に相手部材に固定させることができる。したがって、第1固定部とシールド部材とを同時に第1固定部用クランプで相手部材に固定する一方、第2固定部を外装の外周面に固定するだけの簡単な手順で、シールド部材を大気に露出させることなく、相手部材と外装との間に跨がって結線領域を密封する配線用ダストカバーを取り付けることができる。
本発明にかかる配線用ダストカバーの一実施形態を示す縦断面図である。 同配線用ダストカバーの第1の固定部と延長舌部との関係を示す半裁説明図である。 本発明にかかる配線用ダストカバーの相手部材への装着作業の説明図で、(A)は延長舌部を内側に折り曲げた第1固定部を相手部材の端部に当接した装着直前の状態、(B)は装着完了状態を示す。 従来の配線用ダストカバーとシールド部材とを併用するコネクタのを概略的に示す説明図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に、本発明の配線用ダストカバーの一実施形態を示す。この配線用ダクトカバー1は、電線または光伝送路などの配線5の周囲をシールド部材2と外装4とで覆い、外装4から露出した配線5の端部の端子に相手部材3を接続し、相手部材3と外装4との間に跨がって配線5と相手部材3との間の結線領域16を覆い密封するようにしている。
配線用ダストカバー1は、全体が例えばEPDMゴム等の弾性部材で構成され、可撓性を有する本体胴部1aと両端の第1固定部1b及び第2固定部1cとを備えるように設けられている。具体的には、本実施形態の配線用ダストカバー1は、蛇腹状の本体胴部1aの両端に第1固定部1bと第2固定部1cとを備える。
ここで、第1固定部1bは、相手部材3の外周面14に嵌合されて第1固定部用クランプ6によって周囲から締め付けられることによって相手部材3に固定されるものであり、先端には配線5の軸方向に伸び尚且つ第1固定部1bの内側に折り返し可能な延長舌部17を備えている。即ち、第1固定部1bは、延長舌部17を内側に折り返すことによって、延長舌部17を内周面として相手部材3の外周面14に嵌合され、第1固定部用クランプ6で締め付けられるように用いられる。第1固定部は折り返された延長舌部を介して相手部材に締め付けられるので、延長舌部と相手部材との接触面がシール面となり、異物に対して密封性を確保することができる。同時に、第1固定部1bはその内側に折り返された延長舌部19と第1固定部1bとの間でシールド部材2を挟み込み、シールド部材2を第1固定部1bと延長舌部17との間で挟持しながら相手部材に対し固定される。
第1固定部1b及び延長舌部17は、第1固定部1bの内側に延長舌部17を折り返した状態において、延長舌部17が相手部材3の外形と適合(フィット)する筒形に形成されている。ここで、相手部材3の外周面14に適合する第1固定部1b及びその内側の延長舌部17の形状とは、相手部材3の外周面14とほぼ同じ大きさ・形状の内寸かあるいは拡げることで相手部材3の外周面14に密着するように嵌合される大きさ・形状の内寸を有すること、若しくは第1固定部用クランプ6で締結したときに密着する関係にあることを意味し、僅かに拡げることで外周面14に嵌合させて密着させ得る大きさ・形状であることが好ましい。
本実施形態の配線用ダストカバー1はEPDMゴムを使用している。これによって、第1固定部1bの先端に一体成形される延長舌部17が第1固定部1bの内側に折り返され易い弾性・柔軟性を得ている。さらに、第1固定部1bと延長舌部17との間の境界部に、第1固定部1b並びに延長舌部17よりも薄肉の薄肉部18を設けることによって、構造的に延長舌部17が第1固定部1bの内側に折り返され易い弾性・柔軟性を得るようにしている。即ち、本実施形態の場合、EPDMゴムを使用して配線用ダストカバー1を構成すると共に第1固定部1bと延長舌部17との間に薄肉部18のヒンジ構造を設けることによって、材質的かつ構造的に十分な弾性・柔軟性を得るようにしているが、これに特に限られるものではなく、材質的あるいは構造的のいずれか一方で延長舌部17を内側に折り返し可能とする弾性・柔軟性を得るようにしても良い。尚、配線用ダストカバー1の材質としては、本実施形態の場合、EPDMゴムを使用しているが、これに限定されるものではなく、天然ゴム、合成ゴム、ゴム状弾性部材(エラストマー)等を使用しても良い。
他方、第2固定部1cは、外装4の外周面11に嵌合されて第2固定部用クランプ7によって周囲から締め付けられて外装4に固定されるものであり、外装4の外周面11に適合する内周面を有する筒形に形成されている。ここで、外装4の外周面11に適合する第2固定部1cの外周面12とは、外装4の外周面11とほぼ同じ大きさ・形状の内寸かあるいは拡げることで外装4の外周面11に密着するように嵌合される大きさ・形状の内寸を有すること、若しくは第2固定部用クランプ7で締結したときに密着する関係にあることを意味し、僅かに拡げることで外周面11に嵌合させて密着させ得る大きさ・形状であることが好ましい。
また、延長舌部17には、径方向内側あるいは外側の少なくともいずれか一方に膨れた突起部19が備えられることが好ましい。本実施形態の場合、延長舌部17の先端に径方向内側及び外側の双方に膨れた軸断面球状の突起部19が形成されている。ここで、突起部19は、延長舌部17の先端のみに設けられることに限定されるものではなく、延長舌部17の任意の位置に設けるようにしても良いが、延長舌部17の先端に設けることが好ましい。この場合、延長舌部17を内側に折り返した状態の第1固定部1bを相手部材3に装着するときに、突起部19が相手部材3の端部8に当接して抵抗感を与えるので、その抵抗を感じた地点を第1固定部1bの取り付け位置として容易に判断することができる。即ち、突起部19と相手部材3の端部8とが接触することで、ダストカバー1の取り付け位置の特定が容易になる。そして、その取り付け位置に達したと判断されるときには、先端の突起部19を除いた延長舌部17のほぼ全長・全域が相手部材3の外周面14に嵌合された状態であるので、第1固定部1bの軸方向の嵌合不足によるシール不良を招くことが少ない。勿論、相手部材3の外周面14側に膨らむ突起部19は、必ずしも延長舌部17の先端に設けなくとも良く、第1固定部1bの内側に延長舌部17を折り返した状態において相手部材3の外周面14と対向する面の任意の位置に設けるようにしても良い。この場合においても、延長舌部17の先端に突起部19を備える場合と同様の効果が得られる。延長舌部17ひいては第1固定部1bの相手部材3への装着方向(以下、軸方向と呼ぶ)へのストッパとして機能し、取り付け位置を特定して一定位置に保つことができる。
また、延長舌部17の先端に径方向内側に膨れた突起部19を設けることは、相手部材3の端部8に押しつけられた際に、径方向内側に膨らむ突起部19と相手部材3の端部8との間で接触を生む。したがって、延長舌部17の先端の径方向内側に膨れた突起部19が周方向に連続したものであれば、延長舌部17ひいては第1固定部1bの相手部材3への軸方向並びに径方向へのシール効果を生む。これによって、第1固定部用クランプ6による締め付けによって構成される延長舌部17の内周面と相手部材3の外周面14との間の径方向のシールと相俟って、密封性がさらに高まることとなる。勿論、径方向内側に膨れる突起部19は、延長舌部17の先端あるいはその近傍に設けられることが第1固定部1bの軸方向の嵌合不足あるいは短尺化を図る上で好ましい。しかし、径方向内側に膨れる突起部19は、延長舌部17の先端あるいはその近傍に設けられることに限られず、相手部材3の外周面14と対向する面上のいずれかであれば任意の位置に設けても良い。この場合においても、突起部19が周方向に連続したものであれば、突起部19と相手部材3の端部8との接触によって、径方向及び軸方向の双方へのシール効果を生む。なお、突起部19が周方向に不連続なものとして形成される場合や点在するように形成される場合には、突起部19と相手部材の端部8との接触部における軸方向並びに径方向のシール効果が得られなくなるものの、第1固定部1bの取り付けの際の位置の特定や延長舌部17と相手部材3とが径方向で接触することによって得られる密封性は維持される。
他方、延長舌部17を第1固定部1bの内側に折り返したときに第1固定部1bの内周面側に向けて膨れる突起部、即ち、折り返された延長舌部17の外周面側となる面に膨れる突起部(以下、径方向外側に膨れる突起部と呼ぶ)19は、第1固定部1bを第1固定部用クランプ6で締め付けた際に、突起部19が介在することにより延長舌部17と第1固定部1bとの間のシールド部材2に対する締め付け力が増してシールド部材2が抜け難くなる。この径方向外側に膨れる突起部19は、延長舌部17と第1固定部1bとの間で確実にシールド部材2を挟み込んで固定するために延長舌部17の先端あるいはその近傍に設けることが好ましい。この場合には、第1固定部1bの内周面9に沿って配置されるシールド部材2の端よりも内側でシールド部材2を強く挟持できるので、より確実にシールド部材2の抜け止めを図ることができる。勿論、径方向外側に膨れる突起部19は、延長舌部17の先端に限られず、第1固定部1bの内周面9と対向する面上の任意の位置に設けるようにしても良い。この場合においても、シールド部材2を延長舌部17と第1固定部1bとの間で挟み込み固定することはできる。
さらに、径方向外側に膨れる突起部19は、場合によっては点在させるように設けても良いし、連続的な線状(突条)としてあるいは断続的な線状として周方向に形成されたものであっても良い。シールド部材2側に向けて突出する突起部19は、円周方向に不連続な線状あるいは点在するものとしても、シールド部材2を挟み込んで固定する効果を失うことがなく、延長舌部17と第1固定部1bとの間でシールド部材2を挟み込む力を増して確実な固定を可能とする。
また、図2に示すような、延長舌部17の径方向内側及び外側の双方に膨れた軸断面球状の突起部19とする場合には、同じ位置で径方向内側及び外側の双方に膨れる突起部の相乗効果により、シールド部材2を抜け難くすると共に相手部材3に対する緊迫力を増してシール効果を高める。勿論、延長舌部17の相手部材3の外周面と接触する面に突起部19が設けられなくとも、第1固定用クランプで延長舌部17の全域が相手部材と密着することにより、シール効果が得られることは言うまでもない。
尚、本実施形態では、径方向内側に膨れる突起部と径方向外側に膨れる突起部とを、同じ位置即ち延長舌部17の先端に設けて軸断面球状に形成するようにしているが、これに特に限られるものではなく、別々の異なる位置に形成するようにしても良いし、いずれか一方に膨れた突起部19だけを備えるようにしても良い。この場合においても、径方向内側に膨れる突起部を設けた効果と、径方向外側に膨れる突起部を設けた効果とをそれぞれ奏することができる。また、上述の延長舌部17の先端に設けられる軸断面球状の突起部19並びに径方向外側あるいは内側に膨れる突起部をそれぞれ単独で設ける場合においても、これら突起部は周方向に不連続な線状あるいは点在するものとして備えられても良い。この場合においても、突起部19と相手部材3の端部8との間の軸方向のシール効果は得られなくなるが、延長舌部17ひいては第1固定部1bの相手部材3の装着方向(軸方向)へのストッパとして機能する。また、延長舌部17と第1固定部1bとの間のシールド部材2を挟み込んで抜け難く固定する効果も依然として得られる。
また、配線用ダストカバー1の横断面形状は、特定の形状に限られるものではなく、本実施形態の場合には全体に円筒形状としているが、角筒でも、楕円筒でも良いし、軸方向に異径であったり、形状が変化するものでも良い。相手部材3の外形状に応じた断面形状の筒形であれば良く、一方の固定部例えば第2固定部1cが円筒形でありながら他方の固定部例えば第1固定部1b並びに本体胴部1cが矩形状などであっても良い。相手部材3などに応じた様々な形態を採りうる。
外装4は、本実施例の場合、コルゲートチューブを用いている。この場合、第2固定部1cの内周面13にはコルゲートチューブの凹凸と嵌合する少なくとも1つの凸あるいは凹を備えることが好ましい。この場合、コルゲートチューブ4の外周面の凹凸と対応する第2固定部1cの内周面の凹凸を嵌合させることによって、第2固定部用クランプ7で締め付けなくとも軸方向に移動しないように噛み込ませることができる。勿論、外装4並びに第2固定部1cの内周面13の全域が平滑なチューブとしても良い。
また、シールド部材2は、本実施形態の場合、細い銅線を編んだ編組線が用いられるが、これに特に限られるものではなく、一般的に配線の可撓性を確保するため銅線の使用が多いだけでその他の線材や形態であっても外部へ電磁波が漏れない部材であれば良い。例えば、配線の可撓性を確保し易いアルミ製テープや、導電性樹脂によって構成されたシールド材であっても良く、外装4から露出した端部を第1固定部1bと折り返した延長舌部との間に挟み込んでからクランプ6で固定させるようにしても良い。
以上のように構成される配線用ダストカバー1は、以下のようにして組み立てられる。
この配線用ダストカバー1は、外装4の端部と外装4から露出した配線5の末端に接続される相手部材3との間に配置され、本体胴部1aの両端の第1固定部1bを相手部材3の外周面14に並びに第2固定部1cを外装4の外周面11にそれぞれ嵌合させてから固定することによって、相手部材3と外装4との間に跨がって配線5と相手部材3との間の結線領域16を覆い密封する。外装4と相手部材3との間の結線領域16に配線用ダストカバー1を配置する方法としては、特に限定されるものではないが、例えば外装4から露出した配線5の末端の端子と相手部材3とを接続する前に、配線5の末端の相手部材3に接続される前の端子側から挿入して配置される。配線用ダストカバー1の第2固定部1c側を先頭にして配線5の端部から外装4に向けて嵌合させ、配線5並びにシールド部材2の先端側に第1固定部1bが位置するように押し込む。そして、配線用ダストカバー1の第1固定部1bから露出した配線5の末端の端子を相手部材3に接続することによって、相手部材3を配線5に接続させる。その後、第1固定部1bを相手部材3の外周面14に、第2固定部1cを外装4の外周面14にそれぞれ嵌合させてから固定する。尚、本配線用ダストカバー1は、第1固定部1bを先に固定しても良いし、第2固定部1cを先に固定しても良い。
ここで、第1固定部1bの相手部材3への固定に際しては、まず、外装4から露出したシールド部材2の先端側を拡げた状態で第1固定部1bの内周面9に沿わせるように配置してから、延長舌部17を内側に折り返すことで、延長舌部17と第1固定部1bとの間でシールド部材2を挟持させる。このとき、配線用ダストカバー1は、ゴム等の弾性部材で構成されていると共に、第1固定部1bと延長舌部17との境界に薄肉部18が形成されているため、延長舌部17を第1固定部1bの内周面9側に容易に折り返すことができる。そして、シールド部材2を第1固定部1bと折り返した延長舌部17との間で挟み込んだ状態のまま、相手部材3の外周面14に第1固定部1bを嵌合させる。このとき、第1固定部1bの先端開口側、即ち内側に折り返された延長舌部17の折り返し部分である薄肉部18付近から相手部材3の端部8に当たって、延長舌部17が第1固定部1bの内周面9側に付勢されながら押し込まれることとなるので、シールド部材2が第1固定部1bと延長舌部17との間に挟み込まれたまま相手部材3に装着される(図3(A)参照)。
そして、延長舌部17の先端の突起部19が相手部材3の端部8に当接するところまで、第1固定部1bが押し込まれて相手部材3に装着される(図3(B)参照)。本実施形態の場合、延長舌部17の先端に径方向内側及び外側の双方に膨れた軸断面球状の突起部19が設けられているので、突起部19が相手部材3の端部8に当接すると、抵抗を感じる。そこで、その抵抗を感じた地点を第1固定部1bの適正な取り付け位置として判断すること、即ち第1固定部1bの取り付け位置として特定することが容易にできる。
次いで、第1固定部用クランプ6で第1固定部1bの周りから締め付けて相手部材3に固定する。このとき、第1固定部1bの内側には、折り返された延長舌部17と、該延長舌部17との間で挟持されているシールド部材2とが挟み込まれているので、第1固定部の外周面からクランプで固定することで、ダストカバーとシールド部材とを一つのクランプで固定することができる。そして、延長舌部17と相手部材3との接触面がシール面となって異物に対し密封性を確保することができる。同時に、第1固定部1bとその内側(内周面側)に折り返された延長舌部17との間で挟み込まれたシールド部材2は、連続成形された第1固定部1bと薄肉部18及び延長舌部17とで覆われて大気に露出されることがない。したがって、シールド部材2として細い金属線(銅線)を編み込んだ編組線を用いても、シールド部材の隙間から大気中の異物が侵入することがない。
他方、第2固定部1cの外装4への固定は、例えば蛇腹状の本体胴部1aを伸ばしながら、第2固定部1cを外装4の外周面に嵌合させ、第2固定部用クランプ7によって締め付け固定する。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では、配線用ダストカバー1の本体胴部1aは蛇腹状に形成されているがこれに特に限られるものではなく、蛇腹を形成しない単なる筒状でも良い。また、蛇腹も、正弦波状の蛇腹に形成しても良いし、コルゲートチューブのような矩形波状の凹凸に形成しても良い。即ち、少なくとも第1固定部1b及び第2固定部1cの形状が嵌合相手の輪郭形状に適合しておれば足り、本体胴部1aの形状には左右されない。
また、本実施形態の配線用ダストカバー1においては、第2固定部1c側も第2固定部側用クランプで固定しているが、これに特に限定されず、外装4がコルゲートチューブの場合、第2固定部1cの内周面に少なくとも1つの凸部を形成し、蛇腹の間即ち溝(凹部)に嵌める等の方法で取付けるようにしても良い。この場合には、コルゲートチューブ4の外周面の凹凸と対応する第2固定部1cの内周面の凹凸が噛み合う位置まで第2固定部1cを押し込んで嵌合させることによって、第2固定部用クランプ7を用いずに固定すると共に密封できる。
また、本実施形態の配線用ダストカバー1は、本体胴部1aとその両端の第1固定部1b及び第2固定部1cとを筒状に一体成形されたものとして主に説明しているが、これに特に限られるものでは無く、半割可能な割型タイプとして成形し、結線された配線と相手部材とに跨がるように割型タイプの配線用ダストカバーを配置してから分割面を重ね合わせて連結手段で連結したり、レーザー溶着などで密封することによって密封構造を得るようにしても良い。
1 配線用ダストカバー
1a 本体胴部
1b 第1固定部
1c 第2固定部
2 シールド部材
3 相手部材
4 外装
5 配線
6 第1固定部用クランプ
7 第2固定部用クランプ
8 相手部材の端部
9 第1固定部の内周面
10 第1固定部の外周面
11 外装の外周面
12 第2固定部の外周面
13 第2固定部の内周面
14 相手部材の外周面
15 内部空間
16 結線領域
17 延長舌部
18 薄肉部
19 突起部

Claims (5)

  1. 電線または光伝送路などの配線の周囲をシールド部材と外装とで覆い、前記外装から露出した前記配線の端部に相手部材を接続し、前記相手部材と前記外装との間に跨がって前記配線と前記相手部材との間の結線領域を覆って密封する配線用ダストカバーにおいて、
    前記配線用ダストカバーは、ゴム等の弾性部材で構成された可撓性を有する本体胴部と、該本体胴部の両端に備えられる前記外装の外周面に嵌合されて固定される第2固定部と、前記相手部材の外周面に嵌合されて固定される第1固定部とを有し、
    前記第1固定部には、前記配線の軸方向に伸び前記第1固定部の内側に折り返し可能な延長舌部を備え、
    前記第1固定部の内側に折り返された前記延長舌部と前記第1固定部との間で前記シールド部材を挟み込み、前記第1固定部を前記相手部材に固定すると同時に前記シールド部材を前記第1固定部と前記延長舌部との間で挟持しながら固定する
    ことを特徴とする配線用ダストカバー。
  2. 前記第1固定部と、前記延長舌部との境界部に前記第1固定部並びに前記延長舌部よりも薄肉の薄肉部を設けることを特徴とする請求項1記載の配線用ダストカバー。
  3. 前記延長舌部には、径方向内側に膨れた突起部を有することを特徴とする請求項1または2記載の配線用ダストカバー。
  4. 前記延長舌部には、径方向外側に膨れた突起部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の配線用ダストカバー。
  5. 電線または光伝送路などの配線の周囲をシールド部材と外装とで覆い、前記外装から露出した前記配線の端部に相手部材を接続し、前記相手部材と前記外装との間に跨がって前記配線と前記相手部材との間の結線領域を覆って密封する配線用ダストカバーの組み付け方法において、
    請求項1から4のいずれか1つに記載の配線用ダストカバーの前記第1固定部の内周面に前記シールド部材の端部を沿わせ、前記延長舌部を第1固定部の内側に折り返して前記第1固定部と前記延長舌部との間で前記シールド部材を挟み込み、前記シールド部材ともども前記第1固定部を前記相手部材に嵌合させてから前記第1固定部の外周面から第1固定部用クランプで締め付けて前記延長舌部と前記相手部材との間でシールを構成して前記第1固定部を前記相手部材に固定する工程と、
    前記第2固定部を前記外装の外周面に嵌合させて固定する工程とを有する
    ことを特徴とする配線用ダストカバー組み付け方法。
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