JP6258069B2 - 基板収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば半導体ウェーハ等の基板を収納する基板収納容器に関し、特には、背面がバックグラインドによって薄く加工された基板を収納して、安全に搬送や輸送するのに好適なリテーナを備えた基板収納容器に関する。
このような基板収納容器は、たとえば下記特許文献1に開示されているように、開口を有する容器本体と、容器本体の該開口を閉鎖し得る蓋体とから構成されている。
容器本体には、該開口を通して複数の基板を収納でき、各基板は、水平にかつ互いに離間され面対向されて配置されるようになっている。このため、容器本体の開口側から観た両側の内壁面には、各基板のそれぞれの周辺部を支持する支持部が設けられている。
また、蓋体の裏面(容器本体の開口に対向する面)にはリテーナが取付けられ、該リテーナは、蓋体を容器本体に閉鎖したときに、前記支持部に支持された各基板の前後方向の移動あるいは輸送時の振動を規制して、基板の破損防止や磨耗粉などの汚染物の発生を防止するようになっている。
そして、該リテーナは、各基板の前端部(蓋体側の端部)を基板ごとに係合できる係合部(たとえばV字溝)を有する構成となっている。
しかし、基板は、その径が大きく厚さが薄くなっている場合、その前端部が撓み・反りが生じ易くなり、該前端部において、リテーナの所定の係合部に適切に係合されなくなってしまう場合があった。すなわち、隣の係合部に収納されて隣接する係合部間に嵌ってしまい、リテーナによって適切に保持されないという問題があった。このため、基板の破損が生じ易くなるのはもちろんのこと、各基板の移動あるいは、搬送又は輸送時の振動を適切に規制することができないという不都合を有していた。
特許5253410号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板が大口径になったり、薄く加工されて、大きな撓みが生じるようになったりしても、基板の破損を回避でき、該基板の移動あるいは搬送時や輸送時の振動を適切に規制できるように、基板を保持可能なリテーナを備える基板収納容器を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の基板収納容器は、基板を収納する容器本体と、前記容器本体の開口を閉鎖する蓋体と、前記蓋体の前記容器本体側に設けられ、前記基板の前記開口側への移動を規制する平坦面を有するリテーナと、を備え、前記リテーナが、前記蓋体に着脱可能に設けられる枠体と、前記枠体に着脱可能に設けられ、前記平坦面を形成する支持部と、を備え、前記支持部が弾性部材であることを特徴とする。
(2)本発明の基板収納容器は、(1)の構成において、前記支持部が平板状の基部と前記基部の中央に形成された突出部とを備え、前記基部が前記蓋体と前記枠体に挟持されて位置決め固定されていることを特徴とする。
(3)本発明の基板収納容器は、(1)の構成において、前記支持部がゴム材で形成されていることを特徴とする。
(4)本発明の基板収納容器は、(3)の構成において、前記支持部が、JIS K 6253に準拠のデュロメータタイプEで測定した値であって10°以上70°以下の範囲の硬度を有することを特徴とする。
(5)本発明の基板収納容器は、(3)の構成において、前記支持部が、JIS K 6253に準拠のデュロメータタイプEで測定した値であって20°以上50°以下の範囲の硬度を有することを特徴とする。
(6)本発明の基板収納容器は、(3)の構成において、前記支持部がフッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴムのうちから選択されるものを含んで構成されることを特徴とする。
(7)本発明の基板収納容器は、(1)の構成において、前記支持部が発泡ゴムスポンジで形成されていることを特徴とする。
(8)本発明の基板収納容器は、(7)の構成において、前記支持部がフッ素ゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、シリコンゴムスポンジ、ニトリルゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、エチレンプロピレンゴムスポンジのうちから選択されるものを含んで構成されることを特徴とする。
(9)本発明の基板収納容器は、(3)の構成において、前記支持部が、JIS K 6253に準拠のデュロメータタイプAで測定した値であって30°以上90°以下の範囲の硬度を有し、内部が中空に形成されていることを特徴とする。
(10)本発明の基板収納容器は、(1)ないし(9)のいずれかの構成において、前記容器本体に前記蓋体を閉鎖したときに、前記支持部が各基板に対して3N以下の保持力を有することを特徴とする。
このように構成した基板収納容器によれば、基板にたとえ撓みが生じていても、基板の破損を回避でき、該基板の移動あるいは振動を適切に規制できるリテーナを備えるようにできる。
本発明の基板収納容器の実施形態1を示す分解斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 本発明の基板収納容器に備えられるリテーナを分解させた分解斜視図である。 本発明の基板収納容器に備えられるリテーナを組み立てた斜視図である。 リテーナを蓋体に取付ける手前の状態を示す斜視図である。 リテーナを蓋体に取付けた状態を示す斜視図である。 図6のVII−VII線における断面図である。 本発明の基板収納容器の実施形態2を示す断面図である。 本発明の基板収納容器の実施形態3を示す断面図である。 本発明の基板収納容器の実施形態4を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態1)
図1は、本発明の基板収納容器の実施形態1を示す分解斜視図である。
図1において、基板収納容器10は、側面の一部が開口された容器本体11と、容器本体11の開口11Aを閉鎖する蓋体12と、蓋体12の裏面(容器本体11側の面)に着脱自在に取付けられるリテーナ21と、を備えて構成されている。
容器本体11は、ほぼ立方体の形状からなり、その一側面に開口11Aを有するように構成されている。容器本体11をその開口11A側から観た場合、開口11Aの両脇の内側面にそれぞれ基板支持板11Bが設けられている(一方の基板支持板は図示されていない)。基板支持板11Bは容器本体11の上下方向に複数の支持板が所定の間隔を隔てて並設されることによって構成されている。これにより、半導体ウェーハからなる基板W(図2参照)は、対応する支持板に支持(載置)されることによって、水平状態で容器本体11の上下方向に並設されるようにして収納されるようになっている。なお、容器本体11は、その底面にボトムプレート14が、外側の側面にマニュアルハンドル15が、天面にロボテックフランジ16が設けられて構成されている。
蓋体12は、容器本体11の開口11Aを閉塞するように設けられ、その左右の周辺近傍には施錠機構17が内蔵されている。施錠機構17は、外部から回転させることができる回転プレート17Aを有し、この回転プレート17Aの回転により、回転プレート17Aの上下方向の各端に係合され同一線上に配置された一対の連結プレート17Bが互いに離間する方向に移動し、各連結プレート17Bの端部が容器本体11の開口11Aの周辺に形成された嵌合孔11Hに挿入されるようになって、容器本体11に対する蓋体12の施錠がなされるようになっている。なお、蓋体12の周縁には、容器本体11の開口11Aの周縁とシール性を向上させるためのガスケット18が設けられている。
リテーナ21は、容器本体11の上下方向に延在する弾性部材からなるリテーナ支持部(以下、単に支持部と称する)24を有し、この支持部24は、外枠体22、中央枠体23によって蓋体12の裏面に取付けられるようになっている。支持部24は、その長手方向に沿った中央部を除く両脇が該中央枠体23によって被われ、蓋体12と中央枠体23との間に挟持されるようになっている。また、支持部24の長手方向に沿った中央部は、図1のII−II線における断面図である図2に示すように、中央枠体23から突出する突出部24Tを有するようになっている。なお、図2では、半導体ウェーハからなる基板Wを図示しており、蓋体12を容器本体11に閉塞した状態において、支持部24の突出部24Tが基板Wの周辺の前端部(蓋体側の端部)と当接するようになっている。これにより、基板Wは容器本体11の開口側への移動が支持部24によって規制されるようになっている。
図3は、リテーナ21の各部材を分解させた場合の分解斜視図であり、図4は、該リテーナ21の各部材を組み立てた場合の斜視図である。
リテーナ21は、図3に示すように、長方形枠からなる外枠体22と、該外枠体22の長手方向に沿って該外枠体22のほぼ中央に配置される中央枠体23と、該中央枠体23の長手方向に沿って保持される支持部24を備えて構成されるようになっている。
外枠体22、中央枠体23は、たとえば、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトンなどの各種の熱可塑性樹脂、あるいはポリエステル系やポリオレフィン系などの各種の熱可塑性エラストマーによって形成されている。また、支持部24は、熱可塑性エラストマー、あるいはゴム材などからなる弾性部材によって形成されている。すなわち、支持部24は、フッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴムのうちから選択されるものを含んで構成されている。あるいは、支持部24は、発砲ゴムスポンジで形成されている。あるいは、支持部24は、フッ素ゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、シリコンゴムスポンジ、ニトリルゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、エチレンプロピレンゴムスポンジのうちから選択されるものを含んで構成されている。
外枠体22は、互いに平行配置される横枠22aと互いに平行配置される縦枠22bとで長方形枠を形成するようになっている。各横枠22aには、そのほぼ中央に並設された複数(図では2個)の貫通孔22dが形成されている。各横枠22aの貫通孔22dは、中央枠体23の後述する嵌合部23cが嵌合されるようになっている。各縦枠22bには、その長手方向にほぼ等間隔に並設される複数の被固定部22cが形成されている。各縦枠22bの被固定部22cは、該縦枠22bにおいて、他の部分より厚さを薄く形成した部分として形成され、蓋体12の後述するリテーナ固定部12dに固定されるようになっている。
中央枠体23は、互いに平行配置される支柱部23aと互いに平行配置される連結部23bを有し、その中央に長手方向に沿った中空部(スリット)23dが形成されるようになっている。中央枠体23の各連結部23bには、外方に延在する複数(図では2個)の嵌合部23cが形成されている。中央枠体23の嵌合部23cは、外枠体22の前記貫通孔22dに嵌合されるようになっており、これにより、中央枠体23の外枠体22に対する固定がなされるようになっている。
支持部24は、中央枠体23の背部に配置され、該中央枠体23の中空部23dから前方に突出する部分を有して形成されている。すなわち、支持部24は、その横断面が凸状となっており、平板状の基部24aと、この基部24aの中央に長手方向に沿った突出部24Tとを備えて形成されている。突出部24Tの頂面はその長手方向に沿った平坦面として形成されている。支持部24の基部24aは中央枠体23の背部に配置される部分となっており、突出部24Tは該中央枠体23の中空部23dから突出する部分となっている。
図4は、外枠体22、中央枠体23および支持部24を組み合わせてリテーナ21を構成した斜視図である。中央枠体23の嵌合部23cが外枠体22の貫通孔22dに嵌合されることによって、中央枠体23と外枠体22との組立がなされるようになっている。また、支持部24は、その突出部24Tを中央枠体23の中空部23d(図3参照)を突出させて該中央枠体23の背部に配置されている。
図5は、上述のように構成したリテーナ21を蓋体12に着脱可能に取付ける場合を示した斜視図である。図5に示すように、蓋体12の裏面の中央には、その上下方向(図1における上下方向)に延在する凹部12cが形成されている。リテーナ21は、該凹部12c内において、その支持部24の長手方向が蓋体12の上下方向に一致づけて配置されるようになっている。また、凹部12cの上下方向における一対の側壁面12sには、それぞれ(一方の側壁面は図示されていない)、上下方向に沿ってほぼ等間隔に並設されたリテーナ固定部12dが取付けられている。
なお、蓋体12に形成されている前記凹部12cは、従来の構成のリテーナを配置させる箇所になっており、従来の構成のリテーナに替えて本発明に係るリテーナ21をそのまま配置させ取付けることができるようになっている。
図6は、蓋体12にリテーナ21を取付けた場合を示した斜視図である。図5及び図6に示すように、リテーナ21は、蓋体12の凹部12c内に埋設されるように配置され、その被固定部22cは、凹部12cの側壁面12sに形成されたリテーナ固定部2d(図5参照)に固定されるようになっている。
図7は、図6のVII−VII線における断面図である。図7から明らかになるように、蓋体12の凹部12cのほぼ中央に支持部24が配置されている。支持部24は、上述したように、平板状の基部24aと、この基部24aの中央に長手方向に沿った突出部24Tとを備えて形成され、該基部24aはリテーナ21の中央枠体23に被われ、突出部24Tは中央枠体23の中空部23d(図3参照)から突出するようになっている。支持部24は、中央枠体23を固定する外枠体22が蓋体12の凹部2cに取付けられることによって、該中央枠体23と蓋体12の間に挟持され位置決めされるようになっている。
なお、支持部24は、上述したように弾性部材からなるが、その上述した作用・機能に鑑み、熱可塑性エラストマーを用いる場合、JIS K 6253に準拠のデュロメータタイプEで測定した硬度で10°以上70°以下、好ましくは20°以上50°以下の範囲、特には、35°程度の発泡タイプが好ましい。また、ゴムを用いる場合、JIS K 6253に準拠のデュロメータタイプAで測定した硬度で30°以上90°以下であっても、内部中空の薄肉形状とすることで同様の効果を得ることが可能となる。さらに、基板Wを13枚収納する場合には、基板1枚あたり3N以下の保持力(押さえ力)とすることが好ましく、基板Wを25枚収納する場合には、基板1枚あたり1.6N以下の保持力(押さえ力)とすることが好ましい。このように保持力を調整することで、蓋体12の開閉装置が、容器本体11に蓋体12を押し圧するときの力(40N)以下とできるので、開閉装置のスペックオーバーによる停止トラブルを回避して、蓋体12の自動開閉を支障なく行うことができるようになる。
また、保持力は、各基板Wが輸送時に回転しないような適切な値とすることが必要であり、前記した支持部24を形成する素材の硬度の他にも、支持部24の突出量によっても調整可能である。また、必要に応じて中央部の突出量が両端の突出量よりも大きくなるように湾曲状に形成しても良く、支持部24は平板状のままで、支持部24の裏面に接触する蓋体部分に、上下方向の端部から中央部にかけて、高さが徐々に高くなるように変化させて、中央部が最大高さとなるようなリブを形成しておいても良い。これは、基板Wを収納した容器本体11に蓋体12を取り付けたときに、基板Wを保持する保持力の反力によって、蓋体12の中央部が外方向に膨らんで湾曲変形し、中央部に収納された基板Wが上下方向の両端部の基板Wよりも回転し易くなることを防止するためである。
このように構成した基板収納容器10は、そのリテーナ21の支持部24を弾性部材で構成したことにより、たとえ基板Wに撓み・反りが生じていても、蓋体12の容器本体11への閉鎖にともなう該弾性部材の弾性力によって、各基板Wの前端部を押圧して保持可能となる。これにより、輸送時の基板Wのガタツキによる破損や汚染を回避でき、その撓み・反りの程度に拘わらず、各基板Wの前端部を柔軟に押圧でき、該基板Wの移動あるいは振動を適切に規制できるようになる。
(実施形態2)
図8は、本発明の基板収納容器の実施形態2を示す構成図で、図7と対応づけて描いた断面図である。
図8に示す支持部24は、横断面がほぼ矩形状の弾性部材からなり、リテーナ21の中央枠体23の中空部23d内において該中央枠体23よりも容器本体側へ突出するように配置されるようになっている。この場合、支持部24と中央枠体23は、支持部24の周辺の所定箇所(たとえば上下方向や左右方向)において、互いに係合して固定されている。この場合の固定としては、たとえば、中央枠体23において支持部24に食い込むリブ等を設けるようにしてもよい。なお、リテーナ21において、その外枠体22と前記中央枠体23との取付けは、たとえば、実施形態1に示したものと同様となっている。また、支持部24の寸法がばらつく場合、中央枠体23に相対向する爪部を形成し、これらの爪部によって短めの支持部24を上下方向あるいは左右方向に引き伸ばして固定するようにしてもよい。
このようにした場合にも、図7に示した構成と同様の効果を奏するようになる。
(実施形態3)
図9は、本発明の基板収納容器の実施形態3を示す構成図で、図7と対応づけて描いた断面図である。
図9において、支持部24は、その横断面がほぼ二等辺三角形となる弾性部材からなり、その頂角部が中央枠体23の中空部23dから容器本体側へ突出するように配置されるようになっている。支持部24の底面において蓋体2との間にプレート25が配置され、支持部24は、所定の高さで中央枠体23から突出させることができるようになっている。これにより、支持部24は、プレート25とともに、蓋体2と中央枠体23に挟持され位置決め配置できるようになっている。なお、リテーナ21において、その外枠体22と中央枠体23との取付けは、たとえば、実施形態1に示したものと同様となっている。
このようにした場合にも、図7に示した構成と同様の効果を奏するようになる。
(実施形態4)
図10は、本発明の基板収納容器の実施形態4を示す構成図で、図7と対応づけて描いた断面図である。
図10において、支持部24は、その横断面がほぼ円環状となる弾性部材からなり、リテーナ21の中央枠体23の中空部23d内において該中央枠体23よりも容器本体側へ突出するように配置されるようになっている。この場合、支持部24と中央枠体23は、支持部24の周辺の所定箇所において、実施形態2と同様に、相対向する係止爪等の係合部が設けられて固定されている。なお、リテーナ21において、その外枠体22と前記中央枠体23との取付けは、たとえば、実施形態1に示したものと同様となっている。
このようにした場合にも、図7に示した構成と同様の効果を奏するようになる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
たとえば、中央枠体23に相対向する爪部を形成して、支持部24を係合して固定したり、伸ばした状態で固定することを記載したが、これに限らず、一方に貫通穴を、他方にはこの貫通穴に嵌まり込む係止突起を設けることによっても、同様に固定することができる。さらに、係止爪を形成するのは、中央枠体23に限らず、外枠体22であったり、蓋体12の内面であったりしても良い。また、中央枠体23と外枠体22とを別部材として示したが、これらを図4に示すような形状に、最初から一体的に形成して、これに支持部24を組み込んでも良く、この場合も同様の効果が得られる。
10 基板収納容器
11 容器本体
11A 開口
11B 基板支持板
11H 嵌合孔
12 蓋体
12c 凹部
12d リテーナ固定部
12s 側壁面
14 ボトムプレート
15 マニュアルハンドル
16 ロボテックフランジ
17 施錠機構
17A 回転プレート
17B 連結プレート
18 ガスケット
21 リテーナ
22 外枠体
22a 横枠
22b 縦枠
22c 被固定部
22d 貫通孔
23 中央枠体
23a 支柱部
23b 連結部
23c 嵌合部
23d 中空部(スリット)
24 支持部(リテーナ支持部)
24T 突出部
25 プレート
W 基板

Claims (9)

  1. 基板収納容器であって、
    基板を収納する容器本体と、
    前記容器本体の開口を閉鎖する蓋体と、
    前記蓋体の前記容器本体側に設けられ、前記基板の前記開口側への移動を規制する平坦面を有するリテーナと、
    を備え、
    前記リテーナが、
    前記蓋体に着脱可能に設けられる枠体と、
    前記枠体に着脱可能に設けられ、前記平坦面を形成する支持部と、
    を備え、
    前記支持部が弾性部材であり、
    前記支持部が平板状の基部と前記基部の中央に形成された突出部とを備え、
    前記基部が前記蓋体と前記枠体に挟持されて位置決め固定されていることを特徴とする基板収納容器。
  2. 前記支持部がゴム材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記支持部が、JIS K 6253に準拠のデュロメータタイプEで測定した値であって10°以上70°以下の範囲の硬度を有することを特徴とする請求項に記載の基板収納容器。
  4. 前記支持部が、JIS K 6253に準拠のデュロメータタイプEで測定した値であって20°以上50°以下の範囲の硬度を有することを特徴とする請求項に記載の基板収納容器。
  5. 前記支持部がフッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴムのうちから選択されるものを含んで構成されることを特徴とする請求項に記載の基板収納容器。
  6. 前記支持部が発泡ゴムスポンジで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  7. 前記支持部がフッ素ゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、シリコンゴムスポンジ、ニトリルゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、エチレンプロピレンゴムスポンジのうちから選択されるものを含んで構成されることを特徴とする請求項に記載の基板収納容器。
  8. 前記支持部が、JIS K 6253に準拠のデュロメータタイプAで測定した値であって30°以上90°以下の範囲の硬度を有し、内部が中空に形成されていることを特徴とする請求項に記載の基板収納容器。
  9. 前記容器本体に前記蓋体を閉鎖したときに、
    前記支持部が各基板に対して3N以下の保持力を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の基板収納容器。
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