JP6260686B2 - 周波数オフセット推定方法、装置及びシステム - Google Patents

周波数オフセット推定方法、装置及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、通信分野に関し、特に、周波数オフセット推定方法、装置及びシステムに関する。
コヒーレント光通信システムでは、送信側のレーザ及び受信側のレーザの間に往々して周波数オフセットが存在する。受信側で送信信号を復元しようとするときに、この周波数オフセットを推定して補償しなければならない。周波数オフセットを推定する1つの常用方法としては信号の相関性を利用することがある。送信側で1つのシーケンスを重複して送信し、受信側でそれらの相関値を求める。シーケンスを最少でも2回重複して送信しないと、相関値を計算することができない。また、複数回重複して送信することで、複数の相関値を計算して平均値を求めことにより、ノイズの影響を低減することもできる。
便宜のため、以下の説明では、2回重複して送信することを例とする。図1は、2つの同じシーケンスを含む信号を示す図である。図1に示すように、そのうち、Lはシーケンス長さであり、sは開始位置である。
受信側でサンプリング後の信号をr(i)と表すとするでき、そのうち、括弧中のiは整数であり、サンプリング点の順番号(serial number)を示し、相関演算は、次のように表すことができる。
Figure 0006260686
そのうち、*は、共役を表し、sは、この2つの同じ時間領域信号波形の開始位置であり、Lは、重複して送信されたシーケンスの長さを示す。相関値cの偏角に基づいて、下式で計算することができる。
Figure 0006260686
この推定は、「小数倍周波数オフセット推定」と称され、そのうち、arg(・)演算の値範囲は、[-π,π]であるため、δfの値範囲は、[-fs/2L,fs/2L]である。しかし、真の周波数オフセットは、この範囲を超えた可能性があり、超えた部分は、整数倍周波数オフセットと称され、それは、fs/Lの整数倍であり、トータルの周波数オフセットは、次のように表することができる。
Figure 0006260686
上式では、周波数オフセットは、2つの部分の和の形であり、第一部分nfs/Lは、整数倍周波数オフセットと称され、第二部分δfは、小数倍周波数オフセットと称される。δfの範囲はfs/Lであるため、整数nを確定すれば、シームレスの周波数オフセット推定を実現することができる。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)システムでは、既存の周波数オフセット推定方法は、一般的に2つのステップに分けられ、第一ステップは、時間領域で小数倍周波数オフセットを推定し、ここで、往々して、2つの重複信号(特殊設計されたOFDMシンボル、又は、OFDM信号に含まれるサイクリックプレフィックス)の相関(参考文献[1]及び[2]参照)を利用する。小数倍周波数オフセットを補償した後で、信号に対してFFT(fast Fourier transformation)を行って周波数領域信号を得る。第二ステップは、周波数領域で整数倍周波数オフセットを推定する。図2に示すように、OFDM信号のスペクトルの両側に幾つかのゼロパディングによる仮想キャリアを追加することで、オーバーサンプリングを実現する。理想の場合は、図2Aに示すように、データをキャリー(搬送)するサブキャリアのパワーが非ゼロであり、仮想キャリアのパワーがゼロである。仮想キャリアのスペクトルにおける位置に基づいて、又は、パワーが比較的高いサブキャリアを見つけることで、整数倍周波数オフセットを推定することができる(参考文献[3]参照)。しかし、実際の光伝送システムでは、図2Bに示すように、ノイズ及び各種の伝送損傷の影響を受けて、受信した信号が仮想キャリアの位置上で一定のパワーを有する可能性もあり、また、チャネル中のフィルターが信号のスペクトル形状を変えることもでき、そのため、仮想キャリアに近い位置の、データをキャリーするサブキャリアのパワーが比較的低くなり、仮想キャリアとの区別がつかなくなる可能性があり、これにより、該方法の信頼性が大幅に低下する可能性がある。もう1つの方法としては、特定サブキャリアに追加されるパイロット信号を利用することがあり、例えば、参考文献[4]では、連続した幾つかのOFDMシンボルの特定サブキャリア上のパイロットデータを同じと設定し、この特徴に基づいてパイロットサブキャリアの周波数領域における位置を確定することができ、このようにして、整数倍周波数オフセットを確定することができる。
シングル(単一)キャリアシステムについては、周波数オフセット推定は、均衡前に行っても良く(参考文献[5]参照)、このような方法は、速度が速く、均衡を必要としないが、精度が比較的低い。また、周波数オフセット推定は、均衡後に行っても良いが(参考文献[6]参照)、このような方法は、周波数オフセットの推定結果を得るために比較的長い時間の反復計算を要し、また、信号が先に均衡処理を受ける必要もある。
参考文献:
[1]Robust frequency and timing synchronization for OFDM、T.M. Schmidl and D.C. Cox、IEEE Transactionson Communications、vol.45、no.12、1997;
[2]ML estimation of time and frequency offset in OFDM systems、van de Beek et.al.、IEEE Transactionson Signal Processing、vol.45、no.7、1997;
[3]Preamble sequence detection and integral carrier frequency offset estimation method for OFDM/OFDMA wireless communication system、Pub. No.:US 2009/0067517Al;
[4]Optimal receiver design for OFDM-based broadband transmission、M. Speth、S. Fechtel、G. Fock et.al.、IEEE Transactionson Communications、vol.49、no.4、2001;
[5]Frequency offset monitoring device and optical coherent receiver、Pub. No.:US 2009/0080906Al;
[6]Wide-range、accurate and simple digital frequency offset compensator for optical coherent receiver、L. Li、Z. Tao、S. Oda et.al.、proceedings of OFC/NFOEC 2008。
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確且つ完全に説明し、当業者がそれを容易に理解し得るためだけのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知であると思われてはいけない。
本発明の実施例の主な目的は、周波数オフセット推定方法、装置及びシステムを提供することで、背景技術における問題を解決することにある。
本発明の実施例の第一側面によれば、周波数オフセット推定装置が提供され、そのうち、前記装置は、
受信した、複数の異なる長さのシーケンスを含む信号に基づいて、各シーケンスの相関値を計算する第一計算ユニットであって、そのうち、各シーケンスは、前記信号中で重複して複数回送信される、第一計算ユニット;
各シーケンスの相関値に基づいて、各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットを計算する第二計算ユニット;
各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットに基づいて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを計算する第一確定ユニット;及び
各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセット、及び、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットに基づいて、総周波数オフセットを確定する第二確定ユニットを含む。
本発明の実施例の第二側面によれば、第一側面に記載の周波数オフセット推定装置が提供され、そのうち、前記信号は、2つの偏光状態にアプライ(Apply)され、前記各シーケンスが対応する相関値は、前記2つの偏光状態上での対応する相関値の平均値又は和である。
本発明の実施例の第三側面によれば、単一偏光受信機が提供され、そのうち、前記受信機は、第一側面に記載の周波数オフセット推定装置を含む。
本発明の実施例の第四側面によれば、単一偏光コヒーレント光通信システムが提供され、そのうち、前記システムは、
信号を送信するための送信機であって、前記信号は、複数の異なる長さのシーケンスを含み、前記シーケンスは、前記信号中で重複して複数回送信される、送信機;及び
第三側面に記載の単一偏光受信機を含む。
本発明の実施例の第五側面によれば、デュアル偏光受信機が提供され、そのうち、前記受信機は、第二側面に記載の周波数オフセット推定装置を含む。
本発明の実施例の第六側面によれば、デュアル偏光コヒーレント光通信システムが提供され、そのうち、前記システムは、
信号を送信するための送信機であって、前記信号は、H偏光状態信号及びV偏光状態信号を含み、前記H偏光状態信号及びV偏光状態信号は、それぞれ、複数の異なる長さのシーケンスを含み、前記シーケンスは、各偏光状態信号中で重複して複数回送信される、送信機;及び
第五側面に記載のデュアル偏光受信機を含む。
本発明の実施例の有益な効果は、本発明の実施例が提供する周波数オフセット推定方法、装置及びシステムにより、OFDMシステムに用いる既存方法に比べて、本発明の実施例が提供する方法は、完全に時間領域でワーキングし、幾つかの異なる長さのシーケンスの相関値の計算のみを要し、FFT演算を要しないので、比較的簡単で実現することができ、また、シングルキャリアシステムに用いる既存方法に比べて、本発明の実施例が提供する方法は、送信データに設置される異なる長さの重複シーケンスを利用することを要し、先に信号に対して均衡処理を行う必要がなく、反復計算も要らないので、周波数オフセットの推定結果を迅速に得ることができ、且つ正確度が比較的高いということにある。
後述の説明及び図面を参照することにより、本発明の特定の実施方式が詳しく開示されており、本発明の原理を採用し得る態様が示されている。なお、本発明の実施方式は、範囲上ではこれらによって限定されない。添付した特許請求の範囲の精神及び技術範囲内であれば、本発明の実施方式は、様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
また、1つの実施方式について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似する方式で1つ又は複数の他の実施方式に用い、他の実施方式中の特徴と組み合わせ、又は他の実施方式中の特徴を置換することができる。
なお、「含む/有する」のような用語は、本明細書に使用される時に、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
以下の図面を参照することで本発明の多くの側面をより良く理解することができる。なお、図面中の要素は、比例して描かれたものではなく、本発明の原理を示すためだけのものである。本発明の一部を便利に説明及び例示するために、図面中の対応する部分は、拡大又は縮小されることがある。また、本発明の1つの図面又は実施方式に記載の要素及び特徴は、1つ又は複数の他の図面又は実施方式に示す要素及び特徴と組み合わせることができる。さらに、図面では、類似する符号は幾つかの図面中の対応する要素を示し、また、複数の実施方式に使用される対応する要素を示すために用いることができる。
2つの同じシーケンスを含む時間領域信号を示す図である。 理想の場合のOFDM信号のスペクトルを示す図である。 ノイズ影響及び伝送損傷を受けた場合のOFDM信号のスペクトルを示す図である。 本発明の実施例における周波数オフセット推定装置の構成を示す図である。 2つの異なる長さのシーケンスを含む信号を示す図である。 2つの偏光状態上ですべて異なる長さの重複シーケンスが設置された信号を示す図である。 本発明の実施例における単一偏光コヒーレント光通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施例におけるデュアル偏光コヒーレント光通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施例における周波数オフセット推定方法のフローチャートである。
図面及び以下の説明により、本発明の実施例の前述及び他の特徴は明確になる。なお、これらの実施方式(態様)は、例示だけであり、本発明への制限ではない。当業者が容易に本発明の原理及び実施方式を理解し得るために、本発明の実施例では、2つの異なる長さのシーケンスがそれぞれ重複して2回送信されることを例として説明を行っているが、理解すべきは、本発明の実施例がこれに限定されず、具体的な実施過程において、3つ又はそれ以上の異なる長さのシーケンスが送信されても良く、各シーケンスが重複して3回又はそれ以上送信されても良く、また、各シーケンスが重複して送信される回数が同じであって良く異なっても良いということである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳しく説明する。
本発明の実施例は周波数オフセット推定装置を提供し、該周波数オフセット推定装置はコヒーレント光通信システムの受信側に用いられる。図3は該装置の構成を示す図であり、図3に示すように、該装置は、第一計算ユニット31、第二計算ユニット32、第一確定ユニット33及び第二確定ユニット34を含む。
第一計算ユニット31:受信した、複数の異なる長さのシーケンスを含む信号に基づいて、各シーケンスが対応する相関値を計算し、そのうち、各シーケンスは、前記信号中で重複して複数回送信され;
第二計算ユニット32:各シーケンスが対応する相関値に基づいて、各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットを計算し;
第一確定ユニット33:各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットに基づいて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを確定し;
第二確定ユニット34:各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセット、及び、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットに基づいて、総周波数オフセットを確定する。
本実施例では、送信側で信号を送信し、該信号には複数の異なる長さのシーケンスが含まれ、且つ、各シーケンスは該信号中で重複して複数回送信され、これにより、第一計算ユニット31は、受信した該信号に基づいて、各シーケンスの対応する相関値を計算することができる。
1つの実施方式では、該第一計算ユニット31は、背景技術に紹介の方法で、各シーケンスの相関値を計算することができ、例えば、以下の公式で各シーケンスの対応する相関値を計算しても良い。
Figure 0006260686
そのうち、cseqは、該シーケンスの対応する相関値であり、Lseqは、該シーケンスの長さであり、sseqは、該シーケンスの開始位置であり、iは、サンプリング点の順番号である。
これにより、第一計算ユニット31の計算にて各シーケンスの対応する相関値を得ることができる。
そのうち、上述の計算方法は例示だけであり、本実施例はこれに限定されず、受信した信号に基づいて、該信号中に含まれているシーケンスの相関値を計算し得る任意の方法も本発明の保護範囲に含まれる。
そのうち、該信号が2つの偏光状態を含む時に、即ち、該信号がデュアル偏光信号である時に、各シーケンスの対応する相関値は、その2つの偏光状態上での対応する相関値の平均値又は和である。言い換えると、各偏光状態の信号に複数の異なる長さのシーケンスが含まれ、且つ各偏光状態の信号に各シーケンスが重複して複数回送信され、各シーケンスについて、各偏光状態上で、前述の計算により1つの相関値を得ることができ、該シーケンスの対応する2つの偏光状態上での相関値の平均値又は和を計算することで、該シーケンスの相関値を取得することができる。
本実施例では、第二計算ユニット32は、第一計算ユニット31の計算結果を用いて、該各シーケンスの対応する相関値に基づいて、各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算することができる。
1つの実施方式では、該第二計算ユニット32は以下の公式を用いて各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算することができる。
Figure 0006260686
そのうち、δfseqは、該シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、fsは、サンプリングレートであり、cseqは、該シーケンスの対応する相関値であり、Lseqは、該シーケンスの長さである。
これにより、第二計算ユニット32の計算にて各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを得ることができる。
そのうち、上述の計算方法も例示だけであり、本実施例はこれに限定されず、シーケンスの相関値に基づいて小数倍周波数オフセットを計算し得る任意の方法は本発明の保護範囲に含まれる。
本実施例では、第一計算ユニット31及び第二計算ユニット32の計算により該複数のシーケンスに対応する複数の相関値及び複数の小数倍周波数オフセットを得て、そして、該複数の小数倍周波数オフセットを用いて、第一確定ユニット33により各シーケンスの対応の整数倍周波数オフセットを確定することができる。
1つの実施方式では、第一確定ユニット33は、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲中の各整数値を遍歴(traverse;一つずつ当たって見るというような処理)することにより、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の最適値を確定し、そして、整数倍周波数オフセットを確定することができる。該実施方式では、該第一確定ユニット33は、第一確定モジュール331、第一遍歴モジュール332及び第二確定モジュール333を含んでも良い。
第一確定モジュール331:以下の公式に基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定することができる。
Figure 0006260686
そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びローカル発振レーザの間の周波数の可能な最大値であり、Lseqは、該シーケンスの長さであり、fsは、サンプリングレートである。
第一遍歴モジュール332:各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴し、すべてのシーケンスが対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、各シーケンスの対応する整数値を得ることができる。
第二確定モジュール333:第一遍歴モジュール332が得た各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定することができる。
もう1つの実施方式では、第一確定ユニット331は、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の間の制約関係を基づいて、そのうちの1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値相の、他のシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値に対する関数関係を確定し、その後、この1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲中の各整数値を遍歴することで、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の最適値を確定し、そして、整数倍周波数オフセットを確定することができる。該実施方式では、該信号に2つの異なる長さのシーケンスが含まれることを例とすると、該第一確定ユニット33は、第三確定モジュール334、第四確定モジュール335、第二遍歴モジュール336及び第五確定モジュール337を含んでもよい。
第三確定モジュール334:以下の公式に基づいて、前記2つのシーケンスのうちの1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定することができる。
Figure 0006260686
そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びローカル発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、n1は、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値である。
第四確定モジュール335:以下の公式に基づいて、前記2つのシーケンスのうちのもう1つのシーケンスの整数倍周波数オフセットの整数値を確定することができる。
Figure 0006260686
そのうち、nは、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、n2は、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、Lは、前記1つのシーケンスの長さであり、L2は、前記もう1つのシーケンスの長さであり、δfは、長さがL1であるシーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、δf2は、長さがL2であるシーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、且つ、δf及びδfは、すべて、前述の第二計算ユニット32の計算により得たものである。
第二遍歴モジュール336は、前記1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴することで、すべてのシーケンスが対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる整数値を得ることができる。
第五確定モジュール336は、第二遍歴モジュール336により取得された整数値に基づいて、もう1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を確定することができ、これにより、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを得ることができる。
もう1つの実施方式では、第一確定ユニット33は、先に、各シーケンスが対応する相関値を用いて、総周波数オフセットの大まかな推定値を計算し、次に、該総周波数オフセットの大まかな推定値を用いて、各シーケンスが対応する整数値を確定することで、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを確定することができる。該実施方式では、依然として、該信号に2つの異なる長さのシーケンスが含まれることを例とし、該第一確定ユニット33は、第一計算モジュール338、第二計算モジュール339及び第六確定モジュール310を含んでも良い。
第一計算モジュール338:以下の公式に基づいて総周波数オフセットの大まかな推定値を計算することができる。
Figure 0006260686
そのうち、c及びc2は、それぞれ、前記2つのシーケンスが対応する相関値であり、fは、サンプリングレートであり、L及びL2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの長さである。
第二計算モジュール339:以下の公式に基づいて各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を計算することができる。
Figure 0006260686
そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びロカール発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値である。
第六確定モジュール310は、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を利用して、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを得る。
本実施例では、第二計算ユニットにより各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットを算出し、第一確定ユニットにより第二計算ユニットの計算結果に基づいて各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを確定することで、第二確定ユニットにより、第二計算ユニットが計算して取得した各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセット、及び第一確定ユニットが確定した各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを用いて、各シーケンスが対応する総周波数オフセットを確定し、最後に、各シーケンスが対応する総周波数オフセットの平均値を最終の周波数オフセット推定結果とすることができる。
本実施例の周波数オフセット推定装置の作動原理をより明らかにするために、以下、図面を基に、受信した信号に2つの異なる長さのシーケンスが含まれ、且つ各シーケンスが該信号においてそれぞれ2回送信されることを例とし、本実施例の周波数オフセット推定装置について詳細に説明する。
図4は、2つの異なる長さのシーケンスを含む信号を示す図である。図4に示すように、この2つのシーケンスの長さは、それぞれ、L1及びL2であり、相関計算を行えるために、この2つのシーケンスはすべて重複して2回送信される。s及びsは、この2つのシーケンスの開始位置を示す。チャネルに導入された符号間干渉(inter-symbol interference、ISI)を解消するために、シーケンスの前後にサイクリックプレフィックス及びサイクリックサフィックスを追加することができ、それらの長さがチャネルの最大時間遅延拡張よりも大きければ、ISI有りの場合の前後の2つのシーケンスも同じ波形を有すことを保証することができる。この2つのシーケンスは、送信信号の任意の位置に分布しても良く、時間上では連続したものでなくても良い。図4における空白部分は、他の送信データを示す。
そのうち、図4に示すのでは、各シーケンスが重複して2回送信されることを例とするが、本実施例はこれに限定されず、重複送信回数は2回より大きくても良く、この時には、各シーケンスについてすべて複数の相関値を算出することができ、例えば、m回重複すれば、m-1個の相関値を算出することができ、それらを平均して該シーケンスが対応する最終の相関値を得ることができる。
本実施例では、該周波数オフセット推定装置の第一計算ユニット31は、以下の公式で上述の2つのシーケンスの各自の相関値を計算することができる。
Figure 0006260686
相関値c及びcに基づいて、該周波数オフセット推定装置の第二計算ユニット32は、以下の公式に従って上述2つのシーケンスの2つの小数倍周波数オフセットを計算することができる。
Figure 0006260686
そのうち、前述のように、fsは、サンプリングレートであり、L1及びL2は、2つのシーケンスの長さ(L1≠L2)である。明らかであるように、この2つの小数倍周波数オフセットの値範囲は、それぞれ、
Figure 0006260686
である。
背景技術に紹介したように、トータルな周波数オフセットが整数倍周波数オフセット及び小数倍周波数オフセットの和であるため、この2つのシーケンスの各自が対応する総周波数オフセットは、それぞれ、
Figure 0006260686
と表すことができる。
そのうち、Δf1及びΔf2は、それぞれ、この2つのシーケンスの実際周波数オフセットに対しての推定であり、n1(fs/L1)及びn2(fs/L2)は、整数倍周波数オフセットであり、そのうち、n1及びnは、確定待ち整数である。Δf1及びΔf2が同一物理量(真実周波数オフセットΔf)に対して2つの独立した推定であるため、理想の場合、それらの値が等しいはずである。δf1及びδf2の推定誤差が比較的小さいとき、Δf1及びΔf2の差も比較的小さいはずである。
一方、真実周波数オフセットΔfが一般的に1つの範囲を有し、その絶対値は、以下の公式により制約される。
Figure 0006260686
そのうち、Δfmaxは、送信レーザ及びロカール発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値であり、即ち、送信レーザ及びロカール発振レーザの間に存在可能な最大周波数オフセットである。
例えば、コヒーレント光通信システムでは、送信レーザ及びロカール発振レーザの周波数ドリフトを±2.5GHZ以内に制御することができ、そうすると、この2つのレーザの周波数オフセットは、±5GHz以内にあり、即ち、Δfmax=5GHZである。このようなことを考慮すると、整数n1及びn2の値も次のように一定の範囲を有する。
Figure 0006260686
そのうち、ceil(・)は、ROUNDUP演算を表す。
2回の独立した周波数オフセット推定結果Δf1及びΔf2の値を最も接近させることで、最終の周波数オフセット推定結果を得ることができる。数学上では、
Figure 0006260686
と表される。
分かるように、これは、1つの制約条件付き整数プログラミング(integer programming)問題であり、適切な方法で解くことができる。n及びnを確定した後に、式(3.1)又は(3.2)により周波数オフセット推定結果を得ることができる。
よって、本実施例の1つの実施方式では、N1及びN2の値は、最大周波数オフセット、サンプリングレート及びシーケンス長さと関係があり、合理的にシーケンス長さL1及びL2を選択することで、N1及びN2の値を比較的小さくさせることができる。この時に、n1及びn2のすべての可能な値を直接遍歴することで、式(5)の解を見つけることができる。
本実施例のもう1つの実施方式では、n1及びn2の間の制約関係を用いるとする。もしn1が与えられたら、式(3.1)及び(3.2)により、式(5)に最小値を持たせるn2は、次の式を満足すべきである。
Figure 0006260686
そのうち、round(・)は、ROUND演算(四捨五入)である。式(6)の制約関係が有れば、式(5)は、さらに次のようになる。
Figure 0006260686
そのうち、Δf1及びΔf2は依然として式(3)で表される。式(7)は、1つのみの未知整数n1を含む整数プログラミング問題であり、すべてのn1の可能な値を遍歴することで式(7)の解を見つけることができる。
本実施例のもう1つの実施方式では、式(1.1)及び(1.2)により得られた相関値に基づいて、総周波数オフセットに対して大まかな推定を行うことにより、1つの総周波数オフセットの大まかな推定値を次のように得ることができる。
Figure 0006260686
明らかのように、δfcの値範囲は、
(外1)
Figure 0006260686
である。2つのシーケンスの長さが比較的に接近した時に、|L1−L2|は、1つの比較的小さい整数であり、δfcの値範囲は、比較的大きい。δfcの値範囲が、周波数オフセットの達することが可能である最大値±Δfmaxを含む時に、式(8)は、n1及びn2の値を確定するために用いられても良く、即ち、
Figure 0006260686
である。
及びnを確定した後に、式(3.1)又は(3.2)に基づいて、又は、式(3.1)及び(3.2)により得られた結果を平均することで、総周波数オフセットに対しての推定結果を得ることができる。
本実施方式では、2つのシーケンスの長さは以下の条件を満足する必要があり、即ち、
Figure 0006260686
である。
本実施例の前述の3種類の方式で、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを確定することができ、これにより、総周波数オフセットを確定することができる。
以上の実施方式では、該信号に2つの異なる長さのシーケンスが含まれ、且つ各シーケンスが重複して2回送信されることを例としているが、本実施例はこれに限定されない。他の実施例では中、より多くの異なる長さのシーケンスを含み、且つ各シーケンスを重複して2回以上を送信しても良く、また、各シーケンスを重複して送信する回数は同じであっても良く異なっても良い。
例えば、該信号に3つの異なる長さのシーケンスが含まれ、各シーケンスが重複して2回送信され、各シーケンスの長さがそれぞれL1、L2及びL3であり、且つL1≠L2≠L3を満足するとする。このとき、前述の方法でそれぞれ各シーケンスの相関値及び小数倍周波数オフセットを計算することで、又は、各シーケンスの小数倍周波数オフセットを用いることで、本発明の上述の3種類の実施方式の精神の指導の下で各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを推定することにより、総周波数オフセットの推定結果を得ることができる。
また、例えば、該信号に3つの異なる長さのシーケンスが含まれ、各シーケンスが重複して3回送信され、各シーケンスの長さがそれぞれL1、L2及びL3であり、且つL1≠L2≠L3を満足するとする。このとき、各シーケンスについて、計算により複数の相関値を得ることができ、該複数の相関値の平均値を該シーケンスの対応する相関値としても良く、その後、前述の方法でそれぞれ各シーケンスの小数倍周波数オフセットを計算することで、又は、各シーケンスの小数倍周波数オフセットを用いることで、本発明の上述の3種類の実施方式の精神の指導の下で各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを推定することにより、総周波数オフセットに対しての推定結果を得ることができる。
さらに、例えば、該信号に3つの異なる長さのシーケンスが含まれ、各シーケンスの長さがそれぞれL1、L2及びL3であり、且つL1≠L2≠L3を満足するとする。また、長さがL1のシーケンスが該信号中で重複して3回送信され、長さがL2のシーケンスが該信号中重複して4回送信され、長さがL3のシーケンスが該信号中で重複して2回送信されるとする。この場合、前述の方法で各シーケンスの対応する相関値及び小数倍周波数オフセット及び整数倍周波数オフセットを計算することにより、トータル周波数オフセットを得ることができる。
本実施例では、該信号は単一偏光信号であっても良く、デュアル偏光信号であっても良く、該信号が2つの偏光状態にアプライ(Apply)される時に、各シーケンスの対応する相関値は、その前記2つの偏光状態上での対応する相関値の平均値又は和である。
図5は、2つの偏光状態上ですべて異なる長さの重複シーケンスが設置された信号を示す図である。図5に示すように、2つの偏光状態で重複して異なる長さのシーケンスを送信し、受信側で2つの偏光状態上での信号に対して相関処理を行い、そして、その平均値(又は和)を各シーケンスの相関値として求め、その後、前述の方法で計算により各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセット及び整数倍周波数オフセットを取得し、総周波数オフセットを確定する。
例えば、1つのシーケンスについて、以下の公式でその相関値を計算することができる。
Figure 0006260686
本発明の実施例における周波数オフセット推定装置により、複数の異なる長さのシーケンスの相関値を計算する。各相関値により小数倍周波数オフセットだけを与えているが、複数の相関値が与えている小数倍周波数オフセットを総合することで、そのうちから整数倍周波数オフセットを推定することができ、そして、最終的に総周波数オフセットを得ることができる。既存の周波数オフセット推定方法に比べ、本発明の実施例が提供する周波数オフセット推定装置は、次のような利点を有し、即ち、OFDMシステムに用いる既存方法とは異なり、本発明の実施例が提供する周波数オフセット推定装置は、完全に時間領域で作動し、幾つかの異なる長さシーケンスの相関値のみを計算する必要がり、FFT演算を行う必要がなく、そのため、その実現は比較的簡単である。また、シングルキャリアシステムに用いる既存方法とも異なり、本発明の実施例が提供する周波数オフセット推定装置は、送信データに設置される異なる長さの重複シーケンスを用いことで、先に信号に対して均衡を行う必要がなく、反復計算を行う必要もなく、迅速に周波数オフセット推定結果を得ることができ、且つ精度が比較的高い。シミュレーションによると、本発明の実施例が提供する周波数オフセット推定装置は、各種のチャネル損傷に対して良好な許容度があり、信頼できる周波数オフセット推定結果を与えることができる。
本発明の実施例は更に単一偏光受信機を提供し、該単一偏光受信機は、その元(original)の構成及び機能の他に、本発明の実施例1に記載の周波数オフセット推定装置を、周波数オフセット推定を行うために更に含む。周波数オフセット推定装置が実施例1で既に詳細に説明されているため、その内容はここに合併され、詳しい説明が省略される。
本発明の実施例における単一偏光受信機は、受信機中の周波数オフセット推定装置を用いて周波数オフセット推定を行うことで、受信性能を向上させることができる。
本発明の実施例は更に単一偏光コヒーレント光通信システムを提供する。図6は該システムの構成を示す図である。図6に示すように、該システムは送信機61及び受信機62を含む。
該送信機61は、信号を送信するために用いられ、該信号には、その元の送信データの他に、更に複数の異なる長さのシーケンスを含み、そのうち、前記シーケンスは、前記信号中で重複して複数回送信される。
該受信機62は、周波数オフセット推定を行うために用いられ、それは、実施例2に記載の単一偏光受信機により実現することができるため、その内容はここに合併され、詳しい説明が省略される。
本発明の実施例における単一偏光コヒーレント光通信システムは、受信機中の周波数オフセット推定装置を用いて周波数オフセット推定を行うことで、データ伝送の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施例は更にデュアル偏光受信機を提供し、該デュアル偏光受信機は、その元の構成及び機能の他に、更に本発明の実施例1に記載の周波数オフセット推定装置を、周波数オフセット推定を行うために含み、そのうち、各シーケンスの相関値は、各シーケンスの2つの偏光状態上での相関値の平均値又は和であり、また、周波数オフセット推定装置が実施例1で既に詳細に説明されているため、その内容はここに合併され、詳しい説明が省略される。
本発明の実施例におけるデュアル偏光受信機は、受信機中の周波数オフセット推定装置を用いて周波数オフセット推定を行うことで、受信性能を向上させることができる。
本発明の実施例は更にデュアル偏光コヒーレント光通信システムを提供する。図7は、該システムの構成を示す図であり、図7に示すように、該システムは、送信機71及び受信機72を含む。
該送信機71は信号を送信するために用いられ、該信号はH偏光状態信号及びV偏光状態信号を含み、且つ、該H偏光状態信号及びV偏光状態信号は、各自の送信データ以外に、それぞれ、複数の異なる長さのシーケンスを更に含み、そのうち、前記シーケンスは各偏光状態信号中で重複して複数回送信される。
該受信機72は周波数オフセット推定を行うために用いられ、それは、実施例4に記載のデュアル偏光受信機により実現することができ、その内容はここに合併され、詳しい説明が省略される。
本発明の実施例におけるデュアル偏光コヒーレント光通信システムは、受信機中の周波数オフセット推定装置を用いて周波数オフセット推定を行うことで、データ伝送の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施例は更に周波数オフセット推定方法を提供し、該方法が問題を解決する原理は実施例1の周波数オフセット推定装置と類似するので、その具体的な実施は実施例1の方法の実施を参照することができ、ここでは、同じ内容の重複説明が省略される。
本発明の実施例は更に周波数オフセット推定方法を提供する。図8は該方法のフローチャートであり、図8に示すように、該方法は、次のステップを含む。
ステップ801:受信した、複数の異なる長さのシーケンスを含む信号に基づいて、各シーケンスの相関値を計算し、そのうち、各シーケンスは、前記信号中で重複して複数回送信され;
ステップ802:各シーケンスの相関値に基づいて、各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算し;
ステップ803:各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットに基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを計算し;
ステップ804:各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセット及び各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットに基づいて総周波数オフセットを確定する。
ステップ801では、以下の公式で各シーケンスの対応する相関値を計算しても良く、即ち、
Figure 0006260686
であり、そのうち、cseqは、該シーケンスの対応する相関値であり、Lseqは、該シーケンスの長さであり、sseqは、該シーケンスの開始位置であり、iは、サンプリング点の順番号である。
ステップ802では、以下の公式を用いて各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算しても良く、即ち、
Figure 0006260686
であり、そのうち、δfseqは、該シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、fsは、サンプリングレートであり、cseqは、該シーケンスの対応する相関値であり、Lseqは、該シーケンスの長さである。
ステップ803の1つの実施方式では、各シーケンスについて、以下の方法でその対応する整数倍周波数オフセットを推定することができ、該方法は、次のステップを含む。
S1:以下の公式に基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定し、即ち、
Figure 0006260686
であり、そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びロカール発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値である。
S2:各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴することで、すべてのシーケンスの対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を得る。
S3:各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する。
ステップ803の1つの実施方式では、前記複数のシーケンスは2つであり、各シーケンスについて、以下の方法でその対応する整数倍周波数オフセットを推定することができ、該方法は、次のステップを含む。
S1':以下の公式で前記2つのシーケンスのうちの1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定し、即ち、
Figure 0006260686
であり、そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びロカール発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、n1は、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値である。
S2':以下の公式で前記2つのシーケンスのうちのもう1つのシーケンスの整数倍周波数オフセットの整数値を確定し、即ち、
Figure 0006260686
であり、そのうち、n1は、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、n2は、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、L2は、前記もう1つのシーケンスの長さであり、δf1は、長さがL1のシーケンスに対応する小数倍周波数オフセットであり、δf2は、長さがL2のシーケンスに対応する小数倍周波数オフセットである。
S3':在前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴し、すべてのシーケンスの対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を得;
S4':前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を取得し、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを推定する。
ステップ803のもう1つの実施方式では、前記複数のシーケンスは2つであり、各シーケンスについて、以下の方法でその対応する整数倍周波数オフセットを推定することができ、該方法は、次のステップを含む。
S1":以下の公式で総周波数オフセットの大まかな推定値を計算し、即ち、
Figure 0006260686
であり、そのうち、c1及びc2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの対応する相関値であり、fsは、サンプリングレートであり、L1及びL2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの長さである。
S2":以下の公式で各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を計算し、即ち、
Figure 0006260686
であり、そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びロカール発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値である。
S3":各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する。
ステップ802の計算により取得された各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセット、及びステップ803で確定された各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを用いて、ステップ804で総周波数オフセットを確定することができる。
本実施例では、前記信号が2つの偏光状態にアプライ(Apply)される時に、各シーケンスの対応する相関値は、その前記2つの偏光状態上での対応する相関値の平均値又は和である。
本発明の実施例における方法は、OFDMシステムに用いる既存方法と異なり、本発明の実施例における方法は、完全に時間領域で作動し、幾つかの異なる長さシーケンスの相関値のみを計算する必要があり、FFT演算を行う必要がなく、そのため、その実現は比較的簡単であり、また、シングルキャリアシステムに用いる既存方法と異なり、本発明の実施例における方法は、送信データに設置される異なる長さの重複シーケンスを用いることで、先に信号に対して均衡処理を行う必要がなく、反復計算を行う必要もなく、迅速に周波数オフセット推定結果を得ることができ、且つ精度は比較的高い。シミュレーションによると、該方法は、各種のチャネル損傷に対して良好な許容度があり、信頼できる周波数オフセット推定結果を提供することができる。
本発明の実施例は更にコンピュータプログラムを提供し、そのうち、受信機中で、該プログラムを実行する時に、該プログラムは、コンピュータに、前記受信機中で実施例6に記載の周波数オフセット推定方法を実行させる。
本発明の実施例は更にコンピュータ可読プログラムを記憶した記録媒体を提供し、そのうち、該コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、受信機中で実施例6に記載の周波数オフセット推定方法を実行させる。
以上、図面を基に本発明の好適な実施方式を説明した。これらの実施方式の多くの特徴及び利点が上述の詳細な説明により明らかになるため、添付した特許請求項の範囲は、これらの実施方式のその精神及び範囲内のすべてのこれらの特徴及び利点を含む。また、当業者が多くの修正や変更を容易に想到し得るため、本発明の実施方式は、例示した及び説明したような構造やプロセスに限定されず、その範囲内に属し得るすべての適切な修正及び代替によるものも含む。
なお、本発明の各部分は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせにより実現することができる。上述の実施方式では、複数のステップ又は方法は、記憶装置に記憶された、且つシステムが適切な指令にて実行し得るソフトウェア又はファームウェアにより実現することもできる。例えば、ハードウェアにより実現する場合、他の実施方式と同様に、この分野における以下の周知技術中の任意の一つ又はそれらの組み合わせにより実現することもてき、即ち、データ信号に対して論理機能を実現するための論理ゲート回路を有する離散論理回路、適切な組み合わせ論理門回路を有する専用集積回路、PGA(programmable gate array)、FPGA(field-programmable gate array)などである。
フローチャート中で又はここで他の方式を以て説明した任意のプロセス又は方法の説明又はブロックは、特定論理機能又はプロセスにおけるステップを実現するための1つ又は複数の実行可能な指令のコードのモジュール、セグメント又は一部を含むと理解されるべきであり、また、本発明の好適な実施方式の範囲は、他の実現も含むと理解されべきであり、そのうち、例示した又は議論した順序に従わなくても良く、即ち、関連する機能に基づいてほぼ同時の方式又は逆の順序で対応する機能を実行しても良く、これも当業者が理解すべきものである。
フローチャート中で示した又はここで他の方式で説明した論理及び/又はステップは、例えば、論理機能を実現するための実行可能な指令リストであっても良く、任意のコンピュータ可読媒体に具体的に使用されても良く、例えば、指令実行システム、装置又は設備(例えば、コンピュータベースのシステム、処理器を含むシステム、或いは、他の指令実行システム、装置又は設備から指令を読み取って実行し得るシステム)に使用されても良く、又は、これらの指令実行システム、装置又は設備と一緒に使用されても良い。また、本明細書では、"コンピュータ可読媒体"は、記憶、通信、伝播又は伝送に関するプログラムを含み、指令実行システム、装置又は設備のために使用されても良く、或いは、これらの指令実行システム、装置又は設備と一緒に使用される装置であっても良い。コンピュータ可読媒体は、例えば、電子、磁気、光、電磁気、赤外線又は半導体システム、装置、設備又は伝播媒体を含んでも良いが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体の更なる具体例(網羅的ではない)は、1つ又は複数の配線の電気接続部(電子装置)、携帯型コンピュータディスク(磁気装置)、RAM(電子装置)、ROM(電子装置)、EPROM又はフラッシュメモリ(電子装置)、光ファイバー(光装置)、及びCDROM(光学装置)を含んでも良い。また、コンピュータ可読媒体は、ひいては、その上に前記プログラムを印刷し得る紙又は他の適切な媒体であっても良い。なぜなら、例えば、紙又は他の媒体に対して光学スキャンを行い、そして、編集、解釈又は必要時に他の適切な方式で処理を行うことによって、電子方式で前記プログラムを取得し、その後、それをコンピュータ存儲装置に保存することができるからである。
上述の文字説明及び図示により本発明の各種の異なる特徴が示されている。なお、当業者は、適切なコンピュータコードを用意して上述した又は図示した各ステップ及びプロセスを実現することができる。なお、上述の各種の端末、コンピュータ、サーバー、ネットワークなどは、任意の類型のものであっても良く、且つ、開示した内容を基に前記コンピュータコードを用意して前記装置を用いることにより本発明を実現しても良い。
ここでは本発明の特定の実施方式を開示している。当業者が容易に認識し得るのは、本発明は他の環境の下で他の応用も有する。実際には、多くの実施方式及び実現が存在する。添付した特許請求の範囲は、本発明の範囲を上述の具体的な実施方式に限定するためのものではない。また、"……のために用いられる装置"のように定義される装置は、装置プラス機能と解釈されても良く、また、特許請求の範囲に"装置"のような用語があるとしても、"……のために用いられる装置"のように定義されなければ、装置プラス機能と解釈されなくても良い。
特定の好適な実施方式又は複数の実施方式を基に本発明を説明したが、明らかのように、当業者は、明細書及び図面を閲覧又は理解する時に、代替の修正例及び変更例を想到することができる。特に、上述の要素(部品、アセンブリ、装置、構成など)により実行される各種の機能について、特段の声明がない限り、これらの要素を説明する用語("装置"の引用など)は、前記要素の具体的な機能を実行するための任意の要素に対応すべきである(該要素は構造上で本発明の例示した実施方式又は複数の実施方式中で該機能を実行する構造と異なっても構わず、即ち、機能等価性である)。また、幾つかの実施方式のうちの1つ又は複数を基に本発明の具体的な特徴を説明したが、必要に応じて又は具体的な応用に有利な面から考慮して、このような特徴を他の実施方式における1つ又は複数の他の特徴と組み合わても良い。
以上の複数の実施例の実施方式に関し、更に下記のとおり付記を開示する。
付記1:周波数オフセットの推定方法であって、
受信した、複数の異なる長さのシーケンスを含む信号に基づいて、各シーケンスの相関値を計算し、そのうち、各シーケンスは、前記信号中で重複して複数回送信され;
各シーケンスの相関値に基づいて、各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットを計算し;
各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットに基づいて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを確定し;及び
各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセット、及び、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットに基づいて、総周波数オフセットを確定することを含む、方法。
付記1に記載の方法であって、
以下の公式、即ち、
Figure 0006260686
を用いて、各シーケンスが対応する相関値を計算し、そのうち、Cseqは、該シーケンスが対応する相関値であり、Lseqは、該シーケンスの長さであり、Sseqは、該シーケンスの開始位置であり、iは、サンプリング点の順番号である、方法。
付記2:付記1に記載の方法であって、
以下の公式、即ち、
Figure 0006260686
を用いて、各シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットを計算し、そのうち、δfseqは、該シーケンスが対応する小数倍周波数オフセットであり、fsは、サンプリングレートであり、cseqは、該シーケンスが対応する相関値であり、Lseqは、該シーケンスの長さである、方法。
付記3:付記1に記載の方法であって、
各シーケンスについて、それが対応する整数倍周波数オフセットを計算するステップは、
S1:以下の公式、即ち、
Figure 0006260686
を用いて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定し、そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びロカール発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値であり、
S2:各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴し、すべてのシーケンスが対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を取得し;及び
S3:各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを確定することを含む。
付記4:付記1に記載の方法であって、
前記複数のシーケンスの数が2つであり、各シーケンスについて、それが対応する整数倍周波数オフセットを確定するステップは、
S1':以下の公式、即ち、
Figure 0006260686
を用いて、前記2つのシーケンスのうち1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定し、そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びロカール発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、n1は、前記1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり;
S2':以下の公式、即ち、
Figure 0006260686
を用いて、前記2つのシーケンスのうちのもう1つのシーケンスの整数倍周波数オフセットの整数値を確定し、そのうち、n1は、前記1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、n2は、前記もう1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、L2は、前記もう1つのシーケンスの長さであり、δf1は、長さがL1のシーケンスが対応する小数倍周波数オフセットであり、δf2は、長さがL2のシーケンスが対応する小数倍周波数オフセットであり;
S3':前記1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴し、すべてのシーケンスが対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、前記1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を取得し;及び
S4':前記1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、前記もう1つのシーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を計算して取得し、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを確定することを含む、方法。
付記5:付記1に記載の方法であって、
前記複数のシーケンスの数が2つであり、各シーケンスについて、それが対応する整数倍周波数オフセットを確定するステップは、
S1":以下の公式、即ち、
Figure 0006260686
を用いて、総周波数オフセットの大まかな推定値を計算し、そのうち、c1及びc2は、それぞれ、前記2つのシーケンスが対応する相関値であり、fsは、サンプリングレートであり、L1及びL2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの長さであり;
S2":以下の公式、即ち、
Figure 0006260686

を用いて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を計算し、そのうち、
Figure 0006260686
であり、Δfmaxは、送信レーザ及びロカール発振レーザの間の周波数オフセットの可能な最大値であり;及び
S3":各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスが対応する整数倍周波数オフセットを確定することを含む、方法。
付記6:付記1に記載の方法であって、
前記信号が2つの偏光状態でアプライ(apply)される時に、各シーケンスが対応する相関値はその前記2つの偏光状態上での対応する相関値の平均値又は和である、方法。

Claims (11)

  1. 周波数オフセット推定装置であって、
    受信した、複数の異なる長さのシーケンスを含む信号に基づいて、各シーケンスの相関値を計算する第一計算ユニットであって、各シーケンスは、前記信号中で重複して複数回送信される、第一計算ユニット;
    各シーケンスの相関値に基づいて、各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算する第二計算ユニット;
    各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットに基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第一確定ユニット;及び
    各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセット、及び、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットに基づいて、総周波数オフセットを確定する第二確定ユニットを含み、
    前記第一計算ユニットは、
    Figure 0006260686
    を用いて、各シーケンスの対応する相関値を計算し、そのうち、c seq は、シーケンスの対応する相関値であり、L seq は、シーケンスの長さであり、s seq は、シーケンスの開始位置であり、iは、サンプリング点の順番号であり、
    前記第二計算ユニットは、
    Figure 0006260686
    を用いて、各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算し、そのうち、δf seq は、シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、f s は、サンプリングレートであり、c seq は、シーケンスの対応する相関値であり、L seq は、シーケンスの長さであり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定する第一確定モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δf max は、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値である、第一確定モジュール;
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴することで、すべてのシーケンスの対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を得る第一遍歴モジュール;及び
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第二確定モジュールを含む、装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    前記複数のシーケンスは2つがあり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、前記2つのシーケンスのうちの1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定する第三確定モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δfmaxは、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、nlは、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値である、第三確定モジュール;
    Figure 0006260686
    に基づいて、前記2つのシーケンスのうちのもう1つのシーケンスの整数倍周波数オフセットの整数値を確定する第四確定モジュールであって、そのうち、n1は、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、n2は、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、L2は、前記もう1つのシーケンスの長さであり、δf1は、長さがL1であるシーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、δf2は、長さがL2であるシーケンスの対応する小数倍周波数オフセットである、第四確定モジュール;
    前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴することで、すべてのシーケンスの対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を得る第二遍歴モジュール;及び
    第二遍歴モジュールが得た前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を取得し、また、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第五確定モジュールを含む、装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、
    前記複数のシーケンスは2つがあり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、総周波数オフセットの大まかな推定値を計算する第一計算モジュールであって、そのうち、c1及びc2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの対応する相関値であり、fsは、サンプリングレートであり、L1及L2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの長さである、第一計算モジュール;
    Figure 0006260686
    に基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を計算する第二計算モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δfmaxは、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値である、第二計算モジュール;及び
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第六確定モジュールを含む、装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、
    前記信号が2つの偏光状態にアプライ(apply)されるときに、各シーケンスの対応する相関値は、その前記2つの偏光状態上での対応する相関値の平均値又は和である、装置。
  5. 単一偏光受信機であって、
    前記受信機は、周波数オフセット推定装置を含み、
    前記周波数オフセット推定装置は、
    受信した、複数の異なる長さのシーケンスを含む信号に基づいて、各シーケンスの相関値を計算する第一計算ユニットであって、各シーケンスは前記信号中で重複して複数回送信される、第一計算ユニット;
    各シーケンスの相関値に基づいて、各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算する第二計算ユニット;
    各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットに基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第一確定ユニット;及び
    各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセット、及び、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットに基づいて、総周波数オフセットを確定する第二確定ユニットを含み、
    前記第一計算ユニットは、
    Figure 0006260686
    を用いて、各シーケンスの対応する相関値を計算し、そのうち、c seq は、シーケンスの対応する相関値であり、L seq は、シーケンスの長さであり、s seq は、シーケンスの開始位置であり、iは、サンプリング点の順番号であり、
    前記第二計算ユニットは、
    Figure 0006260686
    を用いて、各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算し、そのうち、δf seq は、シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、f s は、サンプリングレートであり、c seq は、シーケンスの対応する相関値であり、L seq は、シーケンスの長さであり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定する第一確定モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δf max は、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値である、第一確定モジュール;
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴することで、すべてのシーケンスの対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を得る第一遍歴モジュール;及び
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第二確定モジュールを含む、単一偏光受信機。
  6. 請求項に記載の単一偏光受信機であって、
    前記複数のシーケンスは2つがあり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、前記2つのシーケンスのうちの1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定する第三確定モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δfmaxは、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、nlは、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値である、第三確定モジュール;
    Figure 0006260686
    に基づいて、前記2つのシーケンスのうちのもう1つのシーケンスの整数倍周波数オフセットの整数値を確定する第四確定モジュールであって、そのうち、n1は、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、n2は、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、L2は、前記もう1つのシーケンスの長さであり、δf1は、長さがL1であるシーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、δf2は、長さがL2であるシーケンスの対応する小数倍周波数オフセットである、第四確定モジュール;
    前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴することで、すべてのシーケンスの対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を得る第二遍歴モジュール;及び
    第二遍歴モジュールが得た前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を取得し、また、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第五確定モジュールを含む、単一偏光受信機。
  7. 請求項に記載の単一偏光受信機であって、
    前記複数のシーケンスは2つがあり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、総周波数オフセットの大まかな推定値を計算する第一計算モジュールであって、そのうち、c1及びc2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの対応する相関値であり、fsは、サンプリングレートであり、L1及L2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの長さである、第一計算モジュール;
    Figure 0006260686
    に基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を計算する第二計算モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δfmaxは、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値である、第二計算モジュール;及び
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第六確定モジュールを含む、単一偏光受信機。
  8. デュアル偏光受信機であって、
    前記受信機は、周波数オフセット推定装置を含み、
    前記周波数オフセット推定装置は、
    受信した、複数の異なる長さのシーケンスを含む信号に基づいて、各シーケンスの相関値を計算する第一計算ユニットであって、各シーケンスは前記信号中で重複して複数回送信される、第一計算ユニット;
    各シーケンスの相関値に基づいて、各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算する第二計算ユニット;
    各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットに基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第一確定ユニット;及び
    各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセット、及び、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットに基づいて、総周波数オフセットを確定する第二確定ユニットを含み、
    前記第一計算ユニットは、
    Figure 0006260686
    を用いて、各シーケンスの対応する相関値を計算し、そのうち、c seq は、シーケンスの対応する相関値であり、L seq は、シーケンスの長さであり、s seq は、シーケンスの開始位置であり、iは、サンプリング点の順番号であり、
    前記第二計算ユニットは、
    Figure 0006260686
    を用いて、各シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットを計算し、そのうち、δf seq は、シーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、f s は、サンプリングレートであり、c seq は、シーケンスの対応する相関値であり、L seq は、シーケンスの長さであり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定する第一確定モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δf max は、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値である、第一確定モジュール;
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴することで、すべてのシーケンスの対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を得る第一遍歴モジュール;及び
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第二確定モジュールを含む、デュアル偏光受信機。
  9. 請求項に記載のデュアル偏光受信機であって、
    前記複数のシーケンスは2つがあり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、前記2つのシーケンスのうちの1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲を確定する第三確定モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δfmaxは、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、nlは、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値である、第三確定モジュール;
    Figure 0006260686
    に基づいて、前記2つのシーケンスのうちのもう1つのシーケンスの整数倍周波数オフセットの整数値を確定する第四確定モジュールであって、そのうち、n1は、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、n2は、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値であり、L1は、前記1つのシーケンスの長さであり、L2は、前記もう1つのシーケンスの長さであり、δf1は、長さがL1であるシーケンスの対応する小数倍周波数オフセットであり、δf2は、長さがL2であるシーケンスの対応する小数倍周波数オフセットである、第四確定モジュール;
    前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値の値範囲内で各整数値を遍歴することで、すべてのシーケンスの対応する総周波数オフセットの差の絶対値が最小となる、前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を得る第二遍歴モジュール;及び
    第二遍歴モジュールが得た前記1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、前記もう1つのシーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を取得し、また、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第五確定モジュールを含む、デュアル偏光受信機。
  10. 請求項に記載のデュアル偏光受信機であって、
    前記複数のシーケンスは2つがあり、
    前記第一確定ユニットは、
    Figure 0006260686
    に基づいて、総周波数オフセットの大まかな推定値を計算する第一計算モジュールであって、そのうち、c1及びc2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの対応する相関値であり、fsは、サンプリングレートであり、L1及L2は、それぞれ、前記2つのシーケンスの長さである、第一計算モジュール;
    Figure 0006260686
    に基づいて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を計算する第二計算モジュールであって、そのうち、
    Figure 0006260686
    であり、Δfmaxは、送信レーザとロカール発振レーザとの間の周波数オフセットの最大値である、第二計算モジュール;及び
    各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットの整数値を用いて、各シーケンスの対応する整数倍周波数オフセットを確定する第六確定モジュールを含む、デュアル偏光受信機。
  11. 請求項に記載のデュアル偏光受信機であって、
    各シーケンスの対応する相関値は、その前記2つの偏光状態上での対応する相関値の平均値又は和である、デュアル偏光受信機。
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