JP2019207903A - 基板収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部の陽圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減する。【解決手段】 基板を収納する容器本体と、容器本体の開口を閉止する蓋体とを備え、前記容器本体における前記開口まわりの第1部位、及び、前記蓋体における前記第1部位に対向する第2部位の一方の部位は、他方の部位とは異なる材料により形成され、かつ、他方の部位に向けて突出する突起部であって端面が前記他方の部位に当接する突起部を有する、基板収納容器が開示される。【選択図】 図2

Description

本開示は、基板収納容器に関する。
基板収納容器は、基板を収納する容器本体と、容器本体の開口を閉止する蓋体と、容器本体と蓋体との間に設けられる環状のパッキンと、を備えたものであり、基板を気密状態で収納している。
この種のパッキンとして、延出片がその延長線とシール面との間に略鋭角を形成するように形成されたもの、シール面に接触して基板収納容器の外側に湾曲したもの及び開口正面外方に向けて屈曲しているものなどが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
これらのパッキンは、基板収納容器の内部が陰圧の場合、言い換えると、外部の圧力が高い場合に、延出片がシール面に押し付けられる方向に変形するため、良好なシール性を奏するようになっている。
特開2002−068364号公報 特開2008−062979号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、内部の陽圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減することが難しい。パッキンは、エラストマー等により形成されており、摩擦によりパーティクルが比較的発生しやすい。また、不活性ガスなどのパージガスを基板収納容器の内部に供給した場合、つまり、基板収納容器の内部が陽圧になる場合は、延出片はシール面から剥がされる方向に変形するため、シール性が低下することがある。
そこで、1つの側面では、本発明は、内部の陽圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減することを目的とする。
1つの側面では、基板を収納する容器本体と、
前記容器本体の開口を閉止する蓋体とを備え、
前記容器本体における前記開口まわりの第1部位、及び、前記蓋体における前記第1部位に対向する第2部位の一方の部位は、他方の部位とは異なる材料により形成され、かつ、他方の部位に向けて突出する突起部であって端面が前記他方の部位に当接する突起部を有する、基板収納容器が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、内部の陽圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減することが可能となる。
一実施例の基板収納容器の一部を示す分解概略斜視図である。 一例による基板収納容器を示す概略的な断面図である。 ラビリンスシール構造によるシール効果の説明図である。 他の一例による基板収納容器の一部を示す概略的な断面図である。 他の一例による基板収納容器の一部を示す概略的な断面図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例の基板収納容器1を示す分解概略斜視図である。
図1に示すように、基板収納容器1は、基板Wを収納する容器本体10と、容器本体10の開口11を閉止する蓋体20と、を備えている。
容器本体10は、箱状体であり、開口11が正面に形成されたフロントオープン型である。開口11は、外側に広がるように段差をつけて屈曲形成され、その段差部の面がシール面12として、開口11の正面の内周縁に形成されている。なお、容器本体10は、300mm径や450mm径の基板Wの挿入操作を行い易いことから、フロントオープン型が好ましいが、開口11が下面に形成されたボトムオープン型であってもよい。
容器本体10の内部の左右両側には、支持体13が配置されている。支持体13は、基板Wの載置及び位置決めをする機能を有している。支持体13には、複数の溝が高さ方向に形成され、いわゆる溝ティースを構成している。そして、基板Wは、同じ高さの左右2か所の溝ティースに載置されている。支持体13の材料は、容器本体10と同様のものであってもよいが、耐熱性や、洗浄性、摺動性を高めるために、異なる材料が用いられてもよい。
また、容器本体10の内部の後方(奥側)には、リアリテーナ(図示せず)が配置されている。リアリテーナは、蓋体20が閉止された場合に、後述するフロントリテーナ30と対となって、基板Wを保持する。ただし、変形例では、リアリテーナを備えることなく、支持体13が、溝ティースの奥側に、例えば、「く」字状や直線状をした基板保持部を有することで、フロントリテーナ30と基板保持部とで基板Wを保持するようなものであってもよい。これらの支持体13やリアリテーナは、容器本体10にインサート成形や嵌合などにより設けられている。
基板Wは、この支持体13に支持されて容器本体10に収納される。なお、基板Wの一例としては、シリコンウェーハが挙げられるが特に限定されず、例えば、石英ウェーハ、ガリウムヒ素ウェーハ、ガラスウェーハ、樹脂ウェーハなどであってもよい。
容器本体10の天井中央部には、ロボティックフランジ14が着脱自在に設けられている。清浄な状態で基板Wを収容した基板収納容器1は、工場内の搬送ロボットで、ロボティックフランジ14を把持されて、基板Wを加工する工程ごとの加工装置に搬送される。
また、容器本体10の両側部の外面中央部には、作業者に握持されるマニュアルハンドル15がそれぞれ着脱自在に装着されている。
容器本体10の底面には、例えば、チェックバルブ機能を有する給気弁18と排気弁19とが設けられている。これらは、蓋体20によって閉止された基板収納容器1の内部に、給気弁18から窒素ガスなどの不活性気体やドライエアーを供給し、排気弁19から排出することで、基板収納容器1の内部の気体を置換したり、気密状態を維持したりする。なお、給気弁18及び排気弁19は、基板Wを底面へ投影した位置から外れた位置にあるのが好ましいが、給気弁18及び排気弁19の数量や位置は、図示したものに限らない。また、給気弁18及び排気弁19は、気体を濾過するフィルタを有している。
内部の気体の置換は、収納した基板W上の不純物質を吹き飛ばしたり、内部の湿度を低くしたりするなどの目的で行われ、搬送中の基板収納容器1の内部の清浄性を保つ。気体の置換は、排気弁19側においてガスを検知することで、確実に行われているか確認することができる。そして、内部の気体を置換する時や、蓋体20を容器本体10に取り付けて、閉止する時に、基板収納容器1の内部は陽圧になり、逆に、蓋体20を容器本体10から取り外す時に、基板収納容器1の内部は陰圧となる。
蓋体20は、容器本体10の開口11の正面に取り付けられる、略矩形状のものである。蓋体20は、図1に示すように、蓋部本体21(蓋部の本体の一例)と、この蓋部本体21に設置されて施錠する一対の施錠機構26と、各施錠機構26を着脱自在に覆う一対のプレート27とを備え、容器本体10の開口正面部に着脱自在に嵌合される。蓋体20は、施錠機構26によって、容器本体10に形成された係止穴(図示せず)に係止爪が嵌入することで施錠されるようになっている。なお、蓋体20の蓋部本体21、一対の施錠機構26、及び一対のプレート27は、容器本体10と同様の成形材料を使用して成形される。
また、蓋体20は、中央部に基板Wの前部周縁を水平に保持する弾性のフロントリテーナ30が着脱自在に装着又は一体形成されている。
このフロントリテーナ30は、支持体13の溝ティース及び基板保持部などと同様に、ウェーハが直接接触する部位であるため、洗浄性や摺動性が良好な材料が用いられている。フロントリテーナ30も、蓋体20にインサート成形や嵌合などで設けることができる。
これらの容器本体10及び蓋体20(蓋部本体21)の材料としては、例えば、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。この熱可塑性樹脂は、導電性カーボン、導電繊維、金属繊維、導電性高分子などからなる導電剤、各種の帯電防止剤、紫外線吸収剤などが更に適宜添加されてもよい。
図2は、一例によるシール構造を示す概略的な断面図である。図2(後出の図3以降も同様)は、図1の容器本体10のラインA−Aに沿った部分の断面図(蓋体20が閉じられた容器本体10の状態での断面図)である。図2は、直交する2方向として、X,Y方向が定義されている。X方向において、X1側が内側に対応し、X2側が外側に対応する。X方向は、開口11まわりの径方向に対応する。また、Y方向において、Y1側が内側に対応し、Y2側が外側に対応する。なお、Y方向(第1方向の一例)は、容器本体10に収納されるときの基板W(図1参照)の表面に略平行な方向である。
図2に示すように、容器本体10は、開口11まわりの第1部位110を有し、蓋体20は、第1部位110に対向する第2部位210を有する。第1部位110は、第2部位210とY方向に対向する表面101(第1表面の一例)と、第2部位210とX方向に対向する表面102とを有する。なお、表面101は、シール面12(図1参照)を形成する。同様に、第2部位210は、第1部位110とY方向に対向する表面211(第1表面の一例)と、第1部位110とX方向に対向する表面212とを有する。このように、第1部位110及び第2部位210は、Y方向に対向し合うとともに、X方向に対向し合う。
なお、図2では、表面101と表面211との間の最小の隙間は、0(設計値)であり、表面102と表面212との間の隙間δ1(最小の隙間)は、0よりも大きい。隙間δ1は、公差等に起因して、表面102と表面212との間の接触が生じないように設定される。隙間δ1は、0mmより大きく、1.0mm以下が好ましく、0.5mm以下が更に好ましい。1.0mmより大きいとシール性が効果的に得られなくなるためである。
第2部位210は、蓋部本体21とは別体である。すなわち、蓋体20は、蓋部本体21と、第2部位210とを含む。第2部位210は、蓋部本体21に取り付けられる。
第2部位210は、例えば、蓋部本体21に嵌合により一体化される。あるいは、第2部位210は、蓋部本体21に接着により一体化されてもよい。あるいは、第2部位210は、材料に依存するが、蓋部本体21と一体成形(例えば二色成形)されてもよい。
第2部位210は、蓋部本体21とは別体であるので、蓋部本体21とは別に成形できる。従って、第2部位210は、蓋部本体21の成形性を考慮せずに設計することも可能である。例えば、第2部位210は、アンダーカットとなる形状を部分的に含み、かかる形状を利用して蓋部本体21に嵌合されてもよい。
第2部位210の材料としては、ポリエステル系のエラストマー、ポリオレフィン系のエラストマー、フッ素系のエラストマー、ウレタン系のエラストマーなどからなる熱可塑性のエラストマー、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーン系のゴムなどの弾性体を用いることができる。これらの材料には、密着性を改質する観点から、カーボン、ガラス繊維、マイカ、タルク、シリカ、炭酸カルシウムなどからなる充填剤、ポリエチレン、ポリアミド、ポリアセタール、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂などの樹脂が所定量選択的に添加されてもよい。また、導電性や帯電防止性を付与する観点から、炭素繊維、金属繊維、金属酸化物、各種の帯電防止剤などが適宜添加されてもよい。なお、第2部位210の硬度は、ショアA硬度で40度から90度が好ましく、60度から90度がより好ましい。以下、このような第2部位210の好適な材料を、単に「弾性材料」と称する。
第2部位210は、第1部位110に向かって突出するリブ群710を有する。図2では、リブ群710は、突条の形態である3本のリブ710−1、710−2、710−3(突起部の一例)を有するが、リブの本数は任意である。例えば、3つのリブ710−1、710−2、710−3のうちの任意の1つ又は2つが省略されてもよいし、更なる追加のリブが設定されてもよい。
リブ710−1、710−2、710−3は、開口11まわりの全周にわたり形成される。例えば、リブ710−1、710−2、710−3は、開口まわりの全周にわたり、等断面で形成されてもよい。なお、変形例では、リブ710−1、710−2、710−3は、開口11まわりの周方向の一部で断面が変化してもよいし、開口11まわりの周方向の一部で不連続となってもよい。
リブ710−1、710−2、710−3は、図2に示すように、Y方向の端面(Y1側の端面)が第1部位110に当接する。この際、リブ710−1、710−2、710−3のY方向の端面は、第1部位110の表面101と面接触する。リブ710−1、710−2、710−3のY方向の端面は、例えば平面状であってよい。なお、リブ710−1、710−2、710−3は、弾性を有し、第1部位110に押圧されてもよい。
リブ710−2、710−3は、任意の形態で形成されてよい。例えば、図2に示す例では、リブ710−2、710−3は、外側の周面が、Y1側に向かうほど内側に向かう向きに傾斜している。この場合、内側の周面が、Y1側に向かうほど外側に向かう向きに傾斜している場合よりも、後述する公差等による非接触状態において、内部の陽圧に対するシール性を高めることができる(原理については後述する)。ただし、変形例では、リブ710−2、710−3は、内側の周面が、Y1側に向かうほど外側に向かう向きに傾斜してもよいし、傾斜していなくてもよい。あるいは、リブ710−2、710−3は、傾斜しない態様で形成されてもよい。
リブ710−1、710−2、710−3は、好ましくは、高低差(図2の高さH参照)が10mm以内であり、例えば、1mm〜10mmの範囲内であってよい。高低差(図2の高さH参照)は、隙間δ1の5倍以上、好ましくは10倍以上あれば大きなシール効果が期待できる。
ここで、基板収納容器1は、何度も使用されるものであり、蓋体20の開閉が何度も行われる。この点、エラストマー等により形成されるパッキンを用いてシール性を確保する比較例の場合、摩擦によりパーティクルが発生しやすい。すなわち、蓋体の開閉に伴うパッキンのシール面に対する摺動によって、パーティクルの発生が起こり易い。かかるパーティクルが発生した状態において、蓋体の開時に容器本体の内部が陰圧であると、パーティクルが容器本体の内部に入り、基板を汚染するおそれがある。
また、エラストマー等により形成されるパッキンを用いてシール性を確保する比較例(図示せず)の場合、パッキンが容器本体のシール面に貼りつき、蓋体の開閉トルクが過大となり、製造工程におけるエラー等の発生要因となる。
この点、図2に示す例によれば、第2部位210は、リブ群710を有するので、第1部位110と第2部位210との間の接触面積が比較的小さく、摩擦による第1部位110と第2部位210からのパーティクルの発生の可能性が低い。また、第1部位110と第2部位210との間の接触面積が比較的小さいため、第2部位210が容器本体10のシール面12に貼りつく可能性も低くなる。従って、図2に示す例によれば、従来のパッキンを用いることに起因して生じる上述の不都合(すなわち比較例による問題点)を回避できる。
なお、図2に示す例において、基板収納容器1に蓋体20が完全に閉められた状態(施錠機構26が作動した状態)では、第2部位210は、弾性変形した状態であってもよい。この場合、基板収納容器1に蓋体20が完全に閉められた状態において、基板収納容器1のシール面12に対する蓋部本体21のY方向の位置が、各種公差等に起因して、設計上の位置から、Y方向の隙間が広がる方向にずれたとしても、第2部位210のリブ群710の端面(Y1側の端面)が第1部位110に当接した状態を維持できる可能性が高くなる。
また、本実施例では、基板収納容器1に蓋体20が完全に閉められた状態において、各種公差等に起因して、基板収納容器1のシール面12(表面101)と蓋部本体21の第2部位210との間の隙間が設計値である0(すなわち隙間なし)よりも大きくなったとしても、ラビリンスシール構造に起因して高いシール性を維持できる(図3を参照して後述)。
ここで、図3を参照して、ラビリンスシール構造によるシール効果について説明する。以下、基板収納容器1のシール面12(表面101)と蓋部本体21の第2部位210との間の隙間が設計値である0よりも大きい状態を、「公差等による非接触状態」と称する。
図3は、公差等による非接触状態で形成されるラビリンスシール構造70Aによるシール効果の説明図である。なお、図3では、説明用に、表面101と表面211の間のY方向の最小の隙間は比較的大きく示されている。
図3では、公差等による非接触状態が示されている。公差等による非接触状態では、容器本体10と蓋体20との間にラビリンスシール構造70Aが形成される。
ラビリンスシール構造70Aは、図3に示すように、X方向に沿って狭小部701と拡大部702とを繰り返す。従って、例えば容器本体10の内部が陽圧であるとき、容器本体10の内部P0から外部P1までの流れにおいては、図3で矢印にて模式的に示すように、狭小部701から拡大部702への移行の際の流路面積の急拡大と、拡大部702から狭小部701への移行の際の流路面積の急縮小とが繰り返すことで、圧力損失が生じる。また、容器本体10の内部P0から1つ目の狭小部701への移行の際も、流路面積が急縮小するので、圧力損失が生じる。また、容器本体10の外部P1への移行の際も、流路面積が急拡大するので、圧力損失が生じる。このようにして、ラビリンスシール構造70Aにおいては内部P0と外部P1との間で圧力が徐々に変化する。この結果、ラビリンスシール構造70Aを介した内部P0と外部P1との間の気体の流動が低減又は無くなり、シール機能が発揮される。すなわち、内部の陽圧に対するシール性が確保される。
また、容器本体10の内部が陰圧であるときも、同様に、シール機能が発揮される。これは、容器本体10の外部P1から内部P0までの流れにおいても、狭小部701から拡大部702への移行の際の流路面積の急拡大と、拡大部702から狭小部701への移行の際の流路面積の急縮小とが繰り返すことで、圧力損失が生じるためである。
なお、急拡大と急縮小との繰り返しの数は、容器本体10の内部P0からの急縮小と、容器本体10の外部P1への急拡大を含めて、少なくとも2回あればよい。すなわち、上述のように、リブの本数は1本以上あればよい。ただし、シール性を高めるためには、リブの本数は2本以上が望ましい。
このようにして、本実施例によれば、公差等による非接触状態においても、第1部位110と第2部位210との間が非接触であるにもかかわらず、ラビリンスシール構造70Aにより高いシール性を確保できる。従って、図2に示す例によれば、容器本体10の内部の陽圧及び陰圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体20の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減できる。
なお、図2に示す例では、リブ710−1、710−2、710−3は、第1部位110の表面101と第2部位210の表面211との間に形成されるが、これに代えて又は加えて、第1部位110の表面102と第2部位210の表面212との間に、同様のリブ710−1、710−2、710−3が形成されてもよい。
また、図2に示す例では、第2部位210が蓋部本体21とは別体であり、リブ群710が第2部位210に形成されるが、これに代えて、第1部位110が容器本体10の本体部とは別体であってもよい。この場合、第1部位110に、同様のリブ群710が形成される。この場合、第1部位110は弾性材料により形成される。
また、図2に示す例では、第2部位210の全体が弾性材料により形成されるが、リブ群710だけが弾性材料により形成されてもよいし、リブ群710のY1側の端部だけが弾性材料により形成されてもよい。
図4は、他の一例によるシール構造を示す概略的な断面図である。なお、図4に示す例では、上述した図2に示した例と同じ構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する場合がある。
図4に示す例は、図2に示した例に対して、蓋体20が蓋体20Bで置換された点が異なる。蓋体20Bは、蓋体20に対して、蓋部本体21Bに第2部位210Bが弾性体60を介して取り付けられた点が異なる。すなわち、図2に示した蓋体20では、第2部位210は蓋部本体21に直接取り付けられるのに対して、図4に示す蓋体20Bでは、第2部位210Bは蓋部本体21Bに弾性体60を介して取り付けられることで一体化される。
蓋部本体21Bは、ポリカーボネートや、シクロオレフィンポリマー、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、ポリプロピレン等のような樹脂材料により形成される。他方、第2部位210Bは、好ましくは、ポリプロピレンの他、ポリエーテルケトンや、ポリブチレンテレフタレートやポリアセタール等のような、摺動性が高い樹脂材料により形成される。なお、蓋体20Bに低吸湿性が求められる場合であっても、第2部位210Bは、蓋体20Bの比較的小さい部位であることから、低吸湿性でない材料により形成されてもよい。
弾性体60は、例えば、ポリエステル系のエラストマー、ポリオレフィン系のエラストマー、フッ素系のエラストマー、ウレタン系のエラストマーなどからなる熱可塑性のエラストマー、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーン系のゴム等を用いることもできる。
第2部位210Bは、例えば、弾性体60と一体化された状態で、蓋部本体21Bに嵌合により一体化される。あるいは、第2部位210Bは、弾性体60と一体化された状態で、蓋部本体21Bに接着により一体化されてもよい。あるいは、第2部位210Bは、蓋部本体21Bと一体成形された弾性体60に対して、接着により一体化されてもよい。
図4では、容器本体10は、開口11まわりの第1部位110を有し、蓋体20Bは、第1部位110に対向する第2部位210Bを有する。第2部位210Bは、第1部位110に向かって突出するリブ群710を有する。
図4に示す例によっても、図2に示した例と同様の効果が得られる。すなわち、図4に示す例によっても、公差等による非接触状態でラビリンスシール構造(図示せず)が形成されるので、容器本体10の内部の陽圧及び陰圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体20の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減できる。
また、図4に示す例によれば、第2部位210Bは、蓋部本体21Bとは別体であるので、蓋部本体21Bとは異なる材料により形成できる。従って、第2部位210Bは、摺動性が高い樹脂材料により形成できる。この場合、第2部位210Bがゴム材料により形成される場合に比べて、パーティクルの発生の可能性を低減できる。
また、図4に示す例によれば、第2部位210Bは、弾性体60を介して蓋部本体21Bに取り付けられるので、弾性体60の弾性変形によって公差を吸収できる。すなわち、容器本体10に対して蓋体20Bが完全に閉められた状態において、容器本体10のシール面12に対する蓋部本体21BのY方向の位置が、各種公差等に起因して、設計上の位置から、Y方向の隙間が狭まる方向にずれたとしても、弾性体60が弾性変形するので、第2部位210Bのリブ群710の端面(Y1側の端面)が第1部位110に比較的高い圧力で当接する可能性を低減できる。この結果、第1部位110と第2部位210Bとの間の当接範囲からのパーティクルの発生の可能性を低減できる。
なお、図4に示す例では、第2部位210Bは、X1側の側面が蓋部本体21Bから離間しているが、X1側の側面が蓋部本体21Bに接触する態様で、蓋部本体21Bに取り付けられもよい。
図5は、他の一例によるシール構造を示す概略的な断面図である。なお、図5に示す例では、上述した図2に示した例と同じ構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する場合がある。
図5に示す例は、図2に示した例に対して、容器本体10が容器本体10Cで置換され、かつ、蓋体20が蓋体20Cで置換された点が異なる。
容器本体10Cは、図2に示した容器本体10に対して、第1部位110が第1部位110Cで置換された点が異なる。蓋体20Cは、図2に示した蓋体20に対して、蓋部本体21が蓋部本体21Cで置換され、かつ、第2部位210が第2部位210Cで置換された点が異なる。
図5に示すように、容器本体10Cは、開口11まわりの第1部位110Cを有し、蓋体20Cは、第1部位110Cに対向する第2部位210Cを有する。
第1部位110Cは、第2部位210CとY方向に対向する表面101C(第1表面の一例)と、第2部位210CとX方向に対向する表面102Cとを有する。なお、表面101Cは、シール面12(図1参照)を形成する。同様に、第2部位210Cは、第1部位110CとY方向に対向する表面211C(第1表面の一例)と、第1部位110CとX方向に対向する表面212Cとを有する。このように、第1部位110C及び第2部位210Cは、Y方向に対向し合うとともに、X方向に対向し合う。
なお、図5では、表面101Cと表面211Cとの間の最小の隙間は、0(設計値)であり、表面102Cと表面212Cとの間の隙間δ1(最小の隙間)は、0よりも大きい。隙間δ1は、公差等に起因して、表面102Cと表面212Cとの間の接触が生じないように設定される。隙間δ1は、0mmより大きく、1.0mm以下が好ましく、0.5mm以下が更に好ましい。1.0mmより大きいとシール性が効果的に得られなくなるためである。
第1部位110Cは、第2部位210Cに向かって突出するリブ群120Cを有する。図5では、リブ群120Cは、2本のリブ120C−1、120C−2(突起部の一例)を有するが、リブの本数は任意である。例えば、2本のリブ120C−1、120C−2のうちの任意の1本が省略されてもよいし、更なる追加のリブが設定されてもよい。
第2部位210Cは、蓋部本体21Cとは別体である。第2部位210Cは、蓋部本体21Cに取り付けられる。
第2部位210Cは、例えば、蓋部本体21Cに嵌合により一体化される。あるいは、第2部位210Cは、蓋部本体21Cに接着により一体化されてもよい。あるいは、第2部位210Cは、材料に依存するが、蓋部本体21Cと一体成形(例えば二色成形)されてもよい。
第2部位210Cは、蓋部本体21Cとは別体であるので、蓋部本体21Cとは別に成形できる。従って、第2部位210Cは、蓋部本体21の成形性を考慮せずに設計することも可能である。例えば、第2部位210Cは、アンダーカットとなる形状を部分的に含み、かかる形状を利用して蓋部本体21Cに嵌合されてもよい。
第2部位210Cは、上述した弾性材料により形成される。第2部位210Cは、第1部位110Cに向かって突出するリブ群710Cを有する。図5では、リブ群710Cは、2本のリブ710C−1、710C−2を有するが、リブの本数は任意である。例えば、2本のリブ710C−1、710C−2のうちの任意の1本が省略されてもよいし、更なる追加のリブが設定されてもよい。
リブ120C−1、120C−2及びリブ710C−1、710C−2は、開口11まわりの全周にわたり形成される。例えば、リブ120C−1、120C−2及びリブ710C−1、710C−2は、開口まわりの全周にわたり、等断面で形成されてもよい。なお、変形例では、リブ120C−1、120C−2及びリブ710C−1、710C−2の少なくともいずれかは、開口11まわりの周方向の一部で断面が変化してもよいし、開口11まわりの周方向の一部で不連続となってもよい。
リブ120C−1、120C−2は、好ましくは、容器本体10Cの成形性を考慮した形態、すなわち金型から抜ける形態を有する。なお、リブ120C−1、120C−2は、図5に示すように、外側の周面が、Y2側に向かうほど内側に向かう向きに傾斜している。ただし、変形例では、リブ120C−1、120C−2は、内側の周面が、Y2側に向かうほど外側に向かう向きに傾斜してもよい。
リブ710C−1、710C−2は、任意の形態で形成されてよい。例えば、リブ710C−2は、図5に示すように、外側の周面が、Y1側に向かうほど内側に向かう向きに傾斜している。ただし、変形例では、リブ710C−2は、内側の周面が、Y1側に向かうほど外側に向かう向きに傾斜してもよい。あるいは、リブ710C−1、710C−2は、傾斜しない態様で形成されてよい。
リブ120C−1、120C−2及びリブ710C−1、710C−2は、好ましくは、高低差が10mm以内であり、例えば、1mm〜10mmの範囲内であってよい。高低差は、隙間δ1の5倍以上、好ましくは10倍以上あれば大きなシール効果が期待できる。
図5に示す例によっても、図2に示した例と同様の効果が得られる。すなわち、図5に示す例によっても、公差等による非接触状態でラビリンスシール構造(図示せず)が形成されるので、容器本体10の内部の陽圧及び陰圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体20の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減できる。また、図5に示す例では、ラビリンスシール構造における気体の流れの経路がカギ状になることから、より高いシール効果を期待できる。
なお、図5に示す例では、リブ群710Cは、第1部位110Cの表面101Cと第2部位210Cの表面211Cとの間に形成されるが、これに代えて又は加えて、第1部位110Cの表面102Cと第2部位210Cの表面212Cとの間に、同様のリブ群710Cが形成されてもよい。
また、図5に示す例では、第2部位210Cが蓋部本体21Cとは別体であり、リブ群710Cが第2部位210Cに形成されるが、これに代えて、第1部位110Cが容器本体10Cの本体部とは別体であってもよい。この場合、第1部位110Cは弾性材料により形成される。
また、図5に示す例では、第2部位210Cの全体が弾性材料により形成されるが、リブ群710Cだけが弾性材料により形成されてもよいし、リブ群710CのY1側の端部だけが弾性材料により形成されてもよい。
なお、図5に示す例においても、図2に示した例に対する図4に示した例のような変形が可能である。すなわち、第2部位210Cは、ポリプロピレンの他、ポリエーテルケトンや、ポリブチレンテレフタレートやポリアセタール等のような、摺動性が高い樹脂材料により形成されてもよい。この場合、第2部位210Cは、蓋部本体21Cに、弾性体60(図4参照)のような弾性体を介して取り付けられてよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
1 基板収納容器
10 容器本体
10C 容器本体
11 開口
12 シール面
13 支持体
14 ロボティックフランジ
15 マニュアルハンドル
18 給気弁
19 排気弁
20 蓋体
20B 蓋体
20C 蓋体
21 蓋部本体
21B 蓋部本体
21C 蓋部本体
26 施錠機構
27 プレート
30 フロントリテーナ
60 弾性体
70A ラビリンスシール構造
101 表面
101C 表面
102 表面
102C 表面
110 第1部位
110C 第1部位
120C リブ群
120C−1 リブ
120C−2 リブ
210 第2部位
210B 第2部位
210C 第2部位
211 表面
211C 表面
212 表面
212C 表面
701 狭小部
702 拡大部
710 リブ群
710−1 リブ
710−2 リブ
710−3 リブ
710C リブ群
710C−1 リブ
710C−2 リブ
P0 内部
P1 外部
W 基板
δ1 隙間

Claims (8)

  1. 基板を収納する容器本体と、
    前記容器本体の開口を閉止する蓋体とを備え、
    前記容器本体における前記開口まわりの第1部位、及び、前記蓋体における前記第1部位に対向する第2部位の一方の部位は、他方の部位とは異なる材料により形成され、かつ、他方の部位に向けて突出する突起部であって端面が前記他方の部位に当接する突起部を有する、基板収納容器。
  2. 前記突起部は、前記開口まわりの全周にわたり形成される、請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記第1部位及び前記第2部位は、前記容器本体に収納されるときの基板の表面に略平行な第1方向で、対向し合う第1表面を有し、
    前記突起部は、前記第1部位の前記第1表面及び前記第2部位の前記第1表面により形成される、請求項1又は2に記載の基板収納容器。
  4. 前記突起部は、2本以上の突条の形態である、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の基板収納容器。
  5. 前記突起部は、高低差が10mm以内である、請求項4に記載の基板収納容器。
  6. 前記一方の部位は、弾性体により形成される、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の基板収納容器。
  7. 前記一方の部位は、前記第2部位である、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の基板収納容器。
  8. 前記一方の部位は、前記第2部位であり、
    前記第2部位は、前記蓋体の本体とは別体であり、弾性体を介して前記蓋体の本体に取り付けられる、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の基板収納容器。
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