JP6259996B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP6259996B2
JP6259996B2 JP2013237620A JP2013237620A JP6259996B2 JP 6259996 B2 JP6259996 B2 JP 6259996B2 JP 2013237620 A JP2013237620 A JP 2013237620A JP 2013237620 A JP2013237620 A JP 2013237620A JP 6259996 B2 JP6259996 B2 JP 6259996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
water
detergent
drum
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013237620A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015097558A (ja
Inventor
脇田 克也
克也 脇田
安井 利彦
利彦 安井
中間 啓人
啓人 中間
菊川 智之
智之 菊川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013237620A priority Critical patent/JP6259996B2/ja
Publication of JP2015097558A publication Critical patent/JP2015097558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6259996B2 publication Critical patent/JP6259996B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

本発明は、衣類等の洗濯物を洗うドラム式洗濯機に関するものである。
従来、この種のドラム式洗濯機は、ドラムの回転方向へ持ち上げた衣類等の洗濯物をドラム内の上部から落下させる、所謂、たたき洗いであり、少量の水で洗濯が行える特徴がある。洗濯時に使用する水量が少なくなると、洗い工程で衣類から除去された汚れの濃度が高まることにより、洗濯水に含まれる汚れが衣類の周囲に滞留し、衣類へ再付着する確率が高まる。汚れの中でも、特に、皮脂成分が衣類に再付着すると、酸化等による黄ばみや、黒ずみの原因となることが確認されており、洗濯を繰り返し行っていると、衣類の黒ずみが進行するという課題があった。
そこで、このような衣類の黄ばみや黒ずみを抑えるために、洗浄性能を高めて衣類の黒ずみを防止する、黒ずみ防止コースを設けることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のドラム式洗濯機は、黒ずみ防止コースが選択されると、布量検知後、洗剤を投入して予洗いを行った後、予洗いで使用した洗濯水を排水し、再度洗剤を投入して本洗いを行うことにより、洗浄性能を高めて衣類の黒ずみを防止するようにしたものである。
しかしながら、前記の構成では、本洗いを行う前に、予洗いで使用した洗濯水を排水することによって、衣類から汚れを引き離すことができる反面、衣類の汚れを含んだ洗濯水の汚れ度と無関係に、予め設定された時間が経過するまで汚れた洗濯水で予洗いが実行されるという課題があった。
また、洗濯水の汚れを検知する汚れ検知手段を設け、所定の汚れを検知すると、洗濯水を入れ替えることが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された従来の洗濯機は、洗い工程時において、洗濯水の汚れを検知する汚れ検知手段により所定の汚れを検知すると、洗濯水を入れ替えて再洗い工程を実行するようにしたものであり、洗濯物の汚れが落ちていない状態で、洗濯の全工程を終了することを防ぎ、洗濯物の汚れを確実に落とすことができるようにしたものである。
特開2012−90829号公報 特開2008―307152号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗い工程時に衣類から出てくる汚れを、洗濯水の透過度で検知し、透過度の変化量や、その絶対値に基づいて洗濯水を入れ替えるようにしているため、汚れの種類(例えば、皮脂汚れおよび皮脂の分解物)によっては透過度との相関がなく、透過度に汚れ量が反映されず、洗濯水を入れ替えるタイミングを精度よく判定することが難しいという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、衣類から脱離した汚れの再付着を抑え、繰り返し洗濯を行った際の衣類の黒ずみや黄ばみを抑えるようにしたドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、水槽内に回転可能に設けたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に洗濯水を給水する給水手段と、前記水槽内の洗濯水を排水する排水手段と、給水された水の温度を検知する水温検知手段と、前記ドラムを回転させながら洗剤を溶解させた洗濯水で洗濯物の汚れを除去する洗い工程、および、すすぎ、脱水等の各工程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、少なくとも洗濯水の温度条件を含み、前記洗い工程における洗剤の洗浄能力のレベルを経時的に予想した予想洗浄力低下特性を記憶する記憶手段と、前記洗い工程を開始してから前記予想洗浄力低下特性による所定の洗浄力に低下するまでの時間を計時し、前記時間が経過したことを出力する計時手段とを有し、前記洗い工程を実行するときに前記水温検知手段で検知した水温に応じた前記予想洗浄力低下特性を設定するとともに、前記計時手段の出力に基づいて、前記水槽内の洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗濯水による洗い工程を実行するようにしたものである。
これによって、衣類から汚れを除去する洗剤の洗浄力が低下し、衣類から除去された汚れ濃度の高い洗濯水が、衣類の近傍に存在している条件下での洗い工程の時間を短縮することができ、洗濯水の水温に応じて、洗剤の洗浄力が高い状態で衣類を洗った洗濯水を排水することによって、衣類への汚れの再付着を抑制することが可能となり、洗濯を繰り返し行った後も黒ずみや黄ばみを抑えることができる。
本発明のドラム式洗濯機は、衣類への汚れの再付着を抑え、繰り返し洗濯を行った後も衣類の黒ずみや黄ばみを抑えることができる。
本発明の実施の形態1のドラム式洗濯機の概略構成図 同ドラム式洗濯機のブロック構成図 同ドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャート 同ドラム式洗濯機の洗浄力予想特性図 同ドラム式洗濯機の洗浄力予想特性図 同ドラム式洗濯機の洗い工程での洗濯水の透過度の変化図 本発明の実施の形態2のドラム式洗濯機のブロック構成図 同ドラム式洗濯機の洗浄力予想特性図
第1の発明は、水槽内に回転可能に設けたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に洗濯水を給水する給水手段と、前記水槽内の洗濯水を排水する排水手段と、給水された水の温度を検知する水温検知手段と、前記ドラムを回転させながら洗剤を溶解させた洗濯水で洗濯物の汚れを除去する洗い工程、および、すすぎ、脱水等の各工程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、少なくとも洗濯水の温度条件を含み、前記洗い工程における洗剤の洗浄能力のレベルを経時的に予想した予想洗浄力低下特性を記憶する記憶手段と、前記洗い工程を開始してから前記予想洗浄力低下特性による所定の洗浄力に低下するまでの時間を計時し、前記時間が経過したことを出力する計時手段とを有し、前記洗い工程を実行するときに前記水温検知手段で検知した水温に応じた前記予想洗浄力低下特性を設定するとともに、前記計時手段の出力に基づいて、前記水槽内の洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗濯水による洗い工程を実行するようにしたことにより、衣類から汚れを除去する洗剤の洗浄力が低下し、衣類から除去された汚れ濃度の高い洗濯水が、衣類の近傍に存在している条件下での洗い工程の時間を短縮することができ、洗濯水の水温に応じて、洗剤の洗浄力が高い状態で衣類を洗った洗濯水を排水するこ
とによって、衣類への汚れの再付着を抑制することが可能となり、洗濯を繰り返し行った後も黒ずみや黄ばみを抑えることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記制御手段は、前記計時手段の出力に基づいて、前記水槽内の洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗濯水による洗い工程を複数回実行するようにしたことにより、衣類から除去された汚れを含む洗濯水を衣類から素早く分離し、洗剤の洗浄力が高い状態で衣類を効果的に洗う時間を確保して、洗浄効果を高めることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、投入された洗剤が粉末洗剤であるか液体洗剤であるかを判別する洗剤判別手段を備え、前記制御手段は、前記洗剤判別手段の出力に応じて前記計時手段の出力を補正するようにしたことにより、洗剤の形態に併せた予想洗浄力低下特性に基づいて、汚れた洗濯水の排水を的確に行うことができるようになり、洗剤の形態に応じて、洗剤の洗浄力が高い状態で衣類を効果的に洗うことができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、洗濯水に洗剤を供給する洗剤投入装置を備え、前記制御手段は、前記計時手段の出力に基づいて実行する洗い工程において、2回目以降の洗剤投入量を1回目の洗剤投入量より少なくしたことにより、衣類に残存する汚れの減少に応じて洗剤量を最適にすることができ、泡の異常発生による不具合を防止することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記制御手段は、第1〜第4のいずれか1つの発明に記載の洗い工程を実行する黒ずみ対応コースと、最初に給水された洗濯水で洗い工程を所定時間実行する標準コースを有し、前記黒ずみ対応コースは、洗い工程における給水工程と排水工程を除く撹拌工程の総時間が、前記標準コースで設定された洗い工程における撹拌工程の所定時間が経過すると洗い工程を終了するようにしたことにより、洗浄力の低下した洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗浄力の高い洗濯水にて洗いながらも、撹拌時間を標準コースと同等に設定することによって、衣類に加わる機械力を同等に作用させることができるようになり、繰り返し洗濯を行った際にも黒ずみや黄ばみを抑制しながら、高い洗浄性能を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の概略構成図、図2は、同ドラム式洗濯機のブロック構成図、図3は、同ドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャート、図4は、同ドラム式洗濯機の洗浄力予想特性図、図5は、同ドラム式洗濯機の水温差による洗浄力予想特性図、図6は、同ドラム式洗濯機の洗い工程での洗濯水の透過度の変化図である。
図1〜図6において、筐体1内にダンパ2等で弾性支持した水槽3が設けられている。水槽3内には有底円筒状のドラム4が回転可能に設けられ、その回転軸4aは角度θ(例えば、5〜20度)で前上がりに傾斜している。
ドラム4の内周側面には、回転軸4a方向であるドラム4の回転中心に向かって内方へ突出させた複数のバッフル5と、水槽3内と連通する多数の小孔6が設けられ、前面側には衣類等の洗濯物(以下、衣類という)を出し入れする開口部7が設けられている。開口部7の周囲には、ドラム4が回転する際に衣類の偏り等によって発生する振動を低減するためのバランサ8が設けてあり、開口部7を取り囲むように環状に形成している。
水槽3の後面にドラム4を回転駆動するモータ9が取り付けられている。モータ9は、ブラシレス直流モータで構成され、インバータ制御によって回転速度が自在に変化させることができるようになっている。
水槽3内に洗濯水を給水する給水弁(給水手段)10は、給水配管11に設けられている。洗濯水は、給水配管11に設けた洗剤を投入する洗剤ケース12を経て給水経路13を通り、給水口14から水槽3内に給水する。水槽3内に供給された洗濯水は小孔6からドラム4内に流入する。給水口14は、給水経路13の一端を水槽3の上面後部に接続した出口部に設けられ、ドラム4の後部で水槽3内と連通している。
水槽3内の洗濯水を排水する排水弁(排水手段)15は、排水経路16に設けられている。排水経路16の上流側は、水槽3の底部に設けた排水口17と接続し、下流側に止水弁18と排水弁15を設けている。排水時は、止水弁18を閉じて水槽3内の洗濯水を排水弁15を通して機外へ排出するようにしている。
洗い工程時は、排水弁15を閉じるとともに止水弁18を開くことで、循環ポンプ19を経由して循環水路20と排水経路16を連通し、循環ポンプ19で加圧された洗濯水を吐出口21よりドラム4内に吐出する。
筐体1内に設けた制御手段22は、モータ9、給水弁10、排水弁15、止水弁18、循環ポンプ19等を駆動し、洗い、すすぎ、脱水等の各工程を逐次制御する。制御手段22は、衣類の予想洗浄力低下特性を記憶する記憶手段22aと、洗い工程を開始してから予想洗浄力低下特性による所定の洗浄力に低下するまでの時間を計時する計時手段22bを有している。
制御手段22は、ドラム4内に投入された衣類の量を検知する布量検知手段23の出力と、水槽3内に給水された洗濯水の量を検知する水位検知手段24の出力と、ドラム4の駆動を検知する回転検知手段25と、水槽3内に給水された洗濯水の温度を検知する水温検知手段26等の出力が入力される。
水温検知手段26は、水槽3の底部に設けた排水口17の近傍にサーミスタを設けて構成しており、洗い工程の開始時に給水された洗濯水の温度を検知し、電気信号として制御手段22へ出力する。
なお、筐体1の前面に設けた開閉自在な扉27を開くことにより、ドラム4の前面側に設けた開口部7から衣類を出し入れすることができる。
以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。洗濯は、洗剤を溶解させた洗濯水をドラム4に給水し、ドラム4の回転によって叩き洗いを行いながら衣類の汚れを除去する工程と、該汚れを除去する工程終了後に、ドラム4内の衣類から溶出した汚れを含んだ洗濯水を一旦排水した後、再び洗剤を溶解させた洗濯水を給水し、再び叩き洗いを行いながら衣類の汚れを除去する工程が少なくとも複数回繰り返される洗い工程、この洗い工程に続いて、中間脱水工程、すすぎ工程1、すすぎ工程2、最終脱水工程の順に逐次実行される。
まず、筐体1の前面側に開閉自在に設けた扉27を開いて開口部7からドラム4内に衣類を投入し、筐体1の上面前部に設けた操作表示部28の電源スイッチ(図示せず)をオンし、スタートスイッチ(図示せず)を操作して運転を開始する。
運転の開始により、ドラム4内に投入された衣類の量を布量検知手段23によって検知する。衣類の量は、ドラム4を回転駆動し、ドラム4の回転時にモータ9にかかるトルク量や、モータ9の電流値等から検知することができる。
制御手段22は、検知した衣類の量に応じて、洗い、すすぎ、脱水等の各工程の時間を設定するとともに、衣類の量に応じて設定された洗剤量を決定し、その目安を操作表示部28に表示する。使用者は、表示された洗剤量の目安にしたがって洗剤を洗剤ケース12に投入する。
洗い工程における給水は、給水弁10から給水配管11を通って洗剤ケース12に水道水等の清水が供給される。洗剤ケース12に入った洗濯水は、洗剤ケース12の中の洗剤を溶かして給水経路13を流れ、ドラム4の後部側に設けられた給水口14から水槽3内に供給される。水槽3内の底部に溜まった洗濯水は、小孔6からドラム4内に流入する。このとき、排水弁15は閉じられている。
水槽3内に溜まった洗濯水は、水位検知手段24で検知され、ドラム4内に投入された衣類の量に応じて予め設定された所定量の洗濯水が供給されると、給水弁10が閉じられる。ドラム4は、モータ9によって衣類が叩き洗いされる回転数、例えば、45rpmで所定時間毎に交互に正逆回転駆動し、洗い工程を実行する。
叩き洗いは、衣類がバッフル5によってドラム4の回転方向へ持ち上げられた後、ドラム4内の上部から落下し、ドラム4の底面あるいはドラム4の底部に留まっている衣類に叩きつけられることにより、洗剤による化学力と併せて、その機械力によって洗浄が行われる。
叩き洗いの際には、止水弁18を開状態として循環ポンプ19を駆動させ、水槽3の底部に溜まった洗濯水を循環水路20中に導き、循環ポンプ19によって加圧された洗濯水を、吐出口21よりドラム4内の衣類に向けて吐出させることによって洗濯水との接触時間を長くし、洗浄力を高めることができる。循環ポンプ19の駆動は連続であっても間欠的であってもよい。
ここで、予想洗浄力低下特性について、図4を用いて説明する。予想洗浄力低下特性とは、洗濯水中の洗剤が衣類に付着している汚れに対して、叩き洗いとともに除去できる洗浄能力のレベルを経時的に予想したものであり、実験によって想定される。
予想洗浄力低下特性は洗浄力予想曲線で表され、一般的な洗濯物に対して、標準的な洗濯条件、すなわち、洗濯物の汚れの種類および程度、洗濯物の種類および量、洗濯水の量および温度、洗剤の量、ドラムの回転数、洗濯時間等に基づいている。
すなわち、図4において、横軸に洗い工程における叩き洗いの時間、縦軸に洗浄力を洗濯水の透過度で表した洗浄力予想曲線を示している。衣類の汚れが洗濯水中に溶出してくると洗濯水が濁り、透過度が低下してくることから、透過度は洗濯水中の汚れの量と相関があり、叩き洗いを開始(T0)してから一定時間T2が経過すると、ほぼ一定の値に収束してくる。
この段階では、運転の開始時に投入された洗剤の洗浄力は低下し、さらに衣類から汚れを除去し、除去した汚れを洗濯水中に分散させて留めておくことは困難となっており、洗濯水中の汚れ濃度も透過度(S2)と高い状態となっている。この状態において洗い工程を継続させることは、時間をかければかけるほど一旦除去された汚れを衣類に再付着させることとなり、洗い工程終了後においても汚れが衣類に残存する。汚れの再付着を考える
際には、汚れの濃度(汚れ物質の量)と汚れ物質との接触時間、すなわち、汚れた洗濯水での洗い時間が大きく影響している。
透過度がS2まで低下した状態で、通常の洗い時間T2(例えば、10分)まで洗ってしまうと、汚れが多量に存在する一方で、洗濯水中の洗剤としては既に汚れ除去能力が低下している条件下で衣類を洗っていることとなり、汚れの再付着が進行する。
しかし、汚れがある程度(例えば、汚れの大凡80%)落ちた状態S1で、かつ、洗剤の汚れ除去能力に未だ余力がある段階T1にて、汚れ物質を含む洗濯水を機外へと排出することによって、衣類への汚れの再付着を抑制することが可能となる。
すなわち、叩き洗いを開始(T0)してから、洗浄力予想曲線によって設定された時間T1(例えば、衣類の量が「多」のときは1分30秒、「中」のときは2分、「少」のときは3分)経過後に洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗濯水をドラム4内に給水して洗い工程を継続することで、衣類に残存した汚れを除去し、かつ、衣類への汚れの再付着を抑制することが可能となる。
叩き洗いを継続した後、計時手段22bによって洗浄力予想曲線によって設定された時間を計時すると、ドラム4の回転を停止するとともに排水弁15を開き、水槽3の底部に設けた排水口17から排水経路16を通して汚れた洗濯水を機外へ排水する。このとき、止水弁18は閉じられ、ドラム4は回転または停止のいずれの状態であってもよい。
排水終了後は、排水弁15を閉じて給水弁10を開き、再び給水配管11から洗剤ケース12(洗剤投入装置)に水道水等の清水が供給され、洗剤ケース12中の洗剤を溶解させながら給水経路13を流れ、再びドラム4の後部側に設けられた給水口14から水槽3内に供給される。
次に、洗濯に使用する水温が異なる場合の予想洗浄力低下特性について、図5を用いて説明する。水温が高い(Ta)場合(例えば、夏季等の高温期は30℃)は、洗剤の溶解性が高く、また、洗剤中に含まれる酵素等の活性が高くなることで洗浄力が高まり、短い時間で衣類から汚れを洗濯水中に溶出させることが可能となる。洗い工程における叩き洗いを開始(T0)してから、所定の透過度(S3)に到達する時間(T3)で、水槽3内の洗濯水を排水する。
一方、水温が低い(Tb)場合(例えば、冬期等の低温期は10℃)は、洗剤の溶解性が低く、酵素等の活性も低くなることで洗浄力が低下する。洗い工程における叩き洗いを開始(T0)してから、所定の透過度(S3)に到達する時間(T4)で、水槽3内の洗濯水を排水し、水温が高い(Ta)場合より長くなる。
そして、水温が(Ta)と(Tb)の中間(Tc)の場合(例えば、20℃)は、洗い工程における叩き洗いを開始(T0)してから、所定の透過度(S3)に到達する時間(T5)で、水槽3内の洗濯水を排水する。
上記のように、洗濯水の温度に応じた洗浄特性に基づいて、予想洗浄力低下特性として洗浄力予想曲線を設定したものであり、水温が高い(Ta)ときの時間(T3)は、例えば1分30秒、水温が低い(Tb)ときの時間(T4)は、例えば3分、水温がその中間(Tc)のときの時間(T5)は、例えば、2分とし、T3<T5<T4の関係に設定している。
洗濯時の水温は、給水された洗濯水の温度を水温検知手段26で検知し、制御手段22
に入力される。水温の差により衣類に対する再付着が問題となる汚れ濃度のレベルに到達する時間が異なってくることに対応することができ、汚れがある程度(例えば、汚れの大凡80%)落ちた状態S3で、かつ、洗剤の汚れ除去能力に未だ余力がある段階T3、T4、T5にて、汚れ物質を含む洗濯水を機外へ排出することによって、衣類への汚れの再付着を抑制することが可能となる。
すなわち、洗浄力予想曲線によって設定された時間(T3、T4、T5)の経過後に、洗濯水を排水して新たに洗剤を溶解させた洗濯水をドラム4内に給水し、洗い工程を継続させることにより、衣類に残存した汚れを除去し、かつ、衣類への汚れの再付着を抑制しながら、繰り返し洗濯を行った後も衣類の黒ずみや黄ばみを抑えることができる。
洗剤を溶解させた洗濯水を新たに給水する場合、洗剤ケース12に所定量の洗剤を手動または自動で投入することができる。洗剤を手動で投入する場合は、予め洗剤ケース12中に洗剤が投入されている必要があり、洗濯運転の開始時に、投入する洗剤量を操作表示部28に表示する。
例えば、洗剤ケース12に洗剤の投入場所を複数設け、表示された量の洗剤を各々の投入場所に入れておく。洗剤ケース12を流れる水路は、切替弁(図示せず)等で給水時に所定の洗剤量が供給されるように切り替えられる。また、洗剤を自動で投入する場合は、一般的な洗剤自動投入装置(図示せず)が設けられ、具体的な構成の説明は省略する。
なお、予想洗浄力低下特性に基づく洗浄力予想曲線は、水温検知手段26で検知した水温に加えて、布量検知手段23で検知した衣類の量に応じて設定するようにしてもよく、(例えば、水温中(Tc)のとき、衣類の量が「中」の場合は2分)設定された洗浄力予想曲線から、次の工程である洗濯水の排水を行う時間が設定され、設定された時間が経過すると、計時手段22bの出力によって排水弁15が開かれる。
制御手段22は、計時手段22bの出力に基づいて実行する洗い工程において、2回目以降の洗剤投入量を1回目の洗剤投入量より少なくしている。これにより、衣類に残存する汚れ物質の減少に応じて洗剤量を最適にすることができ、泡の異常発生等による不具合を防止することができる。
所定量の洗濯水が供給された後、再びドラム4を正逆回転駆動させて叩き洗いを複数回実行することで、先の洗い工程の叩き洗いで除去できなかった衣類の汚れや、洗い工程の中で再付着した汚れを衣類から除去することが可能となる。
図6は、洗い工程の叩き洗いを3回実行した場合の、洗濯水の透過度の変化を示している。給水後、最初の叩き洗いを開始(T0)してから計時手段22bによって予め設定された時間△T1が経過(T6)すると、水槽3内の洗濯水を排水する。
給水後、2回目の叩き洗いを開始(T7)してから、計時手段22bによって予め設定された時間△T1が経過(T8)すると、水槽3内の洗濯水を排水する。さらに給水後、3回目の叩き洗いを開始(T9)してから計時手段22bによって予め設定された時間△T1が経過(T10)すると、水槽3内の洗濯水を排水する。
叩き洗いの開始時における洗濯水の透過度は、1回目のS4からS6、S8へと変化し、叩き洗いの終了時における洗濯水の透過度も、1回目のS5から、S7、S9へと変化し、衣類の汚れが減少していることがわかる。
ここで、上記洗い工程における叩き洗いが実行されている時間の総和が、標準コースと
して設定された叩き洗いの時間と同等になった時点で洗い工程を終了し、次の中間脱水工程およびすすぎ工程へと移行するようにしている。
すなわち、制御手段22は、最初に給水された洗濯水で洗い工程を所定時間実行する標準コースと、黒ずみ対応コースを有している。黒ずみ対応コースは、洗い工程における給水工程と排水工程を除く、撹拌工程である叩き洗いの総時間が、標準コースで設定された洗い工程における撹拌工程である叩き洗いの所定時間が経過すると洗い工程を終了するようにしている。
これにより、洗浄力の低下した洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗浄力の高い洗濯水にて洗いながらも、撹拌時間を標準コースと同等にすることによって、衣類に加わる機械力を同等に作用させることができるようになり、繰り返し洗濯を行った際にも黒ずみや黄ばみを抑制しながら、高い洗浄性能を得ることができる。
なお、乾燥機能を具備した洗濯乾燥機の場合は、洗濯運転に続いて、洗った衣類を乾燥させる乾燥運転を実行することができる。
以上のように、本実施の形態においては、水槽内に回転可能に設けたドラム4と、ドラム4を回転駆動するモータ9と、水槽3内に洗濯水を給水する給水手段10と、水槽3内の洗濯水を排水する排水手段15と、給水された水の水温を検知する水温検知手段26と、洗い、すすぎ、脱水等の各工程を逐次制御する制御手段22とを備え、制御手段22は、水温検知手段26で検知した水温に基づいて洗濯物の予想洗浄力低下特性を記憶する記憶手段22aと、洗い工程を開始してから予想洗浄力低下特性による所定の洗浄力に低下するまでの時間を計時する計時手段22bとを有し、ドラム4を回転させながら洗剤を溶解させた洗濯水で洗濯物の汚れを除去する洗い工程を実行するとともに、計時手段22bの出力に基づいて、水槽3内の洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗濯水による洗い工程を実行するようにしたものであり、衣類から汚れを除去する洗剤の洗浄力が低下し、衣類から除去された汚れ濃度の高い洗濯水が、衣類の近傍に存在している条件下での洗い工程の時間を短縮することができ、洗濯水の水温に応じて、洗剤の洗浄力が高い状態で衣類を洗った洗濯水を排水することによって、衣類への汚れの再付着を抑制することが可能となり、洗濯を繰り返し行った後も黒ずみや黄ばみを抑えることができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるドラム式洗濯機のブロック構成図、図8は、同ドラム式洗濯機の洗浄力予想特性図である。本実施の形態の特徴は、洗濯に使用される洗剤が粉末か液体かによって排水の時間を変えるようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
投入された洗剤が粉末洗剤であるか、または、液体洗剤であるかを判別する洗剤判別手段29を設け、制御手段22は、洗剤判別手段29の出力に応じて計時手段22bの出力を補正するようにしている。
洗剤判別手段28は、洗剤を溶解した洗濯水の状態を検出して粉末洗剤か液体洗剤かを判別する。例えば、受発光素子を有する光センサにより洗濯水の透過度を検知して判別することができる。また、他の方法として、一対の電極を有する電極センサにより洗濯水の導電率を検知して判別することができる。洗剤の判別は洗い工程の開始時に行われ、制御手段22に入力される。
一般的に、粉末洗剤と液体洗剤は、洗浄力に差があることが知られており、粉末洗剤を
使用した場合の予想洗浄力低下特性に基づいて、洗浄力が大凡80%に低下(S10)するまでの時間T11を(例えば、2分)とし、また、液体洗剤を使用した場合の予想洗浄力低下特性に基づいて、洗浄力が大凡80%に低下(S10)するまでの時間T12を(例えば、3分)としている。
粉末洗剤のときは、叩き洗いを開始(T0)してから計時手段22bによって予め設定された時間(T11)が経過すると、水槽3内の洗濯水を排水し、液体洗剤のときは、叩き洗いを開始(T0)してから計時手段22bによって予め設定された時間(T12)が経過すると、水槽3内の洗濯水を排水する。
これにより、洗剤の形態に併せた予想洗浄力低下特性に基づいて、汚れた洗濯水の排水を的確に行うことが可能となり、洗剤の形態に応じて洗剤の洗浄力が高い状態で衣類を効果的に洗うことができる。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、衣類への汚れの再付着を抑え、繰り返し洗濯を行った後も衣類の黒ずみや黄ばみを抑えることができるので、ドラム式洗濯機として有用である。
3 水槽
4 ドラム
9 モータ
10 給水弁(給水手段)
15 排水弁(排水手段)
22 制御手段
22a 記憶手段
22b 計時手段
26 水温検知手段

Claims (5)

  1. 水槽内に回転可能に設けたドラムと、
    前記ドラムを回転駆動するモータと、
    前記水槽内に洗濯水を給水する給水手段と、
    前記水槽内の洗濯水を排水する排水手段と、
    給水された水の温度を検知する水温検知手段と、
    前記ドラムを回転させながら洗剤を溶解させた洗濯水で洗濯物の汚れを除去する洗い工程、および、すすぎ、脱水等の各工程を逐次制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    少なくとも洗濯水の温度条件を含み、前記洗い工程における洗剤の洗浄能力のレベルを経時的に予想した予想洗浄力低下特性を記憶する記憶手段と、
    前記洗い工程を開始してから前記予想洗浄力低下特性による所定の洗浄力に低下するまでの時間を計時し、前記時間が経過したことを出力する計時手段とを有し、前記洗い工程を実行するときに前記水温検知手段で検知した水温に応じた前記予想洗浄力低下特性を設定するとともに、
    前記計時手段の出力に基づいて、前記水槽内の洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗濯水による洗い工程を実行するようにした
    ドラム式洗濯機。
  2. 前記制御手段は、
    前記計時手段の出力に基づいて、前記水槽内の洗濯水を排水し、新たに洗剤を溶解させた洗濯水による洗い工程を複数回実行するようにした
    請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 投入された洗剤が粉末洗剤であるか液体洗剤であるかを判別する洗剤判別手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記洗剤判別手段の出力に応じて前記計時手段の出力を補正するようにした
    請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
  4. 洗濯水に洗剤を供給する洗剤投入装置を備え、
    前記制御手段は、
    前記計時手段の出力に基づいて実行する洗い工程において、2回目以降の洗剤投入量を1回目の洗剤投入量より少なくした
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記制御手段は、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗い工程を実行する黒ずみ対応コースと、
    最初に給水された洗濯水で洗い工程を所定時間実行する標準コースを有し、
    前記黒ずみ対応コースは、洗い工程における給水工程と排水工程を除く撹拌工程の総時間が、前記標準コースで設定された洗い工程における撹拌工程の所定時間が経過すると洗い工程を終了するようにした
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
JP2013237620A 2013-11-18 2013-11-18 ドラム式洗濯機 Active JP6259996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237620A JP6259996B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 ドラム式洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237620A JP6259996B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 ドラム式洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015097558A JP2015097558A (ja) 2015-05-28
JP6259996B2 true JP6259996B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=53374624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013237620A Active JP6259996B2 (ja) 2013-11-18 2013-11-18 ドラム式洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6259996B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6706735B2 (ja) * 2016-09-27 2020-06-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11276766A (ja) * 1998-03-31 1999-10-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JP2001204986A (ja) * 2000-01-31 2001-07-31 Toshiba Corp 洗濯機及び洗濯方法
JP2007167544A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Toshiba Corp 洗濯機
JP5012237B2 (ja) * 2007-06-13 2012-08-29 パナソニック株式会社 洗濯機およびそのプログラム
US20100251780A1 (en) * 2007-11-20 2010-10-07 Lg Electronics Inc. Laundry Treatment Machine And A Sensor For Sensing the Quality of Water Therefor
JP5577657B2 (ja) * 2009-09-09 2014-08-27 パナソニック株式会社 洗濯機
JP2012090829A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Panasonic Corp ドラム式洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015097558A (ja) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011007540A1 (ja) 洗濯機
JP2011019607A5 (ja)
JP2018130238A (ja) 洗濯機
JP2018121898A (ja) 洗濯機
JP2018121899A (ja) 洗濯機
WO2016002136A1 (ja) ドラム式洗濯機
JP2015006278A (ja) ドラム式洗濯機
JP2004236704A (ja) ドラム式洗濯機
JP6259996B2 (ja) ドラム式洗濯機
WO2016056175A1 (ja) ドラム式洗濯機
JP2018114212A (ja) 洗濯機
JP2017055890A (ja) ドラム式洗濯機
JP6259995B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2016073417A (ja) ドラム式洗濯機
JP2012130813A (ja) 洗濯機
JP6040091B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP7113213B2 (ja) 洗濯機
JP2011041586A (ja) 洗濯機
JP2009226036A (ja) 洗濯機
KR101447150B1 (ko) 세탁기 및 그 헹굼 제어방법
JP2012130812A (ja) 洗濯機
JP2018134139A (ja) 洗濯機
JP6572438B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP7457894B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2015156993A (ja) ドラム式洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171113

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6259996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151