JP6259940B1 - 院内手洗い管理システム - Google Patents

院内手洗い管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6259940B1
JP6259940B1 JP2017080085A JP2017080085A JP6259940B1 JP 6259940 B1 JP6259940 B1 JP 6259940B1 JP 2017080085 A JP2017080085 A JP 2017080085A JP 2017080085 A JP2017080085 A JP 2017080085A JP 6259940 B1 JP6259940 B1 JP 6259940B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
hospital
communication device
relay
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017080085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018180960A (ja
Inventor
公一 泉川
公一 泉川
秀明 木原
秀明 木原
穂積 松本
穂積 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUDO GIKEN INDUSTRY CO.,LTD.
Nagasaki University
Original Assignee
FUDO GIKEN INDUSTRY CO.,LTD.
Nagasaki University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUDO GIKEN INDUSTRY CO.,LTD., Nagasaki University filed Critical FUDO GIKEN INDUSTRY CO.,LTD.
Priority to JP2017080085A priority Critical patent/JP6259940B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6259940B1 publication Critical patent/JP6259940B1/ja
Publication of JP2018180960A publication Critical patent/JP2018180960A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

【課題】「だれが」「どこで」「いつ」手指消毒を実施したかという情報を自動的に収集することができ、より効果的に院内感染の予防、防止に資することができる技術を提供する。【解決手段】手洗い管理のための装置は、押圧することによりポンプ機構により吐出ノズル3から消毒用アルコールを吐出させるノズルヘッド4を備えた消毒用アルコールボトルに取り付けられるものであり、押し子6と、押し子6による押圧力を検知する感圧センサ7と、少なくとも感圧センサ7が検知した押し子6による押圧値を送信する無線送(受)機能を有する通信機8を有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、院内感染の予防に好適な手洗い管理のための院内手洗い管理システムに関するものである。
院内感染の原因菌となるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)等は、健康な人の鼻や口にもみられる常在菌であり、健常者は過度の不安は不要であるが、高齢者や手術後の免疫力の低下した患者では発症しやすく、命の危険もある恐ろしい病気を引き起こすおそれがある。
感染経路は、感染している患者の接触感染、医療従業者を媒介とした感染、空気感染等が挙げられるが、ほとんどが手指を介して伝染するので、多くの患者と接する機会のある医療従事者が感染経路になってしまう場合が多いと考えられている。
病院内で発生する院内感染を防ぐためには、病室への入退室時、医療従事者が患者へ触れる前後、医療器材に触れる前、汚物処理後等のタイミングで手指消毒を順守することが重要であるとされている。
一方で、手指消毒は医療従事者各個人の意識にまかせられているものであるため、感染に対する意識が低ければ、うっかり忘れ等が生じやすいという問題がある。
現状の手指消毒の調査方法としては以下のようなものが挙げられる。
(1) 現状の消毒用アルコールの使用量を目視でメモリを読み記録する。
(2) 薬局からの払い出し量を記録する。
(3) 自己申告で手指消毒の回数を報告させる。
(4) 目視で使用状況を監視する。
しかし、これらの調査方法には次のような問題点がある。
(1) 本来実施すべき回数が何回で、誰の手指消毒回数が多いのか、適当であるのか、少ないのかがわからない。
(2) 実際の消毒用アルコールの使用量と自己申告の回数から算出した使用量が合わない。
(3) 直接監視したり、消毒用アルコールの使用量を手動で記録したりするため手間がかかる。また、集計に時間もかかり、24時間監視することも現実的ではない。
そこで、「いつ」「どこで」「だれが」手指消毒を実施したかという情報が自動で得られれば、手指消毒の情報収集にかかる手間を削減でき、より効果的な教育を実施するためのバックデータともなる。また、それにより1患者あたりの手指消毒剤の使用量を増加させ、院内感染の低減につながると考えられている。
人の手に寄らない先行技術として、RFID(radio frequency identifier)という無線通信技術を用いて、手首などに巻いたRFIDが挿入されたバンドから手洗い(手指消毒)に要した時間などを記録する技術が提案されている(特許文献1)。この技術では、医療従事者が、手洗いの開始前と手洗いの終了後の2回、RFIDタグをRFIDリーダで読み込ませ、手洗いに要した時間を記録するようになっている。
しかしながら、RFIDを用いる技術では、手首にバンドを巻かなければならず衛生的にも問題があるとともに、手指消毒の開始と終了のタイミングで医療従事者がRFIDリーダに読み取らせる動作をする必要があるので、煩わしさや読み込み忘れなどの問題がある。
特開2015−153084号公報
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解消し、「だれが」「どこで」「いつ」手指消毒を実施したかという情報を自動的に収集することができ、より効果的に院内感染の予防、防止に資することができる、手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルを用いた院内手洗い管理システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明によれば、第1に、
内部に消毒用アルコールを収容する容器部と、前記容器部の上部に取り付けられ、吐出ノズルを有し、押圧することによりポンプ機構により前記吐出ノズルから消毒用アルコールを吐出させるノズルヘッドとを備えた消毒用アルコールボトルに、押圧力を検知する感圧センサと、少なくとも前記感圧センサが検知した押圧値を自身の通信機IDとともに送信する無線送信機能若しくは無線送受信機能を有する通信機と、前記通信機に電力を供給するための小型電源とが筐体内に設けられた手洗い管理のための装置を着脱可能に装着された手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルを院内の所定の場所に配置し、
前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルの前記通信機と通信可能な範囲に送受信機能を有する中継機を設置し、
前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルの使用者に個人IDを一定の時間間隔で送信する個人ID送信機を携帯させ、
前記通信機により前記個人ID送信機から個人IDを受信し、
前記中継機は、前記通信機から個人IDと通信機IDと押圧値を受信して、これらの情報を中継機固有の中継機IDとともに院内サーバーに送信し、
前記院内サーバーは、前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルによる手洗い情報を集計するプログラムを備え、前記中継機から受信した個人ID及び押圧値と、前記院内サーバーが有する個人情報及び予め定めておいた押圧設定値とをそれぞれ比較し、個人別に前記ノズルヘッドがプッシュされていない、プッシュされたが不十分、又は十分にプッシュされたことを判断し、また中継機IDと前記院内サーバーが内部に持っている中継機の位置情報とを比較し、場所を特定し、それらの結果を記録装置に記録させることを特徴とする院内手洗い管理システムが提供される
第2に、
内部に消毒用アルコールを収容する容器部と、前記容器部の上部に取り付けられ、吐出ノズルを有し、押圧することによりポンプ機構により前記吐出ノズルから消毒用アルコールを吐出させるノズルヘッドとを備えた消毒用アルコールボトルに、押圧力を検知する感圧センサと、少なくとも前記感圧センサが検知した押圧値を自身の通信機IDとともに送信する無線送信機能若しくは無線送受信機能を有する通信機と、前記通信機に電力を供給するための小型電源とが筐体内に設けられた手洗い管理のための装置を着脱可能に装着された手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルをその使用者に携帯させ、
送受信機能を有する複数の中継機をそれぞれ所定の場所に設置し、
前記通信機は最も近い場所にある中継機に通信機IDと押圧値を送信し、
前記中継機は通信機IDと中継機IDと押圧値を院内サーバーに送信し、
前記院内サーバーは、前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルによる手洗い情報を集計するプログラムを備え、前記中継機から受信した通信機ID及び押圧値と、前記院内サーバーが有する前記通信機に対応する個人情報及び予め定めておいた押圧設定値とをそれぞれ比較し、個人別に前記ノズルヘッドがプッシュされていない、プッシュされたが不十分、又は十分にプッシュされたことを判断し、また中継機IDと前記院内サーバーが内部に持っている中継機の位置情報とを比較し、場所を特定し、それらの結果を記録装置に記録させることを特徴とする院内手洗い管理システムが提供される。
本発明によれば、前記構成を採用したので、「だれが」「どこで」「いつ」手指消毒を実施したかという情報を自動的に収集することができ、より効果的に院内感染の予防、防止を行うことができる。
また、手指消毒の管理者は、手指消毒が十分であったか、入退室時に手指消毒が行われたか、といった情報を、手間を掛けずに集計記録でき、これらの記録を利用することで手指消毒の順守率の向上が期待できる。
本発明の院内手洗い管理システムに用いる手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトル全体を示す斜視図である。 本発明の院内手洗い管理システムに用いる手洗い管理装置の装着状態を示す斜視図である。 本発明の院内手洗い管理システムに用いる手洗い管理装置の断面図である。 一方のハーフ筐体部を示す斜視図である。 押し子を斜め上から満たす図である。 押し子を図5の状態から上下逆にして見た図である。 感圧センサを示す図である。 通信機の表側を示す図である。 通信機の裏側とボタン型電池を示す図である。 本発明の手洗い管理装置が装着された設置型の消毒用アルコールボトルを用いた院内手洗い管理システムのイメージ図である。 本発明の手洗い管理装置が装着された携帯型の消毒用アルコールボトルを用いた院内手洗い管理システムのイメージ図である。 院内サーバーの構成例を模式的に示すブロック図である。 押し子の押圧力(プッシュ力)とノズルヘッドのストロークの関係を示す図である。
以下、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明するが、本発明はこの実施形態に限定
されるものではない。ここで説明する院内手洗い管理システムに用いる手洗管理のための装置は消毒用アルコールボトルのノズルヘッドに取り付けた筐体内に各部が設けられるものであるが、これは一例であり、ノズルヘッドに剥離可能に貼着される形態等とすることができる。また、本発明の院内手洗い管理システムに用いる手洗い管理のための装置は消毒用アルコールボトルの形状に応じてその形態を変更することができる。
病院内には、大きく分けて病室の入口などに設置される設置型の速乾性アルコール手指衛生剤ボトルと看護師などがポシェットなどに入れて携帯する携帯型の速乾性アルコール手指衛生剤ボトルの2種類がある。本発明の院内手洗い管理システムに用いる手洗い管理のための装置は、いずれの種類の消毒用アルコールボトルにも適用することができる。本発明の院内手洗い管理システムに用いる手洗い管理のための装置を取り付けた消毒用アルコールボトルは院内感染防止・予防のための院内手洗い管理システムに好適に使用されるものである。
図1は本発明の院内手洗い管理システムに用いる手洗い管理のための装置を取り付けた消毒用アルコールボトル全体を示す斜視図、図2は上記手洗い管理のための装置の装着状態を拡大して示す斜視図、図3は上記手洗い管理のための装置の断面図である。
図1において、1は内部に消毒用アルコールを収容するアルコールボトル本体であり、その上部にはヘッド部2が設けられている。3は吐出ノズルである。
ヘッド部2は、図3に示すように、ノズルヘッド4と、下側がノズルヘッド4の周囲を囲むように設けられる筐体5と、筐体5内に設けられる押し子6、感圧センサ7、通信機8、ボタン型電池9から構成される。
ノズルヘッド4は図示しないポンプ機構に連結されており、ノズルヘッド4が押圧されることにより、アルコールボトル本体1内に収容されている消毒用アルコールを吸い上げて、ノズルヘッド4の吐出ノズル3からアルコールを吐出させるようになっている。このノズルヘッド4とアルコールボトル本体1とポンプ機構からなる構成は従来公知のものと同様である。
本発明の院内手洗い管理システムに用いる手洗い管理のための装置は、従来の消毒用アルコールボトルのノズルヘッドに、筐体5、押し子6、感圧センサ7、通信機(無線送信機若しくは無線送受信機)8及びボタン型電池9を付加した構成を特徴としている。ここでは、通信機8に電力を供給するための小型電源として、ボタン型電池を用いているが、これに限定されるものではない。また、小型電源の形状は円板状だけではなく、任意の形状とすることができる。
筐体5は、第1ハーフ筐体部5Aと第2ハーフ筐体部5Bからなり、これらのハーフ筐体部5A、5Bが組み合わって筐体5全体が構成されている。図4に一方のハーフ筐体部を示す。筐体5は上面に開口5aを有し、内側に向けて環状のフランジ部5bが設けられ、第1の空間部5cが形成されている。第1の空間部5c内には、押し子6の外側に向けて形成されたフランジ部6aが収容され、この押し子6のフランジ部6aと筐体5のフランジ部5bが当接するようになっている。押し子6の上側部分は、図3に示すように、開口5aから若干突出している。第1の空間部5cに臨んで一定厚みの第1の仕切り部5dが設けられ、第1の仕切り部5dの上面側には感圧センサ7を収容する凹部5eが形成され、押し子6の底面側の凸部6bが感圧センサ7と接するようになっている。第1の仕切り部5dの下側には第2の仕切り部5fとで形成された第2の空間部5gが形成され、第2の空間部5g内にはボタン型電池9が装着された通信機8が取り付けられている。筐体5の下方の環状壁5hはノズルヘッド4に嵌合固定されている。
図5は押し子6を斜め上から見た図、図6は押し子6を図5の状態から上下逆にして見た図である。感圧センサ7は、図7に示すように円板状となっており、押し子6が押されたときの押圧力を検知する。なお、感圧センサの形状は必ずしも円板状でなくても他の形状であってもよい。通信機8は無線機であり、感圧センサ7の出力とはリード線7aで電気的に接続されている。図8に通信機8の表側を、図9の左の図に通信機8の裏側を示す。通信機8はとしてはBluetooth(登録商標)規格等の無線送信機能若しくは無線送受信機能を有しており、図示しないBluetooth(登録商標)規格、wifi(登録商標)規格、zigbee(登録商標)規格等の無線送受信機能を有する中継機に押圧値等を送信、あるいは個人ID送信機からの個人ID等の受信ができるようになっている。また、通信機8の裏側には図9の右側に示す、通信機8に電力を供給するためのボタン型電池9を収容できるようになっている。
次に、上記消毒用アルコールボトルを用いた院内手洗い管理システムについて説明する。
図10は、病室の入口に設置される設置型の消毒用アルコールボトル10を用いた院内手洗い管理システムのイメージ図である。11は手洗いを行おうとする医療従事者(使用者)、12は中継機である。
この場合、医療従事者には、ネームカードホルダなどに、例えば特定の時間間隔で個人IDを送信する個人ID通信機を装着させる。
また、手洗い(手指消毒)を行う場所の近く(通信機8と通信可能な範囲)に中継機12を配置する。この中継機12は、図示しない院内サーバーと通信を行う送信機能と、消毒用アルコールボトル10の通信機8から押し子6の押圧により感圧センサ7が検知した押圧値の情報や個人IDを受け取り、中継機固有の中継機IDとともに院内サーバーに送信する送信機能と、通信制御を行うための制御プログラムを有している。中継機IDは中継機12の位置情報を含んでいる。中継機12と院内サーバーの通信は無線でもよいし有線でもよい。
図12は、院内サーバー20の構成を模式的に示す図であり、入力部21、処理部22、主記憶装置23、大容量記憶装置24及び出力部25を備えており、これら各部はバス26により接続されている。入力部21は、院内に設けられた各中継機12と通信を行うとともに、データ処理等に必要な各種情報を入力することができるようになっている。処理部22は、通常のコンピュータのCPUとしての処理の他、主記憶装置23に格納された手洗い処理集計アプリケーションプログラムにより、入力部21が受け取った押し子6の押圧値から、消毒用アルコールボトル10のノズルヘッド4がプッシュされていない、プッシュされたが不十分、又は十分プッシュされたことを判断するようになっており、また、入力部21が受け取った個人IDと医療関係者等の個人情報を比較して、使用者等のデータを得ることができるようになっている。さらに、入力部21が受け取った中継機IDと院内サーバー20が内部に持っている中継機の位置情報と比較して、場所を特定できるようになっている。図13に、押し子6の押圧力(プッシュ力)とノズルヘッド4のストロークの関係を示す。押圧力(プッシュ力)の大きさにより図のようにプッシュの状況が判断される。大容量記憶装置24は、内蔵あるいは外付けのハードディスク装置や、DVD装置等、大容量データであり、手洗い処理管理に必要なデータや各種データを記憶する。出力部25は、ディスプレイのような画面出力あるいはプリンター等の印刷出力等ができるものである。
次に、上記システムによる動作を説明する。
先ず、医療従事者は、個人ID送信機をネームカードホルダに装着しておく。手洗いを行おうとする医療従事者11により消毒用アルコールボトル10のヘッド部2の押し子6(ノズルヘッド4)がプッシュされた際に、通信機8は個人ID送信機が送信する個人IDを読み取る。また、その医療従事者11が消毒用アルコールボトル10の押し子6を押圧して、手指を洗うと、その押圧力は感圧センサ7で検知され、その押圧値は電気信号に変換され、通信機8に送られる。通信機8は押圧値とその通信機IDと個人IDを中継機12に無線送信する。中継機12は、受け取ったこれらの情報を、中継機固有の中継機IDとともに院内サーバー20に送信する。院内サーバー20の入力部21はそれらの情報を受け取り、処理部22が予め定めておいた押圧設定値を基に消毒用アルコールボトル10のノズルヘッド4がプッシュされていない、プッシュされたが不十分、又は十分プッシュされたか判断するとともに、個人IDと該院内サーバー20が有する個人情報を比較し、使用者を特定し、また中継機IDと院内サーバー20が内部に持っている中継機の位置情報を比較することで場所を特定する。そして、処理部22はその判断結果と位置情報と個人情報を大容量記憶装置24に記憶させる。以上のようにして手洗い情報が蓄積され、手洗いの状況が管理される。
図11は、医療従事者11が持ち運ぶ携帯型の消毒用アルコールボトル10を用いた院内手洗い管理システムにおける図10と同様なイメージ図である。ここでは院内の廊下の適所に複数の中継機12が配置されているが、病室内にも設置してもよい。
医療従事者11が消毒用アルコールボトル10の押し子6を押圧して、手指を洗うと、その押圧力は感圧センサ7で検知され、その押圧値は電気信号に変換され、通信機IDとともに最も近い中継機12に送信され、中継機12は受け取った押圧値と通信機IDと中継機IDを院内サーバー20に送信する。以下、上記と同様に手洗い情報の処理が行われ、手洗いの状況が管理される。
上記の実施形態のシステムによれば、手指消毒の実施者は、特別の意識をすることなく手指消毒の情報を記録することができ、手指消毒の管理者は(1) 手指消毒が十分であったか、(2) 入退室時に手指消毒を行ったか、といった情報をより正確に手間を掛けずに集計することが可能になる。これらの記録を利用することで手指消毒の順守率の向上が期待できる。さらに、院内の人の動線がわかることで、感染アウトブレイク時の後追い調査も可能になる。
1 アルコールボトル本体
2 ヘッド部
3 吐出ノズル
4 ノズルヘッド
5 筐体
6 押し子
7 感圧センサ
8 通信機
9 ボタン型電池
10 消毒用アルコールボトル
11 医療従事者(使用者)
12 中継機
20 院内サーバー
21 入力部
22 処理部
23 主記憶装置
24 大容量記憶装置
25 出力部

Claims (2)

  1. 内部に消毒用アルコールを収容する容器部と、前記容器部の上部に取り付けられ、吐出ノズルを有し、押圧することによりポンプ機構により前記吐出ノズルから消毒用アルコールを吐出させるノズルヘッドとを備えた消毒用アルコールボトルに、押圧力を検知する感圧センサと、少なくとも前記感圧センサが検知した押圧値を自身の通信機IDとともに送信する無線送信機能若しくは無線送受信機能を有する通信機と、前記通信機に電力を供給するための小型電源とが筐体内に設けられた手洗い管理のための装置を着脱可能に装着された手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルを院内の所定の場所に配置し、
    前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルの前記通信機と通信可能な範囲に送受信機能を有する中継機を設置し、
    前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルの使用者に個人IDを一定の時間間隔で送信する個人ID送信機を携帯させ、
    前記通信機により前記個人ID送信機から個人IDを受信し、
    前記中継機は、前記通信機から個人IDと通信機IDと押圧値を受信して、これらの情報を中継機固有の中継機IDとともに院内サーバーに送信し、
    前記院内サーバーは、前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルによる手洗い情報を集計するプログラムを備え、前記中継機から受信した個人ID及び押圧値と、前記院内サーバーが有する個人情報及び予め定めておいた押圧設定値とをそれぞれ比較し、個人別に前記ノズルヘッドがプッシュされていない、プッシュされたが不十分、又は十分にプッシュされたことを判断し、また中継機IDと前記院内サーバーが内部に持っている中継機の位置情報とを比較し、場所を特定し、それらの結果を記録装置に記録させることを特徴とする院内手洗い管理システム。
  2. 内部に消毒用アルコールを収容する容器部と、前記容器部の上部に取り付けられ、吐出ノズルを有し、押圧することによりポンプ機構により前記吐出ノズルから消毒用アルコールを吐出させるノズルヘッドとを備えた消毒用アルコールボトルに、押圧力を検知する感圧センサと、少なくとも前記感圧センサが検知した押圧値を自身の通信機IDとともに送信する無線送信機能若しくは無線送受信機能を有する通信機と、前記通信機に電力を供給するための小型電源とが筐体内に設けられた手洗い管理のための装置を着脱可能に装着された手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルをその使用者に携帯させ、
    送受信機能を有する複数の中継機をそれぞれ所定の場所に設置し、
    前記通信機は最も近い場所にある中継機に通信機IDと押圧値を送信し、
    前記中継機は通信機IDと中継機IDと押圧値を院内サーバーに送信し、
    前記院内サーバーは、前記手洗い管理装置付き消毒用アルコールボトルによる手洗い情報を集計するプログラムを備え、前記中継機から受信した通信機ID及び押圧値と、前記院内サーバーが有する前記通信機に対応する個人情報及び予め定めておいた押圧設定値とをそれぞれ比較し、個人別に前記ノズルヘッドがプッシュされていない、プッシュされたが不十分、又は十分にプッシュされたことを判断し、また中継機IDと前記院内サーバーが内部に持っている中継機の位置情報とを比較し、場所を特定し、それらの結果を記録装置に記録させることを特徴とする院内手洗い管理システム。
JP2017080085A 2017-04-13 2017-04-13 院内手洗い管理システム Active JP6259940B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017080085A JP6259940B1 (ja) 2017-04-13 2017-04-13 院内手洗い管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017080085A JP6259940B1 (ja) 2017-04-13 2017-04-13 院内手洗い管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6259940B1 true JP6259940B1 (ja) 2018-01-10
JP2018180960A JP2018180960A (ja) 2018-11-15

Family

ID=60940146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017080085A Active JP6259940B1 (ja) 2017-04-13 2017-04-13 院内手洗い管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6259940B1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108056694A (zh) * 2018-01-15 2018-05-22 北京风语智格物联科技有限公司 一种液瓶排液装置
JP2019126513A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 株式会社ケアコム 手指衛生行動検出装置および手指衛生システム
JP2020057303A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 株式会社ケアコム 手指衛生行動検出システム
JP2020065743A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 株式会社ケアコム 吐出操作検出装置および管理システム
JP2020071609A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社ケアコム 手指衛生管理システム
JP2020080910A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 株式会社ケアコム 吐出操作検出装置および手指衛生管理システム
JP7352950B2 (ja) 2019-10-25 2023-09-29 株式会社ケアコム 手指衛生行動検出システム
CN117338432A (zh) * 2023-11-02 2024-01-05 广州灵云医疗科技有限公司 一种手术用辅助置管机器人

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6504205B2 (ja) * 2017-06-09 2019-04-24 株式会社ゴビ 通信ボタンとそれを使用した通信システム
JP7127828B2 (ja) * 2018-12-05 2022-08-30 株式会社ケアコム 手指衛生管理システム
JP7467238B2 (ja) 2020-05-29 2024-04-15 マクセル株式会社 洗浄媒体供給装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061156A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Tohoku Univ 消毒実績把握システム
JP2007061157A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Tohoku Univ 消毒実績把握システム
JP2008027436A (ja) * 2006-06-29 2008-02-07 Ethicon Inc 手指洗浄遵守システム
JP2008176766A (ja) * 2006-10-13 2008-07-31 Allegheny-Singer Research Inst 手指衛生の遵守を監視する方法及びシステム
JP2011194108A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ポット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061156A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Tohoku Univ 消毒実績把握システム
JP2007061157A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Tohoku Univ 消毒実績把握システム
JP2008027436A (ja) * 2006-06-29 2008-02-07 Ethicon Inc 手指洗浄遵守システム
JP2008176766A (ja) * 2006-10-13 2008-07-31 Allegheny-Singer Research Inst 手指衛生の遵守を監視する方法及びシステム
JP2011194108A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ポット

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108056694A (zh) * 2018-01-15 2018-05-22 北京风语智格物联科技有限公司 一种液瓶排液装置
JP2019126513A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 株式会社ケアコム 手指衛生行動検出装置および手指衛生システム
JP7121989B2 (ja) 2018-10-04 2022-08-19 株式会社ケアコム 手指衛生行動検出システム
JP2020057303A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 株式会社ケアコム 手指衛生行動検出システム
JP2020065743A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 株式会社ケアコム 吐出操作検出装置および管理システム
JP7109002B2 (ja) 2018-10-25 2022-07-29 株式会社ケアコム 吐出操作検出装置および管理システム
JP7081766B2 (ja) 2018-10-30 2022-06-07 株式会社ケアコム 手指衛生管理システム
JP2020071609A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社ケアコム 手指衛生管理システム
JP2020080910A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 株式会社ケアコム 吐出操作検出装置および手指衛生管理システム
JP7089243B2 (ja) 2018-11-15 2022-06-22 株式会社ケアコム 吐出操作検出装置および手指衛生管理システム
JP7352950B2 (ja) 2019-10-25 2023-09-29 株式会社ケアコム 手指衛生行動検出システム
CN117338432A (zh) * 2023-11-02 2024-01-05 广州灵云医疗科技有限公司 一种手术用辅助置管机器人
CN117338432B (zh) * 2023-11-02 2024-03-01 广州灵云医疗科技有限公司 一种手术用辅助置管机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018180960A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6259940B1 (ja) 院内手洗い管理システム
US7605704B2 (en) RF controlled devices to increase compliance with handwashing protocols
US9959742B2 (en) Liability intervention logistical innovation system and method
US9990827B2 (en) Wireless patient care system and method
US8212653B1 (en) Protected zone system
US9111435B2 (en) Reducing medical error
US8795438B2 (en) Stethoscope disinfection monitoring and reporting system
US9613519B2 (en) Tracking system for hand hygiene
KR101759695B1 (ko) 데이터 캡쳐 및 관리 시스템
US20130262034A1 (en) Hand hygiene tracking system
WO2018081598A1 (en) Hand hygiene system
US20150221208A1 (en) Sanitation Dispenser System and Program
WO2013151935A1 (en) Hand hygiene tracking system
KR20110001980A (ko) 위생준수모니터링시스템
JP2018067082A (ja) 手指衛生行動検出システム
KR20170114833A (ko) 손 세정 모니터링 시스템 및 모니터링 방법
JP2020071609A (ja) 手指衛生管理システム
JP7121989B2 (ja) 手指衛生行動検出システム
JP7079083B2 (ja) 手指消毒実施モニタリングシステム
JP7127828B2 (ja) 手指衛生管理システム
JP7109002B2 (ja) 吐出操作検出装置および管理システム
JP7089243B2 (ja) 吐出操作検出装置および手指衛生管理システム
JP6504205B2 (ja) 通信ボタンとそれを使用した通信システム
KR20170121611A (ko) 웨어러블기기를 이용한 독거노인 관리 시스템
CN103239174A (zh) 带有信息记录的手卫生消毒机

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6259940

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250