JP6260657B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、室内の空気を調和する空気調和機に関する。
空気調和機として、従来から室内の空気を清浄するための空気清浄機が知られている。
この空気清浄機として、空気吹出口の近傍の所定範囲(患者の呼吸点などの局所)の空気の清浄度を迅速に向上させる局所清浄型空気清浄機がある。
特開2001−12778
従来の局所清浄型空気清浄機においては、患者の呼吸点などの空気の清浄度を迅速に向上させることにより、患者の就寝中の発作を抑えることができたが、患者の病態を改善できるまでの効果がなかった。
そこで、本発明の目的は、患者の病態を改善できる空気調和機を提供することである。
第1の発明にかかる空気調和機は、空気吸込口と空気吹出口とを有するケーシングと、 上記ケーシングの内部に配置されたファンと、水素ガスを発生する水素発生装置と、空気調和機の使用者の呼吸タイミング及び/または呼吸状態を検知する呼吸検知手段と、上記使用者の呼吸点の位置を検知する位置検知手段とを備え、上記水素発生装置により発生された水素ガスを含む空気が上記空気吹出口から吹き出され、上記空気吹出口の外周部から吹き出される空気の風量は、上記空気吹出口の内周部から吹き出される空気の風量より大きいと共に、上記水素発生装置は、上記呼吸検知手段により検知された呼吸タイミング及び/または呼吸状態と上記位置検知手段により検知された使用者の呼吸点の位置に基づいて、水素ガスが混合された空気が上記使用者の吸気タイミングに上記使用者の呼吸点に到達し、且つ、水素ガスが混合された空気が上記使用者の呼気タイミングに上記使用者の呼吸点に供給されないように間欠的に制御されることを特徴とする。
この空気調和機では、水素ガスを発生し、その水素ガスが混合された空気を吹き出すことができる。したがって、水素ガスが抗酸化作用とそれに伴う抗炎症効果を持つことから、患者の発作を抑制するとともに患者の病態を改善できる。
この空気調和機では、ファンや水素発生装置が使用者の呼吸タイミングや呼吸状態に基づいて制御される。したがって、使用者の吸気タイミングに合わせて、水素ガスが呼吸点に供給されるように制御することができる。
この空気調和機では、空気吹出口から吹き出される空気流に対し、アレルゲン物質などが外部から侵入するのを防止できる。
この空気調和機では、ファンや水素発生装置が、空気調和機の使用者の位置に基づいて制御される。したがって、例えば空気調和機と使用者との距離が変化した場合であっても、空気調和機から吹き出される水素ガスを含む空気を使用者の呼吸点に到達させることができる。
第2の発明にかかる空気調和機は、第1の発明において、上記水素発生装置は、上記ケーシング内の上記ファンの中心より下方において水素ガスを吐出することを特徴とする。
この空気調和機では、水素ガスの比重が空気の比重より小さいことから、ファンの中心より下方において吹き出された水素ガスは、上方に向かって移動する。したがって、水素ガスをファンにより発生した空気流に効率よく混合させることができる。
第3の発明にかかる空気調和機は、第1または第2の発明において、上記水素発生装置は、その先端から水素ガスが吐出する筒状のノズルを有することを特徴とする。
この空気調和機では、水素ガスが筒状のノズルから吐出されることから、水素ガスを所定方向に向かって吐出することができる。
第4の発明にかかる空気調和機は、第1−第3の発明のいずれかにおいて、上記水素発生装置は、上記ファンにより発生した空気流の下流側に向かって水素ガスを吐出することを特徴とする。
この空気調和機では、水素ガスをファンにより発生した空気流に効率よく混合させ、空気吹出口から吹き出すことができる。
第5の発明にかかる空気調和機は、第1−第4の発明のいずれかにおいて、上記水素発生装置は、上記空気吹出口に向かって水素ガスを吐出することを特徴とする。
この空気調和機では、水素ガスをファンにより発生した空気流に効率よく混合させ、空気吹出口から吹き出すことができる。
第6の発明にかかる空気調和機は、第1−第5の発明のいずれかにおいて、上記水素発生装置に供給される水を収容するタンクを備えることを特徴とする。
この空気調和機では、タンクから水を水素発生装置に供給することにより、水素発生装置により水素ガスの発生を継続できる。
の発明にかかる空気調和機は、第1−第の発明のいずれかにおいて、上記空気吹出口から吹き出される空気の風量に合わせて、水素ガスの生成量と混合量が制御されることを特徴とする。
この空気調和機では、空気吹出口から吹き出される空気の風量が変化した場合でも、空気吹出口から吹き出される空気の水素濃度を適正に調整できる。
の発明にかかる空気調和機は、第1−第の発明のいずれかにおいて、上記空気吹出口から吹き出される空気の水素濃度が4vol%以下であることを特徴とする。
この空気調和機では、空気吹出口から吹き出される空気の水素濃度がそれほど高くないことから、安全性が向上する。
の発明にかかる空気調和機は、第1−第の発明のいずれかにおいて、上記水素供給部は、間欠的に水素ガスを吐出することを特徴とする。
この空気調和機では、水素供給部から水素ガスが間欠的に吐出されることから、水素ガスが無駄になるのを抑制できる。
10の発明にかかる空気調和機は、第1−第の発明のいずれかにおいて、空気調和機周辺の空気に含まれる成分を検知するガス検知手段を備え、上記ファン及び上記水素発生装置の少なくとも一方は、上記ガス検知手段により検知された成分に基づいて制御されることを特徴とする。
この空気調和機では、ファンや水素発生装置が、空気調和機周辺の空気に含まれる成分に基づいて制御される。したがって、例えば使用者が就寝時に寝返りをした場合などにおいて、空気調和機周辺の空気に含まれるアレルゲン物質が増加した場合に、患者の発作が発生するのを防止できる。
11の発明にかかる空気調和機は、第1−第10の発明のいずれかにおいて、空気調和機周辺において発生した音を検知する音検知手段を備え、上記ファン及び上記水素発生装置の少なくとも一方は、上記音検知手段により検知された音に基づいて制御されることを特徴とする。
この空気調和機では、ファンや水素発生装置が、空気調和機周辺において発生した音にもとづいて制御される。したがって、例えば使用者が就寝時に咳をした場合などにおいて、患者の発作が発生したことを検知し、その発作を抑制できる。
12の発明にかかる空気調和機は、第1−第11の発明のいずれかにおいて、上記ファンにより発生した空気流が通過するフィルタを備えることを特徴とする。
この空気調和機では、ファンにより発生した空気流に含まれる塵埃を取り除くことができる。
13の発明にかかる空気調和機は、第12の発明において、局所清浄型空気清浄機であることを特徴とする。
この空気調和機は、空気吹出口の近傍の所定範囲(患者の呼吸点などの局所)の空気の清浄度を迅速に向上させる局所清浄型空気清浄機である。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、水素ガスを発生し、その水素ガスが混合された空気を吹き出すことができる。したがって、水素ガスが抗酸化作用とそれに伴う抗炎症効果を持つことから、患者の発作を抑制するとともに患者の病態を改善できる。
第1の発明では、ファンや水素発生装置が使用者の呼吸タイミングや呼吸状態に基づいて制御される。したがって、使用者の吸気タイミングに合わせて、水素ガスが呼吸点に供給されるように制御することができる。
第1の発明では、空気吹出口から吹き出される空気流に対し、アレルゲン物質などが外部から侵入するのを防止できる。
第1の発明では、ファンや水素発生装置が、空気調和機の使用者の位置に基づいて制御される。したがって、例えば空気調和機と使用者との距離が変化した場合であっても、空気調和機から吹き出される水素ガスを含む空気を使用者の呼吸点に到達させることができる。
第2の発明では、水素ガスの比重が空気の比重より小さいことから、ファンの中心より下方において吹き出された水素ガスは、上方に向かって移動する。したがって、水素ガスをファンにより発生した空気流に効率よく混合させることができる。
第3の発明では、水素ガスが筒状のノズルから吐出されることから、水素ガスを所定方向に向かって吐出することができる。
第4の発明では、水素ガスをファンにより発生した空気流に効率よく混合させ、空気吹出口から吹き出すことができる。
第5の発明では、水素ガスをファンにより発生した空気流に効率よく混合させ、空気吹出口から吹き出すことができる。
第6の発明では、タンクから水を水素発生装置に供給することにより、水素発生装置により水素ガスの発生を継続できる。
の発明では、空気吹出口から吹き出される空気の風量が変化した場合でも、空気吹出口から吹き出される空気の水素濃度を適正に調整できる。
の発明では、空気吹出口から吹き出される空気の水素濃度がそれほど高くないことから、安全性が向上する。
の発明では、水素供給部から水素ガスが間欠的に吐出されることから、水素ガスが無駄になるのを抑制できる。
10の発明では、ファンや水素発生装置が、空気調和機周辺の空気に含まれる成分に基づいて制御される。したがって、例えば使用者が就寝時に寝返りをした場合などにおいて、空気調和機周辺の空気に含まれるアレルゲン物質が増加した場合に、患者の発作が発生するのを防止できる。
11の発明では、ファンや水素発生装置が、空気調和機周辺において発生した音にもとづいて制御される。したがって、例えば使用者が就寝時に咳をした場合などにおいて、患者の発作が発生したことを検知し、その発作を抑制できる。
12の発明では、ファンにより発生した空気流に含まれる塵埃を取り除くことができる。
13の発明では、空気吹出口の近傍の所定範囲(患者の呼吸点などの局所)の空気の清浄度を迅速に向上させることができる。
本発明の第1実施形態にかかる局所清浄型空気清浄機の構成図である。 図1の局所清浄型空気清浄機の斜視図である。 水素発生装置での水素の発生方法を説明する図である。 空気の水素濃度とファン風量を変化させた場合に必要である水素量を示す図である。 図1の局所清浄型空気清浄機の制御装置の構成を示す図である。 図1の局所清浄型空気清浄機の制御方法を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる局所清浄型空気清浄機の構成図である。 本発明の第3実施形態にかかる壁かけ室内機の構成図である。 本発明の第4実施形態にかかる据え置き室内機の構成図である。
以下、図面を参照しつつ本発明にかかる局所清浄型空気清浄機の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1は、図1および図2に示すように、背面に形成された空気吸込口2aと、正面に形成された空気吹出口2bとを有するケーシング2を備えている。ケーシング2の内部には、ファンモータ3aにより駆動されるファン3と、ファン3により発生された空気流が通過するフィルタ4と、ケーシング2の内部において水素ガスを発生する水素発生装置5と、水素発生装置5に供給される水を収容するタンク7とが配置される。
水素発生装置5は、ケーシング2の内部の空気流に対し、水素を供給する供給部6を有している。供給部6は、ファン3の正面側であり且つフィルタ4の下方において、水平方向に延びた供給管6aと、供給管6aの外周面に取り付けられた複数(図1及び図2では5個)のノズル6bとを有している。供給管6aの上面には、複数の穴が形成され、複数のノズル6bは、略円筒形状であって、複数の穴とそれぞれ連通するように配置される。
ノズル6bは、正面斜め上方に向かって配置される。即ち、ノズル6bは、ファン4の下方において、ファン4により発生する空気流の下流側に向かって配置され、且つ、空気吹出口2bに向かって配置される。したがって、ノズル6bの先端から、ケーシング2の正面斜め上方に向かって水素を吹き出し、水素を空気流に混合する。本実施形態では、ノズル6bの正面斜め上方に向かって傾斜し、ノズル6bからの水素ガスの吐出方向を正面斜め上方に延長すると、ケーシング2の正面に形成された空気吹出口2bにおいて、ファン4の中心と同一高さ部分より下方の領域Aと交差する。
タンク7は、配管7aにより水素発生装置5に接続され、タンク7内の水が配管7aを介して水素発生装置5に供給される。よって、水素発生装置5では、タンク7から供給された水から水素を発生し、その水素が供給部6を介してケーシング2の内部の空気流に供給される。
このように、局所清浄型空気清浄機1では、空気吸込口2aから吸い込まれた空気が、フィルタ4を通過することにより清浄された後で空気吹出口2bから吹き出されるが、水素発生装置5において発生した水素ガスが混合された状態で空気吹出口2bから吹き出される。ここで、空気吹出口2bの外周部から吹き出される空気風量は、空気吹出口2bの内周部から吹き出される空気風量より大きい。即ち、空気吹出口2bから吹き出される空気流は、外側の空気流量(流速を大きくし)、内側の空気流量を少なくし(流速を小さくし)、外部からのアレルゲン物質の侵入に対し、外側の気流でバリアし、患者の呼吸点の周辺には、内側の気流で柔らかいドラフト感のない風を送り込む。
水素発生装置5は、図3に示すように、タンク7から供給された水の内部に配置された2つ電極5a、5bと、イオン交換膜5cとを有している。したがって、イオン交換膜5cをセパレータとし、2つの電極5a、5bを使用して直流電流を流し、電解用の水を電気分解することにより、マイナス側の電極から水素ガスを発生させる。電解用の水は、必要水素ガスの量に応じた水量がタンクから供給される。
図4は、空気吹出口2bから吹き出される空気の水素濃度と、ファン3の風量を変化させた場合に必要である水素量を示している。例えば、ファン3の風量が標準であり、1.5vol%の水素濃度の空気を吹き出す場合、18(リットル/min)の水素量が必要である。
ここでは、ファン3の風量が標準であり、1.5vol%の水素濃度の空気を吹き出す場合に、睡眠中の運転時間(8h)の間に、タンク7から水素発生装置5に供給する必要がある必要水量を導出する。
(1)
睡眠中の運転時間に必要である水素ガス量は、8640リットル(18(リットル/min)×60min×8h)である。
(2)
水(H2O)1molが18gで、水1リットル(1000g)は、約55.6molであり、水2molから水素2molが発生するから、水55.6molに対し、水素が55.6mol発生する。0℃、1気圧の標準状態において、水素1molの体積は、22.4リットルであるから、水1リットルで発生できる水素の量は、約1250リットル(22.4リットル/mol×55.6mol)である。
(3)
睡眠中の運転時間(8h)の間に、タンク7から水素発生装置5に供給する必要がある必要水量は、約7リットル((1)の8640リットル/(2)の1245リットル)である。
その他のファン風量や空気の水素濃度の場合も同様に、睡眠中の運転時間の間に、タンク7から水素発生装置5に供給する必要がある必要水量を導出できる。その他、ファン3の風量が標準であり、1.0vol%の水素濃度の空気を吹き出す場合に、睡眠中の運転
時間(8h)の間に、タンク7から水素発生装置5に供給する必要がある必要水量は、約4.6リットルと導出される。図3に示すように、本発明において、水素発生装置5での水素発生量(水素発生装置5の供給部6からの水素吹き出し量)は、空気吹出口2bから吹き出される空気の水素濃度が、4vol%以下になるように制御される。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、空気吹出口2bから吹き出される空気の風量に合わせて、水素ガスの生成量と混合量が制御されることにより、風量に対し、あらかじめ設定された水素濃度で混合できるように、風量に対するフィードバック制御が行われる。
局所清浄型空気清浄機1の制御装置の構成について、図5に基づいて説明する。
局所清浄型空気清浄機1の制御装置10には、局所清浄型空気清浄機1に係る各種動作の制御プログラムやデータなどが格納されたROM、局所清浄型空気清浄機1の各部の動作を制御する信号を生成するために各種演算を実行するCPU、各種設定やCPUでの演算結果などのデータを一時保管するRAMなどの部材が含まれている。これら各種部材およびソフトウェアによって、図5に示すように、制御装置10には、制御部12と、呼吸検知部14と、位置検知部16と、音検知部18と、ガス検知部20とが形成される。また、制御装置10には、ファンモータ3aと、水素発生装置5と、呼吸検知センサ14aと、赤外線センサ16aと、音センサ18aと、ガスセンサ20aとが接続される。
呼吸検知センサ14aは、局所清浄型空気清浄機1を使用する患者(使用者)の呼吸タイミングや呼吸状態(咳など)を検知するものである。本実施形態では、呼吸検知センサ14aは、患者の下方に敷かれたシート状センサであって、空気清浄機1の本体であるケーシング2に接続されている。呼吸検知センサ14aは、空気を収容したチューブを有し、そのチューブの内圧変動に基づいて、患者の呼吸タイミングや呼吸状態(咳など)を検知するものである。本発明において、空気清浄機1に接続された呼吸検知センサ14aは、空気清浄機1に含まれる。本実施形態では、呼吸検知センサ14aにより、空気を収容したチューブの内圧変動に基づいて、患者の呼吸タイミングや呼吸状態(咳など)を検知する場合を説明したが、患者の呼吸タイミングや呼吸状態(咳など)を検知するセンサの構成は変更してよい。
赤外線センサ16aは、ケーシング2に取り付けられ、患者の位置を検知するものである。本実施形態では、赤外線センサ16aにより患者の位置を検知する場合を説明したが、患者の位置を検知するセンサの構成は変更してよい。
音センサ18aは、ケーシング2に取り付けられ、空気清浄機1の周辺において発生した音を検知するものである。
ガスセンサ20aは、ケーシング2に取り付けられ、空気清浄機1の周辺の空気に含まれた成分を検知するものである。
制御部12は、ファンモータ3aを制御することにより、局所清浄型空気清浄機1の空気吹出口2bから吹き出される空気風量を制御する。また、制御部12は、水素発生装置5を制御することにより、ケーシング2内において水素ガスを吐出するタイミングや、水素ガスの吐出量(空気吹出口2bから吹き出される空気の水素濃度)を制御する。
呼吸検知部14は、呼吸検知センサ14aの出力に基づいて、患者の呼吸において、呼気のタイミングと吸気のタイミングを検知する。したがって、呼吸検知部14は、患者の吸気タイミングを常に検知している。また、呼吸検知部14は、呼吸検知センサ14aの出力に基づいて、患者の呼吸状態、即ち、患者が咳をしたこと等を検知する。
位置検知部16は、赤外線センサ16aの出力に基づいて、患者の位置を検知する。したがって、位置検知部16は、患者の位置に基づいて、患者の呼吸点の位置(空気清浄機1と患者の呼吸点との距離)を常に検知している。
音検知部18は、音センサ18aの出力に基づいて、空気清浄機1の周辺において発生した音を検知する。したがって、音検知部18は、空気清浄機1の周辺において発生した音に基づいて、患者が咳をしたか否かを常に検知している。
ガス検知部20は、ガスセンサ20aの出力に基づいて、空気清浄機1の周辺において発生した音を検知する。したがって、ガス検知部20は、空気清浄機1の周辺の空気に含まれた成分に基づいて、患者の発作が発生しやすい状態か否かを常に検知している。例えば、ガス検知部20は、空気に含まれたアレルゲン物質の量が多い場合に、患者の発作が発生しやすい状態であると判断する。
局所清浄型空気清浄機1の制御方法について、図6に基づいて説明する。ここでは、患者の就寝時に、局所清浄型空気清浄機1から水素ガスが混合された空気が、患者の呼吸点に間欠的に供給される場合を説明する。
本実施形態では、患者の下方に敷かれたシート状の呼吸検知センサ14aが局所清浄型空気清浄機1に接続された場合において、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bと患者の呼吸点との距離がa(m)である場合を説明する。また、このときの空気吹出口2bから吹き出される空気の水素濃度がc(vol%)であり、空気風量がb(m/sec)であるとする。
まず、呼吸検知センサ14aの出力に基づいて、図6(a)に示すように、患者の呼吸タイミングを検知する。呼気と吸気は交互に繰り返されるが、呼気と吸気の比率は、例えば、2:1である。したがって、局所清浄型空気清浄機1では、図6(b)に示すように、患者の吸気タイミングに合わせて、患者の呼吸点に対し、水素が混合された空気が間欠的に供給されるように制御される。
ここで、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bと患者の呼吸点との距離がa(m)であって、空気吹出口2bから吹き出される空気風量がb(m/sec)であることから、ノズル6bから吐出され、空気吹出口2bから吹き出された空気(水素が混合された空気)が患者の呼吸点に到達するまでに要する時間t(sec)は、a/bにより算出される。
したがって、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bから水素ガスを吐出するタイミングを、患者の吸気タイミングより時間tだけ先にすると、水素ガスが混合された空気が、患者の吸気タイミングに合わせて、患者の呼吸点に供給されることになる。よって、局所清浄型空気清浄機1では、図6(c)に示すように、ノズル6bから水素ガスが間欠的に吐出される。
このように、患者の就寝時において、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bと患者の呼吸点との距離が変化しない場合、図6(c)に示す吐出タイミングにおいて、ノズル6bから水素ガスを吐出することによって、図6(b)に示すように、患者の吸気タイミングに合わせて、水素ガスが混合された空気が、患者の呼吸点に間欠的に供給される。
(赤外線センサに基づいた制御)
これに対し、患者の就寝時において、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bと患者の呼吸点との距離が変化する場合の制御例について、図6(d)および図6(e)に基づいて説明する。
まず、図6(d)は、時刻T1において、患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1(のノズル6b)から離れた場合を示している。ここでは、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bと患者の呼吸点との距離がa(m)からb(m)(ただし、b>a)に変化した場合を説明する。患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1から離れた場合、ノズル6bから水素ガスを吐出するタイミングを変化させないと、吸気タイミングの後半において、水素ガスが呼吸点まで到達しないことから、水素ガスが呼吸点に供給されなくなる。したがって、図6(d)に示すように、患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1から離れた分だけ、ノズル6bからの水素ガスの吐出が延長される。その後、吸気タイミングに対応した水素ガスの吐出が終了されると、呼気タイミングに対応した水素ガスの吐出停止状態となる。その後、局所清浄型空気清浄機1と患者の呼吸点との距離が大きくなっていることから、吸気タイミング開始時から患者の呼吸点に水素ガスを供給するためには、ノズル6bから水素ガスの吐出を早く開始する必要がある。したがって、図6(d)に示すように、患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1から離れた分だけ、ノズル6bからの水素ガスの吐出開始が早く変更される。その後、吸気タイミングに対応した水素ガスの吐出が終了されると、呼気タイミングに対応した水素ガスの吐出停止状態となる。
図6(e)は、時刻T2において、患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1(のノズル6b)に近づいた場合を示している。ここでは、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bと患者の呼吸点との距離がa(m)からc(m)(ただし、c<a)に変化した場合を説明する。患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1に近づいた場合、ノズル6bから水素ガスを吐出するタイミングを変化させないと、吸気タイミングの後半において、水素ガスが呼吸点に供給されなくなる。したがって、図6(e)に示すように、患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1に近づいた分だけ、ノズル6bからの水素ガスの吐出開始が遅く変更される。その後、吸気タイミングに対応した水素ガスンの吐出が終了されると、呼気タイミングに対応した水素ガスの吐出停止状態となる。
(音センサに基づいた制御)
本実施形態では、音センサ18aにより検知された音の大きさによって、ノズル6bから吹き出される水素濃度が制御される。即ち、音センサ18aにより検知された音の大きさが所定の大きさを超えた場合、患者が咳をしたことを検知できる。したがって、患者が咳をしたことを検知すると、患者の発作を抑制するために、ノズル6bから吹き出される水素濃度が高くなるように制御される。
(ガスセンサに基づいた制御)
本実施形態では、ガスセンサ20aにより検知された空気に含まれた成分によって、ノズル6bから吹き出される水素濃度が制御される。即ち、ガスセンサ20aにより検知された成分に基づいて、空気に含まれるアレルゲン物質が増加した場合、患者の発作を抑制するために、ノズル6bから吹き出される水素濃度が高くなるように制御される。
<本実施形態の局所清浄型空気清浄機の特徴>
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1には、以下の特徴がある。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、ケーシング2の内部において水素ガスを発生し、その水素ガスが混合された空気を吹き出すことができる。したがって、患者の呼吸点の空気の清浄度を迅速に向上させることにより、水素ガスが抗酸化作用とそれに伴う抗炎症効果を持つことから、患者の発作を抑制するとともに患者の病態を改善できる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、水素発生装置5が、ケーシング2内のファン3の中心より下方において水素ガスを吐出し、水素ガスの比重が空気の比重より小さいことから、ファン3の中心より下方において吹き出された水素ガスは、上方に向かって移動する。したがって、水素ガスをファン3により発生した空気流に効率よく混合させることができる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、水素発生装置5が、その先端から水素ガスが吐出する筒状のノズル6bを有し、水素ガスが筒状のノズル6bから吐出されることから、水素ガスを所定方向に向かって吐出することができる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、水素発生装置5が、ファン3により発生した空気流の下流側に向かって水素ガスを吐出することから、水素ガスをファン3により発生した空気流に効率よく混合させ、空気吹出口から吹き出すことができる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、水素発生装置5が、空気吹出口2bに向かって水素ガスを吐出することから、水素ガスをファン3により発生した空気流に効率よく混合させ、空気吹出口2bから吹き出すことができる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、水素発生装置5に供給される水を収容するタンク7を備え、タンク7から水を水素発生装置5に供給することにより、水素発生装置5により水素ガスの発生を継続できる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、空気吹出口2bの外周部から吹き出される空気の風量は、空気吹出口2bの内周部から吹き出される空気の風量より大きいことから、空気吹出口2bから吹き出される空気流に対し、アレルゲン物質などが外部から侵入するのを防止できる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、空気吹出口2bから吹き出される空気の風量に合わせて、水素ガスの生成量と混合量が制御されることから、空気吹出口2bから吹き出される空気の風量が変化した場合でも、空気吹出口2bから吹き出される空気の水素濃度を適正に調整できる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、空気吹出口2bから吹き出される空気の水素濃度が4vol%以下であることから、空気吹出口2bから吹き出される空気の水素濃度がそれほど高くないことから、安全性が向上する。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、水素供給部5から水素ガスが間欠的に吐出されることから、水素ガスが無駄になるのを抑制できる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、患者の呼吸タイミングを検知する呼吸検知センサ14aを備え、水素発生装置5が、患者の呼吸タイミングに基づいて制御される。したがって、患者の吸気タイミングに合わせて、水素ガスが呼吸点に供給されるように制御できる。また、本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、ファンや水素発生装置が使用者の呼吸状態に基づいて制御される。したがって、例えば使用者が就寝時に咳をした場合などにおいて、患者の発作が発生したことを検知し、その発作を抑制することができる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、その周辺の空気に含まれる成分を検知するガス検知センサ20aを備え、水素発生装置5が、空気に含まれる成分に基づいて制御される。したがって、例えば使用者が就寝時に寝返りをした場合などにおいて、空気に含まれるアレルゲン物質が増加した場合に、患者の発作が発生するのを防止できる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、その周辺において発生した音を検知する音検知センサ18aを備え、水素発生装置5が、その周辺において発生した音にもとづいて制御される。したがって、例えば患者が就寝時に咳をした場合などにおいて、患者の発作が発生したことを検知し、その発作を抑制できる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、患者の位置を検知する赤外線センサ16aを備え、水素発生装置5が、患者の位置に基づいて制御される。したがって、例えば局所清浄型空気清浄機1と患者との距離が変化した場合であっても、水素ガスを含む空気を患者の呼吸点に到達させることができる。
本実施形態の局所清浄型空気清浄機1では、ファン3により発生した空気流が通過するフィルタ4を備えることから、ファン3により発生した空気流に含まれる塵埃を取り除くことができる。
(第2実施形態)
第1実施形態の局所清浄型空気清浄機1は、ケーシング2内において、水素が正面斜め上方に吐出されるのに対し、本実施形態の局所清浄型空気清浄機101では、図7に示すように、ケーシング2内において、水素をファン3に向かって(ケーシング2の背面側に向かって)吐出される点において異なる。その他の構成は、第1実施形態の局所清浄型空気清浄機1と同一であることから詳細説明は省略する。
<本実施形態の局所清浄型空気清浄機の特徴>
本実施形態の局所清浄型空気清浄機101では、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
第1実施形態では、本発明が適用された局所清浄型空気清浄機1について説明したが、本実施形態では、本発明が適用された壁掛け室内機201について説明する。
本実施形態の壁掛け室内機201は、図8に示すように、正面に形成された空気吸込口202aと、下面に形成された空気吹出口202bとを有するケーシング202を備えている。ケーシング202の内部には、ファンモータ(図示しない)により駆動されるファン203と、ファン203により発生された空気流が通過するフィルタ204及び熱交換器208と、熱交換器208の下方に配置されたドレンパン207と、ケーシング202の内部において水素ガスを発生する水素発生装置205とが配置される。
水素発生装置205は、ケーシング202の内部の空気流に対し、水素を供給する供給部206を有している。供給部206は、ファン203の正面側であり且つ熱交換器208の下方において、水平方向に延びた供給管206aと、供給管206aの外周面に取り付けられた複数のノズル206bとを有している。供給管206aの上面には、複数の穴が形成され、複数のノズル206bは、略円筒形状であって、複数の穴とそれぞれ連通するように配置される。ノズル206bは、正面斜め下方に向かって配置される。即ち、ノズル206bは、ファン203の下方において、ファン203により発生する空気流の下流側に向かって配置され、且つ、空気吹出口202bに向かって配置される。したがって、ノズル206bの先端から、ケーシング202の正面斜め下方に向かって水素を吹き出し、水素を空気流に混合する。
熱交換器208の下方に配置されたドレンパン207は、水素発生装置205に供給される水を収容するタンクとして構成される。ドレンパン207は、水素発生装置205に接続され、ドレンパン207内の水が水素発生装置205に供給される。よって、水素発生装置205では、ドレンパン207から供給されたドレン水から水素を発生し、その水素が供給部206を介してケーシング202の内部の空気流に供給される。本実施形態では、ドレンパン207内の水が水素発生装置205に供給される場合を説明したが、壁掛け室内機201が、水素発生装置205に供給される水を収容するタンクとして、ドレンパン207と異なる別のタンクを備え、水素発生装置がタンクから供給された水から水素を発生してよい。
<本実施形態の壁掛け室内機の特徴>
本実施形態の壁掛け室内機201では、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
第1実施形態では、本発明が適用された局所清浄型空気清浄機1について説明したが、本実施形態では、本発明が適用された据え置き室内機301について説明する。
本実施形態の据え置き室内機301は、図9に示すように、正面の下部に形成された空気吸込口302aと、正面の上部に形成された空気吹出口302bとを有するケーシング302を備えている。ケーシング302の内部には、ファンモータ(図示しない)により駆動されるファン303と、ファン303により発生された空気流が通過するフィルタ304及び熱交換器308と、ケーシング302の内部において水素ガスを発生する水素発生装置305と、ケーシング302の内部において下方に配置されたタンク307とが配置される。
水素発生装置305は、ケーシング302の内部の空気流に対し、水素を供給する供給部306を有している。供給部306は、ファン303の正面側であり且つ熱交換器308の下方において、水平方向に延びた供給管306aと、供給管306aの外周面に取り付けられた複数のノズル306bとを有している。供給管306aの上面には、複数の穴が形成され、複数のノズル306bは、略円筒形状であって、複数の穴とそれぞれ連通するように配置される。ノズル306bは、正面斜め上方に向かって配置される。即ち、ノズル306bは、ファン303の上方において、ファン303により発生する空気流の下流側に向かって配置され、且つ、空気吹出口302bに向かって配置される。したがって、ノズル306bの先端から、ケーシング302の正面斜め上方に向かって水素を吹き出し、水素を空気流に混合する。
タンク307は、配管307aにより水素発生装置305に接続され、タンク307内の水が配管307aを介して水素発生装置305に供給される。よって、水素発生装置305では、タンク307から供給された水から水素を発生し、その水素が供給部306を介してケーシング302の内部の空気流に供給される。据え置き室内機301は、熱交換器308の下方に配置されたドレンパン(図示しない)を有し、ドレンパン内のドレン水がタンク307に供給されてよい。この場合、水素発生装置305では、ドレンパンから供給された水から水素を発生し、その水素が供給部306を介してケーシング302の内部の空気流に供給される。
<本実施形態の据え置き室内機の特徴>
本実施形態の据え置き室内機301では、第1実施形態と同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bと患者の呼吸点との距離が変化した場合、水素発生装置5が制御されることにより、ノズル6bから水素ガスが吐出されるタイミングが変更される場合を説明したが、局所清浄型空気清浄機1のノズル6bと患者の呼吸点との距離が変化した場合、ファン3を駆動するファンモータ3aが制御されることにより、空気吹出口2bから吹き出される空気風量が変更されてよい。即ち、患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1(のノズル6b)から離れた場合や、患者の呼吸点が局所清浄型空気清浄機1(のノズル6b)に近づいた場合、ノズル6bから水素ガスが吐出されるタイミングを変更しなくても、空気吹出口2bから吹き出される空気風量が変更することにより、患者の呼吸点に水素ガスが到達するように制御できる。また、ノズル6bから水素ガスが吐出されるタイミングを変更し、且つ、空気吹出口2bから吹き出される空気風量が変更してよい。
上述の実施形態では、水素発生装置において、2つの電極とイオン交換膜とを使用して水素を発生する場合を説明したが、水素を発生させる方法は変更してよい。
上述の実施形態では、水素発生装置で発生された水素が供給部からケーシングの内部の空気流に供給される場合を説明したが、水素を供給する構成は変更してよい。
上述の実施形態では、空気吹出口から吹き出される空気の風量に合わせて、水素ガスの生成量と混合量が制御される場合を説明したが、制御方法は変更してよい。
本発明を利用すれば、患者の発作を抑制するとともに患者の病態を改善できる。
1、101 局所清浄型空気清浄機
2、202、302 ケーシング
2a、202a、302a 空気吸込口
2b、202b、302b 空気吹出口
3、203、303 ファン
4、204、304 フィルタ
5、205、305 水素発生装置
7 タンク
207、307 ドレンパン
201 壁掛け室内機
301 据え置き室内機

Claims (13)

  1. 空気吸込口と空気吹出口とを有するケーシングと、
    上記ケーシングの内部に配置されたファンと、
    水素ガスを発生する水素発生装置と、
    空気調和機の使用者の呼吸タイミング及び/または呼吸状態を検知する呼吸検知手段と
    上記使用者の呼吸点の位置を検知する位置検知手段とを備え、
    上記水素発生装置により発生された水素ガスを含む空気が上記空気吹出口から吹き出され、
    上記空気吹出口の外周部から吹き出される空気の風量は、上記空気吹出口の内周部から吹き出される空気の風量より大きいと共に、
    上記水素発生装置は、上記呼吸検知手段により検知された呼吸タイミング及び/または呼吸状態と上記位置検知手段により検知された使用者の呼吸点の位置に基づいて、水素ガスが混合された空気が上記使用者の吸気タイミングに上記使用者の呼吸点に到達し、且つ、水素ガスが混合された空気が上記使用者の呼気タイミングに上記使用者の呼吸点に供給されないように間欠的に制御されることを特徴とする空気調和機
  2. 上記水素発生装置は、上記ケーシング内の上記ファンの中心より下方において水素ガスを吐出することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 上記水素発生装置は、その先端から水素ガスが吐出する筒状のノズルを有することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 上記水素発生装置は、上記ファンにより発生した空気流の下流側に向かって水素ガスを吐出することを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 上記水素発生装置は、上記空気吹出口に向かって水素ガスを吐出することを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 上記水素発生装置に供給される水を収容するタンクを備えることを特徴とする請求項1−5のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 上記空気吹出口から吹き出される空気の風量に合わせて、水素ガスの生成量と混合量が制御されることを特徴とする請求項1−のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 上記空気吹出口から吹き出される空気の水素濃度が4vol%以下であることを特徴とする請求項1−7のいずれかに記載の空気調和機。
  9. 上記水素発生装置は、間欠的に水素ガスを吐出することを特徴とする請求項1−のいずれかに記載の空気調和機。
  10. 空気調和機周辺の空気に含まれる成分を検知するガス検知手段を備え、
    上記ファン及び上記水素発生装置の少なくとも一方は、上記ガス検知手段により検知された成分に基づいて制御されることを特徴とする請求項1−のいずれかに記載の空気調和機。
  11. 空気調和機周辺において発生した音を検知する音検知手段を備え、
    上記ファン及び上記水素発生装置の少なくとも一方は、上記音検知手段により検知された音に基づいて制御されることを特徴とする請求項1−10のいずれかに記載の空気調和機。
  12. 上記ファンにより発生した空気流が通過するフィルタを備えることを特徴とする請求項1−11のいずれかに記載の空気調和機。
  13. 局所清浄型空気清浄機であることを特徴とする請求項12に記載の空気調和機。
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