JP6258649B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートフレームに対して可動となる可動部材に連結されたケーブルを巻き取るための巻取装置を備えた乗物用シートに関する。
従来、車両用シートのシートフレームに対して可動となるランバーサポート用の可撓性部材に連結されたケーブルを巻き取るための巻取装置として、モータと、モータの回転軸に設けられるウォームと、ウォームに噛み合うウォームホイールと、ウォームホイールに噛み合うホイール隣接ギヤと、を備えるものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、ケーブルを巻き取るための巻取部がホイール隣接ギヤに設けられている。
特表2005−523798号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ウォームホイールに噛み合う歯車に巻取部を設けて、ケーブルを巻き取っているので、モータと巻取部との間で必要な減速比を得るために、ウォームホイールと巻取部を有する歯車の直径を大きくせざるを得ず、巻取装置が大型化するという問題があった。
そこで、本発明は、必要な減速比を確保しながら、巻取装置を小型化した乗物用シートを提供することを目的とする。
また、本発明は、巻取装置の作動音を抑制することを目的とする。
前記した課題を解決する本発明は、シートフレームに対して可動となる可動部材と、シートフレームに設けられ、可動部材に連結されたケーブルを巻き取るための巻取装置とを有する乗物用シートであって、巻取装置は、回転軸および当該回転軸を回転させる本体部を有する巻取力発生部材と、巻取力発生部材の回転軸に設けられるウォームと、ウォームに噛み合うウォームホイールと、ケーブルを巻き取るための巻取部および最終入力ギヤを有するプーリ歯車と、少なくとも1つの歯車を有し、ウォームホイールおよび最終入力ギヤと係合し、ウォームホイールの回転を減速してプーリ歯車に伝達する減速機とを備えることを特徴とする。
このような構成によると、巻取部を有するプーリ歯車と、ウォームホイールとの間に減速機を介在させたので、必要な減速比を得るためにプーリ歯車とウォームホイールの直径を大きくする必要がなく、必要な減速比を確保しながら巻取装置を小型化することができる。
前記した乗物用シートにおいては、プーリ歯車の中心を通る水平面は、本体部と交差していることが望ましい。
プーリ歯車の中心と巻取力発生部材の本体部とを同じ高さになるように配置することで、巻取力発生部材の回転軸からプーリ歯車までの動力の伝達経路を上下方向に小さくでき、巻取装置の上下方向の大きさを小さくすることができる。なお、プーリ歯車の中心とは、プーリ歯車の軸方向中央で回転軸線上の点をいうこととする。
前記した乗物用シートにおいて、シートフレームは、左右に離間して配置された左右のサイドフレームを有するシートバックフレームを有し、左右のサイドフレームは、下部に、上部よりも前後方向の幅が大きい拡幅部を有し、左右の拡幅部に両端が係合して拡幅部間に架け渡された、乗員の背中を支持する乗員支持部材をさらに備え、巻取装置は、拡幅部に乗員支持部材が係合する位置の後側に巻取力発生部材が位置するように拡幅部に固定されたことが望ましい。
このような構成によれば、拡幅部に乗員支持部材と巻取力発生部材を配置してスペースを有効利用しつつ、乗員支持部材と巻取力発生部材の干渉を抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、巻取装置は、少なくとも巻取力発生部材の左右方向内側を覆うケースを備えることが望ましい。
このような構成によれば、ケースによって巻取力発生部材の作動音が左右方向に伝わるのを抑制し、巻取装置の作動音を抑制することができる。
前記した乗物用シートにおいて、少なくとも1つの歯車は、左右方向に延びる軸がケースに支持され、ケースは、複数のケース固定部においてサイドフレームに固定されていてもよい。そして、少なくとも1つの歯車の各軸は、左右方向から見て、複数のケース固定部に囲まれた範囲内に位置することが望ましい。
また、前記した乗物用シートにおいては、上下に離れた2箇所のエアバッグ固定部においてサイドフレームに固定されたエアバッグ装置を備えることができる。ケースは、サイドフレームのエアバッグ装置とは反対側に配置され、ケース固定部においてサイドフレームに固定され、ケース固定部は、上下方向において、2箇所のエアバッグ固定部の間に位置することが望ましい。
また、乗物用シートは、一対のサイドフレーム間に架け渡された、乗員の背中を支持する乗員支持部材をさらに備えることができる。2箇所のエアバッグ固定部のうち、下側の1つは、本体部の前側に配置することができる。乗員支持部材は、受圧板と、当該受圧板をサイドフレームに支持させる上部連結ワイヤおよび下部連結ワイヤとを有し、下部連結ワイヤは、サイドフレームに形成された連結孔に係合しており、連結孔の中心は、上下方向において、2箇所のエアバッグ固定部のうち、下側の1つと、ケース固定部との間に位置していてもよい。
また、2箇所のエアバッグ固定部のうち、下側の1つは、減速機の下側に配置されていてもよい。
乗物用シートは、サイドフレームの左右方向外側に固定されたエアバッグ装置をさらに備えることができる。この場合、ケースは、エアバッグ装置との間にサイドフレームを挟んで、サイドエアバッグ装置の左右方向内側に配置されていてもよい。
前記した乗物用シートにおいて、プーリ歯車は、軸方向の側面に、回転量を規制するための凸部と、ケーブルを組み付けるときにケーブルが通過するための組付溝とを有し、凸部は、組付溝に隣接して設けることができる。
このように、組付溝に隣接して凸部を設けることで、組付溝を形成したことによる剛性低下を凸部によって補うことができる。
本発明によれば、プーリ歯車と、ウォームホイールとの間に減速機を介在させたので、プーリ歯車とウォームホイールの直径を大きくする必要がなく、必要な減速比を確保しながら巻取装置を小型化することができる。
本発明によれば、プーリ歯車の中心が巻取力発生部材の本体部と同じ高さになるように配置することで、巻取装置の上下方向の大きさを小さくすることができる。
本発明によれば、拡幅部に乗員支持部材と巻取力発生部材を配置してスペースを有効利用しつつ、乗員支持部材と巻取力発生部材の干渉を抑制することができる。
本発明によれば、巻取力発生部材の左右方向内側を覆うケースを備えることで、ケースによって巻取力発生部材の作動音が左右方向内側に伝わるのを抑制し、巻取装置の作動音を抑制することができる。
本発明によれば、プーリ歯車の凸部が、組付溝に隣接していることで、組付溝を形成したことによる剛性低下を凸部によって補うことができる。
本実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートのシートフレームの斜視図である。 左右方向外側のケースを外した状態の巻取装置を、左右方向外側から見た側面図である。 図2のX−X断面図である。 サイドフレームに取り付けられた、左右方向内側のケースを外した状態の巻取装置を、左右方向内側から見た側面図である。 プーリ歯車を軸方向から見た図である。 第1変形例に係る巻取装置を説明する側面図(a)と、(a)のY−Y断面図(b)である。 第2変形例に係る巻取装置を説明する側面図(a)と、(a)のZ−Z断面図(b)である。 ギヤの軸の変形例に係る図3に相当する図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る乗物用シートの一例としての車両用シートSは、自動車の運転席に使用されるシートであり、シートフレームFと、シートフレームFに被せられる図示せぬクッション部材や表皮材とを備えている。
シートフレームFは、シートクッションフレームF1と、シートバックフレームF2とから主に構成されている。
シートクッションフレームF1は、略矩形の枠状に形成されたフレームであり、その後部に、シートバックフレームF2が図示しないリクライニング機構を介して回動可能に連結されている。
シートバックフレームF2は、上部フレーム10と、左右に離間して配置された左右のサイドフレーム20と、下部フレーム30とを主に有して構成され、上部フレーム10、左右のサイドフレーム20および下部フレーム30が溶接などによって一体に結合された略矩形の枠状に形成されている。なお、本明細書において、前後、左右および上下は、シートバックをリクライニングさせていない状態で、車両用シートSに着座した乗員を基準とし、特に、上下方向は、後述する巻取装置100が設けられた箇所におけるシートバックフレームF2のサイドフレーム20の後縁21C(図4参照)が延びる方向とする。
上部フレーム10は、略U形状に屈曲するパイプ材のうち左右方向に延びる横パイプ部11で構成されている。
左右のサイドフレーム20は、略U形状に屈曲するパイプ材のうち上下方向に延びる左右の縦パイプ部12と、その下部に結合される左右のサイドフレーム本体部21と、その下部に結合される下側サイドフレーム22とで構成されている。
左右のサイドフレーム本体部21は、金属板をプレス加工するなどして断面視略U形状に形成され、左右方向に対向して配置されている。サイドフレーム本体部21は、その上部において縦パイプ部12を抱持した状態で縦パイプ部12と結合されており、その下部が上部よりも前後方向の幅が大きい拡幅部21Aを有する形状に形成されている。
左右の下側サイドフレーム22は、金属板をプレス加工するなどして断面視略U形状に形成され、左右方向に対向して配置されている。下側サイドフレーム22は、その上部がサイドフレーム本体部21に結合されている。
下部フレーム30は、板状の連結フレーム31と、パイプ状の連結軸32とを有しており、左右のサイドフレーム20の下部に連結されている。
以上のように構成される枠状のシートバックフレームF2の内側には、乗員支持部材の一例としての受圧部材50が配置されている。受圧部材50は、樹脂からなる受圧板51と、受圧板51の上部をサイドフレーム20に支持させる上部連結ワイヤ52と、受圧板51の下部をサイドフレーム20に支持させる下部連結ワイヤ53とからなる。上部連結ワイヤ52および下部連結ワイヤ53は、受圧板51の後側を左右に架け渡され、受圧板51に係合されている(図示省略)。上部連結ワイヤ52は、その両端部が、サイドフレーム本体部21の上部に形成された連結孔29Aに係合し、下部連結ワイヤ53は、その両端部が、サイドフレーム本体部21の下部に形成された連結孔29Bに係合している。上部連結ワイヤ52および下部連結ワイヤ53は、上下方向に複数回屈曲して形成されていることで多少のばね性を有しており、受圧部材50は、乗員の背中から後方への大きな荷重が掛かったときに上部連結ワイヤ52および下部連結ワイヤ53が撓むことで後方へ移動することが可能となっている。
そして、受圧板51の前面には可動部材の一例としての可撓プレート40が配置されている。可撓プレート40は、その上縁41において、受圧板51に係合されて支持されており(図示省略)、下縁42は受圧板51に対して自由に移動できるようになっている。
可撓プレート40の下端部には、巻取装置100によって巻き取り可能なケーブル45が連結されている。ケーブル45は、筒状のシース46に挿通され、シース46の一端が受圧板51の上端部の係止部43に係止されている。このため、巻取装置100でケーブル45を巻き取ると、ケーブル45の先端がシース46の一端に引き寄せられることで、可撓プレート40が前方に突出するように湾曲するようになっている。また、可撓プレート40は、巻取装置100によってケーブル45を巻き戻すと、その弾性復元力により元の形状に戻る。これにより、可撓プレート40は、その前方への突出量が巻取装置100で調整されるので、乗員の体形に合わせた好適なランバーサポートとして機能するようになっている。
巻取装置100は、ケーブル45を巻き取り、または、巻き戻すための装置であり、右のサイドフレーム20における拡幅部21Aの左右内側に固定されている。具体的には、サイドフレーム本体部21における上の連結孔29Aより下で、下の連結孔29Bの後側において3つのタッピングスクリュー119(図4参照)により固定されている。
右側のサイドフレーム20には、エアバッグ装置60が2つのボルト61により固定されている。具体的には、右側のサイドフレーム本体部21の左右内側面には、上端部と下端部に溶接ナット28A,28B(エアバッグ固定部)が溶接されており、エアバッグ装置60は、サイドフレーム本体部21に対し左右外側から取り付けられ、ボルト61を溶接ナット28A,28Bに螺合することにより固定されている。溶接ナット28Aは、巻取装置100より上に位置し、溶接ナット28Bは、巻取装置100の前側に位置している。言い換えると、巻取装置100は、エアバッグ装置60の取付箇所である溶接ナット28A,28Bからずれた位置でサイドフレーム20に固定されている。
次に、巻取装置100について詳細に説明する。
図2に示すように、巻取装置100は、モータ110と、ウォーム120と、ウォームホイール130と、減速機Rとしての第1減速歯車140および第2減速歯車150と、プーリ歯車160とを備えてなる。これらの各部材は、図3に示すように、左ケース101と右ケース102とを組み合わせてなるケースCAに収容されている。なお、本明細書においては、一体に回転する2つのギヤを有する歯車であって、駆動力が入力される入力ギヤのピッチ円径よりも駆動力を出力する出力ギヤのピッチ円径の方が小さいものを「減速歯車」という。
図2に戻り、モータ110は、上下方向に長い円柱状の本体部111と、本体部111の上端から上方に突出して設けられた回転軸112を有し、本体部111は、回転軸112を正方向および逆方向に回転可能に構成されている。本体部111の下端には、図示しない制御装置に接続するためのコネクタ111Aが突出して設けられている。モータ110は、制御装置により電力が供給されて駆動するようになっている。
ウォーム120は、モータ110の回転軸112に設けられており、回転軸112と一体に回転するようになっている。
ウォームホイール130は、ウォーム120の前側に設けられ、ウォーム120に噛み合うウォームホイールギヤ131と、このウォームホイールギヤ131よりピッチ円径が小さい第1出力ギヤ132を一体に有する減速歯車である。
第1減速歯車140は、ウォームホイール130の前側に設けられ、第1出力ギヤ132に噛み合う第1入力ギヤ141と、この第1入力ギヤ141よりピッチ円径が小さい第2出力ギヤ142とを一体に有する減速歯車である。
第2減速歯車150は、第1減速歯車140の下側に設けられ、第2出力ギヤ142に噛み合う第2入力ギヤ151と、この第2入力ギヤ151よりピッチ円径が小さい第3出力ギヤ152とを一体に有する減速歯車である。
プーリ歯車160は、第2減速歯車150の下側に設けられ、第3出力ギヤ152に噛み合う最終入力ギヤ161と、ケーブル45を巻き取るための巻取部162とを一体に有する歯車である。巻取部162は、ケーブル45が入り込んで巻回される巻き付け溝163(図3参照)が全周に渡って設けられている。
なお、上記の各ギヤは、例えば、スパーギヤまたはヘリカルギヤである。
図2を見て分かるように、巻取装置100は、モータ110の出力軸である回転軸112が上部に配置され、各歯車が、その動力の伝達経路が回転軸112から前側、さらに、下側に行くように配置されている。そして、左ケース101は、これらのモータ110および各歯車130〜160を囲む形状となっており、後側は、上下に大きく、前側は、下部に凹部101Nを有して上下方向の大きさが小さくなっている。言い換えると、左ケース101は、上部が前方に突出している。また、左ケース101は、上部に取り付け用の孔を有する2つのボス101A,101B(ケース固定部)を有し、凹部101Nの位置に取り付け用の孔を有するボス101C(ケース固定部)を有している。右ケース102は、図4に示すように、左ケース101と左右対称の形状を有し、左ケース101のボス101A,101B,101Cに対応した位置に、取り付け用の孔を有するボス102A,102B,102C(ケース固定部)を有している。
図1に示すように、ケースCAは、モータ110の乗員が位置する左右内側を覆っており、これにより、モータ110の作動音が乗員に伝わるのを抑制している。また、ケースCAは、モータ110の前側も覆っているので、この点でも、モータ110の作動音が乗員に伝わるのを抑制している。
図3に示すように、左ケース101は、底面から立ち上がるボス101E,101F,101G,101Hを有し、右ケース102は、底面から立ち上がるボス102E,102F,102G,102Hを有している。各ボスには、符号を省略して示す軸支孔がそれぞれ形成されている。ウォームホイール130、第1減速歯車140、第2減速歯車150およびプーリ歯車160は、それぞれ、軸135,145,155,165が各歯車130〜160の両側面から突出するように設けられている。これらの軸135,145,155,165は、ボス102E,102F,102G,102Hと係合しており、これにより、ケースCAに、各歯車130〜160が回転可能に支持されている。なお、図3において各軸135,145,155,165は各歯車130〜160と別部品であるように示したが、図8に示すように、各軸135,145,155,165は、各歯車130〜160と一体に構成されていてもよい。図8のような一体成形の形態は、粉末冶金法により材料粉末を成型し、焼結することにより容易に製造することができる。
最終入力ギヤ161および第3出力ギヤ152は、ケーブル45の引張力が減少されずにそのまま伝わるため、他のギヤよりも歯幅が大きくなっている。プーリ歯車160は、巻取部162を左側、最終入力ギヤ161を右側に向けて配置されている。第2減速歯車150は、大径の第2入力ギヤ151を右側、小径の第3出力ギヤ152を左側に向けて配置されている。そして、第1減速歯車140は、小径の第2出力ギヤ142を右側、大径の第1入力ギヤ141を左側に向けて配置されている。また、ウォームホイール130は、小径の第1出力ギヤ132を右側、大径のウォームホイールギヤ131を左側に向けて配置されている。
すなわち、ウォームホイール130および第1減速歯車140のうち、大径となる第1入力ギヤ141およびウォームホイールギヤ131は、第2減速歯車150の大径の歯車である第2入力ギヤ151に対して、小径の歯車である第3出力ギヤ152が配置された側、つまり、左側に配置されている。
ウォームホイールギヤ131および第1入力ギヤ141は、歯幅が第2減速歯車150の第3出力ギヤ152よりも小さいので、第2入力ギヤ151に対し第3出力ギヤ152が配置された側に配置することで、これらの3つの歯車からなるギヤ列の軸方向の大きさが大きくなるのを抑制している。本実施形態では、ウォームホイールギヤ131および第1入力ギヤ141は、軸方向において、第3出力ギヤ152が配置された範囲内に配置されている。
また、ウォームホイールギヤ131の半径(回転軸線から歯先までの距離)は、ウォームホイールギヤ131の回転軸線から第2出力ギヤ142の歯先までの距離よりも大きく、ウォームホイールギヤ131の回転軸線から軸145の外周面までの距離よりも小さくなっている。そのため、ボス101Fは、ウォームホイールギヤ131に対して径方向に対向する部分に切欠き101Kが形成されている。このため、ウォームホイールギヤ131は切欠き101Kに入り込んで、ボス101Fとウォームホイールギヤ131の干渉が防止されている。そして、このようにして、ウォームホイール130と第1減速歯車140の軸間距離をできるだけ小さくすることで、必要な減速比を確保しつつ、巻取装置100の全体を小型化している。
図2に示すように、左ケース101は、上面におけるウォームホイール130の軸135の前側に、ケーブル45を保持するシース46の端部を係止するシース係止部101Pが設けられている。ケーブル45は、シース係止部101Pに係止されたシース46の端部から下方に延び、プーリ歯車160の巻取部162に対し、図2の反時計回りに巻き取られている。このため、巻取装置100内においては、第1減速歯車140および第2減速歯車150の軸方向から見て、ケーブル45は、モータ110と、第1減速歯車140および第2減速歯車150の回転軸である軸145および軸155との間に配置されている。このように、減速機Rとしての第1減速歯車140および第2減速歯車150が有する回転軸(軸145,155)とモータ110との空間にケーブル45を配置することで、スペースを有効活用して巻取装置100の小型化が実現されている。
図4に示すように、シートバックフレームF2を立てて後縁21Cを垂直にした状態において、プーリ歯車160の中心168を通る水平面PLは、モータ110の本体部111と交差している。すなわち、プーリ歯車160の中心168とモータ110の本体部111とは同じ高さに位置している。前記したように、モータ110の回転出力は、回転軸112からウォームホイール130、第1減速歯車140、第2減速歯車150、プーリ歯車160と伝達されるようになっており、この伝達経路が、モータ110の上端から前側、そして、下側へと配置され、プーリ歯車160の中心168がモータ110の本体部111と同じ高さになるように配置されることで、伝達経路が上下方向に小さくなり、巻取装置100の上下方向の大きさを小さくすることができる。
そして、モータ110は、受圧部材50の下部連結部材53が係合する連結孔29Bの後側に配置されている。このため、拡幅部21Aに受圧部材50とモータ110を配置してスペースを有効利用しつつ、受圧部材50とモータ110の干渉を抑制することができる。
プーリ歯車160は、巻取部162側の側面162A(図5参照)から軸方向、つまり、左側に向けて突出する凸部166を有している。一方、左ケース101は、図4にハッチングでその位置を示したように、ケースCAの内側へ向けて突出するストッパ105を有している(図3も参照)。凸部166は、ストッパ105に対し、回転方向に当接可能に配置されており、ストッパ105に当接することでプーリ歯車160の回転量を規制するように機能する。図3に示すように、凸部166の巻取部162からの突出量は、軸165の巻取部162からの突出量よりも小さく、これにより、巻取装置100の小型化が図られている。
図5に拡大して示すように、凸部166は、時計回り方向側を向く第1当接面166Aと、反時計回り方向側を向く第2当接面166Bを有しており、第1当接面166Aと第2当接面166Bは、ともに、プーリ歯車160の回転軸線に向かって、つまり、直径方向に延びている。また、左ケース101のストッパ105は、図5における反時計回り方向側を向く巻取用ストッパ面105Aと、時計回り方向側に向く巻戻用ストッパ面105Bとを有し、巻取用ストッパ面105Aと巻戻用ストッパ面105Bとは、ともに、プーリ歯車160の回転軸線に向かって、つまり、直径方向に延びている。これにより、巻取用ストッパ面105Aと第1当接面166Aは、平面同士がぴったりと当接でき、これらの各面の摩耗を抑制することができる。同様に、巻戻用ストッパ面105Bと第2当接面166Bは、平面同士がぴったりと当接でき(図示省略)、これらの各面の摩耗を抑制することができる。
また、プーリ歯車160は、巻取部162側の側面162Aに、ケーブル45の端部の係止片45Aを組み付けるときにケーブル45が通過する組付溝167を有している。前記した凸部166は、組付溝167に隣接して配置、望ましくは、組付溝167に対して回転方向に±90度以内の範囲に配置されており、これにより、組付溝167を形成したことによるプーリ歯車160の剛性低下を凸部166によって補うことができる。
そして、巻き付け溝163は、ケーブル45の巻取開始位置P1に対してケーブル45を巻き始める側に隣接する部分が、他の部分よりも深くなっている。本実施形態においては、図5に角度範囲A1として示した範囲が、他の部分よりも深くなっている。これにより、図5に示したプーリ歯車160がケーブル45を最大限に巻き取った状態において、シース46から延びるケーブル45(二巻き目に相当する直線的に張られたケーブル45)は、一巻き目のケーブル45と干渉していない。
ケーブル45は、巻取部162の巻き付け溝163から脱落しないように、プーリ歯車160でケーブル45を巻き取っていない初期状態においても多少巻き付けておく必要がある。例えば、初期状態において、図5の角度範囲A1だけ巻き取っていたとすると、この巻き取った部分では、ケーブル45の太さの分だけ巻き付け溝163が浅くなるが、本実施形態では、角度範囲A1で巻き付け溝163を他より深くしてあるので、この初期巻き付け部分に巻き付けられたケーブル45により巻き付け溝163が他の部分に比べ実質的に浅くなることが防止できる。このため、仮に角度範囲A1が深くなっていない場合には、ケーブル45を2周巻き付けるとケーブル45が巻取部162から径方向外側に出っ張る可能性があるが、本実施形態においては、そのようなことはないため、プーリ歯車160を実質的に小型化することができる。
以上のように構成された巻取装置100を備えた車両用シートSの作用効果について説明する。
車両用シートSは、巻取部162を有するプーリ歯車160と、ウォームホイール130との間に減速機Rを介在させたので、必要な減速比を得るためにプーリ歯車160とウォームホイール130の直径をさほど大きくする必要がない。そのため、必要な減速比を確保しながら巻取装置100を小型化することができる。
そして、プーリ歯車160の中心168を通る水平面PLは、モータ110の本体部111と交差しているので、モータ110の回転軸112からプーリ歯車160までの駆動力の伝達経路および各歯車130〜160の配置を上下方向にコンパクトにすることができ、巻取装置100を上下方向に小型化することができる。
また、サイドフレーム20は、拡幅部21Aを有し、受圧部材50は、この拡幅部21Aの連結孔29Bに係合され、巻取装置100は、連結孔29Bの後側に配置されているので、拡幅部21Aに受圧部材50とモータ110を配置してスペースを有効利用しつつ、受圧部材50とモータ110の干渉を抑制することができる。
そして、巻き付け溝163は、ケーブル45の巻取開始位置P1の巻取側に隣接する部分が、他の部分よりも深いため、ケーブル45を複数回巻き付けたときに、ケーブル45が巻取部162から出っ張りにくく、プーリ歯車160を実質的に小型化することができる。
また、巻取装置100は、モータ110の左右内側および前側を覆うケースCAを有しているので、モータ110の作動音が乗員に伝わりにくい。
さらに、減速機Rは、第1減速歯車140と第2減速歯車150の2つの減速歯車を有するので、各歯車130〜160の直径を小さくして巻取装置100を小型化することができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以下の他の形態に示すように、適宜変形して実施することが可能である。例えば、図6および図7は、それぞれ、本発明の乗物用シートに適用される巻取装置の、第1変形例と第2変形例を示すものである。第1変形例および第2変形例は、いずれも、減速機が有する歯車とプーリ歯車の回転軸線が前後方向を向いた形態である。なお、第1変形例および第2変形例においては、前記実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
[第1変形例]
図6(a),(b)に示すように、第1変形例に係る巻取装置200は、ケースCA1内に、モータ110と、ウォーム120と、ウォームホイール230と、減速機R1を構成する第1減速歯車240および第2減速歯車250と、プーリ歯車260とを備えて構成されている。
モータ110は、ケースCA1内における前寄りに配置され、下端部が一部、ケースCA1から突出している。
ウォームホイール230は、ウォーム120に噛み合うウォームホイールギヤ231と、ウォームホイールギヤ231よりもピッチ円径が大きい第1出力ギヤ232とを備えている。
第1減速歯車240、第2減速歯車250およびプーリ歯車260は、その回転軸線249,259,269が前後方向を向いている。すなわち、サイドフレーム20の巻取装置100が配置された部分の後縁21Cが延びる方向と、左右方向の両方に対して直交している。なお、本発明でいう、回転軸線が前後方向を向いているとは、前後方向に略向いている場合を含み、好ましくは、前後方向に対して10度以内の場合である。
第1減速歯車240は、ウォームホイール230の後側に設けられ、第1出力ギヤ232に対面して噛み合う第1入力ギヤ241と、この第1入力ギヤ241よりピッチ円径が小さい第2出力ギヤ242とを一体に有する減速歯車である。第1入力ギヤ241は、フェースギヤである。第1減速歯車240は、大径の第1入力ギヤ241を前側にして配置されている。第1減速歯車240は、軸245を介してケースCA1に軸支されている。軸245は、第1入力ギヤ241とは反対側でケースCA1に片持ち支持されている。
第2減速歯車250は、第1減速歯車240の下側に設けられ、第2出力ギヤ242に噛み合う第2入力ギヤ251と、この第2入力ギヤ251よりピッチ円径が小さい第3出力ギヤ252とを一体に有する減速歯車である。第2減速歯車250は、大径の第2入力ギヤ251を後側にして配置されている。第2減速歯車250は、軸255を介してケースCA1に両持ち支持されている。
プーリ歯車260は、第2減速歯車250の下側に設けられ、第3出力ギヤ252に噛み合う最終入力ギヤ261と、ケーブル45を巻き取るための巻取部262とを一体に有する歯車である。巻取部262は、ケーブル45が入り込んで巻回される巻き付け溝263が全周に渡って設けられている。巻取部262は、最終入力ギヤ261よりも直径が小さく、プーリ歯車260は、大径の最終入力ギヤ261を前側にして配置されている。プーリ歯車260は、軸265を介してケースCA1に両持ち支持されている。
なお、上記の各ギヤは、第1入力ギヤ241を除き、例えば、スパーギヤまたはヘリカルギヤである。
プーリ歯車260の中心268を通る水平面PLは、モータ110の本体部111と交差している。これにより、前記実施形態と同様に、駆動力の伝達経路をコンパクトにして巻取装置200の小型化が図られている。
このような構成の巻取装置200によっても、ウォームホイール230とプーリ歯車260との間に減速機R1を介在させたので、必要な減速比を得るためにプーリ歯車260とウォームホイール230の直径をさほど大きくする必要がない。そのため、必要な減速比を確保しながら巻取装置200を小型化することができる。
そして、減速機R1が有する歯車である第1減速歯車240および第2減速歯車250とプーリ歯車260とを、共に、その回転軸線249,259,269が前後方向に向くように配置したので、これらの歯車の直径は上下および左右方向を向く。そのため、これらの歯車の直径は乗物用シートの前後方向の大きさに影響しないので、巻取装置200を前後方向に小型化することができる。
また、第1減速歯車240、第2減速歯車250およびプーリ歯車260は、それらの大径側を前後方向で互い違いに配置しているので、これらの3つの歯車を配置した部分の前後方向の厚みを小さくすることができる。
[第2変形例]
図7(a),(b)に示すように、第2変形例に係る巻取装置300は、第1変形例に係る巻取装置200に対してケースCA2内の部品の配置を略前後逆にしたものであり、モータ110と、ウォーム120と、ウォームホイール230と、減速機R1を構成する第1減速歯車240および第2減速歯車250と、プーリ歯車260とを備えて構成されている。
ケースCA2内において、モータ110、ウォーム120、ウォームホイール230、第1減速歯車240および第2減速歯車250は、第1変形例に係る巻取装置200に対して前後対称に配置されている。
プーリ歯車260は、第2減速歯車250の下側に設けられ、最終入力ギヤ261が第3出力ギヤ252に噛み合っている。そして、プーリ歯車260は、最終入力ギヤ261を前側にして配置されている。このため、巻取部262は、第3出力ギヤ252よりも後側に位置するので、ケーブル45が第3出力ギヤ252に干渉しにくく、ケーブル45を保持するシース46の端部の係止部301Pの配置の自由度が高くなっている。
また、巻取装置300においても、プーリ歯車260の中心268を通る水平面PLは、モータ110の本体部111と交差している。これにより、前記実施形態と同様に、駆動力の伝達経路をコンパクトにして巻取装置300の小型化が図られている。
なお、第2変形例においても、第1減速歯車240を軸支する軸245は、第1入力ギヤ241とは反対側でケースCA2に片持ち支持され、第2減速歯車250は、軸255を介してケースCA2に両持ち支持され、プーリ歯車260は、軸265を介してケースCA2に両持ち支持されている。
このような構成の巻取装置300によっても、ウォームホイール230とプーリ歯車260との間に減速機R1を介在させたので、必要な減速比を得るためにプーリ歯車260とウォームホイール230の直径をさほど大きくする必要がない。そのため、必要な減速比を確保しながら巻取装置300を小型化することができる。
そして、減速機R1が有する歯車である第1減速歯車240および第2減速歯車250とプーリ歯車260とを、共に、その回転軸線249,259,269が前後方向に向くように配置したので、これらの歯車の直径は上下および左右方向を向く。そのため、これらの歯車の直径は乗物用シートの前後方向の大きさに影響しないので、巻取装置300を前後方向に小型化することができる。
[他の変形例]
前記実施形態では、ケーブル45をケースCAの上から引き出していたが、下や横から引き出しても構わない。また、前記実施形態においては、モータ110の本体部111の上から回転軸112が突出していたが、回転軸112は、本体部111の下から突出していてもよい、例えば、図2に示した巻取装置100を上下逆にして用いることもできる。
前記実施形態では、減速機Rが2つの減速歯車を有する形態を例示したが、減速機Rは、1つの減速歯車のみを有する形態としてもよい。
前記実施形態では、乗物用シートとして、自動車で使用される車両用シートSを例示したが、本発明はこれに限定されず、その他の乗物用シート、例えば、鉄道車両、船舶、航空機などで使用されるシートに適用することもできる。
前記実施形態では、可動部材としてランバーサポート用の可撓プレート40を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば乗員の太腿を左右方向外側からサポートするサイドサポートの左右方向内側への膨出量を調整するための可動部材であってもよい。なお、このような可動部材は、シートクッションに設けられるので、この場合には、巻取装置をシートクッションフレームに設けてもよい。
前記実施形態では、巻取力発生部材としてモータ110を例示したが、本発明はこれに限定されず、巻取力発生部材は、例えば、回転軸と、当該回転軸を回転させるために当該回転軸の端部に設けられてユーザによって操作されるダイヤル式の操作部(本体部)とを備えたものであってもよい。
20 サイドフレーム
21 サイドフレーム本体部
21A 拡幅部
21C 後縁
28A,28B 溶接ナット
29A,29B 連結孔
40 可撓プレート
45 ケーブル
46 シース
50 受圧部材
51 受圧板
52 上部連結ワイヤ
53 下部連結ワイヤ
60 エアバッグ装置
100 巻取装置
101 左ケース
102 右ケース
105 ストッパ
105A 巻取用ストッパ面
105B 巻戻用ストッパ面
110 モータ
111 本体部
112 回転軸
120 ウォーム
130 ウォームホイール
131 ウォームホイールギヤ
132 第1出力ギヤ
140 第1減速歯車
141 第1入力ギヤ
142 第2出力ギヤ
145 軸
150 第2減速歯車
151 第2入力ギヤ
152 第3出力ギヤ
155 軸
160 プーリ歯車
161 最終入力ギヤ
162 巻取部
163 溝
165 軸
166 凸部
167 組付溝
168 中心
200 巻取装置
CA ケース
F シートフレーム
F1 シートクッションフレーム
F2 シートバックフレーム
P1 巻取開始位置
PL 水平面
R 減速機
S 車両用シート

Claims (8)

  1. 左右に離間して配置された一対のサイドフレームを有するシートフレームと、
    シートフレームに対して可動となる可動部材と、前記シートフレームに設けられ、前記可動部材に連結されたケーブルを巻き取るための巻取装置とを有する乗物用シートであって、
    前記巻取装置は、
    回転軸および当該回転軸を回転させる本体部を有する巻取力発生部材と、
    前記巻取力発生部材の回転軸に設けられるウォームと、
    前記ウォームに噛み合うウォームホイールと、
    前記ケーブルを巻き取るための巻取部および最終入力ギヤを有するプーリ歯車と、
    少なくとも1つの歯車を有し、前記ウォームホイールおよび前記最終入力ギヤと係合し、前記ウォームホイールの回転を減速して前記プーリ歯車に伝達する減速機と
    少なくとも前記巻取力発生部材の左右方向内側を覆うケースとを備え、
    前記少なくとも1つの歯車は、左右方向に延びる軸が前記ケースに支持され、
    前記ケースは、複数のケース固定部において前記サイドフレームに固定され、
    前記少なくとも1つの歯車の各軸は、左右方向から見て、前記複数のケース固定部に囲まれた範囲内に位置することを特徴とする乗物用シート。
  2. 左右に離間して配置された一対のサイドフレームを有するシートフレームと、
    シートフレームに対して可動となる可動部材と、前記シートフレームに設けられ、前記可動部材に連結されたケーブルを巻き取るための巻取装置とを有する乗物用シートであって、
    前記巻取装置は、
    回転軸および当該回転軸を回転させる本体部を有する巻取力発生部材と、
    前記巻取力発生部材の回転軸に設けられるウォームと、
    前記ウォームに噛み合うウォームホイールと、
    前記ケーブルを巻き取るための巻取部および最終入力ギヤを有するプーリ歯車と、
    少なくとも1つの歯車を有し、前記ウォームホイールおよび前記最終入力ギヤと係合し、前記ウォームホイールの回転を減速して前記プーリ歯車に伝達する減速機と
    少なくとも前記巻取力発生部材の左右方向内側を覆うケースと、
    上下に離れた2箇所のエアバッグ固定部において前記サイドフレームに固定されたエアバッグ装置とを備え、
    前記ケースは、前記サイドフレームの前記エアバッグ装置とは反対側に配置され、ケース固定部において前記サイドフレームに固定され、
    前記ケース固定部は、上下方向において、前記2箇所のエアバッグ固定部の間に位置することを特徴とする乗物用シート。
  3. 上下に離れた2箇所のエアバッグ固定部において前記サイドフレームに固定されたエアバッグ装置と、
    前記一対のサイドフレーム間に架け渡された、乗員の背中を支持する乗員支持部材をさらに備え、
    前記2箇所のエアバッグ固定部のうち、下側の1つは、前記本体部の前側に配置され、
    前記乗員支持部材は、受圧板と、当該受圧板を前記サイドフレームに支持させる上部連結ワイヤおよび下部連結ワイヤとを有し、
    前記下部連結ワイヤは、サイドフレームに形成された連結孔に係合しており、
    前記連結孔の中心は、上下方向において、前記2箇所のエアバッグ固定部のうち、下側の1つと、前記ケース固定部との間に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 上下に離れた2箇所のエアバッグ固定部において前記サイドフレームに固定されたエアバッグ装置と、
    前記一対のサイドフレーム間に架け渡された、乗員の背中を支持する乗員支持部材をさらに備え、
    前記2箇所のエアバッグ固定部のうち、下側の1つは、前記減速機の下側に配置され、
    前記乗員支持部材は、受圧板と、当該受圧板を前記サイドフレームに支持させる上部連結ワイヤおよび下部連結ワイヤとを有し、
    前記下部連結ワイヤは、サイドフレームに形成された連結孔に係合しており、
    前記連結孔の中心は、上下方向において、前記2箇所のエアバッグ固定部のうち、下側の1つと、前記ケース固定部との間に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
  5. 前記サイドフレームの左右方向外側に固定されたエアバッグ装置をさらに備え、
    前記ケースは、前記エアバッグ装置との間に前記サイドフレームを挟んで、前記サイドエアバッグ装置の左右方向内側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  6. 前記プーリ歯車の中心を通る水平面は、前記本体部と交差していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  7. 前記シートフレームは、左右に離間して配置された左右のサイドフレームを有するシートバックフレームを有し、
    前記左右のサイドフレームは、下部に、上部よりも前後方向の幅が大きい拡幅部を有し、
    左右の前記拡幅部に両端が係合して前記拡幅部間に架け渡された、乗員の背中を支持する乗員支持部材をさらに備え、
    前記巻取装置は、前記拡幅部に前記乗員支持部材が係合する位置の後側に前記巻取力発生部材が位置するように前記拡幅部に固定されたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  8. シートフレームに対して可動となる可動部材と、前記シートフレームに設けられ、前記可動部材に連結されたケーブルを巻き取るための巻取装置とを有する乗物用シートであって、
    前記巻取装置は、
    回転軸および当該回転軸を回転させる本体部を有する巻取力発生部材と、
    前記巻取力発生部材の回転軸に設けられるウォームと、
    前記ウォームに噛み合うウォームホイールと、
    前記ケーブルを巻き取るための巻取部および最終入力ギヤを有するプーリ歯車と、
    少なくとも1つの歯車を有し、前記ウォームホイールおよび前記最終入力ギヤと係合し、前記ウォームホイールの回転を減速して前記プーリ歯車に伝達する減速機とを備え、
    前記プーリ歯車は、軸方向の側面に、回転量を規制するための凸部と、前記ケーブルを組み付けるときに前記ケーブルが通過するための組付溝とを有し、
    前記凸部は、前記組付溝に隣接して設けられていることを特徴とする乗物用シート。
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