JP2007061156A - 消毒実績把握システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 各被管理者の消毒実績を簡便に把握できるようにすること。
【解決手段】 吐出操作により消毒液剤を吐出するように壁面に設置された消毒液剤ディスペンサユニット1と、被管理者が消毒を実施した消毒実績の情報が記憶された記憶媒体2とから成り、前記消毒液剤ディスペンサユニット1は、吐出操作を検知する吐出操作検知手段42と、該吐出操作の検知に基づいて吐出操作を行う際に被管理者が存在することとなる所定領域に対して、吐出完了信号を乗調した所定周波数の電磁波を集中的に送信する吐出完了信号送信手段41、26とを備え、前記記憶媒体2は、受信した電磁波から復調された吐出完了信号に基づいて消毒実績情報記憶部56に記憶されている消毒実績の情報を更新する更新手段55を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、医療機関や飲食店等において、医療従事者や店員等の被管理者が消毒液剤にて消毒を実施した消毒実績を把握するための消毒実績把握システムに関する。
近年、院内感染や細菌性の食中毒等を防止するために、医療従事者や飲食店の店員などは、その手指の消毒や手洗いの重要性が再認識されており、これら手指の消毒や手洗いを行うために、内在する所定量の消毒液剤を吐出する消毒液剤ディスペンサユニットが、例えば医療機関の廊下の壁面や、飲食店の厨房の出入り口の壁面等に多数設置されている。
一方、医療従事者や飲食店の店員等にあっては、多忙である場合や、人によっては多忙でなくてもこれらの消毒や手洗いを面倒がる人もいるのが実状であり、院内感染や細菌性の食中毒等の防止のために、これら医療従事者や店員等の被管理者に、IDカードやIDタグを配布して、手洗い装置においてこれらIDカードやIDタグを読みとって、各被管理者が良好に手洗いをしているか否かを把握できるシステムや設備が提案されている(例えば特許文献1、2参照)
特開2001−292918号公報 特表2002−511923号広報
しかしながら、特許文献1や特許文献2の手洗いを管理する装置や設備にあっては、手洗いを実施する店員のIDをバーコードやIDタグやIDカードから読みとって装置側にて記憶するものであり、これらの装置を前述の病院等に適用する場合には、消毒や手洗いを実施する多数の場所にこれらの装置を設置して、各装置から読みとったIDのデータを回収しなければならず大変となる一方、仮に、これらのデータを通信にて収集する場合には、強力な電磁波の規制のある病院では、各装置との通信を行うための通信ケーブル等を施設する必要があり、比較的大きな設備コストが必要となってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、医療従事者や店員等の各被管理者の消毒実績を、消毒実績データの回収の手間や大規模な設備コストを伴うことなく、簡便に把握することのできる消毒実績把握システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の消毒実績把握システムは、
被管理者の吐出操作により、内在する所定量の消毒液剤を吐出部から吐出するように壁面に設置された消毒液剤ディスペンサユニットと、被管理者が該消毒液剤ディスペンサユニットより吐出された前記消毒液剤にて消毒を実施した消毒実績を特定可能な消毒実績情報が読み出し可能に記憶される該被管理者が携行可能とされた記憶媒体とから成り、各被管理者の消毒実績を把握するための消毒実績把握システムであって、
前記消毒液剤ディスペンサユニットは、前記吐出操作がなされたことを検知する吐出操作検知手段と、該吐出操作検知手段による吐出操作の検知に基づいて当該消毒液剤ディスペンサユニットが設置された壁面に臨む領域の内、前記吐出操作を行う際に被管理者が存在することとなる所定領域に対して、所定量の消毒液剤を吐出したことを示す吐出完了信号を乗調した所定周波数の電磁波を集中的に送信する吐出完了信号送信手段とを備え、
前記記憶媒体は、前記消毒実績情報を外部から読み出し可能に記憶するための消毒実績情報記憶部と、前記吐出完了信号送信手段から送信される吐出完了信号が乗調された電磁波を受信して当該吐出完了信号を復調する吐出完了信号受信手段と、該吐出完了信号受信手段にて復調された吐出完了信号に基づいて前記消毒実績情報記憶部に記憶されている消毒実績情報を更新する更新手段とを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、被管理者が吐出操作を実施することにより、消毒液剤ディスペンサユニットから吐出完了信号が送信されることで、該吐出操作を行った被管理者が携行する記憶媒体に記憶されている消毒実績情報が更新されるようになるので、各被管理者の消毒実績を、各消毒液剤ディスペンサユニットに出向いて収集することなく、且つ、これら各消毒液剤ディスペンサユニットと管理コンピュータ等との通信設備等を設けることなく、当該各被管理者が携行する記憶媒体に記憶されている消毒実績情報から簡便に把握できるとともに、該各被管理者以外の被管理者が消毒液剤ディスペンサユニットの周囲に存在する場合においても、被管理者が吐出操作において存在することとなる所定領域に集中的に吐出完了信号が送信されるので、吐出操作を実施した被管理者以外の被管理者が携行する記憶媒体の消毒実績情報が更新されてしまうことを極力低減でき、より正確な消毒実績を把握することができる。
本発明の請求項2に記載の消毒実績把握システムは、請求項1に記載の消毒実績把握システムであって、
前記更新手段により前記消毒実績情報が更新されたことを被管理者に報知する更新報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、被管理者は、消毒実績情報が確実に更新されたことを認識できる。
本発明の請求項3に記載の消毒実績把握システムは、請求項1または2に記載の消毒実績把握システムであって、
その時点の時刻情報を出力する時計手段を備え、前記更新手段は、前記時計手段から出力されるその時点の時刻情報を含む消毒履歴を前記消毒実績情報に追加更新することを特徴としている。
この特徴によれば、各被管理者の時刻情報を含む消毒履歴を把握することができ、より詳細な指導や対策の指針の作成に、これらの情報を資することができる。
本発明の請求項4に記載の消毒実績把握システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の消毒実績把握システムであって、
前記消毒液剤ディスペンサユニットは、該消毒液剤ディスペンサユニットを識別可能とするために固有に付与されたユニット識別情報を記憶するためのユニット識別情報記憶部を備え、該ユニット識別情報記憶部に記憶されているユニット識別情報を含む前記吐出完了信号が乗調された電磁波を前記吐出完了信号送信手段より送信し、
前記更新手段は、前記吐出完了信号受信手段にて復調された吐出完了信号に含まれるユニット識別情報を含む消毒履歴を前記消毒実績情報に追加更新することを特徴としている。
この特徴によれば、各被管理者が、どの消毒液剤ディスペンサユニットにて消毒を実施しているかを把握することができ、より詳細な指導や対策の指針の作成に、これらの情報を資することができる。
本発明の請求項5に記載の消毒実績把握システムは、請求項1〜4のいずれかに記載の消毒実績把握システムであって、
前記記憶媒体が、被管理者の少なくとも氏名を表記するための表記部と、当該記憶媒体を被管理者の胸部に装着するための装着部とを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、記憶媒体をネームプレートとして使用できるので、記憶媒体の携行のし忘れ等を極力低減できるばかりか、吐出操作時において記憶媒体と消毒液剤ディスペンサユニットとの間に人体等が介在することなく、且つその距離がより近接するようになるので、記憶媒体がより確実に吐出完了信号を受信できるようになる。
本発明の請求項6に記載の消毒実績把握システムは、請求項1〜5のいずれかに記載の消毒実績把握システムであって、
前記消毒実績情報記憶部には、前記消毒実績情報とともに当該記憶媒体を携行する被管理者を個々に識別可能な被管理者識別情報が読み出し可能に記憶されていることを特徴としている。
この特徴によれば、消毒実績情報を読み出す際に被管理者識別情報も読み出すことで、読み出した消毒実績情報に基づく消毒実績を管理する際に、消毒実績を行った被管理者の被管理者識別情報を入力する手間を省くことができ、被管理者識別情報の入力間違い等を解消でき、より正確に各被管理者の消毒実績を管理できる。
本発明の請求項7に記載の消毒実績把握システムは、請求項1〜6のいずれかに記載の消毒実績把握システムであって、
前記消毒液剤ディスペンサユニットは、前記吐出操作の回数を積算記憶するための吐出カウンタと、前記内在する消毒液剤の容量を前記所定量にて除した値に基づく前記吐出カウンタの上限値を記憶するための上限値記憶部とを備え、前記吐出完了信号送信手段は前記吐出カウンタのカウンタ値が前記上限値記憶部に記憶されている上限値に達しているときには前記吐出完了信号が乗調された電磁波を送信しないことを特徴としている。
この特徴によれば、吐出カウンタのカウンタ値が上限値に達していて、消毒液剤が吐出されない可能性が高い状態においては、吐出操作が実施されても吐出完了信号が送信されないので、より正確な消毒実績を把握することができる。
本発明の請求項8に記載の消毒実績把握システムは、請求項7に記載の消毒実績把握システムであって、
前記消毒液剤ディスペンサユニットは、前記吐出カウンタのカウンタ値が前記上限値記憶部に記憶されている上限値に達しているときに、当該上限値に達していることを報知する使用限度報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、残存する消毒液剤がない可能性が高い状態である吐出カウンタのカウンタ値が上限値に達していることが報知されることで、消毒液剤の補充等の対応を迅速に実施できる。
本発明の請求項9に記載の消毒実績把握システムは、請求項1〜8のいずれかに記載の消毒実績把握システムであって、
前記消毒液剤ディスペンサユニットは、前記吐出操作検知手段による吐出操作の検知に基づいて、前記所定量の消毒液剤を吐出するための吐出操作が良好に実施されたことを被管理者に報知する操作完了報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、吐出操作が未完了で所定量の消毒液剤が吐出されない状況では報知がなされないので、被管理者はこれら吐出操作が未完了であることを認識でき、正しい吐出操作の実施を被管理者に促すことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。尚、以下の実施例においては、本発明の消毒実績把握システムを医療機関に適用した例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら医療機関以外の飲食店や療養施設等にも適用可能なことは言うまでもない。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例の消毒実績把握システムを構成するネームプレート2と消毒液剤ディスペンサユニット1を示す図である。本実施例の消毒実績把握システムは、医療機関である病院の各病室の入り口近傍の壁面に設置され、消毒液剤の吐出操作がなされたときに内在する消毒液剤を下方に設けられた吐出口16から吐出するとともに、該消毒液剤の吐出操作がなされたときに後述する吐出完了信号を乗調した所定周波数の電波(電磁波)を送信する消毒液剤ディスペンサユニット(以下ディスペンサユニットと略称する)1と、被管理者である医療従事者の胸部に装着され、前記ディスペンサユニット1から送信される前記吐出完了信号が乗調された電波を受信して、該吐出完了信号に含まれる消毒履歴を記憶する本発明における記憶媒体となるネームプレート2とから構成されている。
まず、本実施例に用いたディスペンサユニット1についてまず説明すると、ディスペンサユニット1は、図1並びに図3に示すように、その背面に貼付された図示しない両面テープまたはだるま孔に壁面に突設されたネジ頭が挿入されることで、該壁面の操作し易い所定の高さ位置に架設される。
この本実施例のディスペンサユニット1は、図2に示すような前面に開閉可能な樹脂製の開閉カバー11を備える縦長のボックス状の形状とされており、基台12に対して開閉カバー11がその下方位置に設けられている軸部15を中心に前方側に開閉可能とされているといるとともに、該基台12の背面に前述の両面テープまたはだるま孔が設けられている。
また、開閉カバー11の下部位置には、吐出操作を行うための操作レバー13が設けられているとともに、該操作レバー13の中央部位置には、内蔵する消毒液剤の残量を確認するための透明部材による確認窓14が設けられている。
基台12の開閉カバー側には、消毒液剤が充填された液剤バッグ20を保持するためのホルダ部19が設けられているとともに、その中央部には、該液剤バッグ20に取り付けられて、該液剤バッグ20に充填されている消毒液剤を吐出ノズル17から吐出するための透明素材から成るダイヤフラムポンプ部18を挿通させる挿通部19’が設けられている。
このダイヤフラムポンプ部18は、所定位置となる挿通部19’の下端位置に配置されることで、前記確認窓14に対応する位置に配置されることとなり、該確認窓14を通じて、外部からダイヤフラムポンプ部18内に消毒液剤が残存しているかを確認できるようになっているとともに、この確認窓14の開閉カバー11の内方側は、図4に示すように、その中央部に突部14’が設けられており、操作レバー13が操作されることにより、該突部14’によりダイヤフラムポンプ部18が押されることで、所定量の消毒液剤が、開閉カバー11が閉じられることで、前記吐出口16に臨むようになる吐出ノズル17から吐出されるとともに、該ダイヤフラムポンプ部18が非押圧状態に復帰する際に、該ダイヤフラムポンプ部18内部が負圧となることで、該ダイヤフラムポンプ部18よりも下方となる液剤バッグ20の底部に残存する消毒液剤も、無駄なくダイヤフラムポンプ部18内部に吸引されて吐出ノズル17から吐出されるようになっている。
尚、図4中の28は、開閉カバー11に設けられた係止片27が弾性変形して該係止片27に設けられている係止部が係脱可能とされた係止孔であり、該係止部の係合を解除することで、開閉カバー11を開放できるようになっている。
そして、本実施例の開閉カバー11の内方には、図2並びに図4に示すように、ディスペンサユニット1の各種の機能を提供するための制御基板30が収納された基板ボックス21が設けられているとともに、該基板ボックス21の上方位置には、制御基板30に接続されて前記吐出完了信号が乗調された所定周波数の電波を、図9に示すように、当該ディスペンサユニット1の前方の所定領域に集中して送信するための指向性を有する本発明における指向性送信部となる指向性平面アンテナ26が設けられている。
本実施例の基板ボックス21の下方位置には、前記操作レバー13の可動軸22が設けられているとともに、該可動軸22から導出されて該操作レバー13の動作と連動して動作する作動片23が設けられており、該作動片23に対応する制御基板30上の所定位置には、該作動片23により操作されるマイクロスイッチ42(図6参照)が設けられていて、操作レバー13がほぼ停止する位置まで良好に操作された際に、作動片23がマイクロスイッチ42を押下してマイクロスイッチ42が作動することで(図3参照)、該マイクロスイッチ42の作動信号により操作レバー13が良好に操作されたことが検知できるようになっている。つまりは、作動片23並びにマイクロスイッチ42により、良好な吐出操作がなされたことが検知されており、該作動片23並びにマイクロスイッチ42によって本発明における吐出操作検知手段が形成されている。
この本実施例に用いた制御基板30は、図6に示すような構成とされており、前記指向性平面アンテナ26に接続されて、検波、変復調、クロック抽出など、指向性平面アンテナ26にて送信する吐出完了信号が乗調された所定周波数の電波を生成するとともに、該指向性平面アンテナ26から受信した更新完了通知等のアナログ信号の処理を行うアナログRF部41と、後述する制御マイコン40が実施する制御プログラムをはじめとする各種データが記録される不揮発性メモリであるEEPROMから成るメモリ部43と、その時点の日時情報を出力するためのリアルタイムクロック(RTC)45と、スピーカ47から各種の報知メッセージを音声合成にて出力するための音声合成出力部44と、前記メモリ部43に記憶されている吐出カウンタのカウンタ値が表示される液晶モジュール(LCD−M)24と、前記作動片23により動作されるマイクロスイッチ42と、電池25からの電力を昇圧或いは降圧して各部に供給する電源回路46と、これら各部に接続されて各種の機能を提供するために該各部の動作を制御プログラムに基づいて制御する制御マイコン40とを含む。
本実施例に用いた指向性平面アンテナ26は、平面状であって、前記アナログRF部41にて生成される所定周波数の電波において良好な利得を有するとともに、吐出操作となる操作レバー13の操作を行う際に被管理者である医療従事者が存在することとなる所定領域、具体的には、図9に示すように、指向性平面アンテナ26の前方の正面中心から50〜75度、つまり、指向性平面アンテナ26の前方の60〜120度の角度範囲に、ネームプレート2が受信可能となる所定強度以上の送信電波を集中して送信するような指向性を有している。
このように、本実施例では、指向性平面アンテナ26の指向性の角度範囲を60〜120度としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら角度範囲は、設置場所や利用状況に合わせて適宜に選択すれば良い。
尚、本実施例において指向性平面アンテナ26から送信される電波の出力強度は、これが大きすぎると吐出操作を実施した医療従事者以外のその他の医療従事者が、吐出操作を実施した医療従事者の近傍、例えば背後等にいる場合に、該他の医療従事者が装着しているネームプレート2も吐出完了信号が乗調された電波を受信してしまう可能性が大きくなるので、好ましくは、指向性平面アンテナ26から腕の長さより若干長い距離となる約0.5〜0.8メートルの範囲内に存在するネームプレート2が、電波の受信により動作するような出力強度とすることが好ましい。
また、これら吐出完了信号が乗調される電波の周波数としては、近年のRF−IDシステム等に利用されている135KHzや13.56MHz、900MHz、2.54MHzのいずれでも利用できるが、好適には、省スペース性に優れる平面アンテナ26における利得が大きい等のことから、比較的高周波である13.56MHz、900MHzをより好適に利用することができ、本実施例では13.56MHzを使用している。
また、本実施例に用いたアナログRF部41は、図7に示す各種の情報を含む吐出完了信号を所定周波数(13.56MHz)に乗調するための変調を実施するとともに、ネームプレート2から返信される後述する更新完了情報を復調して、復調したデータ信号を制御マイコン40に対して出力する。
また、本実施例に用いたメモリ部43には、制御プログラムとともに、図6に示すように、当該ディスペンサユニット1に固有に付与されたユニットIDや、吐出操作がなされる毎に1が加算更新されることで吐出回数が蓄積記憶される吐出カウンタや、音声合成出力部44から出力される各種メッセージの音声データである出力音声データや、液剤バッグ20内に内在する消毒液剤の容量を1回の吐出操作により前記吐出ノズル17から吐出される所定量にて除した値から、揮発により低減する消毒液剤の容量を考慮するための所定回数(本実施例では30回)を差し引いた吐出カウンタの上限値が記憶されている。尚、メモリ部43の制御プログラムの記憶領域は、書き換え不可とされている。つまり、メモリ部43において吐出カウンタの上限値が記憶されており、該メモリ部43により本発明における上限値記憶部が形成されている。
また、本実施例に用いた音声合成出力部44は、制御マイコン40からの再生指示により、前記メモリ部43に記憶されている出力音声データに基づく音声メッセージを再生して出力するものであり、音声合成ICや増幅アンプ等で構成される。
次に、本実施例に用いた記憶媒体となるネームプレート2について説明すると、本実施例のネームプレート2には、図5に示すように、その内部に非接触ICチップ50と、アンテナコイル51とが内在されており、該アンテナコイル51によりディスペンサユニット1に設けられている指向性平面アンテナ26を介して、ディスペンサユニット1との間において非接触無線通信が可能とされている。
このネームプレート2の表面には、図5(a)に示すように、被管理者である医療従事者の職種並びに氏名を表記するための本発明における表記部となる樹脂製の表面板53が、樹脂製の基体52上に設けられているとともに、その裏面には、図5(b)に示すように、該ネームプレート2を医療従事者が胸部に取付け可能とするための本発明における装着部となるクリップ部54が設けられている。
これら、ネームプレート2としては、公知の非接触ICカードに使用されている非接触ICチップやアンテナコイルを好適に使用することができる。
この本実施例のネームプレート2に用いた非接触ICチップ50の構成は、図6に示すように、主に、アナログRF部57と、ディジタル制御部55と、ディスペンサユニット1から送信された吐出完了信号に含まれる消毒履歴を追加記憶するための不揮発性のメモリ56とで構成されており、該アナログRF部57にアンテナコイル51が接続される。
アナログRF部57は、検波、変復調、クロック抽出など、アンテナコイル51にて受信した吐出完了信号が乗調された電波の復調や変調等のアナログ信号の処理を行うとともに、該受信したディスペンサユニット1からの電波に基づきアンテナコイル51に生じる起電力を整流してディジタル制御部55やメモリ56に供給することで、該ディジタル制御部55やメモリ56が動作するようになっている。つまり、該アナログRF部57において、吐出完了信号送信手段を成す指向性平面アンテナ26から送信される吐出完了信号が乗調された電磁波を受信して当該吐出完了信号を復調しており、該アナログRF部57によって本発明における吐出完了信号受信手段が形成されている。
また、非接触ICチップ50は、図10に示すように、各医療従事者の消毒履歴を管理するための管理用ノートパソコン100に接続されたリーダ/ライタ装置102からの質問信号に対する応答信号に応じて自身のアンテナ間の負荷を変化させることによって、リーダ/ライタ装置側の受信回路に現れる信号に振幅変調をかけて、前記メモリ56に記憶されている当該ネームプレート2を携行する使用者である医療従事者に固有に付与された使用者ID並びに消毒日時と当該消毒に利用したディスペンサユニット1のユニットIDを含む消毒履歴の通信(送信)を行うことができ、よって、これらリーダ/ライタ装置102によりネームプレート2に記憶されている使用者ID並びに消毒履歴を読み出すことができる。但し、これら非接触データ通信の方式自体はこれに限定されるものではなく、これらの振幅変調による方式以外のものを使用するようにしても良い。
この本実施例に用いた非接触ICチップ50のメモリ56には、図6に示すように、当該ネームプレート2を携行する医療従事者に固有に付与された使用者IDが書き込み記憶されているとともに、ディスペンサユニット1から送信される吐出完了信号に含まれる日時データ並びにディスペンサユニット1のユニットIDとが対応付けて記憶される消毒履歴とが記憶されており、これら消毒履歴には、ディスペンサユニット1から送信される吐出完了信号に含まれる日時データ並びにユニットIDが、ディジタル制御部55により追加記憶される。つまり、メモリ56は、消毒実績を特定可能な消毒履歴を外部から読み出し可能に記憶しており、該メモリ56によって本発明における消毒実績情報記憶部が形成されているとともに、ディジタル制御部55により、受信した吐出完了信号に基づいて消毒実績情報記憶部となるメモリ56に記憶されている消毒実績情報となる消毒履歴が更新されており、該ディジタル制御部55によって本発明における更新手段が形成されている。
以下、本実施例の消毒実績把握システムの動作状況を、図8に基づいて説明する。尚、病院に勤務している医師や看護士等の各医療従事者には、病院側にて各医師や看護士に固有に付与された勤務者IDと同じ利用者IDが、図10に示す管理用ノートパソコン100に接続されたリーダ/ライタ装置102よりネームプレート2のメモリ56に書き込み記憶されており、これら利用者IDから、該ネームプレート2を携行する医療従事者が誰であるかを特定できるようになっている。尚、本実施例では、利用者IDを直接ネームプレート2に記憶させているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら利用者IDに代えて、メモリ56にネームプレート2に固有に付与されたネームプレートIDを記憶しておき、該ネームプレートIDと勤務者IDとを対応付けて管理用ノートパソコン100にて管理しておき、該ネームプレートIDから勤務者IDを特定することで、該ネームプレート2を携行する医療従事者が誰であるかを特定できるようにしても良い。
これら利用者IDが書き込み記憶されたネームプレート2は、利用者IDに該当する医療従事者に配布され、該ネームプレート2が配布された医療従事者は、表記部となる表面板53に自分の職種と氏名とを記入した後、該ネームプレート2を胸部に装着して勤務を行う。
そして、該勤務中において、ディスペンサユニット1を使用して消毒を行う。具体的には、操作レバー13を操作レバー13が停止する最終位置まで押して、所定量の消毒液剤を吐出口16から吐出させる。
これら操作レバー13が最終停止位置まで押されて良好に操作された場合には、前述のように、マイクロスイッチ42が作動片23により押されて動作することにより制御マイコン40にて良好な吐出操作がなされたことが検知される(S1)。
このマイクロスイッチ42からの動作信号の入力に応じて制御マイコン40は、メモリ部43に記憶されている出力音声データの内、吐出操作が良好に実施されたことを被管理者に報知する報知メッセージの出力音声データを読み出して音声合成出力部44に再生指示とともに出力することで、該音声合成出力部44において、例えば「利用してくれてありがとう。ちゃんと手に塗り広げてね!」の音声メッセージが音声合成されてスピーカ47から出力される(S2)。つまり、音声合成出力部44並びにスピーカ47により、所定量の消毒液剤を吐出するための吐出操作が良好に実施されたことが被管理者である医療従事者に報知されており、該音声合成出力部44並びにスピーカ47によって本発明における操作完了報知手段が形成されている。
これにより、消毒操作を行った医療従事者は、実施した吐出操作が良好であることを確認することができる一方、これら音声メッセージが出力されない場合には、吐出操作が不完全で、十分な消毒液剤が吐出されていないことを認識できるようになっている。
尚、本実施例では、これら吐出操作が良好であることの報知を、音声メッセージにて実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの報知を、例えばメロディや所定の報知音にて実施したり、或いは、前記マイクロスイッチ42を、動作時に動作音を出すものとして、該動作音により報知するようにしても良い。
そして、これら音声メッセージの出力とともに制御マイコン40は、メモリ部43に記憶している吐出カウンタに1を加算更新する(S2)。
そして、該加算更新後の吐出カウンタの値、つまりその時点の吐出回数が、該メモリ部43に記憶されている上限値未満であるか否かを判定し、上限値未満ではない、つまり、上限値に達している場合にはS10に進み、上限値を到達していることを示す所定の報知音を前記スピーカ47から出力して処理を終了することで、吐出完了信号が乗調された電波の送信を実施しないようになっている。
一方、S3の判定において吐出カウンタの値が上限値未満である場合には、S4に進んでRTC45からその時点の日時情報を取得するとともに、メモリ部43から当該ディスペンサユニット1のユニットIDを読み出して(S4)、これら日時情報並びにユニットIDから成る消毒履歴の情報にプリアンプルとエラーコレクトコード(ECC)を付加して吐出完了信号(列)を生成して(S5)、該生成した吐出完了信号をアナログRF部41に出力して、該アナログRF部41にて変調させることより該吐出完了信号が乗調された電波を指向性平面アンテナ26から、図9に示すように、当該ディスペンサユニット1が設置された壁面に臨む領域の内、吐出操作を行う際に被管理者である医療従事者が存在することとなる、当該ディスペンサユニット1の前面側の所定角度範囲内の所定領域に対して、所定量の消毒液剤を吐出したことを示す吐出完了信号を乗調した所定周波数の電波(電磁波)を集中的に送信する(S6)。
つまり、制御マイコン40、アナログRF部41並びに指向性平面アンテナ26によって、吐出操作検知手段となるマイクロスイッチ42による吐出操作の検知に基づいて当該消毒液剤ディスペンサユニット1が設置された壁面に臨む領域の内、前記吐出操作を行う際に被管理者である医療従事者が存在することとなる所定領域に対して、所定量の消毒液剤を吐出したことを示す吐出完了信号を乗調した所定周波数の電磁波を集中的に送信しており、これら制御マイコン40、アナログRF部41並びに指向性平面アンテナ26によって本発明における吐出完了信号送信手段が形成されている。
この吐出完了信号が乗調された電波は、該所定領域内に存在する吐出操作を行った被管理者である医療従事者が携行するネームプレート2により受信され(N1)、該吐出完了信号が乗調された電波を受信したネームプレート2の非接触ICチップ50(ディジタル制御部55)は、図8に示すように、受信した吐出完了信号に含まれる日時とユニットIDとを対応付けて、メモリ56に記憶されている消毒履歴に追加して更新記憶した後(N2)、該更新記憶を完了したことを示す所定のデータ列からなる更新完了通知をディスペンサユニット1(制御マイコン40)に対して送信する(N3)。
このネームプレート2からの更新完了通知は、指向性平面アンテナ26並びにアナログRF部41により受信されて更新完了通知が制御マイコン40に出力されることで、制御マイコン40は、送信した吐出完了信号により良好に消毒履歴が更新されたものと判断する(S7)。尚、吐出完了信号の送信後、所定時間内に更新完了通知の受信がない場合に制御マイコン40は、良好に消毒履歴が更新されていないことを報知するエラーメッセージを前記音声合成出力部44にて合成してスピーカ47より出力して、消毒履歴が未更新であることを報知する。
そしてS8に進み、良好に消毒履歴が更新されたことを報知する更新完了メッセージ、例えば、所定の更新完了報知音である「シャリーン」という音に続いて、「ネームプレートの消毒履歴が更新されました。」のメッセージを前記音声合成出力部44にて合成してスピーカ47より出力することにより、消毒履歴が良好に更新されたことを報知して処理を終了する。つまり、音声合成出力部44並びにスピーカ47により、消毒実績情報である消毒履歴が更新されたことが被管理者である医療従事者に報知されており、該音声合成出力部44並びにスピーカ47によって本発明における更新報知手段が形成されている。
このようにしてネームプレート2のメモリ56に記憶された消毒履歴は、図10に示すように、所定期間毎、例えば1週間または1ヶ月毎に該ネームプレート2が回収されて、管理用ノートパソコン100に接続されたリーダ/ライタ装置102により、利用者IDとともに読み出されて、管理用ノートパソコン100において各医療従事者の消毒実績として管理されるとともに、メモリ56に記憶された消毒履歴が消去されて、該消去後のネームプレート2が各医療従事者に返却される。
以上、本実施例の消毒実績把握システムによれば、被管理者である医療従事者が吐出操作を実施することにより、消毒液剤ディスペンサユニット1から吐出完了信号が乗調された電波が送信されることで、該吐出操作を行った医療従事者が携行する記憶媒体であるネームプレート2に記憶されている消毒実績情報が更新されるようになるので、各医療従事者(被管理者)の消毒実績を、各消毒液剤ディスペンサユニット1に出向いて収集することなく、且つ、これら各消毒液剤ディスペンサユニット1と管理コンピュータ等との通信設備等を設けることなく、当該各医療従事者(被管理者)が携行するネームプレート2に記憶されている消毒実績情報から簡便に把握できるとともに、該各医療従事者(被管理者)以外の医療従事者(被管理者)が消毒液剤ディスペンサユニット1の周囲に存在する場合においても、医療従事者(被管理者)が吐出操作において存在することとなる所定領域に集中的に吐出完了信号が乗調された電波が送信されるので、吐出操作を実施した医療従事者(被管理者)以外の医療従事者(被管理者)が携行するネームプレート2の消毒実績情報が更新されてしまうことを極力低減でき、より正確な消毒実績を把握することができる。
また、本実施例の消毒実績把握システムによれば、ネームプレート2において実績情報が更新されることにより更新完了通知が返信され、該更新完了通知の受信に応じて消毒実績が良好に更新されたことを、吐出操作を実施した医療従事者(被管理者)に報知しており、吐出操作を実施した医療従事者(被管理者)は、消毒実績情報が確実に更新されたことを認識することができる。
また、本実施例の消毒実績把握システムによれば、消毒履歴には、消毒を実施した時刻情報である日時情報と、消毒を実施した消毒液剤ディスペンサユニット1のユニットIDとが含まれているので、各医療従事者(被管理者)が消毒を実施した時刻や消毒液剤ディスペンサユニットを把握することができ、より詳細な指導や対策の指針の作成に、これらの情報を資することができる。
また、本実施例の消毒実績把握システムによれば、記憶媒体をネームプレート2として使用できるようにしているので、記憶媒体の携行のし忘れ等を極力低減できるばかりか、吐出操作時において記憶媒体と消毒液剤ディスペンサユニット1との間に、人体等が介在することなく、且つその距離がより近接するようになるので、記憶媒体がより確実に吐出完了信号が乗調された電波を受信できるようになる。
また、本実施例の消毒実績把握システムによれば、記憶媒体であるネームプレート2のメモリ56に利用者IDを書き込み記憶しており、このようにすることで、メモリ56に記憶されている消毒実績(情報)を読み出す際に、被管理者識別情報となる該利用者IDも読み出すことで、読み出した消毒実績情報に基づく消毒実績を管理する際に、消毒実績を行った医療従事者(被管理者)の利用者IDを入力する手間を省くことができるとともに、これら利用者IDの入力間違い等を解消でき、より正確に各医療従事者(被管理者)の消毒実績を管理できる。
また、本実施例の消毒実績把握システムによれば、吐出カウンタのカウンタ値が上限値に達している場合には、S10に移行することで、S4以降の処理が実施されないことにより、これら吐出カウンタのカウンタ値が上限値に達していて、消毒液剤が吐出されない可能性が高い状態においては、吐出操作が実施されても吐出完了信号が乗調された電波が送信されないので、消毒液剤が吐出されない吐出操作より消毒実績が更新されてしまうことを回避でき、より正確な消毒実績を把握することができる。
また、本実施例の消毒実績把握システムによれば、前述のS10において、残存する消毒液剤がない可能性が高い状態である吐出カウンタのカウンタ値が上限値に達しているときには、該上限値に達していることが報知されることで、消毒液剤の補充等の対応を迅速に実施できる。
また、本実施例の消毒実績把握システムによれば、吐出操作が未完了で所定量の消毒液剤が吐出されない状況では、S1において吐出操作が検知されることがなく、よって、S2において吐出操作が良好に実施されたことを医療従事者(被管理者)に報知する報知メッセージが出力されず、これら吐出操作が良好に実施されたことが報知されないので、医療従事者(被管理者)はこれら吐出操作が未完了であることを認識でき、正しい吐出操作の実施を医療従事者(被管理者)に促すことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、消毒実績情報として、消毒日時と消毒液剤ディスペンサユニット1のユニットIDとから成る消毒履歴を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら消毒実績としては、吐出完了信号として、消毒日時やユニットIDを含まない、所定列の吐出完了信号を送信し、該吐出完了信号の受信に応じてメモリ56の消毒回数に1を加算更新するようにして、該消毒回数を消毒実績情報として用いるようにしても良い。
また、前記実施例では、消毒履歴が良好に更新されたことを報知するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら消毒履歴が良好に更新されたことを報知しない構成としても良い。
また、これら消毒履歴が良好に更新されたことの報知を、更新完了通知を消毒液剤ディスペンサユニット1に返信することにより消毒液剤ディスペンサユニット1側において実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの報知を、例えば、ネームプレート2側に電池とサウンダ等を設けて、更新完了通知を送信することなく、該ネームプレート2側にて所定の更新完了音を出力することで報知するようにしても良い。
また、前記実施例では、消毒を実施した日時情報を、消毒液剤ディスペンサユニット1にて取得してネームプレート2側に送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら日時情報を、例えば、ネームプレート2側に電池とRTCとを設けて、ネームプレート2側にて特定して記憶するようにしても良い。
また、前記実施例では、記憶媒体をネームプレート2として使用していが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら記憶媒体を、例えば、より消毒液剤ディスペンサユニット1に近接させるために、腕に装着可能な腕輪状としたものであっても良く、これら記憶媒体の形状等は適宜に選択すれば良い。
また、前記実施例では、吐出カウンタにて吐出回数を計数し、該吐出カウンタの値が上限値に達している場合には、吐出完了信号が乗調された電波の送信を実施しないようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら吐出カウンタの計数や、吐出カウンタの上限値との比較に基づく制御等を実施しない構成としても良い。
また、前記実施例では、吐出操作が良好に実施されたことを報知するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの報知を実施しない構成としても良い。
また、前記実施例では、吐出操作を操作レバー13の操作としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、吐出口16の近傍に赤外線センサを設けて、吐出口16の近傍に所定時間以上に亘り、手が配置されていることを検知して、吐出口16から電動により所定量の消毒液剤を吐出するようにしても良く、吐出操作の形態としては適宜に選択すれば良い。
また、前記実施例では、消毒履歴をネームプレート2にのみ記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらネームプレート2への記憶に加えて、ネームプレート2から利用者IDを消毒液剤ディスペンサユニット1が受信し、該消毒液剤ディスペンサユニット1側においても消毒履歴(実績)を記憶(バックアップ)するようにしても良い。
本発明の実施例の消毒実績把握システムを構成するネームプレートとディスペンサユニットを示す図である。 本発明の実施例の消毒実績把握システムに用いたディスペンサユニットを示す外観斜視図である。 本発明の実施例の消毒実績把握システムに用いたディスペンサユニットを示す側面図である。 本発明の実施例の消毒実績把握システムに用いたディスペンサユニットの開放図である。 (a)は、本発明の実施例の消毒実績把握システムに用いた記録媒体としてのネームプレートの正面一部破断図であり、(a)は、ネームプレートの裏面図である。 本発明の実施例の消毒実績把握システムを構成するネームプレートとディスペンサユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例においてディスペンサユニットから送信される吐出完了信号の構成を示す図である。 本発明の実施例の消毒実績把握システムにおける処理状況を示す説明図である。 本発明の実施例に用いたディスペンサユニットから送信される電波の送信状況を示す図である。 本発明の実施例に用いたネームプレートに記録された消毒履歴の読み出し状況を示す図である。
符号の説明
1 消毒液剤ディスペンサユニット
2 ネームプレート(記憶媒体)
11 開閉カバー
12 基台
13 操作レバー
14 確認窓
14’ 突部
15 軸部
16 吐出口
17 吐出ノズル
18 ダイヤフラムポンプ部
19 ホルダ部
19’ 挿通部
20 液剤バッグ
21 基板ボックス
22 可動軸
23 作動片
26 指向性平面アンテナ
30 制御基板
40 制御マイコン
41 アナログRF部
42 マイクロスイッチ
43 メモリ部
44 音声合成出力部
45 リアルタイムクロック(RTC)
46 電源回路
47 スピーカ
50 非接触ICチップ
51 アンテナコイル
52 基体
53 表面板
54 クリップ部
55 ディジタル制御部
56 メモリ
57 アナログRF部
100 管理用ノートパソコン
102 リーダ/ライタ装置

Claims (9)

  1. 被管理者の吐出操作により、内在する所定量の消毒液剤を吐出部から吐出するように壁面に設置された消毒液剤ディスペンサユニットと、被管理者が該消毒液剤ディスペンサユニットより吐出された前記消毒液剤にて消毒を実施した消毒実績を特定可能な消毒実績情報が読み出し可能に記憶される該被管理者が携行可能とされた記憶媒体とから成り、各被管理者の消毒実績を把握するための消毒実績把握システムであって、
    前記消毒液剤ディスペンサユニットは、前記吐出操作がなされたことを検知する吐出操作検知手段と、該吐出操作検知手段による吐出操作の検知に基づいて当該消毒液剤ディスペンサユニットが設置された壁面に臨む領域の内、前記吐出操作を行う際に被管理者が存在することとなる所定領域に対して、所定量の消毒液剤を吐出したことを示す吐出完了信号を乗調した所定周波数の電磁波を集中的に送信する吐出完了信号送信手段とを備え、
    前記記憶媒体は、前記消毒実績情報を外部から読み出し可能に記憶するための消毒実績情報記憶部と、前記吐出完了信号送信手段から送信される吐出完了信号が乗調された電磁波を受信して当該吐出完了信号を復調する吐出完了信号受信手段と、該吐出完了信号受信手段にて復調された吐出完了信号に基づいて前記消毒実績情報記憶部に記憶されている消毒実績情報を更新する更新手段とを備えることを特徴とする消毒実績把握システム。
  2. 前記更新手段により前記消毒実績情報が更新されたことを被管理者に報知する更新報知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の消毒実績把握システム。
  3. その時点の時刻情報を出力する時計手段を備え、前記更新手段は、前記時計手段から出力されるその時点の時刻情報を含む消毒履歴を前記消毒実績情報に追加更新することを特徴とする請求項1または2に記載の消毒実績把握システム。
  4. 前記消毒液剤ディスペンサユニットは、該消毒液剤ディスペンサユニットを識別可能とするために固有に付与されたユニット識別情報を記憶するためのユニット識別情報記憶部を備え、該ユニット識別情報記憶部に記憶されているユニット識別情報を含む前記吐出完了信号が乗調された電磁波を前記吐出完了信号送信手段より送信し、
    前記更新手段は、前記吐出完了信号受信手段にて復調された吐出完了信号に含まれるユニット識別情報を含む消毒履歴を前記消毒実績情報に追加更新することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の消毒実績把握システム。
  5. 前記記憶媒体が、被管理者の少なくとも氏名を表記するための表記部と、当該記憶媒体を被管理者の胸部に装着するための装着部とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の消毒実績把握システム。
  6. 前記消毒実績情報記憶部には、前記消毒実績情報とともに当該記憶媒体を携行する被管理者を個々に識別可能な被管理者識別情報が読み出し可能に記憶されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の消毒実績把握システム。
  7. 前記消毒液剤ディスペンサユニットは、前記吐出操作の回数を積算記憶するための吐出カウンタと、前記内在する消毒液剤の容量を前記所定量にて除した値に基づく前記吐出カウンタの上限値を記憶するための上限値記憶部とを備え、前記吐出完了信号送信手段は前記吐出カウンタのカウンタ値が前記上限値記憶部に記憶されている上限値に達しているときには前記吐出完了信号が乗調された電磁波を送信しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の消毒実績把握システム。
  8. 前記消毒液剤ディスペンサユニットは、前記吐出カウンタのカウンタ値が前記上限値記憶部に記憶されている上限値に達しているときに、当該上限値に達していることを報知する使用限度報知手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の消毒実績把握システム。
  9. 前記消毒液剤ディスペンサユニットは、前記吐出操作検知手段による吐出操作の検知に基づいて、前記所定量の消毒液剤を吐出するための吐出操作が良好に実施されたことを被管理者に報知する操作完了報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の消毒実績把握システム。
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